-
信州みのわ山野草クラブ第9回秋の山野草展示会
箕輪町の木下公民館クラブとして活動する「信州みのわ山野草クラブ」(22人、白鳥征男会長)の第9回秋の山野草展示会が29日、木下公民館で始まり、朝から多くの愛好者でにぎわっている。展示は30日まで。
発足から5年目。山野草の育成方法研修や寄せ植えなどを勉強するほか、自生地見学などもしている。
今年は8月に三峰川に流木拾いに出かけ、9月の例会で流木に部分的にくぼみを作って山野草を植え込む作品を学び合った。展示会で学習の成果を披露している。
作品は230点。ダイモンジソウ、イワシャジン、ノコンギク、ハゼ、ムラサキシキブなど季節の花木、斑入り植物などがあり、珍しい植物では実を付けたハナイカダもある。
今年は春先の天候不順、夏の暑さで秋の花が例年より少ないものの、展示会場にはきれいに花を咲かせた作品も並び、白鳥会長は「会員が頑張って、よくここまできれいに咲かせてくれたと思う」と話した。
会員が持ち寄る余剰苗の販売、来場者に抽選で無償苗の配布もある。開催時間は午前9時縲恁゚後4時。 -
古田の里赤そば花まつり
箕輪町上古田区主催の「古田の里赤そば花まつり」が29日、上古田公民館などであった。金原地区の一面の赤ソバ畑を散策したり、打ちたてのそばを味わうなど地元住民や観光客が祭りを楽しんでいる。30日まで。
公民館では、区内のそば打ち名人による手打ちそばを販売。そば打ちの様子を見ながらそばを味わい、子どもも「おいしい」と笑顔だった。体験もあり、名人の指導を受けて熱心にそばを打つ姿もあった。
そばは、1日限定800食で盛りそば400円、田舎そば500円。そば打ち体験(人数限定)は1500円。営業時間は午前10時から。完売次第終了する。公民館前と金原地区の赤ソバ畑入り口では、地元の新鮮農産物の直売、手工芸品の直売。営業時間は午前10時縲恁゚後3時。 -
茶道裏千家淡交会長野県支部南信分会が秋季茶会を開催
茶道裏千家淡交会長野県支部南信分会(羽生宗月代表)は30日、秋季茶会を箕輪町の松島コミュニティーセンターで開いた。会員や他分会の関係者など約300人が出席し、一碗を楽しんだ。
同支部では県内5分会ごとに年3回の茶会を催し、茶の湯の文化を地域の人たちに知ってもらうとともに会員らの成果を発表している。
この日は、立礼席、点心席、本席などを設け、出席者をもてなし。イスにかけて行う立礼席では、出席者もリラックスした様子で一服のお茶を楽しんでいた=写真。
羽生代表は「地域の人にお茶の心を感じてもらい、その良さを知ってもらえれば」と話していた。 -
箕輪町郷土博物館が身近な巨木を訪ねるイベントを開催
身の回りにある巨木について学ぼう竏窒ニ箕輪町郷土博物館は30日、松島地区の巨木を巡る「身近な巨木を訪ねて」を開いた。約10人が集まり、樹木医の唐沢清さんから説明を受けながら身近な巨木についての理解を深めた=写真。
同イベントは昭和公園、市川神社、松島神社など松島地区の4カ所を徒歩で巡り、各所にある巨木や植物などについて学ぶもので、町内まるごと博物館事業の一環として町郷土博物館が企画した。
市川神社近くの水神様では、周囲の段丘にサワラを中心とした巨木があることに触れ「大切な水源として保護されたため、樹木も切られずに残ったのではないか」と説明。また、町指定の文化財となっている松島神社では、周囲が6・1メートルもあるケヤキの巨木をはじめ、サワラの木などを見学。参加者も身近にありながらあまり知る機会のなかった巨木の数々に感心しながら巨木巡りを楽しんでいた。 -
安協宮田支会が交通指導所開設
秋の全国交通安全運動にあわせて宮田村の伊南交通安全協会宮田支会(橋爪利夫支会長)は27日、通行車両に安全運転を呼びかける交通指導所を村内の国道153号で実施した。
支会役員と駒ケ根署員の10人が役場前の国道に立ち、啓発チラシなどを通行車両に配布。「速度の出し過ぎに気を付けて」など声をかけながら手渡した。 -
伊那市新ごみ中間処理施設用地選定委員会、調査対象地を視察
上伊那広域連合の新ごみ中間処理施設の建設地を検討する用地選定委員会が28日、伊那市内であった。前回事務局から示された調査対象地15カ所で現地調査を行い、住宅群までの距離や近隣水道水源の位置などを確認したほか、その後に第5回会合を開き、調査の感想を踏まえながら今後、候補地を絞り込んでいくうえで配慮すべき点などを話し合った。
調査の結果を受け次回は▽用地面積▽幹線道路の有無▽活断層の有無▽教育・福祉施設などとの位置関係竏窒ネど、前回委員会で決定した候補地を選定するための評価基準の大枠対する調査対象地の状況などを比較検討するため、資料の掲示を事務局から受ける。
現地調査に参加した委員からは「搬入路整備にもかなりの費用がかかるため、そういった点にも配慮すべき」「実際に建設すると交通量も増えるので、近隣の道路状況や小学校がないかどうかといった点でも見てみた」などといった声があったほか、昨年の7月豪雨の影響で辰野町のクリーンセンターが使えなくなったことに触れ、必ずしも人家の少ない山側へつくればいいわけではないとする声もあった。 -
箕輪町安全なまちづくり大会
箕輪町と町防犯協会は26日夜、安全なまちづくり大会を町役場で開き、伊那署管内の治安情勢や町交通安全協会の取り組みなどを聞き、安全意識を高めた。
防犯協会、安協、交通安全推進協議会、青少年健全育成協議会、安全見守り隊、長寿クラブ、区などから約120人が参加した。
町安協は交通安全運動、街頭啓発、交通安全教室、飲酒運転根絶夜間パトロールなどの活動を報告。町の防犯活動については、通学安全パトロール隊、企業や団体による防犯パトロール隊、青色回転灯装着車によるパトロールなどの取り組み事例を紹介した。
伊那署生活安全課長、箕輪町警部交番所長による生活安全講話、護身術講習もあった。 -
【記者室】箕輪を再発見
箕輪町郷土博物館企画の「みのわ訪ねて物語」。町全体を大きな天然の博物館と考え、現地に出向いて自然や文化に触れる事業の一つで、巨木や古墳、松島宿、古道などを訪ねる5回シリーズになっている▼過日終了した第1回のテーマは「伝説の舞台」で、西部地区の舞台を巡った。参加者の中には、天竜川の東に暮らし西部地区はあまり訪れないという人、引っ越してきたため町のことを知らないという人もいて、遠い昔に思いをはせて楽しんでいたようだ▼初回の参加者が大人ばかりだったのは少し残念。興味の有る無しで分かれるところだろうが、子どもたちも参加したら楽しいと思う。自分の町を知るちょっとした探検気分で出かけてみてはどうだろう。(村上裕子)
-
美篶郵便局 振り込め詐欺を未然防止
伊那署は27日、振り込め詐欺被害を未然防止したとして、伊那市の美篶郵便局に対し、署長感謝状を授与した。伊東正局長(59)が同署を訪れ、小嶋惣逸署長が感謝状を受け渡した。伊東局長は「これからも地域のよりどころになれるよう、注意を呼びかけていきたい」と話した。
調べによると、9月5日正午ごろ、市内在住の男性(68)が自分の娘が働く会社の上司を装った犯人からの偽りの電話を信用し、局窓口で現金を振り込もうとした。その際、振り込み理由を確認した伊東局長が疑念を抱き、「娘と警察に確認した方がよい」などと助言し、振り込め詐欺を未然に防いだ。
電話の内容は「(娘さんが)会社の経理部長にだまされて先物取引に手を出し、会社のお金を213万円使い込んでしまった。今日中に返済しないと首になってしまう」とのもの。伊東局長は「本人はとにかく『早く振り込んでくれ』と気が動転していた。慌てず冷静になってもらえるよう心がけた」と話した。
感謝状を受け取った伊東局長 -
高齢者交通安全マレット大会
事故に遭うことが増えている高齢者らに交通ルールをしっかり身に付ける機会にしてもらおうと伊南交通安全協会駒ケ根支会(赤羽根徳彦支会長)は27日、第11回高齢者交通安全マレットゴルフ大会を駒ケ根市菅の台の駒ケ根高原マレットゴルフ場で開いた。約60人の高齢者が参加し、決められたホールで交通事故やルールについてのクイズに答えたり、横断歩道を渡ったり夜行たすきを肩に掛けたりと、交通安全にちなんだ関門を通過しながらプレーを楽しんだ。
設けられた関門は(1)交通安全クイズに答える(2)横断歩道で左右確認し、手を上げて渡る(3)一時停止し、左右を確認する(4)夜行たすきを掛ける(5)コースの右側を歩く竏窒ナ、答えを間違えたり、一時停止をうっかり通り過ぎたりするとそれぞれ5打付加の罰則が与えられる。
3番ホールではクイズが5問出題された。「道路横断中に事故に遭った高齢者の大半が、右側から来た車にはねられている竏窒ヘ○か×か?」などの問題に参加者は「こりゃ難しい…」とプレーそっちのけで頭を抱えていた。 -
駒ケ根市交通安全・暴力追放市民大会
駒ケ根市は26日夜、「広げよう 安全と安心のまちづくり」をテーマに第18回駒ケ根市交通安全・暴力追放市民大会を市文化会館で開いた。市民や警察など関係者約500人が参加。全員で事故犠牲者に黙祷をささげ「大会の開催を契機に決意を新たにして、交通安全と暴力追放の運動を推進する」などとする大会宣言を採択して閉会した。ステージではひよこ安全クラブ連絡会と伊南交通安全協会駒ケ根支会が活動報告を、駒ケ根警察署員が逮捕術を披露してそれぞれ大きな拍手を受けたほか、功労者に対して中原正純市長から表彰状が贈られた=写真。大会長の中原市長は「安心・安全なまちづくりを目指して、より一層積極的に取り組んでいく」とあいさつした。
大会に先立って行われたパレードには市民約600人が参加し、JR駒ケ根駅北公園から文化会館の約1キロの道のりを赤穂中学校吹奏楽部を先頭ににぎやかに行進した。
表彰されたのは次の皆さん。
▽交通功労者=中島明美、武藤美智子、平沢章良、小林美知子▽防犯功労者=吉沢静子、小出光恵、鈴木笹枝 -
「上古田鳥瞰(かん)図」完成
箕輪町上古田区は、町の地域活性化交付金を受けて区内の地名などを記した「上古田鳥瞰(かん)図」を作り、上古田公民館前の堤に設置した。
同区には、新興住宅地に新しい常会ができているが、新常会の区民から「行事のたびに地名を聞くけど分からない」「地名を教えてほしい」という声が上がっていた。
当初は公民館に写真と地名を掲示することも考えたが、より分かりやすいように鳥かん図を作ることにし、区役員でデザインを決め、交付金と区の予算で製作した。
図には「五斗山」「前山御堂」「寺沢」などの地名のほか公民館、箕輪西小学校、上古田保育園、上古田グラウンドなど主な施設、桑沢山や黒沢山など山の名前を書いてある。
大きさは縦180センチ、横360センチ。地上から150センチのところに立てている。
唐沢光範区長は、「大きくてわかりやすい、いい看板ができた」と話している。 -
ポコリットみなみみのわ第2回演奏会
南箕輪村のハーモニカクラブ「ポコリットみなみみのわ」(14人、高島一人代表)は26日、大芝の湯で第2回演奏会を開き、合奏と独奏の18プログラムを披露した。風呂上りの利用客がゆっくりくつろぎながら、演奏を楽しんでいた。
大芝の湯での演奏は4回目だが、演奏会として開くのは昨年に続き2回目。「懐かしいハーモニカの音色を楽しんでほしい」と計画した。
プログラムは3部構成で、合奏は「四季の歌」「夏の歌メドレー」「秋の歌メドレー」「信濃の国」「夕焼け小焼け」などをメンバー12人が演奏した。独奏は「千の風になって」など4曲をしっとりと聞かせた。
プログラム最初の「南箕輪村民の歌」と最後の「大芝高原音頭」は、演奏に合わせて会場の人に一緒に歌ってもらう趣向で、歌声とハーモニカの音色が広場に響いた。 -
第4回上伊那広域連合ごみ処理基本計画推進委員会
新ごみ中間処理施設の燃やせるごみ以外の処理対象物の検討、次回へ上伊那広域連合の新ごみ中間処理施設の処理対象物や施設規模などを検討するごみ処理基本計画推進委員会の第4回会合が26日、伊那市であった。同委員会の検討課題である燃やせるごみ以外の4つの処理対象物が広域連合から示されたが、これらが検討対象となった具体的経過を把握するため、次回、広域連合からの説明を受けてから、処理対象物の検討に入ることとした。
広域連合が各市町村との協議の中で検討してきた燃やせるごみ以外の処理対象物は▽燃やせないごみ、粗大ごみ、資源ごみの処理後残さ▽圏域内にある3つの公立病院から出る医療系廃棄物(感染性を除く)▽箕輪町八乙女の最終処分場の掘り起こし残さ▽公共下水道汚泥竏秩B掘り起こし残さと下水道汚泥の処理については広域連合議会9月定例会で示された「最終処分場の再生活用と公共下水道汚泥の協同処理にかかる基本方針」で、溶融処理する方針が示されているため、委員からは「溶融炉ありきで検討していくのか」といった意見も出たが、事務局は処理対象物の検討を行った上でそれを処理できる炉を選定する方針を示した。
ごみの減量化、資源化の検討では「市民が減量化の必要性を認識するような働きかけが必要」とする声があった一方、「ごみが捨てられる状態にあるからごみが減らない」としてごみ袋の値上げ、供給数の制限などを提案する委員もいた。
また、委員会に先立ち圏域内にある4つの処理施設を視察。委員からは「市町村で分別のやり方が違うのは不思議。広域的にやっていこうとするなら分別方法も統一すべき」などといった意見が出た。 -
西箕輪ふるさと景観住民協定会、景観育成特定地区への指定、来春を目指して景観計画提案書を承認
県の景観育成特定地区の指定に向けた取り組みを続けている伊那市西箕輪地区の住民による「西箕輪ふるさと景観住民協定者会(小池知志会長)は25日夜、代議員会を開いた。区の役員など約40人が集まり、県に提出する「伊那市西箕輪景観育成特定地区景観計画提案書」案を承認した。今後同会は、11月末までに地区内から3分の2以上の賛同署名を集め、来年に入ってから同計画書案と賛同署名を県に提出する予定で、来春にむけて県内でも初となる景観育成特定地区への指定を目指す。特定地区に指定された場合、建築物などを建てる場合に地域住民の同意に基づく「景観計画提案書」に法的拘束力が生じ、基準に適合しない行為については変更勧告、命令などを発令することが可能となる。
権兵衛トンネルの開通に伴なう乱開発防止などを目的として同会では、景観育成特定地区への指定を目指し、今年の2月から活動を開始。特定地区の指定に必要な計画提案書の検討を行いながら8月には各区ごとに説明会などを開き、指定に向けた取り組みを進めてきた。
景観育成地区への指定を目指す対象範囲は伊那インター工業団地を除く西箕輪地区で約23平方キロメートル。市営、県営住宅団地については景観法の中で環境育成基準を守ることが定められているため、対象地区から除外した。
景観計画には一定規模以上の建築物などについて課す「届出基準」と建物の高さなどを制限する「育成基準」を記載。▽床面積20平方メートル以上の建物の新築、増築▽高さ5メートルを超える煙突、鉄柱の設置▽表示面積3平方メートル以上の屋外広告物の設置竏窒ネどをしようとした場合には工事着手30日前までに届け出が必要となるほか、それ以外の建築物、工作物についても▽建築物の高さは原則として13メートル以下とすること▽周辺景観と調和するような形態・色彩にすること▽原則としてネオンサインなどは設置しないこと竏窒ネどといった育成基準に従った設置を求めていく。
大泉地区の伊那インター工業団地についてはすでに企業が進出し、造成も進んでいることから対象から除外したが、現在市が新しい工業団地の造成を構想している大萱地区については対象地区にしている。
10月中旬から同意書を配布し、賛同署名を募っていくが、県へ提出する賛同署名は、西箕輪の土地所有者と借地権を有する人の3分の2以上、同意者が所有する土地の合計が今回指定を受けようとする区域の3分の2以上であることが必要となるため、地区外に住む土地所有者などにも同意書を発送する。 -
清水庵で井月を偲ぶ会が吟行
井上井月を偲ぶ会(向山日出男会長)などによる第6回吟行が24日、伊那市手良の清水庵境内であった。手良地区の住民など約10人が集まり、井上井月にゆかりのある清水庵を散策しながら秋の俳句づくりに取り組んだ=写真。
同会では3月の俳句会のほか、さまざまな機会に合わせて吟行などを行っているが、この吟行は漂泊の俳人・井月が詠んだ句額が同庵にあることから地元の愛好者らが集まって始めた取り組み。例年は桜の咲く春に行ってきたが、今年は季節を秋に変えて開催し、俳人で信州井月会の代表である春日愚良子さんを迎えた。
参加者は境内を散策しながら3句ずつを作句。「石の座し 清水様の 秋の風」「流れなき 沼に流れる 虫の声」など、境内に訪れ始めた初秋が感じられる作品が並び、参加者は「いい句がばかり」などと話しながらそれぞれの作品を見比べていた。 -
【記者室】アイドリング・ストップもいいけれど
地球温暖化防止に一役買おうと、ここ1年ほどアイドリング・ストップに努めてきた。車を運転中、待ち時間が長めの信号で止まるたびにエンジンを切っていたのだが、再始動の回数も激増したことでバッテリーが消耗。ついに交換するはめになってしまった▼このところ高騰著しいガソリン代の節約も兼ねるつもりでいたのだが、そっちの効果ははっきりいってナシ。小さな環境保護の取り組みは結局バッテリー交換の1万数千円分、足が出た勘定だ▼環境省はバッテリー消耗について楽観的な見方を示しているが、アイドリング・ストップを勧めるだけでリスクについて知らん顔では無責任というものだ。国の役所だからといって、言うことをうのみにしてはいけない。(白鳥文男)
-
環境保全に関するポスター及び標語コンクールの一次審査を実施
環境保全に関するポスター及び標語コンクールの一次審査が25日、伊那市の県伊那合同庁舎であった=写真。上伊那の小中学校や高校からポスター708点、標語52点が集まり、県の二次審査に進むポスター61点、標語10点が選ばれた。
同コンクールは環境保全に対する理解と関心を深めることなどを目的として県と信州豊かな環境づくり県民会議が毎年開催しているもので、一次審査は地方事務所ごとに行っている。ポスター、標語とも小学生からの応募を中心に集まり、ポスターは昨年より100点ほど多く作品が集まった。
審査は行政関係者や豊かな環境づくり上伊那地域会議の向山八千子会長など3人によって行われ▽アイディア性▽色使い▽言葉の響き竏窒ネどといった点を踏まえながら作品を選出した。
最終的に3次審査まで行い、学年別募集区分ごとに優秀作品1点、優秀作品3点以内、入選作品20点以内を決める。
入賞者には11月縲・2月に連絡するとともに、信州豊かな環境づくり県民会議のホームページなどで公表する。 -
サンライフ伊那作品展
伊那市西春近の中高年齢者福祉センター「サンライフ伊那」で29日まで、07年度前期趣味創作教室の受講者の作品展が開かれている。書道や陶芸、手編み、園芸など、さまざまな分野の作品192点が、訪れた人の目を楽しませている=写真。
同作品展は学習の成果を披露することなどを目的として半年間の講座が修了する時期に開催しているもので、前期受講者の作品のほか、趣味創作教室のOBでつくる墨英会、盆栽愛好会のメンバーも作品を出展している。
書道、水墨画、園芸などの教室は定年退職後の趣味として始める60代以上の受講者に人気が高いが、陶芸、木彫などは比較的若い世代が日常の趣味として始めることも多いという。
訪れた人たちは「ここはどういう風につくるのかね」「こういう風に作れればいいね」などと話しながらそれぞれの作品に見入っていた。
入場無料。午前9時縲恁゚後8時。
また、26日は煎茶教室受講者によるお手前披露もある。時間は午前10時縲恁゚後2時。 -
伊那市立図書館が情報システム一元化
28日運用開始伊那市教育委員会は、市立図書館の情報システムを一元化し、市民サービスの充実を図る。28日、運用を始める。
伊那図書館、高遠町図書館、東春近・富県・手良・美篶(08年5月開室予定)・長谷公民館(07年11月開室予定)図書室(分館)をネットワークで結び、図書資料を一元管理し有効活用を図る。
蔵書数は伊那図書館26万8千冊、高遠町図書館9万1千冊、長谷公民館5千冊で全体で36万冊を超える。最寄りの図書館、公民館図書室で予約、貸出、返却が可能になり、現在所有する図書館利用者カードはそのまま利用できる。伊那図書館、高遠町図書館それぞれのカードを持っている場合は1枚を選び、残り1枚は図書館に返却する。
館内とインターネットの蔵書検索機で、本のタイトル、著者名のほかにキーワードでの検索も可能になり、検索機で図書の概要や著者の情報も入手できるようになる。
今後、図書資料の一元管理により無駄のない資料収集ができ、地域資産や特色を生かした図書資料を整備し、特色ある図書館、分館の整備に取り組む。住基カードを図書館利用カードとして対応するため、本年度中にカード読取機も設置する。信州大学農学部図書館との連携については現在協議中という。
今回の事業は、合併特例交付金事業で予算は5095万円(美篶・長谷公民館図書室の整備費含む)。 -
グリーン経済シンポジウム
環境負荷の少ない持続可能な社会を作ることを目指すNPO法人「環境文明21」(事務局・東京都)は22日、伊那市長谷の中尾座で「グリーン経済シンポジウムin伊那」を開いた。メンバーや地域住民ら約50人が集まり、日本の食料自給率を上げるためにはどうしたら良いかなど意見を交わした。
環境文明21は、地球環境にやさしい社会を作るため「食べる」「働く」「買う」などの視点から「グリーン経済を成り立たせる10の提言」をまとめている。長谷での稲刈りエコツアーに合わせ、シンポジウムを企画した。
パネルディスカッションには、地元の山岳写真家らパネリスト4人を迎えた。
提言を受け、環境文明21共同代表の加藤三郎さんは「地球温暖化による異変に危機感を持っている。食料自給率の低さは、命の基盤が危うくなっている状況」と提起。
下伊那地方事務所長の田山重晴さんは「自給率を高めることと地産地消は密接に関係している」と伝統の食生活を伝えることの重要性を挙げた。
伊那市副市長の白鳥孝さんは、後継者不足で農業・林業の技術が途切れてしまうことを懸念した。
参加者から「自給率を40%から60縲・0%に上げるのは大変」との意見に、加納さんは「今の政策のままでは不可能と思う」とし、食生活のあり方を見直すきっかけになることを願った。 -
諏訪神社秋の例祭
五穀豊じょう、交通安全を祈る飯島町飯島石曽根耕地の諏訪神社の秋の祭典は石曽根祭典同志会が中心に、22日夜、にぎやかに繰り広げた。
神社前に勢ぞろいした同志会員、耕地役員らは神事、鏡割に続き、法被姿の子どもたちが扇をかざしてしし招き踊りを披露。ししを境内に誘い入れ、花火大会に移った。打ち上げ花火に続き、闇に包まれた境内に綱火が走り、し掛けに点火、「祝石」の焼き文字が浮き上がり、ナイヤガラ、大三国に点火、無数の火の粉が吹き出し、境内を明るくした。
また、参道にはヨーヨーや金魚すくい、風船など中・高校生による手作り夜店が軒を並べ、にぎわいを見せた。 -
みはらしファームが羽広遊歩道を活用したトレッキングイベントを10月に開催
秋の自然を満喫してもらおう竏窒ニ伊那市西箕輪の農業公園「みはらしファーム」は10月14、24日、「みはらしトレッキングin羽広遊歩道」を開催する。羽広遊歩道の有効活用などを目的として企画した初めての試みで、多くの参加を呼びかけている。
みはらしファーム関係者らでつくる運営会議では、地域資源を生かした観光のあり方について話し合いなどを重ねてきた。その中で、現在あまり活用されていない羽広遊歩道に着目。活用方法を模索する中で、人気が高まりつつあるトレッキングを通じて、多くの人に利用してもらうことを考えた。また、地元農産物を使った「みはらし四季弁当」や、秋の味覚「キノコ」を使ったきのこ汁など振る舞うことで、地産地消への意識を高めてもらいたいと考えている。
当日は経ヶ岳植物園内や遊歩道など約4、5キロの距離を、インストラクターとともに散策。伊那市街や南アルプスを眺望できる展望台を訪れる。
両日とも午前10時スタートで、受け付けは9時半からとれたて市場前で行う(雨天決行)。参加費は一人2千円(小学生未満は無料。ただし弁当、お土産などはつかない)。定員50人で要予約。
当日は動きやすい服装で参加し、飲み物、敷物、雨具、おわん、はし、コップなどを持参すること。
申し込みは14日分が10月7日、24日分が10月17日の午後5時まで(定員になり次第締め切り)。
申し込み・問い合わせはみはらしファーム公園事務所(TEL74・1807)へ。 -
伊那市の交通死亡事故 再発防止検討
伊那市西春近の伊那西部広域農道で、11日に発生した交通死亡事故の再発防止検討会が21日、西春近支所であった。市や伊那署、市交通安全協会連合会、地元区長ら約30人が参加し、悲惨な事故が二度と発生しないよう対策を検討した。
事故は、午前6時20分ごろ、飯島町の男性(60)が運転する軽貨物車が宮田村から箕輪町に向け進行中、発生した。車は右カーブで道路左側のガードレールに衝突し、その後、路外に天井部を下にして横転、出火して全焼。男性は焼死した。
検討会で、地元区長らが同カーブは事故が多発する危険性がある場所だと訴えた。現場は幅員が狭く、急勾配のため、減速を運転者に促す処置が必要性だと意見が出された。
幅員を広く、勾配を緩やかにするための道路改良が最も効果的だが、道路管理者の市が早急に対応できるものではないとし、への字の減速マークや道の狭さを強調させ、事故を防止するためのドットマークなどを路面に施す手段が提案された。
交通死亡事故が発生した現場の写真をスライドで見て、防止策を検討する参加者ら -
箕輪町交通少年団レター作戦
箕輪町交通少年団は22日、秋の全国交通安全運動の一環で、町内沢上地籍の153号バイパスで、交通ルールの遵守を呼びかける手紙をドライバーに手渡した。
団員は町内小学5、6年生の有志70人。夏休み中、「飲酒運転をしないで下さい」「シートベルトをちゃんと締めてください」などの内容で1人3通の手紙を書いた。
手紙、返信用はがき、交通安全運動のチラシ、グッズのセット210個を、大きな声で「安全運転をお願いします」と呼びかけて渡した。ドライバーは「ありがとう」と受け取っていた。
伊那署の交通課長は団員に、「お父さん、お母さんにお酒を飲んで運転してはいけない。おじいさん、おばあさんに、道を横断するときは左から来る車に気をつけてほしいと、ぜひ言ってほしい」と話した。 -
朝ごはん料理コンクール最終審査
駒ケ根市食育懇話会と駒ケ根市教育委員会は22日、市内に住む小中学生を対象に8縲・月に募集した、子どもがつくる「こんな朝ごはんが食べたいな料理コンクール」の最終審査を同市保健センターで行った。応募総数33点のうち書類審査で絞り込まれた6点の料理の応募者6組7人が集まり、審査員を務める食育懇話会の会員と給食センターの栄養士らの前でそれぞれ工夫を凝らしたオリジナル料理を作った。審査の結果は10月8日の食育祭りの会場で発表され、表彰式も行われる。
会場の調理室で心配そうに見守る母親らの表情を尻目に、参加した子どもたちは「まごつかないように家で特訓してきた」と言うだけあって、慣れた手つきで鍋やフライパンを使って手早く調理=写真。緊張した様子もなく、楽しそうに包丁や皮ひきなどを操っていた。約30分で完成した料理は早速審査に供され、味はもちろん見栄えや発想の良さなどを観点に審査された。審査員らは「子どもが作ったとは思えない出来」、「なかなか工夫されている」などと感心しながらじっくりと料理を味わっていた。
最終審査に残ったのは次の皆さん。
▼徐駿哲(赤穂東小2)「キクラゲたっぷり卵いため」▼武井美里(赤穂小3)「イモピザ」▼塩沢健志(赤穂小5)「パンスープ」▼土橋彩音、吉川ひより(共に赤穂小5)「お花ハンバーグどん」▼下平小百合(東中3)「ふわふわ卵の野菜スープ」▼渋谷宥介(東中3)「カボセージ焼き」 -
緑十字銅章伝達
全日本交通安全協会が交通安全に功績のあった功労者を表彰する緑十字銅章が秋の全国交通安全運動初日の21日、駒ケ根警察署で管内の2人に贈られた。山本修作署長と伊南交通安全協会の玉木武春会長が表彰状とメダルを手渡した=写真。
受章したのは交通安全功労者に飯島町飯島の小林博昭さん(62)、優良運転者に駒ケ根市上穂町の平沢章良さん(61)。小林さんは伊南安協飯島支会の副支会長を務め、現在伊南地域交通安全活動推進委員。平沢さんは伊南安協駒ケ根支会の上穂北支部長。2人は、今後も交通安全に心掛けていきたい竏窒ニ話していた。 -
【記者室】イナゴ釣り?
「何か楽しい話題はないかい?」と、地域の人にあいさつ代わりに言われることがよくある。ありそうで、なかなか無いのが楽しい話だが、少し前、こんな光景を見かけた▼信号待ちをしていたときのこと。重たげに穂を垂れる稲の中に、釣竿を手にしたおじさんが立っていた。「なんで釣竿??」と不思議に思いつつも、取材先に向かう途中。その田んぼまで行って聞く時間もなく、通り過ぎてしまったのだが、「もしかしてイナゴ釣り?」と勝手に想像し、なんとなく楽しくなった▼農業に役立つ釣竿の使い方なんて聞いたことがない。あれは棒ではなく釣竿だった(と信じている)。スズメを追っていたのでは-という人の説もあるが、本当は、やはりイナゴ釣り?(村上裕子)
-
富県グリーンツーリズム推進委員会が「富県いいとこ再発見ツアー」を開催
地元の良いところを知ってもらおう竏窒ニ、富県グリーンツーリズム推進委員会(中山徹夫委員長)は22日、「富県いいとこ再発見ツアー」を開いた。市内に住む約10人が集まり、富県ならではの体験ツアーを楽しんだ。
同委員会では、山林オーナーの実施、地元郷土料理の発掘・研究など、富県地区の資源を活用したグリーンツーリズムを実践してきたが、同ツアーもその一環。地元に住んでいながら地域のことをあまり知らない人も多いため、地元にある「いい所」を巡りながら改めて地域を見直してもらおうと企画した。
参加者はまず、遊休農地を活用して始めた「くり栗坊主園」でクリ拾いを体験。また、郷土料理の研究に取り組む地元女性のグループ「富県味の研究会」が調理した栗おこわや栗の茶巾絞りなどといった栗の郷土料理を試食したり、地元の農産物が並ぶ直売所「たかずや」での買物を楽しんだ。
この日伊那市内から家族で参加した男性は「特に子どもたちはクリがなっている姿も見たことがないと思うのでいい機会になった」と話していた。
11月には第2弾を企画している。 -
はら美術で茶の湯軸装展
伊那市旭町のはら美術で25日まで、茶の湯軸装展が開かれている。宗匠の一行書きなど約50点が、訪れた人の目を楽しませている=写真。
表千家、裏千家の歴代家元など、さまざまな作家が手がけた作品が並ぶ一堂に軸装展。大徳寺歴511世の立花大亀など同寺院歴代名僧の作品をはじめ、冷泉家の祝いの歌や太田垣連月の秋の歌などが書かれた珍しい作品も並んでいる。
また、今回は8点の作品を対象としたミニオークションを開催。当初価格を2、3万円に設定した手ごろな作品もあるほか、先代裏千家の即中斉宗匠の作品なども含まれている。
主催者は「これだけのさまざまな作品を田舎で見られる機会はなかなかないと思う。みなさんに楽しんでいただければ」と話していた。
入場無料。午前11時縲恁゚後6時。オークションは24日の午後5時までとなる。