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箕輪町保健補導員会総会
箕輪町保健補導員会は23日、07年度総会を町文化センターで開き、本年度活動計画案と予算案を承認した。
活動は、研修が全体研修会、県大会(10月3日、県松本文化会館)、健康アカデミー。自主活動は地区研修(健診結果と自分の体の変化についての学習、任期中の循環器健診受診、乳房の自己検診法の学習、地区の健康相談など)、各種健診のお誘い、施設見学、ふれあい広場への参加。保健予防活動にも協力する。
保健補導員は234人。町内に9支部ある。任期2年で本年度が2年目。
関奈保子会長は、「予防医学を頭に置きながら、自分、家族、地域と健康の輪を広げ、健診の呼びかけや取りまとめ、研修会への積極的参加をし、保健補導の認識を新たにできたらと思う。体、心まで健康を考えながら1年間活動したい」とあいさつした。
昨年度の短期アカデミーに参加した保健補導員8人の結果報告や、全体研修会の講演もあった。 -
山岳観光シーズンへ
中央アルプスの開山式が25日、県内山岳観光地のトップを切って駒ケ岳千畳敷の駒ケ岳神社であった。
千畳敷一帯は朝からあいにくの雨だったが、観光関係者など約20人が出席。祭壇に向かって拝礼し、玉ぐしをささげるなどして入山者らの安全を祈願したほか、山で亡くなった遭難者らに黙とうをささげた。
アトラクションとしてスイスの民族衣装に身を包んだ「アルプホルン駒ケ根」の8人が『やまびこ』など数曲の演奏を披露。のどかな音色を千畳敷カールに響かせた=写真。
開山式に合わせて訪れた約100人の観光客は「宝剣岳も何にも見えないね」と話し合い、みぞれ混じりの小雨が舞う霧の空を恨めしそうに見上げながらもアルプホルンの演奏を楽しんでいた。
神社前の積雪は約2メートルで、拝殿の屋根と鳥居の頂部がわずかに頭をのぞかせている状態。 -
5月から保育園の「育児相談日」を市内全園で一斉実施
伊那市は5月から、市内25園と母子通園施設「小鳩園」で「育児相談日」を設けて、より相談し易い環境づくりに努めていく。
従来から各園で随時相談に応じてきたが、より分かり易く、気軽に利用してもらえる運用を図るため、これまでの随時相談に加えて定期的に開催する無料の相談日を設けることにした。
相談は予約制となっており、保育園の保護者にかかわらず、誰でも、どこの園でも相談できる。また、相談内容に応じて専門機関との仲介も行う。
相談日時は毎月第1、3火曜の午後2時縲恁゚後3時半。美篶東部、東春近南部、西箕輪南部保育園は毎月第1、3水曜日の同じ時間。
詳細は保育園か子育て支援課(TEL78・4111内線2130、2133)へ。 -
伊那市少年補導委員55人を委嘱
伊那市少年補導センター少年補導委員の委嘱式が18日夜、市役所であった。青少年非行など早期発見などのため、市内の代表55人を委嘱。会長には美篶地区の丸田旭雄さんに決まった。
小坂樫男市長は「将来の伊那市を背負う子供たちを育てる立場」と活動に期待。市教育委員会の北原明教育長も「子供たちの健全育成をお願い」と話した。
再任された丸田会長は「最近は声をかけることで不審者扱いされてしまう世相となった。メンバーの知恵と力を出し合い頑張っていきたい」と意気込みを語った。
同少年補導委員は、街頭補導などを中心に活動を展開。不良行為少年を発見し、非行に移行する恐れのある少年に対して注意や助言、指導などをして未然に防ぐ。2年任期。
委嘱書を受け取るメンバー -
南箕輪村図書館前の花壇でチューリップ見ごろ
南箕輪村図書館前の花壇で赤、ピンク、黄色など色とりどりのチューリップが見ごろを迎えている。
花壇はもともとコンクリートの池だった。管理の大変さから池としての利用を止め、水を抜いた状態になっていたが、村教育委員会が昨年8月、子どもが万一落ちた場合に危険なため土を入れ花壇として整備した。
昨年秋に図書館ボランティアが植えたチューリップの球根約120球が育ち、図書館や村民センターを訪れる利用者の目を楽しませている。 -
花桃の里、500本が満開
一目500本の花桃(ハナモモ)が満開、さながら桃源郷-。駒ケ根市中沢中割のすみよしや休み処(宮下秀春店主)で、宮下店主が15年前から百々目木川沿いに植栽した赤やピンク、白、咲き分け、源平シダレなど500本の花桃が満開になり、市内外からの花見客や写真マニアでにぎわっている。
花桃のほか、レンギョウが黄色のベルトを作り、シバザクラの桃紫色のじゅうたんが川面に映えている。
宮下さんは「3月初旬につぼみが動き出し、その後の冷えこみで花芽が凍ってしまい、心配したが、今年もきれいに咲いた」と満足そう。
花桃は今月末ころまで楽しめるという。 -
花桃の里、500本が満開
一目500本の花桃(ハナモモ)が満開、さながら桃源郷-。駒ケ根市中沢中割のすみよしや休み処(宮下秀春店主)では、宮下店主が15年前から百々目木川沿いに植栽した赤やピンク、白、咲き分け、源平シダレなど500本の花桃が満開になり、市内外からの花見客や写真マニアでにぎわっている。
花桃のほか、レンギョウが黄色のベルトを作り、シバザクラの桃紫色のじゅうたんが川面に映えている。
宮下さんは「3月初旬につぼみが動き出し、その後の冷えこみで花芽が凍ってしまい、心配したが、今年もきれいに咲いた」と満足そう。
花桃は今月末ころまで楽しめるとか。
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伊那部町内会が自主防災訓練
伊那市西町の伊那部町内会(根津章総代)は22日、同町内にある旧井澤家住宅を守る「伊那部宿を考える会」と協力して、自主防災訓練をした。同住宅で初期消化方法や消火栓の取り扱いなどを消防署員から学んだ。
今年で3年目となる、年に一度の町内会の自主防災訓練。自主防災会を中心に一般住民ら約50人が参加し、消火器や消火栓の取り扱い方法などを学び、実践した。
消火栓の取り扱いでは、ホースを消火栓につなぎ放水するまでを3人1組で体験。一人ひとりが自分の役割を認識し連携を取りながら放水訓練を実施した。
根津総代は「この地域は水利が悪いので、いざという時の役に立った。歴史のある伊那部宿を守るため、皆が意識を持って訓練に臨めたと思う」と話した。
放水訓練を実施する伊那部町内会のメンバーら -
みはらしファーム 春らんまんまつり
伊那市西箕輪の農業公園・みはらしファームで22日、「春らんまんのみはらしまつり」があり、地元産の花や野菜の販売、スタンプラリーなどの各種イベントで来場者を楽しませた。観光バスで訪れた県外者や市内の家族連れがぞくぞくと集まりにぎわいをみせた。。
本年新たに企画した「信大農学部の出店」のほか、恒例の「アスパラつり」「一貫目ゲーム」など10数種類の催しを開催。もちつき大会は、集まった子どもたちが順番を交代しながら挑戦し、出来上がりは来場者に配られた。
「ポン菓子を作ろう」は随時開催され、大きな音とともに信州産コシヒカリが菓子に変るのを楽しんだ。長蛇の列が常にあり、一回の無料配布で2、3袋を一度に手にする来場者がいるほど盛況だった。 -
伊那市地蜂愛好会総会
地蜂(じばち)の保護、増殖を願う、伊那市地蜂愛好会(会員約100人、小木曽大吉会長)は22日、伊那市の羽広荘で、07年度総会を開いた。上伊那を中心に県内外から集まった約60人の会員に対し、増殖のために越冬させた女王蜂約1万匹を配布した。
総会では、新年度事業計画などを承認。今年度は、10月21日に「第10回地蜂巣コンテスト」の開催があるほか、親子などを対象とした蜂追い体験学習会などで一般にもPRしていく。
例年の倍近い約1万4千匹の女王蜂の発生に成功前年と比べ本年は・スまずまずの繁殖数・ス。小木曽会長は「あと二月もすれば、楽しい蜂追いが始まる。平成生まれの世代にも楽しんでもらえるよう、地蜂を保護していきたい」と話した。
愛好会は、地蜂とのかかわりを楽しみながら蜂資源の増殖を図るため、1997年に発足。会員に配布した女王蜂は各会員がそれぞれの野山へ放し、蜂追いを楽しむ。
また、総会では04、05年度の地蜂巣コンテストで優勝した、富士見町の中山一さんの講演があり、会員らは地蜂の飼育方法などを学んだ。
越冬した女王蜂を会員へ配布 -
伊南防犯女性部委嘱式
伊南防犯連合会(会長・中原正純駒ケ根市長)は18日、任期満了に伴って改選された伊南防犯女性部員の委嘱式を駒ケ根署で開いた。66人のうち各地区の正副部長ら26人が出席し、中原会長から委嘱状を受け取った=写真。任期2年。役員を選出したほか、部員の任務について駒ケ根署の担当者から説明を聞くなどの研修を受けた。
中原会長は「地域の安全・安心は住民と行政が一体となって進めていかねばならない。犯罪のない平和で明るい社会の推進の重要な担い手として、皆さんの活動に大いに期待する」と激励した。
役員は次の皆さん。
▽部長=片桐明子(駒ケ根市)▽副部長=宮下伊穂子(飯島町)小松清美(中川村)田辺良子(宮田村) -
かんてんんぱぱで宮崎守旦作陶展
伊那市高遠町で製作活動を続けている宮崎守旦さん(59)による作陶展が30日まで、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれている。花器や器、皿など、日常使いできる作品を中心とした約100点が、訪れた人の目を楽しませている=写真。
宮崎さんは東京都の出身。京都で河合武一氏に師事した後、地元に戻って作陶活動をしていたが、で1999年から高遠町の芝平に移り、引き続き製作に取り組んできた。かんてんぱぱホールでの展示会は昨年に続き2回目。今回はサクラの季節に合わせてサクラを模った皿や花見の席を思わせるとっくりとちょこなども多くそろえた。
ろくろ、型物、手びねりなど、さまざまな手法を駆使して作陶しているが、ろくろで原型を作り、その後さらに手を加えるなどした作品もある。
入場無料。午前10時縲恁゚後6時(最終日は午後4時まで)。 -
県長寿社会開発センター上伊那地区賛助会総会
県長寿社会開発センター上伊那地区賛助会総会が21日、伊那市駅前ビル「いなっせ」であり、07年度事業計画などの承認をした。
県の行政改革に従い、同賛助会でも昨年度から会員が主体となって会の運営を行うようになった。それに伴い本年度は、会員募集強化事業を新たに展開。従来は県老人大学の卒業生の入会希望者を会員としてきたが、本年度からは公民館活動の参加者や高齢者クラブなどの参加者にも呼びかけを行い、会員加入を促していく。
そのほかにも、生き生き料理教室、高齢者ニュースポーツ交流会、信州ねんりんピック大会への参加を予定している。
高橋大八会長は「06年度は会員が主体となって賛助会の運営をしてきたが、初めてということで問題や困難もあった。しかし、役員の手助けとみなさんの協力があって計画通り実施することができた。みなさんの協力をいただきながら07年度も上伊那地域の高齢者の生きがいづくりに全力をつくしたい」と語った=写真。
また、あららぎ歯科医院の橋場正尚院長が「口腔衛生とボケの予防」をテーマとした記念講演とマジックを披露し、会員を楽しませた。
現在の会員数は542人、約30組のグループが書道やちぎり絵などに取り組んでいる。 -
南箕輪村観光パンフレット完成
南箕輪村の新しい観光パンフレットが完成した。「信州大芝高原」の文字と大芝公園の写真が目を引く表紙で、村の見所や四季のイベント、体験、特産品などを紹介している。
パンフレットは02年度作成以来。今回は、雑誌風の組み立てで、「癒し」「観る」「体験」の項目を設けた。「癒し」では、森林セラピーロード認定を受けた大芝高原みんなの森と、大芝の湯をPR。「観る」は、四季ごとにイベント情報や桜、ユリノキ並木など見所を紹介する。
「体験」は、ページが観音開きになり、大芝高原の地図と各施設を案内。イチゴやブルーベリー狩り、権兵衛峠遊歩道ハイキング、リンゴオーナーなど体験イベントを載せた。
特産品のほか、寺社、新四国霊場など歴史と文化も紹介。村の地図、交通案内もある。
初の試みで、経ヶ岳登山コースと権兵衛峠遊歩道コースを載せたA4サイズ1枚の地図も挟み込んでいる。
A4版16ページ。4万部作成し村内は役場、大芝荘、大芝の湯などのほか、希望のあったスーパー、コンビニエンスストア、飲食店などに置いている。木曽の町村にも配り、県外では信州観光情報センター(東京都、大阪府、愛知県)にも置く予定。 -
芝桜まつり始まる
芝桜の「花富士」をメーンとした伊那市の花公園で21日から、第8回芝桜まつりが始まった。5月6日まで。
当初、29日からまつりを予定していたが、暖冬で開花が昨年より1週間ほど早まったため、前倒しした。見ごろは5月の連休を見込む。
1千分の1の富士山(高さ3・7メートル)をはじめ、天竜川、仙丈岳や間ノ岳など南アルプスの山並みなどを白、ピンク、薄紫の3色で表現。開花が進むにつれ、西暦の「2007」と、えとであるイノシシが徐々に浮かび上がる。
小沢区の有志らでつくる「小沢花の会」が手入れしており、池田清和会長は「花で人が集まってくれることはうれしい」と喜ぶ。
高遠城址公園などから花公園に立ち寄る県外の観光客が目立ち「少し早いけど、これだけ芝桜があると見事」と散策したり、写真に撮ったりした。
28、29日ごろ、公園内の一角にある水田に水を入れるほか、5月3縲・日午後7縲・時にライトアップする。
また、2日まで甘酒・茶のサービス、3縲・日はおにぎり・豚汁の販売がある。本年から「芝桜まんじゅう」も売り出し中。
芝桜苗は1ポット80円。
花公園は広さ約30アールで、広域農道の中の原信号機南側にある。 -
倫理経営講演会
県伊南倫理法人会(小林義徳会長)は18日夜、倫理経営講演会を駒ケ根市のアイ・パルいなんで開いた。会員ら約120人が集まり、倫理研究所法人局常任理事で局長の中西浩さんの講演「日本創生の心竏瀦翌Nこす」を聴いた。
中西さんは製品のサイクルが極端に短くなった現代の経済状況を説明し「速い変化に対応できなければ企業はつぶれるこの時代の中でどうやって生き残るかが経営者の腕の見せどころだ」とした上で、創業数百年という日本橋の老舗商店の経営術を例に挙げ「商売は大きくしすぎることなく、身の丈で。いちかばちかの変化でなく、毎日少しずつ進化すること。そして時代に合ったマネージメントに取り組みながら、常に前向きな姿勢を忘れないことが大切だ」と呼び掛けた。
参加者は熱心にメモを取りながら真剣な表情で話に耳を傾けていた。 -
大芝の湯入場者150万人達成
南箕輪村の大芝の湯は20日、入場150万人を達成した。150万人目と前後の入場者に記念品を贈った。
150万人目は駒ヶ根市中沢の菅沼フジエさん(76)。夫の正章さん(82)と訪れた。「夢のよう。最高ですね」と喜んだ。「広々として泉質もよく、のんびりできる」と夫婦で週1回は訪れ、食事をしてゆっくり過ごしているという。
149万9999人目は下諏訪町の太田守さん。150万1人目は南箕輪村大泉の唐沢てる子さん。
唐木一直村長が、150万人目に大芝荘ペア宿泊券と信濃グランセローズグッズ、前後者に入浴回数券と信濃グランセローズグッズを贈った。
02年5月1日のオープンから1585日目の達成。1日平均947人が利用している。
150万人達成記念で23日は、入館料を大人500円を200円、子ども300円を100円にする。
5月1日から、大芝の湯開館5周年記念イベントも計画している。 -
箕輪町運動保育士
大槻佳奈さん「子どもがいつも笑顔で楽しんでくれるような活動ができる保育士でありたい」
今年4月、箕輪町の運動保育士に採用された。町は、柳沢秋孝松本短大教授の柳沢運動プログラムを取り入れた運動あそびを導入し4年目の本年度、運動保育士を1人増員し、2人体制にした。
「保育園の先生がすごい好きだったんです」。年少のときに先生にあこがれ、大きくなったら保育士になりたい-と小さな胸に抱いた夢は、成長しても色あせることはなかった。
箕輪中学校時代の職場体験学習は、迷うことなく保育士を選んだ。松島保育園の2歳児と散歩をしたり、遊んだり。「子どもと関わることが好きなので、楽しかった。あぁ、保育士になりたい!と思った」。夢はますます膨らんだ。
高校生のとき、柳沢運動プログラムを新聞で知り、「保育士を目指すなら運動あそびを学びたい」と、柳沢教授のゼミに入ることを目的に松本短大幼児保育学科に進学した。
ゼミでは、毎週1回、短大の体育館で2歳から小学1年生までの子ども達に運動あそびを展開。隔週で岡谷市の幼稚園にも行った。
「運動が好きな子がもっと好きになる以上に、運動に抵抗がある子に好きになってもらうことが目標」
1年生のときは、先輩の運動あそびの指導補助をしながら、段階を踏むことを大切にした指導法や、話を聞くことが出来ずに走り回る年少児にどういう言葉掛けをすればいいのかなど子どもとの接し方も学んだ。
2年生では、運動あそびをやろうとしない子を、いかに引き付けるかを考え、卒業論文の研究でも取り組んだ。「くまさん歩き」でサイコロを使う、導入に音楽と歌を入れるなど、「子どもがやりたいと思ってやってくれることが大切なので、喜んでくれるように」工夫し、展開と反省を繰り返した。
子どもの中には、一つほめられる度に体育館で見守る母親に必ず報告に行く子もいた。「子どもは、ほめると次はすごいやる気になってやってくれる。できない子は、1回成功したら、そのたった1回をすごくほめてあげるようにした」。こうして、参加しなかった子どもが展開に入ってくるなど効果も実感した。
ゼミの2年間。「最初は自分の目の前にいる子どもしか見られなかったけど、視野が広くなって、周りを見てできるようになった。余裕が出てきた」と、自分自身も成長した。
「せっかく運動あそびを学んだので、普通の保育士に出来ないことをしたいと思って、運動保育士を目指した。採用されて、すごく嬉しかった」
町の運動あそびは、9保育園と5小学校の1・2年生が対象。26日から始まる。
「今まで勉強してきたことが本当の現場で生かせるのか、身に付いているのか、緊張するけど、やりながら子どもから学んでどんどん力にしていきたい」
(村上裕子) -
林野火災予防パレード
上伊那地方事務所などは19、20日、上伊那管内の山際を中心に、林野火災予防パレードを展開している。地域住民の山火事予防意識を高めるねらい。
出発式で、宮坂正己上伊那地方事務所長は「山火事の原因はたき火や土手焼き。わずかな不注意で、先人が守り育てた森林が一瞬のうちに消滅してしまう。行楽の時期を迎えるが、防火意識を高め、防ぎたい」とあいさつした。
19日は、森林や消防関係者7人に、各市町村の職員が加わり、2班に分かれて上伊那北部を回った。山火事が多発する時期で、広報車で回りながら、地域住民に▽たき火の場所から離れる際の完全消火▽強風時や乾燥時のたき火の中止▽たばこの吸い殻の投げ捨て防止竏窒ネどを呼びかけた。
20日は上伊那南部を回る。
06年の山火事発生件数は4件で、被害面積は22アール。本年は2件が発生している。 -
道の駅にこいのぼり泳ぐ
飯島町七久保の道の駅「花の里いいじま」では5月5日の「子どもの日」まで、こいのぼり25匹が泳いでいる。
こいのぼりは「多くの人に道の駅に寄って」と、道の駅利用組合が、組合員や町民から寄付されたこいのぼりを上げた。
5日は「子どもの日もちつき大会」、4回程度もちつきを行ない、つきたてを来場者に振舞う。 -
Aコープ美すず店しゅん工・新築オープン
上伊那農業協同組合(JA上伊那)が1月から建て直しを進めてきた伊那市美篶のAコープ美すず店が19日、リニューアルオープンした。関係者など約70人が集まり、新店舗の新しい門出を祝福した。
旧店舗の老朽化に伴いJA上伊那では、中期3カ年計画に位置付けて美すず店の建て替えを進めてきた。
新店舗は売り場面積を拡大して品ぞろえを強化。鮮魚コーナーをオープンキッチン化したほか生産者直売コーナー、精肉、惣菜売り場を拡張した。
総工費は2億1千万円。
宮下勝義組合長は「みなさんの協力があってオープンできたことに重ねて感謝したい」と語った。
同店では新店舗のオープン記念として19日から22日まで大特価祝売をしている。新設した生産者直売コーナーで抽選会を行うほか、日替わりプレゼントや風船、綿あめのプレゼントなどもある(先着順で買い上げ金額などの条件あり)。
セール期間中の営業時間は午前9時縲恁゚後8時(通常は午前9時半縲恁゚後8時)。 -
みらい塾の庭がリニューアルオープン
伊那市長谷黒河内の農家民宿「みらい塾」はこのほど、母屋裏側にある庭を整備し、オープンガーデンとした。40種以上の春の花々と赤茶色の遊歩道のある愛らしい庭が、訪れた人の目を楽しませている=写真。
同民宿はこれまでも、母屋正面にある遊歩道スペースを一般開放しており、バラを中心とする季節の花々が訪れた人たちを楽しませていたが、母屋の裏側は、家庭用の庭となっており、一般には開放していなかった。
今回はその部分を整備。庭造りや古民家再生などを手掛けてきた山村活性化事業コンサルの玉田隆さんが中心となりながら遊歩道を整備して花の苗を定植。もともと生えていた花木は生かしつつ、周囲の農村風景や里山と調和のとれた庭づくりを目指した。
現在はスイセン、タイム、ビオラなどが見ごろ。今後も各季節の草花の定植を進めていくため、四季折々で違った顔が楽しめるようになる。
特に女性客に好評で「絵に描いたような庭だね」「かわいらしいね」などと話しながら庭を見学していた。
庭はオープンガーデンとしているため、一般にも開放している。 問い合わせはみらい塾(TEL98・2168)へ。 -
手良新ごみ処理施設建設問題対策委員会が住民アンケートを実施
手良新ごみ処理施設建設問題対策委員会(北原斉委員長)はこのほど、地区住民をに対して新ごみ焼却施設に関してのアンケートを実施した。
アンケートは3月25日縲・月初旬にかけて各地区の区長を通じて約9割に当たる648戸に配布。(1)手良周辺地区への新ごみ処理施設建設に関心があるか(2)今後、地区住民を対象とした学習会を行っていく必要があるか竏窒フ2点について問い、402枚を回収した。
結果、376人が新ごみ処理施設建設に関して関心があると回答したほか、361人は学習会は必要と回答。意見としては、健康被害や環境汚染に対する不安を訴える声や、詳細な情報を知るための学習会実施を求める声が多かった一方、「区を重要視するのは大切だがごみ問題全体として考えていくべき」「話の進行状況によっては、手良も候補地として名乗り、代償、補償を要求できるテーブルに乗るべき」などとする声もあった。
学習会へのニーズが多いことを受け同委員会は、5月中に市の担当者を招き、説明を受ける機会を設けたいとしている。 -
シラネアオイ百株余、500輪が次々と咲く
飯島町本郷の林公明さん宅で薄紫の花が華やかなシラネアオイが咲き始めた。
30年前、知人から種をもらい、実生から育て、4年目に数輪咲き、以来、毎年、種から増やした。3、4輪さく4年目の株もあれば、50輪以上咲く大株もあり、5月上旬まで楽しめそうとか。
また、戸隠村の知人から種をもらい、育てたというトガクシショウマも地面すれすれに薄紫の花を咲かせている。咲きながら茎を伸ばし、葉を広げ、草丈は40センチほどになるとか。 -
花ろまん(13)
雑木林の中で、紅紫色の葉に包まれた白い花穂が1本だと「ヒトリシズカ」、2本伸びたものは「フタリシズカ」。落葉樹の下では船のイカリのような花形から名付けられた「イカリソウ」が揺れ、万葉集で「かたかご」と詠われたカタクリも群生し、紅紫色のユリのような花を咲かせる。湿地帯ではショウジョウバカマがピンクの小花をつける。春の野は山野草が主役。山野草といえば、3ヘクタールの工場敷地に80種類が次々と咲く伊那市西春近伊那食品工業のかんてんぱぱガーデンと、里山を切り開いた400坪の山野草園に150種類3000株余が育つ、伊那市西春近の山野草自然園ヒノキオがつとに有名、人気スポット。かんてんぱぱガーデンでは伊那食品工業広報室の丸山勝治室長に、ヒノキオではオーナーの飯島隼人さんに案内していただいた(大口国江)
##見だし
松林の一角に、エリアを決めて植栽、年間20万人が訪れるかんてんぱぱガーデン
4月中旬のガーデンはカタクリやショウジョウバカマが見頃。白い地味なハルトラノオ、イワヤツデ、ユキワリソウ、バイモユリ、ミズバショウの白い花も見られる。下旬になるとさらに花の種類は増え、クロユリやエンレイソウ、数種類のイカリソウ、ツバメオモト、ニリンソウなど20種類余の春の山野草がガーデンを彩る。
山野草園は89年、北丘工場の稼働に合わせ、松林の一角に整備。メダカも泳ぐ湿地帯、アジサイ園、半日陰の松林などエリアを決めて植栽したという。
丸山さんは「かつて野や山など身近で見られた山野草を中心に、社員が協力して植え付け、草取り、ごみ拾いなどみんなで管理している。毎年、種類を増やしているが、中にはお客様から提供された山野草もある。お客様が憩い、楽しんでもらえれば」と話している。
◆カタクリ ユリ科、紅紫色の花は下向きに咲き、花弁が反転する。万葉集では「もののふのやそおとめらが汲みまごう寺井の上のかたかごの花」と詠われた。
◆ショウジョウバカマ ユリ科、紅紫色の花をショウジョウの顔に見立て、並んだ葉をはかまのようだとし、この名がついた。白花もある。
◆コバイモユリ ユリ科、網笠に似た花を淡黄色の花を1つだけ下向きに咲かせる、シックな花。
◆ツバメオモト ユリ科、葉がオモトに似ていることと、秋にできる黒や藍色の実をツバメの頭に見立てて、名前がついた。
◆エンレイソウ ユリ科、茎の上に柄のない菱形の葉を3枚輪生させ、赤紫色の花をつけ、秋には黒紫色の実が実る。
◆ミズバショウ サトイモ科、葉がバショウに似ていることからこの名前になった。白い花に見えるのは花でなく、仏炎ほうで、本当の花は中心にある黄色の小花。
##(中見だし)
自然に近い環境で、県内自生種を育てる、飯島隼人さん
伊那市西春近の伊那スキーリゾート脇の里山の斜面に、やぶを払い、10数年がかりで整備した約1500平方メートルの山野草園ヒノキオが広ろがる。長野県内の自生種を中心に約150種類余の花が咲く。
標高900メートルの同園では現在咲いているのは、カタクリ、ショウジョウバカマ、ミズバショウ、シナノコザクラ、イワウチワなど10数種類、まもなく、幻の山野草といわれるトガクシショウマ、シラネアオイ、クロユリなどが咲き始める。
90年、信州伊那野草会を立ち上げ、以降、会長を務める飯島さんは「自然に学び、自然に近い環境で育てる。植物の好みに合わせること」と山野草の育て方のコツを。
同会は5月12、13日、伊那スキーリゾートで約200種類の山野草を展示即売する。
◆トガクシショウマ、 戸隠村で発見された稀少種、88年に同村の知人から1株分けてもらい、実生で数10株に増やしたという。
◆シラネアオイ、キンポウゲ科、日本特産種、日光の白根山に多く、花はタチアオイに似ている。花びらも大きく華やか。
◆イカリソウ メギ科、花の形が船の錨(いかり)に似ているところから名付けられた。花色は濃紅紫色から、黄色、白まで多彩。
◆クロユリ ユリ科、茎頂に暗紫褐色の花を下向きに数個つける。佐々成政にまつわる伝説の花であり、アイヌでは恋の花でもある。
◆ヒトリシズカ センリョウ科、紅紫色の葉に包まれた白い花穂がかわいらしい。花は白のブラシ状の花。花穂が2本だと「フタリシズカ」 -
花まつりで園児が甘茶掛け
駒ケ根市のすずらん保育園(高見洋子園長)の園児らが18日、園の近くにある安性寺(佐々木辰保住職)を訪れ、釈迦(しゃか)の誕生を祝う花まつりのお祝いをした。約100人の園児らは順番に小さな手にひしゃくを持ち、不思議そうな表情で釈迦(しゃか)の像に甘茶を掛けた=写真。中には「頭に掛けちゃったら濡れてかわいそうだよ」と儀式に戸惑いをみせる園児の姿も見られた。
佐々木住職は園児らに「お釈迦(しゃか)さまが生まれた時、天の竜王がお祝いに甘茶の雨を降らせた」と由来を説明した上で「みなさんも丈夫に育ち、元気に暮らせるよう願いを込めて甘茶を掛けてください」と呼び掛けた。
甘茶掛けを終えた園児らは寺の管理組合の役員らが用意した甘茶を味わい「甘くておいしい」と笑顔を見せていた。 -
グリーンファームに木曽生まれのコグマ届く
伊那市ますみヶ丘の農畜産物直売所「グリーンファーム産直市場」(小林史麿社長)にこのほど、木曽地域から生後2カ月ほどとなるツキノワグマのコグマが届けられた=写真。人形のような愛らしいコグマは、買い物客の間でちょっとした人気者となっている。
コグマは木曽地域の消費者が山の中で衰弱していたところを発見。周囲に親がいる場合は危険なため、その日はそのままにして帰宅したが、翌日もう一度確認に行ったところ、前日のままだったため、連れ帰って介抱した。その結果、コグマの健康状態は回復。現在ツキノワグマ1頭を飼っている同直売所のことを思い出し、育ててほしいと持ち込んだ。
小林社長は「育児放棄をしたのか、はぐれたのか、撃たれたのか、いずれにしても何らかの理由で親と離れてしまったのだと思う」と話す。
現在同直売所には3歳になる「太郎」がいるが、太郎もコグマから育て上げた。新しいコグマもオスのため、「次郎」と命名。現在はまだ小さいため、直売所の一角にあるストーブの横でミルクを与えながら飼育している。買い物客も「かわいい」「一緒に寝床に寝とりたい」などと話しながら次郎の様子をうかがっていた。 -
同族のつながり守り続け、・ス平澤牧・ス氏神祀る祝殿で神事
宮田村内には同族を意味する「牧(まき)」のつながりを今も大切に守り続け、年に1度は集まって神事をする光景がみられる。そのうち平澤(沢)姓30数戸でつくる「平澤牧」は15日、南割区の本家近くに祀る祝殿(いわいでん)で例祭を行った。
平澤姓は南割区、新田区を中心に点在。老朽化した祝殿を2000年に改築するなど、一族の・ス氏神・スを本家、分家が力をあわせて守っている。
毎年4月15日の例祭は負担の少ない週末催行へと変更したが、年番制により5家族ほどが交代で神事を行っている。
この日も朝から祝殿の周辺をを清掃し、のぼり旗を掲げて準備万端。正午から2礼2拍手の神事を行い、美味しい食事と酒を酌み交わし、一族の親睦を深めた。
現在平澤牧と同様に祝殿が健在なのは、北割区の牧田牧、中越区の伊藤牧、大田切区の飯島牧、田中牧など。
その他にも数戸から10数戸の血縁が「牧」を守っているケースも少なくない。
村教育委員会の小池孝文化財主任は「昔の農村は血縁一族の支えなしでは暮らしていけなかった。助け合う同じ仲間として「牧」は必要不可欠だった存在」と説明する。
地域の支え合いの原点ともいえる「牧」。平澤牧を構成する本家の平澤毅さんは「一族全員が集まるのは難しいが、血のつながる同じ仲間。今後も何かと協力していきたい」と話す。 -
薬師堂のシダレザクラ満開
樹齢140年を超える伊那市高遠町勝間にある薬師堂のシダレザクラが見ごろを迎えている。高さ20メートルほどの大木で、県内外から来たアマチュアカメラマンらを圧倒している。
シダレザクラは1854縲・0年ごろ、勝間の里人が植樹したといわれる。「枝が幾重にも重なり、天から流れ落ちる滝のよう。薬師堂とともに、一幅の絵になる」と表現される。
訪れた人は桜を見上げ、撮影ポイントを選びながら、さまざまな角度でシャッターを切った。
愛知県から来た夫婦連れは、高遠城址公園の桜を見たあと、薬師堂に立ち寄った。「ちょうど満開で見事」と話し、しばらく見入っていた。 -
駒ケ根市町一区子ども会1年生を迎える会
駒ケ根市の町一区子ども会(中嶋真由美会長)は15日、今年度小学校に入学した区内の1年生を迎える会を赤須町地域交流センターで開いた。今年入学した1年生は14人。地域のお兄さん、お姉さんたちに囲まれた子どもたちは保護者らとともにゲームなどをして楽しいひとときを過ごした。6年生に一人一人インタビューを受けた1年生は大勢の前で少し照れながらもそれぞれ名前やクラスなどをはっきりと答え=写真、自由帳などが入ったプレゼントの包みをもらってうれしそうな笑顔を見せていた。
会場には区内の子どもたちの家が一目で分かるよう、05年に子ども会が新たに作成した子どもマップが持ち込まれ、1年生は自分の家の場所を探して1年生用の黄色のシールと花のリボンをを貼り付けていた。