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緑ヶ丘敬愛幼稚園第33回卒業証書授与式
伊那市狐島の緑ヶ丘敬愛幼稚園(宮原光生園長)の第33回卒業証書授与式が20日、同園であり、新一年生になる年長園児31人がへ新しい生活への期待を胸に卒業証書を受け取った。
宮原園長は「こうして素晴らしい男の子、女の子に成長してくれて嬉しい。幼稚園で幼稚園ではいっぱい楽しいことを経験して、大変良い思い出ができたと思う。小学校へ行ってもがんばって下さい」と激励し、一人ひとりに卒業証書を手渡した。
また「送る言葉」では、保護者や保育士が卒園園児にむけてメッセージを朗読。「本当に大きくなりましたね」などと語りかけ、無事に3年間を修了したことを祝福した。
最後は参加者全員で「思い出のアルバム」などを合唱=写真。大きな声で歌いながら、幼稚園での思い出を胸に刻んでいた。
21日には伊那緑ヶ丘幼稚園でも卒業証書授与式がある。 -
自衛隊新入隊員激励会
駒ケ根市自衛隊協力会(堀内利徳会長)は18日、新たに陸上自衛隊に入隊する清水龍司さん(18)=小町屋=を激励する会を市福祉センターで開いた。清水さんは赤穂高校を卒業したばかり。兄健司さん(25)が陸上自衛隊にいることから入隊を決意した。「兄からは自衛隊は厳しいところ竏窒ニ聞いているが、皆さんの期待に応えられるよう頑張りたい」と決意を述べた=写真。堀内会長はあいさつで「自衛隊の任務は防衛から国際協力に変わり、入隊も難関になった。いろいろと大変なこともあるだろうが、ぜひ立派に働いてほしい」と激励した。
同市出身の入隊者は昨年までの5年間で6人。 -
小町屋区敬老会
駒ケ根市の小町屋区(竹村幸茂区長)は18日、敬老会を同区の公民館で開いた。招待された75歳以上のお年寄り232人のうち73人が出席し、長寿と健康を笑顔で喜び合った=写真。喜寿を迎えた人たちには中原正純市長が記念品を手渡した。
演芸会では区民の有志らが次々にステージに登場して歌や踊り、神楽などを披露。お年寄りたちは和やかに笑いながら楽しいひとときを過ごした。
喜寿を迎えたのは次の皆さん。
赤羽忠男、北林忠男、田中あきよ、渡辺睦美(以上上市場)赤須義秋、新井康子、有賀菊江、井口晴人、大嶋隆重、木下一一、武井みすゞ、水上千代子、横山智和子、(以上下市場)池成正子、大口三子雄、小林克喜、藤本武子(以上北部)気賀沢なつ子、竹村文子、藤沢正博、宮沢昭、矢沢多賀志、矢沢なつ、矢沢とみ(以上南部) -
【記者室】食品加工体験の魅力
みはらしファームの企画「みんなで大豆を作ろうよ」のみそ造りに4年連続で参加した家族が、みその美味しさ、食の安全、実体験できる楽しさを魅力に挙げた。自分達で育てた大豆を使い、みそを作る。材料も分かっている。確かに安心▼箕輪町が進める都市農村交流の構想作りに向けたワークショップで、みそやジャムなどの加工体験の話があった。現在もリンゴオーナーや農作物の収穫体験などは行われているが、さらに加工体験が加われば楽しみが増え、手作りの良さも味わえる▼構想に盛り込む場合は、加工施設や受け入れ体制など当然課題はあるが、食の安全に対して人々の関心が高い時代に、安全を売り物にした加工体験は誘客手段の一つになるように思う。(村上裕子)
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天竜川防災ボランティア
河川敷内の伐採木撤去作業南箕輪村田畑地区の天竜川明神橋上流の河川敷内で18日、村の呼びかけに応じて集まった天竜川防災ボランティアが、河川敷内の支障となる立木除去のため、2月に伐採した木や小枝の撤去作業に精を出した。
06年7月の梅雨前線豪雨の経験から増水した天竜川の危険性を考え、村がボランティアによる支障木の伐採を始めた。
防災意識の高揚と資源の有効活用を目的に撤去作業の参加者には無償で木や小枝をゆずると呼びかけ、村内の16人が参加した。2月7日、塩ノ井の原建設が伐採した100本以上の木をチェーンソーなどで運びやすい大きさに切断し、軽トラックなどに積んで運び出した。
大芝区から参加した夫婦は、持ち帰る伐採木は自宅のまきストーブに使うと言い、「河川の防災ボランティアはいいことだと思う。地元の川を愛するのは大切。7月の災害のとき、天竜川が増水して危険なこともわかったので、伐採作業も必要。これくらいの労力は惜しまずやります」と話していた。
村は、伐採木がまだ残っているため、村内在住に限らず自由に持っていってもらうように、今月末まで現場を開放する。今回作業した河川敷内の南側に残る立木の除去作業は、07年度にやりたいとしている。 -
南箕輪村沢尻地区社協たんぽぽの会
卒園・卒業祝い会南箕輪村の沢尻地区社会福祉協議会主催の一人暮らし住民を対象にした交流会「たんぽぽの会」は17日、地区内の保育園卒園児と小学校卒業生を招いて卒園・卒業祝い会を沢尻公民館で開き、子ども達と交流しながら節目を祝った。
たんぽぽの会は毎月1回、会食、茶話会、カラオケなどを楽しみ、区民祭り、敬老会、村の社協まつりなど地域の行事にも参加している。
卒園・卒業祝い会は昨年に続き2年目。卒園児9人、卒業生8人、たんぽぽの会30人が集まった。
ハーモニカクラブ「ポコリットみなみみのわ」が、「春の歌メドレー」「信濃の国」「千の風になって」などの演奏を披露し、会場の皆で演奏に合わせて歌った。子どもとお年寄りが一緒にゲームを楽しんだあと、ケーキを食べてお祝いし、子ども達には花のプレゼントもあった。 -
「赤バイ」消防団に配備
駒ケ根市消防団(小平佳司団長)は19日、日本消防協会から寄贈を受けた消防用オフロードバイク「赤バイ」3台とマウンテンバイク(自転車)2台の配備式を駒ケ根市役所で行った=写真。団は4月に新たに組織する赤バイ隊(倉田義裕隊長、25人)に配備し、災害の防止と対策に活用していく。小平団長は「大規模災害初動期に役立つよう訓練に励め」として倉田隊長にキーを手渡した。消防団の赤バイ隊は県下で上田市消防団に次いで2番目という。
バイクは市販の225CCバイクに緊急用車両としての改造を加えたもので、赤色灯、サイレン、マイク、消火器2本、収納箱などが取り付けられている。
災害用のオフロードバイクは05年度から06年度にかけ、災害時の緊急連絡用として市が災害対策本部に2台、伊南行政組合消防本部が北、南の各署に2台ずつをそれぞれ導入、配備している。 -
公立高校の合格発表
サクラの季節を前に19日、公立高校後期選抜試験合格発表があった。各校の受験生は友人や保護者などと志望校の掲示板前に集まり、春の到来を喜び合った=写真。
受験者数が最も多かった伊那市の伊那北高校では、合格番号が張り出された掲示板の前に人だかりができた。最初は緊張した面持ちで掲示板を確認していた受験生たちも、自分の番号を確認すると歓声を挙げ、家族に報告したり携帯電話で受験番号を撮影するなどしていた。また、在校生も胴上げや記念撮影などで合格者を祝福。ともに合格の喜びを分かち合った。
上伊那の後期選抜は、全日制で受験者1011人に対し977人が合格。定時制は受験者58人に対し47人が合格した。
また、再募集は辰野(商業)11人、箕輪工業(普通)7人、上伊那農業(生物工学)2人、高遠(普通)7人、赤穂(普通)6人、駒ヶ根工業(情報技術)9人となっている。志願受付は19縲・2日の午後5時。入学予定者の発表は27日までに当該高校で発表する。
定時制も各校(箕輪工業は機械科、そのほかは普通科)若干名ずつ追加募集を行う。志願受付期間は27縲・月2日の午後5時。入学予定者の発表は4月5日に当該高校で行う。 -
インターバル速歩の成果を報告
伊那市役所で17日、生活習慣病の改善に有効なインターバル速歩に取り組んだ「すこやか健康塾」塾生の結果報告会があった。市は参加者の平均腹囲が3・4センチ縮まるなどメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の改善に有効とみている。
インターバル速歩はNPO法人熟年体育大学リサーチセンターが推奨する運動法で、個人の体力に合わせ、3分間ごとに速度を変えながら歩くもの。
市は昨年8月縲・月、40縲・5歳の市民50人を募り、健康塾を開催。
塾生の取り組み成果の平均値は、体重が0・9キロ、BMI(体重指数)が0・4%減少。メタボリックシンドロームの関連指標となる総コレステロール、中性脂肪などの数値が減り、歩いたときの息切れやどうきがしなくなるなどの効果も表れた。メタボリックシンドローム9人のうち4人が脱却した。
塾生3人が「体脂肪が減り、坂道や階段が楽になった。歩くことが楽しくなった」「歩くことは簡単で自分の都合でできる。これからも続けたい」と体験談を発表。
講演会で、インターバル速歩の第一人者、信州大学医学部教授能勢博さんは「健康診断で肥満、高血圧などが原因で有所見者が増えている」と年々医療費がかかる実態を挙げ、インターバル速歩の効果を踏まえ「継続すれば、数値はもっと良くなる」と話した。
塾生は週平均で3・6日、80分間歩いた。運動計測器を貸与し、運動エネルギーや速歩量などのデータから、保健師やトレーナーが運動・食事・メンタルなど総合的な健康指導に当たった。
会場には、地域住民ら約350人が集まり、関心の高さをうかがわせた。3地域のウォーキングモデルコース(3キロ前後)の地図を配り、活用を促した。
市は07年度も健康塾を継続する。 -
みのわ花桃街道看板設置
箕輪町と西部地区の住民有志の会「西部花街道をつくる会」は17日、会が花桃を植樹し育てている県道与地辰野線に「みのわ花桃街道」の木製看板を設置した。長田から富田までの区間の4カ所で、県道を通る人に花桃街道を案内する。
町の事業で、県のコモンズ支援金を受けた。県道沿いの展望台のあずま屋整備、看板設置などの総事業費510万円のうち県の支援金は232万円。
看板は会員にデザインを募って役員会で決定し、町が製作した。材質はヒノキ。大きさは縦80センチ、横30センチ、厚さ3センチ。「みのわ花桃街道」の文字と花を上下にあしらったデザイン。3本の丸木に取り付け、看板の下に設置場所の地区名看板も付けた。完成した看板は全体で地上2メートルある。設置場所は、ながた荘入り口、深沢橋近く、伊那梅苑の西側、伊那市との境の4カ所。
会が協力して看板を設置した。併せて街道沿いの花桃への施肥、展望台への植樹作業もした。 -
湘南カラー115系、走り納め
ダイヤ改正を前に17日、「湘南カラー」の愛称で親しまれてきたJR東海の115系車輌が最後の運行をし、JR飯田線内でも走り納めの姿を披露した。各地の撮影スポットには鉄道ファンなどが集まり、長年親しんできた同車両の引退を惜しんだ。
ミカンのオレンジ色と緑色をイメージしたとされる115系が飯田線で使用され始めたのは1988年。上伊那でも、長野駅竏駐V竜峡駅間を結ぶ車輌として親しまれてきた。しかし、老朽化に伴う車輌切り替えが各地で進む中、JR東海も18日のダイヤ改正に合わせて車輌切り替えを決定。県内から同車両が姿を消すこととなった。
この日の飯田線では、上下合わせて4回115系が運行。走り納めを写真に収めようと飯島町の撮影スポットには県外や諏訪方面の鉄道ファンが約20人が集結し、中央アルプスを背景に走る115系の姿を納めていた。
鉄道ファン以外でも115系の最後を一目見ようとホームへ足を運ぶ人もおり、伊那市内の男性(37)は「これが最後の見納めということで記念のつもりで写真を撮りにきた。学生のころは通学に使っていたこともあったので懐かしい」と話していた。 -
心のパトロール員・委嘱
伊那署は17日、伊那市西町の区民と大型量販店・アピタ伊那店の協力を得て、少年の万引き防止を目的とした活動「心のパトロール員」の委嘱をした。県下初の試み。伊那店の山田清茂店長が同区の区役員や有志ら20人を委嘱し、防犯効果を期待した。
心のパトロール員は、腕章を付けたパトロール員が店内で買い物をすることで、「万引きしよう」と思っている子どもたちの心の歯止めをかける目的。少年による万引き事案が県内で減少する中、同署管内では増加傾向にあるため、特に同事案が多い同店で実施していく。
パトロール員代表の中村宏西町区長が「アピタ伊那店での被害の減少を誓います」と決意表明。山田店長は「地域に生活する皆さんと共に取り組むことに意味がある。他の地域にも波及することを期待する」と話した。
伊那署によると、昨年の少年非行の状況は、犯罪少年は84人(前年比7減)。初発型非行である万引きは全体の58・3%の35人(同8人増)だった。過去5年の統計では、土・日曜日が多く発生し、時間帯は午後4時ごろだという。
同署では今後、活動によって効果があるかを研究しながら実施していく。
委嘱後、パトロール員が腕章を着けて店内を巡視 -
【記者室】男の涙竏鋳・w校卒業式で
卒業といえば涙がつきもので、中学校の卒業式でもかなりの女子生徒が感極まって涙を流す。これは別に珍しくはないが、まれに男子の中にもこみ上げる涙を押さえ切れずに目頭をぬぐう生徒がいる▼多くの男子が普段と変わらぬ表情で平然と式に臨む中で不覚にも涙を見せた男子生徒は式後、同級生らに冷やかされ、ばつが悪そうに照れ笑いしながら「しょうがねえじゃん」などと言い訳をしているが何の、恥じることはない。涙があふれ出るほどの思い出があることを自慢したらよい▼男たるもの、人前で涙を見せるものではない竏窒ニ聞かされて育った者にはその純粋さがまぶしく、うらやましいのだ。感受性の豊かさを誇りとし、その素直な心を持ち続けてほしい。(白鳥文男)
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伊那公園でサクラの管理講習会
伊那市は16日、公園などにあるサクラの管理に当たる伊那市振興公社職員などを対象としたサクラの管理講習会を伊那公園で開いた。振興公社職員と同公園のサクラを管理する桜愛護会のメンバー9人が参加。高遠城址公園の桜守として高遠コヒガンザクラの管理に当たっている稲辺謙次郎さんを講師に迎え、管理のうえで注意すべき点などを学んだ=写真。
伊那市では昨年6月、市職員でつくる「日本一のさくらの里構想プロジェクト」を発足。サクラをはじめとする花づくり構想を検討してきた。その中で、市内のサクラの状況などを調査したところ、高遠城址公園以外の場所では管理方法を知らないがためにサクラの管理が行き届いていない実情にあることが分かった。そこで、年間を通じたサクラの管理方法を知ってもらうため、今回初めて講習会を企画した。
稲辺さん木のせん定方法や病気の対処方法などを伝授。参加者からの疑問に応えながら、「病気もせん定も早いうちに対処することが大切」と説明していた。 -
かんてんぱぱで手づくりぬくぬく展~陶・鉄・染~
個性あふれる手作り作品が並ぶ「手づくりぬくぬく展竏駐ゥ・鉄・染竏秩vが18日まで、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれている。県内在住の4作家によるオブジェやアートストーブ、手描き染めの掛け軸などが、訪れた人の目を楽しませている=写真。
手作り作品でつくる心温まる展示会を楽しんでもらおう竏窒ニ、県内で工房を構える陶芸、鉄工芸、染色の作家らが企画した作品展。
出展者の一人、斉藤俊一さんは、リンゴを模ったまきストーブや、ハリネズミの形をした手あぶりストーブなどを出展。鉄を溶接して世界に一つだけのオリジナルストーブを製作しているが、どれもオブジェのような様相で見る人を驚かせている。
そのほかの作家も、独自の感性で一つひとつを作り上げているため、それぞれの微妙な風合いの違いが楽しめる。
入場無料。午前10時縲恁゚後5時(最終日は午後4時)。 -
箕輪中卒業生に庄内地区から花束の贈り物
箕輪町と「友好交流推進協定」を結んでいる静岡県浜松市の庄内地区から15日、箕輪中学校3年生に卒業を祝う春の香りいっぱいの花束が贈られた。
毎年恒例の花束贈呈。庄内公民館長、庄内地区箕輪町交流協会役員ら4人が、色とりどりのガーベラと甘い香りのフリージアの花束を持って町役場を訪れた。
卒業式は16日。3年生243人を代表し学年協議会役員3人が花束を受け取った。福田祐君(15)が「素晴らしい花束を頂き感激している。卒業生一同感謝申し上げる。庄内との交流を深め互いに向上していければと思う。皆さんの思いを胸に一歩一歩着実に進み、この花のようにきれいな花を咲かせたい」と礼を述べた。
協会福委員長の野中肇さんは、「地域の皆が卒業とこれからの門出を祝って準備し、お持ちした。受け取ってほしい」とあいさつ。「卒業の祝いの印としてはささやかだが、庄内地区の皆の気持ちをお受け取りください。これからのさらなる躍進に期待します」との山本博史会長のメッセージも披露した。
平沢豊満町長は「太平洋と浜名湖の空気、庄内の皆さんのまごころが込もった花束。気持ちを十二分に解して心に刻み込んでほしい。毎年、花を贈っていただくことに敬意と感謝を申し上げる。庄内と町の絆が深く通い合う交流をお願いしたい」とあいさつした。
3年生は卒業式で、庄内からの花束を手に退場するという。
庄内地区からは19日にも、町内5小学校卒業生247人、保育園卒園児261人のために花束が贈られる。 -
駒ケ根で緊急人波作戦
駒ケ根市内での交通事故発生件数が2月末で昨年同時期に比べ10件増の24件となったことを受けて伊南交通安全協会駒ケ根支会と市交通安全推進協議会、駒ケ根署は14日、緊急の人波作戦を市内中割の広域農道で行った。関係者約70人が参加し、大小さまざまののぼり旗を立てて道行くドライバーらに交通事故防止をアピールした=写真。安協では事故増加に何とか歯止めをかけようと、広報車や有線放送などでも事故防止を呼び掛けている。
同署によると今年に入っての県下の事故件数は減少傾向だが、駒ケ根署を含む3署管内でのみ、昨年より増加している。事故の傾向として歩行者、高齢者が関係する事故が多く、発生場所は生活道路の交差点が多い。 -
小惑星発見し、名付け親に
新しい小惑星の名付け親になりませんか竏秩B伊那市高遠町の大沢山山頂で宇宙デブリや小惑星の観測に取り組む宇宙航空開発機構(JAXA)は14日、小中学生などが新しい小惑星を発見し、その名付け親になれるプロジェクトを伊那市の小坂市長に提案した。
昨年11月末に入笠山工学観測所を整備した同機構は、衛星などの破壊原因となる宇宙デブリ(運用が終了した人工衛星やロケットなどの破片)の除去や衝突を回避するための研究に取り組んでいる。
宇宙デブリの発見に暗い中でも存在を確認できるソフトを使用しているが、このソフトは小惑星の発見にも有効で、昨年1月から試験的に小惑星の発見に着手。3月までに218個の新しい小惑星の発見に成功した。
このソフトを用いれば一般には発見が難しいような21縲・2等級の新惑星の発見も可能となる。小惑星の発見、命名体験を通して宇宙への関心を高めてもらおう竏窒ニ、地元住民に小惑星の発見と名付け親になってもらうプロジェクトを考案した。
中島厚主任研究員は「宇宙にこういうものがあることを知ってもらいたい。小惑星を発見し、自分で名前を付けた喜びが糧となり、人生が豊かになれば」とプロジェクトに込めた願いを語る。
小坂市長も「実際に行って見てもらうことで、宇宙への関心を高めていけばと考えている。小中学校を対象にやっていきたい」と前向きな姿勢を示した。
同ソフトは観測施設内の望遠鏡を動かして自分の好きな場所の画像を取得し、それをパソコンで画像処理しながら小惑星を発見する仕組みで、遠隔地でも発見が可能。数枚の画像を重ね合わせ、通常見ることができないような暗い星を検出する。小惑星を発見した場合はデータ報告をして発見者として登録。小惑星の軌道を正確に決定した後、命名権が与えられる。小惑星の軌道決定には通常4年前後かかるが、最長でも10年以内に命名できる。 -
かんてんぱぱで青野恭典写真展
伊那市西春近のかんてんぱぱホールにある山岳写真家・青野恭典さん(東京都)のフォトアートギャラリーで1日から、「四季・みちのく光彩」が開かれている。東北6県の奥深い自然を映した47点が、訪れた人の目を楽しませている。
「伊那路の四季」「日本の山河」など、さまざまなシリーズを展開してきた同ギャラリー。今回は自然風土や人柄などが伊那谷に似ている東北6県の四季に焦点を当てた。
青々としたブナの原生林を貯える白神山地や鳥海山を映した作品には、その森を育てている湧き水や滝の姿も収められており、生命の息吹が感じられる。そのほかにも、木々がさまざまに彩る秋、山頂の強風によって作り出される雪の彫刻など、さまざまな自然の表情が訪れた人を魅了している。
また、今回は海を撮影した作品も並んでおり、青野さんは「ゆくゆくは別の角度から海の写真も撮り続けていければ」と話していた。
入場無料。午前9時縲恁゚後6時。6月25日まで。 -
「子ども110番の工場現場」発足
県建設業協会伊那支部などは14日、協会加盟業者による子どもを犯罪から守るための活動「子ども110番の工場現場」の発足式を県伊那合同庁舎で開いた=写真。長野、岐阜、三重、愛知、静岡県の中部地方では初めての取り組み。発足式に関係者約100人が集まり、それぞれが活動に向けて意識を高めた。
「子ども110番竏秩vは、同支部と建設業労働災害防止協会伊那分会に加盟する約140業者で構成。工事現場が各関係方面と連携し、子どもが助けを求めてきた時に、一時的な保護と警察などへの通報に協力する取り組み。
県、上伊那各市町村などが発注した工事で、「子どもが助けを求めても対応できる現場」を別に定める委員会が承認した工事現場で実施。現場職員は、安心の印として、統一したマーク入りの看板を現場に設置し、同マークの入ったヘルメットや服を着用する。実施は4月からを予定している。
発足式で県建設業協会伊那支部の北原隆光支部長が「従来工事現場は子どもをとうざけてきたが180度転換して子どもたちの犯罪抑止のための場所になることを期待する。いろいろな課題もあるが皆が活動の趣旨を理解して取り組んでいきたい」とあいさつした。 -
郷土史クラブ1年のまとめ
箕輪町の小学生が学ぶ郷土史クラブは10日、本年度最終回のクラブを町郷土博物館で開き、1年間の活動を振り返って感想を発表し合った。
クラブは小学4年生から6年生の有志20人が参加。町郷土博物館の職員が講師となり、5月から月1回の計10回活動。水田の昆虫観察、縄文時代の土鈴づくり、機織り体験、松本市四賀化石館での化石採取などをした。
児童は、「化石を拾いに行ったのが面白かった」「化石は自分で掘って採取したのでよかった」「ほんだれ様でまゆ玉が上手に作れた」など感想を話した。
郷土史クラブは00年に復活し本年度で7年目となる。活動の見直しから07年度は休止し、一般向けの講座を増やす計画をしている。 -
パソコン講習会
箕輪町と町公民館は9、10日、パソコン講習会を町情報センターで開いた。計画した4講座はいずれも定員いっぱいの参加で、熱心に学んでいた。
今回開いたのはパソコン入門、インターネット入門、Word入門、Excel入門の各講座。パソコンの基礎知識から基本操作、文書作成、表の作成など初心者向けに分かりやすく指導した。
1講座だけでなく複数の講座を受講した人も多く、パソコン画面と向き合いながら、熱心に質問などをしていた。
インターネット入門講座に参加した町内の女性は、「家にパソコンはあるけど、あまり使えない。メールを覚えて息子に送ってみたい」と話していた。 -
みはらしファームが米作り体験イベント始まる
伊那市西箕輪の農業公園みはらしファームは07年度から、田植えから稲刈り、餅つきまでを体験できる企画「みんなでお米を作ろうよ」を開始する。
これまでも自分たちで育てた大豆を使ってみそや豆腐づくりに挑戦する「みんなで大豆を作ろうよ」や、ナガイモ、ゴボウオーナーなど、さまざまな収穫体験を提供してきたが、年間を通じて米作りに触れてもらおう竏窒ニ、今年から新たに企画した米作り体験イベント。水田はみはらしファーム近くの約10アールを借り、田植え、稲刈り、脱穀調整などを参加者が体験。手作業を基本に共同作業で栽培し、減農薬に心がける。
体験イベントには中信方面からの申し込みが多く、時おり東京都内などからも参加があるという。
作る米はうるち米ともち米の2種類。もち米は12月の収穫祭で餅つき、試食し、残りは切り餅や鏡餅にして参加者に配布する。うるち米は精米して参加者のもとへ届ける予定。
個人でも家族単位でも参加できるが、原則として全日程に参加できることが参加条件。参加費は1組2万円(イベント体験料、正月用おもちの発送手間料を含む)。収穫量に応じて数量は多少変化するが、普通の作例で切り餅20切れ、鏡餅1組、精米30キロ程度を予定している。募集定員になり次第締め切り。
作業参加は全3回で、田植えが5月中旬縲怏コ旬、稲刈りが9月下旬縲・0月上旬、脱穀調整が10月中旬のうち、いずれも1日を予定している(基本的には日曜日となる)。収穫祭は12月中旬。
申し込み・問い合わせはみはらしファーム公園事務所(TEL74・1807)へ。 -
ブラジル家庭料理教室
ブラジルの家庭料理を作って楽しむ教室が10日、駒ケ根市の文化センターで開かれた。地域に住む外国人の支援と交流を目的に06年に設立された民間ボランティア団体「地球人ネットワークinこまがね」(清水敏晴代表)と駒ケ根市社会福祉協議会(竹内正寛会長)、駒ケ根市の共催。市内の親子など約40人が参加し、ブラジル人のクリスティーナ・シルビア・イアンカウスカス・デ・モーラ・フジモトさんらの指導でブラジルの家庭料理作りに挑戦した=写真。
メニューはカリオカ豆、ベーコン、タマネギなどを煮た「フェジョン」、ニンニクをすり込んだ牛肉を焼いた「ビッフェ」、トマト、キュウリ、レタスなどを使ったサラダの3品のほか、ココナッツケーキやシャー(お茶)など。参加者らは慣れない調理方法に戸惑いの表情を見せながらも、笑顔でにぎやかに料理を楽しんでいた。 -
箕輪町交通少年団入退団式
箕輪町交通少年団の入退団式が10日、松島コミュニティセンターであった。退団者46人を送り、交通安全教室で交通ルールを守る大切さなどを確認した。
町内の小学5、6年生有志で組織。06年度は団員85人で活動した。新年度は新6年生37人、新5年生32人の計69人。交通ルールを学び、交通指導所などに参加して交通安全を呼び掛ける。
団長の小林交石町交通安全協会長は、「6年生は中学生になったら自転車で通学する人もいると思う。団で活動したことを思い出し、交通ルールをしっかり守って登下校してほしい。5年生は昨年1年間の活動を、入団する新しい人に教えてあげてほしい。団は楽しみながら活動する。交通安全についてルールをしっかり覚え、事故に遭わないように気をつけて」と訓示した。
団員は、「体を鍛え心を磨き、よい子になります」などの交通少年団の誓いを唱和した。
交通安全教室では、伊那警察署の中山交通課長が、「横断歩道を渡るとき、左から来る車にはねられることが多い。自分の命は自分で守るつもりで、特に左からの車に注意して、よく確認してください」と話した。 -
南箕輪村公民館いろいろ物作り体験会「コサージュ作り」
南箕輪村公民館で10日、いろいろ物作り体験会「コサージュ作り」があった。卒園、卒業シーズンに合わせた講座で、6人がバラの花のコサージュを楽しく作った。
伊那市で日本手芸協会トールペイント認定教室プリムローズを主宰する大洞かずよさんが、花束のラッピングなどに使う麻のシナマイロールで作るコサージュを教えた。
シナマイロールの造花は、阪神淡路大震災後、花屋が被災者を元気づけたいと、生花が入荷してこない状況の中で店にあったシナマイロールで花を作ったのが始まりという。
バラはピンクと白の2色を作った。シナマイで花びらを作り、芯を中心に花の形に仕上げ、緑色で作った葉を付け、リボンで飾って仕上げる。参加者は「形を作るのが大変だけど、段々慣れてよくできるようになった。自分で作ったコサージュを使いたいと思う」と話していた。 -
雑穀で地域づくりを考える
伊那市は11日、長谷の気の里ヘルスセンター栃の木で雑穀フォーラム「雑穀で地域づくり」を開いた。雑穀に関心を持つ市民、市・県外者ら約200人が集まり、雑穀での地域活性化策を探った。
郷土食の掘り起こしを目指す「雑穀プロジェクト2007in伊那」の第3弾。
フォーラムでは、信州大学農学部教授井上直人さんが「雑穀文化は健康をはぐくむ」、岩手県で雑穀栽培の普及などに取り組むプロ農夢花巻専務取締役伊藤正男さんが「雑穀栽培で農家も地域もいきいき」と題し、それぞれ講演した。
伊藤さんは「雑穀市場は伸びているが、国産は10%。体に入る食物で、責任を持ったものを提供したい」と話し、作物を作るだけでなく、保育園や老人クラブなどに出向いて食育にも関わっていることなどを紹介。また、雑穀の栽培地として伊那は「やる気を出したら、生産量が取れる場所」とし、活動にエールを送った。
雑穀料理の試食もあり、長谷ふるさと食文化研究会など3団体がきびもち入りのおにぎりや菊芋の酢の物などを用意。参加者は、食感や味などを確かめ、栽培や調理方法などを熱心に尋ねた。
プロジェクトは、雑穀を普及させ、地域食材として食育につなげて、中山間地の農業振興などを図るねらい。
市内で雑穀アマランサスなどを栽培、商品化する活動が展開されている。
市は07年度、信大との連携による雑穀栽培振興の予算を盛っている。 -
消費生活フォーラム
06年度消費生活フォーラムが9日、伊那市役所であった。南信地区消費者の会会員など約100人が集まり、朗読劇や寸劇などを通してごみや環境問題に関する取り組みを披露=写真。環境に配慮した生活のあり方を考えた。
消費者の会の活動の中でごみを中心とする環境問題が重要となってきていることから、「地球にやさしい暮らし方縲怎Sミはすてきなお友達縲怐vをテーマとした今回は、3団体による実践発表と飯田市環境アドバイザーの今村良子さんによる講演会を企画した。
実践発表団体の一つ、駒ヶ根市消費者の会は、朝のごみ集積所に集まった主婦らによる寸劇を公演。生ごみを使った簡単なたい肥作り、リサイクル服への取り組みなど、ごみの減量化に向けた実践例を紹介し、「未来に負の遺産を残さないようにできることは勉強してがんばらないとならない」と参加者に呼びかけた。
また、「やさしく取り組める環境問題」をテーマとした講演会ではそれぞれが環境のためにできることについて考えた。 -
古い農具や道具を収集
箕輪町
安藤国男さん「古いものを捨てればもったいない。とっておけば、いつかは使える」
今も残るかやぶきの家に、古い農具や生活用品などが山のようにある。周囲に知られた収集家だ。
昭和30年ころから現在まで、新旧さまざまな農具がある。稲刈り機、千歯こき、とうみ、わら切り、すき、2段になった耕すき、牛に引かせて代かきをするくわ、型付け定規、おどり木、除草機などなど。同じ農具でも年代ごとにいくつもあり、改良されてきた様子を見ることもできる。
壊れていないか確認するため1度は動かしてある農具なので、今は使わなくてもしっかり動く。縄を作る製縄機は現役で活躍中だ。
人にもらった物もあるが、多くは実際に家で使ったもの。「普通の人なら処分するものをとってある。もったいねえもんで」。博物館の所蔵品より珍しいものがそろっている。
「農具の骨董かな。何で集めるかって、好きってことかね。金がある人は絵画とかつぼとか集めるけど、金がないからな。立派なものは集めない。古いものは面白いな、やたら面白い」と、農具を虫干しに庭に出して眺めたり、拭いてみるなどして楽しんでいる。
若いころから機械物が好きで、10代の後半に松本の自動車学校に通って運転免許を取得し、オート三輪に乗った。富田地区内でも比較的早いほうだったという。
伊那バスに就職し、バスを運転して日本各地に行ったときも、「神社仏閣は難しくてだめだけど、機械物の見学のときは後ろから付いて行った」というほど。見るだけでなく、「発動機とか機械をいじくるのが好きで、かまってた」という。
好きが高じて集まった農具、道具はかやぶきの家だけでは納まりきらず、別に保管する場所まである。
家族には「また。死ぬときは片付けて」と言われている。「たわいもない感じだろうけど、集める性分だね。とっておきたくて困る」。テレビ、カメラ、ラジオ、電卓、カラオケ、電蓄なども古いものが部屋にあり、旅館のマッチ箱や観光地の名入り提灯などのコレクションもある。
しめ縄作りやそば打ち名人としても知られ、だるまストーブがある仕事場には仲間が集まる。軒先に「居酒屋」「やきとり」の提灯が下がり、遊び心がいっぱいだ。
10年ほど前、富田公民館に農具や道具の一部を展示したことがあるが、その後、多くの人に見てもらう機会はない。
「博物館なんてできないけど、ハウスみたいな雨よけを造って並べれば、よけい楽しいかな」。いずれは収集品を展示する場所を造りたいと考えている。
「興味を持って見に来る子どもがいたらいいな。いくらでも教えてやるよ。今は何でも略すけど、元を知らないで略すとそれが本当になってしまう。本当のところを知ってほしい。知っていれば役に立つ」。集めた農具や道具を実際に使うなど子ども達に体験させてやりたい、そんな思いも抱いている。(村上裕子) -
【記者室】タミフルの副作用
ここへきてインフルエンザが流行し始めた。いくつかの学校では欠席者が増え、学級閉鎖の措置も取られている。早期快方を願う余り、特効薬として知られる問題のタミフルを服用する人も多いようだ▼親族でインフルエンザにかかり、医師の勧めで嫌々タミフルを飲んだところ幻覚に襲われた人がいる。薬の効果は服用しない場合に比べて治りが1日程度早いだけというから大して変わりはない。どうしても必要な場合を除いては飲まない方が無難だ▼中学生が立て続けに転落死したことを受け、厚生労働省は副作用について注意を呼び掛けてはいるが、異常行動との因果関係については否定的…。多くの人が服用する薬なのだから、この際徹底的に解明してもらいたい。(白鳥文男)