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【記者室】地域の結束は楽しく
南箕輪村久保区の50歳以上の男性有志でつくる久保壮年クラブ。久保区のまとまりのために-と結成し、7年目を迎えた▼公民館にプランターで花を育てるほかソバ栽培、コイの飼育、大芝高原まつりへの出店、神社で2年参りのそばや縁起物販売、村の出前講座で料理を学ぶなど活発に活動。12月は恒例のそば打ち忘年会もある。楽しみながらの活動とはいえ、今年は初めて旧公民館にスイセンの球根を植えるなど、区内の環境美化にも努める▼地域の人間関係が希薄な昨今、区民の結束は日常だけでなく災害など有事に特に求められる。常会などの決まった形だけでなく、壮年クラブのように楽しく人と人とのつながりを持ち、輪を広げていくのも一つの手段だろう。(村上裕子)
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南箕輪村の子育てサロンでクリスマスケーキ作り
南箕輪村の社会福祉協議会で11日、就園前の親子を対象とするクリスマス会「ケーキを作ろう」があった。伊那市にある菓匠Shimizuの清水慎一さんを講師に迎え、クリスマスケーキのデコレーションに挑戦した=写真。
取り組みは子育てサロンの一環で、清水さんを講師に招くのは2年目。今年は約30組の親子が参加。子育てサロンに初参加するという人も多かった。
昨年同様、スポンジはあらかじめ清水さんが準備してきたものを使用。参加者は、イチゴや生クリーム、クランベリーなどを使って飾りつけに挑戦した。
母親の一人は「見た目は簡単そうだけど結構難しい。今年は子どもと一緒に家でケーキをつくりたい」と話していた。
出来上がったケーキは参加者全員で試食。子どもたちには、サンタクロースと南箕輪村のマスコット「まっくん」からのクリスマスプレゼントもあり、少し早いクリスマスを楽しんでいた。 -
郷土史クラブが化石の入った石の保存処理に挑戦
古代の軌跡を保存しよう竏窒ニ、箕輪町内の小学4縲・年生でつくる郷土史クラブの20人9日、自分たちで拾った化石の保存処理に挑戦した=写真。
自然や歴史を学んでもらうことを目的として町郷土博物館が月1回のペースで開催している取り組み。
この日は、10月に訪れた松本市の四賀化石館近くで採取した化石の保存と、8月に作った三日町御射山遺跡の土を使った土鈴と土笛を野焼きに挑戦。
化石の保存では、中に入っている魚や植物の破片が崩れてこないよう、一つひとつ表面を木工用ボンドで覆った。
参加している6年生の女の子は「今まで知らなかったことも知った」などと話していた。 -
長谷道の駅のレストランで料理教室
伊那市長谷の道の駅・南アルプスむらにあるレストラン「野のもの」(吉田洋介代表)で12日、まきストーブを利用した料理教室があり、市内外から集まった主婦たちがピザなどの焼き方を学んだ。
講師は、イタリア料理のシェフであり、手づくり生パスタを販売する東春近の渡邊竜朗さん。まきストーブを備える同レストランが調理への活用法の指導を依頼し、料理教室を計画した。
渡邊さんは「まきストーブで生地を作ると驚くほど違い、確実においしくなる。イタリアでもまきを使っている店は看板に書いて特徴づけるほど」と利点を紹介。「まきを立てて入れることで火の広がりが早い」「火力調整のために細いまきを使うといい」などとアドバイスした。
参加者たちは「フォカッチャ(パン)」、「ピザ」、「鶏の赤ワイン煮」の3品に挑戦。おいしさを引き出す料理のコツなども教わり、メモに取ったりして熱心に耳を傾けていた。
駒ヶ根市の主婦(53)は「家のまきストーブで1度料理してみたかった。詳しい説明をしてもらえたので一つ一つがわかりやすく、来てよかった。さっそくやってみたい」と話していた。 -
高遠町・弥勒ソバの会の恒例新ソバ祭
伊那市高遠町弥勒の有志でつくる「弥勒ソバの会」(23人、池上裕敏会長)は10日、弥勒多目的集会施設で、10回目となる恒例の「弥勒新ソバ祭り」を開いた。地区内のみならず市内外から途切れなく人が訪れ、会員が手打ちした新そばを味わった=写真。
ソバの会は、地区の休耕田の荒廃防止のため有志で94年に発足し、0・8ヘクタールの畑を利用してソバを栽培している。当初は会だけの祭りだったが、97年から地区住民へ感謝の気持ちを表わそうと広めていった。
会員は、午後の祭りに向けて朝から準備し700食のそばを打った。次々と人が訪れ満席となった会場では、毎年楽しみにしている人たちが「うまい」とうなづきあいながら味をたん能した。
池上会長によると、本年は天候に恵まれ上質のそばを収穫できたが例年に比べ多くの有害鳥獣被害にあったという。「せっかく続いてこれたので維持していきたいが得策があるわけでもない」としている。 -
長谷保育園で生活発表会
伊那市の長谷保育園(宮下瑞穂園長・46人)は9日、生活発表会を開いた。歌や合奏、劇などでこれまでの園児の成長を披露。会場に集まった約100人の保護者らは笑顔で見守った=写真。
未満児から年長児までの4クラスがそれぞれ2演目ずつ披露のほか、保護者や保育士らも参加し、計11プログラムを展開。パジャマの着脱や衣服をたたむなどの生活面での成果も発表した。
年中の「すみれ組」は、ちびっこ忍者にふんして運動遊びやダンスをステージで繰り広げた。子どもたちは、「○○忍者、跳び箱します」などと元気よく自己紹介すると、軽やかに跳んで見せた。
保護者たちは、ビデオカメラなどで我が子の成長の記録を撮影しながら、大きな拍手で応えていた。 -
「田楽座」東春近公演 住民有志が支援し盛大に
伊那市を拠点に全国活動する歌舞劇団「田楽座」は10日、東春近の春近郷ふれ愛館で地元公演を開いた。迫力ある太鼓の演奏や、会場狭しと跳びまわる獅子舞などの躍動感溢れるステージで、集まった住民らを魅了した。
開催に向け、東春近の有志が「東春近田楽座を楽しむ会」を立ち上げて地元公演を主催した。同会の田中明俊代表(41)=下殿島=は座員と組んで、地域内の保育園や公民館などで宣伝活動をするなど支援した。
集客活動の効果もあり、会場は満員の約150人。一つの太鼓を3人で打ち鳴らす「ぶちあわせ太鼓」、鳥を獲るしぐさをそのまま舞にした「鳥さし舞」などバラエティーに富む10演目を披露した。時折見せるこっけいな表情に笑い、見事な太鼓演奏に拍手を送るなど、観客と舞台が一体となって盛り上がった。
田中代表は「もっと多くの人に田楽座の魅力を知ってもらうため、これからも支援していきたい」と話している。 -
はらぺこ保育園でもちつき
新年を前に8日、伊那市富県の自由保育園「はらぺこ保育園」の園児が、もちつきに挑戦した=写真。
今年は、入園式でももちつきに挑戦した園児たち。今回は、正月用の切り餅や鏡餅などをつくるため、昨年同様この時期にもちつきを企画した。
もち米は昨年より若干多い7キロを用意。それを保護者などが外の釜でたき上げている間、園児たちは自分たちの畑で作った大根や白菜ネギなどを刻んで雑煮用の汁を準備した。
この日はあいにくの天気だったため、園舎隣にある築300年の建物の土間を借りてもちつきを敢行。「よいしょ」「がんばれ」などといったかけ声に合わせて力いっぱい杵(きね)を振り下ろし、その感触を楽しんでいた。
付きあがったもちはきなこやゴマ、大根おろしにあえて試食。作った切り餅は、お世話になった地域住民にも配る予定でいる。 -
久保壮年クラブがそば打ち忘年会
南箕輪村の久保壮年クラブ(38人、堀・ス生会長)は9日、休耕田で作ったソバでそば打ち忘年会を久保公民館で開いた。
久保壮年クラブは00年9月、久保区のまとまりのために-と50歳以上の男性で結成。そば打ち忘年会は恒例行事になっている。
今年収穫したソバ322キロのうち10キロを使い、二八そばにして、「手つきがよくなってきたぞ」「おれのはいいら」と、和気あいあいとそばを打った。クラブで飼っている鯉を鯉こくにし、しし鍋も作って豪華な料理での忘年会を楽しんだ。
クラブは、公民館にプランターで花を育てたり、大芝高原まつりへの出店、神社で2年参りのそばや縁起物販売、村の出前講座で料理を学ぶなど楽しみながら活動している。今年は初めて旧公民館にスイセンを300球植えた。 -
箕輪町猟友会安全狩猟キジそば会
箕輪町猟友会(小林弘人会長)は9日、恒例の安全狩猟キジそば会を松島コミュニティセンターで開いた。猟期の安全を願い、関係者を招いてキジそばなどをふるまった。
町、町議会、県議会、伊那警察署、上伊那農協などの関係者を招待。会員が仕留めたキジ3羽、イノシシ、シカを調理し、“そば打ち名人”の副会長がそばを打ち、キジのつゆと辛つゆの2種類を用意した。イノシシ鍋もふるまい、来賓や会員らは、猟の話に花を咲かせてキジそばをたん能した。
小林会長は、「最近は趣味でやっているハンターが、有害鳥獣駆除など責任を感じながら協力している。社会貢献していると自覚してもいいと思う。皆が安全意識をもってやってくれている。今季も無事故無違反でやりたい」と話した。
猟友会は有害鳥獣駆除、広域のシカ狩り、カワウ駆除、カモシカの個体調整などに協力している。 -
「いも焼酎みのわ」完成披露会
箕輪町焼酎いも生産組合栽培のサツマイモを原料にした2006「いも焼酎みのわ」完成披露会が9日、箕輪閣であった。生産組合、酒販売店主、焼酎ファンによる「いも焼酎みのわを愛する会」の会員らが集い、新酒を味わった。
上伊那産サツマイモ原料の芋焼酎「伊那八嶺」で、箕輪町は「黄金千貫(こがねせんがん)」使用の緑ラベルと「紅あずま」使用の赤ラベルの2種類を作った。今年は、焼酎ファンと一緒に作ろうと苗植えや収穫作業をする「-愛する会」も組織した。
披露会では、いも焼酎みのわが出来るまでをスライドで紹介したあと、互いに注ぎ合って乾杯した。
愛する会に仲間10人で参加した男性は、「緑ラベルはちょっと辛口。赤ラベルは甘みがあってまろやか」とし、「焼酎は大好き。3回の作業に参加して手伝ったかいがあった。自分達で作ったと思うと格別の味」と話していた。 -
ますみケ丘平地林 市民の森林づくり
伊那市は10日、ますみケ丘平地林で市民の森林(もり)づくりを目指した「キックオフ・イベント」を開いた。「森遊びのお店屋さん開店!」「広場のためのウッドデッキづくり」の2つのイベントで、市民に同平地林を親しんでもらった。
97年から「市民の森林」として地権者から用地を買収してきた林は、アカマツを中心とした面積68ヘクタール。3月、ますみケ丘平地林利活用実施計画策定委員会が市へ提出した、具体的な利活用についての報告書を受けて企画した。
両イベントに、上伊那地域を中心とした親子連れ約80人が参加した。「森遊び竏秩vは、落ち葉や木の実を入れた万華鏡作り、ハンモック遊びなどを用意。ウッドデッキ作りは平地林内のヒノキを伐採するなどして、大人が製作していった。
小枝を使ったクリスマスツリー作りなど、子どもたちは初めて作る「森遊び」に夢中。目を輝かせながら、ツリーにマツボックリやドングリ、鈴などを付けて思い思いのツリーを完成させていった=写真。
関係者は今後も、森林に親しみながら、保全整備を考えるイベントを組んでいきたいと考えている。 -
耐震強度偽装2ホテル改修完了 営業再開へ決意
耐震強度偽装事件の影響で昨年11月から休業を余儀なくされた「ホテルセンピア」(伊那市)と「駒ヶ根プレモントホテル」(駒ヶ根市)の改修完了を祝う竣工式が10日、ホテルセンピアであった。センピアは12日から、プレモントは16日から、それぞれ営業を再開する予定。
両ホテルを経営する「ホテルオオハシグループ」(飯田市)の中島憲治社長は「奈落の底へ叩き落されたような気持ちだったが従業員や家族の存在が私の支えとなった。従業員一同、失われた1年を取り戻すべくまい進する覚悟」と涙ながらに語った=写真。
両ホテルは、いずれも1階に柱などを増設し、4縲・階の窓周囲や2縲・階の廊下の境界梁(はり)を鉄板などで補強した。中島社長によると、改修工事費は両ホテル合わせて約5億円だという。
県によると、改修前の耐震強度は、センピアが0・54、プレモントが0・52だったが、どちらも建築基準法が定める耐震強度1・0を上回った。 -
交通安全ステッカー配布へ
後を絶たない飲酒運転を防止しようと駒ケ根市交通安全推進協議会、伊南交通安全協会駒ケ根支会、駒ケ根警察署は飲酒運転をしないよう呼び掛けたステッカーを新たに製作した=写真。大きさは横28センチ、縦8センチ。「飲んだら乗るな 乗るなら飲むな」の標語とイラストが描かれている。200枚製作したステッカーは21日夜に行う飲酒運転パトロールで市内の飲食店などに配布し、店内の目立つ所に貼ってもらうことにしている。
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かんてんぱぱで布・陶・花「冬の贈り物」展
クラフト作品を制作している上伊那在住の女性5人による「布・陶・花『冬の贈り物』展」が10日まで、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれている。この季節に活躍するドライフラワーリースや温かさを感じさせるパッチワーク、普段の生活の中で活躍する皿やカップなどといった陶芸作品約160点が、訪れた人の目を楽しませている=写真。
ドライフラワーを担当する南箕輪村の池田幹さんの呼びかけで、異なる分野に携わる5人による合同展が実現。「冬の贈り物」をテーマとして、正月やクリスマスをひかえたこの季節、家族や友だちだけでなく、自分自身のプレゼントにしてもらえるような温かな作品をそろえた。また会場には、簡単なドライフラワー作品が作れる体験コーナーも設置している。
池田さんは「すべて手作りで心を込めた作品。手作りの温かさが伝われば」と話していた。 -
みはらしファームでしめ縄づくり体験がスタート
歳の瀬に合わせて伊那市西箕輪の農業公園みはらしファームで9日、しめ飾り・〆の子作り体験が始まった。観光客などが訪れ、苦戦しながら縄綯いに挑戦している=写真。
この時期の恒例行事。インターネットなどで知った県外観光客からの申し込みも多いという。
初日は、群馬県の観光客ら11人が、事務所スタッフの指導を受けながら、しめ飾りづくりに挑戦。初めては「難しい」と口々に話していた参加者も、コツを覚えてしっかりとした縄をなっていた。昔縄をなったことがある人の中には、しめ飾り用の左巻きに慣れていないため、苦戦する姿も見られた。
しめ飾り・しめ縄作り体験は24日までで、午前10時縲恁゚後3時に、工房Coo隣の「竹の家」で実施している(団体での参加は予約が必要)。
しめ飾り作りは材料費・講習料込みで1つ600円、〆の子作りは無料(ただし、持ち帰ることはできない)。
〆の子は28日に公園内に飾り付ける予定。
問い合わせはみはらしファーム公園事務所(TEL74・1807)へ。 -
個人と地域を笑顔で結ぶ町のイベント屋さん「笑龍」
「誰かを特別な形で喜ばせたい」と思っても、一人でできることには限りがある。でも、その思いを後押ししてくれる人たちがいたら?竏秩B
笑龍はそんな夢の実現を後押しするイベントプロデュースチーム。「自分たちの力を生かし、ミンナを笑顔に」が合言葉。
◇ ◇
発足のきっかけは友人の結婚式だった。遊び仲間だったメンバーは、遊び心いっぱいの余興を披露。会場を楽しませた。これを自分たちの間に留めておくのはもったいない。社会とのつながりの中で披露していこう竏秩B昨年11月から活動を開始した。当初3人だったメンバーが、今は10人になった。代表の平沢正貴さんは「仲間内だけで『面白い』って言っても、正当な評価できない。社会の中できちんと評価してもらおうとも思ったんです」と語る。
◇ ◇
クリスマスにサンタを装ってプレゼントを届ける“宅配サンタ”、各菓子メーカーが発表する新作菓子を全部食べてみよう竏窒ニいう“浴衣で秋のお菓子を満喫”など、この1年でメンバーの創意工夫が詰まったオリジナルイベントを企画・実行してきた。
しかし、活動開始当初は“イベント”をどうとらえたらいいか分からず、実現できないまま終わってしまった企画もあった。そこで、一から勉強し直そう竏窒ニ、画策。一人ひとりが企画書を作製し、例会で意見し合ったり、企画したイベントをメンバーが実際にプレ体験するなど、能力アップに努めてきた。
◇ ◇
そんな中企画した「サプライズ・アニバーサリー」は、誕生日を迎える恋人を喜ばせたい竏窒ニいう一人の女性の声にこたえた。
店を貸し切りにして、客を装ったメンバーが店内にスタンバイ。そこへ何も知らない彼と女性が一緒に入店する。二人のテーブルにケーキが運び込まれるタイミングに、メンバーが一斉に拍手。「自分の誕生日を知らない人にも祝ってもらえたらうれしいんじゃないか」そんな思いからの発案だった。
何も知らなかった男性は「びっくりしたけど嬉しかった」と少しはにかみながら笑顔を見せ、女性も「とても思い出になる誕生日になった」と喜びの表情を見せた。
一瞬にして苦労は報われ、「やってよかった」という思いが込み上げた。
「この活動をやっていると、『夢も実際にかなうんだ』と実感する。今はまだ、資金やネットワークがまだまだで、出来ることは限られているけど、やればできる、やらなければできないってこと。地道な活動をしながらつながりを広げ、メンバーの自信を高めていこうと思ってます」
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笑龍は現在、メンバーとイベント依頼を募集している。
問い合わせは笑龍(mstk.hrsw_7200-6195@docomo.ne.jp)へ。 -
第6回学校太鼓交流発表会「子ども太鼓in箕輪」
第6回学校太鼓交流発表会「子ども太鼓in箕輪」は9日、箕輪町文化センターホールであった。上伊那の小・中学校や招待チームら14チームが、息の合った力強い響きを披露し合った。上伊那教育会総合・生活科教育研究会、箕輪町教育委員会主催。
小学校9校、中学校1校、伊那養護学校、招待チーム3チームによる18ステージで、総勢356人が出演した。学年や学級のほか、太鼓好き3人のクラブも出演。オリジナル曲も多く、ソロまわしを入れたり、ダンスを交えるなど工夫を凝らした演奏で1部、2部とも満席の会場は熱気に包まれた。
赤穂小学校5年2組は、発表会では初のアフリカの太鼓を披露。オリジナル曲もあり、和太鼓とは異なるアフリカのリズムを会場中に響かせ、児童の楽しそうな演奏に大きな拍手が起きた。 -
南箕輪村物産展
東京でPR南箕輪村は4、5日、東京都千代田区の有楽町電気ビル内地域活性化センターの「ふるさと情報プラザ」で、南箕輪村物産展を開き村をPRした。
村が情報プラザで物産展を開くのは初。村総合パンフレットや大芝荘などのパンフレット、森林セラピーのパネル、村のキャラクター「まっくん」の着ぐるみを展示。大芝高原味工房のパン、スコーン、みそなど加工品、リンゴ、ワサビの葉、白ネギ、キノコ、カーネーションなど特産品を販売した。
2日間で約千人が来場。リンゴは約180個を完売し、ケースの郵送注文もあった。よもぎロールやスコーン、ワサビなども好評で完売した。
村産業課は、「南箕輪村を知らない人がほとんどだったが、いいPRができた」と話している。 -
山荘ミルクでキムチ漬け講習会
伊那市横山の山荘ミルクで11日まで、病気にならない食事の勉強会を兼ねたキムチ漬け講習会が開かれている。13年目の取り組み。
オーナー向山美絵子さんは、食に関する情報の貧困さを指摘し「命を育てる女性の役割は、添加物でなく、手をかけた食品を食卓に乗せること。何気なく作っている素材が体に良いのか立ち止まって考える」と自分の目で確かめることを呼びかけた。
また、酵素がなくなったり、体が冷えたりすると病気になりやすいとし、松本や木曽、諏訪などから集まった10人余は毎日の食生活を見直した。
キムチ漬けでは韓国の農家から買い付けた唐辛子を使った特製のたれにニラ、大根などの野菜を混ぜ、無農薬の白菜に挟み込んだ。塩回しと塩抜きがポイントで「塩は白菜の根元一枚一枚に振る」などをアドバイスした。
キムチは、白菜に唐辛子を入れることで、冬場に不足しがちなビタミンAを摂取することができるという。
講習会(予約が必要)は午前9時半縲恁゚後1時半。会費は1500円(食事付き)。
問い合わせは、山荘ミルク(TEL72・9990)へ。 -
天野雅勝さんの初の油絵展 「山紫水明」
伊那市坂下区旭町の自営業、天野雅勝さん(59)の初めての個展「天野マサカツ油絵展」は12日まで、同町のアートギャラリー・ミヤマで開いている。「山紫水明」をテーマに、市内から望む中央・南アルプスなどを描いた風景画を中心に、SM縲廡50号サイズの作品22点を展示販売している。
ファッションショップを経営する傍ら、グラフィックデザイナーとしても活躍する天野さん。趣味だった油絵を10年ほど前から本格的に取り組むようになった。還暦の前には作個展を開きたいと思い、ここ数年で描きためた力作を今回披露することになった。
自分の好きな色である青を基調とした作品が並んだ。テーマの「山青く、水清く」とした色づかいで、伊那谷を囲む雄大な2つのアルプスのほか、中国桂林の「突然そそり立ったような山々」(天野さん)などをキャンバスに写し取っている。
「当たり前に見ている風景でも地元にいると気づかない、そういう風景を絵に残して大切にしていきたい」と天野さん。自分たちの住んでいる場所の美しさを再確認してほしいという。
午前10時縲恁゚後6時。期間中は天野さんが会場を訪れる。
「山紫水明」をテーマに地元の山などを描いた天野さん -
人間国宝の陶芸家・金城次郎展
国指定重要無形文化財(人間国宝)の陶芸家・金城次郎さんの回顧展「沖縄が生んだ偉大な陶芸を偲んで」は12日まで、伊那市日影のベルシャイン伊那店2階文化ホールで開いている=写真。
おおらかで、心温まる素朴な作品を手掛けた、陶芸では沖縄県で唯一の人間国宝となった金城さん。貴重な初期の作品から晩年の作品まで50余点を展示即売している。
魚が笑い、海老(えび)が舞っている絵柄の「魚文」が特徴の茶碗、ぐい呑み、急須などの生活食器を出品。沖縄の人々が水筒代わりに使った「抱瓶」、どんぶりの「マカイ」なども並ぶ。
会場には、次郎さんの長男の敏男さん、次男の敏昭さん、長女の宮城須美子さん、孫2人の計5人の新作約200点も展示販売している。
午前10時縲恁゚後6時(最終日は午後4時)。 -
交通安全活動帽子贈呈
人波作戦などの交通安全活動参加時に着用してもらおうと駒ケ根市交通安全推進協議会は7日、駒ケ根市高齢者クラブ連合会(高坂繁夫会長)に対し、新たに製作したオリジナル帽子20個を伊南交通安全協会と駒ケ根警察署を通じて贈呈した=写真。高坂会長は「これまで高齢者クラブだけ帽子やジャンパーなどのそろいの目印がなく、何か欲しいと思っていた。もうすぐ年末の交通安全運動があるので早速かぶって交通安全に貢献したい」と話した。
帽子は遠くからでも目立つようにと色は黄で、前面には高齢者交通安全キャンペーンのイメージキャラクターにもなっている七福神のイラストが交通安全、KOMAGANEの文字とともにプリントされている。 -
コンビニ強盗に対応 伊那市で訓練
伊那署と伊那コンビニエンスストア防犯協会は6日、伊那市中の原のコンビニ「サークルK伊那ごんべい店」で強盗訓練をした。同協会加盟の関係者らも集まり、訓練の様子をうかがい今後の防犯対策の参考にした。
署員が2人の犯人役を演じた。一人が入店後、トイレに入り覆面、帽子姿に変装してからレジの女性に模造刀を向け、現金を要求。店員から札束を受け取った犯人は、駐車場で待機していた、もう一人の犯人が運転する車に乗り込むが、駆け付けた警官にそれぞれ取り押さえられた。
訓練後の総評では、逃げる犯人らに向けてカラーボールを投げる位置などを署員が指導した。防犯カメラについても録画用テープが常に準備されているかなどの確認を怠らないよう注意した。
伊那署によると、本年10月末までに県内で発生したコンビニ強盗事件は4件(05年は年間4件)。同署管内では発生していない。
強盗訓練をする犯人役の署員と店員 -
伊東瑞枝さんと友人らが展示 リボンアート
南箕輪村沢尻でリボンアート教室を開く伊東瑞枝さん(64)と友人、生徒の計3人の作品展「リボンアートアレンジ展」は25日まで、伊那市中央区の中部電力伊那営業所ギャラリーで開いている=写真。クリスマスや正月などをテーマにアレンジした約50点が会場を彩っている。入場無料。
毎年この時期に出品する伊東さんは、アセテート製のリボンで作ったバラの花などを使ってクリスマスツリーやブーケ、リースなどを制作。華やかに飾られた創造性豊かな作品に来場者の注目が集まっている。
今回、初めて友人の田沢房子さん=箕輪町三日町=が出品。生花を枯れないよう特殊加工した「ブリザーブドフラワー」でブーケなどをアレンジした。「本物の花のように感じてもらえれば」と来場を呼び掛けている。
土日は休館。午前8時30分縲恁゚後5時10分。 -
駒ケ根市高連講座2題
駒ケ根市高齢者クラブ連合会(高坂繁夫会長)は5日、会員を対象とした交通安全教室と消費者問題講座を駒ケ根駅前ビル・アルパで開いた。約80人が集まり、それぞれの講義に耳を傾けた。
交通安全教室は駒ケ根警察署の渋谷保人交通課長を講師に迎え、最近の交通事故の特徴や安全な運転と歩行についての話を聞いた。渋谷課長は今年起きた高齢者の死亡事故について、松川町の高齢男性のミニバイク単独転倒事故や伊那市で横断中の歩行者がはねられた事故などの詳しい発生状況を説明=写真。「年を取ると知らず知らずのうちに判断や動作が遅くなる。十分なゆとりを持ってほしい」と話した。
消費者問題講座では全国消費者生活相談員協会の草間恵美さんの講演「高齢者を狙う悪質商法」を聞いた。 -
箕輪町の子育て情報誌編集・発行「子育てママさんs」
子育て支援施設など要望箕輪町の未就園児を持つお母さんお父さんのための情報誌「すくすくちびっこだより」を発行している町内の子育て中の母親有志「子育てママさんs」は6日、平沢豊満町長と懇談し、子育て支援施設整備などを要望した。
「子育てママさんs」は会員4人。町子どもセンターに事務局を置き、情報誌の編集・発行をする。年4回の発行計画で第1号を8月、第2号を11月下旬に発行した。第1号は町内の子育てサークル紹介、第2号は近隣の子育て支援施設の体験レポートなどを特集した。
懇談で会員は、0歳や1歳児の出かける場所があまりない実情を説明し、「登録しないで気軽に行ける場所がほしい」と要望。施設の1室などでスタッフが常駐し、親子や母親同士の交流、地域のお年寄りとのふれあい、ときにはイベントができる場を望んだ。
平沢町長は、「前向きに、どこか自由に使える場を考えたい」と答えた。
公園の壊れている遊具の修理、子育て中の母親の声を聞く場、勉強会など親が学ぶ場の提供なども要望した。 -
骨粗しょう症学習会
駒ケ根市は7日、骨粗しょう症など骨の健康について学ぶ学習会を市ふれあいセンターで開いた。市が行う健康診断の測定で骨密度が「正常」とされる男女別・若年成人平均値の80%以下と診断された人など約30人が参加し、骨を健康に保つ方法などを学んだ。
市内で開業する山村眼科整形外科の理事長で医師の山村俊典さんは「骨粗しょう症のメカニズムと治療法」について講義した=写真。山村さんはスライドで写真を示しながら「骨粗しょう症は寝たきりの原因にもなるので早期の発見が大事。原因はさまざまだが、骨を丈夫に保つためにはカルシウムを多く取ること、適度な運動をすることが効果的」と話した。
中谷内科医院の健康運動指導士井上成子さんは「骨を元気にするための運動習慣」として、自宅でも簡単にできる運動を紹介した。栄養士による「骨を元気にするための食生活」の指導もあった。 -
アマランサス研究会でアマランサスを使った試作和菓子が登場
市内の食品加工会社や生産者、研究者などでつくる伊那地域アマランサス研究会が6日、伊那商工会館であり、商品化に向けて研究を進めているアマランサスの試作菓子が披露された=写真。
遊休農地解消や地域おこしなどを目的として市内で栽培が始まっているアマランサスだが、現在はまだ、販売段階に至っていない。そこで今年4月、さまざまな分野の代表者らが集まり、生産から加工、販売までを体系的に研究する研究会を発足。その一歩として、各食品加工会社がそば、うどん、甘酒、パン、茶などの試作品を提案するなど商品化に向けた取り組みを着々と進めている。
この日提案された試作品は小麦をベースとする皮の中にゴマのあんを入れた和菓子と落雁(らくがん)。ともにアマランサスの葉を粉末状にしたものを混ぜて使用した。試食した会員からは「見た目より香りがする」「おいしい」など、好意見が多く出た。
研究会は、来年2月ころに有識者を対象にした試食会を開き、更なる研究を進めたいとしている。 -
かんてんぱぱで阿南窯、窯出新作展と阿南町ゆかりの工芸作家展
阿南町ゆかりの工芸作家6人による「窯出新作展と阿南町ゆかりの工芸作家展」が11日まで、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれている。作家の個性が生きた陶芸約250点と、自然の風合いが生きた漆芸や染織など約50点が、訪れた人の目を楽しませている=写真。
1985年に作られた阿南町の三連房登り窯(阿南窯)は、阿南陶芸の中心的存在でありながら、ここ10年はたかれること無く放置されてきた。そんな中、町の陶芸体験館で講師を務める3人の作家が、町の活性化に役立てよう竏窒ニ、11月下旬、10年ぶりにこの窯を使って作品を制作。その新作を、今回の作品展に集めた。阿南町内漆芸、染め織り作家2人も参加している。
陶芸は、ともに自然釉を使っており、5日間のたき上げにより、「まき」ならではの色を実現。漆芸、染め織りは、原料とする天然の素材の温かみを最大限生かした作品となっている。
陶芸作家の水野雅史さんは「阿南町は自然豊かなところ。自然の良さを味わってほしい」と話していた。
入場無料。午前10時縲恁゚後5時(最終日は午後4時)。