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かんてんぱぱで2days happy~ビーズアクセサリーと暮らしの雑貨展~
普段の忙しさをしばし忘れ、2日間を楽しんでもらおう竏窒ニ、「2days happy縲怎rーズアクセサリーと暮らしの雑貨展縲怐vが3日まで、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれている。オリジナルアクセサリーや身の回りで使える小物など約300点が、訪れた人を楽しませている=写真。
年代も分野も異なる8人の女性たちが集まって企画している作品展で8回目。上伊那を中心に、山梨県、三重県の作家も参加している。
会場にはビーズや天然石のアクセサリー、帽子、布製バッグ、フェルト小物、アートフラワーなどのオリジナル作品が並んでいるほか、ネールアートやお茶の体験コーナーもあるなど多彩。近年注目を集めている「ビーズステッチ」を用いたアクセサリーもあり、多くの女性客の心をひき付けていた。
代表の平沢いづみさんは「普段の生活から抜け出して楽しんでもらえる空間。ぜひお越しください」と話していた。
入場無料。午前10時縲恁゚後4時。 -
高遠町図書館「としょかんまつり」
伊那市高遠町図書館の20周年「としょかんまつり」は2、3日、町文化センター内の同図書館で開いている。20年間の懐かしい写真や貸出し冊数の推移資料を展示した「20周年のあゆみ展」や「えほんの複製原画展」「古本・雑誌市」などの企画を繰り広げている。
3日午前10時30分からは、「はじめての古文書教室」と題して図書館で所蔵する古文書などを読み解く。同午後1時30分からは、「風船飛ばし・こどもひろば」があり、保育士らによる読み聞かせや、メッセージ付きの風船飛ばしをする。
1986年10月26日、同図書館が誕生した。20年間の貸出し総点数は110万8920点。蔵書数は開館当初と比べ、約1万2千点から約9万点まで増えているという。05年の一人当たりの一年間の貸出し点数は8・4点だった。
「20周年のあゆみ展」を見学する利用者 -
東春近で子育て親育ち講座
子どもとの向き合い方について考えよう竏窒ニ29日、園児や就園前の幼児を持つ保護者を対象とした「子育て親育ち講座」が伊那市の東春近中央保育園であった。地域の母親など約20人が集まり、飯田児童相談所の臨床心理士・小木曽計男さんから、幼児の成長や心理や、ともに育ち合っていくためのヒントを学んだ=写真。東春近地区社会福祉協議会主催。
取り組みは6年目。これまでは児童の保護者を対象とすること多かったが、より幅広い人に聞いてもらえるよう、今年は保育園での講座を企画した。
小木曽さんは、忙しい現代の母親の多くは、自分の子の発達がほかの子より遅れていることなどに育児ストレスを感じている現状を説明。しかし、各成長段階に、その時に学ばなければならないものがあり「それをむやみに早めたり、我慢させれば、後で必ず爆発する」として、子どものペースを尊重し、個性を伸ばしてあげることの大切さを語った。
また「“母親”“父親”という感情は子どもの誕生と同時に芽生え、子どものの成長とともに育っていく」とし、互いに育ち合っていくことが、子育てであることを示した。 -
かんてんぱぱで大工のひまつぶし展
木からさまざまな文字を切り抜き、それを板に貼り付けた木工作品を手掛けている伊那市の酒井一さんによる「大工のひまつぶし展」が3日まで、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれている。印象的なことわざを貼り付けた壁掛けや表札、甲板など約600点が、訪れた人の目を楽しませている=写真。
本業は大工。家を建てる時に生じる銘木の切れ端を「何かに使えないか」と、オリジナルの表札として家主にプレゼントしたことをきっかけに始めたものだが、周囲の評判がよく、仕事の傍ら作品制作にも取り組むようになった。
表札のほか、四文字熟語やことわざ、「信濃の国」などを作品としたものなど多彩。中には、ラジオなどから流れてきた気に入った言葉を書き留めて作品としているものもあるという。使う木もカキ、ケヤキ、イチイなどさまざまで、木目の違いが、作品の表情を変えている。
酒井さんは「昔ながらの木の良さを知ってもらえれば」と話していた。
午前9時縲恁゚後5時(最終日は午後3時まで)。入場無料。 -
イルミネーションフェスタみのわ
3日点灯セレモニー箕輪町の中心市街地活性化のため活動する「みのわTMOネットワーク2004」が、「イルミネーションフェスタみのわ」を初企画した。「地球と生命」をテーマに3日から07年1月27日まで、センターパークまつしまを中心にイルミネーションで市街地を彩る。
みのわTMOネットワーク2004は、町商工会が進めるTMO構想の実働部門。04年、日の出商工会が独自で松島駅前通りに電飾をつけたことをきっかけに、05年はTMOの活動として範囲を広げて、今年は委員会を組織して本格的なフェスタを計画した。
フェスタは3カ年計画で、今年は「地球と生命 パート1」。▽太陽のステージ▽銀河の誕生▽太陽系の誕生▽原始地球の誕生▽海の誕生▽恐竜の時代▽凍結の時代-の各テーマを設け、宇宙の誕生から地球の誕生、生命の誕生をイルミネーションで表現する。7メートルもある恐竜も出現する。
点灯セレモニーは3日午後5時から、センターパークまつしま。午後3時から6時まで、ゲーム大会もある。
23日は、町道6号線ゆりの木通りを歩行者天国にする。時間は午後3時縲恁゚後9時。
町道6号線沿いに開設したTMO事務所は、美術ギャラリーとして開放する。 -
栃若さん飲酒運転撲滅CD制作
元大相撲幕下力士で歌手の栃若清光さん(71)=宮田村新田=は30日、駒ケ根警察署(山本修作署長)を訪れ、飲酒運転の撲滅をテーマにしたオリジナル曲『「飲酒運転撲滅編」飲んだら乗らぬが人の道』入りのCDを自主制作したことを報告した。初回制作する千枚のうち600枚を同署に寄贈する。栃若さんは「飲酒運転防止に何か力になれることはないかと考えたが、自分には歌しかできない。皆にこの曲を聴いてもらい、飲酒運転について考えてほしい」と話した。
曲は「ほろ酔いでアクセル踏めば愛車が凶器に早変わり」「勧めた君も重たい罪よ」などと飲酒運転の戒めを明るい演歌調で訴えたもの。デモテープで曲を聴いた山本署長は「いい歌だ。早速管内を走る安協の広報車や飲食店などで流してもらおう。年末交通安全運動に向けていいアピールができる」と寄贈を喜んだ。県内各署にも配布する考え。
栃若さんは17日に宮田村の村民会館で開く新曲発表会の席上でCD600枚を同署に贈呈する。 -
冬の風物詩 ザザ虫漁・解禁
伊那谷の冬の風物詩となっているザザ虫漁が1日、天竜川水系で始まり、愛好者らが今シーズン初めての漁を楽しんだ。関係者によると今期は、7月の豪雨災害の影響で虫が死に収穫量が少ない見込みだ。漁期は2月末まで。
伊那市東春近の天竜川の春近大橋上流では、中村和美さん(79)=同市中央区=が例年と同じ場所で漁。自分で考案した鉄製カンジキをつけた足で器用に川底の石を裏返しながら、手製の「四つ手網」に虫を集めた。
30年近くザザ虫漁を続けている中村さんは「今年は楽しみが少ない」と少し残念顔。一昨年の台風で川が荒れた後、昨年は豊漁の年に比べて収穫量が50%ほど回復したが、本年はその1、2割ほどと予想する。
ザザ虫はトビゲラ、カワゲラ、ヘビトンボの幼虫が主な対象だが、天竜川ではトビゲラが主流になっているという。
ザザ虫漁が解禁となりさっそく天竜川で漁を楽しむ -
山の上企画
赤花ソバ、みのわ温泉源泉を使った新化粧品発売箕輪町三日町の山の上企画(山崎勝美代表)は1日、箕輪町でなじみの赤花ソバと、みのわ温泉源泉を使用した源泉シリーズの化粧品を新発売する。
商品は化粧水、化粧ジェル、ボディソープ、シャンプー、トリートメント、赤花ソバ固形石けん。
乾燥させた赤花ソバ(高嶺ルビー)と源泉を使い、信州らしくリンゴの香りをつけた。保湿効果とアロマによるリラクゼーション効果があるという。石けんは泡立ちがよく、さらに泡切れもよいのが特徴。固形石けんのみ香りを加えず素朴に仕上げている。
04年から06年の2年間の商品開発研究で、モニター調査の結果、ソバアレルギー反応は無いという。
固形石けん630円、そのほかの商品は各1500円。
同時発売する「透明感の有る肌用洗顔石けん」は、植物性石けん素地にローズマリーと国産の天然鉱石ブラックシリカを加えている。価格は1200円。1日縲・5日までは販売記念で千円。
山の上企画で販売する。問い合わせは同企画(TEL79・3338)へ。 -
門松づくり始まる
門松づくりの名人、中川村大草南陽の小沢豊実さん(60)は29日から門松づくりを始めた。第1号は飯田郵便局に納める大型1対、以後12月25日ころまでに、企業や商店から依頼された対20組、シングル40基、ミニ50基をつくる。高さは1・5メートルを中心に、村文化センター用の特大2・75メートルからミニサイズの75センチまで3サイズ。
材料のモウソウチクや松の枝は友人の竹林や山から、南天(ナンテン)は畑で作ったり、不足分は村内で調達する。梅の枝も知人の果樹園からもらい受け、ハウスでつぼみがほころぶまで加温する。しめ縄やはかまを編むわらは、休耕田9アールに稲を植え付け、青刈りするなど、材料は全て村内産を用い、百%手作り。
オイルの空き缶の回りにわらで編んだはかまを巻きつけ、直径13センチの竹3本を中心に、松とナンテン、梅を組み合わせ、紙四手としめ縄をあしらって、でき上がり。
缶の中には水の入った竹筒を入れ、その中に松や南天、梅を生けこむのが小沢さん流「いつまでも葉が落ちず、青々している」とか。 -
手良保育園でクリスマスツリーの飾り付け
サンタさんが早く来るといいな竏秩B伊那市の手良保育園の園児たちが30日、クリスマスツリーの飾り付けをした=写真。
例年同園では、本物のモミの木をツリーにしているが、今年は手ごろなモミがなかなか調達できずにいた。そこで、園児の保護者にも協力を呼びかけたところ、一人の園児の祖父が「もらってくれる人がいたらいいと思っていた」と、山に生えている高さ3・5メートルのモミの木を提供してくれた。
飾り付けは83人の全員が参加。園児は、サンタ、ベル、長靴など、思い思いの飾りを順番に飾り付け、最後にランプが点灯すると、拍手をして喜んだ。
保育士が「大きなツリーが出来たのを見て、サンタさんも来るかな」と話しかけると、園児らは「やったー」と、笑顔を見せた。 -
伊那市八幡町・尚美堂店主
宮下敏さん(71)この時計も「直してほしい」ってついこの間持ってきたんだよ竏秩B使い込まれた古時計を嬉しそうに眺める。
父からの店を引き継いで42年。「出来る限りを尽くす」を信念に、数多くの時計を直してきた。今年は、その技術と経験が認められ、「信州の名工」の一人にも選ばれた。「いろんなことをしてきたこととの兼ね合いもあるのかもしれないけど、急なことで驚いている」と本音をもらす。
◇ ◇
小さい時から機械いじりが好きで、働く父の姿を見て育った。15歳の時、修理工としての本格的な修行を積むため、駒ヶ根市内の時計店へ。
最初に任されたのはベンジンでの箱磨き。寒い冬は、冷たい液で手がかじかみ、震えながら箱を磨いた。そんな日々を重ねる中で、大きい時計から徐々にいじらせてもらえるようになっていった。
機械時計の心臓とも言える「アンクル」を任せてもらえるようになったのは、3年ほど経った時のことだった。アンクルに付いてるルビーの爪石は、秒針の進む速さを決める要。その角度で、時計の正確さは決まる。
「最初は全然分からなくてね。失敗するとアンクルに当たる『がんぎ歯』が欠けて、限りなく回転した状態になってしまう。何度も失敗して散々怒られたよ」と笑う。
6年間の修行の後、“他流試合”の意味を込めて東京の時計屋で7年間働き、地元に戻ってきた。
◇ ◇
大切な人からもらったもの、何かの記念に贈られたもの竏秩B修理に持ち込まれる時計の中には、特別な思いがこもったものも多い。
ある時、「何軒も回ったけど断られた。直してほしい」と一人の客が駆け込んできた。その時計はネジは巻くことができず、何個所も故障しており、ほかで断られるのも無理のない代物だったが、引き受けることを決めた。
動かない場所の調整、減った部品の取り替えなど、あらゆる個所を修理するには、2週間ほどを費やした。その後、きちんと動くかをテストし、持ち主へと返すことができた。
「ありがとうございます」。そう笑顔を見せる客の姿が嬉しかった。
「修理した時計を見て喜んでもらえるのが何より。結局自分も時計が好きだってことなんだろうね。何がきても恐くないという自信はあるし、珍しい時計や複雑な時計ほど挑戦してみたい。まだまだ見たことのない時計はたくさんある。そんな時計をぜひ持ってきてほしい」 -
森林セラピー協議会
モニターツアー結果報告南箕輪村森林セラピー協議会(大熊恵二会長)は29日夜、第6回会議を開き、10月末に大芝高原であった森林セラピーモニターツアーの結果を報告し協議した。
来年4月のセラピーロードのグランドオープンに向けた準備として計画したモニターツアーは10月29、30日、東京都12人、神奈川県4人、長野県内3人の計19人が参加。年代は40歳代から70歳代で、60歳代が最も多く12人だった。
ツアーメニューは大芝高原みんなの森のセラピーロード散策、マレットゴルフ体験、温泉入浴に加え、健康チェック、ストレスチェックなど。
ストレスを調べるアミラーゼ測定は、来村直後の平均値はストレスが「ある」の範囲だったが、みんなの森散策後またはマレットゴルフ後は「ややある」に下がった。
アンケートでは、みんなの森の印象は「とてもよかった」14人、「よかった」5人と好印象。▽散策路が整理され、ひざ、腰にやさしかった▽森の深い所まで道を作ってほしい▽伐採して森の中にもっと光を入れてほしい-などの意見があった。
ツアー全体は「満足」の評価で、改善点には▽健康チェックの時間配分の工夫▽セラピーロードの散策にもっと時間をとってもよかった▽マレットゴルフの時間をもう少し長くしてほしかった-などがあった。
協議会では、ゆとりあるメニュー作り、みんなの森の中だけでなく牧草地まで広げたコースプラン、案内板の整備などの検討の意見があり、大熊会長は「ツアーを参考にグランドオープンに備えていきたい」と話した。 -
伊那市役所で小学生防犯写生大会作品展 12月5日まで
第26回小学生防犯写生大会の作品展は12月5日まで、伊那市役所1階市民ホールで開いている=写真。「低学年の部」「高学年の部」の、金、銀、銅賞と佳作の入選作品18点が並び、防犯活動に一役買っている。伊那地区防犯協会の主催。
10月7日、伊那地区の小学生を対象に写生大会を実施。同月30日、伊那消防署で、伊那警察署長、小学校美術教諭らによる審査があり、参加者55人の作品から入選作品を選出した。
ポンプ車、救急車、パトカー、はしご車などを水彩絵具やクレヨンなどで写生。画面いっぱいに描かれた迫力ある作品や車両の細部の構造まで描き込んだ力作など、一人ひとりの個性が詰っている。 -
ながた自然公園
11月末で今季の営業終了箕輪町長田の「ながた自然公園」は30日で、本年度の営業を終了する。
宿泊棟、マレットゴルフ、焼肉広場、足湯は12月から来年3月まで利用できない。テニスコート3面の利用は、ながたの湯フロントに申し込む。ただし積雪時は使用できなくなる。 -
国際交流ボランティア大会
窓拭き、落ち葉掃除できれいに箕輪町国際交流協会の日本語教室と子どもポルトガル語教室は25日、ボランティア大会で日ごろ教室会場として利用している町文化センターで窓拭きと落ち葉掃除をした。
授業で使う文化センターに感謝の気持ちを込めた掃除で、初めて計画。外国人を対象とした日本語教室、母国語を学ぶ子どものためのポルトガル語教室の生徒ら約30人が参加した。
センターの大きな窓を丁寧に拭き、子どもたちも竹ほうきで建物周辺の落ち葉を掃き集め、約1時間かけてきれいに掃除した。
終了後はポルトガル語教室の母親が作ったケーキを食べ、皆で交流した。 -
花いっぱい運動で村内施設にプランター配布
南箕輪村の花いっぱい運動で28日、南部小学校6年生と信州大学農学部の学生らが、間伐材を利用した手製プランターにチューリップの球根を植え、村内の福祉施設や役場庁舎などに配った。施設では、来年5月の連休ころの開花を楽しみにしている。
信大農学部ISO学生委員会のメンバーらが、演習林の間伐材の有効利用と景観づくりなどの目的で花いっぱい運動に提案。プランターは過日、花いっぱい推進協議会員と学生で製作した。
球根植え作業には南部小6年生26人が協力。南箕輪村ひまわり号の会が寄贈した球根を信大生らと一緒に植えた。プランターは16個あり大芝荘、村社協、老人ホーム、役場庁舎など8カ所に2個ずつ届けた。
信大生は「児童と一緒にとても楽しくやらせてもらえてうれしい。来年もぜひ活動に参加したい」。児童は「球根植えは楽しかった。自然がいっぱいで住みやすい村になってほしい」と話した。 -
新年号掲載のエッセー、詩などを募集
伊那毎日新聞社は、来年1月発行の弊紙新年号に読者の皆さまの日ごろの想いをつづったエッセー、詩、俳句、川柳、短歌や漫画、写真等を掲載し・ス読者と共に住みよい地域づくり・スを目指す地元紙にふさわしい新年のスタートを切りたいと考えております。ぜひ自身作をお寄せください。
テーマは自由。字数などの制限も特に設けませんが、長い文章などは何回かに分けて掲載する場合があります。お一人で何点応募されても結構です。
来年1月1日付から順次掲載致します。新年にあまりふさわしくないと判断したものは後日掲載となりますのでご了承ください。
応募締め切りは12月15日(郵送の場合は消印有効)。
送り先は、郵便「〒396竏・021 伊那市伊那3648 伊那毎日新聞社編集局」、Eメール「info@inamai.com」、ファクス「0265・77・1950」。
問い合わせは、伊那毎日新聞社編集局(TEL0265・72・4100)へ。 -
信大農学部留学生と地域住民の交流会
地域の伝統郷土料理を通じて国際交流を深めよう竏窒ニ、信州大学農学部の留学生24人と男女共同参画の推進を図るための活動に取り組む「パートナーシップいなし」(有賀千篤会長)の会員11人が29日、伊那市西箕輪のそばの家「名人亭」で、そば打ち体験をした=写真。
地域レベルでの国際交流と相互理解を深めることを目的とする取り組みで10年目。過去には小学生や高齢者などと交流したこともあり、例年交流する主体を変えている。
信州そば発祥の地と言われる伊那のそば打ちを通じた交流会を企画した今年は、伊那市そば打ち名人の会の小林史麿会長を迎え、あらかじめそばの歴史について学んだ後、そば打ちに挑戦。留学生だけでなく、地域住民にも初めてそば打ちをする人が多かったが、粉を調理する習慣のある国から来ている留学生の中には、馴れた手つきで生地を練ってみせる者もおり、周囲を関心させていた。 -
山の上テラスのクリスマス・イルミネーション
箕輪町三日町の「山の上テラス」(山崎勝美代表)で12月1日、クリスマス・イルミネーションが始まる。点灯は25日まで。
5年目を迎え、今年のテーマは「Love Peace 縲怦、ある平和縲怐v。電飾は教会をメーンに、地上には10メートルもある十字架を作り、クリスマスツリーやサンタクロース、スノーマン、ハートなど庭中に飾りを施した。長さ5メートルの5線譜に、ある曲の楽譜の一部を現した飾りもある。
山の上テラスが自然エネルギーに取り組んでいることから、今年も点灯にかかる電力の3分の1は、風力と太陽光発電でまかなう。
毎日午後5時半に点灯。終了時刻は15日まで午後9時、16日から25日までは午後10時。 -
歯のポスターで全国優秀賞
日本学校歯科医会が主催する「06年度全国歯・口の健康に関する図画・ポスターコンクール」の優秀賞に駒ケ根市の赤穂小学校6年木下美月さん(12)の作品が選ばれた。28日、同小を訪れた校医の須田哲夫さんとともに晴れの受賞を喜んだ=写真。木下さんは「まさか選ばれるとは思っていなかった。とてもうれしい」と話した。自身も虫歯はなく、歯医者にはこれまで1回行ったことがあるだけという。
ポスターは笑顔で歯を磨くお年寄りを正面から大きく描き「わしゃ80歳まで自分の歯」と文字が書かれている。祖父をモデルに描いた。 -
消防協力者に感謝状
火災の発生を未然に防いだとして伊南行政組合消防本部北消防署(米山覚署長)は28日、駒ケ根市中央の燃料店吉瀬燃料の社長吉瀬国利さん(84)に対し感謝状を贈った=写真。吉瀬さんは「あと数分発見が遅れれば火事になっていたのでは。役に立ってよかった」と笑顔で話した。
吉瀬さんは15日午後2時30分ごろ、石油の伝票を届けようと店から約30メートル離れた居酒屋「いち」を訪れてドアを開けたところ室内に煙が充満していたため、とっさにガスコンロの火を止めるなどして消防署に通報。火災を未然に防いだ。居酒屋の経営者は約1時間前にアルミ鍋で調理を始めたが2階で待つうちに寝入ってしまい、鍋の過熱で煙が充満しているのも知らずにいたという。米山署長は「現場は建物が密集している所で、火災になったら人命の危険があった。これからも火災予防に力を貸してほしい」と感謝を述べた。 -
落ち葉
落ち葉の季節。朝の冷えこみで、金色に輝いたイチョウも、鮮血のような鮮やかな紅葉も潔く葉を落した。木から離れ、自由になった葉は宙にくるくると舞い踊る。そして歩道をからからと走る。時には止まり、集い、また離れ、さまよう。やがて、歩道の端のU字溝に積もる。もう走れない。落ち葉の季節はうら悲しい気分にさせる▼が、木は葉を落とし、丸坊主になっても、冬空に向かって凛と立つ。枝先には冬芽を持ち、春には芽吹く、花も咲かせる、だから潔く葉を落す▼厳しい冬に向かって、しっかりとした冬芽(希望と言い換えてもいい)を持っていないから「うら悲しい」なのだ。小さくても希望の火を見付け燃やせることができれば「冬は楽し」なのだが:(大口国江)
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ハンセン病懇談会
不治の業病として恐れられたハンセン病についての正しい理解を深めてもらおうと県は26日、ハンセン病療養所入所者との懇談会を駒ケ根市の県看護大学で開いた。群馬県の国立療養所栗生楽泉園に入所している元患者の丸山多嘉男さん(79)が偏見や差別の根絶を訴えた=写真。
14歳で発病し、数年後草津の療養所に「強制収容された」という丸山さんは『ライ患者一掃竏窒ワず8名収容』と書かれた当時の新聞を示し「一掃とはごみをはいて捨てることだ。自分たちは人間でなく、ごみと同じ扱いなのか竏窒ニ悔しい思いをした」とこれまでのつらい思いを語った。時折涙で声を詰まらせながら切々と語る丸山さんの体験談に、集まった約10人はうつむきながらじっと耳を傾けていた。
ハンセン病はらい菌による感染症だが感染力は弱く、発病はごくまれ。発病すると皮膚や末梢神経が侵される。かつては不治とされたが、化学療法や投薬などにより治癒する。 -
旧中沢中記念碑移設
市道建設のために今月移転した「中沢中学校之碑」のしゅん工式が26日、中学のあった駒ケ根市の中沢小学校校庭の一角で開かれた。同窓会員ら約30人が集まり、石碑の前で懐かしい校歌を歌って往時をしのんだ=写真。
石碑は1980年に旧中沢中学校校舎が老朽化のため姿を消すのを記念して建てられたが昨年10月、主要地方道駒ケ根長谷線中沢地域バイパス改良工事に伴う市道の取り付け道路のルートに当たることが分かり、移転について同窓会(北原儀平会長)が中心になって話し合いを進めてきた。今月中旬に工事に着手し、東に約7メートル移築する工事を18日までに終えた。県の移転補償費用は約86万円。 -
伊那市でエイズ予防・性教育講演会
エイズ感染者で、来日するたびに各地でエイズ予防を訴える活動をしているブラジル人、ジョゼ・アラウージョ・リマ・フィーリョさんによるエイズ予防・性教育講演会が26日、伊那市民会館であった=写真。在日ブラジル人など約30人が参加。エイズ対策として先進的な取り組みをしてきたブラジル事例を通して、エイズから身を守るための方法や、子どもへの性教育のあり方を学んだ。
市内に住む在日ブラジル人にもエイズや性教育について学んでもらおう竏窒ニ、始めた取り組み。日本人も参加できるよう、日本語の同時通訳もしている。
ジョゼさんは2000年には感染者が150万人になると言われていたブラジルでは(1)治療の無料化(2)匿名での検査の実施(3)感染が進む特定グループでの予防対策竏窒iめ、60万人まで感染者を抑えた実例を紹介。「日本は先進国でありながら唯一エイズ感染者が増えている。私たちは国に対して正しい情報を提供してもらい、性について語り合っていかなければならない」と語った。
また「市内でも匿名かつ無料でエイズ検査が始まっており、気軽に検査に出かけてほしい」と呼びかけた。 -
第31回伊那市勤労青少年ホーム祭
第31回伊那市勤労青少年ホーム祭が25日、同ホームであった。サークル活動や講座受講でホームを利用する約50人が集まり、さまざまな催しを通して交流を深めた。
年に一度開く利用者の交流会。今年は「楽」をテーマに、20近いサークルや講座が参加。会食を交えながら、バンド演奏や各グループの取り組み発表などが行われた。
イベント企画やオリジナルグッズの企画制作をしているグループ「笑龍」は、さまざまなイベントをより楽しくするために開発しているオリジナルフード6種類を発表。
形や見た目はどれも似通っているが、味や触感はこれまでにない新鮮さを追求しており、試食した参加者は「面白い味」「カリカリしていて美味しい」などと話しながら楽しんでいた。 -
おはなしを楽しむつどい「わらべうたで遊ぼう」
おはなしを楽しむつどい「わらべうたで遊ぼう」は25日、箕輪町文化センターであった。親子連れら35人がわらべうたを歌い、一緒に楽しく遊んだ。箕輪町民ら有志によるおなはしを楽しむつどい実行委員会の主催。子ども夢基金助成活動。
福音館書店社外講師として全国で講演活動をしている神奈川県茅ヶ崎在住の荒川薫さんを講師に招いた。
わらべうた「おてぶしてぶし」は、どんぐりが左右どちらの手に入っているかを当てる。皆で歌い、荒川さんが両手をにぎって差し出すと、子ども達が集まって「こっち」と指差し、「おおあたり」と当たると飛び上がって喜んでいた。
「もどろもどろ」「おちゃをのみにきてください」など、参加者皆で輪になって遊んだ。 -
【記者室】ハンセン病を知っていますか
ハンセン病(古くはらい病)についてご存知だろうか。不治の病とされ、病状が進むと皮膚が変形することもあるためか必要以上に恐れられてきた。らい菌によって起こるが感染力は極めて弱く発病はまれ。投薬で完治する▼戦後間もなく強制的に療養所に収容された元患者の話を聞いた。涙で声を詰まらせながら語る言葉から、誤った国の政策により一生を台無しにされた無念の思いがひしひしと伝わってきた▼・ス元・ス患者は今も療養所で暮らしている。「半世紀以上も社会から隔離されてきたんだ。いまさら出てもいいと言われても住む家も家族もない」竏秩B恐ろしいのは病気よりもむしろ無知による偏見や差別だ。ハンセン病に限らず加害者にならないよう心したい。(白鳥文男)
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アルコール依存症研修会
駒ケ根市で精神障害者グループホームを運営するなどの福祉活動をしているNPO法人メンタルサポート駒の杜(松崎澄子理事長)は26日、アルコール依存症について考える研修会を駒ケ根市の県看護大学で開いた。約40人が集まり、三重県立こころの医療センターの臨床心理士杉野健二さんの講演「アルコール依存症とその家族の回復竏虫ゥ己喪失の病からの回復」を聴いた。
杉野さんはアルコール依存症について「体や心の疲れを癒そうとして酒に救いを求めるのはいいが、その依存度が病的に高まるとやがて24時間飲み続けずにいられない状態になる」と説明=写真。その上で治療法について「精神科への入院や通院でたいていは直るのだが、自分で断酒する強い意志がなければ結局は元に戻ってしまう」と話した。 -
伊那市消防音楽隊が消防庁のPRビデオに出演
3市町村合併により新たに発足した、伊那市消防団(田畑安彦団長、1156人)の機能別分団「消防音楽隊」が、総務省消防庁が作成する入団促進のPRビデオに出演することになった。27日夜、市民会館で、同隊の練習風景や団長らのインタビューの撮影があった。
音楽活動を通じて消防団の広報活動を任されている同隊は、特定の機能だけを受け持つ分団として消防団に所属。全国的にこうした形態は珍しいため、伊那市の消防団が同PRビデオに初めて取り上げられることになった。
消防音楽隊は1989年に発足。現在は10縲・0歳代の男女36人が隊員で、消防団の「出初め式」や定期演奏会、福祉施設の訪問などで演奏を披露している。レパートリーにはオリジナル曲「THE SPIRIT OF FIRE」などがある。
撮影では、小林明彦音楽隊長が発足の経緯や消防団への入団の呼び掛けなどインタビューを受けた。田畑団長は「団員として、この地域の安全確保のために啓もう活動を広げてほしい」などとテレビカメラの前で話した。
団関係者によると、PRビデオは今年度中に完成の予定で、全国の市町村などに配られるという。