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前箕輪町消防団長退任慰労会
本年3月に退任した荻原利一前箕輪町消防団長の退任慰労会が16日、箕輪町の伊那プリンスホテルであった。消防団員や来賓など約120人が、前団長の長年の功績を称えると共に労をねぎらった。
30年近く消防団員として町民の安全を守ってきた荻原前団長は、98年に副団長に就任。その後、03年から団長として団を支えてきた。
平澤豊満町長は「ボランティア精神と“町を守る”という意志が無ければ務まらない仕事。消防に対する考え方、消防現場での活躍には感銘を受けた。今後は消防だけでなく、町のさまざまな面で活躍してほしい」と感謝の言葉を送った。
荻原前団長は「さまざまな人の支えがあり、ここまでやってくることができた。これからもご指導、ご鞭撻をお願いしたい」と語った=写真。
その後、有志らによる余興披露などもあり、会場を楽しませた。 -
箕輪南宮神社例大祭
箕輪町木下の箕輪南宮神社で16日、例大祭があった。色鮮やかな「鹿(しし)頭」を被った子ども38人が獅子踊りを奉納=写真。集った人たちを楽しませた。
五穀豊穣にむけ、雨降りを願う神事。鹿踊りは、昔は鹿75頭の頭を神前に奉納していたことに由来しており、町無形文化財でもある。
神事は、名前に特定の文字を含む集落が天竜川の東側と西側に別れて隔年で行っている。福与、福島地区が担当した今年は、総代らを含め総勢100人が行列をつくった。
保護者に付き添われた子どもたちは、太鼓の合図に合わせてゆっくりと境内を3周。子どもの晴れ姿をビデオやカメラに収めようとする見物客もいた。
行列に参加した福与の三澤亜優ちゃん(5)の母・紀子さんは「上の兄弟の時も参加した。鹿頭は子どもにとって重めなので、それをもって歩くのは結構大変だった」と話していた。 -
全国大陶器市に20万点がそろう
伊那市の鳩吹公園で23日まで、全国大陶器市振興会主催の第6回伊那全国大陶器市が開かれている。高級美術品から日常食器まで約20万点の焼き物がそろい、初日から夫婦連れなどでにぎわった。
日本には伊万里、備前、信楽、美濃など焼き物の産地が多く、陶器市では各産地の陶磁器を集めて展示即売している。今回は14店舗が出店。業務用にも対応できる。
来場者は皿、茶わん、きゅうす、湯のみ、つぼなどが並ぶ会場をじっくりと回り、目当ての焼き物を買い求めた。価格は100円から。
中には、人間国宝で「白磁の巨匠」と呼ばれる井上萬二の有田焼の花入れ、藤原啓のとっくりとおちょこなどもある。
事務局の小原淳子さんは「大きい器を料理の3点盛りで使うなど食卓を楽しくする人が増えているのでは」と話し「地元にいながら各産地の焼き物と出合える機会」と来場を呼びかけている。
会場の一角では、北海道の海産物を販売している。
時間は午前10時縲恁゚後6時。 -
あんざんコンクールに小中高生56人が出場
日本珠算連盟伊那支部のあんざんコンクールが15日、伊那商工会館であった。6部門に、小中高生56人が出場した。
競技はかけ暗算、わり暗算、みとり暗算で、それぞれ問題の正解率を競った。
中学生・高校生の部1位の矢島翼君(13)=箕輪町=は、出場しなかった前回を除き、小学校4年生から各部門で1位を獲得。小学校1年生から珠算教室に通っている。コンクールに向け「教室がないときも家で練習した。うれしい」と結果を喜んだ。
学年別の1位は全国一決定審査問題にも取り組んだ。結果は後日届く。
結果は次の通り(敬称略)。
▽小学2年生の部(1)小沢奈々(箕輪中部)(2)高岡明歩(南箕輪)(3)井上仁(同)▽3年生の部(1)唐沢希(伊那北)(2)御子柴妃奈(伊那東)(3)神田朋美(同)▽4年生の部(1)有賀友哉(箕輪中部)(2)杉山花純(同)(3)上柳凌平(伊那東)▽5年生の部(1)沢島里奈(箕輪中部)(2)鈴木一朗(西箕輪)(3)宮脇里歩(伊那)▽6年生の部(1)福沢奈緒(伊那)(2)杉山美咲(箕輪中部)(3)郷頭愛(伊那東)▽中高生の部(1)矢島翼(箕輪中2)(2)上柳梨沙(伊那東部中2)(3)松田理沙(辰野中2) -
ふきはら大学
身を守る方法学ぶ箕輪町公民館の学級「ふきはら大学」は14日、箕輪町警部交番の倉田所長を講師に招き、犯罪や事故から身を守る方法を学んだ。
箕輪町内でも振り込め詐欺やひったくり事件などが発生しており、学生の希望で講座を計画した。
所長は、「事故や犯罪の被害にあわないことが一番。もし被害にあった場合はすぐに110番して」と話した。
盗難防止のため▽自転車やバイクは必ず鍵をかける▽バイクはハンドルロックの機能なども使う▽自動車は鍵を抜きドアロックを確実にする-ことを説明。自動車の盗難は2次犯罪に使われる危険性があることも話した。
振り込め詐欺や架空請求などは▽一人で判断しない▽家族などに確認、相談する-ことで、被害にあわないよう注意を呼びかけた。
襲われそうになった場合の対処法は、「助けてー」と大きな声を出し、初歩的な方法としてハンドバッグなど持っているものを振り回す、噛み付く、蹴るなどの方法を紹介した。 -
【記者室】熱中症と水分補給
梅雨が明けないまま蒸し暑い日が続く。気温だけでなく湿度も高いこんな時季には熱中症に注意が必要だ。日本気象協会によるとここ数日の県内の熱中症ランクは5段階のうち4に当たる「厳重に警戒」だという▼熱中症はただの暑さ負けとは違う。体温調節ができなくなって頭痛や吐き気、けいれんや失神などの症状が起こり、場合によっては死亡に至る。予防には水分補給が最も大切だが、汗とともに失われた塩分も同時に取る必要がある▼昔は運動中に水を飲もうとすると「根性がない証拠だ」「余計汗をかく」などと言われて納得していたものだが、今では水分は積極的に補給すべき竏窒ニいうのがスポーツ医学の常識だ。こまめな水分補給でこの時季を乗り切ろう。(白鳥記者)
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ピンホールカメラ教室
駒ケ根市のおもしろかっぱ館(小平容大館長)は15日、親子ピンホール写真機教室を同館で開いた。約10人の親子らが参加し、大学講師の石倉馥さんの指導でピンホールカメラ作りと現像などに挑戦した。
カメラの原理について石倉さんに「暗い箱に開けた小さな穴から光が入ると外の景色が映る」と説明を受けた参加者は早速カメラ作りに取りかかった。アルミカンを切った板に針で小さな穴を開け、内側を黒く塗ったボール箱に貼り付けるなどして完成。出来上がったカメラを持って外へ出た参加者は建物や風景など撮影したい物を決めると穴をふさいだテープをはがし、カメラを固定したまま数十秒かけて撮影=写真。暗室で現像にかかり、印画紙にネガ画像が浮かび上がると「できた」と大喜び。「次は何を撮ろうかな」とうれしそうに飛び出して行った。
教室は16日も開かれる。現像の続きを行うほか、通常のフィルムカメラでの写真撮影などを楽しむ予定。 -
かんてんぱぱでマザーグースパッチワークキルト展
伊那市西春近のかんてんぱぱホールで15日から、「マザーグースパッチワークキルト展」が開かれている。色鮮やかな生地を縫い合わせてつくられさ大判のタペストリーからバック、小物など約120点が、訪れた人を楽しませている=写真。
マザーグースパッチワークスクール(村上光子代表)の辰野、伊那、駒ヶ根教室で学ぶ受講者35人の作品展。総勢約60人が同スクールで学んでおり、松本市などでも作品展を開いているが「地元の人に気軽に見にきてもらえるように」と、南信地区の作品展を開くようになった。かんてんぱぱでの展示は一昨年に続き2回目。
受講者は平均して10年近くパッチワークをしているベテランが多く、細かな布を張り合わせてつくった2メートル四方のベッドカバーなども多数並ぶ。また、それぞれのパッチワークを張り合わせてつくる「フレンドシップキルト」は、花をテーマとしており、さまざまな花がずらりと並んでいる=写真。
村上さんは「手作りの良さを知ってもらうと共に、1点1点には作者の気持ちがこもっているので見てほしい」と話している。
午前10時縲恁゚後6時(最終日は午後5時)。入場無料。17日まで。 -
南箕輪村の南原地区でヒヤリ地図作り
南箕輪村交通安全協会南原部会と南部小学校PTAは15日、南原コミュニティセンターで、地区内で歩行者や運転者がヒヤリとする危険カ所を地図に示す「ヒヤリ地図」作りをした。役員と6年生計25人が地図を完成させ、危険な場所、足型マーク設置を希望する場所などを確認した。
村安協の働きかけもあり、南部小PTAと協力して計画。南部小学区の南原地区が取り組みの最初で、今後沢尻、神子柴の両地区でも作る。
児童を代表して6年生と、PTA3役、校外指導部、育成会、安協の役員、南部小の教諭が参加。事前に小学生のいる家庭に区内の地図を配り、親子で歩くなどして調べた危険な場所を、歩いていて自動車にヒヤリは赤、自転車に乗っていてヒヤリは緑というように色分けして大きな地図にシールを張った。
中央道西側の通学路、公民館や南原グラウンド近くの交差点などは危険な場所としてシールの数が多かった。
今回作ったヒヤリ地図は学校または公民館など皆が見ることのできる場所に掲示。足型マークの設置は今後、村安協、村駐在所と相談する。
PTAでは、「個人や一つの家庭だけでは分からない危険な場所も確認でき、情報の共有化になる。縮小した地図を各家庭に配布したい」としている。 -
ガールスカウトが信州高遠青少年自然の家でキャンプ
自然の音を聞いてみよう竏窒ニ、ガールスカウト長野第26団(木部則子団委員長)は15日、夏のキャンプを伊那市高遠町の信州高遠青少年自然の家で開いた。小学校低学年以下を中心とした21人が参加し、自然の中で食事作りなどに挑戦した=写真。
夏のキャンプは毎年の恒例行事。今年は、全体のキャンプを控えた小学校高学年は参加しなかったため、食事作りからイベントまで、小学4年生以下でつくるブラウニー部門の児童らが中心となって取り組んだ。
1日目のお昼は、子どもたちが考えた煮込みうどんとマカロニサラダづくりに挑戦。包丁を握り、リーダーや保護者に教えてもらいながらニンジンやネギを慣れない手つきでゆっくりと刻んだ。
キャンプは1泊2日で行い、宿泊は保護者が同行しない。木部団委員長は「子どもにとっても、親にとっても親離れ、子離れの機会になっている。思いリュックを背負った自分の子どもの姿を見て、子どもの成長を実感する保護者もいる」と話していた。 -
大芝高原&まつりPR用Tシャツ予約注文受け付け
南箕輪村開発公社は19日まで、今年の大芝高原&まつりPR用Tシャツの予約注文を受け付ける。
大芝高原音頭Newヴァージョン2006の完成を記念し、大芝高原のTシャツデザインを決めた。
左胸に南箕輪村キャラクター「まっくん」のイラストと、「信州大芝高原」の文字が入る。背中は、大芝の「大」の字をイメージした「アカマツくん」、「芝」の字をイメージした「ひのちゃん」が、大芝高原音頭Newヴァージョンを踊っている様子のイラストに、踊りの中にあるかけ声「ハイハイハイ」と、「踊!!大芝高原音頭」の文字が入る。「踊!!」は、かけ声「ヨッ」をイメージした。
サイズはS、M、LLL、3L、ジュニア(110、130、150)。色はホワイト、ブラック、オレンジの3色。価格は1枚1500円(税込)。
公社では、「このTシャツを着て、大芝高原音頭Newヴァージョン2006の踊りをきめちゃおう」と話している。
予約申し込みは村開発公社(TEL76・0048、FAX76・9655)へ。 -
三峰川でせせらぎウォッチング
伊那市の第18回川シンポジウム「川再発見!せせらぎウォッチング」(実行委員会など主催)が15日、三峰川であった。小中学生ら52人が水生生物を調査。「きれいな水」を1から順に5段階で評価し、三峰川上流を「1」、下流を「3」と判定した。
「せせらぎ竏秩vは川に親しみながら環境を考えようと10年以上続く催し。
学校教諭ら5人を講師に迎え、子どもたちは水素イオン濃度(pH)を調査したり、川に入って石を動かし、夢中になって川の生き物を採った。
三峰川橋下の三峰川は、きれいな水にすむヒゲナガトビゲラ、ウズムシ、少しきたないところにすむヒラタドロムシなどの生き物がいた。川の中州、岸など場所によっても異なった。
東部中学校1年生の伊藤駿君は「生き物の種類がいっぱいあって驚いた」と話した。
観察会を前に、市役所で水槽に入ったヨシノボリ、イワナ、アカザなど実物を見ながら生態についての説明を受けた。
観察場所はこれまで三峰川、小黒川などだったが、合併したことで三峰川に変更した。 -
純白とピンクのハス涼しげに
飯島町赤坂のふれあい農道沿い休耕田でピンクと白のハスが見ごろを迎えた。
ハスは八重で、近くの農業、小山重美さん(69)が3年前に、15アールの田に白1株、ピンク5株を植えたところ、繁殖し、今年は6月末から次々と開花し、今が見ごろ、今月末まで楽しめる。
小山さんは「どんな生物が生育するか調べるために水張り田にしている。ハスは農道を通るみなさんの目の保養になれば」と話していた。 -
はらぺこ保育園で麦刈り
伊那市富県で里山での生活を主体とした保育に取り組む「はらぺこ保育園」の園児たちは13日、昨年11月にまいた麦の刈り取りをした。約100平方メートルに草と入り混じって生えた麦をはさみで刈り取り、麦の感触を楽しんだ。
昨年から地域住民から借りている畑でさまざまな野菜づくりに取り組んでいる園児たちだが、麦の収穫は初めて。同園では、小麦を使ったチャパティーなどをつくることも多いため「原料となる麦から自分たちでつくってみよう」と、麦づくりに挑戦した。
富県は農作物への鳥獣害が深刻な地区。子どもたちの畑もシカとスズメの被害を受けており、子どもたちは「ここにかかし立てておけばよかったね」「折れているのは大丈夫」などと話しながら、畑に残った麦を丁寧に刈り取った=写真。
麦は来年まく分の種を確保し、残りがあれば石臼(うす)で引いて粉にするという。 -
天竜せせらぎロードプロジェクト
箕輪町の住民有志による「天竜川護岸の利活用を考える会(仮称)」(小池茂治会長)は13日夜、第3回会議を町文化センターで開いた。20人が参加して会の名称を「天竜せせらぎロードプロジェクト」に決め、天竜川の護岸を歩いた前回会議を基に、護岸の利活用について自由に意見を出し合った。
同会は、町内の天竜川堤防道路を町民皆が憩える親水護岸の道に整備しようと住民有志が設立した。
会の名称は、メンバーが提案した10候補の中から投票で「天竜せせらぎロードプロジェクト」に決定。会の名称と事業名は同一名を使い、国、県、町など公的機関などへの申請時には「推進会議」を名称の後に付ける。
会の運営は、運営委員会を組織することとし、委員4人を選任した。
8月下旬には天竜川上流工事事務所、伊那建設事務所、町をはじめとする公的機関などへの要請、協議をする考え。
今後は、運営委員会がメンバーから出された意見、要望をとりまとめ、ハード事業の素案作りと基本計画作りを進める。素案、計画案ができたところで全体会議を開き、計画を策定する。 -
すくすくはうすで運動遊び
南箕輪村の子育て支援すくすくはうすで12日、初の運動あそびがあった。親子で元気いっぱいに体を動かして楽しんだ。
村内保育園で運動あそびを指導している金井仁美さんの提案で、すくすくはうすが計画。10カ月くらいから3歳までの子どもとお母さん15組が参加した。
お母さんが足でトンネルを作って子どもが通る、お母さんの足の上に子どもがのって一緒に歩くなど、親子でスキンシップを図りながら楽しむ運動を中心に取り組んだ。
今回は未満児が多かったため、はいはいなども取り入れ、年齢の大きい子はぞうきんがけをして、支持力を鍛える運動あそびもした。子どもたちは、夢中になってはいはいをしたり、お母さんと楽しく遊んだ。
すくすくはうすでは、「親子が肌と肌で触れ合い、全身を使って遊ぶことができる」とし、7月25日、8月28、31日にも計画。今後月1回程度、運動あそびを取り入れたいとしている。 -
インドネシア青年らが小学校訪問
開発途上国の将来を担う青年を日本に招いて研修や交流を行うJICA(国際協力機構)青年招聘(しょうへい)事業で来日しているインドネシアの青年ら22人は13日、駒ケ根市の赤穂東小学校(熊谷正校長)を訪れ、児童らと交流した。4・5・6年生児童が6グループに分かれ、それぞれ剣玉やビー玉遊びなどの日本の伝統文化を紹介したり、ドッジボールなどを楽しんだりしたほか、給食を各教室で一緒に食べながら互いの文化に触れ合った=写真。青年らは学校給食について「ベリーグッドアイデア。インドネシアにはない。成長期の子どもたちの栄養面で大きなメリットがあるし、配膳や片付けを皆が協力して行うのも素晴らしい教育だ」と絶賛していた。
青年らは医師、薬剤師、看護師など、保健医療に携わる専門家。18日まで駒ケ根市に滞在し、駒ケ根青年会議所の協力で市保健センター、県看護大、昭和伊南病院などを視察する。 -
箕輪町地域づくり懇談会
箕輪町の各区は、箕輪町第4次振興計画に盛り込んだ地域づくりの具体的な取り組みのため、行政との地域づくり懇談会を開いている。
振興計画では、第7章「それぞれの個性を生かし、うるおいのある地域づくり」に、各区ごとに現状と課題、目指す姿、施策の展開を掲載。各区で目標実現に向け協議したり、実施計画を作るなど取り組んでいる。懇談会は6月末に始まり、8月末までに全区が終了する予定。
上古田区(唐沢利文区長)の懇談会は11日、区公民館であった。区民21人が参加し、役場職員3人と懇談。施策展開の項目ごとに町への要望を挙げたほか、現在の取り組み状況などの報告もあった。
同区は、振興計画策定時の検討グループを継続し、定期的に例会を開いて活動。「古田の里赤そばの会」など住民による団体も組織して地域づくりに取り組んでいる。
区民からは▽不法投棄防止のため林道にゲートの設置▽放置自動車対策▽住民ニーズを取り入れた福祉施策の計画-などの要望があった。町は、放置自動車対策で罰則を含めた条例制定を検討していることなどを説明。滞在型体験農業の受け入れに協力できる区民がいた場合に知らせてほしい旨も伝えた。 -
富県グリーンツーリズムが長谷の農家民宿で郷土料理の研修会
都会から田舎を訪れる人たちをもてなす方法を学ぼう竏窒ニ、伊那市の富県グリーンツーリズム推進委員会は13日、女性を対象とした視察研修会を伊那市長谷の農家民宿「みらい塾」で開いた。約30人が参加し、田舎料理を使ったもてなし方法や、宿泊者を受け入れるためのノウハウを学んだ。
同会は、伊那市富県地区の高烏山を背景に、農産物の収穫体験などをグリーンツーリズム事業の一環として展開している。昨年から、女性を対象とした郷土料理研修会を月に一度開催。地元農産物を使った郷土料理を学んでもらうことを目的としており、最終的には都会からの観光客を農家民泊でもてなせるようにしていきたいと考えている。
しかし、富県の住民は外部の人を自宅でもてなすことに慣れていないという実情もあり「まずは農家民泊を知り、その考え方に慣れてもらおう」と、今回の研修を企画。地元でも先進的に農家民宿をしてきたみらい塾を訪れた。
参加者は、蔵を利用した宿泊施設や、いろりなど、昔ながらの概観を生かした宿泊施設を見学。その後、地元農産物などで作られた郷土料理を試食した=写真。みらい塾の女将、市ノ羽幸子さんの立ち居振舞いなどから、客人との触れ合い方などをじかに学んだ。 -
アートギャラリー・ミヤマ 橋爪まさゆきさん陶芸展
岡谷市に窯を構える陶工・橋爪まさゆきさん(54)の陶芸展は17日まで、伊那市坂下区旭町のアートギャラリー「ミヤマ」で開いている=写真。生活を彩る日常雑器や花入れなど100余点を展示即売。個性的な形と落ち着いた色合いの器が並んでいる。
湯のみ、コーヒーカップ、皿、スプーンなどのほか、楊枝入れ付きの箸立てなどのアイデア商品も出品。「使い手が思わず手を出したくなる」(橋爪さん)作品が、来場者の目を楽しませている。
つや薬を使わない「無釉焼締」を中心に、ニーズに応じた釉薬を塗った陶器もある。焼いた時の温度の違いで、灰の色合いに表情が出る焼締の魅力が詰まった展示会になっている。
岡谷市生まれの橋爪さんは、栃木県の益子と福井県の越前で計6年間学び、1990年に独立するため築窯。県内を中心に東京都などで年間約6回の個展を開く。毎年恒例の同ギャラリーでは、11回目を迎える。
橋爪さんは「器を使った時に楽しんでもらえれば」と話している。
入場無料。午前10時縲恁゚後6時。問い合わせは、アートギャラリー「ミヤマ」(TEL72・4711)へ。 -
君島龍輝の木版画展 ベル伊那・18日まで
新進気鋭の木版画家・君島龍輝氏の個展は18日まで、伊那市日影のベルシャイン伊那店2階文化ホールで開いている=写真。日本の伝統工芸の魅力と、海外の感性とが醸し出す38点の作品を展示販売している。
米国のニューヨークと栃木県の那須のアトリエをベースに、創作活動を展開する作家。近年は国内で展示の場を設けているが、県内では初めての個展となった。
女性や、干支(えと)のイノシシや鳥などの動物を題材にした作品を出品。「木の温もりが感じられる日本の伝統工芸」(関係者)が見所の展示会となっている。
会場では「絵はがきセット」も売っている。
入場無料。午前10時縲恁゚後6時30分(最終日は午後4時)。 -
東伊那小4年生 「那須屋興産」などに社会科見学
伊那市大坊の中間ごみ処理業「那須屋興産」(池上幸平社長)のリサイクルセンターに12日、駒ヶ根市の東伊那小学校4年生17人が社会科見学に訪れた。リサイクル過程などを見学した児童は、各家庭でのごみの分別の大切さに理解を深めた。
同小4年生が訪問するのは本年で3年目の恒例。この日は、「伊那中央清掃センター」(同市美篶)なども訪れ、ごみの減量に向けた生活を見直すことを学んだ。
リサイクルセンターでは、ペットボトル、ダンボール、空き缶などの廃棄物を圧縮し、リサイクル原料に向けて処理される工程を見学。空き缶の分別について子どもたちは、家庭でアルミとスチールを仕分けず出されることが多いことを知った。
那須屋興産の関係者は「廃棄物も皆の協力で分別してもらえることで、早く生まれ変われる」と呼びかけた。 -
【記者室】灯ろうまつり
大芝高原の七夕灯ろうまつり。手作りの灯ろうが水の広場や歩道にずらりと並び、明かりがともった様子はなんとも言えず幻想的だった▼灯ろうを事前に作って持っていく参加型の祭り。和紙に絵や短歌を書いたり、キラキラ光るように内側にアルミはくを張ったりと、一つひとつに作り手の工夫が。初参加した女性はゆらゆらと揺れる明かりに「心和みますね」と話した▼小学生のリコーダー演奏などが前段にあるが、主は灯ろうを眺めて自由に散策する祭り。みこしや踊りでにぎわう夏祭りとは一味違い、のんびり、ゆったりとした祭りもいいもの。七夕に合わせた祭りなので、光の道はちょうど天の川。子どもたちが灯ろうに書いた願いごとは天に届いただろうか。(村上記者)
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網の目状の地域の目で子どもを守れ!
宮田村宮田小学校PTAの呼びかけで12日夜、「子どもの安全を考える会」が同小で開かれた。地域全体で児童、生徒らを守ろうと、小中PTA、区長、防犯担当者、村、警察など約50人が出席。課題などを出しあったが「情報交換による意識の底上げで、網の目状の防犯体制を築こう」と、今後も考える会を継続的に開くことを確認した。
宮田小、中学校の担当者が現状の安全の取り組みについて説明。
2人以上の登下校、教職員による巡視などを強化していると話したが「地域の皆さんに頼らざるえない」と改めて協力を求めた。
宮田村駐在所の雨宮則彦所長も「地域の活動に支えられ、村内では子どもたちが不安になる事例が最小限にとどまっている。今後も関心の目を少しでも向けて」と話した。
宮田小PTAの小野章会長は、あいさつが交わせる地域関係が防犯につながると指摘。
「村の大人全員が父親、母親という立場で、子どもたちに接してほしい」と続けた。
また、危険個所の把握など含め情報共有化の大切さも意見として挙がり、村教委が呼びかけて発足した子どもの安全見守り隊との連携強化などを呼びかける声もあった。 -
国交省「観光地域づくり実践プラン」で駒ヶ根市など全国4地域を選定
国土交通省は13日、06年度「観光地域づくり実践プラン」で全国で駒ヶ根市など4地域を選定したと発表した。
実践プランは、観光立国実現に向け、地域特性を踏まえた観光戦略に基づき、多様な地域資源を活用し、地域の幅広い関係者が一体となって進める観光地域づくりを、国交省が支援する。
選定地域は駒ヶ根市、兵庫県宝塚市、徳島県三好市、長崎県雲仙市。地域観光振興に関する有識者らで構成する観光ルネサンス事業検討会に諮り、決定した。
駒ヶ根市は、もてなしのまちづくり協議会が、地域の歴史文化の見直しによる埋もれた地域観光資源の再発掘と、「食」を基軸とした健康保養型観光の展開を図る。 -
おはなしこんにちは
箕輪町を中心とした有志によるおはなしを楽しむつどい実行委員会は10日、「おはなしこんにちは」を町文化センターの和室で開いた。0歳児からを対象にした絵本の読み聞かせで、上郷図書館長の下沢洋子さんによるお話会を親子で楽しんだ。
子どもに絵本やお話の世界の楽しさを味わってもらうことで、子どもと本との出会いや親子の読み聞かせのきっかけを作り、子どもたちに豊かな心を育てたい-と、町内のボランティア団体らが実行委員会を発足。子ども夢基金助成活動の助成を受けて06年度中に4回催しを予定する。
第1回は0・1歳児、2歳児以上に対象を分けて開催。0・1歳時向けには25組の親子が集まった。
下沢さんが、「じゃあじゃあびりびり」「がたんごとんがたんごとん」などの絵本を開いて読み聞かせをすると、子どもたちはお母さんのひざの上に座ったり、畳の上ではいはいしながら絵本を見てお話を聞いた。
下沢さんが「わんわん」と読むと、子どもが「わんわん」とまねをしたり、お母さんの顔を見て笑ったり。親子でゆっくりと絵本の世界を楽しんだ。 -
ながた荘にAED導入
みのわ振興公社が救命講習箕輪町長田のみのわ温泉ながた荘に自動体外式除細動器(AED)を導入したことに伴い、みのわ振興公社は11日、社員16人がAEDの使い方を含めた普通救命講習をながた荘で受講した。
ながた荘は本年度、AED1セットを導入。不特定多数の人が利用する施設ではAEDを導入した場合、施設の従業員が講習を受けることが義務付けられている。
箕輪消防署員が、AEDを用いた応急手当、心肺そ生法などを指導した。
社員は、倒れている人を発見してからの手当ての流れを学び、実際に人形を使って人工呼吸、心臓マッサージ、AEDの操作などを練習。救急車が現場に到着するまでに全国平均で6分程度時間がかかることから、救助隊員に傷病者を引き継ぐまでの6分間、一人で心肺そ生法を続ける練習もした。
振興公社では救命講習の受講は2回目。社員は、万一のときに的確な対応ができるよう真剣に学んでいた。 -
インドネシア青年らが駒ケ根市で研修
開発途上国の将来を担う青年を日本に招いて研修や交流を行うJICA(国際協力機構)青年招聘(しょうへい)事業で来日しているインドネシアの青年ら22人が12日、駒ケ根市役所を訪れ、中原正純市長に訪問のあいさつをした。代表のヌルル・イマン・ニラム・サリさん(内科医師)は「駒ケ根でのさまざまな経験を国に持ち帰り、地域の発展に役立てたい」とあいさつし、伝統的な影絵芝居に使う水牛の皮で作った操り人形の土産を中原市長に手渡して握手を交わした=写真。中原市長は「長寿国日本においてもこの地域は特に長寿。予防医療などの取り組みについて見ていってほしい」と歓迎のあいさつを返し、市のピンバッジと協力隊を育てる会のバンダナを一人一人にプレゼントした。
青年らは医師、薬剤師、看護師など、保健医療に携わる専門家。18日まで駒ケ根市に滞在し、駒ケ根青年会議所の協力で市保健センター、県看護大、昭和伊南病院などを視察するほか、赤穂東小学校の児童との交流も予定している。 -
信州大学農学部名誉教授・俣野敏子さん初の写真展
信州大学農学部名誉教授の俣野敏子さん(74)=南箕輪村=の初めてとなる写真展「ヨーロッパ 人と街角」は21日まで、伊那市荒井区の立図書館で開いている。撮影者の人柄がにじみ出た、心温まる人々の表情を捉えた写真が会場にあふれている。
2竏・0年前にソバの研究、調査で訪れた、オーストリア、ポーランド、チェコ、イタリアなどで撮影した29枚を展示。カメラを持参し、仕事の合間に散歩する中で、レンズを相手に向けた瞬間の笑顔などにシャッターを切っている。
レストランのウエートレス、絵画を売る露店の店主の表情や、石垣の街並み、教会、犬と飼い主の足などの写真を出展。親子をメーンに雑踏を写した作品は構図に優れ、「絶妙なバランス」との反響を呼んでいる。
俣野さんは「たくさんの辛口なコメントと、一個だけ『続けてごらん』といってもえれると嬉しい」と話している。
入場無料。午前10時縲恁゚後7時(最終日は午後3時)。 -
伊那公民館高齢者教室公開講座
伊那公民館の高齢者教室オープン講座が12日、同館であり、前信州高遠美術館館長・堀井英雄さんが、江戸時代の大奥で、門限を破ったことから高遠藩内藤家のお預けとして生涯を閉じた「絵島」の人生について講演した=写真。
同クラブは、老後の生きがいづくりや交流を目的として5月縲・月にマレットゴルフや唱歌を歌うなど、多彩な活動を展開しおり、1度公開講座を開いている。今回は、3月に合併した高遠町の歴史を学ぶ講演会を企画。
絵島は、当時仕えていた月光院の代参で墓参りに行った帰り、歌舞伎役者・生島新五郎の芝居見物に訪れ、大奥の門限に遅れて帰城した。そのことをとがめられ、高遠藩への永遠流に処されたが、堀井さんは「少し前の時代なら、それほど大きな罪ではなかった。絵島は権力争いの犠牲となり、このような罪人となってしまった」と、当時時代背景を説明。高遠での絵島の人生を語った。