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サークル「クローバー」初の単独作品展
ネイチャープリントサークル「クローバー」(西村みち子代表)の作品展は9日まで、伊那市立図書館で開いている。サークル単独では初となる展示。草花などを画像にして、扇子や布のタペストリーに張り付けたオリジナル作品が会場を華やかに彩っている。
ネイチャープリントは、写真や押し花を特殊なシートへ加工し、それを紙や陶器などにアイロンなどで転写し、作品づくりを楽しむ新しい手芸。約3年前に、箕輪町、伊那市で2教室を立ち上げ、現在は30竏・0代の生徒たちが月一回、学んでいる。
作品展は2教室のメンバー約20人が一人10点ずつの計約200点を出品。色鮮やかな草花や、愛犬の写真などを額装、軸装、パネルのほか、時計、植木鉢、ガラス製品などに転写している。
西村代表は「華やかな雰囲気と、生徒たちの創造性豊かな作品を見て楽しんでもらえれば嬉しい」と来場を呼びかけている。
期間中は毎日、人数限定で無料体験会を実施中。午前10時縲恁゚後7時(最終日は午後3時まで)。 -
みのわ祭り実行委員会第2回詳細決定
箕輪町の2006みのわ祭り実行委員会は3日夜、第2回会議を町役場で開き、祭りの詳細を決定した。
祭りは29日午後1時半縲・時。マスつかみ大会は午前9時半縲・1時、みのわ天竜公園。本会場は153号線バイパスで町道6号線交差点まで拡大する。バイパスの交通規制は正午縲恁゚後10時。花火に伴う十沢線、農免道路の交通規制は午後6時半縲・時半。
開幕式典は午後1時半から。時間を短縮して5分間で終了し、1時35分からオープニングパレードを始める。パレードは伊那節が初参加する。
ワクワクダンシング午後3時縲・時半、20分間の準備時間をはさんで箕輪天竜音頭民踊流し午後4時50分縲・時。箕輪みこし大行進は午後6時縲・時半までだが8時まで余裕をもたせている。
みのわ太鼓は(1)午後2時半縲・時(2)4時半縲・時50分(3)6時縲・時半-の3回ステージ。「みのわ太鼓ジュニアチーム」の踊りも取り入れたプログラム構成で演奏する。みのわ御棒サ!は会場南端で午後2時半縲・時。一般の部のほか今年は小学生の部も設ける。
納涼花火大会と手筒花火は同時開催で午後7時半縲・時。打上花火会場は天竜側十沢橋上流、手筒花火会場はみのわ天竜公園。手筒花火は発足5周年記念イベントで上清内路煙火同士会協賛による大三国煙火、噴上げ煙火を披露し、昨年より5プログラム増やす。
店舗売り出し、フリーマーケットは午後1時半縲・時。商工会青年部の子どもイベントは松島交差点の南側。
今年は、中原区が毎年正月に上げている全長300メートルの連凧をみのわ祭りで上げたいと申し入れがあり委員会で了承。会場などは今後検討する。
踊り部会の講習会はワクワクダンシングが10日と18日の午後7時半から、箕輪天竜音頭・民謡流しが18日午後8時半から。会場は町民体育館。
広報宣伝部会のPRキャンペーンは22、23日のいずれも午後4時から、ジャスコ箕輪店でインストラクターがワクワクダンシングを実演し、祭りへの来場を呼びかける。 -
箕輪町役場に高齢運転者優先駐車場設置
箕輪町は3日、高齢運転者優先駐車場を役場駐車場に5区画設置した。6月末に駒ヶ根署管内で整備したのに続く設置で、伊那署管内では初となる。
町は、優先駐車場の整備により、高齢運転者マーク(通称紅葉マーク)の普及、駐車場内で安心して駐車でき接触事故が減るなどの効果を期待。高齢者の交通事故が多いことから事故防止につなげたい-とする。
業者が、優先駐車場にする各区画に1メートル四方のシートを路面にはった。シートは、紅葉マークと「高齢運転者優先駐車場」の文字が書かれている。役場と、隣接する町文化センターの両施設の利用を考え、役場玄関近くに1区画、庁舎前で文化センターにも近い場所に4区画整備した。 -
【記者室】小田切さん「こたぎり」か「おたぎり」か
新聞では普通名前に振り仮名は書かないので、取材した方の姓名の読み方を確認しなくても特に支障はないのだが、時に「こたぎりさん」と呼び掛けて「違う、おたぎりだ」などとおしかりを受けることもある▼読み方が二通りある姓は思いつくままに挙げるだけでもほかに気賀沢(けがさわ、きがさわ)水上(みずかみ、みなかみ)熊谷(くまがい、くまがや)吉川(よしかわ、きっかわ)竏窒ネどがある▼だが、よく考えてみると戸籍には読み方の記載欄はないのだ。大切な姓なのに、一族代々の口伝え程度の根拠しかないのかと考えると何だか心もとない。それでも自分の姓名にこだわりを持って名乗る方々には尊敬の念を覚える。蛇足ながら筆者は「しろとり」です。(白鳥記者)
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伊那市・美篶地区子供球技大会
伊那市の美篶小学校校庭で2日、同地区子供球技大会があった。小学生ら約170人が集まり、男女混合のキックベースを楽しんだ。美篶青少年育成会(畑房男会長)の主催。
スポーツを通じて地区、学年を越えた交流を深める目的の大会。1989(平成1)年ごろからの恒例行事で、当初はソフトボールやバレーをプレーしていたが、近年はキックベースをしている。
参加チームは、地区内を東部、中部、西部の3つに分け、その中から14チームを構成。2リーグに分け、1チームが2試合ずつを戦い、勝率、得失点差で総合順位を決めた。各リーグの上位2チームが決勝トーナメントを戦うはずだったが、天候悪化で日程を短縮した。
校庭には約50人の保護者らが駆け付け、雨の中の応援にも熱が入っていた。
優勝したチームの唐木巧君(11)は「チーム内でもめたりもしたが、最終的には仲良くプレーできてよかった。決勝戦はできなかったが優勝できて嬉しい」と満足していた。
畑会長は「子どもたちの盛り上がりが、美篶地区全体の活性化につながる」と話した。 -
県下初の民間事業所が防犯ボランティア組織
伊那署は4日、上伊那の事業所でつくる「県自動車整備振興会伊那支部」(杉本廣志支部長)の同署管内の25業者65人を、自主防犯パトロール隊員に委嘱した。この日は各業者の代表約20人が訪れ、小嶋惣逸署長から委嘱状を受け取った。
同支部は「自分たちも子どもを守る活動に積極的に参画しよう」と、同署の委嘱でパトロール隊を結成。署によると、民間事業所が防犯ボランティア団体を組織するのは県下で初めてとなる。
委嘱状の交付後、隊員で「こどもを守るオアシスパトロール隊」を発足。今後は7月中旬までに、青色回転灯を25業者50台に設置し、▽児童の登下校時の巡視▽事件、事故発生時の巡視竏窒ネどの業務を通じて、防犯活動を実施していく。
同支部長の杉本代表は「地域の安心、安全に寄与することを誓う」と決意表明。小嶋署長は「県下では初めてのケースなので、今後の活躍が期待される。大きな味方ができたと心強い」と激励した。
現在、駒ヶ根署管内の県自動車整備振興会伊那支部内の業者も、同様の活動を展開しようと話し合いを進めている。 -
警察署に県知事選の事前運動取締本部設置
第17回県知事選挙の実施に伴い、4日、県警察本部及び、県下25警察署に事前運動取締本部が設置された。同日午前10時、伊那署内にも同本部が設けられた=写真。
前回の県知事選挙では管内で違反行為はなかった。刑事課の相澤光宏課長は「公正な選挙の確保、実現に向け、小さな違反も見逃さず、厳正に取り締まっていく」と目を光らせている。
第17回県知事選挙は20日告示、8月6日投開票。13日には、各署などに違反取締本部が設置される。 -
箕輪町観光協会総会
箕輪町観光協会(会長・平沢豊満町長)の06年度総会は29日、みのわ温泉ながた荘で開き、事業計画案や予算案などを承認した。
06年度は、観光PR事業でホームページを作成する。このほかの主な事業は各種観光資源のPR、萱野高原山開き、体験型観光の促進、もみじ湖紅葉期間の取り組み、ふるさと便、写真コンテスト・写真展の開催、観光イベントへの協力と関連事業への補助、先進地視察など。予算総額は620万円。 -
津島神社祇園祭準備作業
宮田村津島神社の祇園祭を2週間後に控え、祭典委員会と氏子総代は2日、祭りの準備作業を神社境内の町二区公民館で行った。約40人が参加し、みこしを彩る3色の縄を編む作業や、境内を飾る市松灯ろう、大ちょうちんの補修などに当たった。
縄編みは3本のロープにそれぞれ赤、黄、白のさらしを巻き、1本にきつくより合わせる力仕事。参加者は汗を流しながら懸命に作業に取り組んだ=写真。市松灯ろうの障子紙もすべて新しい物に張り替えるなど、祭りに向けて準備が整えられた。
一年祭典委員長の遠山俊幸さんは作業に先立って「梅雨の中で天気が悪いが、祭りの前祝いのつもりで景気よくやろう」と参加者にげきを飛ばした。 -
JA上伊那伊那支所、七夕に合わせて浴衣でキャンペーン
伊那市室町の上伊那農業協同組合(JA上伊那)の伊那支所は3日から、来店者に願い事を下げてもらうための七夕飾りを設置している=写真。
取り組みはJAバンクが一時金が支給されるこの時期に実施している「ワンモアボーナスキャンペーン」をPRするために伊那支所独自で行っているもの。7日までに来店した人には、七夕に願い事を下げてもらうと共に、大当たり賞、七夕賞などが当たる空クジなしのくじを引いてもらっている。また、6、7日には支所内の女性職員が浴衣で窓口対応することも予定している。
浴衣対応や七夕飾りなどは例年行っているサービスだが、「涼しげでいいね」などと来店者からも好評。お盆の時期にも浴衣による窓口対応を行うが、その時はスズムシなどをプレゼントするサービスもしているという。 -
南大東島と伊那市の交流が行政レベルへ
青パパイヤを通じて民間同士の親交を深めてきた南大東島と伊那市の交流が、行政レベルの交流に発展しようとしている。南大東村教育委員会の宮城克行社会教育主事は3日、10月に予定している「南大東島と伊那の小学生の交流事業」の打ち合わせのため、伊那市を訪れた。5日まで滞在し、伊那西小学校の訪問、市教育委員会との打ち合わせなど行いながら具体的な内容を検討していく。
これまで南大東村では、環境の類似する八丈島と小学生交流事業をしてきたが、島と違った環境にある自然、農業などを体験する中で郷土を見直し、生きる力を養ってもらうことを目的として、昨年度から民間レベルの交流を深めてきた伊那市に小学生の受け入れを依頼。村として予算措置も講じた。
宮城教育主事は「稲刈りなど、島では体験できない農業、自然体験通して、改めて島の良さを知ってほしい。まったく違う環境での体験が、子どもたちの自信、成長につながると思う」と話す。
村の子どもが交流する伊那市側の小学校には、青パパイヤの取り組みを知り、校独自で島の児童と交流してきた伊那西小学校を希望している。
訪問団は小学5、6年生10縲・5人、引率3人の予定で、10月の4縲・日までに来伊したいとしている。 -
上伊那母親大会 勇気ある行動で問題解決を
第46回上伊那母親大会が2日、伊那市駅前ビルいなっせであった。約180人が集まり、青年の雇用問題、高校改革プランの現状など、現代社会が抱える問題について考え合った。民商や医療生協などの団体代表者でつくる実行委員会(山崎桂子委員長)の主催。
介護問題などについての意見発表では、上伊那民主商工会婦人部が消費税増税を訴える法被に身を包み「よさこいソーラン」を披露したり、「うたごえサークルざざむし」の歌の発表などを展開した。
辰野高校教諭の宮下与兵衛さんによる、「今こそ教育基本法を守り生かしていくために」と題した記念講演もあった。
山崎委員長は「いまほど命の問題に対して危機感を感じることはない。個々の活動では弱いが、ここで学習したことを力にして、勇気を出して行動するきっかけにしてほしい」とあいさつした。 -
守屋山山開き
2日、伊那市高遠町と諏訪市の境にある守屋山(1650メートル)の山開きがあった。地元の片倉区(伊藤武房区長)のほか、町公民館の呼びかけで集まった市民ら計約50人が山頂を目指して登り、奥宮で参拝した。
「神の宿る山、雨ごいの山」として知られる守屋山の山開きは、豊作や無病息災を祈願するため、江戸時代より明治の中ごろまでは、地元の氏子らによって旧暦6月1日に実施。現在は7月1日に最も近い日曜日に毎年開いている。
「鳥居づるね」と呼ばれ、1743(寛保3)年に建立した石の鳥居、「みたらしの水」周辺の栗の巨木などが見れる表参道コース。高さ15メートルの巨岩「立石」、鬼が住んだとされる伝説の「鬼ヶ城」などがある変化に富んだ立石コースの2コースから、ぞれぞれが入山した。
伊藤区長は「昔から・ス守屋おろし・スと呼ばれる、山から流れる水の被害を受けてきた。天災が起きないように祈願し、守屋山の神が静になってくれればうれしい」と話していた。 -
箕輪町戦没者慰霊祭
箕輪町戦没者慰霊祭が30日、松島コミュニティセンターであった。遺族や来賓ら約120人が参列し、西南の役以降602柱のめい福を祈り、不戦と恒久平和を誓い合った。
町社会福祉協議会の平沢豊満会長は、「ご遺族の長年のご苦労、ご心痛に深甚なる敬意を表する。再び戦争の惨禍を、悲劇を繰り返すことのないよう恒久平和の樹立、安心安全のまちづくり、福祉のまちづくりに前進することを誓う」と式辞を述べた。上伊那地方事務所長、箕輪町議会議長、上伊那郡遺族会長が追悼の言葉を寄せた。
参列者は黙祷をささげ、一人ずつ献花をし手を合わせた。
箕輪町遺族会の竹入弘人会長は、「忌まわしい戦争体験が風化されることが決してあってはならない。戦争体験者として戦争がいかに悲惨で愚かか、次の世代に語り継ぎ、恒久平和と明るい国家を築くため努力していくことを誓う」と謝辞を述べた。 -
「国民安全の日」
箕輪町安協と町電気工事組合が奉仕作業「国民安全の日」の1日、箕輪町交通安全協会と町電気工事組合が、信号機や防犯灯の清掃など奉仕作業に励んだ。
町安協は、「国民安全の日」に合わせた初の作業。今年2月、松島の国道153号線と町道6号線の交差点に設置された歩車分離式信号機を磨いた。執行部と支部長の11人が、伊那警察署交通課長、町警部交番所長の立会いで脚立にのって歩行者用の信号機を丁寧に拭いた。設置からまだ5カ月だが、信号機は排気ガスなどでかなり汚れており、タオルが真っ黒になった。安協では、「今後も計画を立てて取り組みたい」としている。
自動車用信号機は年1回、業者が清掃している。 -
【記者室】手筒花火の夏
みのわ祭り開催まで1カ月を切った。今年も楽しみの一つは「みのわ手筒会」の手筒花火。県内で箕輪だけの手筒花火は、カメラマンが最前列にずらりと並び、観客も年々増える人気ぶり▼過日、手筒会が打ち揚げ練習をした。火薬を扱うため練習は緊迫した空気が漂い真剣そのもの。本番に備え早い時期から練習を重ねる手筒会。華やかな花火の陰には地道な努力がある▼今年は納涼花火大会と同時開催で、一味違う花火見物となりそうだ。花火は大好きだが、箕輪町担当で取材しなければ手筒花火を見ることはなかっただろう。そう考えると毎年見物できる幸せに感謝。今年はどんな演出だろうか。子ども向け仕掛け花火もあるという。子どもでなくてもわくわくする。(村上記者)
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協力隊を育てる会総会
国際協力機構駒ケ根青年海外協力隊(加藤高史所長)を支援する市民らでつくる駒ケ根協力隊を育てる会(会長・中原正純市長)は30日、第24回総会を市役所南庁舎で開いた=写真。会員ら約40人が出席し、05年度事業・収支決算報告、06年度事業計画・予算案などを承認した。加藤所長はあいさつで「市民からの絶大なサポートと期待に応えていきたい」と感謝の言葉を述べた。
議事終了後、元隊員の帰国報告会が行われ、宮田村出身で03年度第3次隊員としてアフリカ大陸南東のマダガスカル共和国に赴いた昭和伊南総合病院看護師春日広美さんがボランティア活動について発表した。 -
荒井神社で茅の輪くぐり
伊那市の荒井神社で1日、身のけがれを払う「茅の輪くぐり」があった。総代ら約20人が参列。
茅の輪をくぐることで、心身を清め、除病や暑気を無事に越す行事で、50年以上続く。1年の後半に向け「夏越の祓(なごしのはらえ)」「六月祓(みなづきばらえ)」ともいわれる。
境内には、総代が青々としたカヤを太さ20センチに束ねた直径2メートルの茅の輪を用意。
総代らは一人ずつ人形(ひとがた)の紙を持ち、体をなぞり、息を吹きかけて、けがれを払った。そのあと、唐沢克忠宮司を先頭に、本殿に向かって左、右と2度くぐった。
茅の輪は7日ごろまで設けておくという。 -
伊那市民プールに水しぶき
伊那市民プールが1日オープンし、初日は無料開放された。小学生や家族連れなど584人(前年832人)が利用し、今季の遊泳を楽しんだ。営業は8月27日まで。
時折雨が降るなどの悪天候ながら、開場時の午前9時の水温は24度と温かかった。子どもたちはビーチボールや大きな浮き輪で遊び、プールには終日、はしゃぎ声が耐えなかった。
営業開始は前年度と比べて、ほぼ同時期。昨年から営業開始、閉止時は利用者が少ないので、例年より約2週間少ない期間に短縮している。
入場料(1人1回)は、一般600円、中学生以下300円、未就学児無料。回数券(12回券)は、一般6千円、中学生以下3千円。
開場時間は午前9時縲恁゚後5時。外気温22℃以上、水温21℃以上で開場し、台風などの荒天による閉場もある。
昨年度の最終利用人員は2万2034人で、最高利用人員は7月18日の1632人だった。 -
アユ友釣り解禁 天竜川水系・釣果は好調
天竜川漁業協同組合(後藤治也組合長)管内の同川水系のアユの友釣りが1日、解禁になった。地元上伊那だけでなく、関東・中部地域から集まった釣り人たちが、今季のアユ釣りの感触を楽しんだ。
初日、竿(さお)を出した釣り人は約500人で、主に三峰川や横川川へ入った。解禁の午前6時一斉に竿を出すと日暮れまでアユ釣りを満喫。それぞれの釣果は平均20匹で、大きさは水温が低く例年より小ぶりだという。
天竜川二条橋付近で竿を出した会社員男性(47)=東京都=は同水系では初めての釣り。「天竜川のアユは大きいと有名なので、ぜひ釣りたい」と、釣果を求めて三峰川へ移動していた。
漁協関係者は「大きさは小さいが追いはよく、釣果は好調。梅雨が明ければ気温が上がり、尺(約30センチ)アユ釣りが楽しめる」と話している。
この日は、前日の雨で駒ヶ根市縲恍・・コの天竜川では釣りができなかった。また、上流から生ごみや刈った後の草が流れてくるなど、県外客からの苦情が漁協へ寄せられた。
8日午前6時、高遠ダムから上流の三峰川水系が解禁となる。 -
岸本和子さんの県内初の個展 ベル伊那・4日まで
中央画壇で活躍する洋画家・岸本和子さんの県内初の個展「人生の機微を一枚の人物画に込めて」は7月4日まで、伊那市日影のベルシャイン伊那店2階文化ホールで開いている=写真。
正統派の人物画を描き続ける、現在は東京都羽村在住の画家。4、5年振りとなる今個展は新作を一部交え、女性像や花、西洋人形を題材にした作品30余点(3号縲・0号サイズ)を展示販売している。
インドの民俗衣装のほか、フラメンコ、ドレス、バレリーナなどの服に身を包んだ女性像を中心に、ポピー、パンジーなどの花の絵を出品。画家本人の誠実さ、品格などの人間性がにじみ出ている作品に、多くの人の注目が集まっている。
午前10時縲恁゚後6時30分(最終日は午後4時)。入場無料。 -
子どもたち気鋭の棋士に挑む
伊那公民館で1日、同公民館小学生将棋教室10周年と新市誕生を記念した指導対局があった。若手有望棋士を相手にハンデ戦ながらも熱戦を繰り広げ、集まった生徒や教室OBらはプロの実力を肌で感じた。
05年度、将棋大賞の勝率第1位賞、新人賞を受賞したプロ棋士・佐藤紳哉5段(28)=東京都=が、「飛車」「香車」などを使用できないハンデを背負って、小学5年生2人、中学生、高校生1ずつの計4人と2面指しした。
対局を見学しようと周りには、生徒や教室OBのほか、一般見学者など約30人が集合。佐藤プロが「おお!!」と唸るような、子どもたちの見事な一手も飛び出し、観衆は固唾を飲んで好戦を見守った。
佐藤プロに勝った伊那中学校1年の中村優真君(12)は「プロとやるのは初めてで雰囲気に圧倒されたが、勝てて嬉しかった。将来はプロを目指したい」と目を輝かせていた。
将棋教室は子どもの休日の居場所づくりのため、1996年から始まった。日本将棋連盟上伊那支部のメンバーを講師に招き、毎月第2・4土曜日に開いている。 -
窪田千秋さん 初の洋画個展
伊那市東春近の洋画家窪田千秋さん(88)初の個展「美しき伊那谷の四季を画く」は7月5日まで、同市中央区の中部電力伊那営業所ギャラリーで開いている。入場無料。
光風会会員の故中島覚雄さんの指導を受け、その後はほとんど独学で作画に取り組む窪田さん。米寿の記念にと、ここ2、3年に描いた水彩画23点、油絵3点の計26点を出品している。
「空木岳山ろく」「櫻」「天竜川」などの上伊那の風景画を中心に静物画などを出展。堅苦しさのない画家の自由さが感じられる作品を見ようと、多くの人が足を運んでいる。
窪田さんは1964(昭和39)年、禁煙しようと決意し、気分を紛らわせるために作画に取り組み始めた。絵を描くことに夢中になり、伊那谷の美しい山川に感動するとともに、禁煙を達成し「今は絵が健康法になっている」と話す。
「いくら描いても、よい絵が出来上がるとは限らない。ボケ防止のためにも絵を描き続け、追求したい」と、絵に対する意欲を見せている。 -
県シニアリーダー実践講座伊那 伊那部宿を学ぶ
県長寿社会開発センター伊那支部のシニアリーダー実践講座の本年度5回目の講座が29日、伊那市西町の旧井澤家住宅であった=写真。上伊那の受講生約25人が訪れ、同住宅などの歴史に詳しい「伊那部宿を考える会」の田中三郎会長(78)から、江戸時代の宿場の様子などについて聞いた。
田中さんは旧井澤家住宅を最南端に、本通りの長さが330メートルの伊那部宿は、1649年ごろ、江戸幕府が整備した中山道の脇往還として繁栄したと説明。同住宅は1840、43年の2回の火災にも類焼を免れた、宿場最古の建物と伝えた。
間口8間半の本棟造りの建物で、20縲・0センチの太さの柱が勝手回りに4本立っているのが特徴とし、「川崎市立日本民家園」に移築され、神奈川県の重要文化財に指定された、同宿場の旧三澤家住宅同様に「日本民家として価値の高い建築」であるとした。
受講生らは講話と照らし合わせながら、住宅内の展示物なども見学し、伊那部宿の歴史に興味を深めていた。
シニアリーダー実践講座は、地域の中のさまざまな活動のけん引者を育てるため、政治、歴史、福祉などについて学ぶ講座。本年は年間16回で、4月下旬に開講した。次回は7月13日、「児童虐待と家庭のあり方」について学習する。 -
箕輪町猟友会総会
箕輪町猟友会(62人、小林弘人会長)は28日夜、06年度定期総会を町産業会館で開き、事業計画案、予算案を承認した。
事業計画は鳥獣供養慰霊祭、町猟友会射撃大会、安全狩猟講習会、狩猟解禁日の巡視パトロール、上伊那猟友会春季射撃大会への参加、有害鳥獣駆除の実施など。カモシカ事業は、12月3月に固体調整をする。一般会計予算は192万9千円。
役員改選もあった。06、07年度の役員は会長は小林弘人さん、副会長は唐沢正成さん、倉田忍さん。 -
箕輪町上古田
クマ目撃で注意呼びかけ30日朝、箕輪町上古田の林道深沢線、上水道配水池付近で、地元住民が小熊1頭を目撃した。町役場産業振興課は、入山のときは携帯ラジオや鈴など音のする物を持っていくなど十分注意するよう呼びかけている。
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駒ケ根市消防団郡大会出場選手激励会
駒ケ根市消防団(小平佳司団長)は30日早朝、上伊那郡大会(9日、伊那市)に出場する選手の激励会を同市小町屋のホームセンターの駐車場で開いた。中原正純市長、小平団長以下団員らが見つめる中、小型ポンプ操法とポンプ車操法の各1チームが厳しい訓練で培った一糸乱れぬ見事な動きを披露した。
中原市長は代表者に激励金を贈呈=写真。「市民の期待に応えて郡大会では何としても優勝してほしい。積み重ねてきた技術の成果を正々堂々と発揮すれば必ずや良い結果が得られるだろう」と激励した。
郡大会への出場者は次の皆さん。
▼小型ポンプ操法=第2分団4号・小町屋(指=田中健一(1)向山正浩(2)石綿晃(3)樋屋直哉▼ポンプ車操法=第5分団1号・栗林(指=坂井比呂六(1)坂井弘樹(2)矢澤国明(3)寺澤徹(4)伊藤光一▼ラッパ吹奏=(1)第4分団 -
パッチワークキルト講習会
飯島町千人塚公園内の喫茶店小蕪亭で29日、パッチワークキルト講習会が開かれた。05年6月から続く3回目の開講。12人の女性が参加し、大阪市西区で手芸教室「キルトスペース羅針盤」を主宰している宮川和子さんの指導でキルトの手提げ袋を作った。
参加者は宮川さんが用意した材料の中からそれぞれ好みの柄のセットを選び、作り方を書いた図とにらめっこしながら針を動かして生地を縫い合わせた。ほとんどの参加者が前回の講習会に参加しているとあって手つきは慣れたもの。時折宮川さんに声を掛け「ここはどうすればいいですか」などと質問しながら、ゆっくりと時間をかけてキルト作りを楽しんでいた=写真。 -
宮田村と小布施町の結婚相談員が懇談
宮田村の結婚相談事業に学びたいと、上高井郡小布施町の結婚相談員が同村を訪問。交流会を開き、情報を交換した。男性の頼りなさが共通の話題となったが、宮田村では登録男性のために見合いの心得を現在文書化し、作成に取りかかっていると報告した。
「おとなしく、自分がアピールできない男性が多い。研修なども必要と感じている」と小布施町の相談員。
宮田村結婚相談所の相談員が男性のための心得を作っていると説明すると、「是非それも参考にしたい」と話した。
宮田村の結婚相談事業は数十年の歴史があり、10数年前には相談所も開設。村デイサービスセンターで定期的な相談も行っている。
この日も同相談所の新井友也代表と相談員が出席。「自分たちの村や町の中だけで、結婚を成立させようとするのではなく、大きい心を持つことが大切」と、小布施町側と熱心に懇談した。 -
伊那公園の「健康歩道」PR 伊那市・中央区が講演会
伊那市中央区の健康委員会(中村郁子会長)は28日夜、同区公民館で、伊那公園の健康歩道の設置を祝った健康講演会「体ほぐし心ほぐし」を開いた。幼児から高齢者までの男女約40人の区民が集まり、体操などを通じて心身に活力を戻した。
健康歩道のPRを兼ね、足ツボの効能などを学び、健康について関心を深めるための企画。市振興公社・サンライフ伊那のトレーナー山岸洋子さんを招いて講演会を開いた。
ボールを使った「身体の痛み、機能低下の改善体操」や、全身を動かして足ツボを刺激する「竹踏み運動」などを実践。「健康は頑張らないといけないイメージがあるが楽しむことを考えて」との呼び掛けに、区民らは気軽に取り組み、自分の体について考える時間を過した。
体の健康についてこれまで、気を使ってこなかったという67歳の男性は「体が軽くなった。また機会があれば、ぜひ参加したい」と笑顔で話した。
○…健康歩道は中央区と伊那公園桜愛護会が整備する足裏を刺激する歩道。7月中旬に完成し、19日午前10時から、歩き初め式を開式、午後から自由に利用が可能となる。
足への刺激度が異なる5つのゾーンに、大きさの異なる石を計約3万個を設置する。幅1・5メートル、長さ1周50メートル。工事費は250万円で、国の補助を受ける。
文化交流で台湾の高齢者グループを訪ねた際に見つけ、地元にも作りたいと準備を進めていた。27日、業者に加え、桜愛護会メンバー4人が石を並べる作業を手伝っている。