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防災週間 伊那署で訓練
伊那警察署は、震度6強の地震が発生したとの想定で、防災訓練を30日に行いました。
午前6時30分、およそ100人の署員が伊那署に集まり訓練が行われました。
信号機が使えなくなった場合に行う交通整理の手信号を確認しました。
夜間、屋外で活動するときに使うバルーンライトの点灯方法を確認しました。
また倒木などの際に使用するチェーンソーを使って丸太を切りました。
県内の各警察署は、8月30日から9月5日までの防災週間中に対応訓練を行っています。
伊那署では、31日と9月3日4日に別の内容の訓練を行う予定です。 -
宮原 達明さん「祈りの里」出版
伊那市手良の農家、宮原達明さんは地元の信仰や伝統行事などをまとめた書籍「祈りの里」を出版しました。
27日は、伊那市のてらとぴあで会見を開きました。
宮原さんは、漂泊の俳人井月の日記についてと農業にまつわる伊那の伝統行事についての2冊を、これまでに出版しています。
今回、出版した「祈りの里」は、信仰や伝統行事などを継承し、それを通じて地域の絆を大切にしている地元、手良集落を紹介したということです。
手良の蟹沢集落や米垣外集落などに残る庚申や念仏講、伝統行事などを取材しまとめました。
地区にある石仏も紹介されていて、宮原さんは、「蟹沢集落だけで300にものぼる石仏があり、今でも地域の人たちに大切に守られている」と話していました。
宮原さんは「これからの地域の在り方について考えるための一助になればうれしい」と話していました。
本は市内の書店で税別1500円で販売されています。
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井月の真筆 西箕輪で見つかる
幕末から明治にかけて伊那谷を放浪した俳人、井上井月の真筆が伊那市西箕輪で見つかりました。
西箕輪で井月の作品が見つかるのは珍しいということです。
見つかった作品は、井月がが師と仰いだ松尾芭蕉の幻住庵の記を書き写したものです。
これは、西箕輪大萱の泉澤國人さんの自宅にあるものです。
井上井月顕彰会副会長の竹入弘元さんが見たところ井月の真筆だということです。
泉澤さんによりますと、昔から家の襖に書かれていて、家を建て直してからも襖を表装しなおして使っているということです。
この他にも、俳句の心得を写したものなどもありました。
井上井月顕彰会によりますと、「天竜川の西側では井月の足跡が無いことが定説となっていたので、西箕輪でみつかったのは貴重だ」ということです。
また、29日は伊那市美篶の書家山岸美峰さんが井月の書についての解説を行いました。
見つかった作品は、今月31日から始まる千両千両井月さんまつりに合わせ、伊那市のいなっせ2階ギャラリーで展示されます。
井上井月顕彰会では「多くの人たちに足を運んでもらいたい」と来場を呼び掛けています。 -
駒ヶ岳遭難 児童が冥福祈る
1913年大正2年に発生した中箕輪尋常高等小学校現在の箕輪中部小学校の駒ヶ岳遭難から今年で105年となります。
27日の朝は、児童が遭難の碑に花を手向け冥福を祈りました。
駒ヶ岳遭難は、大正2年8月に修学登山のため駒ヶ岳に向かった当時の児童と教師37人が、山の上で暴風雨に遭い11人が犠牲となったものです。
箕輪中部小では、後世に伝えようと遭難事故のあった8月27日に毎年慰霊の行事を行っています。
福與雅寿校長は、「犠牲になった11人の冥福を祈ると同時に、自分や友達、まわりの人の命を大切に思うきっかけにしてほしい」と話していました。
箕輪中部小では、9月7日に命の大切さについて考える集会を開く予定です。 -
豪雨災害被災地へ 出発
上伊那8市町村の社会福祉協議会が募集した「平成30年7月豪雨」の被災地へのボランティアを乗せたバスが、26日に出発しました。
26日の午後10時ごろ、伊那市福祉まちづくりセンターで出発式が行われました。
ボランティアに参加するのは、一般13人、社会福祉協議会の職員11人の合わせて24人です。
移動日も含め、3日間の日程で広島県の三原市で作業をします。
大雨により家屋の浸水などの被害を受け、未だ泥出しや家財道具の搬出などが終わっていない住宅もあることから、上伊那地域の社会福祉協議会では片づけを手伝うボランティアを募りました。
中には、夏休み中の大学生の姿もありました。
3人は、中学校の同級生で、 募集を知り応募したということです。
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ハードダーツでも気軽に
ハードダーツと呼ばれるスチール製の矢を使うダーツ大会が26日、伊那市のいなっせで開かれました。
この日は、県内外からおよそ60人が大会に出場しました。
プラスチック製の矢を投げる「ソフトダーツ」が主流になってきている中、垣根が高く感じられているハードダーツを気軽に楽しんでもらおうと、伊那市の飲食店D-Styleなどが初めて開催しました。
参加者は、決まった数字から得点の分だけ数字を引いていき、0に近い方が勝利する「01」と呼ばれる競技方法で競っていました。
主催したD-Styleの宮下卓央さんは「飲食しながら気軽に参加して、ハードダーツの楽しさも知ってもらえたと思う」と話していました。 -
大芝高原まつり 会場賑わう
上伊那の夏を締めくくる、第33回大芝高原まつりが26日、南箕輪村の大芝高原で行われ、多くの人で賑わいました。
まつりは唐木一直村長の開会宣言で始まり、午前10時から花火大会が終わる午後9時まで会場は多くの人で賑わいました。
雨の影響で1日順延しての開催となりましたが、会場内では21のイベントが行われました。
大芝まつり恒例のたらいレースでは、参加した人たちがなかなか進まないたらいに悪戦苦闘していました。
夕方から行われたトワイライトステージにはおよそ20団体が出演し、華麗なパフォーマンスを披露していました。
花火大会には村内の企業や個人から615万円の寄付が集まり、64番組・800発の花火がまつりを締めくくりました。 -
25日大芝高原まつり
25日は南箕輪村で第33回大芝高原まつりが行われます。
24日は小雨の中、会場となる大芝高原で祭りの準備が進められていました。
湖上ステージではダンスや太鼓演奏などおよそ40団体が出演します。
中央園路ではおまつりパレードが行われ参加者が大芝高原音頭ニューバージョン2006を踊ります。
その他大芝名物たらいレースなど23のイベントが行われます。
25日は、天候が心配されていますが村では午後4時現在、予定通り行うとしています。
伊那ケーブルテレビでは25日午後0時30分からご覧のチャンネルで生中継します。
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竹澤長衛の未公開写真
南アルプスの登山道整備や山小屋建設に尽力した竹澤長衛の30歳頃とみられる未公開写真が見つかりました。
写真は長衛の息子で東京在住の星野五六さんが保管していたものです。
星野さんは長衛が数えで56歳のときの子どもで20歳前に仕事の関係で東京に移り住み養子に入りました。
写真は伊那ケーブルテレビの番組収録で公開されたものでこれまでに出版物や展示会に出されたことはないということです。
晩年の長衛の写真は残っていますが若い頃のものはなく貴重だということです。
長衛は1958年昭和33年に69歳で亡くなり、その功績を
称えるために始まった長衛祭は今年で60回の節目を迎えています。
今回収録した番組「長衛の藪沢小屋」は来月7日午後6時25分からご覧のチャンネルで放送します。
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萱野高原でマウンテンバイク
マウンテンバイクやウォーキングを楽しむイベントが箕輪町の萱野高原で18日、行われました。
イベントは夏の萱野高原を満喫してもらおうと箕輪町観光協会が初めて開いたものです。
18日は、県内から35人が参加し、マウンテンバイクやウォーキングを楽しみました。
このうちマウンテンバイクの参加者は、萱野高原を発着に林道を往復する12キロのコースを走りました。
行きは上り坂が多く、参加者たちは息を切らしながら頂上を目指していました。
途中の休憩では、ガイドからビューポイントを聞いたりして景色を楽しんでいました。
箕輪町観光協会では「イベントを通じて多くの人たちに萱野高原に足を運んでもらえる機会になればうれしい」と話していました -
箕輪町ナンバープレート投票 24日から
箕輪町は、町オリジナルの原付バイクなどのナンバープレートを検討しています。
3種類のデザイン案を作成し、町民の投票を呼び掛けています。
今回対象となるのは、原付バイクとトラクターなどの農耕用の小型特殊自動車用のナンバープレートです。
デザインは地域おこし協力隊員が行いました。
もみじを大きくデザインしたもの。
箕輪町のPRキャッチコピー「ほどほどの田舎暮らし」をあしらったもの。
赤そば畑をイラストで表現したものの3つです。
投票は24日から行われます。
箕輪町役場や町文化センターなど町内6か所に投票箱を設置するほか、町内全ての小中学校でも投票を受け付けます。
ナンバープレートのデザインは、9月下旬に決定し11月下旬から交付を始める予定です。
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33.3度で夏日
23日の伊那地域の最高気温は平年より4.4度高い33.3度で夏日となりました。
上伊那広域消防本部によりますと、23日午後4時半現在、熱中症とみられる症状で搬送された人はいないという事です。
長野地方気象台では、24日は若干下がるものの、25日以降むこう一週間は平年より高い気温が予想されるという事です。
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500円そばパーティー
伊那市西春近の住民有志でつくる「城そば打ち倶楽部」は、500円でそばを楽しむそばパーティーを18日、地域の会所「なごみ館」で初めて開きました。
この日は、地域住民などおよそ50人余りが会場を訪れ打ちたてのそばを味わっていました。
地元産のそば粉10キロを使い、およそ100食分を用意しました。
台所ではメンバーがそばを茹で出来立てをテーブルへと運んでいました。
訪れた人は「お店に負けない味だ」「知っている人が打つと、美味しさも増すようだ」など話していました。
城そば打ち倶楽部は、集落内の会所「なごみ館」の利用を増やし、地域の繋がりを作っていこうと3年前に発足しました。
これまでは、収穫祭など地区の行事でそばを振る舞っていましたが、メンバーの腕前を見てもらおうと、この日は初めて倶楽部主催のイベントを開催しました。
倶楽部では毎月第3土曜日に、なごみ館で講習会を開いています。 -
保育園年長園児作品展
伊那市内の年長園児の作品展が、伊那市高遠町の信州高遠美術館市民ギャラリーで開かれています。
展示しているのは、美篶保育園と新山保育園の年長園児が描いた作品あわせて50点です。
信州高遠美術館では、地域にある美術館に足を運んでもらおうと市内の保育園持ち回りで去年から作品展を開いています。
美篶保育園の園児は、先月19日に伊那市長谷で川遊びをした思い出を描きました。
タイヤチューブを使って遊んだ様子などが描かれています。
新山保育園の園児は、水玉をテーマに描きました。
色画用紙2枚を使い、水彩絵の具で自由に水玉模様を描いたということです。
年長園児作品展は、来月2日まで、信州高遠美術館市民ギャラリーで開かれています。
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梨「幸水」の出荷はじまる
箕輪町松島の果樹農家、唐澤美喜男さんの畑では、ナシの「幸水」の収穫がはじまっています。
今年は春先の気温が高く花が早く咲いたため収穫が一週間早まりました。
唐澤さんは、およそ30アールの畑で、幸水を栽培していて、この道、40年以上のベテランです。
収穫作業は、例年より1週間ほど早く22日からはじまり、家族らが大きさや色を見て、良いものを収穫していました。
今年は、春先の気温が高く花が早く咲いたため、収穫も早まったということです。
猛暑がつづき雨が少なかったため小玉傾向だということです。
収穫作業は、来月の初めころまで行われます。
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真夏日 熱中症に十分注意を
22日の伊那地域は晴れ間が広がり、日中の最高気温は午後2時41分に34.1度を記録し真夏日となりました。
22日の県内は、高気圧に覆われ晴れ間が広がり暑い1日となりました。
伊那地域では午後2時41分に34.1度を記録し、真夏日となりました。
気象台では県内に高温注意情報を発表し、熱中症に十分注意するよう呼び掛けています。
小まめに水分や塩分を取ること、適切に冷房を使用することなどを呼び掛けています。
一方、台風20号の影響で、23日は所により雨が降る予想で、金曜日にかけては大雨になる恐れがあります。
気象台では、今後の台風の進路にも注意するよう呼び掛けています。 -
グラスアート展 8月28日まで
誰でも簡単にできるステンドグラス風の作品「グラスアート」の作品展が、南箕輪村のコーヒー&ギャラリー「なごみの樹」で開かれています。
駒ヶ根市在住で、伊那市でグラスアート教室を開いている下島育子さんとその生徒の作品、およそ20点が並んでいます。
グラスアートは、カラーフィルムとリード線を貼り合わせて作るため誰でも簡単にステンドグラス風の作品を作ることができます。
展示は8月28日まで、南箕輪村のなごみの樹で開かれています。 -
新型のタクシー車両導入
伊那市坂下に本社がある伊那タクシー株式会社は、LPガスとガソリンのハイブリッド新型タクシー車両を導入しました。
こちらが、今回導入された新型のタクシー車両です。
ツーボックスタイプの5人乗りで、後部はスライドドアになっています。
車内は広く、衝突回避自動ブレーキや誤発進回避装置などの安全装備が充実しています。
車いす利用者は、車いすに乗ったまま乗車することができます。
自動車メーカーTOYOTAがタクシー専用に新たに開発した車両で、上伊那では初めての導入となります。
伊那タクシーでは、新型車両を年内にあと2台追加する予定で、現在ある1台は22日から運転を行うということです。
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長野県ゆかりの若手作家3人が個展
長野県にゆかりのある若手作家の個展、トライアルギャラリー2018が17日から伊那文化会館ではじまりました。
個展には長野県ゆかりの若手作家3人が出品しています。
福岡県出身で駒ケ根市在住の
寺井茉莉子さんは「日をめくる音」をテーマに油彩画22点を出品しています。
色彩豊かな半具象画で日々目にとまるものを描いているということです。
100号の大作「夏の庭」は2か月ほどかけて描いた作品で人物を中心に夏の雰囲気を表しているということです。
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豪雨災害被災地へボランティア募集
上伊那8市町村の社会福祉協議会は、平成30年7月豪雨で浸水などの被害を受けた家屋の片付けを手伝うボランティアを募集しています。
活動先は、広島県三原市です。
マイクロバス2台で26日の夜に伊那市を出発し、27日に片付けを手伝い、28日に戻る日程です。
7月豪雨により、三原市は死者8人、住宅の全壊・半壊・一部損壊146件、床上・床下浸水2,616件の被害が発生しています。
現在も、泥出しや壊れた家具の搬出が終わっていない家もあるということで、現地ではそれらの作業を手伝います。
宿泊費や保険料などで8,500円の負担が必要です。
年齢は不問で定員は20人、募集締め切りは22日水曜日となっています。
申し込み方法など詳しくは、各市町村の社会福祉協議会にお問い合わせください。 -
中曽根の納涼祭でイカ焼き
箕輪町中曽根の納涼祭が15日に公民館で行われ、名物のイカの姿焼きが無料で振る舞われました。
中曽根の納涼祭は毎年8月15日に行われていて、区民が焼きそばやかき氷、ジュースなどを無料で提供します。
中曽根出身で、現在は愛知県に住んでいる白鳥政人さんは、4年前から納涼祭に合わせて帰省し、イカの姿焼きを無料で振る舞っています。
白鳥さんはえびせんべいなどを製造する会社に勤めていて、納涼祭で振る舞うイカも同じ味付けになっているということです。
今年は160人分が用意され、訪れた人たちが味わっていました。
この他、焼きそばや綿あめなどもあり、子どもから大人まで多くの人が訪れ賑わっていました。 -
邦楽子どものつどい
伊那三曲協会による邦楽子どものつどいが伊那市のいなっせで19日、開かれ子どもたちが日ごろの練習の成果を発表しました。
上伊那で箏などを習っている小学4年生から高校3年生まで11人が演奏しました。
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切り絵作家・浦野さん作品展
伊那市在住で元小学校教諭の浦野栄一さんの切り絵展「ふるさとの笑顔」が伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。
会場には、子ども達の笑顔をテーマにした作品40点程が展示されています。
浦野さんは、辰野西小学校の校長や伊那小学校の教頭を勤め今年3月に定年退職しました。
切り絵は教員になりたての頃に授業で必要となり、独学で始めたという事です。
作品作りでは、直線や曲線が綺麗に出せるよう心がけ、題材は学校や地域での子ども達の様子をテーマにしています。
浦野さんは「見た人が子ど達の頑張っている姿を感じてもらい子供だった頃を思い出すきっかけにしてもらたい。」と話していました。
浦野栄一さんの切り絵展「ふるさとの笑顔」は26日までです -
BEER FES初開催
ビアガーデンの雰囲気を楽しむイベント「BEER FES in MINOWA」が18日・19日の2日間JA上伊那箕輪町支所駐車場で開かれました。
このイベントは、町内の飲食店店主らでつくる「みのわACTIVITY協会」が中心市街地の活性化につなげようと初めて企画しました。
会場では生ビールが1杯500円で販売され、町内の飲食店がブースを出し料理を提供しました。
友人同士や家族連れなどで訪れた人たちがビアガーデンの雰囲気を楽しんでいました。
みのわACTIVITY協会では、今後も日本酒を楽しむ催しなど季節ごとにイベントを開催し、地域の活性化につなげていきたいとしています。
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パッチワークキルト展19日から
南箕輪村北殿の伊東栄子さんのパッチワークキルト展が、あすから伊那市の旧井澤家住宅で開かれます。
作品を展示しているのは、パッチワーク歴38年の伊東栄子さんです。
会場にはタペストリーや小物など100点が展示されています。
伊東さんは「布の配色を楽しんでほしい」と話していました。
パッチワークキルト展は、19日から26日まで、伊那市の旧井澤家住宅で開かれます。
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老松場古墳群で発掘体験
関西大学と伊那市教育委員会が調査を進めている伊那市東春近の老松場古墳群で、子どもを対象にした発掘体験が18日行われました。
伊那市内の小学生21人が参加し、関西大学文学部考古学研究室の学生や教授らと発掘調査を体験しました。
幅1m、長さ4m50センチの区画の中をスコップで堀りました。
関西大学と市教委では去年から3年計画で老松場古墳群の調査を行っていて、1号墳は南信最古の前方後円墳の可能性があることがわかりました。
今年は6日から古墳の規模や形の調査をしていて、1号墳では古墳の表面に石を敷き詰める「葺石」の装飾が施されていることがわかりました。
子どもたちはその葺石を発掘していました。
伊那市教育委員会では、体験を通して子どもたちに地域の歴史に興味をもってほしいとしています。
今年度の現地調査は9月6日まで行われるということです。
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おさんやり お舟の巡航中止に
箕輪町南小河内区に伝わる伝統行事で町の無形民俗文化財に指定されている「おさんやり」が16日、行われました。
悪天候のため、お舟の巡航は中止となりました。
カラマツやナラなどで造られたお舟を担いで区内を練り歩く巡航は午後3時過ぎに悪天候のため中止となりました。
関係者によりますと、巡行が中止になるのは、ここ数十年では珍しいということです。
おさんやりは、区内を流れる用水路「大堰」が天竜川と逆に流れることが疫病の原因と考えられたため、その厄を払おうとおよそ200年ほど前から始まったとされています。
お舟壊しも時間を早めて行われました。
ナラの木を立てて、その周りをお舟が3周します。
その後、左右に大きく揺らしながら壊していきます。
壊したお舟の木片は、玄関に飾ると厄除けになると言われています。
集まった人たちは、雨が降る中、目当てのお舟のかけらを求めて拾い集
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商店街で盆踊りイベント
途絶えかけている盆踊りを復活させ街のにぎわいにつなげようと、伊那市の中心商店街で盆踊りイベントが、15日に行われました。
イベントは、歌舞劇団田楽座や伊那節保存会などでつくる、いなまち盆踊り実行委員会が行ったもので、去年に続いて2年目です。
伊那節保存会と田楽座の演奏で、集まった50人ほどが伊那節や伊那の盆唄などを踊りました。
実行委員会では「去年より踊りの輪が大きくなり、楽しかったという声が多かった。来年以降も続けていけるよう活動していきたい」と話していました。
またこの日は、荒井のセントラルパークで伊那ローメン夏まつりが行われ、ローメンが1杯500円で提供されました。
この日通り町ではナイトマーケットも行われ、歩行者天国となった伊那まちは多くの人で賑わいました。 -
お盆の帰省に合わせて成人式
お盆の帰省に合わせて、伊那市と箕輪町の成人式が、14日と15日に行われました。
伊那市では、高遠・長谷地区を除く伊那地区8会場で成人式が行われました。
このうち、いなっせでは、竜西地区152人を対象に行われ100人が出席しました。
白鳥孝市長はビデオメッセージで「伊那から様々な変化を生み出すことができるのがこれからの時代です。それを実践するのが皆さんだと信じています」と呼び掛けていました。
この後、中学校時代の担任2人がステージに上がり「これから様々な可能性があるみんなには、やりたいことに挑戦してほしい」「今ある当たり前のことが当たり前でないことに気づいて、一生懸命にやっていってほしい」と、新成人にエールを送りました。
新成人を代表して、小坂悠介さんが挨拶をしました。
伊那地区では今年、男性378人、女性364人の合わせて742人が成人を迎えました。 -
箕輪町成人式
箕輪町の成人式は15日に町文化センターで行われ、対象となる282人のうち179人が参加しました。
箕輪太鼓保存会が祝い太鼓を打ち鳴らし、新成人の門出を祝いました。
式では、白鳥政徳箕輪町長が「この大きな節目に権利や自由について考え、若いエネルギーをふるさと箕輪町の発展に活かしてもらいたい」と挨拶しました。
新成人を代表して上村昌博さんと上嶋紗彩さんが決意表明をしました。
中学3年の時に歌ったという曲を、成人式実行委員会の田川雅和委員長のギター演奏に合わせて歌いました。
箕輪町では今年、男性143人、女性139人の合わせて282人が成人を迎えました。