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信大生が通り町に古本屋をオープン
信州大学農学部の学生が伊那市の通り町の空き店舗を活用して、古本屋を来年1月にオープンさせます。 古本屋は、通り町のだんわ室だった場所で、名称はカリカリブックスです。 店主は、信州大学農学部に通う2年生の増川千晶さんです。 増川さんは、高校生が将来について考えるきっかけとなるような本を置き、人と出会える空間にしようと古本屋を始めることにしました。 増川さんは、大学1年生の時から、松本市内の空き家を利用して交流の場をつくる「まつもと空き家プロジェクト」を立ち上げ活動を行っています。 古本屋を始めるにあたり、商店街でミツロウキャンドルの卸し売り販売を行っている平賀裕子さんと出会い、この活動を後押してくれたと増川さんは話します。 活動資金50万円を目標に集めていて現在40万円ほどが集まったということです。 集まったお金は、改装や本の仕入れなどに使い、来年1月のオープンを目指します。 古本の買取はしないということです。 今月26日には、朝ごはん会と題したイベントを計画していて、増川さんは、「高校生と共同で様々なイベントを企画していきたい」と意気込んでいます。
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天竜川支流にアマゴの卵を放流
天竜川漁業協同組合は、辰野町から中川村までの天竜川支流へアマゴの卵を14日放流しました。 このうち三峰川水系では、組合の役員2人が作業にあたり、「埋設放流」という方法でアマゴの卵を放しました。 埋設放流は、卵を入れたザルの周りを石で囲み、流されないようにします。 その上に木の枝や石を置いて鳥や猿などから守ります。 放流は毎年行われていて、今年は全体で10万個が用意され、うち三峰川水系では3万1千個が埋設されました。 この方法で行うことにより、成魚になるものは2割程度だということですが、色や形の整ったものに成長するということです。 卵は、1週間から10日ほどで孵化し、およそ4年で15センチに成長するということです。
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田畑区民祭 子ども達が歌やおどりを披露
南箕輪村田畑の区民祭が、13日、田畑公民館で行われました。 会場では、ステージ発表が行われ、小学生が歌を披露した他、園児がダンスを踊りました。 田畑区では、農産物を販売する収穫祭と芸術の発表の場として行っていた文化祭を区民祭として同時に開催するようになり今年で11回を数えます。 田畑区は、人口が増加している南箕輪村の中でも2番目に多い区です。 区では、「老若男女が一堂に会するいい機会。これからも区民の繋がりを深め、団結していきたい」と話していました。 会場では、子ども達の作品展示や豚の丸焼きの振舞が行われ、交流を深めていました。
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伊那フィル定演 市出身飯島さんがチェロを演奏
伊那フィルハーモニー交響楽団の第29回定期演奏会が13日、伊那市の伊那文化会館で開かれ、伊那市出身のチェロ奏者、飯島瀬里香さんが演奏を披露しました。 伊那フィルハーモニー交響楽団は、現在、上伊那地域のメンバーを中心におよそ50人で活動しています。 今回は伊那市出身で、東京を中心に活動しているチェロ奏者の飯島瀬里香(せりか)さんを迎え、3曲を披露しました。 飯島さんは、伊那北高校卒業で、日本クラシック音楽コンクールや横浜国際音楽コンクールなどで入賞しています。 会場にはおよそ600人が訪れ、オーケストラの演奏に耳を傾けていました。 伊那フィルハーモニー交響楽団・定期演奏会の模様は、来年1月に121チャンネルで放送します。
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5週連続そばまつり 最終回の西春近新そば&きのこ祭り
伊那市内で行われていた5週連続ぶっとおしそば三昧イベントの最終回、「西春近新そば&きのこ祭り」が13日に行われました。 打ち立てのそばを味わおうと、昼時には長い列ができていました。 地元産のそば粉を使った新そばが1杯500円で提供され、休日の家族連れなどで賑わいました。 西春近新そば&きのこ祭りは、地元の春近そばの会ときのこ王国のコラボ企画として去年初めて開かれました。 去年は、土曜日開催だったことに加え雨が降ってしまったため400食に満たなかったということですが、天候に恵また今日は午前中には去年を上回る数の注文が入りました。 そば以外にも、きのこ王国で採れたきのこの天ぷらや汁物も販売され、一緒に味わっていました。
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経ヶ岳自然植物園 リニューアル
経ヶ岳の麓にある伊那市西箕輪の「経ヶ岳自然植物園」がリニューアルし、13日、記念イベントが行われました。 イベントでは、新たに設置したかまどに火が入れられ完成を祝いました。 経ヶ岳自然植物園は、農業公園みはらしファームから1キロほど西へ上った場所にあります。 昭和27年に県がつくり、昭和46年からは市が借り受けて植物や生物を観察する場所として整備してきました。 時代と共に老朽化が目立つようになり、市は去年地元の西箕輪地域協議会に自然植物園のあり方を検討するように諮問しました。 協議会では、再生していくことに決め、今年に入り手作りのかまどを設置した他、イスや机を整備しました。 13日は、つきたての餅や猪鍋などが無料で振る舞われ、地域住民や観光客などで賑わいました。 白鳥孝伊那市長は、「この場所単独ではなく、みはらしファーム一帯の施設として活用してもらえるよう後押ししていきたい」と話していました。 協議会では、来年度以降マウンテンバイクのコースの整備も検討していくことにしています。
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山の神に区の安泰ねがう
箕輪町の木下区は、区内にある山の神の祠で神事を行い区民の健康や区の安泰を願いました。 9日は、区や町の関係者など18人が出席し神事が行われました。 山の神の祭典は毎年、旧暦の10月10日に行われ十日夜とも言われています。 この場所には、大山祇神(おおやまずみのかみ)と木花開耶姫(このはなさくやひめ)が山の神として祀られ、祭典は、区の安泰や秋の収穫に感謝する行事として毎年行われています。 区長の馬場恭平さんは、「今年もここまで無事終える事ができました。 来年も良い年であるよう願いたいです」と話していました。
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城倉さんのしだれもみじ見頃
伊那市中央の城倉孝雄さん宅のしだれもみじが見頃となっています。 しだれもみじはカエデ科の多年草で城倉さんが5年ほど前に植えたものです。 城倉さんは木や花などを育てることが趣味で庭いっぱいに植えられています。 今年は特に赤みが強いということで「あと3、4日は楽しめるのではないか」と話していました。
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さくらの里で認知症講演会
認知症をテーマにした講演会が13日伊那市高遠町の特別養護老人ホームさくらの里で開かれました。 講師を務めたのは駒ヶ根市の竜東メンタルクリニックの理事長、下島秀一さんです。 下島さんは「進行を遅らせる薬が出てきている。その人らしい生き方を1日でも長く続けることができるように本人、家族とも正確な情報やサービスを知り余裕を持って過ごしてもらいたい」と話していました。 講演会はさくらの里の文化祭のなかで開かれたもので、利用者やその家族などおよそ50人が話を聞きました。
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火伏の神に安全願う
火伏の神秋葉三尺坊と深澤鎮火大神の例大祭が3日、箕輪町松島の深沢公園で行われました。 箕輪町松島の松島王墓(はか)がある深沢公園内には、火ぶせの神が神仏それぞれ祀られています。 3日は神事と仏式それぞれで地域の安全を願いました。 まずは深澤鎮火社です。 区の関係者や消防団などおよそ100人が石碑の前に集まり、神事で防火を祈願しました。 神事のあとは、秋葉三尺坊が祀られているお堂に移動し、仏式の法要で安全を祈願しました。 昔は、火ぶせの神は一緒に祀られていましたが、明治の神仏分離令により別々の場所に祀られるようになったという事です。 大正5年、松島区で住宅500棟が焼ける大火が起き、秋葉様の祟りだと恐れた住民は公園内にお堂を建立しました。 以降、11月3日に松島区の防火を祈る例大祭を行っているということです。 祈祷の最後には、火事を防ぐと言い伝えられている秋葉真言を唱えていました。
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一日女性消防体験 救命講習
上伊那防火管理協会に加盟している事業所で働く女性を対象にした一日消防体験が10日、伊那市の上伊那広域消防本部で行われました。 体験には、上伊那防火管理協会に加盟している事業所から30人が参加しました。 午前中は消火器訓練や消防車両の乗車を体験し、午後は救命講習を受けました。 5つの班に分かれて、心臓マッサージやAEDの使い方を学びました。 この体験は、秋の火災予防運動に合わせて上伊那防火管理協会が行っているものです。 参加者は、消防職員から心臓マッサージのポイントなどを教わっていました。 参加者は「こういった機会は大切だと思った。教わったことを忘れずに役立てていきたい」と話していました。
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青葉の会 20周年記念写真展開催
伊那市内の写真愛好家でつくる青葉の会の発足20周年を記念した写真展が、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。 会場には、会員13人の作品39点が並んでいます。 青葉の会は、市内で写真講座を受講していたメンバーが、講座が終わっても活動を続けていこうと発足し、今年で20周年を迎えました。 会員の中には、全国で刊行されている「月刊フォトコン」に写真が掲載されている人もいます。 青葉の会では風景写真を中心に、それぞれが県内外に足を運び撮影していて、年に3回程合同で撮影会を開いています。 撮影する時は“光と影”を意識して立体感が出るように工夫しながら撮っているということです。 青葉の会20周年記念写真展は、14日(月)まで、かんてんぱぱホールで開かれています。
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沢尻の恩徳寺 大銀杏見ごろ
南箕輪村沢尻の恩徳寺境内にある大銀杏が見ごろを迎えています。 大銀杏は、推定樹齢360年で、高さが20メートル、幹回りが3.5メートルあり、村の天然記念物に指定されています。 恩徳寺では、「数日後に今日のような寒い日が来ると、葉が一斉に落ちてきれいです」と話していました。
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信州縁起物製作所 正月用のしめ飾りづくり始まる
箕輪町沢の信州縁起物製作所では、正月用のしめ飾りづくりが始まっています。 10日は、60代から80代までの従業員10人が、大型ホームセンターに納品する縁起物づくりに追われていました。 作っているのは、一般的なしめ飾りから地方特有のものまで15種類です。 中でも1番人気なのは、神棚に飾るタイプのもので、大・小どちらも人気が高いということです。 信州縁起物製作所では、白馬村から飯田市まで、県内各地に出荷しています。 今年は、先月上旬から作業をはじめました。 代表の大槻清子さんは、「作ってくれる人、売ってくれる人、買ってくれる人の全てに恵まれてここまでやってこられた。今年も縁起物を飾って新しい年を迎えてほしい」と話していました。 作業は、12月中旬まで続きます。
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今シーズン初の氷点下 東春近で寒天づくり
伊那地域の11日の最低気温は、今シーズン初めて氷点下となりました。 伊那市東春近では、寒暖の差を利用する寒天づくりが始まっています。 伊那地域は、午前1時44分にマイナス1.5度を記録し、日中の最高気温も7.3度と寒い1日となりました。 昔ながらの天日干し製法で糸寒天を作っている老舗小笠原商店では、原料となる天草を干す作業が早朝から行われていました。 夜のうちに凍らせたものを日中に溶かして水分を抜きます。 これを1週間から2週間ほど繰り返すと、糸のような白さとつやのある糸寒天ができあがるということです。 室内では、虫やほこりがついていないか、出荷前の品質チェックを行っていました。 小笠原商店は、大正5年(1916)に富士見町で創業し、平成13年に伊那に工場を移しました。 今年創業100年を迎えます。 小笠原商店の糸寒天は、全国規模の老舗和菓子店で使用されている他、家庭用の小袋としても販売されています。 10月に開かれた県の品評会では、最高賞となる農林水産大臣賞を受賞しています。
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爆笑!お笑いライブin伊那 来年1月開催
伊那商工会議所青年部はテレビでお馴染みのお笑い芸人10組を招き「爆笑!お笑いライブin伊那」を、来年1月に行います 8日伊那商工会議所青年部の交流委員会のメンバーが伊那商工会館で記者会見を開きました。 青年部では、毎年年明けにお笑い芸人を招いてのイベントを開いていて、今年で8回目となります。 交流委員長の平澤彰さんは、「テレビ見る旬な芸人のネタを生で見て楽しんでもらいたい」と話していました。 お笑いライブは、来年1月21日土曜日、午前11時からと午後2時半からの2回、伊那文化会館で開かれます。 チケットは15日から、伊那商工会議所や伊那文化会館、コンビニエンスストアなどで販売されS席が4千5百円、A席が4千円です。
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薬物乱用防止活動 上伊那薬剤師会に表彰状
薬物乱用の防止に功績があったとして、一般社団法人上伊那薬剤師会が県薬物乱用対策推進協議会長表彰を受賞しました。 1日は、伊那市の伊那合同庁舎で表彰伝達式が行われ、伊那保健福祉事務所の松岡裕之所長から、上伊那薬剤師会の唐澤頼勝会長に表彰状が伝達されました。 上伊那薬剤師会は、辰野町から中川村までの薬剤師など会員145人で組織しています。 南信地区薬物乱用対策推進協議会が発足した昭和59年から、32年以上にわたり、薬物乱用防止に対する活動を行ってきました。 小中学校や高校で啓発の教室を開いたり、ポスターの掲示やパンフレットの配布など呼びかけを行ってきました。 表彰伝達式は、10月1日から11月30日まで県で実施している「麻薬・覚醒剤乱用防止運動」に合わせて行われました。
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田中豊文さん 正月飾りと縁起物製作
伊那市東春近のワラ細工名人、田中豊文さんの工房では、来年用の正月飾りと縁起物の宝船の製作がピークを迎えています。 田中さんは、自宅の横に工房を構え、年間を通してワラ細工や木工作品を製作しています。 現在製作しているのは、来年用の正月飾りと、田中さんが考案したオリジナルの縁起物の宝船です。 今年は例年より少し早い10月上旬から作り始めました。 田中さんは、伊那市内の会社で精密機械の組み立てを専門に仕事をしていましたが、小さい頃から好きだった工芸作品の製作を本格的に始めようと、55歳の時に早期退職しました。 現在82歳で、数年前から腎臓を悪くしているため週2回透析をしています。 それでも、毎年楽しみにしている人たちの顔を思い浮かべると、ワラ細工の製作にも力が入ると話します。 去年からは鶴の宝船も作っていて、今年も10個程用意するということです。 正月飾りと宝船は合わせて100個作る予定で、作業は11月いっぱい続きます。
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大芝高原まつり記念花火の応募者に飾り玉プレゼント
南箕輪村の大芝高原まつり花火大会の記念花火の応募者に、村のイメージキャラクターまっくんが飾り玉を8日プレゼントしました。 この日は、有賀暁さん・まみさん夫婦に、まっくんから5号玉の記念花火が贈られました。 南箕輪村では、今年初めて大芝高原まつりで一般の人からの記念花火を募り、5件の申し込みがあったということです。 埼玉県に住んでいたまみさんが、去年11月の結婚を機に南箕輪村に引っ越してきたことと、今年3月に娘の依鞠ちゃんが生まれたことを記念して、有賀さんの母親が申し込んだということです。 有賀さんは「思い出になった。明るく楽しい家庭を築いていきたいです」と話していました。
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堀文子さん 版画展
神奈川県在住の日本画家、堀文子さんの版画展が伊那市のはら美術で開かれています。 堀さんは1918年生まれの日本画家で現在は99歳です。 堀さんは師匠も弟子もなく感性が鈍らないようにと転居を繰り返していt、国内外で個展を開いています。 軽井沢にアトリエを構えたり2012年には長野県信濃美術館で展覧会も開催しています。 県内の公立美術館以外で展示するのは初めてです。 野の花が力強く咲きそろう版画や綿毛が飛ぶたんぽぽなどの原画合わせて27点が展示されています。 はら美術では「堀さんは全国的に人気があり作品が揃う機会は少ないので多くの方に見ていただきたい」と来場を呼び掛けています。 堀文子さんの版画展は13日(日)まで伊那市のはら美術で開かれています。
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「立冬」 美和湖周辺 紅葉の見頃
7日は「立冬」です。伊那市長谷の美和湖周辺では、ここのところの冷え込みで紅葉の見頃を迎えています。 7日の伊那地域は午前6時32分に平年並みの最低気温2.1度を記録しました。 長野地方気象台では、今週中頃には伊那地域で最低気温が今年初めて氷点下になると予想しています。
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冬の花「シクラメン」 伊藤ナーセリー出荷作業
長野県が生産量全国1位を誇る冬の花「シクラメン」の出荷作業が各地で始まっています。 伊那市西箕輪の伊藤ナーセリーでは、関西と中京方面への出荷が始まりました。 シクラメンは、地中海地方原産の多年草で、11月下旬からクリスマスにかけて出荷のピークを迎えます。 県農政部によりますと、昨年度の全国のシクラメンの生産量は1,760万鉢で、そのうち長野県は273万鉢、シェア率は16%を誇ります。 中でも、上伊那を始めとする南信地域は、高冷地が多く栽培に適しているため、生産量の多い地域だということです。 伊藤ナーセリーでは、およそ1.5ヘクタールの敷地で120種類2万鉢を栽培しています。 シクラメンは、湿度に弱いということで9月の長雨の対応に苦労したということですが、例年どおりのできだということです。 代表の伊藤洋一さんは、この道40年以上というベテランで、上農高校時代からシクラメンの栽培について研究してきました。 その成果の1つが生育環境です。 出荷間近に迫ったものは、他のものよりもうす暗い場所に移します。 一般家庭と同じ明るさにすることで、購入後も長持ちするということです。 伊藤さんが育てたシクラメンは、3日に開かれた県の品評会で最高賞を受賞するなど評価も高く、市価の3倍の値で取り引きされるものもあるということです。 生産したものは全て中京圏などへ出荷するということで、個別販売はしていないということです。 出荷のピークは12月末まで続きます。
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“花開く”コマ・だるまに合格祈願の願い込める
受験シーズンを前に、合格祈願の「サクラコマ」や「さくら咲くだるま」の祈祷が7日、伊那市高遠町の弘妙寺(ぐみょうじ)で行われました。 祈祷を行ったのは、伊那市内の製造業など12団体でつくる「伊那発!製造業ご当地お土産プロジェクトチーム」です。 この日は、チームのメンバー10人が弘妙寺を訪れ、祈祷を行いました。 プロジェクトチームでは、サクラコマが回すと花開くことから合格祈願の縁起物として3年前から販売を始めました。 現在、東急ハンズなどでも販売されていて、今年もすでに店や個人などおよそ30件から問い合わせが来ているということです。 チームのメンバーは、手を合わせて願いを込めていました。 チームリーダーの橋爪良博さんは「私たち製造業も日々挑戦してものづくりをしている。そんな挑戦の気持ちを持ってもらえるよう祈願しました」と話していました。 「サクラコマ」や「さくら咲くだるま」は、市内では高遠さくらホテルで8日から販売されます。 価格はどちらも1000円から、となっています。
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上農お米講座 上伊那米の魅力を考える
南箕輪村の上伊那農業高校の生徒が上伊那産の米の魅力について考える「上農お米講座」の今年度最後の講座が、7日、校内で開かれました。 講座には、上農高校の生産環境科の生徒およそ90人が参加しました。 南箕輪村、上伊那農業改良普及センター、埼玉県の米穀類卸売業社の3団体が話しをしました。 このうち、全国各地の米を卸売りしている業者の営業本部長の濱田貴仁さんは、「減反政策の見直しにより米の生産量の増加が予想される。どのようにして自分たちの商品を選んでもらうかが大事だ」と話しました。 上農お米講座は、地域の水稲栽培の振興に向け上伊那米の魅力をどのように発信していくかを考えていこうと、今年度初めて開かれました。 ある生徒は、「米についての新たな発見が多くできいい機会だった」と話していました。 上農高校では、来年度以降も継続し、地域の人から学べる環境をつくっていくとしています。
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いいお産の日 出産や子育て考える
11月3日の「いいお産の日」に合わせ、出産や子育てについて理解してもらうイベントが3日伊那市内で開かれました。 「いいお産の日イン上伊那」健康な出産をしてもらおうと、上伊那助産師会が行っているもので、今年で16回目となります。 会場には人形を使った抱っこ体験や、重りがついたエプロンつける妊婦体験コーナーなど、妊娠や出産、子育てに関するブースが並んでいました。 ベビーマッサージの体験では、わらべ歌にあわせ母親が赤ちゃんの手足や体をさすっていました。 指導した助産師は、「ベビーマッサージにはコミュニケーションばかりでなく、ハイハイや寝返りの時に必要な力を付ける事ができます」とアドバイスしていました。 上伊那助産師会では「最近はインターネットで出産や育児の事を調べる人が多い。 出産や子育ては人それぞれなので、自分に合っている情報か判断する力を養ってほしい」と話していました。
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文化祭シーズン 日影区文化祭
各地で秋の文化祭シーズンを迎えています。 このうち伊那市日影区では、第38回日影区文化祭が6日行われ、区民が餅つきなどで親睦を深めました。 午前9時30分を過ぎると区内の小学生が集まり、餅つき体験が行われました。 小学生は掛け声に合わせて力強く餅をついていました。 つき終わると、子ども達は早速味わっていました。 日影区にはおよそ1,600人が暮らしていて、文化祭は世代を超えて地域全体で交流を深めようと毎年この時期に行われています。 この日は、区民が持ち寄った野菜の販売のほか、地域で活動しているクラブや教室、個人で制作した美術作品や児童生徒の作品展示も行われました。 日影公民館では「子どもからお年寄りまで幅広い世代の区民が集まれるような活動を続けていきたい」と話していました。
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西町伊那部文化祭 美術作品並ぶ
伊那市西町伊那部の文化祭も6日行われました。 会場となった伊那部集会所の前では、西春近の小出太鼓が太鼓の演奏を披露しました。 訪れた人たちは、迫力ある太鼓のパフォーマンスを楽しんでいました。 文化祭は、地区住民の親睦を深めようと毎年行われていて、今回で26回目です。 展示コーナーでは、区民が所蔵する掛け軸や骨董品が並びました。 今回の目玉として、旧郵政省で保管されていた水彩画が初めてお披露目されました。 昭和29年に描かれたもので、郵便が届くまでの一連の流れが紹介されています。 その他、地元でとれた野菜を使った料理の振る舞いや、伊那市在住の漫画家、橋爪まんぷさんによる似顔絵コーナーも設けられました。 伊那部にはおよそ280世帯が暮らしていて、これからも伝統や文化を大切にしながら地域の交流を深めていきたいということです。
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アルプス男声合唱団 演奏会
上伊那在住の男性でつくるアルプス男声合唱団の演奏会が5日、伊那市高遠町の信州高遠美術館で開かれました。 アルプス男声合唱団は、「合唱を楽しむこと」をモットーに2007年に活動を始め、今年で9年目を迎えました。 今回は、紅葉の時期に合わせて演奏会を開こうと初めて、もみじ祭りが行われている高遠城址公園南側の信州高遠美術館で開きました。 演奏会では、秋にちなんだ曲が披露されていました。
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つくしんぼ保育園 シクラメン販売
伊那市のつくしんぼ保育園の保護者と職員は、毎年恒例のシクラメンの販売を、5日ニシザワ双葉食彩館で行いました。 つくしんぼ保育園は、20年以上前から毎年東春近の花卉農家から仕入れたシクラメンを販売しています。 売り上げの一部を備品の購入など保育園の運営活動費に充てています。 1鉢1,300円で、絞りのものや、定番の赤や白が人気だということです。 ある職員は「保護者も職員も良い保育ができるよう取り組んでいるのでご協力をお願いします」と購入を呼びかけていました。 シクラメンの販売は6日もニシザワ双葉食彩館で行われ、2日間で800鉢が用意されるということです。
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秋の褒章「黄綬褒章」 原和一さん
「社会に貢献している製品を作っている会社に入って、自分より高技能者がたくさんいる中で自分が選ばれた。多くの仲間や上司のおかげでここまで来れた、という思いでいっぱい」 黄綬褒章を受章した、伊那市東春近の原和一さん59歳。 箕輪工業高校を卒業後、オリンパス株式会社に入社。 高難度のレンズ・プリズムの試作・製造を40年に渡り担当してきました。 「やらずして『できない』は言わない。常に新しいものには目を向ける。難しいと思った仕事でもまずはやってみると、『次はこうしよう』というものが見えてくる。その繰り返しで40年が過ぎてきた。」 40年の間には、高精度レンズの加工法を確立しました。 「自分が作っているものが1番だと思ってやっているし、他社には負けたくないと思ってやっている。少しでも精度の高い物を作りたいという思いで取り組んでいる」 原さんは現在、オリンパスの若手を育成する「技能道場」で道場長を務めています。 「昔は失敗が経験になったが、今は(機器の精度が上がり)不良品を作るのが難しい時代。道場で練習や失敗をして、職場・会社を担っていく人材になってくれたらうれしい」