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町保育料引下げ原案通り答申
箕輪町保育園運営審議会は白鳥政徳町長から諮問を受けた保育料を引き下げる改定について10日、原案通り答申しました。 10日は、箕輪町保育園運営審議会の小林弘毅会長らが役場を訪れ原案通り答申しました。 箕輪町では、人口減少対策として子育て世代の負担軽減を図ろうと来年度から保育料を総額で6%、長時間保育料を総額で23.2%減額とする内容を諮問しました。 国の階層区分8階層に対し、町は保護者の分布の多い国の階層4,5,6階層を分割し15階層に設定し、経済的負担の軽減を図りました。 3人以上子どものいる多子世帯の保育料についても6000円を上限として減額するとしています。 町では今年4月から保育料を改定する考えです。 また、同時に意見を求められていた保育園整備計画について審議会は、木下北・木下南保育園を統合した保育園の建設と沢保育園建設の検討を同時に進めるようスケジュールを見直すことが妥当としています。 白鳥町長は「意見を元に進めていきたい」と話していました。
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ローズガーデンでバラの剪定作業
伊那市高遠町のしんわの丘ローズガーデンでは、今年のシーズンに備えての剪定作業が行われています。 しんわの丘ローズガーデンは伊那市振興公社が管理していて、10日も朝から剪定作業が行われていました。 作業は12月から始まっていて園内にある172種類、およそ2100本のバラを一つ一つ剪定していきます。 新しい芽を活かしながら満遍なく光が入るように、また風通しを良くすることで病気になりにくくするために、この時期の剪定は大切だということです。 しんわの丘は平地に比べ風が強く冬は特に冷え込むということで、公社では寒さを防ぐためビニールで覆ったり、風よけのネットを張るなどの工夫もしています。 しんわの丘ローズガーデンでは毎年6月と9月にバラ祭りが行われています。 広さおよそ9千平方メートルの敷地一帯に咲くバラを見に多くの観光客が訪れています。 今年は、雪が多く作業が若干遅れているということですが、職員たちは日当たりの良い場所から進めています。 伊那市振興公社では、「新しい芽が育ち今年も綺麗な花を咲かせてくれる。楽しみにしていて欲しい」と話していました。 バラの剪定作業は、3月の初旬まで行われます。
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上伊那地区でタウンミーティング 高齢者の社会参加を
高齢者の社会参加を積極的に進めるための上伊那地区タウンミーティングが、5日に開かれました。 これは、高齢者と社会の繋がりを強め、高齢者の居場所づくりを進めようと県などが、今年度から県内10会場で開いているもので、上伊那で開かれるのは初めてです。 この日は、シニア大学の学生を中心に100人ほどが参加しました。 長野県長寿社会開発センターの戸田千登美さんは、「今社会は、高齢者の経験や知識、包容力を求めている。一方で高齢者は自分たちの何が求められているのかわからなので、お互いの情報がやりとりできる仕組みを作っていきたい」と話していました。 平成25年3月に策定された長野県総合5か年計画では、高齢者が積極的に就業や社会参加を行う事ができる「人生二毛作社会」の実現を目指すとしています。 県では、様々な機関や組織の連携を進めるとともに、高齢者の意識改革も行っていきたいとしています。
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e-Taxで確定申告推進PR
16日(月)から平成26年分の確定申告が始まります。 9日は伊那市の伊那税務署で、自宅で簡単に手続きができるe-TaxのPRが行われました。 この日は、伊那市の伊那税務署で確定申告のPRが行われ、伊那市出身でタレントのなるみさんが、一日伊那税務署長に委嘱されました。 税務署員から指導を受け、自宅で簡単にできるe-Taxでの申告をなるみさんが体験しました。 e-Taxは、書面で行われていた所得税や法人税、消費税などの申告がインターネットを通して手続きできるものです。 体験したなるみさんも、およそ5分で申告書の作成が終わり、「簡単でした。今年は自分でやってみたい」と驚いていました。 e-Taxは、国税庁のホームページの確定申告書等作成コーナーから入力ができ、所得税や復興特別所得税などの確定申告や青色申告決算書が作成できます。
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自宅から確定申告を 循環バスでPR
16日から始まる平成26年分の確定申告を自宅から行ってもらうようPRするため、伊那税務署管内の路線バスにステッカーと中吊り広告が貼られています。 5日は、伊那バスの市内循環バスにステッカーと中吊り広告が貼られました。 このPRは14年前から毎年伊那バスの協力を得て行われています。 所得税の確定申告は、自営業や農家、年収2千万円を超える会社員などが申告するもので、申告期間は2月16日から3月16日までの1か月間です。 上伊那の受付会場は伊那市のいなっせです。 いなっせでは毎年混雑が続き、長い時で2時間から3時間待つこともあるということです。 そのため、伊那税務署では自宅からインターネットを使った確定申告を推進しています。 国税庁のホームページから確定申告書を作成することができます。
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ポレポレの丘でソリすべり
伊那市高遠町のポレポレの丘で8日、親子連れがソリすべりを楽しみました。 この催しはポレポレの丘を、年間を通して活用しようと、住民有志でつくるチームポレポレが開いたものです。 8日は親子連れおよそ60人が集まり、市販のものや木で手作りしたものでソリすべりを楽しみました。 ポレポレの丘は遊休農地を住民有志が花を植えるなどして人が集まる場所に整備したものです。 チームポレポレのメンバーでNPO法人日本冒険遊び場づくり協会の横内紀子さんは子どもの自主性を尊重し楽しんでもらう活動をしていてソリすべりもその一環として企画しました。 ビニール袋にワラを入れて作ったソリで滑る子どももいて参加者は30メートルほどのコースを楽しんでいました。 チームポレポレは月に1回この場所で季節に応じた遊びを企画していて、「子どもたちが自然の中で遊ぶ手伝いをしていきたい。」と話していました。
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高遠引持伝統の大数珠回し
五穀豊穣や無病息災を願う伝統行事、大数珠回しが8日、伊那市高遠町の引持生活改善センターで行われました。 大数珠回しは、伊那市高遠町上山田の引持集落に江戸時代から受け継がれている伝統行事で、地域の伝統を後世に受け継ごうと、引持常会が毎年行っているものです。 この日は、引持の34戸から35人が集まり五穀豊穣、無病息災などを祈願しました。 数珠は、長さ17メートル、玉の数は852個で、なかに一つ大きな玉があります。 集まった人たちは、輪になって座り、数珠を左に回しながら、南無阿弥陀仏と唱えていました。 数珠の中の大きな玉が自分の所へ回ってくると、頭を下げて願い事をしていました。 引持常会では、「これからも地域の行事を大切にして、伝えていきたい」と話していました。
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詩吟 岳風会伊那支部吟じ初め
詩吟の愛好家でつくる上伊那岳風会伊那支部の初吟会が、8日、伊那市のJA上伊那本所で開かれました。 最初に「吟じ初め」として、会員全員で吟じました。 岳風会伊那支部は、市内に13の教室があり、67人の会員がいます。 この日は、67人全員が一人だけで吟じる「独吟」という形式で、日頃の練習の成果を発表していました。 参加者の中には中学生が2人いて、これまでの練習の成果を披露していました。 参加したある女性は「健康で、楽しく詩吟ができる1年にしたい」と話していました。
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一日限定 給食メニュー味わう
伊那市高遠町の機器の制御盤などを製造する、伸和コントロールズの社員食堂に、1日限定の学校給食メニューが登場し、社員が昔を懐かしみました。 学校給食メニューが提供されたのは、伊那市高遠町の信和コントロールズの社員食堂です。 これは、先月24日から30日までの全国学校給食週間にあわせて、県教育委員会などが学校給食と食育を知ってもらおうと行ったもので、一般企業では初めてです。 出されたメニューは、鶏肉のアップルソース、枝豆と梅のご飯、糸寒天のサラダで、地域食材を使っています。 このうち、枝豆と梅のご飯、糸寒天のサラダは、平成26年度の県の学校給食コンクールで最優秀賞を受賞しています。 お昼の時間になると、懐かしそうに味わっていました。 県教育委員会では、今後もこうした機会を通して、多くの人に今の子どもたちの、給食がどのようなものなのか知ってもらいたいとしています。
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書道&ペン習字講座の展示
伊那市総合型地域スポーツクラブが開いている「初心者の書道&ペン習字」講座の作品展が、いなっせ2階八十二銀行伊那市駅前支店で開かれています。 会場には、受講生と講師の作品13点が並んでいます。 伊那市総合型地域スポーツクラブは、市内でスポーツや芸術文化などの講座を開いていて、初心者の書道&ペン習字講座は6年目です。 講師を務めているのは、伊那市日影の自宅で書道教室を開いている中斉康子さんです。 講座は、月に2回いなっせで開かれていて、受講している30代~60代の中には6年間続けている人もいるということです。 作品は、生徒達が好きな4文字を、楷書・行書・草書のいずれかで書いています。 「初心者の書道&ペン習字」講座の受講生による作品展は、3月2日まで、いなっせ2階八十二銀行伊那市駅前支店の展示スペースで開かれています。
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富県小と新山小の児童がネイチャーゲーム
伊那市の富県小学校と新山小学校の児童は、冬の自然に親しむネイチャーゲームで7日交流しました。 7日は新山小学校の校庭で、富県小の児童8人と新山小の児童1人が交流しました。 動物の特徴が書かれたカードを見て、何の動物か当てるゲームをしました。 これは、富県青少年育成会が、冬の自然に親しみ、交流してもらおうと開いているもので、今年で4年目です。 書かれている動物は4種類で、児童は4つのグループに別れて答えを考えていました。 富県青少年育成会では、「冬場は家にこもりがちだが、外で遊ぶきっかけになってほしい」と話していました。
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薪利用の促進を 伊那でシンポジウム
薪利用の現状を科学的に考え、森林を守りながら利用促進に繋げていこうと、7日、「薪利用シンポジウム」が伊那市役所で開かれました。 シンポジウムは、薪ストーブの輸入販売などを行っている伊那市高遠町のディーエルディーと伊那市が開いたものです。 会場には、およそ170人が訪れました。 シンポジウムでは、有識者による講演とパネルディスカッションが行われました。 このうち、東京大学大学院の寺田徹助教は、「伊那市では乾燥重量で3,400トンの薪が1年間に使われている。同様のエネルギーの電力が得られる発電所を建設するとすればメガソーラー級になる」などと話していました。 他に、信州大学山岳科学研究所の安江恒さんは、「伐採に適した時期は存在しないのでいつ切ってもよい。広葉樹の薪は針葉樹のものに比べ乾燥が遅い」などと、実験結果を発表しました。 ディーエルディーの三ツ井陽一郎社長は「伊那市は薪やペレットの普及率が全国でも高い地域だが、先進国に比べればまだまだ低い。普及率をあげ低炭素地域づくりを進めていきたい」と話していました。
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バレンタインデー前にケーキ教室
14日のバレンタインデーを前に、パティシエからチョコレートケーキの作り方を学ぶ教室が、5日、伊那市のいなっせで開かれました。 この日は生地から焼いて、チェリーをデコレーションしたチョコレートケーキを作りました。 講師は、市内のケーキ店フランセ板屋のパティシエ・黒河内康さんが務めました。 黒河内さんがプロの技でケーキを仕上げ、参加者がそれにならってデコレーションに挑戦しました。 この教室は、伊那市総合型地域スポーツクラブが開いたもので、昼の部と夜の部の2回に分けて開かれました。昼の部には11人が参加しました。 4年前から開かれているこの教室は、バレンタインデーを前に、気軽にケーキ作りを楽しんでもらおうというもので、リピーターも多い人気の教室だということです。 教室では味見用と持ち帰り用を作り、ケーキが出来上がると早速味見をしていました。 一人だけ男性の参加者もいて、持ち帰ったケーキは、同僚と一緒に食べたいと話していました。 黒河内さんは、「手間を惜しまなければ、ケーキ作りは自宅でも案外簡単にできます」とアドバイスしていました。 伊那市総合型地域スポーツクラブでは、市内の店の協力を得て行う料理教室などを今後も開いていくということです。
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村内3地区内でゾーン30 交通安全対策
南箕輪村は、神子柴、沢尻、南原地区内の、信大や南部小を含むエリアを、自動車の速度を30キロに制限する、ゾーン30とし、交通安全に取り組む計画です。 これは1月28日南箕輪村の大芝荘で開かれた、信州大学農学部との連携協議会で説明されたものです。 協議会には、信州大学農学部の中村宗一郎学部長や、南箕輪村の唐木一直村長らおよそ25人が出席しました。 協議会では、村が信大や地域住民から要望が出た、交通安全対策について議論が行われました。 これは、神子柴、沢尻、南原地区内の、信大や南部小に隣接する通学路などを含むエリアを、ゾーン30とするものです。 ゾーン30は、決められたエリア内を通る道路を全て30キロ規制とするもので、村ではこれまでに対象3地区で説明会を開いたということです。 3地区の区長からは、交通安全対策としてゾーン30の趣旨には賛成するが、エリアが狭いという意見が出されたということです。 協議会では、信州大学側から、部分的にでも早急に対応して欲しいと意見が出されました。 唐木一直村長は、賛成しているところは早急に対応していきたい考えを示しました。
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寒ざらしそばの実 引き上げ
寒ざらしそばの普及を目指す高遠そば組合は、1月20日に伊那市長谷の粟沢川に浸していた「寒ざらしそば」の実を、3日、川から引き上げました。 この日は、高遠町の蕎麦店などでつくる高遠そば組合のメンバー5人が、1月20日から2週間川に浸したそばの実を引き上げました。 そばの実は全て伊那市長谷入野谷産で、今年はおよそ90キロが穫れたということです。 組合によりますと、そばの実を冬の冷たい水や風にさらすことで風味や保存性を高める効果があり、アクが抜け甘みが増すということです。 組合では去年9月に、300食限定で試験的に提供しました。 今年は去年の倍の600食を提供する予定です。 引き上げた蕎麦の実は、今日から10日間天日干しにして乾燥させ、殻をむいてから蕎麦屋に持ち込むということです。 寒ざらしそばは、6月から7月にかけて、伊那市高遠町の蕎麦店、壱刻・華留運・ますやの3軒で味わうことができます。 組合では、信州の三大蕎麦の名産地の1つとされる入野谷産のブランド化を目指して、積極的に蕎麦の栽培や活用をしていきたいということです。
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恩徳寺で大護摩祈祷と福豆まき
3日は、節分です。 各地で節分にちなんだ行事が行われました。 このうち南箕輪村の恩徳寺では大護摩祈祷と福豆まきが行われました。 毎年恒例の節分会は午前6時から午後5時まで、おおむね1時間毎8回行われます。 厄除けや家内安全、商売繁盛などを祈念する大護摩祈祷の、最も人が集まる午前中の時間帯には本堂に入りきれないほどでした。 本堂では護摩がたかれ、参拝者は、手持ちバッグなどを差し出し燃え上がる炎にかざしてご利益を求めていました。 祈祷の後、恒例の福豆まきが行われました。 恩徳寺では、「鬼でも改心すれば仏になれる」とした成田山の教えにより「福は内」しか言わないのが習わしだということです。 升を持った年男と年女達が福豆や銀杏などをまくと集まった人たちは福を招き入れようと一斉に拾い集めていました。 訪れたある人は「家族が健康で過ごせる1年になってほしい」と話していました。
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第6回一水十日会展
伊那谷在住の一水会展の出品者でつくる「一水十日会」のメンバーの展示会が1日から伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。 会場には、一水十日会のメンバー11人の作品44点が並んでいます。 一水十日会は、伊那谷在住の画家11人が「西洋絵画の伝統である写実の本道を守り、技術を磨こう」と結成しました。 展示している作品は、100号から6号までで、県内で描写した風景画が多いということです。 会では、訪れた際には感想や意見を伝えてもらえると励みになると話しています。 今回会場にはチャリティー作品コーナーが設けられ、売上の一部を御嶽山の噴火があった王滝村や、県北部地震で被害のあった白馬村に寄付する予定だということです。 第6回一水十日会展は、11日(水)まで伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。
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ふるさと森林づくりで2団体が受賞
伊那市長谷の溝口里山創り隊と、伊那市西春近の諏訪形区を災害から守る委員会は、森林づくりに貢献した個人や団体に贈られる、長野県のふるさと森林づくり賞を受賞しました。 2日は、溝口里山創り隊の芳賀二三雄代表と、伊那市西春近の諏訪形区を災害から守る委員会の酒井久委員長らが、市役所を訪れ、白鳥孝伊那市長に受賞を報告しました。 平成26年度、ふるさと森林づくり賞では、4部門で合計22の個人や団体が表彰されました。 このうち、溝口里山創り隊は、森林づくり推進の部で長野県緑の基金理事長賞を受賞しました。 溝口里山創り隊は、平成22年度に発足し、溝口地区の荒廃した森林の整備や、地域の里山を後世に引き継ごうと、地域住民で森林づくり教室などを開いていて、その取り組みが評価されました。
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西箕輪の冬の自然を満喫
冬の樹木や植物の実を観察しながら散策する自然観察会が1日、伊那市西箕輪で行われました。 観察会は冬の自然を楽しんでもらおうと西箕輪公民館が開いたもので小学生や地区住民など30人が参加しました。 講師は地元に住む白鳥孝伊那市長と長野県自然観察インストラクターの野口輝雄さんが務めました。 1日は、みはらしファームを出発し、経ヶ岳自然植物園までのおよそ2キロを歩き途中、植物の実や木の年輪を調べたりしました。 経ヶ岳自然公園では、塩・砂糖・とうがらしを雪が入ったコップに入れ、どれが一番温度が下がるか実験しました。 マイナス5度だったものが塩を入れたものはマイナス20度まで下がり、野口さんは「塩が解けると熱を奪われるため」と解説していました。 この原理を使ったアイスキャンディー作りも行われました。 たき火が趣味という白鳥市長は、近くにある枯枝を集め、実演しました。 白鳥市長は、「木を同じ方向に向けて並べる事が大切」とポイントを話していました。 西箕輪公民館では、5月に春の自然観察会を開くことになっています。
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みはらしで一足早く節分会
3日の節分を前に、伊那市西箕輪の農業公園みはらしファームで1日豆まきイベントが行われ、多くの人で賑わいました。 とれたて市場前の駐車場には特設のステージが設けられ、地震鬼や台風鬼、流行しているインフルエンザ鬼などが登場しました。 節分会のイベントは、みはらしファームが開園した年から行われています。 最初は、農作物の豊作を願い行われていましたが、次第に不況や震災など世相を反映するようになってきたということです。 ステージには、鬼を退治しようと桃太郎にちなんだみはらし太郎と、ここで採れるイチゴやリンゴに扮した職員たちが登場しました。 会場に訪れた人たちは、みはらしファームでとれた大豆を思いっきりぶつけ鬼を退治しました。 続いて行われた福豆まきでは、年男と年女がイチゴ狩り入園券やみはらしの湯の入浴券などの景品をお菓子と一緒にまきました。 周囲を囲んだ人たちはわれ先にと手を伸ばしていました。 みはらしファームでは「今年は災害がなく、より良い果物や野菜ができる年になってほしい」と話していました。
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飯島食堂 105年の歴史に幕
明治42年創業の伊那市坂下の老舗中華料理店飯島食堂が、31日、最後の営業日を迎え、惜しまれながらも105年の歴史に幕を閉じました。 31日は、名物のソースかつ丼を食べ納めしようと開店前からおよそ20人が並んでいました。 飯島食堂は、現在のJR飯田線伊那市駅が開業する3年前の明治42年に創業。 今年で105年の歴史を数えます。 3代目の飯島敏道さん71歳。 飯島さんは、飲食業界を取り巻く景気の悪化や、自身の年齢から「元気なうちにやめたい」と考えるようになり、去年11月に店をたたむことを決意しました。 その後、テレビや新聞に取り上げられると、多い時には1日で200食のかつ丼を提供するなど、店先には連日長い列ができるようになりました。 31日も、十数年来の常連客や噂を聞いた県外からのファンが訪れ、名残を惜しんでいました。 かつ丼以外にもチャーハンや小籠包などを注文する人もいました。 昼の営業は午後3時に終了し、およそ250人が訪れました。 子どもからお年寄りまで、1世紀以上地域に愛された老舗中華料理店飯島食堂が105年の歴史に幕を下ろしました。
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上伊那地域 10センチの積雪
30日の上伊那地域は、朝から雪となり、伊那ケーブルテレビでは午後3時半現在で10センチの積雪がありました。 30日は低気圧の通過に伴い、朝から雪となりました。 長野地方気象台では、大雪や電線等への着雪に注意をよびかけました。 列車やバスなどに目立った遅れはありませんでした。 気象台では、雪のピークは、午後4時頃には越えつつあるとしましたが、引き続き着雪などには警戒するようよびかけています。
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木育推進事業の一環 高遠第2・第3保育園で木工作品作り
伊那市が県の森林税を活用して行っている木育推進事業の一環で、20日、高遠第2第3保育園の園児が、地元産の木材を使って木工作品を作りました。 この日は、園児22人が地元産の木材を使って作品作りに挑戦しました。 サポートしたのは、市内の木工職人11人です。 木育推進事業は、木のぬくもりや香りを感じて木に親しみをもってもらおうと伊那市が行っているものです。 使ったのは地元産の栗や、桜、ヒノキなどで、車や時計など自分で考えたおもちゃを作りました。 伊那市では、これからも子ども達に木に親しんでもらえるような事業を行っていきたいということです。
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12月月間有効求人倍率1.16倍 管内が全国を上回る
上伊那の去年12月の月間有効求人倍率は1.16倍で11月を0.06ポイント上回りました。 全国の有効求人倍率は1.15倍で、平成23年10月以降、約3年ぶりに上伊那の数字が上回りました。 ハローワーク伊那によりますと、新規求人数は前の年の12月を14%上回る1,189人でした。 新規求職者数は、前の年の12月を16.9%下回る520人でした。 これにより、去年12月の月間有効求人倍率は、11月を0.06ポイント上回る1.16倍でした。 県は1.16倍、全国は1.15倍でした。 ハローワーク伊那によりますと、求人倍率が上昇した主な要因は、上伊那の主力産業の製造業を中心に求人数が多くなったためだということです。 しかし、正社員よりも派遣社員の求人が多く出ているため、ハローワーク伊那では正社員雇用の求人を増やしていきたいとしています。 また、管内の新規高卒者の就職内定率は93.5%で、県全体の内定率89.5%と南信の内定率91.6%を共に上回っています。 ハローワーク伊那では、内定がまだ決まっていない学生について「早めに窓口に来てもらい、個別に相談を受け、企業とのマッチングをしていきたい」と話しています。
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伊那市手良、箕輪町福与で1,100戸停電
30日午後3時に、伊那市の手良沢岡と箕輪町の福与など合わせて1,100戸で一時停電が発生し、午後4時45分に全戸復旧しました。 中部電力では、原因は、鳥などが電柱に運んだ異物が配電設備に接触したためとしています。 停電は、午後3時に発生し午後4時45分に全戸復旧しました。
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伊那消防組合の職員 意見発表
伊那消防組合の職員が日ごろの職務で感じたことに関する意見発表会が20日伊那市役所で開かれ、最優秀賞に伊那消防署の髙木幸次さんが選ばれました。 この日は、伊那消防組合4つの消防署の7人が発表しました。 発表者は、日ごろの職務で感じたことや課題などを発表しました。 審査の結果、最優秀賞には、伊那消防署の髙木幸次さんが選ばれました。 髙木さんは、幼児期の子ども達を中心に火災予防を習慣化させるため、子どもを火災予防隊員に任命してみてはどうか、との意見を述べました。 最優秀賞に選ばれた髙木さんは、2月12日に長野市で開かれる県消防職員意見発表会に出場します。
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特殊詐欺 20代男性75万円とられる
今月26日と27日、上伊那郡内に住む20代の男性が、75万円を騙し取られる特殊詐欺事件がありました。 伊那警察署の発表によりますと、被害にあった上伊那郡内の20代の男性は、携帯電話に「ウェブサイトの登録料が未納になっている」等の内容のメールが届き、指定された電話番号にかけたという事です。 電話では男が対応し「アダルトサイトの登録料25万円が未納になっている。法的手続きも検討するが、支払えばアクセスがないので、9割を返金する」と言われました。 被害者の男性は、26日に25万円を指定された口座に振り込みましたが、男から他に別のサイトも利用しているなど連絡があり、さらに50万円を振り込み、合わせた75万円をだまし取られたという事です。 伊那警察署では「心当たりのない請求は相手にしない」「メールでの請求は詐欺を疑い、警察に相談する」など注意を呼び掛けています。
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西春近南保育園でお店屋さんごっこ
伊那市の西春近南保育園の園児は28日お店屋さんごっこをたのしみました。 リズム室の一画には、年少から年長児までのお店 11店が並びました。 園児たちは、商品の色や形などを見て、気に入ったものがあると、牛乳パックのフタで作ったお金を渡し買い物を楽しんでいるようでした
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ジビエ料理でバーンズナイト
動物の内臓料理とウイスキーを楽しむスコットランドの行事、バーンズナイトが25日、伊那市で行われました。 これは上伊那の飲食店や企業などでつくる伊那谷バーンズナイト実行委員会が地域の食の恵みに感謝しようと企画したものです。 バーンズナイトはスコットランドの詩人ロバートバーンズの生誕日1月25日に行われていて羊の内臓を胃袋につめて茹でたハギスと呼ばれる伝統料理とウイスキーを味わいます。 今回は羊の代わりに鹿の内臓が使われました。 料理を作ったのは伊那市長谷で鹿料理を提供している、ざんざ亭の長谷部晃さんです。 バーンズナイトにはおよそ30人が集まり鹿の内臓で作ったハギスを楽しんでいました。 実行委員会では「外国の文化を取り入れることで地域食材の楽しみ方が広がったのではないか。」と話していました。
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振りまんどの大麦で焼酎完成
地域の伝統振りまんどを残していこうと大麦を栽培している南箕輪村の田畑と大泉のまんどの会は、共同で麦焼酎を作りました。 26日は、南箕輪村の大芝荘で、大麦で作った焼酎がお披露目されました。 田畑と大泉のまんどの会では、3年前からそれぞれの畑で振りまんど用の大麦を栽培しています。 6月に収穫し、8月にはワラを使った振りまんどが行われています。 振りまんどで使わない実を有効活用しようと初めて麦焼酎を作りました。 田畑と大泉で合わせて500キロを佐久にある芙蓉酒造協同組合で醸造し1000本が出来ました。 26日は、それぞれのまんどの会のメンバーおよそ30人が完成した麦焼酎を味わっていました。 麦焼酎は720ml入りと一升で、アルコール度数が20度と25度があります。 値段は860円からで芙蓉酒造協同組合で購入することが出来ます。