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水防協力団体に指定書交付
水防管理者である市町村長の指定を受けて水防に関する啓発などの活動を行う水防協力団体に、駒ケ根市のNPO「天竜川ゆめ会議」(福沢浩代表理事)が全国で2番目、関東甲信越では初めて指定された。19日、市役所を訪れた福沢代表理事が中原正純市長から指定書を受けた=写真。福沢代表理事は「天竜川の怖さを市民に知らせるのは大事なこと。指定を契機に、今までにも増して会員一丸となり、市民の意識の高揚に向けて一生懸命活動したい」と述べた。中原市長は「駒ケ根市は過去に大きな水害や土砂災害があり、水防の必要性が高い。消防団や天竜川上流河川事務所などと連携して成果を上げていってほしい」と今後に期待を寄せた。
天竜川ゆめ会議は02年に天竜川の治水や環境改善などを目的に市民有志が中心となって設立。06年7月にNPOに認定された。水防協力団体は水防法の改正(05年7月)に伴って新たに創設された制度。 -
「池間哲郎を呼ぶ会」が本を伊那市に寄贈
4年前に当時中学生の息子を急性骨髄性白血病で亡くした伊那市西春近の樋口秀子さん(50)が中心となってつくる「池間哲郎を呼ぶ会」(織井常昭会長)は19日、池間さんの著書「あなたの夢はなんですか?私の夢は大人になるまで生きることです。」30冊などを同市に寄贈した。
貧困や病気に苦しむ子どもを支援するNPO法人「アジアチャイルドサポート」代表理事の池間さんの講演を樋口さんが聴いたのがきっかけ。生きるすばらしさを教えてくれた講演会を地元の人たちにも聴いてほしい竏窒ニの想いで会を発足、地元企業などからの協賛金や募金で池間さんを招き、10月初旬に市内で講演会を開いた。
この日は、樋口さんや織井会長らメンバー8人が市役所を訪れ、小坂樫男市長に講演会の協賛金などの一部で購入した本を手渡した。このほか、4年前に病気で亡くなった樋口さんの4人姉弟の末っ子、寛君=当時14歳=の中学校の同級生たちが当時、自分たちで作詞した歌「生きる」のCDも寄贈。本などは市内の小中学校や図書館などに配布する予定だ。
樋口さんは「世界には生きたくても生きられない子どもがいるなか、日本では自ら命を絶つ子どもがいることは悲しい。この本を読んでもらい、もっと生きることに執着してもらいたい」と話していた。
同会では、アジアチャイルドサポートが取り組む、ミャンマーの貧しい地域に井戸を掘るための基金を集めるアジア井戸掘り基金「信州伊那谷命の泉」を設置、基金への協力を呼びかけている。詳しくはホームページ(http:/www.oriken.com/ikemaina/)へ。
命の大切さを訴えた本を伊那市に寄贈した樋口さん(左)ら「池間哲郎を呼ぶ会」 -
伊那市新ごみ中間処理施設用地選定委員会小委員会、用地の適正を判断する点数評価項目25項目の評価方法を決定
上伊那広域連合の新ごみ中間処理施設の建設地を検討する伊那市用地選定委員会の小委員会が19日、市役所であり、建設候補地の絞りこみを行う評価基準のうち、点数評価する25項目の評価方法を決定した。前回決定した各項目の優先順位を示す「補正係数」を参考に、各候補地の立地条件を加点、減点で評価。土地の購入、造成などを含む「施設コスト」の評価は例外的に、金額に応じて加点する方法をとるため、最大30点の差しか開かない他項目に対し、この項目では最大87点の差が生じる、コスト重視となっている。
小委員会では、事務局の示した2案のうち、より自由度のある今回の方法を選択。補正係数を参考に項目ごと、配点方法を決め、建設地に適さない場合は減点する。
具体的には、幹線道路までの距離に関する評価項目は、候補地13地点のうち、最大値と最小値を除いた11地点の平均値(215メートル)を「標準」とし10点を加点。そこより距離が近い場合は20点を加点するが、遠い場合は加点しない。また、活断層の有無を評価する項目では候補地の2キロ以内に活断層が存在した場合、マイナス30点となるなど、候補地ごとに点数化し、その合計点を算出する。
委員アンケートでは「住宅群への影響」「防災面への配慮」を重視する意見が多かったが、今回の方法では施設建設コストへの配点が最大。各候補地の建設標準金額の平均値(4億120万円)を標準金額に設定し、そこから2千万円増減するごとに評価点数を1点ずつ増減するため、施設建設費が約19億となる用地では51点の減点となる一方、最も安い2億1千万円の用地では36点が加点される。
今回の検討結果は21日の全体会で示し、意見があれば再度調整を図る。また、今回方向性を示さなかった点数評価できない項目についても、全体会の中で評価方法を模索し、点数評価項目と併せて最終判断をする。 -
大芝荘にクリスマスオブジェ
南箕輪村の大芝荘ロビーに、「工房 銀の鳥」主宰の秋山かをるさん=北殿=が制作した銀世界とクリスマスをイメージしたクラフトアートが展示されている。
木々も大地も真っ白で、家にも雪が積もり、庭先にクリスマスツリーもある。雪遊びをしているウサギ、ギフトボックスに入ったクマ、雪だるまなども飾られ、ファンタジックな世界を演出している。
作品はロビーの中央にあり、利用者らの目を楽しませている。クリスマスを過ぎると正月バージョンに変わる予定。 -
箕輪町
みのわ太鼓ジュニアチーム03年5月、箕輪町子どもセンター内に、みのわ太鼓保存会の全面的な協力を得て発足した。学校週5日制の受け皿として子どもセンターが呼びかけ、町内の小学4年生から6年生まで24人でスタートし、町文化センターで毎月2回の練習を重ねてきた。
みのわ太鼓保存会の藤林正則さんを中心に2、3人から指導を受ける。全く経験のない子どもたちで始まったチームは、真新しいばちを手に、ばちの握り方から手首を使って太鼓を打つ、構えの姿勢、構えの姿勢から打つ基本打ちなど基礎から一つずつ学んだ。
発足した年の秋、町の行事で初舞台を踏み、それから1曲、また1曲とレパートリーを増やしてきた。箕輪中学校の文化祭で演奏するため、06年は「隼の舞」、07年は「疾風神楽」というオリジナル曲を作り、レパートリーは5曲になった。
現在のメンバーは小学5年生から中学3年生まで22人。発足時から参加し5年目を迎えた仲間も3人いる。練習も当初は午前中のみだったが、メンバーの中学進学に合わせ参加しやすいよう2回のうち1回は夜間になった。
発表の場は年々増え、みのわ祭り、町文化祭、子ども太鼓inみのわ、もみじ湖夢まつりのほか、地域のイベントに呼ばれたり、老人福祉施設を訪問したこともある。
「練習中は静かで、休み時間は元気。その元気を練習に生かしてほしいと思うけど、でも皆熱心にやっている」と指導者の藤林さん。「本番になると力が出るチーム」で、練習日を増やし10回近い練習を重ねて迎えた今年の中学校文化祭では、「いい演奏ができた」という。
太鼓を4、5年やってくると、太鼓の表現力、動きのスケールの大きさなどが身に付き、現場での対応力も備わる。リズム太鼓や鉄筒は、あえて苦手なメンバーを配置することもあり、練習を重ねて演奏できるようになった自信が次へと繋がっていく。
1年1年成長してきたチームから、主力メンバーの中学3年生5人がまもなく卒業。大きな痛手だが、来年中学生になる6年生が6人いるため、すでに新曲の練習も始めた。
さらなる飛躍を願うチームでは、一緒に太鼓を打つ仲間を募集している。対象は小学3年生から中学2年生まで。町生涯学習課で受け付けている。(村上裕子) -
わら細工体験会
箕輪町郷土博物館は16日、「わら細工体験会」を開いた。小学生から大人まで12人が、正月に飾る縁起物の「亀」を熱心に作った。
本年度の「町内まるごと博物館事業」の一環で、博物館を身近に感じてもらうための学習会「どきどき体験学習会」の一つ。わら細工を通じて郷土の身近な伝統技術に親しむ。
講師は南小河内の大槻博一さん(74)。「亀」は、甲羅部分がわらじ作りの応用で作ることができる。大槻さんが半分まで作って用意してあり、参加者は、わらの編み方を教わりながら残りを編んで体長約9センチの亀を作り上げた。
一つ完成すると、作り始めの部分からもう一度皆で体験。2度目になると少しずつ慣れて手つきも良くなり、「休憩も忘れてしまうね」などと話しながら夢中になって作っていた。
中曽根の女性は、「正月が来るので飾りたいと思って参加した。わら細工は初めてで難しい。形はどうであれ、出来上がってうれしい」と話していた。 -
年末バーゲンセール ベル伊那・29日まで
国内外の人気作家から物故巨匠までの日本画、洋画、版画などが集まる展示即売会「年末バーゲンセール」は29日まで、伊那市日影のベルシャイン伊那店2階文化ホールで開いている=写真。
文化勲章作家の片岡球子の「富士に献花」、福王寺法林の「ヒマラヤの朝」、福沢一郎の「花」などの肉筆を出品。このほか、中島千波や東山魁夷、上村松園、小倉遊亀らの版画など計約100点が並ぶ。
また、地元出身の池上秀畝、中村不折の掛軸や、平沢喜之助の洋画などもある。
午前10時縲恁゚後6時(最終日は午後4時)。 -
「大根役者大根」を売り出し
伊那市長谷の中尾歌舞伎保存会は19日、「大根役者大根」と名付けた辛み大根「からいね大根」を道の駅「南アルプスむら」の「ファームはせ」で売り出した。役者自身が作った大根だけに、買い物客らの話題を集めそうだ。
昨年、中尾歌舞伎をPRする商品が何かほしいと話が出たことから、本年、保存会員が試しに大根を栽培。大根は小ぶりで、1袋に3、4個ずつ詰めた。「ついに登場 中尾歌舞伎の大根役者大根」と札を立て、店頭に並べた。1袋300円。
大根は赤紫色で「甘酢づけにすると、色がきれいでおいしい。正月料理に、ぜひ使って」と呼びかける。
大根は商品化の第1弾で、今後も考えていきたいという。
中尾歌舞伎は、市無形文化財指定されている。 -
統計功労者表彰
長年にわたり各種の統計調査に協力したとして統計功労者表彰を受けた駒ケ根市の藤井フミ子さん=町二=と下村ひろ子さん=福岡=は18日、市役所を訪れ、中原正純市長に表彰を報告した。藤井さんは25年間にわたり、各種統計調査に48回従事して全国統計協会連合会会長表彰を、下村さんは7年間に10回従事して県統計協会長表彰を受けた。調査に関する事務に10回以上従事したなどとして市内の5人が経済産業省の感謝状の伝達を受けた。
中原市長は「調査は社会経済の進展に欠かすことができない大切なもの。苦労も多いことと思うが、今後も引き続きよろしくお願いしたい」と激励した。
感謝状を受けたのは次の皆さん。
小松冨士子(町二)加藤悦子(北割二)小林俊子(福岡)宮入美幸(下平)宮沢法子(中沢) -
ミニ門松作り講座
駒ケ根市東伊那の農林業体験施設「駒ケ根ふるさとの家」は16日、ミニ門松作り講座を開いた。市民など10人が参加し、正月に飾る門松の手作りに挑戦した。門松は完成品の高さ約50センチ。作業は直径約20センチの空き缶にわらを巻く土台の「はかま」づくりからスタートした。指導に当たった東伊那の下平益三さんは「わらの巻き方が均一でないと仕上がりが悪くなるぞ」と助言。参加者は「それは分かっているんだが、なかなか難しいな」と首をひねりながら悪戦苦闘していた=写真。
ふるさとの家は例年しめ縄作り講座を開いてきたが、今年は利用者の要望に応え、初めて門松作り講座を開いた。 -
箕輪町図書館でしおりのクリスマスプレゼント
箕輪町図書館は、利用者にしおりのクリスマスプレゼントをしている。
しおりは台紙が緑色で、町のキャラクター「もみじちゃん」のクリスマスバージョンのイラストがある。職員が1枚ずつ色塗りし、赤や緑色のリボンをつけた。しおりプレゼントはこれまでにもやっているが、「もみじちゃん」イラストのクリスマスプレゼントは昨年に続いて2年目になる。
しおりを目当てに来館する子どもたちもいて、うれしそうに受け取っている。
プレゼント期間は22日までだが、用意した300枚が終わり次第終了になる。 -
箕輪町交通安全協会などチラシ配布で交通安全啓発
箕輪町交通安全協会、町防犯協会、箕輪町警部交番は16日、町文化センターであった演奏会に併せ、入場者にチラシを配り交通安全や防犯を呼びかけた。
年末の交通安全運動期間中でもあり、多くの人が訪れる会場で啓発活動をしようと取り組んだ。
長野県警察音楽隊の演奏会で、家族連れら大勢が来場。文化センターの入口で執行部役員が「交通安全運動です。事故に遭いませんように」と、500セット用意したチラシとペン、交通安全反射シールのセットを手渡した。 -
子育て学級クリスマス会
宮田村公民館子育て学級は18日、クリスマス会を老人福祉センターで開いた。折り紙を使ってサンタとトナカイを工作。パネルシアターや読み聞かせなどもあり、年の瀬の1日を親子で楽しんだ。
学級長の増田淳子さんが折り紙指導。雰囲気満点に、子どもたちも顔を描いたり色を塗ったり。母親の紙を折る様子を見ながら、自身で挑戦するチビッコの姿もあった。
「かわいい」「家で飾れそう」など親子一緒の工作を満喫。クリスマスを待ち望んだ。 -
婦人学級が正月の料理、色彩豊かに
宮田村公民館婦人学級はこのほど、正月の食卓を飾るにふさわしい季節の料理に挑戦しようと学習会を開いた。ハクサイ、ゴボウ、小松菜など旬の野菜をとりいれながら、栄養満点の6品を色彩も豊かに調理した。
JA生活相談員の関敦子さんが指導。約30人の学級生はベテラン主婦の腕を発揮し、手際良く調理した。
ハクサイのシュウマイ、キノコのみぞれあん、サケとおからのふんわりバーグなど、アイデアも凝らした料理の数々。見た目もきれいに完成し、出来立てをさっそく会食した。
「いける。正月に家でつくってみたい」と歓声も。年末年始は何かと忙しい主婦たちだが「みんなで料理すると、また楽しさが違いますね」と、ひとときの休息を満喫していた。 -
漆戸醸造で東京農大生が酒造りの実習
酒造りが最盛期となった伊那市西町の漆戸醸造で12月下旬まで、東京農業大学の学生2人が泊まり込みの実習をしている。日本酒ができるまでの工程を学習することが目的。学生らは杜氏(とうじ)から直接指導を受け、酒造りの苦労や喜びを肌で感じ取っている。
同社の漆戸正彦社長(38)は東京農大の卒業生。実習生の受け入れは本年で6回目になるという。参加しているのは応用生物科学部醸造科学科の田中典子さん(21)、中島麻記さん(21)=ともに3年=の2人だ。
この日は室温36度、湿度80パーセントに管理された「麹室」の中で、蒸米に麹菌を繁殖させる作業を体験。カビが生える適当な水分を調整するため、2人は机の上に広げた蒸米を両手でかき混ぜながら麹を造っていった=写真。
2人は「学校で学んだことを実際の現場で確認することができ、一つひとつに感動している。造っている人たちの話も聞けるので、できるだけ多くのことを学んで持ち返りたい」と話している。 -
飯島町社協もちつき大会
飯島町社会福祉協議会は16日、年末恒例のもちつき大会を地域福祉センター石楠花苑で開いた。福祉関係者ら約150人が参加し、つきたてのもちを食べて楽しんだ。もちつきには寄付されたもち米約20キロを使い、社協役員らが交代できねを振るった=写真。木枯らしの吹く肌寒い陽気の中、威勢の良い掛け声が辺りに響き、湯気のたった熱いもちが次々につき上がった。参加者はつき上がったもちにきな粉やあんこ、大根おろしなどをまぶしておいしそうにほお張っていた。
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大田切区育成会収穫祭
宮田村の大田切区青少年健全育成会(新谷好弘会長)は16日、恒例の収穫祭を大田切集落センターで開いた。親子ら約70人が集まり、今年収穫したサツマイモ、ダイコン、ネギなどの野菜を豚汁にして食べたほか、もちつきなどをにぎやかに楽しんだ。野菜は農作業を通じて土に親しもうと行われた「自然を愛する勉強会」で栽培したもの。子どもたちは自分たちで作った野菜をおいしそうに味わっていた。
正月を前にしめ縄作り講座も開かれ、子どもたちが地域の老人会「曙会」の会員ら3人の指導を受けながらしめ縄作りに取り組んだ=写真。お年よりらは「家族を幸せにしてくれる大切な飾りだ。心を込めて作るんだぞ」と呼び掛けていた。 -
南割区育成会そば打ち
宮田村の南割区青少年健全育成会(浦野宗明会長)は16日、そば打ち会としめ縄の講習会を南割区集落センターで開いた。小学4縲・年生の児童と保護者ら約110人が参加し、そばをこねたり切ったり楽しく作業=写真。子どもたちは「すいとんみたいになっちゃった」などと笑い合いながら、皆で協力して手早くそばを作り上げた。打ったそばは保護者らがゆで、昼食に豚汁ととともにおいしく味わった。子どもたちのそば打ちは約10年前から毎年行っている。
午後はしめ縄の講習会も行い、子どもたちは地元のお年よりたちの指導を受けながら正月に飾るしめ縄を作った。 -
中沢バイパス開通プレイベント
19日に開通する主要地方道駒ケ根長谷線中沢地域バイパスで16日、開通に先立って道路の完成を祝うウォークラリーが開かれた。バイパス改良促進委員会と駒ケ根市主催。地元の住民など約150人が参加し、クイズに答えながら完成間近の道路をのんびりと歩いた=写真。クイズラリーはバイパスの西端にある新宮川岸ミニ公園をスタート。途中5カ所で10問の問題に答えながらゴールの中沢支所を目指した。出題された問題は「バイパスは延長何メートルか」、「歩道に植える木の種類は」など、新しい道路にちなんだ三択クイズ。参加者は頭をひねりながら参加賞のボールペンで回答用紙に記入していた。ゴールでは温かい豚汁が振る舞われた。
中沢バイパスの今回開通区間は延長1380メートル。愛称は住民の意見などから「中沢大通り」に決まった。総事業費は15億5千万円。天竜大橋から県道伊那生田飯田線との交差点までの第1期工事終了に続いて03年に着工した。 -
箕輪町民有志の「辰巳クラブ」主催
長野県警察音楽隊演奏会箕輪町の1940年、41年生まれの辰年・巳年の住民有志でつくる「辰巳クラブ」(25人)主催の「長野県警察音楽隊演奏会」が16日、町文化センターであった。会場は満席で、観客は日本民謡やアニメ主題歌などの吹奏楽演奏を楽しんだ。
演奏会は2回目。07年の箕輪町まちづくり住民提案事業に採択されている。箕輪町共催、町教育委員会など後援。
警察音楽隊は、「序曲『バラの謝肉祭』」、「アメージング・グレース」、ジャパニーズ・グラフィティ「ハウルの動く城」など8曲を披露。迫力ある演奏に子どもから大人まで大きな拍手を送っていた。
演奏会前半には町内の3団体「たそがれシーラク」、「ファンキーキッズ」、「みのわ少年少女合唱団」が賛助出演した。 -
ガールスカウト「26団のつどい」
ピースパック資金集めでフリマガールスカウト長野第26団(木部則子団委員長)は16日、ミャンマーの難民にピースパックを送る資金集めのため、伊那市の伊那公民館でフリーマーケットを開いた。スカウト約40人が手作り品や日用品などを販売した。
ガールスカウト日本連盟は、平和提唱事業でタイの難民キャンプにいるミャンマーの子どもたちにノートや鉛筆などの文房具を入れた「ピースパック」を送っている。
フリーマーケットでは、スカウトが手作りしたサクランボやカエルの飾り、フェルトのショートケーキなどの手芸品のほか、クッキーや大根、日用雑貨、衣類などを販売。保護者も協力した。
ピースパックは45袋準備する予定で、今月中に布袋を手作りし、年明けに袋詰め作業をする。 -
伊那市の交通死亡事故 再発防止検討
伊那市西箕輪の伊那西部広域農道で、12月上旬に発生した交通死亡事故の再発防止検討会が18日、現地と西箕輪支所であった。市や伊那署、市交通安全協会連合会、地元区長ら25人が集まり、悲惨な事故を二度と起こさないための対策について話し合った。
同署によると、事故は7日午後9時ごろに発生した。市内在住の男性(27)が運転する軽4乗用車が中央線をはみ出し、対向車線を進行していた大型貨物車と衝突。この事故で軽自動車を運転していた男性が死亡した。
再発防止検討会では、事故が発生したことを周知し、再発防止に向けて啓発することを提案。西箕輪地区全戸に緊急速報のチラシを配布したり、有線放送などで市民に呼びかけたりする方法が上がった。
また、事故が発生した場所は「直線道路なのでスピードが出やすい」との地元住民からの意見もあり、速度規制の道路標識を目立つ場所に取り付ける、夜間の事故防止のため街路照明を設置する竏窒ネどの対策も上がった。
交通事故の再発防止について検討する出席者たち(西箕輪支所) -
南箕輪村交通安全協会が「交通指導所」開設し安全運転啓発活動
南箕輪村交通安全協会は15日、年末の交通安全運動に合わせて村内の大型店2カ所に交通指導所を設け、安全運転を呼びかけた。同会役員など40人が参加して、シートベルトやチャイルドシートの着用、飲酒運転、運転中の携帯電話禁止などが書かれたのぼり旗を立て、買い物客らに啓発チラシやティッシュペーパーなどを配った。
南箕輪村の事故発生件数は現在まで95件で、前年同期よりも23件増加している。ただし死者はなく、14日に県が行った「シートベルトパーフェクト作戦」によるシートベルト着用率の調査でも100%(調査車両100台、大型車両を除く)だった。
同会では31日までの交通安全運動の期間中に、広報車による呼び掛けも行っている。
南箕輪村交通安全協会が「交通指導所」開設し安全運転啓発活動
南箕輪村交通安全協会は15日、年末の交通安全運動に合わせて村内の大型店2カ所に交通指導所を設け、安全運転を呼びかけた。同会役員など40人が参加して、シートベルトやチャイルドシートの着用、飲酒運転、運転中の携帯電話禁止などが書かれたのぼり旗を立て、買い物客らに啓発チラシやティッシュペーパーなどを配った。
南箕輪村の事故発生件数は現在まで95件で、前年同期よりも23件増加している。ただし死者はなく、14日に県が行った「シートベルトパーフェクト作戦」によるシートベルト着用率の調査でも100%(調査車両100台、大型車両を除く)だった。
同会では31日までの交通安全運動の期間中に、広報車による呼び掛けも行っている。 -
リトミックでクリスマス
楽しみながらリズム感を養う乳幼児親子対象の宮田村公民館「リトミック教室」は14日、村民会館エントランスホールで2年目のクリスマスコンサートを楽しんだ。指導する宮田ミュージックサークル(MMC)のメンバーが、クリスマスにちなんだ楽曲を演奏。音楽に体をゆだねながら、本年度最終の講座を締めくくった。
MMCの瀧澤智恵子さんらがサンタの衣装に身を包み、ハンドベルやピアノ、バイオリンに美声を織り交ぜて、クリスマスソングを響かせた。
会場は雰囲気満点。参加親子は聴き入ったり、ゆっくりと体を動かしたりと想いおもいに時間を過ごした。
曲によっては全員でリズムをとったり、ステップ踏んだり。親子や友人が手をつなぎ、ふれあいを深める姿もあった。
2年目を迎えた同教室は5月から全10回開講。55組もの親子が参加する人気ぶりだった。 -
伊那女性コーラスがピアノカバー寄贈
伊那市の伊那公民館を活動拠点とする「伊那女性コーラス」(野沢伊代子会長・30人)は13日夜、同公民館にピアノカバーを寄贈した。同会が練習で毎回使う、公民館のスタンドピアノのカバーが古くなったため、会員らで新しいカバーを購入し、感謝の気持ちを込めて贈った。
練習が始まる前にセレモニーを開いた。野沢会長が「修繕しながらずっと使ってきたが古くなってしまった。ささやかですが贈ります」と武田登館長に新しいカバーを手渡すと武田館長は「公民館を愛しているみなさんの気持ちが伝わってくる」とあいさつした。
会は本年で47年目を向かえるサークルで、伊那公民館が建設された1971年から同公民館を練習の場所として使っている。ピアノカバーを寄贈するのは、今回で2回目になるという。 -
伊南バイパス開通
国道153号線伊南バイパスの駒ケ根工区全線が15日、一般供用を開始した。午後2時の開通を前に午前9時から記念のセレモニーが現地で開かれた。国土交通省飯田国道事務所主催。開通区間の南端、上穂沢川にかかる「駒ケ根大橋」の銘板除幕に続いて、地元の市場割、上赤須、福岡の各区の親子三代3家族らが市場割大神楽を先頭に渡り初めをして開通を祝った=写真。小雪がちらつき、寒風が吹きすさぶあいにくの天候となったが、地元住民や市の関係者など約200人が集まり、渡り初めに加わった。
飯田国道事務所は、開通により、市街地の慢性的な交通渋滞が緩和され、安全で快適な通行が確保できる竏窒ニしている。一方で、一部住民からは旧道沿線の衰退と空洞化を危ぐする声も聞かれる。
伊南バイパス駒ケ根工区は延長4・2キロ。今回開通するのは福岡縲恷s道中通り線の延長1・3キロで、事業費は約70億円。 -
ペーパークイリングを楽しむ
南箕輪村
塩沢順子さん「ただ1枚の紙なのに、いろいろな形になる。形作っていくことが楽しい」
夫の仕事で4年間滞在したシンガポールで、ペーパークイリングに出合った。手芸など細かいことが元々好きだったこと、使う道具がピンセットやコルクボード、きり、まち針などで、たくさんの道具をそろえなくても楽しめることにも魅力を感じた。
偶然にも家の近くに個人指導している先生がいて習い始めたが、時を同じくして帰国が決まり、約3カ月間で集中して技術を教わった。
ペーパークイリングは、細長い紙を指でくるくると巻いて花や葉、植木鉢などを作る。サンタクロースや雪だるまも作ることができる。
技術の基本は、紙の巻き方で固い、緩いの2通り。「これが出来るようになれば、後は折り方でいろいろなものが出来ます」。葉の形など基本のパターンは15種類くらいあり、固く巻いた紙で花の芯(しん)にする、細かく切り込みを入れた紙を巻いて花にする、カールをつけて花びらにするなど工夫次第で作品が広がる。
「鉢植えの植物やコーヒーカップなどミニチュアが作っていけることが楽しい。肩は凝りますけどね」
昨年3月に帰国。そのころ、日本ではあまり普及しておらず、材料も手に入らない。友人の結婚祝いにペーパークイリングの花をあしらったカードを送ったが、手作りとは思ってもらえなかったという。
「皆さんにペーパークイリングを知ってもらいたい」と、今年の南箕輪村文化祭に作品を初出品した。
友人に作り方の基本を教えたこともあるが、「教室を開いてというほどまでは技術も習得していないし、仰々しく教えるほどでもないけど、ちょっとした講習会などでみんなで楽しめたら」という思いもある。
日々の忙しさから、思うように制作の時間がとれないが、キットを使ったり、本を見てデザインを組み合わせるなどして制作。奥行きのある額に入れたり、台の上に飾るなどして楽しんでいる。
今は、作品用の小さな食器棚にコーヒーカップや器などを飾ろうとアイデアをめぐらしている。(村上裕子) -
信大農学部のヤマブドウワイン、18日から販売開始
南箕輪村の信州大学農学部は18日から、学生らが教育実習の一環として生産しているヤマブドウから醸造した「やまぶどうワイン」の販売を開始する=写真。
学部独自のヤマブドウワインを販売するのは3年目。販売数量が限られていることもあり、過去2年は2日間で完売してしまうほど人気だった。
ヤマブドウは食料生産科学科の2年生が毎年育てており、今年はブドウの質を高めるため、適正摘房に努めた。そのため、収量は昨年より少ない約830キロとなったが、一般的な巨峰の糖度、22度を上回る糖度の乗ったヤマブドウが実った。醸造数量は昨年より少ないが、一般販売分は例年同じ800本ほどを確保できた。
ヤマブドウの管理に当たってきた同学部の技術専門職員、城倉友幸さん(58)は「渋みが少なく、気持ち酸味のあるワイン。これまで生産してきたワインの中でも期待できる」と自信を見せる。
当日は同学部構内にある生産品販売所で午後2時から販売を開始する。価格は1本720ミリリットルで2500円(一人限定一本)。また、同日からリンゴジュースも販売する。価格は1本450円。
問い合わせは信州大学農学部附属施設係(TEL77・1318)へ。 -
上伊那広域連合ごみ処理基本計画推進委員会、検討結果報告書まとまる
上伊那広域連合の新ごみ中間処理施設の施設規模などを検討してきたごみ処理基本計画推進委員会が15日、伊那市内であり、これまでの検討結果を事務局がまとめた報告書案を承認した。今後、今回指摘があった一部を修正した報告書を、19日に小坂樫男広域連合長に提出する。
報告書には、現状から試算した新施設の処理能力は一日当たり149トン。関係市町村が具体的に取り組むごみの減量化、資源化施策などを明文化した。施設規模については、施設建設時までに更なるごみ減量化、資源化を進め、実態に即した施設規模とすることを求める提言を盛り込んだ。また、同委員会では最終処分場の掘り起こし残さなど4品目を新施設の処理対象物とする方針もまとめたが、最終処分場として再利用する箕輪町のクリーンセンター八乙女の周辺住民に、十分な説明を行うことを、付帯意見に盛り込んだ。
これにより、同委員会の役割は一端終了するが、今後も年に数回委員会を開き、各市町村が実施するごみ減量化施策などを検証していく。
小沢陽一委員長は「今後も検討を重ねる中で、ごみ減量の具体的な数値目標も委員会として出し、各市町村統一して努力を図っていけるようにしたい」と語った。 -
上伊那地区労働組合会議が「一人一握り運動」で集めた支援米を発送
上伊那地区労働組合会議(22単組、宮島良夫議長)は14日、各組合から集めた国際支援米717キロを、長野市に向けて発送した=写真。
取り組みは同会議が毎年国際支援活動の一環として取り組んでいるもの。「一人一握り運動」と題して組合員一人ひとりが家にある米を少しずつ持ちより、食料不足に苦しむ海外の国へと発送している。
米は他地区から集まった米と一緒にアフリカのマリ共和国に送るため、この日は上伊那地区で集まった米を他地区からの米が集まる長野市に向けて発送。
上伊那地区では今年、昨年の倍近い米が集まった。
宮島議長は「こうした取り組みが本当の国際貢献につながると思う。日本が戦争をせず、こういう取り組みを続けていけば、世界は平和になるのではないか」と話していた。
支援米は来年1月にマリ共和国に発送する。