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伊那市生涯学習センター新講座 飾り寿司作り
伊那市生涯学習センターは新講座「飾り寿司を作ろう」を始めた。市駅前ビルいなっせに市内の主婦ら約30人が月に2回ほど集まり、パンダやバラの花を太巻の断面に表現する寿司づくりに熱中している。
講座は、昨年12月18日から始まり、本年2月19日までの計5回。諏訪市清水の寿司処「すし春」の店主小平晴勇さん(57)を講師に招き、受講者らが毎回、新しい題材に挑戦している。
3回目となる29日夜の講座では、アニメキャラクターのアンパンマンの顔が題材。目、ほっぺた、鼻などの各パーツごとに巻寿司を作り、それらを一枚ののりで巻き上げて完成させた。
小平さんは「細工寿司は各パーツをどう組み合わせればよいのか考えることで脳のトレーニングになる。家族が一緒になって作ることでコミュニケーションも深まる」と話していた。
受講生らは、太巻きの断面に見事に顔が表れると「かわいい」などと感激の様子。一人の主婦は「家でも孫に作って食べさせてあげたい」と笑顔を見せていた。 -
伊那図書館読み聞かせ講座
伊那市立伊那図書館で28日、読み聞かせ講座の第1回「本の楽しさをつたえる『ブックトーク』と『読み聞かせ』」があった。市内を中心に約50人が、本の魅力をバラエティ豊かに伝えるブックトークの方法などを熱心に学んだ。
3回連続講座で、第1回は伊那小学校図書館司書の矢口芙美子さんが講師を務めた。
ブックトークは、本を紹介する方法の一つで、あるテーマに沿って数冊の本をつなぎながら紹介する。本を読んでもらうことを目的とするため、対象は小学2年生くらいからで、トークの組み立て例として▽テーマに合わせて本を集める▽対象や状況などを考えて本を選ぶ▽紹介順序を決める▽変化をもたせる工夫をする▽紹介した本のリストを作り配布する-ことを説明した。
「本のソムリエ、あるいは試食販売のおばさんやお姉さんと思ってもらうといい。相手が本に関心を持つように、さわりをちょっと紹介する」とし、ブックトークには、「テーマに合わせて数冊の本を紹介すると全体の雰囲気が出て、相乗効果で一冊の本の面白さが際立つ効果がある」と話した。 -
箕輪町消防団夜警巡視
箕輪町消防団は昨年12月中旬から、各分団ごとに町民の安心、安全のため火災予防を呼びかけて夜警に取り組んでいる。29日夜、平沢豊満町長、消防署長、箕輪町警部交番所長、消防団長らが各分団を巡視し、団員を激励した。
第4分団の屯所では幹部12人が整列。岡孝之分団長が、夜警実施状況を報告した。第4分団は、昨年12月25日から2月10日まで延べ27日間の日程で、午後7時45分から10時半まで、4人が木下区内を2回夜警している。
平沢町長は「長期間寒い中ご苦労様。年末年始に火災がなく安心して暮らしている。まだ火を使う機会が多い。安全安心のまちづくりのため、予防消防に徹底してほしい」、平沢久一団長は「空気が乾燥し火災が発生しやすい。予防消防に努めて頑張ってもらえばありがたい」と訓示した。
箕輪町警部交番の倉田千明所長は、「夜警活動は地域の方の安全を守るため非常に大事。交通事故に遭わないように、また車上被害に遭わないよう車の管理をお願いする。健康に留意して頑張って」と激励した。
夜警状況は、第1分団2月1日まで延べ34日、第2分団2月13日まで延べ38日、第3分団2月3日まで延べ27日、第5分団3月7日まで延べ32日、第6分団2月15日まで延べ53日。 -
玩具の温かみを再発見、おもちゃの家がフェア
子どもたちに交流の場を提供している駒ケ根おもちゃの家(増田芳子会長)は28日、玩具500点を揃えて「第19回おもちゃフェア」を同市文化センターで開いた。200人以上の親子が訪れ、テレビゲームにはない昔ながらの玩具の温かみにふれた。
年1回の開催で、手に持って遊べる玩具が勢揃い。親子で一緒に楽しむ姿が各所でみられ、会話も弾んでいた。
「友達と取り合ったり、親と一緒に遊ぶなど玩具を通した経験が少なくなっている。ふれあいながら遊ぶことで、社会性も見につけていくと思うのですが」と増田会長。
「来て良かった」と喜ぶ保護者の声も多く、満面の笑顔が広がる会場の光景に目を細めていた。
この日は、会場設営に駒ケ根工業高校ボランティア班の生徒たちが協力。海外協力隊の12人は会場で、親子の交流をボランティアで支援した。 -
県小水力利用推進協議会を設立へ
県小水力利用推進協議会が10日、立ち上がる。地球温暖化対策として、自然エネルギーを活用した小水力発電の普及を図り、循環型社会の構築を目指す。
05年、全国規模の小水力利用推進協議会が設立され、県単位で設立の動きが出始めている。県は全国3番目。
発起人の一人で、伊那谷自然エネルギー研究会の小沢陽一会長=伊那市=は「地球温暖化は待ったなしの問題で、新エネルギーを推進しなければならない。メンバー同士の情報ネットワーク機能を果たしながら、小水力を県内に普及させたい」と地域振興策につなげたいとする。
協議会では、産学官の連携を持ち、小水力の利用にかかわる調査研究、情報収集、利用の啓発活動などの事業を展開する。
県内で小水力に取り組む伊那市、須坂市、小諸市などのグループのメンバーを中心に、30人ほどで設立するが、今後、賛同する会員(個人、団体、賛助会員)を募っていく。
自然エネルギーは、太陽光、バイオマス、風力などあるが、水力は効率が良く、既存の用水路を活用することができる。市内では長谷など3カ所に小水力発電機を取り付け、街路灯に活用している。
マイクロ発電機の購入には100万円ほどがかかるため「伊那谷ブランド」として200ワットで20万円程度の試作品を開発したいと考えている。
設立総会は10日、長野市で開催。11日午後1時半から、伊那市役所1階多目的ホールでシンポジウムがある。
シンポジウムは、水辺空間の保全などを目的としたリバーフロント整備センター理事長竹村公太郎さんの基調講演「水車の21世紀の日本文明」、パネルディスカッション「地産地消のエネルギー竏衷ャ水力の可能性について」。
参加費は無料。資料代は800円(希望者)。
シンポジウムに先立ち、伊那市や辰野町で小水力発電の見学会もある。
問い合わせは、小沢さん(TEL72・2921)へ。 -
Aコープ美すず店起工式
上伊那農業協同組合(JA上伊那)は30日、Aコープ美すず店の起工式をJA上伊那美篶手良支所構内で開いた。関係者など約70人が集まり、工事の無事を願った。
同地には、1979年にオープンした旧店舗があったが、老朽化が進行し、ニーズの多様化に伴い売り場面積も手狭になっていることから本年4月を目途として新築店舗に建て替えることとなった。
新店舗の売り場面積727平方メートル。旧店舗より300平方メートルほど広くなっている。鉄骨造平屋建で延べ床面積1280平方メートル。駐車場に面した売り場中央に入り口を設けるほか、生産者直売コーナーとして3尺棚10本分のスペースを確保する。総事業費は2億2千万円。
宮下勝義組合長は「完成後には地域のみなさんに満足してもらえるような店舗となる。オープンの時は直売所コーナーに地元の農産物を並べてほしい」と語った。
本年4月16日までに工事を完了し、同月19日ころから新店舗での営業を開始する予定。
また同店では、工事が完了するまでの間、交通手段を持たない人などを対象にAコープ伊那中央店に向かう臨時のマイクロバスを運行している。実施日は毎週火曜日と金曜日。午前10時にAコープみすず店駐車場を出発し、午前11時に伊那中央店から帰りの便が出る。 -
【権兵衛トンネル1年~その後の地域~】
2月4日、伊那と木曽を結ぶ権兵衛トンネルが開通して1年が経つ。伊那市中心街縲恂リ曽町福島中心街は約45分で結ばれ、これまで塩尻インターチェンジ経緯で1時間半ほどかかっていた両地域間の時間的距離は、大幅に短縮された。それに伴い上伊那では、観光、商工業、文化交流など、各分野でさまざまな変化が生じている。
【商業】
消費者の流出に強い不安を抱いた木曽側とは対照的に、伊那側では、トンネルの開通が商圏拡大のチャンスだと考える小売業者も多かった。特に期待を寄せていた大型店だけでなく、中心商店街でもトンネル開通前後に合わせて木曽地域に広告を配布。開通日には各地で記念イベントが催された。
しかし、1年が経過し、動向を見守ってきた大型店の多くは「もっと来てくれると期待していたが」と率直な感想をもらす。
伊那市の大型店「アピタ伊那店」では、開通直後に木曽地域にも広告を入れ、チラシを持ってきた人に記念品を贈呈する企画を実施。約1カ月はチラシを頼りに訪れる客がいたほか、半年ほど前までは大型バスで乗り付ける観光客も多かった。担当者は「会話の中で『木曽から来たんですよ』と話す人もおり、木曽から人が来ている実感はあるが、伊那の比にすると木曽から来ている人は微々たるもの。土日や季節の行事ごとに増えている気もするが」と語る。
同店ではトンネル開通以降も大きな企画を催す時に合わせ、木曽地域に広告を入れていたが、一年の動向を見て、今後は極端な誘客戦略を取らないことに決めた。その背景には「あそこへ行けば全部買い物ができる」と認識して客が日常的に買い物に来るようになるまでは、4、5年かかると見ていることも一つの要因となっている。
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一方、南箕輪村の大型スーパー「アップルランド伊那インター店」は、来期から本格的に木曽地域からの誘客を図るための取り組みを開始しようとしている。
同店では、開通直後の3月の時点で、来客数が1%、売上が3%増加し、その後も木曽側からの客が来ている様子がうかがえるものの、当初の期待に見合う効果は得られていない。しかし、大沢進店長は「実際に木曽地域にも行って見たが、順調に行けば30分で行き来できるようになった。木曽は伊那と比べて全体的に物価も高く、チャンスは非常に大きい」と誘客への意欲を見せる。
誘客戦略の一つとしては、木曽側にしかない特産品やあちらの生活の中で日常的に消費されている商品などを扱うことで、トンネルの向こう側から来る客の満足度を高めようと準備を進めている。また、こうした取り組みは、伊那地域の客にとっても刺激となるのでは竏窒ニの期待もあるという。
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中心商店街でも、トンネルの開通により木曽方面から訪れる人の声を聞くなど、それなりの変化を感じているが、知名度のある大型店に客が流れている実感の方が強い。
一部の有志は、年間行事を示したチラシを木曽側に入れ、誘客への意欲を燃やした。しかし、昨年は豪雨災害に伴い伊那まつりが中止となるなど、商店街をPRする機会すら少なかった。
いなっせに婦人服店「松屋」を構える松沢一男さんは「木曽の人にとっては、商店街がどこにあるかすら知らないのが現状だと思う。しかし、何かやらなければ結果は出ない。お客を引っぱりたいという思いはあるが、チラシを入れるのも予算がかかること。なかなか難しい」と話す。
また、大十呉服店の池上直樹さんは「『近くなったから』と足を運んでくれた人もいた。入舟交差点に入って道に迷う車が多いようで、よく道を尋ねられることもあるから、車も入ってきていることは確か。商店街に人が流れないのはまちに魅力がないせいもあるかもしれない」と語る。
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消費者流出の不安感が強かった木曽側の小売業者の中には、いったんは胸をなで下ろした人も少なくない。
木曽福島町のAコープきそ店はその一つ。同店ではトンネル開通後の約3カ月は、客足が遠のき、経営を圧迫したが、その後は消費者が戻り、現在もその状態が続いている。
しかし、消費者が流出することへの懸念がなくなったわけではない。平畠重行店長は「木曽が伊那地域の商圏の中に入ったのは事実。行楽シーズンに消費者が流れ出す傾向にあり、今後は波ができるのではないかと考えている。木曽は伊那側と比べて物価が高い。今後は価格調整をすることも必要かもしれない」と語る。
食料品など、日々の生活に密着した商品を扱う小売店には客が戻ってきたものの、総合小売業の「木曽福島サティ」では、土日を中心に売上が下がっているという。
同店ではサービス充実に努めることで、消費者の心をつかみたいとしているが、具体的な方策については今のところ考えていない。 -
ガールスカウト長野26団「新年のつどい」
ガールスカウト長野26団(伊那市など、木部則子委員長)は28日、伊那市の伊那公民館で恒例の「新年のつどい」をした。団員や保護者ら約50人が集まり、こまづくりやお手玉遊びをして日本の伝統文化に親しんだ。
文部化学省の「子どもの居場所事業」の一環。「めざせ!いつものびのび しあわせ少女」をテーマに、一年の決意を新たにした。
3グループに分かれ、3枚の折り紙を使ってこまづくり。先輩団員が後輩団員に折り方を丁寧に教えながら、一人一人がすてきなこまを仕上げた。
また、伊那谷お手玉の会会長の亀山福治さん、指導員のちず子さん夫婦を講師に、お手玉遊びをした。玉の取り方や姿勢などの基本や、音楽に合わせた遊び方を教わった。
昼食は、保護者たちが持ち寄った盛りだくさんの料理を囲んだ。 -
西箕輪公民館が観察会
伊那市の西箕輪公民館による「冬の自然観察会」が28日あり、親子ら約20人が参加した。地元の農業公園みはらしファームから経ヶ岳自然植物公園まで歩きながら、木や鳥などを観察して自然に親しんだ。
地域の自然観察を通して新たな発見をしようと、6回目。地元の県自然観察インストラクターの野口輝雄さんと日本野鳥の会会員の田中義孝さんを講師に迎えた。
2人は「冬山は殺風景でおもしろくないと思われるかもしれないが、動物の足あとや小鳥のさえずりが聞こえたりと、いろいろな出会いや発見があって楽しい」と話し、「木々はそれぞれ枝のはり方が違う」などと、動植物の種類や特徴をわかりやすく解説した。
参加者たちは双眼鏡をのぞいてじっくり鳥を観察したり、落ちている松ぼっくりを手にとって種類を見比べたりしながら、冬の自然に触れていた。 -
伊那市・西春近子育て学級が豆まき
伊那市の西春近公民館の子育て学級「かるがも学級」は30日、同公民館で2月の節分行事をした。地元を中心とした未就園児とその保護者9組19人が集まり、一足早く豆をまいて楽しんだ。
同学級の年間行事計画の一つ。寒い時期に子供たちが元気でいられるよう風邪の菌を追い払う目的で開いた。子育てネットワーカーの林洋子さんの指導で豆まきをした。
アニメキャラクターの敵役のキャラクターを象った絵を的にして、新聞紙を丸めた玉や落花生を投げつけて遊んだ。「鬼は外。福は内竏秩vと、子供たちは母親と一緒になって大きな声を出して会場をかけ回った。
かるがも学級は、昨年5月縲恂{年3月の月1、2回、計15回の活動を実施。運動会や焼きいも大会、餅つきなどのイベントを通じて、未就園児とその保護者が交流を深めている。
落花生をまいて風邪の菌を追い払う幼児たち -
裁判員制度座談会
駒ケ根市が開いた04年度男女共同参画推進講座の修了生が中心となって05年8月に発足した「こまがね男女共同参画社会をめざす市民の会」(愛称・いきいき市民の会、三井貞明会長)は26日、駒ケ根駅前ビル・アルパで「いきいき輝く2007年新春座談会」を開いた。会員など約30人が参加し「裁判員制度について」をテーマに学習。法務省が制作した映画「裁判員制度竏窒烽オあなたが選ばれたら」を見たほか、長野地方検察庁伊那支部の平岡徳幸総括検務官らを講師に招いて裁判員制度についての講演を聴いた=写真。参加者は「さ来年にはこの制度が始まるんだね」などと話し合いながら真剣な表情で耳を傾けていた。
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ながたの湯入場者190万人達成
箕輪町長田のみのわ温泉ながたの湯は28日、入場者190万人を達成した。190万人目と前後の3人に記念品を贈った。
190万人目は南箕輪村南原の宮島きみえさん(81)。嫁の清美さんと訪れた。「友達や親戚でながた荘に泊まったり、ながたの湯に来ている。お湯がいい。久しぶりに来たら190万人目で、びっくりした」と話した。
189万9999人目は安曇野市の会社員朝倉盛人さん(58)。10回近い利用で、「風呂が広々して気持ちがいい」という。190万1人目は箕輪町の会社員原弘幸さん(44)。10回以上訪れており、「いつも来るのを楽しみにしている」という。
みのわ振興公社の永岡文武副社長が、「190万人の達成は、日ごろ温泉をご愛顧いただく皆様のおかげ。感謝申し上げる。これからも温泉をかわいがっていただき、くつろいでほしい」とあいさつした。
公社は、190万人目にながたの湯回数券1冊と海産物詰め合わせ、前後者にながたの湯利用券と海産物詰め合わせを記念に贈った。
190万人達成は98年12月14日のオープンから2636日目。1日平均720人の利用がある。 -
【記者室】バイオリンってどんな形?
今年市制施行100周年を迎える松本市が記念事業のPRキャンペーンで県内18市を訪れた。駒ケ根市にもマスコットキャラクターのアルプちゃん(着ぐるみ)が登場したが、気になったのは手に持っていたバイオリンだ▼全体のシルエットがギター型で、実物とはかなり違う。形をしっかり調べずに思い込みでデザインしたように見える。事務局に聞くと、デザインは公募の入選作をほぼそのまま採用し、その後も形についての議論はなかったそうだ▼そんな小さなことにこだわるな竏窒ニ言う向きもあろうが、市の顔として大々的に出すとなると少々恥ずかしいし「楽都」をアピールするのならなおさらだ。ミスはよくあることで仕方ない。今からでも修正したらいかが。(白鳥文男)
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宮田小合唱団、村の青少年健全育成推進大会に出演
宮田村の宮田小学校合唱団は27日、村青少年健全育成推進大会に参加。アトラクションとして元気な歌声を披露した。児童の純粋に打ち込む姿に、住民ら会場に集まった人たちは「育む」心を再認識した。
200人ほどが見つめるステージで、39人の団員が「翼をください」など2曲を合唱。感情も豊かに元気な歌声で、開会を飾った。
親をはじめ大人が手本になる社会形成を再確認した同大会。参加者は合唱団の楽しんで歌う光景を心に刻み込んでいた。 -
伊那剣心館が鏡開き
剣道クラブ「伊那剣心館」(熊谷進会長)は28日、伊那市の伊那北地域活性化センターきたっせで、第23回鏡開きをした。剣士をはじめ、指導者や保護者ら関係者80人余が集まり、一年間の決意を新たにした。
開会あいさつで熊谷会長は「目標を掲げ、挑戦する前向きな気持ちを忘れずにけいこに励んでほしい」、指導者の矢野昌史さんは「大きな気合いで迫力ある剣道をしよう」と呼びかけた。
クラブ員を代表して6年の菅原良太君が「礼節と忍耐を実行し、人としての誠心を重んじて、強く、いさぎよい剣士となるよう目標をもって一層けいこに励むことを誓う」と力強く宣誓した。
熊谷会長と中学3年生7人が用意された2つの鏡もちを引っ張り合って割り、一年の円満を祈願。剣士たちは正面素振りや左右面素振りなどを30本ずつこなし、大きな掛け声を会場に響かせた。
剣心館は小学生から中学生を対象にし、週2回のけいこをする。昨年は、南信柔剣道大会をはじめとする各種大会で上位進出を果たすなど、好成績を収めている。 -
みはらしファームの「そばの家名人亭」利用者30万人突破
伊那市西箕輪の農業公園みはらしファームにある「そばの家 名人亭」(小林文麿代表)のオープン以来の利用者数が28日、30万人を突破した。30万人目と前後2組に記念品を贈って、節目を祝った。
30万人目は、仕事で伊那に訪れたという千葉県の子安孝夫さん(65)と秋山泰義さん(63)で「本場の味はやっぱり違うね。とてもおいしかった」と満足そうに話した。一組前は松川町の色部啓さん(35)家族、一組後は松本市の成沢雄枝さん(68)、雅子さん(68)夫婦だった。
小林代表は「大きなハードルだった。権兵衛トンネルの開通効果もあって、思った以上に早く、新年のうちに(30万人達成を)迎えられたのはうれしく、感慨深い」と喜んだ。
名人亭は1999年6月、伊那そば打ち名人会が市から委託を受けてオープン。03年に会員を中心に有限会社を立ち上げて運営。年平均3万人が利用し、多い日で350食ほどでる。昨年の権兵衛トンネル開通によって、以前と比べて1・2倍増加したという。
標高800メートルを超える地元の西山山ろくで栽培されたそば粉にこだわり「香りが良く、コシがある」手打ちそばを提供している。
2月28日まで、30万人突破記念感謝セール(200円引き)をしている。午前11時縲恁゚後7時(木曜日定休)。問い合わせは、名人亭(TEL74・1831)へ。 -
伊那文企画展
伊那谷の美シリーズ9「山岸主計展」伊那市の県伊那文化会館で26日、企画展・伊那谷の美シリーズ9「山岸主計展」が始まった。伊那市出身で世界的版画家の山岸主計(やまぎしかずえ、1891縲・984)の多色刷り木版画、油彩画など100点を超える作品を展示している。
山岸主計は伊那市美篶に生まれ、美篶尋常高等小学校卒業後に上京し、木版画の彫り師の修行を積む。1913年から16年まで、新聞挿絵の彫りを担当。西洋画(油彩画)の基礎も学ぶ。26年から数年間、欧米各国を旅行し、風景版画を多数制作。浮世絵の優れた彫り師として、また近代的な創作版画家として欧米でも高い評価を得る。
企画展では、昭和初期のアメリカ、カナダ、メキシコ、従軍画家としてスケッチした中国、モンゴル、朝鮮半島など世界各国の風景を、浮世絵の彫りという伝統技術で版画にした作品が多く、油彩画13点、クリスマスカード、彫りを担当した竹久夢二版画集、版木など貴重な資料もある。
学芸員の林誠さんは、「絵を学び、自分の絵を自分で彫って刷るという、ほかの画家とも版画家とも違う独創的なところがある。さまざまな側面から魅力のある作家」とし、「多色刷り木版画は瑞々しく透明感のあるところが見所の一つ。制作当時の時代をイメージしながら鑑賞するとより楽しめる」と話している。
会期は2月18日まで。午前10時縲恁゚後5時半。観覧料一般300円、高校生以下無料。 -
箕輪町交通安全祈願祭
箕輪町交通安全協会は27日、交通安全祈願祭を伊那プリンスホテルで開き、約150人が神事に参列して交通事故撲滅を祈願した。
町安協、町、県議、町議、伊那警察署、消防団、区長会、教育委員会、学校など関係者が出席した。
町安協の小林交石会長は、06年の交通情勢について全国では交通事故による死者が6352人で6年連続減少、長野県では128人で前年を24人下回り年間の抑止目標160人を達成。箕輪町では人身事故件数が126件で、3件の死亡事故があり尊い命を失ったことを報告。「安全で住みよい町づくりを目標に活動を続けている。気持ちを引き締め、交通事故防止の重要性を確認し、会員自らが交通マナーやルールを守り、安全意識を普及し、事故撲滅を誓う」と述べた。 -
料理教室で雑穀の魅力探る
伊那市長谷の郷土食の掘り起こしを目指す「雑穀プロジェクト2007in伊那」が27日、長谷の気の里ヘルスセンター栃の木で始まり、第1弾として、2種類の雑穀を使った料理教室をした。
プロジェクトは地元住民有志でつくる「長谷食文化研究会」と、伊那市が企画。旧長谷村が昨年度始めた食文化調査研究事業の一環で、料理方法の情報交換や栽培研究などを通して雑穀の魅力を探る。雑穀の普及を図り、遊休農地の復活などを目指して、中山間地の農業振興や地域活性化につなげる狙いだ。
市内外からスタッフを含めて約50人が参加。「雑穀でつくるおかずとスープ」と題し、料理研究家の美上みつ子さんを講師に、冬野菜のシコクビエシチュー、キビとひじき煮のサラダ、シコクビエとキビのコロッケ、雑穀入りごはんの4品を作った。
美上さんは雑穀の豊富な栄養成分や健康への効果などを紹介し、調理のポイントをアドバイス。参加者たちは積極的に質問したり、メモを取って知識を深めていた。
美篶の主婦(35)は「栄養面で雑穀が体にいいって聞いたので、子どももいるし、食事に取り入れたいと思って参加した。さっそく家で作ってみたい」と話していた。
プロジェクトは3月まで全3回。次回は2月に雑穀のおやつを作り、最終回は「雑穀で地域づくり」と題したフォーラムを予定している。 -
村青少年健全育成推進大会、村民一丸で役割認識深め
第24回宮田村青少年健全育成推進大会は27日、村民会館で開いた。村と村安全会議の主催で約250人が出席し、功労者表彰、講演会のほか、南割地区育成会、宮田中学校PTAが活動発表。家庭、地域社会の連携、役割を考え、大人の果たす役割を再認識すると誓う大会宣言を採択した。
学校教育や保育行政向上に協力した矢田敏昭さん=中越区=を村長表彰。
父親で前村長の故・義太郎さんの遺志を受け継いで村に多額な寄付をした功績で、席上「地域の力なくして子どもたちは育てられない。今後とも協力したい」とあいさつした。
村の青少年健全育成協議会長を一昨年まで2年間務めた田中賢一さん=大田切区=、村体操クラブで青少年を長年指導する原田勝則さん=町3区=の2人は、村安全会議議長表彰を受けた。
田原市吉胡地区と児童交歓を続ける南割地区育成会の浦野宗明会長は、隔年度に実施する交流会の様子を報告。「顔を見て交流することで子どもたちの幅広い人生経験につながっている」と話した。
親と子の絆を深める活動が評価され、このほど文部科学大臣表彰を受けた宮田中PTAは、小田切元治会長が取り組み状況を説明。
手紙交換や一緒に汗して作業する活動などを通し、親子の距離感を縮めて心を通わせていることを報告した。
大会長の清水靖夫村長らは、大人が子どもの手本になるよう、社会のあり方を見つめ直そうと呼びかけ。辰野町長久寺の岩波昭賢住職の講演もあった。 -
メキシコ原産の珍しいソランドラ・マキシム咲く
中川村渡場の西永愛子さんのガラス温室で、珍しいメキシコ原産のソランドラ・マキシムが咲き始め、話題になっている。
ナス科の植物で、つる性ではないが、温室の天井を這うよう枝を伸ばし、先端に鮮黄色のラッパ状の大輪花を次々と咲かせている。
花は約20センチ、茶色の縞がある。咲き始めは淡黄色で、徐々色が濃くなり、3日目にはオレンジ色になり、やがてしぼむ。
11年前に種苗会社から苗を取り寄せ、鉢植えで育てたが、一向に咲く気配がなく、6年前に温室に地植えにしたところ、枝を伸ばし、葉を茂らせ、4年前に初めて花が咲いた。花は3月末ころまで咲き続けるという。
西永さんは「花は大きく豪華、花の少ない冬場に咲くのがいい」と話している。 -
日本画・洋画・軸装展 ベル伊那で30日まで
地元物故作家をはじめ、中央画壇で活躍中の人気作家らの作品を展示販売する「日本画・洋画・軸装展」は30日まで、伊那市日影のベルシャイン伊那店2階文化ホールで開いている=写真。
橋本雅邦、横山大観、下村観山、西郷孤月、菱田春草ら有名な物故作家や、福王寺法林、牧進、上村淳之、後藤純男ら人気作家らの作品70余点を並べている。
中村不折、池上秀畝、小坂芝田、佐藤雪洞ら地元物故作家の作品もある。
午前10時縲恁゚後6時(最終日は午後4時)。 -
愛知県でヒマワリ咲く
夏と勘違いしたのかね竏秩B伊那市御園の養蜂家・小松実治さんが17日、ハチを増やすために出張所を構えている愛知県田原市馬草地区の菜の花畑で、ヒマワリが咲いているのを発見し、写真に収めた=写真。
ハチは寒いと活動しなくなり、女王バチも冬期は卵を産まない。しかし、暖かな場所に連れて行くと営巣活動を始めるため、小松さんの所では冬期でも暖かい渥美半島へ約1万匹のハチを運び、約3万匹までに増殖する。
渥美半島では例年2から3月にかけて菜の花が咲き始めるが、今年はそれより早く開花。また、前年に種を落としたと思われるヒマワリが所々で咲いているという。
小松さんは「あちらでは昨年の10月下旬から菜の花が咲いており。この冬はいつもより暖かく、普段なら伊那にいる間は活動しないハチが、少し暖くなっただけで外へ出て行く。結局夕方になると寒くて帰ってこれなくなってしまうが。暖冬異変は生き物にとっても大変」と話していた。 -
箕輪町観光協会HP作成へ
箕輪町観光協会は06年度事業で、ホームページを作成する。25日にながた荘であった観光協会新年会で、委託業者から概要説明を受けた。
HP作成のため06年10月に町業者選定委員会で委託業者を選定し、業者5社に企画提案書提出を依頼。12月8日の提出期限までに3社が応札した。12月26日のプロポーザル審査会で、箕輪町の信州アルプス(向山武徳代表)に決まった。契約金額は58万9050円。
信州アルプスの向山代表は、コンセプトに「人の顔が見え、こだわりがわかり、体験できるホームページ」を掲げ▽顔写真を入れ手書きコメントを掲載する▽口コミ情報を入れる▽特集で旅プランを作る-などの概要を示した。
これまで町のHPでは営利目的の掲載が出来なかったが、旅館や飲食店をはじめ協会員の個々の紹介がより具体的にできるようになる。HPで会員が広告できるメリットがあり、今後はHPを通じた商品販売につながれば-との期待も込めている。
HPはすでに作成に入っており、年度内にテスト版を完成させる予定。 -
南箕輪村図書館に小倉孝一さん作品展示
南箕輪村北殿の小倉孝一さん(74)が、趣味で40年以上制作を続けている彫塑と、スケッチを南箕輪村図書館に展示している。
図書館入り口正面のコーナーに、今回初めて展示した。彫塑は「少年12歳像」。小学6年生をモデルにした近作で、「小学校から中学校に進学する節目の時期の、りりしい少年の姿を表現しよう」と取り組んだ作品。
水彩のスケッチは、諏訪地域の「残雪野辺」、伊那市長谷の「牧場景」。いずれも、はがき大。絵を描くことが好きで、出かけた先で気に入った風景をスケッチしているという。
小倉さんは、「作品を皆さんに見てもらえたら。彫塑を見て、自分を見つめる機会にもしてほしい」と話している。 -
手良保育園でポン菓子づくり
昔ながらの懐かしいお菓子を楽しんでもらおう竏窒ニ26日、伊那市手良機械利用組合の蟹沢豊治さんと登内誠一さんが手良保育園の園児らにポン菓子作りを披露した。
コンバインの共同利用などをしている同組合は「地域活性化に活用できないか」と、4年ほど前にポン菓子製造機を購入。地域のイベントなどで活用してきた。
手良保育園でのポン菓子作りは3年目。今年は、同地区の子育てサークル「ワイワイクラブ」との交流に合わせた。
ポン菓子はコメなどの穀物に強い圧力をかけ、それを一気に開放することで膨らませて作る駄菓子の一種。園児らは、圧を抜く時に出る大きな音に驚きながら、出来上がったポン菓子を試食。「初めて食べた。美味しい」と話しながら、昔ながらの味を楽しんだ。
蟹沢さんは「昔はポン菓子も人気のお菓子だったが、最近は人気がなくなってきた。でも、保育園では毎年好評」と話していた。 -
【記者室】大芝のアカマツを守ろう
南箕輪村大芝高原のアカマツを松くい虫から守ろうと、村が薬剤の樹幹注入を始めた。大芝高原のアカマツ約1万3千本すべてに樹幹注入する経費は試算で2億5千万円にも上るため、村は全体の20%のアカマツを村の予算で守る方針を決めた▼松くい虫被害は隣の伊那市まで北上。専門家は、広域農道や中央高速道路があるため早い段階で村にも広がる可能性を指摘する。村の財産を守ろうと、森林セラピー協議会は処理費用にあてるため「松くい虫対策募金」を始めた▼今、樹幹注入対象木にはピンクの目印がついている。道沿いに並ぶ目印。この木がすべてなくなったら…。「これは大変。本気で皆で守らないとだめだ」。樹幹注入作業を見ていた男性がつぶやいた。(村上裕子)
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かんてんぱぱホールで伊那食品工業・塚越寛会長の写真展
伊那食品工業の塚越寛会長による「カレンダーづくり15年竏鋳ヒ越寛写真展」が2月25日まで、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれている。地元の自然豊かな情景をとらえた写真約60点が、訪れた人の目を楽しませている=写真。
地域の魅力を知ってほしい竏窒ニの思いから同社では、例年塚越会長自らが撮影した地元の風景写真を使ったオリジナルカレンダーを製作している。本年はその15年目の節目ということで、カレンダーに使った作品や異なるアングルから撮影した作品を一堂に集めた作品展を企画した。
四季折々の地元風景のほか、同社がサポーターとして参画している「日本で最も美しい村連合」に加盟する開田村、大鹿村の昔懐かしい情景をとらえた作品なども展示している。
塚越会長は「懐かしい風景がだんだん少なくなる今日、郷土のあり方やまちづくり、村づくりに思いをはせてみていただければ」と話している。
入場無料。午前9時縲恁゚後6時。 -
「六ヵ所村ラプソディー」上映へ向け
核燃料再処理工場と共に生きる人々の暮しを追ったドキュメンタリー映画「六ヵ所村ラプソディー」の上映が2月3日、伊那市駅前ビルいなっせである。市内在住の有志でつくる実行委員会は「自分の暮し、地域社会がいかにあるべきかを考えるきっかけになれば」と呼び掛けている。
同映画は、「日本の原子力産業の要」となる、04年に完成した青森県にある同工場を題材にした富山県出身の鎌仲ひとみ監督の作品。核と共に生活することを余儀なくされた人々が登場し、工場稼働に向けて動き出した計画をめぐって、さまざまな立場で語る。
夫と有機農業をする小森夏花さんの呼び掛けで、主婦や高校教師、放射能汚染が未だに広がるウクライナを支援する人ら8人で実行委員会を発足した。昨年11月から月2回の委員会を重ね、県内では初の上映を試みる。
小森さんは「工場が本格稼動すれば、原発が一年で出す放射能量を一日で排出するなどの問題を抱えている。遠く離れた東北の地の現状を知ることが、他人事ではなく自分の日常にもつながっている問題であることを知ってほしい」と話している。
上映は午後6時30分から。前売券千円(高校生500円)、当日券1300円(同700円)、中学生以下は無料。問い合わせは、実行委員会の小森さん(TEL72・8745)、平賀さん(携帯090・9809・9219)へ。
実行委員会を開くメンバーら -
箕輪町の無量寺で節分の福升準備
箕輪町北小河内の西光山・無量寺で24日、中川弘道住職(72)が節分行事の福豆まきで使う福升を準備した。「嫌な事件や事故が続いているので少なくなってほしい」との願いを込め、「福寿」の文字を書き入れた。
無量寺は、2月3日に節分星祭り厄除護摩祈とう会と年男福豆まき行事をする。
木曽ヒノキの福升は50個用意。中川住職は、「教育の中で心を見つめる、心の問題を教えてもらわないと、思いやりの心、慈悲の心が育たない。祈とうで自分の心を浄化し、本当の心を磨いてほしい」と話し、「福」と「寿」の文字を一筆一筆丁寧に書き、仏の名前を梵(ぼん)字で書いた朱印を押した。
当日の護摩祈とうは午後1時半から。恒例のアトラクションは2時半から。キングレコード専属歌手の大木綾子歌謡ショー。年男年女による福豆まきは3時半から。60歳、61歳の人を中心に30人が福豆をまく。
年男会費は1万2千円、星除け祈願千円、厄除け祈願3千円、交通安全お守り500円。祈とうの申込みを受け付けている。問い合わせは無量寺(FAX79・3014、TEL79・3051)へ。