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大澤美己さん(25) 伊那市東春近
初めて手がけた絵本「うそ、ついちゃった。」が第9回新風舎えほんコンテストで優秀賞を受賞。全国の書店で25日から、発売されている。
どきどきしながら、自分の絵本が並ぶ書店を端のほうから見た。「うれしいけど、恥ずかしいですね」。
絵本は、主人公の女の子がだいきらいなさんすうのテストで30点を取ったが、おかあさんに80点とうそをつく。うそをついたことに心を痛めながら、素直に打ち明けるまでを書いたお話。A4判、12ページ。
主人公の女の子にあえて名前を付けず、読み手が主人公の気持ちに入り込めるように気を配った。文字の大きさも変え、主人公の気持ちをわかりやすく表現。また「どきどきどき… そわそわそわ…」と文章をリズミカルに仕上げた。
「お父さん、お母さんにも小っちゃいころの気持ちを思い出して読んでもらえたら」と話す。
昨年、雑誌で偶然、えほんコンテストの応募を知り、1カ月強で仕上げた。全く同じ経験はないが、小さいころにこういう思いをしたんだろうなと思いながら「自然に思いついた」。それまで小説ばかりを書いていたが「試しに出してみよう」と中学校以来、描いたことのない絵(パステル画)にも挑戦した。細かい描写を書く小説と違い、文章と絵のバランスの難しさがあったという。
絵本は伊那市内の小学校に寄贈。早速、図書委員長を務める児童から手紙が届いた。一緒にどきどきしながら読んだ様子や「同じような悩みを解決してくれた本です」と感想が記されていた。思わぬプレゼントに「一生の宝物です」と喜ぶ。
子どものころから、本を読むのが大好きで、小学校2年生から童話を書き始めた。本屋に行っては、おもしろそうな本を手に取り、ジャンルにこだわらず読みあさった。
地元の高校を卒業後、日本大学芸術学部へ進学。400字詰め原稿用紙300枚の長編小説を書いてばかりだったが「至福の喜びでしたね」。
卒業してからも作家への夢は変わらず「人の心」を大事にした小説を書き続ける。「応募しても端からダメ」で、今も応募した小説と絵本の結果待ちの状態。「難しい世界とわかっている。それでも書き続けたい」と夢を追う。
とりあえずの目標は「2冊目を出版すること」。
最近、天体望遠鏡を購入し、星空を眺める。料理づくりや運転することも好きな時間。 -
高遠小で大戦・日中戦争の出征者76人分の遺書など見つかる
高遠町の高遠小学校資料庫からこのほど、日中戦争、太平洋戦争に召集されたと思われる76人分の遺書や遺髪などが見つかった。出撃する前などに、妻や両親宛てに残したもので、当時の町役場に集められたとみられる。2、3通を残している例もある。
町教育委員会の調べでは、76人中従軍看護婦が1人。70人は生還しているが、残りの6人については戦死または、戦地で戦病死しているという。6人分の遺書が届けられていないことに対して、町教委は「遺書を残した戦争と、戦死した戦争が違うことで、届けられなかったことも考えられる。しかし、あくまでも推測にすぎない」としている。
町教委が、同校資料庫の古文書などを整理調査したところ、棚の上の段ボール箱の中に、ひとまとめにされていたという。なぜ小学校の資料庫に置かれたのか、その経過は明らかになっていない。
町教委は、本人や遺族に連絡をとって、返していきたいという。 -
みこしもワッショイ
長谷村の長谷村保育園(北原洋子園長)で28日夜、夏祭りがあった。1年おきの一大イベントに、園児をはじめ、保護者や昨年度の卒園者ら100人余が、夏のひとときを楽しんだ。
オープニングでは、法被やジンベエ、浴衣など、かわいらしい格好をした園児たちが、保育園の名称である「空飛ぶクジラ」をイメージしたみこしを担ぎ、「わっしょい、わっしょい」と元気よく園庭を練り歩いた。
たのしみ広場では、園児たちが製作したお面や風鈴などの作品が並び、普段の給食では食べられない、かき氷やフランクフルトの出店には園児たちも大喜び。参加者でなかよし音頭やフォークダンスも踊り、花火大会でフィナーレを飾った。 -
南箕輪村図書館「おはなしの旅にでよう!」
南箕輪村図書館は28日、夏休み特別企画「おはなしの旅にでよう&大きなシャボン玉作り」を村民センターで開いた。約40人の小学生らが集まり、語りを聞いたりパネルシアターを見たり、おはなしの旅を楽しんだ。
語り「だいくとおにろく」、パネルシアター「すてきなぼうしやさん」、大型絵本「花さき山」のプログラム。子どもたちはじっと耳を澄ましてお話の世界に入り込んでいた。
お話の後は、図書館前の庭で大きなシャボン玉を作って遊んだ。ハートや星の形、二人で操る大きな四角などさまざまな形の枠があり、子どもたちは好きな枠を交代に使って遊んだ。
大きな長いシャボン玉ができると「すごーい」と歓声。紙コップに入れたシャボン液をストローでぶくぶくと吹いて泡が盛りあがってくると、「アイスができた」「こっちはポップコーン」とはしゃいでいた。 -
高校生が1日看護体験
伊那中央病院で28日、高校生の1日看護体験があった。上伊那の高校を中心に8校から43人が参加し、一般病棟で実習をした。
県看護協会が主催する恒例行事で▽高校生の進路の参考にしてもらう▽看護に理解を深める窶狽ヒらいがある。
病院の概要を聞いたり、足を洗う足浴を練習したあと、高校生は白衣に着替え、病棟で実習に入った。
現場で働く看護師の指導を受けながら、患者の足浴を体験。洗面器に足を入れ、丁寧に洗う高校生に、患者は「とっても気持ちがいい。このあと、すっと眠れるよ」と喜んだ。
伊那弥生ケ丘3年の新谷裕香さん(18)=宮田村=は「看護に興味があり、進路の参考になればと思って参加した。大変だけど、人とのかかわりがあって、やりがいのある職場」と話していた。 -
命水を養護老人ホームに寄贈
伊那市富県の水製造・販売「いすゞ」(織井常和社長)は26日、養護老人ホームみすず寮(中村幸子寮長)に、同社製品である南アルプスの深層水「常和の命水」10リットル入り20箱を寄贈した。
命水は、活性化酸素の一つである、一重項酸素(老化やがんを促進する物質)を薄める特性を持つ窶狽ニ信州大学農学部で検証されたことから、自宅が近所で長年の付き合いのある、中村寮長がこのほど就任した同施設に贈った。
織井社長は「利用者のみなさんに飲んでもらって元気になってもらいたい」とあいさつ。中村寮長は「まろやかな水質でおいしかった。利用者も喜びます。本当にあり難い」と感謝した。
同施設では、食事の時間に利用者が自由に飲めるように食堂に置いて命水を味わう。 -
公民館学級が箕輪祭りに初参加 踊り練習に励む
箕輪町の「あざみ学級」は、町の夏を彩るみのわ祭り(30日)のワクワクダンシングに初参加する。練習最終日の26日は、用意したおそろいのTシャツとサンバイザーを着用して取り組み、振り付けなどを確認し合った。受講者らは「不安だけど、精いっぱい踊りたい」と意欲をみせている。
「あざみ学級」は、50代から60代の16人が受講し、公民館大学との合同講座や館外研修のほか、演歌体操、手芸講座などを年間通して学んでいく。
町がワクワクダンシングを誰でも気軽に踊れるようにと、従来の振り付けを簡略化し、新たな踊りを考案。(ワクワクダンシングII)。今年取り入れることに決まり、1回目の演歌体操講座で講師の今井愛子さんらが祭りへの参加を持ちかけた。公民館の学級単位で一つの連をつくり、踊りに参加するのは初めて。
最初は横に首を傾げ「テンポが早いし、ついていけるか」と不安を抱えていた受講者だが、2時間程度、4回にわたって練習に励み、ほぼ完成に近づいた。衣装も、講座名から「アザミ」の写真を胸元に配し、紫色に統一したTシャツと黄色のサンバイザーにして張りきっている。
当日は、今井さんら2人を先頭に、練習の成果を思いっきり発揮する予定だ。 -
キュウリから青ジソが生えた!?
南箕輪村沢尻の有賀光雄さん(84)の畑で収穫したキュウリに青ジソが生えているのを発見し、家族で「こんなのは初めて。不思議だね」と話題になっている。
25日、光雄さんの娘が昼食用にと畑からもいできたキュウリの中の1本。キュウリの表面は根が張っているように少し盛り上がり、シソはしっかりとキュウリに付いている。畑のキュウリの周りには青ジソが植わっているが、今までこんな不思議なキュウリが出来たことはないという。
妻のかずみさん(82)は、「本当にびっくりした。みんなで『こんなのってある?』って言ってね」と話す。
一晩はそのまま置いておいたが、シソの葉がしおれてきたため、「かわいそうだから」と26日の夜からキュウリを水の中に入れた。シソがどれくらいもつのか食べずに鑑賞するという。 -
伊那谷自然エネルギー研究会
身近な自然エネルギーを利用し、循環的な地域づくりを目指す「伊那谷自然エネルギー研究会」(小沢陽一会長)はこのほど、長谷村溝口の農業排水路に水力発電機1基を設置し、実証実験を始めた。
排水路は段差6・3メートル、水量(毎秒6リットル)で、水深30センチで水を取り、延長28メートルの導水管を通し、発電している。発電機はベトナム製を使用。出力は200窶・50ワットで、街路灯2基分を24時間、点灯。ごみかきに手間がかかる程度という。
近く、もう1カ所に発電機を設ける計画で、12月まで実験を続け、発電機の性能や耐久性など新製品開発のデータをとり、実用化への可能性を探る。
小沢会長は「電気の『地産地消』の発想。地域資源を有効活用し、地域コミュニティーの再生など活性化につながれば」と話し、水力発電の輪を広めていきたいとする。
事業は、県の小規模事業経営支援事業費補助金チャレンジ枠事業に採択されている。 -
きょう 土用の丑
28日は「土用の丑(うし)」。夏バテ防止にウナギのかば焼きを食べるとよいとされる。
伊那市荒井区の大上仕出し店では、200人前を調理。市内を中心に注文が入り、豊橋から生きたままのウナギを仕入れた。引き渡し時間に合わせてさばき、70年来の秘伝の特製だれをつけて焼き上げる。
国産は高く、スーパーに押されて消費量は少なめというが、うな重、うな丼は1500円からと例年並みの値段。
当日も注文を受け付ける(TEL72・7234)。
飯田測候所によると、27日の伊那の最高気温は30・9度。8月21日までの予報は晴れる日が多く、気温は平年並みで、8月2週目からは平年並みか高め。 -
箕輪消防署水難救助訓練
箕輪消防署は25日、有事に備えて天竜川の箕輪橋下流で水難救助訓練をした。署員は、事前の段取りがなく現場で想定が与えられるというより実践的な訓練に真剣に取り組んでいた。
訓練は、中州からの救助、河川への進入方法と救出の2通り。
中州からの救出は、中州に人が取り残され救助を待っている想定。要救助者2人は、1人が意識があり、もう1人は意識がない。救助にあたっては、▽救助ヘリが修理中で使えない▽濁流で天竜川は泳げない▽みのわ橋は無いと考える-などの条件が与えられた。
小隊編成した署員は中州に向けて検索銃でロープを飛ばし、中州からロープにつないだ太いロープを引き寄せアカシヤの木に縛り、署員がそのロープをつたって中州に渡り舟形担架に要救助者を乗せて川岸に救い出した。署員は、検索銃が中州に届かないなどアクシデントもあったが、一刻も早く要救助者を助けようと懸命に訓練に臨んでいた。
ロープで要救助者の待つ中州に渡る箕輪消防署員 -
“倭火”が彩る箕輪の夏
みのわ祭りイベント「手筒花火」箕輪町発足50周年記念2005みのわ祭りで今年も、みのわ手筒会(唐沢修一会長)が手筒花火を打ち上げる。今年は、50周年記念で静岡県浜松市庄内地区の「む筒会」(井上誠会長)を招致し競演する。また、上清内路煙火同士会(原満征会長)からも3人が応援に駆け付け、花を添える。
みのわ手筒会は会員40人(女性4人)。む筒会は12人(女性2人)。
今年の夏は、例年より花火の数も多く、新作花火や仕掛け花火も盛り込んだ見どころ満載の15プログラム。50周年に合わせ手筒会は手筒45本、む筒会は大筒5本の計50本を打ち上げる。上清内路煙火同士会は仕掛け煙火と大三国で盛り上げる。このほか小型煙火や打上煙火もある。
みのわ祭りの恒例となった手筒花火。町内外から問い合わせも多く、年々観客も増えている。唐沢会長は、「町発足50周年の記念のまつり。箕輪町のために総力を挙げて今までよりボリュームのある花火にしたい」と意気込んでいる。 -
伊南防犯女性部研修会
地域の安全のために警察活動に協力する伊南防犯女性部赤穂地区(片桐明子地区部長)は27日夜、05年度の第1回研修会を駒ケ根警察署で開いた。約30人が出席し、共働街頭補導(伊南ホワイトエンジェルス隊パトロール)の実施日程など05年度活動計画を決めたほか、護身術講習などを行った。
意見交換で参加者からは、多発する少年らによる万引や集団での夜遊びなどに対する懸念の声が上がり、警察と協力しての巡回パトロールや声掛けなどによる犯罪の未然防止の重要性をあらためて確認し合っていた。
防犯女性部は街頭でのチラシ配布など啓発活動のほか、祭りの会場やゲームセンターなどでの巡回パトロールを中心に地域の犯罪防止のための活動を行っていく。 -
第17回天竜ふるさとまつり
呼び物のカッパのいかだ下りで知られる第17回天竜ふるさとまつり(実行委員会主催)が駒ケ根市の天竜カッパ広場を主会場に天竜川流域で8月27日に開かれる。いかだ下り大会のほか、金魚すくい、魚のつかみどり、演芸大会、煙火大会などさまざまな催しを楽しみながら過ぎ行く夏を惜しむ。
問い合わせは実行委員会事務局=市役所東伊那支所(TEL83・4001)へ。 -
瑞宝双光章を受賞
中島實三さん1941(昭和16)年10月6日付けで駆逐艦「漣」(サザナミ)に転勤を命じられた。昭和10年に志願して海軍に奉職以来、戦艦「長門」「陸奥」重巡洋艦「摩耶」などの大型艦に乗り組んできたが、一転して軽量の駆逐艦勤務。「もうすぐアメリカと戦争が始まりそうだし、いっちょう敵さんをかき回して大暴れしてやるか」と張り切った。大型艦に比べて駆逐艦は沈没の危険性がはるかに高いのだが「特に考えなかった」といい、戦友らと別れの杯も酌み交わしたが、どうしたことか命令は立ち消えになってしまった。軍隊で一度出された命令が取り消されるなど通常あり得ないのだが「中島をなぜ駆逐艦なんかにやるか!」と憤慨した上官が断固として命令書に承認の判を押さなかったのだ。
「今にして思えばあれが運命の分かれ道だった。あのまま漣に乗っていれば確実に死んでいたんだから」
◇ ◇
飯田の農家の二男として生まれ育ったが、昭和初期の大不況で就職先はまったくなかったため、18歳の時に志願して海軍へ。最下級の四等水兵から軍隊生活は始まった。「一般社会を娑婆(しゃば)と呼んで区別するくらい隔絶した別世界。その訓練のものすごさは言葉では言い尽せないほどだった」教育を終えて配属になったのは当時の連合艦隊旗艦「長門」。乗組員総数は千人を超え、司令長官も乗っている水兵あこがれの船だった。
昭和16年12月、太平洋戦争開戦。フィリピンやスマトラなど南方各地やアリューシャンなどの北方にも出撃し、敵艦との砲撃戦を経験した。「ある日敵の駆逐艦を砲撃で沈めた。一夜明けると海面に敵の将兵がたくさん浮いている。敵とはいえ戦いが終われば人間同士なんだから皆で船に引き上げて助けてやったよ。ところがその収容作業の最中に別の敵艦からの攻撃を受けたものだから救助は即中止。まだたくさん浮いている敵兵を見殺しにしてその場を離れなければならなかった。必死で助けを求める彼らの姿はかわいそうだったね…」
幾多の戦地勤務を経験しながら順調に昇進し、昭和20年には兵隊からの叩き上げとしては最高位に近い兵曹長(准士官)にまで上り詰めた。
終戦の報は岡崎航空基地で聞いた。「陛下の玉音放送を聞いたんだが、ラジオの音質が悪くてお言葉はまったく聞き取れなかった。放送が終わって泣き出す者がいたので、ああ日本が負けたんだなと分かったが、やっと終わったか、といった印象でこの時にはもう特別な感慨もなかったね」
◇ ◇
復員後、軍隊はなくなってしまったが、国家に奉仕する道として警察官を選んだ。もっぱら刑事畑を歩き、その後駒ケ根署、辰野署、大町署などの署長を歴任。戦時中の勲八等瑞宝章と合わせ、今年88歳になったのを機に2つめの勲章、瑞宝双光章を受章した。現在は「ここの人たちの温かみが好きで」駒ケ根に居を構える。「靖国神社には毎年参拝に行っていますよ。国のために命を落とした彼らの魂を慰めるのは、生き残った者として当たり前のことだからね」
(白鳥文男) -
ポンプ操法の県大会で5位入賞
第47回県消防ポンプ操法大会は24日に千曲市で開き、小型ポンプ操法の部で上伊那代表の宮田村消防団第3分団第5部(大原区)が5位に入賞した。多少のミスがあり優勝には届かなかったが、「また来年以降の目標ができた」と胸を張った。
北原貴明主将、指揮者に北原憲明さん、1番員中村宣昭さん、2番員保科靖国さん、3番員山本謙吾さんで臨んだ大会。
ホースが途中で折れて放水時にミス。タイムをロスし、減点もあった。「緊張した部分があったかも。県大会は観客も多く、意識も今までとは違った」と北原主将は振り返る。
それでも最小限のミスに踏みとどまり、基本的な操法技術の高さを思う存分披露した。
会場には宮田村の関係者が多数駆け付けて声援。昨年はポンプ車操法の部で村の代表が入賞しており、2年連続の快挙を喜んだ。
北原主将ら団員は「練習もさんざんやってきたし、悔いはない。また来年頑張りたい」と話していた。 -
1学期終業式
26日から夏休みを迎える伊那北小学校で25日、終業式があった。たくさんの荷物を下げたり、虫かごを抱えたりした児童たちは、夏休みや通知表の話題を交わしつつ、1学期最後の学校を後にした。
終業式で笠原富重校長は「あいさつがよくできるようになってきて、地域の人からもそうした声をかけてもらうようになった」と児童たちの1学期を振り返った。
午後は帰りの会を終えたクラスから順に帰宅。校門には、たくさんの荷物を抱えた我が子を車で出迎える保護者の姿も多く見られた。
伊那市はこの日、富県小学校でも終業式が行われた。上伊那の小学校の終業式のピークは、今週中ごろだという。 -
南箕輪村子ども安全パトロール出発式
郵便配達の時、登下校児童の安全に気を配る「こども安全パトロール」の出発式が25日、南箕輪村郵便局で行われた。村のイメージキャラクターまっくんと"子どもの安全見守り中"と書かれた黄色のステッカーを貼った郵便バイクに乗った職員たちが、防犯への役割を再認識し、配達に出発した=写真。
物騒な事件が多い中同郵便局は、地域の依頼により配達地域の一部である西箕輪地区で、すでに登下校中児童の安全配慮活動を始めているが「村内小学校児童に対しても郵便局が協力して防犯に務めていこう」と、村青少年育成会議などと話し合いを進め、今後は村内全域でも活動していくことになった。
今回新たに、ステッカーも作成。配達車両全てに貼り、防犯啓発を呼びかける。
大沼悟局長は「公の仕事に携わる我々だからこそできること。地域と共に、子どもたちが安心して成長できる環境づくりに務めたい」と語った。 -
伊那立教会設立
立教大学の卒業生でつくる「伊那立教会」が23日、設立した。設立総会に加え「新時代の伊那谷観光」をテーマにしたシンポジウムなどがあった。
伊那立教会は会員の親ぼくを図り、伊那地域の振興と母校の発展に寄与する目的。会員は約50人。
設立総会で、会則や本年度事業などを協議。会長に田中信也さん=伊那市=を選出。事業計画ではホームページの作成、六大学野球の観戦、地域貢献活動のごみ拾いなどを決めた。
欠席した会長に代わり、北原亘さんは「一杯飲みながら、交流を深め、地区の発展に尽くしていただきたい」とあいさつした。
総会に先立ち、群馬県草津町の中沢敬町長の基調講演「ブランド&ブランド エクステンション窶箔`統の温泉地ブランドに磨き」、シンポジウムがあった。
シンポジウムに、中沢町長、飯島町在住の映画監督・後藤俊夫さん、伊那市の白鳥孝収入役、立教大学観光学部の溝尾良隆教授をパネリストに迎え、権兵衛トンネル開通や高遠町・長谷村との合併を控えて、今後の地域のあり方を探った。
後藤監督は「権兵衛トンネル開通で打撃を受けると危ぐする。住民で語り合う重要な時期」とし、文化面から「上伊那は人形など芸能が盛んであることが特徴。文化に力を入れることは、地元PRに欠かせない」と提言。
そのほか▽戦略的に使える統計を取り、将来につなげる▽まず地域住民が地元を知り、誇りを持つ▽広域観光ルートを構築する窶狽ネども挙がった。 -
みのわ祭りPRキャンペーン
箕輪町発足50周年記念2005みのわ祭り(30日)の開催まで1週間と迫り、祭り実行委員会の広報宣伝部会は23、24日、祭りのPRキャンペーンをジャスコ箕輪店の入り口付近で行った。町内のダンスサークルがワクワクダンシングを披露して祭りへの参加を呼びかけた。
PRキャンペーンは、祭りムードを盛り上げ、町内外から多くの人に祭りに来てもらおうと毎年行っている。
買物客が多くなる夕方に、町内ダンスサークルのインストラクターらがワクワクダンシングの曲に合わせて切れのある動きで息の合ったダンスを披露。子どもたちも参加して元気な踊りを見せた。
部会員が買物客らに祭りのチラシとうちわを配り、「みのわ祭りに来てください」と呼び掛けた。 -
大泉地区社協「日の出会」と南箕輪中の生徒が交流
南箕輪村地区社会福祉協議会の「日の出会」はこのほど、昨年交流のあった南箕輪中学校の2年生を大泉第2公民館に招待し、七夕飾りを作ったり会食をして交流した。
南箕輪中の昨年度の1年2組(藤本この美教諭)が、総合的な学習で「お年寄りの役に立とう」と、社協まつりのために手作りの景品を作った。11月に日の出会の招待を受け、そのお礼に12月には1年2組が日の出会を招待しサンドウィッチとシチューをふるまうなどして交流した。
2学年への進級でクラス替えがあり総合の学習は終わったが、招待を受けて元1年2組の生徒を中心に2年生が公民館を訪れた。お年寄りと一緒に七夕飾りを作り、短冊に願い事を書いて2本の竹に飾りつけたあと、日の出会のボランティアが昼食に用意したカレーライスとサラダを皆でおいしく味わった。
「また一緒に交流して仲を深めたいと思って来た。七夕のことを話したり楽しい」と元1年2組の池田菜津美さん。藤本教諭は、「学習は去年で終わったが、引き続き自然な形で交流ができ、学習が生きている」と交流を喜んでいた。 -
南箕輪村がポンプ第1部で3位
05年度長野県消防ポンプ操法・ラッパ吹奏大会は24日、千曲市であった。上伊那代表としてポンプ第1部(ポンプ車操法の部)に出場した南箕輪村は、見事3位で入賞を果たした。
村から出場したのは第3分団第1部(田畑)。県大会へは01年に第3分団がポンプ車操法の部に出場し県優勝して以来4年ぶりだった。
猛暑の中での大会だったが選手は健闘。「少しミスもあって選手は満足はしていないかもしれないが、3位入賞でいい成績。来年に向けてまた新たな目標ができた」と、堀本部長は話している。 -
まほら伊那地球元気村
野外活動を通して新しい自然観を養う「まほら伊那地球元気村」(実行委員会主催)が8月27窶・8日、伊那市の鳩吹公園で開かれる。8月9日まで、参加者を募集している。
本年で8回目を数える、家族を対象としたイベント。キャッチフレーズに「寝ころべば、まほら伊那の夏休み」を掲げ、講師に村長の冒険ライダー風間深志さん、マルチアウトドアマン白井糺さんらを迎える。
野外教室のメニューには18教室を用意。新たに、石がまによるピザづくり、野外生活技術習得講座、野外絵本ライブなどを加えた。
開村式後のナイトイベントは27日午後7時半からで、地元の芸能披露とハーモニカ奏者松田幸一さんのミニコンサートがある。
昨年は天候不順で参加者が少なかったが、例年、地元のほか、中京方面などから約200人が参加している。
入村料は大人3千円、小学生以下1500円、3歳以下無料。地球元気村民は500円引き。
申し込み・問い合わせは、市役所商工観光課内の実行委員会(TEL78・4111内線332・335)へ。
野外教室のメニューは次の通り。
◇27日▽木工教室=開始時刻正午、定員200人、料金3千円▽あんどんづくり=同、30人、3500円▽デジカメプリント入門=午後1時・2時半、各10人、300円▽野外生活技術習得講座窶狽スき火術=1時半、20人、1500円▽野外絵本ライブ=同、30グループ、無料▽伊那谷の自然風土を詠む=1時、10人、1千円
◇28日▽石がまによるピザ=午前9時、75人、800円▽国産素材で作るギョウザ&マーボ豆腐=10時、20人、1千円▽伊那谷林道ツーリング=8時、30グループ、無料▽流しそうめん=同、同、800円▽野外生活技術習得講座窶薄・O料理術=9時、20グループ、2千円▽早朝ウォーキングとふろ=8時半、10グループ、500円▽気功&中国茶を楽しむ=7時半、20人、500円
◇両日▽紙トンボ=27日午後1時半・28日午前9時、各20人、200円▽ネーチャーゲーム=27日午後1時半・28日午前8時半、同、300円▽カヌー=27日午後1時・28日午前7時半、10人、4千円▽マウンテンバイク教室=27日午後1時・28日午前7時、各15人、無料 -
榑沢(くれさわ)吉男さん(58)中川村
葛島渡場「お遊び(趣味)を大切に、ゆっくり人生を楽しむ」をモットーに、本業のシメジ栽培の傍ら、7年がかりで水琴窟(すいきんくつ)を作ったり、空気をきれいにとバショウを育て、そば道楽が高じ、そば処「吉笑楽」を開店させた、スローライフの達人。
そば打ちは10年前から。材料から道具一式を軽トラックに積んで、いわゆり荘や麦の家、宅幼老所など村内の高齢者施設でそば打ちのボランティアをしていた所、確かな味に感心した上伊那農業改良普及センター関係者から「県外から援農で訪れた人々に、おいしいそばを提供してほしい」と依頼され、営業許可を取り、6月開店に踏み切った。
古くからソバ栽培が盛んな下伊那郡大鹿村生まれ。「いろりに鉄鍋を掛け、そば粉を入れ、湯で溶く。そばがきが主食だった。子どもなりにそばの味を知っていた」と振り返る。「大人になって、おいしいそばを求め、有名店を食べ歩いたが、納得する味に出会えず、それなら自分で」と、独学でそば打ちを始めた。
「そばは食べてくれる人がいないと、技術は上達しない」と、福祉施設へ出張サービスも始めた。そば打ちの技術は独学だが、素人そば打ち段位認定では2段の腕前。
うわさを聞いて、榑沢さんのそばを食べたいという人が増え、自宅の離れを改装しそば打ち道場「吉笑楽」を整備した。「笑い楽しめれば吉(よ)し」という意味を持つ。
そば粉は大鹿村産の地粉。「大鹿村は海抜が千メートル余と高く、砂利畑で水切りがいい。1日の温度差が大きく、いいソバが育つ」。「そばは水が命」と、汲み置いて軟化させるなど、ひと手間掛けておいしい水を作る。「本当においしいそばは塩で食べられる」と、大鹿の岩塩も用意する。
「吉笑楽」に訪れた人々は、風流な手作りの野鳥のえさ箱、桧皮ぶきの東屋、澄んだ音色を響かせる水琴窟、涼しげな水車など「ゆっくり人生を楽しみましょう」と語り掛ける庭の立たずまいに一時、喧そうな日常を忘れる。
水琴窟は試作を繰り返し、7年掛けて作った苦心の作。ひしゃくで少しずつ水を掛けると、地中に埋められた伏せかめの空洞で水の音が反響し、琴の音のように聞こえる。日本的で郷愁を呼ぶ音色だ。
自宅前には数株のバショウが茂り、目印になっている。20年前から、「排ガスを多量に吸い、空気清浄には1番と聞いたので、道路端に植えている」。まれに黄色の花が咲き、モンキーバナナのような実もなるが、食べられないとか。
「吉笑楽」のそばを味わうには3日前の予約が必要。4人から15人まで。メニューはそばセットが中心。詳細は吉笑楽(TEL88・3623)妻と2人暮らし(大口国江) -
定年退職以来20数年-ボランティアで街掃除
伊那市荒井区 竹内荘一さん(82)伊那市の街を毎日掃除する。
JR伊那市駅や伊那北駅、県伊那合同庁舎や「いなっせ」の一帯。ほうきとチリトリを手に一生懸命働く姿を目にしたことのある人は多いだろう。
竹内荘一さん。82歳。「きれいな方がみんな気持ちが良いだろうと思ってやっているだけだよ。だから、あんまり大きく書かんでな」と笑う。
完全なボランティア。定年退職後続けている段ボール回収のアルバイトで、毎日、荒井区上手町の自宅から伊那北駅近辺を通る。その時に、ゴミなどが目に付いた所を、仕事が終わった後に1人で掃除するのだという。
取材の日も伊那市駅の駅舎周り・トイレを掃き、雑巾掛けし、痛んだ箇所を修理していた。最後の仕上げは自転車置き場の整理。乱雑に乗り捨てられた自転車を、一台一台並べなおした。
数日前には、伊那市駅の敷地でコンクリートのひび割れ箇所を補修していた。補修用の資材などはどうしているのか?と聞くと、「そりゃ誰かがくれるわけじゃないから、自分で用意したんだよ。今回はあとで駅が出してくれてうれしかったよ」と苦もなさそうに語った。聞けば、駅の東側の石積みの修理や、草取りも一人でしているのだという。
「ほっときゃ草がぼうぼうさ。誰もやらねえんだから、ワシがやりゃあいいんだよ」
退職してから始めた。でもいつからかは正確には覚えていない。「20年位になるのかな」という。
掃除をしていれば顔見知りが増え、声をかけてくれる。通りすがりに道を聞かれ、案内することもある。「ウチにいたんじゃ、そんな経験もできないよ。それが楽しいからやっているんだ」という。
もちろん嫌なこともある。壊れたところを修理し、きれいに掃除した駅のトイレに、若者が落書きをし、ゴミをまき散らしていく。「誰もいない時に悪さをするんだ。それを思うと嫌な気持ちになる」と悲しげに語る。
20年の間に伊那の街は大きく様変わりした。「毎日毎日変わっていくな。店だったところが空家になり、車庫になりっ、てね。移り変わりだよ」。だが、中心市街地に活気が無くなっても「ゴミだけは出るんだ。すいがらとかジュースのカンとかな。人はあまり変らんちゅうことだな」。
05年の6月に60年間連れ添った奥さんを亡くした。畑に行ったまま帰らず、夜、探しに行って倒れているのを見つけた。心臓麻痺だった。以来一人暮らし。
昼間は街を掃除して紛らわせているが「夜はやっぱりチョット寂しい」と話す。
「おじさん、いつまで続けられそうだい?」「誰かにもう止めろっていわれるまでさ」
竹内さん、本当にご苦労さまです。ありがとうございます。
(毛賀沢明宏) -
はらぺこ流しそうめん
食欲の落ちるこの時期、涼しさを感じながら食事を楽しもう窶狽ニ22日、伊那市富県の自主保育園「はらぺこ」は流しそうめんを行った。子どもたちは、流れるそうめんと格闘しつつ、夏の風物詩を楽しんだ。
保護者も参加したこの日は「日ごろ世話になっている人にも楽しんでもらおう」と地域住民数人も招待した。キュウリやトマト、ナスなど、子どもたちが育ててきた野菜も収穫の時期を迎えており、一緒に味わうことになった。苦手意識があった野菜も、子どもたち自身が育てた野菜は食べるため、好き嫌いも克服できたという。
最初なかなか上手につかめなかった子どもたちも、コツを覚えるに連れてたくさんすくえるようになり「こんなに取れたよ」と、すくったそうめんを、母親にうれしそうに見せていた。
保育士の小林成親さんは「暑いこの時期でも、ちょっとした工夫で子どもたちは、普段の3、4倍も食べる。最近はあまり見られなくなった夏の風物詩を楽しんでほしい」と話していた。 -
第2回高遠城下まつり
高遠町の夏を彩る「第2回高遠城下まつり」が23日、本通りを中心に開かれた。町内外から大勢の観光客を集めたほか、友好交流を深めている東京都三宅村からも関係者が訪れた。
城下町らしさの全面に打ち出したまつりとなるよう、従来の絵島まつりを36回目を最後に、昨年から名称を変更して行なっている。
伊那市、長谷村との合併を見据え、町として最後の祭りになることで、これまでの高遠の時代を辿った「高遠時代絵巻」は、平安末期から現代までの高遠を代表する人物を地域住民ら総勢50人が演じ、本町からJR高遠駅までの本通りを練り歩くなどして会場を沸かせた。
地元実業団などによる出店が祭りの雰囲気を盛り上げたほか、高遠ばやしや高遠太鼓の披露、さらには夜の町民踊りなど、多彩なイベントを繰り広げて、盛大に幕を閉じた。 -
長谷村で親子マスつかみ獲り体験
長谷村青少年育成会(伊藤善明会長)は23日、「親子マスつかみとり大会」を黒河内戸台地籍の黒川で開いた。村内の家族連れ約200人が参加して楽しんだ。
川で遊ぶことの少ない現代の子どもたちに、恵まれた自然で夏の一日を堪能してもらいたいと企画され、夏の恒例行事。
緩やかな流れの場所で、ニジマス50キロ、約500匹のほか、アマゴやヤマメが放流され、子どもたちは石の下を探ってみたり、逃げ回るマスを夢中で追いかけた。子どもたちが「大きいのがいっぱい取れたよ」と喜ぶ一方で、「なかなか難しいものだ」と苦戦する保護者の姿もあった。
捕まえたマスは、その場でスタッフが塩焼きにしてふるまい、参加者からは「おいしい」と好評を集めた。 -
イーゼル会の第2回水彩・パステル画展
伊那市内の女性8人でつくる絵画サークル・イーゼル会の「第2回水彩・パステル画展」は8月5日まで、市内中央区の中部電力伊那営業所ギャラリーで開いている。入場無料。<br> 上伊那の風景を中心に、会員一人づつ3点ほどの、計27点を出品。「技術の前に、自分の視点で描く」をモットーに取り組んでいる会員の、優しくて、心和む作品に、来場者の関心が集まっている。<br> 桜のきれいなピンク色が鮮やかな「桜と仙丈ケ岳」、高台から雪解けの中央アルプスを眺めた「雲かかるアルプス」のほか、シャクナゲやミズバショウなどの静物画も飾っている。<br> 同会は市内の「女性プラザ伊那」の絵画サークル。講師の白日会会員の奥村憲さんのもと、月に2回の教室を実施。花や風景の美しさを「よく見て、まずは素直に」を心がけながら勉強している。<br> 会員の伊藤ハツエさん(62)=荒井区川北=は「みんな絵が好きで集まっている。じょうずへたではなく、会員が楽しんで描いた絵を見てほしい」と来場を呼びかけている。<br> 土・日曜日、祝祭日は休館。午前8時30分から午後5時10分まで。
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ポンプ操法県大会に上伊那代表で出場
ポンプ操法大会小型ポンプの部で、4年連続して村の代表となり、上伊那大会に出場。6位、3位、準優勝と年々成績をあげ、ついに悲願の優勝を成し遂げた。24日に千曲市で開かれる県大会も優勝をねらう。豊富な練習量で築きあげた、まとまりの良さは抜群だ。
5月の連休明けから訓練を開始。早朝4時から集まり、約2時間毎日厳しい練習を続けてきた。
「遅れて来ることはあっても、出場メンバー以外の団員も必ずみんな来て練習した。全員が優勝しようと意識を持っていたからだと思います」と2番員の保科靖国さん。
同部は大原区が対象となるが、世帯が決して多いわけでもなく、団員確保は課題だ。それでも15人の若者が加入し、地域を守ろうと活動している。
かつて操法大会も村の代表になることさえできなかったが、10年ほど前から高い目標を持って強化。
大会は毎年メンバーを入れ替え、誰もが高いレベルで技術を維持できるようにも取り組んだ。
「出場メンバーは固定したほうが本当は有利かもしれないが、体験しなかった人は何も知らないままで終わってしまう」と主将の北原貴明さんは話す。
訓練や業務の時は上下関係を保つが、それ以外の時は気さくにふれあえる仲間づくりを心がける。それがどこにも負けないまとまりを生み出した。
郡大会は2位と僅差(きんさ)だったが、減点もなく快心の勝利。「あの時の形を崩さず、再現できれば県大会も上位は狙える」と、各団員自信を深めている。
「何年も前の先輩からつくりあげ、ようやくここまで漕ぎつけた。やるからには優勝を目指す」。