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五穀豊穣、無病息災祈願し「どんど焼き」
南箕輪村神子柴区で5日、伝統行事「どんど焼き」が行われました。
この日は、地区の子どもやその保護者などおよそ50人が、近所から集めた正月飾りを持って集まりました。
ダルマやしめ飾りを積み上げてやぐらが完成すると、保護者の手で火がつけられ、やぐらは勢いよく燃えていました。
どんど焼きは、正月飾りなどを燃やして無病息災や五穀豊穣などを祈願する、小正月の伝統行事です。
神子柴では毎年、1月の第一土曜日に行っていますが、今年は正月休みと重なったため、例年よりもたくさんの人が参加したということです。
火が落ち着いてくると、それぞれ持ってきた餅を、燃え残ったおきで焼いて食べていました。
ある小学生は「6年生なので参加するのは今年で最後。おもちもおいしかったし、とても楽しかった」と話していました。 -
箕輪進修 クリエイト工学3年生研究成果発表
箕輪町の箕輪進修高校のクリエイト工学科の3年生は、26日、一年間授業で取り組んできた、課題研究の発表を行いました。
クリエイト工学科では、機械と電気について学び、3年になると、テーマを決めグループ毎に課題研究を行っています。
今年は、銅版加工から、コンピュータゲームの制作など、9組が研究の進め方や結果などを発表しました。
このうち、マイコン制御について研究をしたグループは、黒い線の上を走るようプログラムしたマイコンカーを走らせ、その仕組みなどについて説明しました。
発表を聞いた生徒から、車を作るうえで工夫した点はとの質問が出されると、研究を行った生徒は、「多くの機能をつけると、その分、車を動かすプログラムや制御回路が複雑になる。
スームーズに車を動かすために、まず、プログラムをシンプルにする事を心がけた」と答えていました。
クリエイト工学科の3年生のうち9割が地元の製造業を等への就職を、1割が進学を希望しているという事です。 -
2学期しめくくり 上伊那の小中学校で終業式
上伊那各地の小中学校では2学期の終業式が26日行われました。
このうち、伊那市の伊那北小学校では、1年生と4年生が2学期にがんばったことを発表しました。
4年生の細田寛太君は、「マラソン大会で目標の順位になれず悔しかったけれど、がんばってよかった」と発表しました。
久保田之義校長は、「明日から冬休みです。夢や希望を持って新学期をスタートできるようにしてください」と話していました。
1年生の教室では、担任が小学校に入って初めての冬休みに向けての心構えを話しました。
岩村重芳教諭は「年末年始には大掃除や初詣などたくさんやることがあります。休み明けにはどんなことをしたのか先生に教えてください」と話していました。
伊那市、箕輪町、南箕輪村の小中学校の終業式は27日にピークを迎えます。 -
羽広の獅子舞400年で映像記録
羽広区と羽広獅子舞保存会は、来年の400周年の節目にむけたビデオ収録を24日伊那市のいなっせで行いました。
ビデオ収録は、伊那ケーブルテレビがカメラ3台で行いました。
伊那市の無形文化財に指定されている羽広の獅子舞は、1613年(慶長18年)に仲仙寺の再興を祝って舞われたのが始まりとされています。
来年400周年にあたることから、この獅子舞を後世に正しく伝えていこうと収録したものです。
雌獅子・雄獅子・舞い合わせなどをそれぞれハイビジョンで収録しました。
保存会では、「100年後も今と全く同じ踊りを伝えていきたい。」と話しています。
羽広の獅子舞は、雌雄の獅子が違う振り付けとお囃子で同時に舞う全国的にも珍しい獅子舞とされています。
来年の舞い合わせは、1月13日に仲仙寺で行われることになっています。 -
小学生に書き初めのコツ伝授
伊那市生涯学習センターは、今年で7年目になる人気講座、冬休み子ども書き初め教室を24日伊那市のいなっせで開きました。
書き初め教室には、小学3年から6年までの児童45人が参加し、上伊那在住の書道家6人から指導を受けました。
書く文字は、「広がる夢」「創造する心」「はつゆめ」など正月らしいものが多く見られました。
中には、こんな文字を題材にする児童もいました。
その理由とは・・・
小学生たちは、先生からの指導で短時間のうちにめきめきと腕を上げていました。
指導にあたったひとり、池上信子さんは、「家でも来年1月2日は書き初めにチャレンジしてほしい」と話していました。
参加した児童たちは、広いスペースでのびのびと筆をはしらせていました。 -
松島音頭 DVD収録し配布へ
箕輪町の松島区は、地域に伝わる民踊「松島音頭」を復活させようと、踊りを収録したDVDを地域に配ります。
25日は、松島区の加藤壽一郎区長が箕輪町役場を訪れ、平澤豊満町長にDVDを手渡しました。
DVDには、松島音頭とその振り付けの他、与地の伊那節などが収録されています。
松島音頭は、昭和22年に地元の青年会が中心となって作った踊りです。
当時は、区の集会があるたびに踊っていたということですが、次第に踊られなくなっていました。
復活を願う住民の声を受け、区では今年の6月から制作に取り掛かりました。
踊りを覚えている人を何人も集め、歌や振り付けを思い出しながら再現したということです。
制作費はおよそ20万円で、全額町の交付金で賄っています。
区では、DVDとブルーレイディスクあわせて82枚を作製していて、町内の全ての小中学校の他、商工会や公民館などに配布するということです。 -
高遠焼名品展
江戸時代後期から明治時代にかけてつくられた高遠焼の名品展が伊那市高遠町の信州高遠美術館で開かれています。
会場には陶磁器、およそ20点が展示されています。
信州高遠美術館は、毎年この時期に高遠焼の展示を行っています。
幕末に作られた口つき徳利など、江戸後期から明治にかけての日用品が並んでいます。
高遠焼は職人が土管を焼く合間に陶磁器を焼いて藩に献上したことが始まりだといわれています。
信州高遠美術館は、「今も続く高遠焼の歴史を感じてほしい」と話していました。
高遠焼名品展は来年1月17日まで、信州高遠美術館で開かれています。
入館料は一般が500円、小中学生が150円です。 -
地名の由来 調査へ
伊那市の白鳥孝市長は、地域で昔から伝えられている地名の由来の調査を、今後していきたいと、22日に開かれた伊那市歴史シンポジウムで話しました。
この日は伊那市役所でシンポジウムが開かれ、およそ90人が参加しました。
パネルディスカッションにパネリストとして参加した白鳥市長が地名の由来を調査していきたいと話しました。
伊那市生涯学習課によりますと、調査は年明けから各地区の公民館単位で行う計画で、地域住民などで調査グループを作り、資料集めや聞き取り調査を行っていくということです。
現在、生涯学習課文化財係で元学校教諭の竹松享さんが、すでに西箕輪地区と東春近地区の資料集めを始めているということです。
白鳥市長は「地域の歴史を知るだけでなく、調査を通じて地域コミュニティのつながりの強化にもなっていけばうれしい」と話していました。
生涯学習課では、調査結果の活用法について、今後検討していくということです。
シンポジウムではこのほか、専門家による講演も行われ、参加した人たちが地名の由来などについて知識を深めていました。 -
萱野高原夫婦神社 鳥居の「額」新調
箕輪町萱野高原山頂にある夫婦神社の鳥居に22日、新しい額が取り付けられました。
この日は神社の管理をしている三日町の区民と町の職員が取り付け作業を行いました。
夫婦神社は縁結びと不老長寿の神社とされています。
鳥居は昭和39年に建てられましたが、額はそれ以前からあったものがつけられていました。
老朽化していたことから、今回、区民が資金を集め、新しい額を製作し取り付けました。
ケヤキの額は縦80センチ横50センチです。
区民らは脚立に乗って額をとりつけていました。
作業を行った三日町の区民は「古くなっていて欠けている部分もあった。新しい額が壊れることなく長く残ってくれればうれしい」と話していました。
元旦にはこの場所で初日の出を見る会が開かれることになっていて、区民らは多くの人に新しくなった額を見てもらいたいとしています。 -
荒井区こどもクリスマス大会
伊那市荒井に住む小学校6年生が企画した荒井区こどもクリスマス大会が22日伊那中学校体育館で開かれました。
クリスマス大会には荒井の小学生とその親270人ほどが参加し、6年生が扮したサンタクロースから下級生がプレゼントを受け取りました。
荒井区こどもクリスマス大会は公民館活動として毎年開いているもので、6年生が実行委員会となり企画、進行を行いました。
ビンゴゲームでは、実行委員会が用意した景品が並び、児童は夢中になって選んでいました。
進行にあたった6年生は、「皆の前にでてまとめるのが大変で、緊張したけれど、楽しそうだったのでよかった」と話していました。 -
長野県書道展伊那地区展
長野県書道展の伊那地区展が21日から、伊那文化会館で始まりました。
会場には、上伊那地域の小学生から一般までの作品と県内巡回作品が並べられています。
1階には高校生と一般の作品およそ140点が、2階には小中学生の作品およそ1,000点が展示されています。
小中学生の作品は「長く続けている人が多いので年々作品のレベルが上がっている」ということです。
他に、高校生と一般の作品では、漢字とかなを使った調和体という作品を中心に、6つの分野の作品が展示されています。
関係者は「書の全ての分野の作品が並んでいるので、自分の好きなジャンルを探すつもりで気軽に見に来てほしい」と多くの来場を呼びかけています。
長野県書道展伊那地区展は、23日日曜日まで、伊那文化会館で開かれています。 -
地震体験車で園児が揺れを体験
箕輪町の松島保育園の園児が17日地震体験車に乗って揺れを体験しました。
17日は年少は震度5まで、年長は震度7までの揺れを体験しました。
地震への意識を高めてもらおうと箕輪消防署が行ったものです。
防災頭巾をかぶった子ども達は机の下に隠れ、しっかりと机の脚につかまっていました。
体験した園児からは「怖かった」「びっくりした」という声が上がっていました。
箕輪消防署では「地震が来たら大人の指示を守って机の下に入ったり頭を守ることが大事」と話していました。 -
開かれた病院に 南信病院でステンレス工芸展
南箕輪村神子柴の南信病院はステンレス工芸の展示会を22日開きました。
会場にはステンレス工芸20点ほどが並びました。
展示会は、ステンレス工芸の良さを伝えるとともに、地域に開かれた病院にしていこうと南信病院が開いたものです。
展示会は今月18日に初めて開かれました。
今回は2回目です。
ステンレス工芸を制作したのは伊那市の小坂洋一さんです。
ステンレスで、諏訪の御柱や、フィギュアスケートの選手が制作されています。
訪れた人の中には、展示会を見たついでに院内の見学をした人もいたということです。 -
長田保育園 新しい保育室が完成
箕輪町の長田保育園の未満児と年長児の新しい保育室が完成し、20日、竣工式が行われました。
新しい保育室は、木造平屋建て、延べ床面積は約130平方メートルで、園舎とテラスでつながっています。
未満児室と年長児用の保育室の2部屋があり、棚やトイレ、水道なども備えられました。
長田保育園では、園児数が増加したことから、昭和59年からこれまで、プレハブの保育室を設置して対応してきましたが、より良い環境で保育を行えるようにと、今回改築が行われました。
総事業費は、約2,800万円となっています。
この日は、新しく完成した保育室で、竣工式が行われました。
平澤豊満町長は、「建物は完成したので、ひと味違う箕輪の子が育つよう、中身を充実させていただきたい」と話していました。
来年1月からこの保育室を使うことになっている年長園児は、関係者の前で歌を披露し、感謝の気持ちを伝えていました。 -
高遠北小児童が高遠辛味大根の試食
伊那市の高遠北小学校の3年生は、自分たちが収穫した辛味大根で高遠そばを19日試食しました。
19日は3年生10人が伊那市職員から指導を受けてそばを打ちました。
高遠北小3年生は、地域の特産品や農業を学ぼうと社会科や総合学習の時間に辛味大根の収穫などを行ってきました。
高遠そばは、辛味大根、焼き味噌をあわせたからつゆに麺を付けて食べるのが特徴です。
19日は、めんつゆにすりおろした辛味大根を入れて味わっていました。
そば打ちを指導した伊那市の職員は、「これをきっかけに子ども達が地元のそばや辛味大根に興味を持ち、次の世代に受け継いでいってほしい」と話していました。 -
新山学校 5年生がしめ飾り作り
伊那市の新山小学校の児童は18日、正月用のしめ飾りの作り方を地域の人から教わりました。
18日は、5年生3人が近くに住む橋爪由美さんからしめ飾りの作り方を教わりました。
新山小では、毎年5年生が白毛餅作りを行っていて、収穫した後の藁を使ってしめ飾りを作っています。
児童らは、「右手を手前に引くようになうと良い」と橋爪さんからアドバイスを受けながら、40センチほどの束をなっていました。
最後に、鯛やおかめ、小判などの縁起物の飾り付けをして完成です。
橋爪さんは「お金を出せば何でも買える時代だが、手づくりの良さを感じてもらい、伝統を次の世代に伝えていってほしい」と話していました。 -
干支にちなんだ山車飾りを設置
来年の干支「蛇」にちなんだ山車飾りが17日箕輪町の木下駅前に設置されました。
17日は山車を制作した木下山車飾保存会のメンバー10人ほどが設置作業を行いました。
設置された山車飾りは「安珍と清姫」です。
和歌山県にある道成寺に伝わる伝説で、清姫が恋をした若い僧・安珍に裏切られ、悲しみのあまり大蛇になり安珍を追うという内容です。
山車では、釣鐘の中に隠れた安珍を襲う場面が作られました。
顔は発砲スチロール、胴体はホースを使って作ったということです。
木下山車保存会は毎年1月に行われる南宮神社の初祭りで山車飾りを奉納しています。
来年は1月12日と13日に行われ、境内に5つの山車飾りが設置されます。
木下山車飾保存会が制作した安珍と清姫は、17日から来年1月13日までライトアップされるということです。 -
い~な音楽祭
伊那市内の合唱団などが出演するい縲怩ネ音楽祭が16日伊那文化会館で開かれました。
音楽祭には23団体、およそ670人が出演しました。
い縲怩ネ音楽祭は、伊那市などが2001年から開いているもので、今年で12回目です。
ある参加者は、「毎年この音楽祭への出演を励みに練習しています。練習通りに歌え、よかったです」と話していました。 -
ポーラ☆スター新体操発表会
伊那市と塩尻市の新体操教室、ポーラ☆スターの発表会が16日伊那市の勤労者福祉センター体育館で開かれました。
発表会では3歳から高校3年生までのおよそ120人が日頃の練習の成果を披露しました。
ポーラ☆スターは伊那市と塩尻市に教室があり、合同で発表会を開いていて、今年で21回目です。
個人のほか、団体では保護者が参加しての演技もありました。
代表の橋爪みすずさんは、「去年20回を迎え、今年は初心に帰り、1回目のような気持ちで挑んだ。子どもたちが一つのことに夢中なり成長していく姿を見守っていきたい」と話していました。 -
長谷中学校生徒会が義援金届ける
伊那市長谷の長谷中学校の生徒会役員が文化祭などで集めた東日本大震災への義援金を11日長谷総合支所に届けました。
11日は生徒会長の西村清剛くんが長谷総合支所の池上忍次長に義援金4万337円を手渡しました。
長谷中学校生徒会では、去年から東日本大震災の被災地で役立ててもらおうと義援金をおくっています。
今年は文化祭の来校者に募金を呼びかけたほか、造園委員が育てたパンジーの苗を文化祭や道の駅南アルプスむらで販売し、その売り上げを義援金としておくることにしました。
伊那市に昨日までに集まった東日本大震災への義援金はおよそ7,200万円となっています。
義援金は、伊那市を通して日本赤十字社から東日本大震災の被災地におくられるということです。 -
舎羅の会 第4回合同展
県内9つの木彫教室でつくる舎羅の会の第4回合同展が、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。
会場にはおよそ70人の木彫作品210点が展示されています。
県内9か所の木彫教室でつくる舎羅の会は、2年に1度成果を発表しようと合同発表会を開いています。
ある会員は、「作品の中にこめられた作者の熱意や苦労を感じとってほしい」と話していました。
舎羅の会第4回合同展は、18日火曜日まで、かんてんぱぱホールで開かれています。 -
来年度から「地域の科学」導入へ
高遠高校将来像検討委員会の専門部会が7日に開かれ、来年度から地域を教材として活用する「地域の科学」を授業に取り入れることが報告されました。
この日は高遠高校で2回目の専門部会が開かれ、高校の関係者や校外の有識者などおよそ30人が出席しました。
高遠高校将来像検討委員会は、定員割れが続いている高遠高校が、県が策定する第2期高校再編計画の廃止対象になる可能性が高いことから、学校の存続を目的に設置されました。
専門部会では、今すぐに始められることとして、PR活動や文理進学コースの充実など8項目について意見を出し合いました。
その中で「文理進学コース」の充実については「進学を目指す生徒と就職を目指す生徒が混在している。それぞれの希望にあった指導ができる環境が必要」といった意見などが出されていました。
また、地域の教材化・地域との連携について石城正志校長から、ジオパークなど地域の自然を活用した「地域の科学」という授業を来年度から始めることが報告されました。
石城校長は「実際に現場に出向き実地で学ぶことができる授業。高遠高校の新たな魅力として発信できれば」と話していました。
来年1月には、石城校長が上伊那郡内の中学校に出向き、学校のPRをすることも計画されているということです。 -
木下山車飾 制作進む
箕輪町の木下山車飾保存会は、来年1月の南宮神社の初まつりに飾る山車飾りの制作に追われています。
作業は、11月下旬から毎日行われていて、13日は、30人ほどが集まり人形を飾る舞台を作りました。
人形の制作作業は、中ほどまで進んでいます。
今回飾る山車は、木曽義仲が神社で戦勝を祈願するシーン、幕末・無血開城する江戸城の大奥の様子、平家一門の滅亡を語る耳なし芳一の話、来年の干支蛇にちなみ、清姫が大蛇となり釣鐘に隠れて安珍をおそうシーン、蛇の船に乗った七福神、その他に、子ども達が制作する一寸法師の、合わせて6つです。
人形は発泡スチロールで顔を、体はワラで作ります。
目玉は、電球やピンポン玉などで表現、鎧も手づくりです。
木下山車飾りは、明治初頭に高遠から木下に養子に来た青年が提案した事から始まり、以来商店、常会・青年会などが中心となり盛大に行われてきました。
戦後、経済状況の変化などで、規模は縮小していましたが、昭和54年に、保存会が発足。昭和63年には、箕輪町の民族無形文化財に指定されました。
保存会の山車飾りは、来年1月12日・13日に行われる南宮神社の初祭りで披露されます。
安珍と清姫の大蛇は、木下駅前に今月17日から展示される予定です。 -
第51回上伊那高校美術展
上伊那地区の8つの高校の美術部員の作品が並ぶ、第51回上伊那高等学校美術展が、13日から伊那文化会館で始まりました。
会場には、上伊那8校の美術部員100人の作品161点が並んでいます。
今年は、例年と比べ30号以上の大作のほか、陶芸などの立体作品も増えたということです。
この美術展は、唯一、全国コンクールにつながっていて、今回の出展作品の中から選抜された14点が県の高校美術展に、更にそこで選抜された作品が全国大会に出品できます。
高遠高校の美術部顧問は、「上伊那地区の高校の作品が一堂に会する機会。他校の活動を見ることでレベルアップにもつながっている」と話し、来場を呼びかけていました。
この作品展は、16日(日)まで開かれています。 -
上伊那医師会付属准看護学院の実習室完成
上伊那医師会付属准看護学院実習室の竣工式が12日伊那市狐島の上伊那医師会館で行われました。
実習室は鉄骨平屋建てで、延べ床面積は189平方メートル、総事業費は約5千600万円で、全額を国の補助金である地域医療再生基金で賄いました。
実習室にはベッド10床を入れることになっていて、1学年の定員40人が一度に実習できます。
竣工式には23人が参加しました。
実習室の増築は、上伊那地域医療再生計画に基づき看護師不足の解消のため行われたものです。
上伊那医師会の北原敏久会長は、「引き続き上伊那の看護職員不足への対応を考えていきたい」と話していました。
実習室は、12日から使用されました。 -
J-plusがグランプリ
平均年齢40歳以上のバンドがその腕前を競うおやじバンドフェスティバルが9日、長野市で開かれ、伊那市からエントリーしたJ-plusがグランプリに輝きました。
J-plusは伊那市の松澤純一さんをリーダーとする平均年齢44.2歳の4人組のバンドです。
今のメンバーで活動するようになって今年で17年目。
これまで様々なコンテストに出場してきましたが、グランプリは今回がはじめてだということです。
おやじバンドフェスティバルは県内で平均年齢が40歳以上のバンドを対象に開かれ、今年で3年目です。
今回は、52バンドがエントリーしテープ審査と予選を勝ち残った10組が本選ライブに出場しました。
審査は来場者の投票で行われ、J-plusが最多得票数を獲得しました。
実行委員会によりますとこれまで3回開かれたおやじバンドフェスティバルの出演延べ数は180バンド。
今回エントリーした52バンドの平均年齢は49.5歳だということです。 -
上伊那誌自然編の改訂増補版を刊行へ
上伊那教育会は、地域の歴史や自然についてまとめた上伊那誌自然編の改訂増補版を、新たに刊行します。
上伊那誌自然編は、各市町村と上伊那教育会が調査・研究を行い、昭和37年に刊行しました。
50年がたち、時間の経過により新しい事実が判明したり、現状とそぐわない内容がでてきたため、10月に開かれた教育会の総会で改訂増補版の刊行を決めました。
改訂増補版は、これまでのものより一回り大きいA4サイズでおよそ1,000ページを予定しています。
上伊那教育会では、平成29年度の刊行を目指していて、現在は地質や気象、動植物に詳しいおよそ60人を編纂・刊行委員に委嘱し、具体的な調査・研究を進めています。
9日は、刊行のPRを兼ねた講演会が伊那市の創造館で開かれました。
地質学を専門とする飯田市在住の理学博士松島信幸さんは「およそ40年前の宅地造成の際に伊那市西町で小黒川断層が見つかった。現在目にすることはできないが、こうした調査を進める必要がある」などと話しました。 -
5人のパパが絵本んお読み聞かせ
伊那市の男性5人でつくるパパ,S絵本プロジェクト伊那によるイベントが9日、南箕輪村の村民センターで開かれました。
パパ,S絵本プロジェクト伊那は、医師、小学校教諭、幼稚園の先生、市の職員、本屋とそれぞれ別の仕事をしている5人組グループで、休みの日に読み聞かせを行っています。
2004年に結成し、現在は県内外で活動しています。
9日は、サンタクロースとトナカイに扮したメンバーが絵本10冊を読んだ他、歌を歌いました。
訪れた母親は「ユーモアがあってお腹の底から笑えた。子どもも集中して聞いていたので来てよかった」と話していました。
会場には、親子連れおよそ100人が訪れ、休日のひと時を楽しんでいました。 -
保育園児が平和教育
12月8日の開戦記念日にあわせ、旧陸軍伊那飛行場の跡地に建っている上の原保育園で7日、年長児を対象にした平和学習会が開かれました。
講師は、近くに住む伊那飛行場研究の第一人者久保田誼さんです。
上の原保育園では、伊那飛行場跡地に建設されていることもあり、子どもの時から戦争を考えるきっかけにしてもらおうと、昨年度から年長園児を対象にしたこの平和学習会を開いています。
久保田さんは、小さな子ども用に親しみやすい画面構成で話をしました。
「戦争の時には、ここに飛行機の練習場があったんだよ」と久保田さんが話すと、子どもたちからは「え縲怐vといった驚きの声があがっていました。
学習会は、1時間近くありましたが、子どもたちは、集中力を切らさず話に耳を傾けていました。
板山ひとし園長は、「難しい話だが、やるのとやらないとでは全く違う。こんな場所にも戦争の跡が残っていることを少しでも知ってもらいたい」と話していました。
上の原保育園では、保育士を対象に伊那飛行場の学習会も開いていて、板山園長は、これからもずっと続けて平和の大切さを子どもたちと一緒に学んでいきたいとしています。 -
手良歌会が歌集「山あぢさゐ」を出版
伊那市手良の短歌の愛好家で作る手良歌会の歌集「山あぢさゐ」が出版されました。
8日は手良憩いの家で歌会が開かれ、手良歌会の会員など16人が参加しました。
公民館教室、手良歌会は5年に一度歌集を出版していて、今回で4回目の発行です。
歌集には、講師の宮脇瑞穂さんによる短歌「初夏の通り雨に手良の里 山あぢさゐは色を増したり」のほか、会員の作品などおよそ400首が掲載されています。
手良歌会代表の向山文昭さんは、「歌を続けていくことで、それぞれの生活の変化を残していくことが大事」と話していました。
歌集は180部出版され、希望者に1,000円で販売されます。