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伝統を後世へ伊那節まつり
伊那節を後世に歌い継いでいこうと伊那節まつりが2日、伊那市の伊那公園で行われました。
2日は伊那公園にある「伊那節発祥之地」の石碑の前で、上伊那の民謡団体でつくる伊那節振興協会が歌と踊りを披露しました。
石碑の横にあるソメイヨシノは1日に開花したという事で、関係者は桜とともに伊那節を楽しんでいました。
伊那節は、江戸時代に伊那と木曽を行き来するときに歌われていた馬子唄で、古くは「おんたけやま」と呼ばれていました。
2日は神事も行われ、伊那商工会議所や市の関係者などおよそ40人が参加しました。
伊那商工会議所の唐木和世会頭は、「伊那節を後世に伝える義務がある。桜を愛でながら、伊那節を愛して頂きたい」と話していました。
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女子中高生向け プログラミングを学ぶ講座
地元の女子中高生のIT系への進路選択を推進しようと、プログラミングを学ぶ講座が、伊那市のいなっせで3月28日に開かれました。
この日は、上伊那地域の女子中高生9人が参加し、ウェブサイト制作を教わりました。
講師を務めたのは、中高生や大学生向けにプログラミング教育を行う東京都のNPO法人Waffleの講座を修了した7人です。
参加者は、制作に必要なコードを教わりながら、打ち込んでいきました。
高い需要が見込まれるIT分野ですが、2018年の調査では日本の女子中高生でITに関心のある人は3.4%にとどまっているということです。
Waffleでは、今後も地域での活動を続け、講座を開きたいとしています。
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ショパン国際ピアノコンクinアジア 結果報告
伊那市の伊那東小学校2年の川島丈一郎君と伊那小学校4年の中村綾奈さんは、1月に神奈川県で開かれたショパン国際ピアノコンクールinアジアの国内大会に出場しました。
27日は、川島君と中村さんが市役所を訪れ、白鳥孝市長にコンクールの結果を報告しました。
川島君は、国内大会の1・2年生部門に出場し銀賞を受賞し1月に開かれたアジア大会にも出場しました。
「コンクールでは緊張したが、練習通りの演奏ができました」と話していました。
中村さんは、3・4年生部門に出場しました。
ショパン国際ピアノコンクールには初めて出場し、地区大会を突破し国内大会に出場しました。
白鳥市長は「これからも練習をしっかり続け、さらに上を目指し頑張って下さい」と話していました。
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伊那文化会館で池上秀畝記念展
伊那市高遠町で生まれ花鳥画や山水画を得意とした日本画家、池上秀畝の生誕150年記念展 ―ただ絵が好きで好きで― が30日から伊那文化会館で開かれます。
会場には花鳥画や人物画などおよそ40点が展示されます。
生誕150年の今年は県内外の文化施設で記念展が企画されています。
伊那文化会館では、伊那市を中心に個人が所蔵する初期の作品から最晩年の作品を展示しています。
池上秀畝は明治7年1874年高遠町生まれの日本画家で、文展では3年連続で特選を受賞、帝展では審査員を務めるなど日本画壇の新たな時代を築いた一人として活躍しました。
「湖舟清談図」です。15歳で上京した秀畝が国山の雅号を名乗り描いた貴重な作品だということです。
また亡くなる3か月前に描かれた「金剛山」も展示されています。
生誕150年池上秀畝展 ―ただ絵が好きで好きで―は30日から5月12日まで伊那文化会館で開かれます。
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赤穂高校準備委員会 校舎の配置に関する草案示す
県立高校の再編計画により、2029年に総合学科高校へと転換する赤穂高校で28日、準備委員会があり、校舎の配置に関する草案が示されました。
プロポーザルで設計事業者が提案したイメージ図では、敷地内に4棟の教室棟を設け、その周りに地域住民が自由に出入りできるスペースを作っていました。
1月と2月に地域住民や生徒らを対象に開かれたワークショップでは屋内運動場が住宅地に近く、騒音問題が懸念されることや、生徒の教室の移動時間が課題に挙がっていました。
この日の準備委員会で示された配置図では生徒の移動距離を短くするため、教室棟は3棟に減らしたほか、屋内運動場を敷地内の中央に設けました。
準備委員会では総合学科に転換した県外にあるほかの高校を視察し、6月の基本計画策定を目指しています。
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箕輪南小学校で新入生を迎える準備
箕輪町の箕輪南小学校で27日に新年度を迎える準備が行われました。
27日は新4年生から6年生の児童およそ40人が委員会ごとに分かれて新年度の準備を行いました。
5年生の教室の引っ越し作業では、隣の6年生の教室に荷物を運んでいました。
ほかに1年生の教室で飾りつけをしました。
入り口には花をつけ、壁には「ご入学おめでとう」の文字などの装飾をしていました。
また、新6年生は、入学式で披露する太鼓の練習を体育館で行いました。
箕輪南小学校では4月に1年生10人が入学を予定しています。
伊那ケーブルテレビ放送エリア内の伊那市、箕輪町、南箕輪村の小学校の入学式は4月4日と5日に行われ、あわせておよそ860人が入学を予定しています。
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信州国画会・南信支部展 17日まで
全国規模の展覧会「国展」に出品している南信地方の画家による信州国画会・南信支部展が16日と17日の2日間、伊那市の伊那文化会館で開かれています。
会場には国画会の会員や一般の油絵やアクリル画など14点が展示されています。
中には「STOP WAR」と書かれた物や、きのこ雲を中心に人で銃やドローンなどの兵器を描いた物など反戦をテーマにした作品もあります。
展示されている作品は5月から東京で開かれる国展に出品されるということです。
南信支部展はあすまで伊那文化会館で開かれています。
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伊那中学校で110人が卒業
上伊那の小中学校で卒業シーズンを迎えています。
伊那ケーブルテレビ放送エリア内では中学校2校で13日に卒業式が行われました。
このうち、伊那市の伊那中学校では男子51人、女子59人のあわせて110人が卒業を迎えました。
式では有賀稔校長から一人ずつ卒業証書を受け取りました。
在校生は生徒会役員のみが出席し、他の生徒はオンラインで参加しました。
有賀校長は「これからの人生、たんぽぽの花のようにきれいな花を咲かせ、羽ばたいてください」と式辞を述べました。
卒業生を代表して髙橋穂美さんが答辞を述べました。
「毎日学校に通って一緒に授業を受けたり、部活に取り組んだりと仲間とは家族よりも長い時間を過ごしてきた。まだみんなとはサヨナラしたくない想いをこらえて、私たちはまた新しい一歩を踏み出し歩んでいきます」 -
上伊那の小中学校あすから卒業シーズン 南箕輪中で終業式
上伊那の小中学校は13日から卒業式シーズンを迎えます。
13日の卒業式を前に南箕輪村の南箕輪中学校では、3学期の終業式が行われました。
終業式では各学年の代表生徒が3学期の振り返りを発表しました。
3年生を代表して穂高蒼波さんは「気が付くとみんな仲良くなっていた。仲間とともに充実した日々を過ごすことができた」と3年間の感謝を述べていました。
桐山清一校長は「これからも失敗を恐れずに挑戦し、常に前向きな気持ちで次のステップに進んでいきましょう」と話していました。
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故・小松良和さんの作品 伊那北高校同窓会に寄贈
伊那市の伊那北高校の卒業生で1985年に36歳の若さで亡くなった画家の小松良和さんの作品15点が、伊那北高校同窓会に寄贈されました。
12日は小松さんの妻、小山利枝子さんが伊那北高校を訪れ、同窓会に作品を寄贈しました。
1949年生まれの小松さんは伊那北高校卒業後、東京藝術大学に入学しました。
1981年に長野県に戻り美術教師として勤務し、実家のある西箕輪のアトリエで作品を制作しました。
きょう寄贈された15点は、西箕輪のアトリエで制作された最晩年の作品だということです。
小松さんと教師時代同僚だった伊那北高校同窓会事務局長の岩崎靖さんのすすめもあり、多くの人に作品を見てもらおうと今回母校に寄贈されました。
作品は、学校に飾られるほか絵画展の企画も考えているということです。
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伊那小5年仁組 番組制作学ぶ
伊那市の伊那小学校の5年仁組は、社会科の授業の一環で伊那ケーブルテレビジョンを12日訪れ、番組制作について学びました。
12日は5年仁組の児童26人が訪れ、アナウンサーやカメラマンなどの仕事を体験しました。
仁組では、社会科の授業の一環で情報について学んでいて、どのようにしてニュースが作られているかを知ろうと伊那ケーブルテレビを訪れました。
児童たちは、自分たちが取り組む総合学習の内容を紹介する番組を収録していました。
仁組では、12日に体験した内容を今後の学習発表などで活かしていきたいとしています。
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公衆衛生専門学校で卒業式
伊那市荒井の長野県公衆衛生専門学校で卒業証書授与式が8日に行われ、18人が学び舎を巣立ちました。
式では小野豊朗校長から卒業証書が手渡されました。
卒業生を代表して下平雪美さんは「試行錯誤した経験は私たちの糧になっている。自分が思い描く歯科衛生士になれるよう頑張っていきたい」と話していました。
小野校長は「理想の歯科衛生士を目指して活躍してください」と話していました。
今年度の卒業生は18人で、就職先の内訳は、県内の歯科診療所に14人、県内の病院に2人、県外の歯科診療所に2人となっています。
地域別では、上伊那が5人、飯田下伊那地域が4人などとなっています。
卒業生は3日に歯科衛生士の国家試験を受けていて、26日に合格発表があるということです。
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外国にルーツを持つ子どもの教育支援を考える
外国にルーツを持つ児童や生徒への教育支援について考える意見交換会が10日に箕輪町の地域交流センターみのわで開かれました。
意見交換会は「言語」という観点からサポートと交流の促進を行う民間団体「多文化LIFE」が主催し開いたもので、パネラーが活動の報告を行いました。
このうち公益財団法人長野県国際化協会の服部珠予さんは外国人の児童や生徒の教育の現状について説明しました。
国の調査では外国籍の41.5パーセントの子どもが日本語の指導を必要としているということで、服部さんは「指導の体制づくりや学校への支援が充分でないことなどが課題だ」と話していました。
意見交換会には上伊那を中心におよそ30人が訪れました。
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県芸術文化総合フェス 舞台部門発表
第36回長野県芸術文化総合フェスティバル舞台部門の伊那会場の発表が9日から、伊那市の伊那文化会館で始まりました。
この日は、大正琴や日本舞踊など4団体が練習の成果を披露しました。
長野県芸術文化総合フェスティバルは、県芸術文化協会が毎年行っているもので、県内の様々な部門の芸術文化団体が参加しています。
伊那会場の舞台部門には11団体が出演します。
木村流大正琴伊那支部は、クラシックや歌謡曲6曲を披露しました。
伊那芸術文化協会の松山 光 理事長は、「出演者にとっては伊那文化会館の大ホールで、発表できる貴重な機会。来場者は、様々なジャンルの芸術を一堂に楽しんでもらえると思う」と話していました。
総合フェスティバルは、10日まで、伊那文化会館で開かれています。舞台部門は10日、ヒップホップやフラメンコ、バレエなどが披露されます。舞台部門の入場料は一般1,000円、小中高校生は500円です。
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弥生生がイーナちゃんグッズのデザイン案を提案
伊那市の伊那弥生ケ丘高校の1年生は、伊那市のイメージキャラクター「イーナちゃん」をアレンジしたデザインを8日に白鳥孝市長に提案しました。
デザインした「おにぎりイーナちゃん」です。
8日は伊那弥生ケ丘高校の1年生の代表4人が市役所を訪れ白鳥市長に「おにぎりイーナちゃん」をプリントしたエコバックを披露しました。
「おにぎりイーナちゃん」を考えたのは探究学習でまちづくりコースを選択した30人です。
市役所の職員がアドバイザーを務め、グッズ製作に取り組んできました。
「かわいい」をコンセプトに、生徒たちはイーナちゃんの形がおにぎりに似てることに着目しキャラクターを考えました。
市の花の桜や上伊那の特産のアルストロメリアなどもデザインされています。
ほかに、伊那市のPR動画も発表しました。
生徒たちが魅力を発信したい場所を3分ほどの動画にまとめたということです。
伊那市ではおにぎりイーナちゃんのエコバッグをイベントで配るほか、販売も検討していくということです。
PR動画はインターネットで公開を予定しています。
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芸術文化総合フェスティバル 水墨画や書を展示
第36回長野県芸術文化総合フェスティバルの展示会が、伊那市の伊那文化会館で開かれています。
このうち、伊那会場では長野県水墨画協会南信地区と県書道協会の展示会が開かれています。
水墨画協会南信地区は、会員の作品47点を展示しています。
山水画や花鳥画など、テーマは自由で、1人1点ずつ出品しています。
中には、過去に水墨画県展で県知事賞を受賞した作品もあります。
事務局では「レベルが高い作品が多く揃った。見ごたえのある展示を楽しんでほしい」と話していました。
また、長野県書道協会の南信地域の役員も、作品を23点展示しています。
展示会は、10日(日)まで伊那文化会館で開かれています。
入場は無料です。
芸術文化総合フェスティバルでは、9日と10日にバレエやダンスの発表も行われます。
舞台部門は、入場料一般1,000円、小中高生500円です。
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高校入試後期選抜 雪の影響なし
伊那地域は、5日の昼頃から6日の朝にかけて雪となりました。
6日は県内の公立高校で一斉に高校入試後期選抜試験が行われました。
上伊那の高校では試験に雪の影響による遅れはなかったということです。
午前7時すぎ。
天気は雪から雨に変わっていました。
雪かきをしているのは、伊那市の伊那北高校の教諭たちです。
受験生たちが安全に来られるよう、正門や周辺の歩道の雪をかいていました。
午前8時頃から受験生たちが訪れていました。
伊那北高校は普通科が200人の募集に対し188人が志願していて、倍率は0.94倍。
理数科が4人の募集に対し9人が志願していて、倍率は2.25倍となっています。
長野県全体では9,556人が志願していて、上伊那8校では814人が志願しました。
長野県教育委員会によりますと、JR飯田線では朝のダイヤに15分ほどの遅れが出ましたが、試験は通常通りに開始したということです。
また、6日午後3時半現在、トラブルの報告は入ってきていないということです。
上伊那では、あす辰野・箕輪進修・高遠・赤穂定時制で面接試験がおこなわれます。
後期選抜試験の合格発表は19日となっています。
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箕輪中学校 ミニ職場体験学習わくワークみのわ
箕輪町の箕輪中学校のミニ職場体験学習わくワークみのわが6日町社会体育館などで行われました。
会場となった町社会体育館と中学校の体育館には、上伊那の事業所など27のブースが並びました
1年生およそ240人がそれぞれ興味のあるブースをまわりました。
このうち、箕輪町に本社がある浅川建設工業株式会社のブースでは、実際にある重機を縮小サイズにしたラジコンを操縦していました。
伊那市でパーソナルカラー診断を行っているStudio caraのブースでは、生徒たちが首元に様々な色の布を当ててもらい、自分に似合う色を探していました。
伊那ケーブルテレビのブースでは、コミュニティチャンネルの紹介や、アナウンス、カメラ体験が行われていました。
わくワークみのわは、地域の仕事を知り、働くことについて考えてもらおうと毎年箕輪中学校が行っています。
箕輪中学校では「地域の人の仕事への想いに触れ、将来の進路を考えるきっかけにしてほしい」と話していました。
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ICT教育 研修会
上伊那の小中学校の教諭などがICT教育の取り組みを共有する研修会が伊那市のいなっせで2月8日に開かれました。
研修会はオンラインで開かれ、小中学校4校の取り組みが紹介されました。
このうち伊那小学校は、4年正組担任の荒谷眞治教諭が、プログラミングの授業を紹介しました。
児童たちは、本やインターネットに公開されたプログラムを真似するところから始めたということです。
そこから、自動で蓋が開くゴミ箱などを作りました。
プログラムを作ることを通して、お年寄りと運動を一緒にできないかや、野菜を収穫する人に少しでも楽になってほしいなどと考えるようになったということです。
荒谷教諭は「子供たちにとってプログラムは生活をよりよくするツールであり表現の一つになった」と話していました。
講師として参加した信州大学教育学部の小倉光明助教は「情報を活用し、考える力を身に付けるさせることが重要です」と話していました。
この研修会は上伊那地方視聴覚教育協議会が毎年行っているもので、上伊那の小中学校の教諭など25人が参加しました。
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信州高遠美術館で池上秀畝生誕150年記念展
伊那市高遠町で生まれ花鳥画を得意とした日本画家、池上秀畝の生誕150年を記念した展示会が、信州高遠美術館で始まりました。
会場には秀畝の花鳥画や歴史画、写生画などおよそ70点が展示されています。
池上秀畝は明治7年1874年高遠町生まれの日本画家で、生誕150年の今年は県内外の文化施設で記念展が企画されています。
展示のタイトル「気韻生動」は「被写体の持つエネルギーを描く」という意味で、それを体現するような作品を中心に展示しているということです。
秀畝の師弟や郷土作家に関するコーナーもあります。
秀畝の師・荒木寛畝は、孔雀を得意としていて、師弟の孔雀の絵を見比べることができます。
他にも、秀畝の写生画や画印も展示されています。
池上秀畝生誕150年記念展「気韻生動」の画人は、5月19日まで、信州高遠美術館で開かれています。
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卒業式を前に伊那西高校で3年生送別会
3月1日から、上伊那の高校で卒業式が行われます。
2日に卒業式が行われる伊那市の伊那西高校では、3年生の送別会が今日開かれました。
29日は全校生徒約350人が講堂に集まり、3年生の送別会が開かれました。
生徒会が中心となり年明けから準備を進めてきました。
3年生に楽しんでもらい感謝の気持ちを伝えようと、1,2年生の各クラスや部活ごと劇や歌、制作した動画などを披露しました。
2年3組は、ダンスを披露した他、紙飛行機を飛ばして3年生への感謝を伝えていました。
生徒会は、学校生活に関するクイズを出題したり、これまでの学校生活の写真をまとめた動画を上映しました。
送別会の最後では、サプライズで、3年の代表生徒が教諭にプレゼントを手渡していました。
伊那西高校の卒業式は2日に行われ、141人が学び舎を巣立ちます。 -
高校後期選抜試験 志願者数
長野県教育委員会は、6日に行われる公立高校後期選抜試験の志望変更受付締め切り後の志願者数を29日に発表しました。
上伊那では上伊那農業高校・伊那北高校理数科・赤穂高校普通科以外のすべての高校・学科で定員割れしています。
辰野です。
普通は48人に対し47人が志願し、0.98倍。
商業は20人に対し12人で
0.60倍です。 -
上伊那教育会「郷土研究発表会」
上伊那の教職員で作る上伊那教育会の郷土研究部の研究発表会が、1/27、伊那市内で開かれました。
いなっせ4階にある上伊那教育会館では自然の部の発表が行われました。
自然の部では、植物・野鳥・動物など6班が発表しました。
そのうち、植物班は、戸台川流域でみられる中国原産の外来植物・フサフジウツギなどの植生分布について報告しました。
1998年の調査と比較しながら、分布を確認したところ、フサフジウツギは、標高1600mの藪沢まで分布が拡大していることが新たに分かったということです。
郷土研究部は、自然の部と人文の部の11班に分かれ、教職員がテーマを決めて研究を行っています。
毎年、研究成果を発表していて今年で45回目となります。
なお、人文の部も、同じ日に創造館で発表会を開きました。
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池上秀畝生誕150年記念展「秀畝の画業」
伊那市高遠町で生まれ花鳥画や山水画を得意とした日本画家・池上秀畝の生誕150年記念展「秀畝の画業」が伊那市高遠町の高遠歴史博物館で開かれています。
記念展には秀畝を代表する花鳥画や高遠町を描いた屏風絵、若い頃に描いた仏画など70点が展示されています。
池上秀畝は明治7年高遠町に生まれ、昭和19年に70歳で亡くなった日本画家です。
文展で3年連続特選を受賞、帝展では審査員を務めるなど日本画壇の新たな時代を築いた一人とされています。
こちらは秀畝が作品を製作するために書き貯めたスケッチです。
風景や植物などが描かれ、年を重ねるにつれて構図へのこだりも変化した様子がわかります。
また、太平記の一場面を描いた「楠公訣別」は下図と共に展示されています。
生誕150年展は、秀畝の功績を多くの人に知ってもらおうと、伊那市や長野市、東京都のあわせて6つの文化施設で展覧会が予定されていて、トップを切って地元の高遠町で始まりました。
また高遠町歴史博物館、信州高遠美術館、伊那市創造館、伊那文化会館の市内の4館では期間中、秀畝の作品を印刷したカードを無料配布します。
池上秀畝生誕150年記念展「秀畝の画業」は6月16日まで、高遠町歴史博物館で開かれています。
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西春近北小 二分の一成人式
10歳の節目を祝う二の一成人式が伊那市の西春近北小学校で9日に行われました。
二分の一成人式には、今年度10歳になる4年生の児童と保護者およそ50人が出席し節目を祝いました。
式ではこの日のために去年の11月から練習してきた太鼓や合唱などを発表しました。
児童を代表して酒井康宇君は「家族や地域の人たちのおかげでここまで成長できました」と話していました。
式では、感謝の言葉をつづったアルバムを保護者に手渡しました。
保護者を代表して山田尚弘さんは「これからも、明るい未来に向かって進めるよう応援していきたい」と話していました。
西春近北小学校では、家族や地域の人たちに感謝しようと、毎年二分の一成人式を行っています。
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信州農村歌舞伎祭 3団体が出演
南信地域で受け継がれている伝統芸能を披露する第15回信州農村歌舞伎祭が伊那市の伊那文化会館で25日に行われました。
25日は南木曽町の田立歌舞伎保存会、大鹿村の大鹿歌舞伎保存会、下條村の下條歌舞伎保存会が出演しそれぞれ演目を披露しました。
このうち、田立歌舞伎保存会は、「絵本太功記十段目 尼崎閑居の段」を上演しました。
絵本太功記は、明智光秀を主人公に本能寺の変から天王山の戦いまでを描いたもので十三段あります。
このうち十段目はヤマ場とされていて、母や息子を失う光秀の悲劇が描かれています。
田立歌舞伎は、岐阜県から伝わり300年近い歴史があり、昭和48年には、南木曽町の無形文化財に指定されています。
主催した伊那文化会館では「地域に伝わる歌舞伎を楽しみにしている人が増えている。
これをきっかけに伝統芸能に親しんでもらいたい」と話していました。
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高遠町平和の文化祭
文化活動を通して平和について考えるイベント「平和の文化祭」が25日まで高遠町総合福祉センターやますそで開かれています。
会場には高遠町の住民有志が制作した絵や書など150点が展示されています。
このイベントは、文化活動を通して平和の尊さを改めて感じてもらおうと、高遠町9条の会や上伊那医療生協などでつくる実行委員会が企画しました。
展示の中には、父親が青少年義勇軍として満州に渡ってから、シベリア抑留を経て帰国するまでの写真や資料をまとめたものもあります。
平和の文化祭は25日まででアニメの上映や健康チェック、うたごえ喫茶などが予定されています。
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信州農村歌舞伎祭に向けロビーを飾り付け
25日に伊那市の伊那文化会館で行われる信州農村歌舞伎祭を盛り上げようと、会館のスタッフが、ロビーを飾り付けました。
歌舞伎祭を前に、伊那文化会館のロビーにはのぼり旗や写真が飾られています。
のぼり旗は、今回出演する3団体のものです。
公演の際に会場に飾られるもので地歌舞伎の雰囲気を盛り上げます。
こちらの写真は、過去の歌舞伎祭で披露された演目の様子です。
伊那文化会館では、地域文化を元気付けようと2007年から歌舞伎祭を行っていて、過去13回の公演で9つの保存会が参加しました。
信州農村歌舞伎祭は、25日(日)午前11時30分から伊那文化会館で行われます。
観劇料は前売り900円、当日券は1,000円で、高校生以下・または18歳未満は無料です。
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高校入試 後期選抜志願者数発表
長野県教育委員会は、来年度の高校入試後期選抜志願者数を22日に発表しました。
辰野です。
普通は48人に対し43人が志願し、0.9倍。
商業は20人に対し9人で0.45倍です。
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上の原保育園で平和学習
伊那市の上の原保育園は平和の大切さを学ぶ平和学習を1月29日に行いました。
上の原保育園は太平洋戦争中に旧陸軍の伊那飛行場があった場所に建てられていて、地域の歴史を知り平和について考えてもらおうと平和学習を毎年行っています。
講師は園の近くに住んでいて、伊那飛行場の研究者、久保田誼さんが務めました。
久保田さんは飛行場が作られた理由などについて説明しました。
園では、新型コロナウイルスの影響で5年ぶりに地域の人を招き、話を聞きました。
この日は年長の園児およそ50人が話を聞きました。