-
美篶小学校児童が上原獅子舞クラブの獅子舞を観賞
伊那市の美篶小学校の児童は、27日、地域の文化を学ぶ社会科の授業で、地元の上原獅子舞クラブの獅子舞を鑑賞しました。 酔っぱらったひょっとこが眠っている獅子を起こし一緒に戯れる様子を表現したクラブオリジナルの獅子舞「楽獅子」が披露されると、子ども達は身を乗り出して見ていました。 地域の暮らしや文化を学ぶ社会科の授業の一環で、美篶小学校が上原獅子舞クラブに依頼したものです。 上原獅子舞クラブは、公民館の倉庫から古い獅子頭が見つかった事がきっかけで昭和55年に発足しました。 昔の資料が残っていなかったため、伊那市富県の歌舞劇団、田楽座に協力してもらいながらオリジナルの舞やお囃子を作りました。 初代会長の橋爪弥六さんは「大きくなったら一緒に獅子舞をやりましょう」と子ども達に呼びかけていました。
-
高校入試後期選抜 志願者数 全日制1.05倍
長野県教育委員会は3月11日に行われる、公立高校後期選抜試験の志願受付締め切り後の集計結果を26日発表しました。 上伊那の普通科では、伊那弥生ヶ丘と箕輪進修の普通Ⅰ部、Ⅱ部が1倍を超え他の学校では1倍を下回っています。 辰野高校普通科は52人で0・72倍、商業科は18人で0・9倍となっています。
-
箕輪中学校生徒会が模擬議会で町長に質問
箕輪中学校の生徒が、平澤豊満箕輪町長に質問する、中学生模擬議会が26日、箕輪町役場で開かれました。 模擬議会は町政に関心を持ってもらおうと町議会が開いたもので、箕輪中学校の生徒会役員、33人が参加しました。 模擬議会の議長は生徒会議長の深澤綾美さんがつとめました。 議員席には21人が座り、そのうち代表の10人が一般質問をしました。 このうち宮澤希さんは長野県教育委員会の中学生のスポーツ活動指針である朝部活の原則廃止について「朝部活がなくなることで勉強の成績が上がるとは思えない。最後は自分たちのやる気の問題だと思います。朝部活廃止に反対です」と述べました。 これに対し平澤町長は、「何かをやめたら、何かが良くなるとは私も思わない。」と答えていました。 唐澤義雄教育長は「意見を参考に学校や近隣市町村の部活の状況やあり方をこれから検討していきます。」と答弁していました。 参加した中学生は模擬議会を通して、町政の一端に触れていました。
-
第6回 伊那映像祭
伊那ビデオクラブの第6回伊那映像祭が23日伊那市のいなっせで開かれ、訪れた人たちは、会員が制作した映像を通して南アルプスや地域の魅力に触れました。 第一部は、南アルプスと伊那山地、その神秘と魅力と題した25分の作品が上映されました。 南アルプスの中央構造線エリアジオパークにスポットをあて、構造やなりたちを紹介しながら自然やその魅力に迫りました。 第2部は、会員がこれまでに制作した16作品が上映されました。 地域や人をテーマにしたものや、農業が抱える問題に切り込んだものもあり、来場者は会員の力作に見入っていました。 伊那ビデオクラブの武田忠芳会長は、「南アルプス国立公園指定50周年の今年、映像を通してすこしでも理解を深めてもらえればうれしい。」とあいさつしました。 伊那ビデオクラブは、今年結成21年目で会員は、20人。 県内でも屈指のクラブとして活動していて、映像祭は今回で6回目をかぞえます。
-
身近な材料で手作り雛人形
身近にある材料を使って手作り雛人形を作る催しが23日、箕輪町地域交流センターで開かれました。 体験会は、実際に自分たちの手で作る雛人形のあたたかみを感じてもらおうと、箕輪町郷土博物館が開いたものです。 この日は、町内を中心に子どもからお年寄りまでおよそ35人が参加しました。 雛人形の材料は木綿やフェルト、千代紙の3種類から選ぶことができ、手のひらサイズの人形を作ります。 木綿のハギレを使った雛人形づくりでは職員から指導を受けながら、針と糸で丁寧に重ねて縫っていました。 千代紙の雛人形は紙を重ねる幅などに気を遣いながらのりで貼り付けていました。 早い人は1時間程度で完成させ、作った雛人形は部屋などに飾るということです。
-
中村不折につづけ 書道展始まる
伊那谷縁の画家・書家として知られている中村不折の精神を後世に引き継いでいこうと初めて開かれるイベント「中村不折につづけ子どもたちのかきぞめ書道展」が22日から、伊那文化会館で始まりました。 会場には、上伊那地区と松川町の小学校5、6年生の作品が展示されています。 書道展は、伊那文化会館の開館25周年記念事業の1つとして、アルプス中央信用金庫、上伊那書道協会と合同で今回初めて開かれたものです。 冬休みの課題として書いた書き初めをクラスごと3作品ずつ募集し、合わせて399点が集まりました。 審査の結果、最高賞の中村不折賞には赤穂南小学校6年の中嶋健瑠君の作品が選ばれました。 アルプス中央信用金庫理事長賞には、高遠小学校6年の小松優斗君の作品が選ばれました。 上伊那書道協会会長賞には、高遠北小学校6年の斉藤桂さんの作品が選ばれました。 伊那文化会館館長賞には、伊那東小学校6年の平澤菜々子さんの作品が選ばれました。 審査員特別賞には、伊那養護学校6年の漆戸貴大君の作品が選ばれています。 実行委員会では、「日本の伝統文化である書き初めについて再認識するとともに、郷土の偉人をいつまでも忘れず、後に続く人を育てていきたい」と話します。 書道展は、3月2日日曜日まで伊那文化会館美術展示ホールで開かれています。
-
坂下神社で天神様祭り
学業成就を願う天神様祭りが22日、伊那市の坂下神社で行われました。 22日は、坂下区の小学生およそ30人とその保護者合わせて50人ほどが集まりました。 坂下神社の境内には、勉学の神様「菅原道真」が祀られています。 伊藤光森宮司は「同じところに生まれ同じ時代を生き同じ学校に通う仲間達と仲良く生活してください。神様は皆さん一人ひとりを見守っていてくれています」と話していました。
-
伊那市美篶小学校 学習発表会
児童がクラスやクラブ活動で取り組んできた学習を発表する会が18日、伊那市の美篶小学校で開かれました。 この日は、地区の関係者や保護者を学校に招き、全校児童がそれぞれ1年間取り組んできた活動の発表を行いました。 金管バンドクラブは、来月6年生が卒業するため、71人最後の発表となりました。 3年2組は、駒ヶ根市の青年海外協力隊と交流したことがきっかけで、世界各国の食生活について調べ、発表しました。 バングディッシュでは毎日カレーが食べられていることや、マサイ族は牛の血を飲むという内容の演劇を披露すると、聞いていた児童は驚いていました。 ある児童は「うまく発表ができて良かった。他のクラスがどんなことをやってきたのか分かった」と話していました。 保護者は「1年間を通して子どもの成長が見れた。どの発表にも工夫が感じられて良かった」と話していました。
-
上伊那農業高校課題研究発表会
上伊那農業高校の3年生による、1年間の学習の成果を披露する課題研究発表会が、20日、伊那市のいなっせで開かれました。 発表会は、卒業を前に、研究の集大成の場として毎年開かれています。 上農高校には4つの科それぞれに各科に専攻やコースがあり、全部で11コースあります。 この日は、11あるコースの中から選抜された代表生徒が発表しました。 そのうち、生物科学科の西垣(にしがき) 優里(ゆり)亜(あ)さんは、実験用のマウスのケージの消臭について研究しました。 普段は、ケージの床敷きには、紙くずを使用しているということですが、身近なもので床敷きを代用したところ、もみがらが一番消臭できたとしました。 また、消臭効果のあるよもぎを入れたところ、無臭に近くなったとしています。 上伊那農業高校では、「1年間研究を進めることは、この先、就職するにしても、進学するにしても役に立つ。」と話していました。
-
劇団クラーク地方主催 第5回戯曲を読む会
演劇用の台本を声に出して読む「戯曲を読む会」が16日、伊那市の伊那図書館で開かれました。 これは、箕輪町を拠点に活動している「劇団クラーク地方」が主催したもので、今回で5回目です。 この日は、上伊那在住の劇団員や一般から18人が参加しました。 今回読み合わせを行った戯曲は、東京都出身の劇作家、岸田國士さんの「秘密の代償」です。 参加者は、読み手を変えながら同じ場面を繰り返し読み合わせ、ストーリーや雰囲気の違いを楽しんでいました。 ある参加者は「自分と同じ台詞でも他の人が読むと、声質や言葉の発し方で違う人物に感じておもしろかった」と話していました。 次回の「戯曲を読む会」は、4月中旬を予定しているということです。
-
長野県シニア大学伊那学部の卒業式
高齢者の社会参加と仲間づくりを目的とする長野県シニア大学伊那学部の卒業式が17日、伊那市の伊那合同庁舎で行われました。 今年度卒業するのは、2年間の課程を修了した36期生102人です。 シニア大学は、高齢者の社会参加と仲間づくりのために長野県長寿社会開発センターが行っているもので、ボランティア活動や健康づくりなど2年間で130時間のカリキュラムがあります。 今年度の卒業生の平均年齢は69.2歳で最高年齢は82歳です。 寺井直樹学部長は、「長寿社会を明るくするために、主体的に社会の担い手となることを期待します」と激励しました。 卒業生を代表して有賀一喜さんは、「2年間で学んだ知識を活かして、充実した人生を送っていきたい」と話しました。
-
成果を広く一般に伝えようとリーフレット制作
伊那市の伊那小学校6年礼組は、4年生の時から総合学習で農業用水の掘削に命をかけた地域の偉人、御子柴艶三郎について学んできました。 学習のまとめとして、成果を広く一般に伝えようとリーフレットを制作します。 伊那小6年礼組は4年生から御子柴艶三郎について、地域住民などに話を聞くなど調査をしてきました。 そこで知り得た知識を多くの人たちに知ってもらうにはどうしたら良いかを19日に話し合いました。 児童からは「卒業まであと20日になり、大きな事はできない。各小学校に手作りリーフレットを置いてもらってはどうか?」 「伊那市長や伊那市教育委員長にこれまでの活動を伝え、力を貸してもらってはどうか?」などの意見が出されていました。 これに対する反対意見もあり活発な話し合いが行われていました。 その結果、リーフレットを制作し、「公民館や他の小学校の図書室に置いてもらい、市長や教育委員長に話しを聞いてもらう」ことにしました。 礼組は艶三郎を題材にした演劇を3月1日に卒業公演として演じます。 この日は、それに向けた稽古も行われました。 稽古には、演劇に詳しい阿部(あべ)裕(ゆう)吉(きち)さんも駆けつけ、艶三郎の動きや、声の強弱について指導していました。 卒業公演は3月1日(土)に、伊那文化会館で行われます。
-
西箕輪保育園園児にプレゼント
いーな雑穀ネットワークや伊那地域アマランサス研究会は、アマランサス絵画作品展に応募した、伊那市の西箕輪保育園園児に17日、らくがき帳をプレゼントしました。 この日はアマランサス研究会の根本和洋研究部会会長ら4人が保育園を訪れ、年長園児ひとりひとりに手渡しました。 作品展は、研究会などが幼い頃から雑穀に親しみ、関心を持ってもらおうと開いているものです。 西箕輪保育園ではアマランサスの種をまき、育てた様子を年長、年中園児が描き、104点応募しました。 研究会の根本さんは、「アマランサスはとても栄養価の高い食べ物です。しっかり食べて、アマランサスのように大きくなってください」と話していました。 園児はプレゼントのお礼に歌を歌っていました
-
親子で科学の楽しさに触れる
工作を通して科学の楽しさに触れる科学のおはなし会が9日、箕輪町地域交流センターで開かれました。 この催しは理科離れしている児童に科学の楽しさを知ってもらおうと箕輪町図書館が開いたもので会場には22組およそ70人の親子が訪れました。 講師は科学の楽しさを伝える活動をしているNPO法人ガリレオ工房の土井美香子さんが務めました。 風船を使って音の振動を感じる実験では子どもたちが風船に耳をあて、音が伝わる仕組みを学んでいました。 他に紙コップと糸を使い音が伝わる実験も行われ、参加した親子が楽しみながら科学に触れていました。 箕輪町図書館では科学の楽しさを知り、それらの本を読むきっかけにしてもらいたい。」と話していました。
-
一水十日会展 はじまる
伊那谷在住の一水会展出品者でつくる一水十日会の作品展が14日から伊那市西春近のかんてんぱぱホールで始まりました。 会期は27日までとなっています。 会場には、去年の一水会に出品した42作品が並んでいます。 100号の大作が22点、小品が20点です。 一水会は、昭和11年、西洋絵画伝統の写実を守り、技術を重んじる芸術を目指そうと設立された団体です。 一水十日会は、その一水会展に出品経験のある11人が所属していて、作品展は今回で5回目。 県内の風景画を中心に写実的な作品が並んでいます。 一水十日会展は、27日までかんてんぱぱホールで開かれています。
-
公立高校前期選抜 合格発表
公立高校の前期選抜試験の合格発表が14日県内一斉に行われ、全日制では、4,318人にひと足早い春が訪れました。 このうち多部・単位制の箕輪進修高校では午後1時に校舎前に合格者の受験番号が張り出されると保護者が子や孫の番号を確認していました。 受験生は、それぞれの中学校で合否を確認したということです。 箕輪進修高校の前期選抜は、普通1部、2部、3部、工業1部で行われ108人が受験し65人が合格しました。 前期選抜試験は定時制・多部単位制も含め県内76校で実施され7,153人が受験し4,569人が合格しました。 上伊那では、7校で実施され655人が受験し404人が合格しました。 後期選抜は3月11日に試験が行われることになっています。
-
箕輪町まちづくり基本条例説明会
箕輪町は、まちづくり基本条例の策定に向けた住民説明会を、12日夜、地域交流センターで開きました。 12日は、初めて条例案の説明会が開かれ、住民13人が出席しました。 去年8月から10回に渡り、条例案について検討してきた委員会から、説明がありました。 条例は、●まちづくりの基本理念や●権利と責務、●町政運営の基本原則などを定めたものです。 基本理念は、●まちづくりは箕輪町に住み、また活動する全てのものにより担われること。●個性豊かで多彩なまちづくりが推進され、相互の協働が活発に行われることなどを挙げています。 まちづくり基本条例は、全国では250を超える市町村で制定されていて、箕輪町の特徴は、安全安心な生活環境の確保や、災害発生時の対応などが取り入れられている点だということです。 説明会では、住民から、「解説書を作るなど、子供や、新たに引っ越してきた人にも理解してもらえるような対応を考えて欲しい」などの意見が出されていました。 説明会は、15日(土)にも、地域交流センターで開かれる予定です。 条例は、6月の策定を目指します。
-
美篶小でキャリア教育講演会
伊那市の美篶小学校は児童らに将来の夢の実現に向けて何をしたらいいのか考えてもらおうと5日、キャリア教育講演会を開きました。 講演会は美篶小学校独自で開いたもので、3年生と6年生のおよそ150人が話しを聞きました。 講師をつとめたのは、駒ヶ根市出身で千葉県の鴨川シーワールドでシャチトレーナーをしている、小松加苗さんです。 小松さんは美篶小の非常勤講師、橋爪久人さんの教え子だったことが縁で講師として招かれました。 大学時代に鴨川シーワールドのシャチショーに魅了され、動物に対する想いや、泳ぎが得意な事などを何度も伝えて、実習生となり夢を実現させたと、話していました。 小松さんは「夢に向かって今できることをしてください。努力は決して無駄ではありません」と話していました。
-
村全協 南部小学校2学級増で増築
南箕輪村は0歳から6歳児の人口増加に伴い、南部小学校の教室棟と職員室wを増築する事を決めました。 これは10日村役場で開かれた村議会全員協議会で報告されたものです。 村教育委員会は、現在、村内の0歳から6歳児の人数から推測し、平成31年度には児童数増加により、南部小学校では全学年で11学級になることが考えられ増築を決めました。 南部小学校は全学年で9学級となっていて、空き教室がない状態です。 教室棟は現在の建物東側に、延床面積およそ328平方メートル、鉄筋コンクリート、一部鉄骨造りの2階建てになります。 費用はおよそ1億円となっています。 児童数増加に伴い、職員室の増築も行われます。 職員室は延床面積およそ22平方メートル、鉄筋コンクリート1階建てとなり、費用はおよそ800万円となっています。
-
信州農村歌舞伎祭 3団体が公演
伊那谷や木曽谷の農村歌舞伎が一堂に会する信州農村歌舞伎祭が9日、伊那市の伊那文化会館で開かれました。 9日は伊那市長谷の中尾歌舞伎保存会、下伊那郡大鹿村の大鹿歌舞伎保存会、木曽郡南木曽町の田立こども歌舞伎の3団体が公演しました。 このうち中尾歌舞伎保存会は、「御所桜堀川夜討 弁慶上使の段」を演じました。 源義経の正室「卿の君」の首を討てといわれた弁慶が、自分の娘の首を身代わりとして差し出す悲劇です。 信州農村歌舞伎祭は、伝統芸能の発表の場を設け、地域を元気づけようと伊那文化会館が開いているもので、今年で8回目です。 また9日は、伊那文化会館が地域で芸術活動を行っている個人や団体に賞を贈る「伊那文と共に地域のがんばる団体応援賞」の表彰式も行われ、8団体に賞状が贈られました。
-
新山保育園 園児受け入れ準備
今年4月からの再開が正式に決まった新山保育園で9日地域住民や保護者が再会に向け園児の受け入れ準備をしました。 9日は、保育園の再開に向けて活動してきた新山保育園・小学校を考える会のメンバーや来年保育園に子供を通わせる保護者が作業を行いました。 園舎の扉や窓のガラス部分に、飛散防止フィルムを貼り付けていました。 フィルムは市から支給され、作業にあたった人たちは、ガラス部分のサイズに切り分け、一枚一枚丁寧に貼っていました。 考える会では、園児たちを花の咲く園舎で迎えようと、パンジーとビオラの苗植えを来月、行う予定です。
-
高遠城址公園 恵みの雪
大雪となった伊那地域。 伊那市高遠町の高遠城址公園では、午前10時の時点で15センチの積雪がありました。 桜を管理している稲辺謙次郎さんによりますと、通常、雪が降ると枝が折れるのを防ぐために雪おろしをするということですが、今回は雪の性質が軽く枝に着雪しなかったということです。 ここ数日の寒さのため開花時期が遅れることも心配したということですが、地面に積もった雪で根が保温されるため、桜にとっては恵みの雪になったのではないかと話します。
-
伊那市キャリア教育推進委員会 方向性を示すビジョン策定へ
伊那市キャリア教育推進委員会は、産学官が連携して継続的で効果的なキャリア教育を行っていくための方向性を示すビジョンを策定します。 7日、伊那市役所で開かれた今年度2回目の会議の中で、長野県経営者協会上伊那支部が委員会に対しビジョンの策定を提案しました。 仮称キャリア教育憲章は、地域社会と学校、行政が連携を図り継続的で効果的な取り組みを進めていくための方向性を示すものです。 今後は、委員会や事業所などと協議して策定し、平成27年度から実施していく考えです。 また独自にキャリア教育を行っている経営者協会は、事業への協力を委員会に求めました。 具体的な内容として、キャリア教育を担当する教員が伊那谷の経営者と教育に関する思いや企業理念について話し合う場を設け、ビジョンの共有化を図ること。 小中学生に働くことの大切さなどを理解してもらうために、夏休み中に地元の企業をみてまわる機会を設けることの2つについて協力を求めました。 委員会では、これを了承しました。
-
保育発表会 取り組みを報告
伊那市内の保育士でつくる伊那市保育プロジェクト委員会は、これまでの取り組みを発表する保育発表会を7日いなっせで開きました。 保育発表会には区長や民生児童委員など300人が参加しました。 発表会は、保育園の取り組みについて理解を深めてもらおうと開かれました。 4人の保育士が事例発表を行い、西春近南保育園の穂高かほるさんは、「遊びから学ぶということ」をテーマに話しました。 穂高さんは、運動量の少ない子どもに対し、保育園の土手を登る遊びをしたところ、子供が夢中になり運動量が増えた事例を発表し、「遊びの中から多くのことを学び、子どもの生きる力につなげていけるよう工夫することが保育士の役目」と話していました。
-
南箕輪村長時間保育 料金改定を諮問
南箕輪村の唐木一直村長は、保育園の長時間保育の料金改定について7日、委員会に諮問しました。 7日は、唐木村長が長時間保育料の改訂について審議する委員10人を委嘱しました。 南箕輪村の長時間保育の料金は、所得税などを基準に4階層に分けられていて、最も多い階層で現在午後4時半から7時まで月額4,750円となっています。 しかし、利用者から「時間的な区切りがないため不公平だ」との声があがっていることから、今回新たに午後6時までの区切りを設け、利用料金を2,850円にするとしています。 他に、1日500円だった一時的な申請は、30分あたり200円、上限を1,000円にするとしています。 長時間保育を利用している人の割合は、全体の37%となっています。 委員会では、早い時期に検討結果を答申するとしています。
-
日本人工衛星博覧会 ぎんれいの実物大モジュール
信州初の人工衛星「ぎんれい」の打ち上げに合わせ、日本人工衛星博覧会が8日から伊那市創造館で始まりました。 博覧会には、日本の人工衛星の模型8点が展示されています。 この博覧会は、信州大学と県内の企業が連携して開発した人工衛星「ぎんれい」が28日に打ち上げられることにあわせ、子どもたちに宇宙に関心を持ってもらおうと企画されました。 こちらは、ぎんれいの実物大の実験用模型です。 実物と同じ太陽光発電パネルが取り付けられています。 ぎんれいは、光を使った通信の実験を行うLED可視光通信実験衛星です。 博覧会には光の通信が体験できる装置も展示されています。 このほか、ロケットの打ち上げの映像や、現役で最長寿の衛星あけぼのの模型なども見ることができます。 日本人工衛星博覧会は来月30日(日)まで、伊那市創造館で開かれています。
-
新山保育園 再開正式決定
園児数の減少で休園になっている伊那市富県の新山保育園の来年度の再開が決定しました。 伊那市は、7日保護者あてに入園承諾書を発送しました。 伊那市子育て支援課によりますと、7日現在来年度の入園希望者は、22人です。 伊那市は、新山保育園の再開の条件を定員の半数の20人とし、再開の最終決定は、入園承諾書の送付時としていました。 伊那市は7日、就労状況などの審査を終えた来年度の新規保育希望世帯、350世帯に入園承諾書を発送しました。 新山保育園の保護者にあてた入園承諾書には、入所する保育所の名称の欄に新山保育園と明記されていました。 子育て支援課職員が入園承諾書が入った封筒を庁舎内の所定の場所に運び、地域別に仕分けしていました。 新山保育園は、市の行政改革大綱に基づき入園希望者が定員の半数に満たなかったため、平成21年度から休園となっています。 地元住民らでつくる新山の保育園・小学校を考える会は、再開を目指し交流会を開いたり、子育て世代に入園希望調査を行うなどして入園希望者の確保に取り組んできました。 伊那市は、去年11月の希望調査で入園希望者が20人に達したことから、来年度の再開を見込んで職員の配置やトイレの水洗化などの対応を進めています。 4月からは、子どもたちの元気な声が木造の園舎に響きます。
-
箕輪北小学校 全校児童が琴を体験
箕輪町の箕輪北小学校の児童は、3日から全校で日本の伝統楽器、琴の演奏を体験しています。 4日の2時間目は、2年生が体験しました。 琴の教室は音楽の授業の一環として、児童に日本の伝統楽器の琴を身近に感じてもらおうと毎年開かれていて、今年で4年目です。 講師は、上伊那や愛知県で琴の演奏を行っている3人です。 2年生は1年ぶりに琴に触り、「チューリップ」を弾きました。 講師の気賀澤美香さんは「あまり触る機会がない琴に触れて、親しみをもってもらいたい」と話していました。 琴の教室は5日まで行われ、全てのクラスが体験したということです。
-
わら草履作り名人 蟹澤雪人さん
伊那市手良野口の蟹澤 雪人さん。わらぞうり作りの名人です。 昔は、農閑期になると、どこの農家でも、ぞうりを作っていましたが、今では作れる人もほとんどいません。 小学校の授業でぞうり作りを教わったという蟹澤さん。 家計を助けるため、多いときには一冬で100足のぞうりを作りました。
-
公立高校前期選抜試験 始まる
公立高校の前期選抜試験が6日から始まりました。 このうち南箕輪村の上伊那農業高校では、受験生が緊張した面持ちで試験会場に向かっていました。 平成26年度の公立高校の志願予定者数は2万752人で、このうち34.5%の7,156人が前期選抜に出願しました。 前期選抜の実施は各高校の判断となっていて上伊那の公立高校のうち、伊那北高校の普通科、伊那弥生ヶ丘高校、赤穂高校の普通科では実施していません。 前期選抜を実施した上伊那農業高校の各科の募集は20人で、倍率は、生産環境科が2.1倍、園芸科学科は2.3倍、生物科学科は1.95倍、緑地創造科は1.6倍となっています。 県内一部の学校で、7日も前期選抜が行われます。 公立高校の前期選抜の合格発表は14日に行われることになっています。