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宮田小1年生の給食開始
宮田村の宮田小学校で、新1年生の給食が始まった。入学から1週間がたち、元気に学校生活を送ろうと、モリモリ食べる子どもたちの姿がみられた。
多くの児童は保育園や幼稚園で給食は体験済みだが、学校給食は配膳など自らすることも多い。
給食の量も成長にあわせて増えるが、心をこめてつくってくれる調理員の皆さんに感謝し、美味しい給食に舌鼓を打っていた。 -
平野啓子語りの世界
飯島町文化館で7日夜、飯島町発足50周年記念講演「平野啓子語りの世界」があった。主催・いいじま文化サロン。約300人の聴衆はエピソードを交えた飾り気のない楽しい話、ふんわりと優しい語りに魅了された。
「,そこに一輪の花が咲いている,と言ったら、みなさんはどんな花を想像しますか」と聴衆に問い掛け、会場から「赤いバラ」の声が掛かると「その心は」と畳みかけた。「彼を待つ乙女の情熱」とユニークな答に、会場は和やかな雰囲気に包まれた。
「語りとは声で物語を伝え、聞き手が想像し、イメージし完成させてもらうこと、物語を作り上げるにはみなさん。私は物語の輪郭を描くだけ、色を付けて完成させるのはお客様自身」と、語りの定義に触れた。
親と子の深い無償の愛を描き、世界のベストセラーになった、ロバート・マンチ作「ラヴー・ユー・フェー・エバー」を能見祐二さんの曲に乗せて語った。「お母さんは赤ちゃんをだっこして、ゆらりー、ゆらりと揺らして歌います『ラヴーユーいつまでも、ラヴーユーどんなときでも:』。ふんわりとした暖かい声が聴衆の心に染み込んだ。
電話やメールでなく、直接、対面してコミュニケーションを図ることの大切さを強調し「対話は正しい言葉で、相手が傷つかないように配慮することが基本。しかし、どんな正しい言葉も声の表情1つで、相手を白けさせてしまう。言葉は船のようなもの。乗っかる感情は声の表情になって、相手に届く。言葉の意味より先に声の表情が心に入ってしまう」と声の表情の大切さにも触れた。
声の表情を替え、NHKの大河ドラマ「毛利元就」のナレーションを、源氏物語風に、平家物語調、色っぽくと、5通りで披露、「語りの芸術家」の面目を示した。 -
地域で子どもを指導する学校週5日制講座が5年目
地域の人たちに技術や能力、趣味などを活かしてもらい、子どもたちを指導する宮田村教育委員会の学校週5日制対応講座。5年目を迎えた本年度は昨年よりも1つ多い10講座が月に1回程度開く予定で、小中学生の募集を開始した。あわせて指導を引き受けてくれる住民有志も幅広く受け付けている。
学校5日制の理念でもある「生きる力」を育むために始まった同講座。休日に学校では学べない体験をしてもらおうと、地域有志が協力している。
昨年度は、生け花から礼儀作法、カンフー体操、工作などまで多彩な9講座を開講。小中学生は自分の好きな講座を自由に選ぶことができ、昨年度はのべ111人が登録した。
本年度も各講座ともに4月から開始予定。新たにキンボールも加わる。
村教委は小中学生の受講生、住民有志の指導者をともに募集中。詳しくは同教委85・2314まで。
開講予定の講座は次の通り。
楽しいいけばな、お茶を楽しみませんか礼儀作法、やさしい手芸パッチワーク・世界の刺繍、カンフー体操、本と織り、将棋、わくわく木の虫と工作、みんなの前でお話をしてみよう、サタデーシンガーズ、キンボール -
郷土をささえた書画展
上伊那の美術愛好者でつくる「芝田会」(網野幸治会長、70人)は11日から、県伊那文化会館美術展示ホールで「第6回郷土をささえた書画展」を開いている。掛け軸、額装、びょうぶなど145点がそろう。16日まで。
今回は、新伊那市誕生記念と位置づけた。伊那毎日新聞社など後援。出品点数は過去最高で、郷土の作家である池上秀畝、中村不折、小坂芝田、長尾無墨など会員約20人が所蔵する日本画、洋画、書などを持ち寄った。
「これだけの作品が集まる機会はそうない」といい、会場には、松に止まった2羽の「鴛鴦(おしどり)」(池上秀畝)、紅葉を描いた「松渓山水図」(小坂芝田)、野田九浦などの合作「四季花木図」、伊藤高志の「入笠山春色」などが並ぶ。会員が解説に当たり、郷土作家の作品を楽しむことができる。
網野会長(72)は「芸術文化の高い伊那市として、芸術家が育ってくれたら」と期待を寄せた。
開館時間は午前9時縲恁゚後5時半(最終日3時)。入場無料。 -
駒草会民謡発表会
雪輪民謡会、駒ケ根民謡友の会、三味線晴駒会主催の第20回駒草会民謡発表会が9日、駒ケ根市のアイ・パルいなんで開かれた。約50組の出演者は緊張した表情で次々にステージに登場し、三味線や尺八、笛太鼓などの伴奏に合わせてそれぞれ自慢ののどを披露した=写真。この道数十年というベテランから今日が初舞台という初心者まで、日ごろのけいこの成果を発揮しようと精いっぱいの歌を響かせた。客席の参加者らは時折手拍子を取ったりながら歌声に聴き入っていた。
上伊那各地の民謡クラブの賛助出演などもあり、ステージと客席が一体となって民謡づけの一日を楽しんでいた。 -
七久保小学校が手紙渡し、40年目
1通の手紙に安全運転への願いと自らの決意を込めて40年-。飯島町七久保小学校5年生31人は10日早朝、七久保の広域農道沿いで、交通安全、無事故を願い、恒例の手紙渡し運動をした。
同校は1967年4月から春秋の全国交通安全運動に合わせ、手紙渡しを運動を展開し、今年で40年目。
児童らは通勤途中のドライバーに「安全運転を」と声を掛け、自分が怖かった体験や、気をつけてほしいことなどをつづった手紙を手渡した。ドライバーは一瞬戸惑いながらも、「ありがとう、会社についたら、読ませていただきます」と笑顔で受け取っていた。
児童らは「横断歩道で止まってくれて、うれしかったと書いた」。「交通安全に気をつけてくれてありがとうという感謝の気持ちと、自分の交通安全への決意を書いた」と話していた。
駒ケ根署の山田久登次長は「1通の手紙に思いを込めた、他に類を見ない運動が継続されていることはすばらしい。手紙を受け取ったドライバーはぜひ、返信してほしい。そのことによって、一層実の上がる運動に展開するのでは」と期待していた。 -
宗良親王の歌碑を除幕
中川村の沖町地区住民らでつくる歌碑建立実行委員会(小沢昭夫委員長)は8日、大草城址公園に建立した宗良親王の歌碑と副碑の除幕をした。
冷たい雨の降る、あいにくの天候だったが、地域住民や村、議会、地元の小学生ら約百人が参列。関係者がテープカットし、小学生らが除幕し、碑の完成を祝い、公園の発展を願った。
歌は李花集の中から、大草城に縁の深い歌を選び、碑の表に「宗良親王御歌 我を世に ありやと問えば 信濃なる いなとこたへよ 嶺の松風」と刻み、裏面には宗良親王の紹介と、大草城との関わり、碑の由来など記した。
碑は高さ2・3メートル(台石を含む)、幅3・1メートルの御影石。1901年(明治34年)宮中御歌、歌題「宗良親王」に立ち合った人の孫、亀割糸子さんが揮ごうした。
「大草城の歴史と公園をつなぐものを後世に残そう」と、沖町地区有志が実行委員会を組織、浄財を募った。松沢三郎さんや塩沢護さんが多額の寄付を寄せたほか、50人余が協力した。歌碑に合わせ、公園の沿革を記した副碑も建立した。
除幕に先立ち、小沢実行委員長は経過に触れた後「多くの方々の協力で、後世の残す価値のある碑が建立できた。この歌碑と桜が礎になり、さらに立派な公園になるように」とあいさつした。
【宗良親王】後醍醐天皇の第8子で南北朝時代、南朝方の征東将軍として、各地を転戦。1343年大河原(大鹿村)に入り、以来30年余、大草城主、香坂高宗の庇護により、任務を遂行、信濃宮、大草の宮と呼ばれた。詠歌に優れ、歌聖として名高く、名歌を残した。 -
如月会生け花展
8流派が集う生け花の如月会(保科百子会長、103人)は第49回生け花展を駒ケ根駅前ビル・アルパで9日まで開いている。合作3点を含む約100点の作品が並び、華やかな色と香りで会場を包んでいる。かれんに咲いたサクラなどをあしらった美しい作品の数々に、訪れた人たちは「きれいだね」「素敵だね」などと話しながらじっくりと見入っている=写真。
入場無料。9日の開場時間は午前10時縲恁゚後4時30分。 -
郷土研究会が名木・古木の調査報告書を刊行しようと計画
宮田村の宮田郷土研究会(太田保会長、31人)は、3年前から実地調査を続けている村内の名木、古木について報告書をまとめようと計画。140本ほどの調査を済ませており、「多くの人に知ってほしい」と住民が自由に閲覧できる方法も模索している。
村内には樹齢460年ともいわれる北割区のカヤの木を始め、古木や名木が点在。
同研究会は当初、会員用の資料として報告書を考えていたが、文化財として価値が高い古木を地域全体で守るきっかけにしようと、取り組みを始めた。
県のコモンズ支援金に申請。結果は出ていないが、助成が出るなどすれば200部を作成して木の所有者、学校、図書館などにも配布したいと構想をふくらませている。
同研究会は6日に総会を開いたが、報告書をさらに充実させようと、補充調査の実施などを確認した。 -
箕輪町国際交流協会日本語教室開講
箕輪町国際交流協会06年度の日本語教室が8日、町文化センターで開講した。新しい仲間も入り、日本語のレベル別グループで学習に励んだ。
生徒はブラジル、中国、インドネシア、パラグアイ出身の26人。ボランティア講師は8人。テキストやボードなどを使いながら単語の意味を確認したり、文章を読み、会話を中心に学んだ。
日本語教室と同じく、ポルトガル語を母国語とする小・中学生約15人が学ぶ母国語教室も新年度が始まった。
日本の文化を知り、生徒同士の交流を深めるため、本年度も花見、社会見学、七夕、新年会、みのわ祭り参加などイベントも多く計画している。
日本語教室とポルトガル語母国語教室は毎週土曜日午後1時から。今年1月から試験的に始めた中国語の母国語教室は土曜日午前中に開いている。
各教室とも随時参加を受け付けている。講師やイベント企画などのボランティアも募集中。問い合わせは役場総務課(TEL79・3111)へ。 -
新入児童らに交通安全啓発
伊南交通安全協会宮田支会(小林利春支会長)は、村内の新入児童と保育園児に啓発グッズを贈って交通安全の徹底を呼びかけた。
安協の役員らは6日の宮田小学校入学式に先立ち、交通ルールなどが書かれたリーフレットを新入児童97人に一人づつ手渡した。
「交通安全お願いね」などと呼びかけられ、児童や保護者は意識を高めていた。
保育園児には啓発用のぬり絵とクレヨンを贈り、幼い頃からの安全意識の徹底を図った。 -
箕輪写友会第6回写真展
箕輪町在住者を中心に写真愛好家でつくる箕輪写友会(12人、青沼久雄会長)の第6回写真展が7日、町文化センターで展示コーナーで始まった。「四季彩々」と題し、会員それぞれの個性が光る写真を展示している。
会員10人が1人3点、計30点を出品。第5回までの展示は、会員の作品を春夏秋冬の季節ごとに分けて飾ったが、今回は1人分ずつをまとめて展示。「一人ひとりの個性を見ることができる」写真展にした。
地元箕輪町内、白馬村、諏訪湖、八千穂高原、飛騨白川、スイスなど国内外の四季の風景を会員個々の感性で切り取った写真。今回初めてデジタルカメラで撮影した写真も5枚ある。
会長は、「同じ場所で一緒に撮影した写真も、会員によって感じ方や表現の仕方が違う。そこを見てもらえれば」と話している。
会は月1回の例会、年2回の撮影会をしている。年1、2回の展示会のほか銀行や郵便局などの依頼を受けてロビー展もしている。
16日まで。午前10時縲恁゚後7時。10、16日は午後5時まで。 -
春の光と風の道「杣雅司展」
飯島町七久保の小蕪亭で、春の光と風の道「杣雅司展縲恊・剄K春と共に縲怐vが25日まで、開かれている。
手づくりの額に納まった野の花、心に咲く花の油彩と、川杉幸春さんの詩のハーモニーが東洋的な空間を創っている。
「貧しさをあかりとして、闇を照らす人」と表現された「ピエロ」。可れんな深山スミレに添えられた詩は「野の花のしらせを封書を開けるように:」。 名もなく、華やかさもなく、心象風景に咲く花たち「花は人の魂の最も秘めたものの中に咲く。宇宙の言葉の顕れである」-など小品を中心に約百点を展示した。
詩があって、絵が生まれた。絵があって、詩が添えられた。額が作られ、それに合う絵が描かれた。額と絵と詩が渾然一体となった作品群が見る人を魅了する。
期間中の15日午後1時から、「杣さんと草木を編む」を開く。会費千円。
詳細は小蕪亭(TEL86・5890) -
駒ケ根市内小中学校入学式
駒ケ根市内全小中学校で6日、入学式が行われた。5小学校は午前、2中学校は午後に式を行い、それぞれ初々しい新入生を迎えて新学期をスタートさせた。
生徒数が減少している東中学校(小木曽伸一校長)には1学年2学級維持のための市教委の措置を受けて赤穂地区から今年度初めて入学した5人を含む43人が入学。地域を越えた新しい一歩を踏み出した。小木曽校長は式辞で「中学生時代は一生の中で心も体も最も大きく成長する時。心を磨き、体を鍛え、多くの知識を習得して将来に備えてほしい」と激励した。新入生代表の福沢亮馬君はあいさつで「緊張と不安の気持ちと期待が入り交じっている。早く一人前の生徒になれるよう先生や先輩の指導を受けながら、勉強や部活動に全力で取り組みたい」と決意を述べた。 -
駒工入学式
駒ケ根市の駒ケ根工業高校(本間秀明校長)は6日、入学式を行った。機械、電気、情報技術の3科に計113人が入学し、希望を胸に高校生活のスタートを切った。新入生を代表して情報技術科の川頭匠君は「自分で選んだ学校。目標に向かって一歩一歩進んでいきたい。誇りを持って勉学することを誓う」と力強く宣誓した。
本間校長は式辞で「これから始まる3年間の高校生活は生涯の考え方を培う重要な時期。入学を機会に決意を新たにしてほしい。一人ひとりの夢や希望を達成するため、資格取得やクラブ活動、生徒会活動などに積極的に挑戦し、精進することを期待する」と激励した。 -
宮田中の入学式
宮田村の宮田中学校は6日、入学式を迎えた。97人が真新しい制服に身を包み、希望をたずさえて登校。義務教育最後の3年間が始まった。
新入生代表の石井那苗さんは「何もかもが新しい気持ちで一杯。部活動が楽しみ。ひとつひとつの学習もしっかりとやりたい」と抱負。
在校生代表の松澤祐希君は「一緒に参加することでコミュニケーションがとれ、楽しい学校生活になるはず。
壁もあるが、最後まであきらめず、全員の力で乗りきりましょう」と激励した。
新津吉明校長は「初心を忘れず、宮田中の生徒としての自信と誇りを持ってください」とあいさつ。自らを大切にして、目標にむかって前向きに取り組んでとも呼びかけた。 -
宮田小、中学校の転入職員
宮田村宮田小、中学校の転入職員は次の皆さん。カッコ内は前任。
【小学校】▽教頭=高橋聡(上田市立清明小教諭)▽教諭=原一彦(伊那東小)渡辺喜久道(箕輪中)瀧澤明美(塩尻市立宗賀小)小野教子(赤穂東小)片桐義和(上水内郡三水第一小)▽講師=飯森玲子(伊那東小)▽非常勤講師=星野茂子(飯島小)▽事務=城倉恵子(村住民福祉課高齢者福祉係)▽心の相談員=田中元子(新任)▽給食調理員=小原明子(宮田中)▽臨時給食調理員=平沢容子(新採用)
【中学校】▽教頭=唐澤久樹(須坂市立井上小教頭)▽教諭=米山香織(赤穂小)木下久資(赤穂中)曽根原浩(中沢小)星野泰志(駒ヶ根東中)坪野さやか(新任)佐藤桂治(同)▽講師=酒井麻美(小諸市立芦原中)▽非常勤講師=高見親久(宮田中)▽臨時給食調理員=佐藤晴江(宮田小) -
宮田小入学式
宮田村の宮田小学校は6日、入学式を開いた。97人が希望に胸ふくらませ元気に登校。新生活をスタートさせた。
上級生に迎えられて入場した新入児童。大きな声で「ドキドキの1年生」を合唱した。
野溝和人校長は「学校はとっても楽しい所。勉強や行事もいっぱいあります。友人と仲良くして、毎日元気に登校してください」と呼びかけた。
児童会長の竹内一奈さんは「学校は保育園と違って、お兄さん、お姉さんたちと一緒に活動する行事があります。分からないことがあったら聞いてください」と歓迎した。
「よろしくお願いします」と新入児童はしっかりとあいさつ。
さっそく各学級に分かれて、新たな仲間とのふれあいを始めていた。 -
七久保小入学式
飯島町の飯島小学校と七久保小学校で6日、06年度入学式が行われ、新入児童ら85人は心躍らせ、希望に満ちた義務教育の一歩を踏み出した。
このうち、七久保小学校(細川道子校長)では新1年生25人(男15、女10)は、在校生らの温かい拍手に迎えられて、手をつないで入場。
君が代斉唱の後、細川校長は新1年生に「元気良くあいさつ、よく見て、よく聞いて、自分の意見を言える人になりましょう」と呼び掛け、保護者には「全職員が一丸になって、ひとり一人の花をさかせるべく努力します」と誓った。
在校生らは「春が来た」を歌い「みんなで仲良く勉強しようね」と七久保小の新しい仲間を歓迎した。
最後に、新1年生は歌「一年生になったら」を響かせ、式を閉じた。 -
飯島中学校入学式
飯島町の飯島中学校(竹沢代蔵校長)は6日、新入生109人を迎え、06年度入学式を行った。真新しい制服に身を包んだ新入生は、在校生や保護者の拍手の中、不安と期待を胸に、緊張した表情で入場した。
竹沢校長は「中学校の3年間は心も身体も一生のうちで最も成長する時。大きく成長するには、さまざまな活動に自分から進んで、本気で取り組むことが大切。スタートラインに立った今の『頑張ろう』という気持ちを持ち続け、先輩に学び、一流の中学生になって」と式辞を述べた。
生徒会長の北村優汰君は「分からないことがあったら、気軽に、先輩や先生方に声を掛けてください。時に友とぶつかっても、それを乗り越え、真の友情を築いて」と歓迎の言葉を贈り、新入生代表の那須野弘子さんは「中学の3年間で思い出をいっぱいかばんに詰め込めるように頑張りたい。先輩のみなさん、先生方ご指導よろしくおねがいします」とあいさつした。 -
看護大入学式
駒ケ根市の県看護大(深山智代学長)は5日、06年度入学式を行った。難関を突破した学部生91人、大学院生17人が深山学長から入学許可を受け、晴れて学生としてのスタートを切った。新入生を代表して学部生の上倉理恵さんは「看護の技術だけでなく、思いやりの心を養って豊かな感性を身に付けていきたい。サークル活動や地域の人たちとの交流も楽しみ」、大学院生の三好陽子さんは「素晴らしい環境の中で、将来の看護の進歩に貢献できるよう努力していきたい」とそれぞれ決意を述べた。
式後、新入生らはガイダンスや昼食会、記念写真撮影などの日程を次々とこなし、あわただしい中にも自由で楽しい学生生活の第一歩を踏み出した。 -
瑞雲国際水墨画会駒ヶ根・西春近・伊那教室会員秀作展
伊那市、駒ヶ根市で下平瑞雲さんに水墨画を学ぶ会員33人が5日から、「瑞雲国際水墨画会駒ヶ根・西春近・伊那教室会員習作展」を伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開いている。趣のある水墨、墨彩など58点が、訪れた人の目を楽しませている。
3教室の合同展は例年のもので、下平さんの作品も5点ほど展示している。会員の多くは女性で、始めたばかりの人から20年近いベテランまでいる。県展に入選・入賞した人が2作品を出品し、秀作も多くそろえた。作品のテーマは、雪景色や花、渓流など。
3年前からは教室間交流を始め、他教室の良さなどがお互いに分かるようになってきたため、全体的にレベルが向上しているという。
下平さんの作品の一つ「信濃の国」は、書と水墨画で描いた新しい試みで、県展などでも注目を集めた。
入場無料。9日まで。 -
上伊那の中学校、高校で入学式始まる
上伊那の小中高校4校で5日、入学式があり、新生活をスタートした。
南箕輪中学校では、真新しい学生服に身を包んだ新入生132人が、緊張した面持ちで式に臨んだ。
堀田実校長は「本校は『人には優しく暖かく、自らは厳しく正しく、健やかにたくましい』を教育目標としている。言うのは簡単だが実践は難しい。どんなときもこの言葉を心に置き、目標に向かって頑張ってほしい」と訴えた。
新入生代表の征矢大士君は「これからの生活への希望と不安でいっぱいだが、自分の目標をしっかり持って3年間がんばろう」と新しい仲間に呼びかけた。
生徒会長の木村亮君は、小学校と中学校の異なる点を説明し、「初めは分からないことばかりだと思うが私たちも支えていくので頑張ってほしい」と激励。最後は新入生も一緒に校歌を合唱した。
上伊那の中学校の入学式のピークは6日。 -
宮田村保育園の入園式
宮田村にある3カ所の保育園は4日、入園式を開いた。91人の新3歳児が仲間入り。保護者に手をひかれ、元気に登園した。
中央保育園の入園式は年中、年長の園児が拍手でお出迎え。新入園児はちょっぴり緊張気味だったが、一緒に合唱するなど元気な姿をみせた。
関礼子園長は「保育園では美味しい給食やおやつも出ます。いっぱい食べて元気に楽しく過ごしましょう」とあいさつ。
保護者会長の清水重宏さんは「遊んでいるうちに仲良くなれます。年長さん、年中さんは年少さんの面倒を見てあげてください」と呼びかけた。
式終了後は、保護者と別れておやつの時間。バナナを食べて、友達と過ごす新たな生活をスタートさせた。 -
各保育園で入園式
各市町村の保育園で4日、入園式があった。新入園児は保護者に手を引かれ、元気に登園した。
箕輪町の三日町保育園(唐沢みつ子園長、57人)には、未満児を含めて17人が入園。
年少児は泣き出すこともなく、おにいさん、おねえさんと一緒にステージ前の席に座った。
唐沢園長は「保育園には遠足や散歩、運動会など楽しいことがいっぱいあります。明日から元気に遊びましょう」と呼びかけた。
そのあと、全員でチューリップを歌った。年少児らは手本を見せる保育士に合わせ、手をたたいて楽しんだ。
式後、園児たちは保育室に戻っておやつ。バナナ嫌いの年少児も、保育士に「おいしいよ。嫌いでも食べてみて」と勧められ、少しずつ口へ運び、おにいさんぶりを見せた。 -
箕輪町小中学校新任・転任職員あいさつ式
箕輪町の小中学校に異動した新任・転任教職員のあいさつ式が3日、町文化センターであった。34人の教職員が、志を新たに式に臨んだ。
平澤豊満町長は「新しいメンバーを迎え、頼もしい思い。教育は時間のかかるものだが、箕輪町では、どこの子にも負けない一味違った子どもを育てたいと考えている。一緒に箕輪の良い子どもたちを育ててほしい」と語った。
箕輪中学校に転入した北原秀樹校長は「生徒たちの健やかな成長と自己実現に尽くしたい。力足らずの部分もあり、今後も導いてほしい」と平澤町長をはじめ、町の教育関係者にあいさつした。
転入・新入職員は次の通り(カッコ内は前任校)。
【中部小】▽教頭=清水稔(県教委教学指導課)▽教諭=渡辺豊子(南箕輪小)高橋玲子(両小野小)星野慎(中川西小)▽講師=細江文子(赤穂南小)渡辺恵子、大槻潤(南箕輪小)
【北小】▽教諭=百瀬美千代(川島小)竹下雅道(長野養護)田中徳子(島内小)▽講師=唐澤清子(手良小)志野琴栄(富県小)
【南小】▽養護教諭=塩澤俊美(伊那東)▽教諭=山口徹(神明小)
【東小】▽教諭=小平さおり(伊那小)中西豊(高遠北小)宮下恵子(東春近小)丸山伸一(伊那東部中)▽講師=村上徳(箕輪南小)
【西小】▽教諭=有賀千づる(辰野南小)木下聖子(赤穂南小)小林高志(宮田小)丸山香代子(伊那養護)
【中学校】▽校長=北原秀樹(県教委義務教育課)▽教諭=小松元寛(辰野中)阿部聖(伊那中)大隅光子(駒ヶ根東中)伊藤智浩(高瀬中)岡宮隆吉(波田中)▽講師=酒井大介(鼎中)宮澤泰春(岡谷南部中)伊東文(上田東高) -
宮田中吹奏楽部が初の校外演奏会
宮田村の宮田中学校吹奏楽部(塩澤直緒部長、23人)は1日、初の校外演奏会「スプリングコンサート」を村民会館ホールで開いた。行進曲からポップスまで多彩な11曲を披露。春の訪れにふさわしい爽やかな演奏で、約200人の観衆を楽しませた。
念願だったホールコンサート。心をこめて、休み返上で取り組んだ練習の成果を発揮した。
学年ごとの演奏もあるなど内容も盛りだくさん。会場には保護者や学校の仲間のほか、熱心な吹奏楽ファンも多数訪れ、生徒の奏でる響きに聞き入っていた。
同部は一昨年まで中学校の音楽室で演奏会を開いてきたが、「多くの人に聴いてもらいたい」とホールコンサートの実現にこぎつけた。顧問の瀧澤敏郎教諭は「素晴らしい環境で演奏することは、今後の励みにもなるはず」と話していた。 -
伊那と木曽の工芸作家展(3)
伊那市西春近のかんてんぱぱホールは4日まで、権兵衛トンネル開通記念「伊那と木曽の工芸作家展」の第3シリーズを開いている。異なる素材を用いた2人の作家の多様な作品が、訪れた人を魅了している。
日展会員でもある彫鍛金の木下五郎さんは、日展や日本現代工芸美術展などに出品した作品を中心に20点を並べ、金属の持つ「さび」の表現方法(色)の違いが見られるような展示にした。
彫金は鋳造または鍛金、各種板金加工された金属器などの表面に文様を彫ったり、透かしたりして装飾する技法。鍛金は金・銀・銅・鉄など金属を打ち伸ばしや接合などで立体造型、平面造型する技法。
大作は抽象だが、小品は「仙丈岳残照」「唐もろこし」「あつもりそう」など身近な題材を選んだ。色は緑、硫化、焼成、赤銅など金属の深い味わいを出している。
木下さんは「変化する金属のおもしろさ、不思議さを見てほしい」と話している。 -
崇嶺会が刻字展
伊那市を中心に、文字を刻む刻字に取り組んでいる「崇嶺会」(清水翠径会長、21人)の第26回刻字展が31日から、伊那市生涯学習センター2階展示ギャラリーで始まった。新伊那市誕生記念と位置づけ、会員の力作約60点を展示した。2日まで。
刻字は書道分野の一つ。文字を浮かび上がらせたのが「陽刻」、文字を沈めたのが「陰刻」と呼ばれる。書を紙に書き、刻んだ文字に金粉をはりつけて完成させるまでの工程を1人でこなす。
作品展は年1回、会員の作品を披露する場。本年のテーマに、えと「戌(いぬ)」を選んだほか、「雪月花」「鶴亀」などが並んだ。
「戌」は、人によって書体が一つひとつ異なり、中には犬の絵を組み合わせたり、1枚の中にいくつか書体の違う「戌」をまとめたりした作品もあった。
会員は「飾ることができる書道は魅力」と話している。
開館は午前9時縲恁゚後5時半(最終日4時)。 -
宗良親王の歌碑を建立
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##(見出し(2))
中川村の沖町地区住民らでつくる歌碑建立実行委員会(小沢昭夫委員長)は24日、大草城址公園の多目的広場に宗良親王の歌碑を建立した。除幕は8日に行う。
歌は李花集の中から大草城に縁の深い歌を選び、碑の表には「宗良親王御歌 我を世に ありやと問えば 信濃なる いなとこたへよ 嶺の松風」と刻み、裏面には宗良親王の紹介と、大草城との関わり、碑の由来など記した。
碑は高さ2・3メートル(台石を含む)、幅3・1メートルの御影石。1901年(明治34年)宮中御歌、歌題「宗良親王」に立ち合った人の孫、亀割糸子さんが揮ごうした。
「大草城の歴史と公園をつなぐものを後世に残そう」と、沖町地区有志が実行委員会を組織、浄財を募った。松沢三郎さんや塩沢護さんが多額の寄付を寄せたほか、50人余が協力した。
歌碑に合わせ、公園の沿革を記した副碑も建立した。
除幕式は8日午後2時から、地域の小学生が除幕する。
【宗良親王】後醍醐天皇の第8子で南北朝時代、南朝方の征東将軍として、各地を転戦。1343年大河原(大鹿村)に入り、以来30年余、大草城主、香坂高宗の庇護により、任務を遂行、信濃宮、大草の宮と呼ばれた。詠歌に優れ、歌聖として名高く、名歌を残した。