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農林科学の研究と教育支援で助成金
農林科学の研究と教育の支援をしている公益財団法人信州農林科学振興会は、信大農学部助教や留学生などに助成金を28日に贈りました。
南箕輪村の信州大学農学部で贈呈式が行われ、振興会から目録が手渡されました。
研究者に対する助成として信大農学部助教など3人に合計60万円。
教育助成として信大の大学院生3人に合計120万円。
国際交流助成として信大農学部外国人留学生支援の会に12万円が贈られました。
研究者を代表して信大農学部助手の椎葉湧一朗さんは「研究資材の購入費やフィールドワーク実施など役立てていきたい」と謝辞を述べました。
振興会では伊那中央ロータリークラブなどからの協力を得ながら県内の農林業の人材育成と教育の助成を目的に毎年贈っています。
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ミクロネシア児童ら 高遠小で交流会
ミクロネシア諸島の児童や生徒24人が28日に伊那市高遠町の高遠小学校を訪れ児童と交流しました。
これは国立信州高遠青少年自然の家の交流事業で行われたものです。
体育館で交流会が開かれ、ミクロネシアの児童・生徒は地域の伝統的な踊りを披露しました。
23日の土曜日に来日して東京都に滞在し、前日国立信州高遠青少年自然の家に到着したという事です。
高遠小学校の児童は校歌を披露しました。
国立信州高遠青少年自然の家での受け入れはコロナ禍以来4年ぶりだということです。
ミクロネシアの児童・生徒たちは国立信州高遠青少年自然の家での自然体験や、ホームステイを行い、7月2日に帰国するという事です。 -
わが家のセーフティーリーダー委嘱
箕輪中部小学校の6年生88人が防犯意識の向上を図る「わが家のセーフティーリーダー」に20日、委嘱されました。
箕輪中部小学校で委嘱式が行われ伊那警察署の駒津一治署長から代表児童に委嘱状が手渡されました。
「わが家のセーフティーリーダー」は学校と家庭、地域が一体となり子どもたちの健全育成を図ろうと伊那警察署が行っているものです。
式のなかで駒津署長は「学校や社会のルールを守り自分や家族が安心して暮らせるにはどうしたらよいか考えて実行してください」とあいさつしました。式ではほかに代表の児童3人が決意を述べました。
伊那警察署管内では今年度「わが家のセーフティーリーダー」に合わせて3校の112人を委嘱することにしています。
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上農生がホタルの繁殖に取り組み
南箕輪村の上伊那農業高校里山コースの生徒はホタルが飛び交う環境づくりを進めようとホタルの繁殖に取り組んでいます。
19日に箕輪町三日町でホタルがいる、かまくらざわ生きものの里に上農の生徒と教諭が訪れました。また観察のため、近くの箕輪南小学校の児童を招きました。
繁殖にはオスとメスを捕まえなければいけませんが、メスはほとんど飛ばず草むらで動かないということで探すのに苦労していました。
生徒らはホタルをつかまえると虫かごに入れていました。
昨夜はオス3匹、メス1匹をつかまえることができました。
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伊那弥生ケ丘高校跡地利用 大学誘致も一つの選択肢
伊那市の白鳥孝市長は、高校再編による伊那弥生ケ丘高校の校舎の跡地利用について「大学誘致を一つの選択肢として県に提案していきたい」との考えを示しました。
これは、20日に市役所で開かれた市議会一般質問で議員の質問に答えたものです。
白鳥市長は「地域の環境も変化しているので小規模なサテライトキャンパスも含めて、幅広く誘致について検討していきたい」と話しました。
伊那市は産学官民連携のまちづくりの検討組織を8月に立ち上げます。
その中で伊那弥生ケ丘高校の校舎の跡地利用についても話し合いを行うということです。
ほかに、市役所職員の名札について、プライバシーの保護やトラブル防止の観点から、フルネーム表記の廃止に向け、作業を進めているということです。
実施時期は未定だということです。
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後継者不足の古田人形芝居 継承に奮闘
長野県の選択無形民俗文化財に指定され、今年伝承300年となる箕輪町の古田人形芝居。
後継者不足にあえぎながら、保存会会員は伝統の継承に奮闘しています。
17日 午後8時。メンバーが集まってきます。
公民館近くにある小屋から舞台装置を運び、手際よく組み立てていきます。
保存会は毎週月曜日の夜、上古田公民館で稽古を行っています。
この日は、7月13日にある地元・上古田公民館での定期公演に向け、披露する演目の一つ「伊達娘恋緋鹿子 火見櫓の段」の稽古を行いました。
登場する人形は、主役「お七」一体のみです。
パソコンで音声を流しながら稽古が始まりました。
古田人形芝居保存会には、現在、人手不足により、三味線がいません。
公演本番では、三味線を外部に委託しています。
稽古は録音で行っているのです。
人形芝居は、一体につき、3人で操ります。
「伊達娘恋緋鹿子」では、前半と後半で操り手を変更するため、全体では6人が人形を操る演目です。
保存会では、箕輪町内を中心に高校生から80代までの15人が会員として活動しています。
太夫や三味線のほか鐘などの鳴り物の担当もあります。
レパートリーは7演目ありますが、人手不足により、登場人物が多い3演目は発表できない状態となっています。
保存会では、興味を持ってもらおうとSNSで情報発信を始めました。
多くの人に関心を持ってもらい、伝統文化を継承していきたいと考えています。
古田人形芝居保存会の上古田公民館での公演は、7月13日(土)午後7時30分開演で、誰でも入場できます。
披露される演目は、「伊達娘恋緋鹿子 火見櫓の段」と「傾城阿波の鳴門 順礼歌の段」の2演目です。
入場は無料です。
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伊那節を後世に 小学校で講習会
伊那市は、伊那谷に伝わる民謡伊那節を後世に継承しようと、今年度から市内の小学校で踊りの指導を行います。
17日は、初めての講習会が西箕輪小学校で開かれました。
指導を受けたのは、西箕輪小学校の3年生、2クラス合わせておよそ70人です。
伊那節振興協会のメンバーおよそ10人が学校を訪れ、伊那節の歴史や踊り方を教えました。
伊那節を踊り始めて60年以上になるという秋山勝子さんが、振り付けやその意味を説明しました。
秋山さんは、「天竜川の川の流れを表現するものなど、伊那節には10個のふりがあります。指先をまっすぐに伸ばすときれいに見えます」と話していました。
伊那節は、江戸時代に権兵衛峠を越えて伊那と木曽を行き来する時にうたわれていた馬子唄で、現在では伊那まつりの定番の踊りとなっています。
伊那市では昨年度、伊那節を後世に残していこうと踊りを撮影し、市の公式ホームページに掲載しました。
今年度からは、小学校での指導に本格的に取り組み、後継者の育成につなげていきたいとしています。
西箕輪小学校では、今後発表の場を設けたいとしています。
指導講習会は、今年度伊那小学校でも開かれます。 -
コマツ 箕輪町へスポットクーラー寄贈
箕輪町沢の総合建設業 株式会社コマツは、町にスポットクーラー2台を5日に贈りました。
5日は株式会社コマツの小林芳直社長が社会体育館を訪れ、白鳥政徳町長に目録を手渡しました。
スポットクーラーは、縦横40センチ、高さ1メートルで、電源を入れると10度~20度の冷風が出てきます。
下部にはキャスターが付いていて、移動させる事もできます。
コマツでは20年前から、小中学校を支援しようと、ボランティア作業や物品の寄付を行っていて、スポットクーラーは、去年に続き2回目です。
小林社長は「夏に向け体に負担がかからないよう、授業や部活などで活用してほしい」と話していました。
白鳥町長は「社会体育館は災害時には避難所となる。授業以外でも、あらゆる場面で活用させて頂きます」と感謝していました。
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吹奏楽定演で演劇部とコラボ
伊那弥生ケ丘高校吹奏楽クラブの第34回定期演奏会が13日、伊那市の伊那文化会館で開かれました。
演奏会では初めての試みとして演劇部とともにステージを展開しました。
演劇部は吹奏楽クラブの演奏と連携しながら童話「オズの魔法使い」をもとにした劇を披露していました。
吹奏楽クラブは1年生10人、2年生8人、3年生9人の合わせて27人で活動しています。
演奏会は自分たちを支えてくれている人たちへの感謝の気持ちと吹奏楽の楽しさを伝えようと開かれたもので今回で34回目となります。
保護者など会場を訪れた人たちは演奏と演劇が連携したステージを楽しんでいました。
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鹿頭行列に向け福与でほら貝・太鼓の練習
7月14日の箕輪南宮神社の例大祭、鹿頭行列の本番に向けた福与地区のほら貝と太鼓の練習が、8日から始まりました。
この日は、福与地区のほら貝と太鼓を担当する福与諏訪社の社務員7人が、練習を行いました。
ほら貝は、音を出すのにコツが必要だということで、まずは、音が出せるかどうかをチェックしました。
音を出すことのできた那須 喜行さん、中村新一さんが担当することになりました。
それ以外のメンバーは太鼓です。
太鼓は、12年ほど、福与地区で指導に当たっている中村政一さんに教わりながら動きを確認していました。
鹿頭行列は、箕輪町の箕輪南宮神社の例大祭で奉納される400年以上続くとされる雨乞いの行事です。昔、箕輪郷だった地区を天竜川の東と西に分け、1年毎に交代で行事を行っています。
今年は東側の伊那市福島と箕輪町福与が当番です。
鹿頭を被った子どもたちが練り歩き、周りでほら貝と太鼓が披露されます。
この日は、1時間ほど太鼓の動きを確認していました。
ほら貝と太鼓の練習は、29日まであと2回予定されています。
鹿頭行列の本番は、7月14日となっています。
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進徳館の日で様々なイベント
江戸時代の高遠藩の藩校「進徳館の日」に合わせた行事が、伊那市高遠町で25日に行われました。
進徳館は、信州教育の源流となったといわれる高遠藩の藩校です。
進徳館の館内に展示されている孔子・孟子などの五聖像の前で、白鳥孝市長など関係者が拝礼しました。
進徳館では、伊那市内で活動する茶道教室の表千家 竹村社中が野点を行いました。高遠中学校の生徒が、ボランティアで、茶などを運んでいました。
会場を高遠閣に移して、第30回 進徳館の日の行事が行われました。
会場には、今年生誕150年となる高遠町出身の画家・池上秀畝が手掛けた絵と書が、きょうのみの限定公開で展示されていました。
白鳥市長は、「実践・体験を重視する伊那市の教育の象徴として進徳館を守り伝えたい」とあいさつしました。
イベントでは、高遠中学校の田中幸一校長と、原洋一教諭が、観光ボランティアとして活動する生徒たちについて講演しました。
高遠中学校では、高遠城址公園の桜を見に訪れた観光客に対し、駐車場やトイレの提供、桜茶のふるまいなどを行っています。先輩たちから受け継いだ「おもてなしの心」を大切にしながら、SNSで映えるスポットや、案内標識の作成など、新たなおもてなしにチャレンジしたことなどを紹介していました。
高遠スポーツ公園文化体育館では、進徳館の日記念少年剣道大会が開かれました。
伊那市内の小学校低学年から中学生まで19チーム163人が出場しました。
剣道大会は、「文武両道」を掲げた進徳館にちなんで行われていて今年で26回となります。
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上農生と富県小児童サツマイモ植え
南箕輪村の上伊那農業高校の生徒と伊那市の富県小学校の児童は5月23日に小学校近くの畑にサツマイモの苗を植えました。
この日は上農高校のコミュニティデザイン学科里山コースの2年生19人と富県小学校4年生の児童24人が一緒にサツマイモの苗を植えました。
品種は紅あずまで、30センチ間隔で植えていきました。
児童は高校生から植え方を教わりながら丁寧に植えていきました。
上農高校では林業や農業に興味を持ってもらおうと、上伊那地域の小学校と世代間交流を行っています。
交流は2年計画で、今年はサツマイモの苗植えなどを通して親睦を深め、来年は経木を使ったものづくりを一緒に行い、森林資源の活用やものづくりに興味を持ってもらう計画です。
サツマイモは9月ごろに収穫し、11月に焼きいも大会を開き味わうということです。
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伊那西小 林間と親しむ会
伊那市の伊那西小学校の学校林で、講師から自然の見方・感じ方を学ぶ「林間と親しむ会」が5月21日に開かれました。
講師は元小学校教諭で長野県自然観察インストラクターの野口輝雄さんが務めました。
野口さんは広さ1・8ヘクタールの学校林を周りながら、食べられる植物や毒がある植物について説明していました。
7種類の植物の葉で長さを競うネイチャーゲームも行われました。
以前は全校児童が飯ごう炊さんをするだけでしたが、1997年から森について学ぶ要素を加えた「林間と親しむ会」となりました。
お昼には、飯ごう炊さんを行い、協力してカレーを作り味わったということです。
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池上秀畝をテーマに歴博講座
伊那市高遠町の高遠町歴史博物館で、高遠町出身の画家、池上秀畝をテーマにした歴博講座が、5月19日に開かれました。
この日は、元上田市立美術館館長で、伊那文化会館でも8年間学芸員を務めた、滝澤正幸さんが話をしました。
滝澤さんは、美術史を専門とし、秀畝についての研究を行っていて、講座では、秀畝が生きた時代の美術界や作品について話しました。
滝澤さんは「秀畝は日本の伝統的な絵画方式を守る『旧派』の代表として活躍していたが、卓越した画力で新派的な美意識の画風も描くことができた」と話していました。
歴博講座は、高遠町歴史博物館が、2015年から地域の研究者や学芸員などの研究発表の場として開いているものです。
今回の講座は、16日まで開催中の、池上秀畝生誕150年の企画展に合わせて開かれ、会場には30人が訪れました。
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東春近田原 白山社で御田植祭
伊那市東春近田原の白山社の田んぼで五穀豊穣を祈願する御田植祭が1日に行われました。
御田植祭では最初に神に供える米を栽培する「斎田」と呼ばれる田んぼで神事を行いました。
田植えは、氏子総代や早乙女姿になった伊那市出身でタレントの成美さんなどおよそ15人で行いました。
筋着けと呼ばれる農機具を使いながら等間隔になるように苗を植えていきました。
稲刈りは9月中旬に行われ、米は12月の新嘗祭で奉納されるということです。 -
大人の社会科見学 水力発電所を見学
箕輪町公民館講座「大人の社会科見学」の一環で、参加者が長岡の信州もみじ湖発電所を2日見学しました。
2日は参加者7人が発電所を見学しました。
計画では、水道週間にちなんで水に関連する浄水場やダム、発電所を電動アシスト自転車で巡る予定でしたが雨の為、発電所に現地集合しました。
信州もみじ湖発電所は、長野県企業局が運営する施設です。
職員は、「年間330世帯の電力を賄っている」「災害が発生しても自立運転により発電を続けられる」などと説明していました。
箕輪町公民館では、秋の紅葉シーズンにもみじ湖を電動自転車で巡る講座を開催する予定です -
南箕輪中学校と韓国の生徒が交流
南箕輪村の南箕輪中学校に、学校交流訪問で韓国の中学校の生徒が31日に訪れました。
南箕輪中学校を訪れたのは、韓国ソウル市の中学生29人です。
30日に上伊那に到着し、駒ヶ岳登山を行ったということです。
この日は体育館で交流会が開かれ、南中の生徒が校歌を歌いました。
韓国の生徒は、自分の学校を紹介していました。
昼は各教室に分かれて給食を食べました。
韓国の生徒は南中で授業も受けました。
この交流は、宮田村が行うインバウンド事業に南箕輪村教育委員会が協力し行われたものです。
生徒はあす帰国するということです。
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上農で起業家フェス 将来を考えるきっかけに
起業した人から話を聞く「起業家フェス」が、南箕輪村の上伊那農業高校で、27日に開かれました。
この日は、2年生160人がグループに分かれ、飲食店を営む人や、会社を経営する人など、村内外の20人から話を聞きました。
講師は、起業したきっかけや仕事に就く時に大切なことを話しました。
このうち、南箕輪村北殿のパン店、ニコテイルの向山志緒美さんは、「苦手なことを無理にやるより、自分が好きで得意な分野の仕事に就くことが大切です」と話しました。
起業家フェスは、キャリア教育の一環で開かれたもので、上農高校では、「多様な働き方を知って選択肢を広げ、将来を考えるきっかけにしてほしい」と話していました。
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伊那市の西春近北小学校で運動会
伊那市の西春近北小学校の運動会が、25日に開かれました。
この日は全校児童157人が参加し、紅組と白組に分かれて15のプログラムを行いました。
そのうち、全学年とPTAが参加する大玉送りでは、6年生がサポートをしながら、グラウンドを半周していました。
グラウンドの真ん中に先に大玉を置いた方が勝ちで、置いた瞬間に勝ったチームが万歳していました。
他に、低学年による玉入れでは、学年ごとに、入れる網の高さが変えられていました。
途中、ポールが下がってしまうハプニングもあり、子どもたちが、思いがけないチャンスの隙に玉を入れていました。
最後に、大きな声で、入った玉の数を数えていました。
西春近北小学校では、4年前から新型コロナの影響もあり、この季節に運動会を開いています。それ以降、時代に合わせて、1日行っていたものを、半日開催にしています。
子どもたちが中心となり、競技の内容から、運営まで行っているということです。
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箕輪北小4年生が浄水場見学
箕輪町の箕輪北小学校4年生は、6月1日からの水道週間に合わせて長田の箕輪浄水場で水をきれいにする仕組みを学びました。
24日は、箕輪北小学校の4年生65人が箕輪浄水場を訪れました。
この施設では、箕輪ダムの水を浄化し飲料水にしています。
工事のため施設見学は行えず、職員が実験をしながら浄化の仕組みを教えました。
実験では色のついた水の中に薬品を入れて、汚れを沈下させます。
次に、ろ過を行い細かいゴミを取り除くと透明な水が出てきました。
実験を終えると児童たちは移動して、実際に浄水場できれいにした水を飲んでいました。
ほかにビデオを見ながら浄水場から家に水が届くまでの流れについて学びました。
箕輪浄水場では、箕輪町から駒ヶ根市まで5市町村に水道水を供給しています。
施設見学は6月1日からの水道週間にあわせて行われたもので、子どもたちはほかに箕輪ダムや下水道処理施設の箕輪浄水苑の見学も行いました。
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箕輪西小学校古田人形クラブ 今年度も発足
箕輪町の箕輪西小学校で22日に古田人形クラブの発足式が行われました。
箕輪西小学校の古田人形クラブは平成4年から活動しています。
今年度は4年生から6年生の19人で活動します。
児童たちは古田人形保存会の柴登巳夫会長から指導を受け、30分ほどの演目、傾城阿波の鳴門 巡礼歌の段を練習します。
古田人形芝居は上古田区に伝わる伝統芸能で、今年度伝承300年を迎えます。
柴会長は「伝統を守りながら楽しいクラブ活動にしていきましょう」と話していました。
箕輪西小古田人形クラブは12月の古田人形芝居定期公演に出演する予定です。
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箕輪町公民館大学・学級 合同開講式
箕輪町公民館の大学・学級の合同開講式が文化センターで15日行われました。
開講式には、今年度5つの大学や学級を受講する20代から90代までの100人が出席しました。
今年度の受講生は、18歳以上の人が対象のふきはら大学に20人、ふきはら大学院に29人、大学院を修了した人が受講できるけやき学級に20人、成人男性が対象のおやじ学級に25人、成人女性が対象のなでしこ学級に26人となっています。
箕輪町公民館の市川英明館長は「これまでの経験や技術を活かし、楽しみながら学んで下さい」と激励しました。
受講者を代表してふきはら大学院3年の日向聖一さんは「人との出会いや交流を大切に、あらゆることにチャレンジしていきましょう」と挨拶しました。
大学・学級では、月に1回それぞれの講座が開かれ、歴史や文化、芸術など受講生が考えたメニューを行っていくということです。
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田楽座10月に60周年記念企画
今年60周年を迎える伊那市富県を拠点に活動しているまつり芸能集団「田楽座」は10月に60年周年記念イベントを行います
22日は田楽座の中山洋介代表ら3人が市役所を訪れ、白鳥孝市長にイベントについて報告しました。
田楽座は1964年10月に旗揚げ公演を開催し、今年で60周年を迎えます。
60周年を記念して田楽座では記念イベント「感謝カンレキあめあられ」を10月26日と27日に田楽座稽古場と伊那文化会館で開きます。
27日に伊那文化会館で開かれる公演は入場無料で、全国各地から募った100人による田楽座オリジナルの太鼓曲の演奏などが行われます。
田楽座60周年記念イベント「感謝カンレキあめあられ」は10月26日、27日に開かれます。
入場の申し込みは6月30日(日)から開始する予定です。
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台湾の高校生と高遠高校の生徒が交流
伊那市高遠町の高遠高校の生徒は、日本を訪れている台湾の台中市立西苑高級中学の生徒と21日に交流しました。
この日は日本の高校にあたる台中市立西苑高級中学の生徒19人が教育旅行の一環で高遠高校を訪れました。
歓迎セレモニーでは、高遠高校の生徒が部活紹介を行いました。
弓道部は、体育館で弓を引きました。
台湾の生徒は、写真を撮りながら見ていました。
書道部は書道パフォーマンスを行い、ようこそ高遠へという意味の漢字を書きました。
台湾の生徒は、自身の学校を紹介しました。
その後、高遠閣に移動して班ごと交流しながら昼食をとりました。
互いにスマートフォンを使いながらコミュニケーションをとっていました。
また、書道による交流もありました。
長野県では、国際交流の推進や交流人口の増加を目的に、海外からの教育旅行の受け入れを積極的に行っています。
今月は海外から県内に10校約200人が訪れています。
台湾の生徒たちはきょう伊那市内にホームステイし、関東地方を観光して25日に帰国すると言うことです。
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伊那市教育委員会 福與雅寿教育長に辞令交付
任期満了に伴い新たに伊那市の教育長に任命された福與雅寿さんへの辞令交付が20日に、市役所で行われました。
20日は、教育長と行政委員の辞令交付式が行われ、白鳥孝市長から福與さんに任命通知書が手渡されました。
福與さんは、荒井の65歳で、県内の小中学校で教諭として勤務し、箕輪町の箕輪中部小学校校長などを歴任しました。
今年3月までは、伊那市教育委員会学校教育課指導主事を務めました。
白鳥市長は、「教育は伊那市の最も重要な柱の一つです。豊富な経験と知識を活かして取り組んで欲しい」と訓示しました。
任期は、令和9年5月16日までの3年間となっています。 -
上農生が春日公園噴水跡地を整備
南箕輪村の上伊那農業高校の生徒は、伊那市の春日公園 噴水跡地を3年計画でリニューアルする取り組みを行っています。
20日は今年度最初の実習が行われました。
20日は上農高校のコミュニティデザイン科里山コース3年の19人が実習を行いました。
建設業の人材確保につなげようと令和4年度から3年計画で上農高校が整備を行うものです。
生徒は長野県建設業協会伊那支部青年部から指導をうけながらブロックを敷き詰めていきました。
この場所には、1989年に噴水が整備されましたが、コスト削減のため運用を停止し30年以上使われていませんでした。
上農高校ではこれまでに370平方メートルを整備していて、3年目の今年度は、東側の180平方メートルを仕上げます。
実習は、全5回を予定しています。
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「地域と連携する農学部」
信州大学農学部創立80周年記念プレイベント「地域と連携する農学部」が18日、伊那市の産学官連携拠点施設inadani seesで開かれ名誉教授など4人が研究の成果を発表しました。
プレイベントは信州大学農学部同窓会が開いたもので、名誉教授の辻井弘忠同窓会長など4人が研究の成果を発表しました。
このうち井上直人名誉教授は「高遠そばとの関り」をテーマに話をしました。
井上名誉教授は「高遠には良い在来そばがあったが太平洋戦争中に収量が多いものに品種改良されてしまった。しかし10年ほど前から復活の活動が始まった。農家やそば屋さんなどいろんな方が関与して盛り上がっていることがうまくいっている理由だと思う。」と話していました。
プレイベントには同窓生など約70人が集まり話を聞きました。
信州大学農学部は1945年昭和20年に長野県立農林専門学校として開校し来年創立80周年を迎えます。
信州大学農学部創立80周年記念プレイベント「地域と連携する農学部」の模様は来月15日にご覧のチャンネルで放送します。
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上伊那教育会 仰望の日
上伊那の教職員でつくる公益財団法人上伊那教育会の研修会「仰望の日」が伊那市の伊那文化会館で17日に開かれました。
仰望の日は教職員の知識を深めることを目的に毎年開かれています。
会長で箕輪中学校の校長の赤羽隆さんは「子どもの主体的な学びのために教師としての人間性や専門性を高めていきましょう」と話していました。
会員発表では赤穂東小学校の教員など3人が伊那市長谷の戸台川周辺のフサフジウツギの分布をについて発表しました。
フサフジウツギは明治時代に園芸用に中国から持ち込まれたとされていますが、在来種だという説もある植物だということです。
今回の調査は1998年の資料を基に同じ場所で行いました。
発表した3人は花の色などから外来種と仮説を立て、今後も引き続き調査をしていくということです。
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伊那北高校で生徒企画の防災訓練
伊那市の伊那北高校は、生徒が企画した防災訓練を16日に初めて行いました。
体育館では、3年生の生徒が日本赤十字社長野県支部の救急指導員から心肺蘇生法を教わりました。
指導員は「心肺が停止して3分から5分で脳の細胞が壊れ始める。救急車が到着するまで協力して蘇生を続けることが大切だ」と説明していました。
生徒は2人一組になり訓練用の人形を使い胸骨圧迫を行っていました。
訓練では最初に地震が発生したことを想定し、全校生徒が体育館まで避難しました。
例年は避難訓練だけでしたが、今回は探究の時間で防災について学んだ3年の下出勘助さんが、助ける立場についても体験してもらおうと企画しました。
2年生は教室で3年の矢澤秀成さんが開発した避難所生活を疑似体験するボードゲームを行いました。
米や懐中電灯、毛布などのアイテムカードを使いながら、すごろく形式で知識をつけていました。
伊那北高校では毎年防災訓練を行っていますが、生徒が企画したのは今年が初めてだということです。
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高遠町出身の洋画家 伊藤三千人さん油絵展
伊那市高遠町出身の洋画家 伊藤三千人さんの油絵展が、ベルシャイン伊那店で開かれています。
会場には、伊藤さんの油絵およそ40点が展示されています。
伊藤さんは91歳で高遠町勝間出身の洋画家です。
一水会の元委員で現在は神奈川県で暮らしています。
高遠高校在学中には画家の中川紀元から指導を受けました。
今回は、これまでに描いた伊那谷の風景を中心に展示しています。
こちらは伊那市長谷の巫女淵の紅葉を描いた作品です。
伊藤三千人さんの油絵展は21日(火)までベルシャイン伊那店で開かれています。
展示されている作品は購入することができます。