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05年上伊那地方事務所のおもなできごと
上伊那地方事務所が発表した05年の主な出来事は次の通り。
▼スペシャルオリンピックの冬季世界大会が長野県で開催したことに合わせて2月、知的障害者への理解を促進するために、市町村や障害者団体などが中心となり、ホストタウンプログラムやトーチランを実施した
▼上伊那地域景観フォーラムを2月に開催し、「上伊那花の谷景観づくり大賞」の最優秀賞に、「赤ソバの里」で有名な箕輪町の中箕輪農事組合法人を授与。景観サポーターグループの中間報告や東京大学教授による講演があった
▼3月、上伊那地域の桜、花の名所を集めた「花マップ」を上伊那広域連合や市町村と共同作成し、管内6万世帯に配布。また10月には、紅葉の名所などを盛り込んだ「秋の名所ガイド」を配布した
▼地域の特色を生かした取り組みなどを支援するためのコモンズ支援金が4月に創設。上伊那からは91件の応募があり61件、9617万6千円の事業が採択された
▼平日に納税できない伊南地域の納税者の利便を図るため5月、駒ヶ根市のベルシャイン駒ヶ根店で、自動車税納税期限直前の日曜日に出張納税窓口を開設。99件、約375万円の自動車税が納付された
▼06年2月の権兵衛トンネル開通にあわせて上伊那地域景観推進会議は6月、国道361号沿道に導入予定の屋外広告物規制の適応除外となる自己用広告物についても、良好な景観を保全できるデザインで統一するため、「中央・南アルプスを望む沿道広告物デザイン事業」を実施。自己用広告物のガイドライン作成の検討をはじめた
▼伊那市、高遠町、長谷村の合併協議が整い、関係機関の手続きを経た8月12日、総務大臣の告示があり、06年3月31日の「新伊那市」の誕生が正式に決定。高遠町、長谷村のほか、伊那市全域に地域自治区を設置することを決めた
▼衆議院の解散に伴う衆議院議員総選挙と最高裁判所裁判官国民審査が9月11日、執行され、小選挙区での上伊那の投票率は77・58%と、前回を3・52ポイント上回った
▼宮田村の近藤鉄工と駒ヶ根市のヨウホクが共同開発してきた「信州型ペレットストーブ」が10月、完成した
▼アスベストの撤去対策が完了していなかった伊那合同庁舎を含む9つの県有施設で11月、緊急のアスベスト除去工事が実施された
▼姉歯建築設計事務所の耐震強度偽装問題の発生を受けて11月、同設計事務所が関与した2つの管内建築物につき、構造計算書の再計算をし、改ざんを確認した
▼地域経済の持続発展や雇用確保促進を図るため、不動産所得税の課税免除や助成金が受けられる「信州ものづくり産業投資応援条例」を使用した新工場建設が進行。飯島町への進出を予定している岐阜県の酢醸造メーカー「内堀醸造」など2企業が、助成金認定を申請した -
飯島町の05年の10大ニュース
飯島町はこのほど、05年の10大ニュースを発表した。
10大ニュースは次の通り
【1位】飯島町の合併に関する意向調査が2月27日行われ、合併反対が半数を超え、民意か自立のまちづくりを選択した
【2位】久根平工業団地に進出した内堀醸造は5月18日、アルプス工場の起工式を行った
【3位】町内農家でリンゴ栽培の研修していたパキスタン・ムルフン村の研修生3人は7月5日、1年間の研修を終え帰国した
【4位】伊南バイパス飯島工区で初となる用地買収契約が1月27日締結、本郷地区で用地買収はじまる
【5位】飯島町議員一般選挙が3月27日、定数4減で8年振りに行われた
【6位】14年の歳月と巨費を投じた与田切川飯島第6砂防堰堤が11月21日しゅん工した
【7位】死亡事故ゼロが6月2日で千日達成した
【8位】道の駅花の里いいじまが6月19日、利用者50万人を達成した
【9位】営農組合担い手法人水緑里七久保と田切農産が3月設立され、新たな一歩を踏み出した
【10位】スペシャルオリンピックス冬季世界大会ホストタウンプログラムでエクアドル選手団が23日来町、歓迎行事などで町民と触れ合う -
中川村の05年の主なできごと
##(見出し(1))
31日付け中川村の05年主なできごと
##(見出し(2))
中川村はこのほど、村の05年のでぎごとをを発表した。
主なできごとは次のとおり
▽駒ケ根市・飯島町との合併の賛否を問う住民投票が2月27日あった。中川村は賛成が反対を上回ったが、駒ケ根市と飯島町は反対多数で、単独自立の道が決まった。3市町村の結果を受け、3月31日合併協議会が解散した
▽葛島区にあったかつら保育園が閉園。4月1日、みなかた保育園が開園した
▽中川村地域情報システム(CATV)が4月1日開局した
▽任期満了に伴う中川村長選挙が4月24日執行され、新人の曽我逸郎氏が現職を破り初当選した
▽曽我新村長の就任式が5月13日あり、新村政がスタートした
▽自立の村づくりに向け、地区懇談会が7月から9月まで2カ月開催された
▽第14回中川どんちゃん祭が8月6日、牧ケ原文化公園周辺で盛大に開かれ、みこしと花火の競演で盛り上がった
▽9月26日の定例議会で、議員発議による議員定数を4削減し12とする条例改正案が賛成多数で議決された
▽チャオ周辺を魅力あるものにしようと、10月3日、チャオ周辺活性化検討委員会が発足、分科会で検討が始まった
▽第24回上伊那育樹祭が10月25日、紅葉が始まった陣馬形山頂で行われ、村内小学生も間伐作業に精を出した
▽ふじリンゴの収穫期を迎え11月20日、県内外から多くのオーナーを迎え収穫祭がにぎやかに行われた
▽1戸建庭付きの若者専用住宅の起工式が12月2日行われ、15日から入居者募集を開始した
##(写真)
地域情報システム(CATV)開局(4月)
中川村はこのほど、村の05年のでぎごとをを発表した。
主なできごとは次のとおり
▽駒ケ根市・飯島町との合併の賛否を問う住民投票が2月27日あった。中川村は賛成が反対を上回ったが、駒ケ根市と飯島町は反対多数で、単独自立の道が決まった。3市町村の結果を受け、3月31日合併協議会が解散した
▽葛島区にあったかつら保育園が閉園。4月1日、みなかた保育園が開園した
▽中川村地域情報システム(CATV)が4月1日開局した
▽任期満了に伴う中川村長選挙が4月24日執行され、新人の曽我逸郎氏が現職を破り初当選した
▽曽我新村長の就任式が5月13日あり、新村政がスタートした
▽自立の村づくりに向け、地区懇談会が7月から9月まで2カ月開催された
▽第14回中川どんちゃん祭が8月6日、牧ケ原文化公園周辺で盛大に開かれ、みこしと花火の競演で盛り上がった
▽9月26日の定例議会で、議員発議による議員定数を4削減し12とする条例改正案が賛成多数で議決された
▽チャオ周辺を魅力あるものにしようと、10月3日、チャオ周辺活性化検討委員会が発足、分科会で検討が始まった
▽第24回上伊那育樹祭が10月25日、紅葉が始まった陣馬形山頂で行われ、村内小学生も間伐作業に精を出した
▽ふじリンゴの収穫期を迎え11月20日、県内外から多くのオーナーを迎え収穫祭がにぎやかに行われた
▽1戸建庭付きの若者専用住宅の起工式が12月2日行われ、15日から入居者募集を開始した -
南箕輪村05年の重大ニュース
南箕輪村役場が発表した05年の重大ニュースは次の通り。
◆4月1日 すくすくはうす(村民交流支援センター)オープン
◆4月10日 唐木一直村長就任縲恣坙{一の子育て村をめざして
◆5月1日 フォレスト大芝(子ども体験研修施設)オープン
◆6月2日 子ども未来センター予定地原状回復工事
◆7月1日 南箕輪村役場機構改革
◆8月21日 節目の20年「第20回大芝高原まつり」盛大
◆10月1日 ふれあい交流センター大芝の湯入場者100万人達成
◆10月29日 南部小学校開校10周年式典
◆11月12日 交通死亡事故田畑発生「交通死亡無事故1467日でストップ」
◆11月21日 むらづくり委員会「基本構想、行政改革大綱、財政計画、国土利用計画の4計画(案)を村に答申」
◆12月22日 村内公共施設で初耐震構造「南箕輪小学校中校舎」竣工
原状回復工事が完了した大芝公園多目的広場
入場者100万人を達成した大芝の湯 -
仕事納め式飯島町
飯島町は28日、05年度の業務を締めくくり、防災集会室で仕事納め式を行った=写真。
約130人の職員を前に、高坂町長は伊南バイパス本郷地区用地買収や東部保育園着工、内掘醸造の立地、与田切川飯島第6砂防堰堤の完成、死亡事故ゼロ記録千日達成-など挙げ「事業はほぼ計画通り推進できた」と1年間を振り返り、「来年は自立の第1歩、協働のまちづくりと人口増、活性化対策を重点戦略にまちづくりに努めたい。町制施行50年に当り、意義ある記念事業を行いたい。交付税削減も予想される中、職員の一層の奮起を期待する」と訓示した。 -
駒ケ根市仕事納め式
駒ケ根市は28日、05年を締めくくる仕事納め式を市役所で行った。集まった約130人の職員に向かって中原正純市長は「大変な年だったが、何とか難局を乗り切ってきた」とこの一年を振り返った。「長年の悲願だった市町村合併が白紙に戻ったが、気持ちを切り替え、将来に向かって明るい展望の持てる新たな市をつくるための構造改革の年だった」とした上で「改革には痛みが伴うが、職員一同が心を一つにして、明るい将来のまちづくりに向けて努力を。来年が何よりも駒ケ根市にとって良い年であるよう願う」と期待を述べた。
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高校改革プラン(2)
第3通学区の高校改革推進委員会(池上昭雄委員長)は「箕輪工業の多部性・単位制への転換、上伊那農業の定時制廃止」とした上伊那案を委員会の決定事項とした。上伊那の場合、最もプランの影響を一番受ける可能性があるのは、定時制を望む一部の生徒たちになりそうだ。
第3推進委は、箕輪工業の多部性・単位制を充実することで、定時制の代替とすることを構想しているが、定時制関係者には「多部性・単位制は定時制の受け皿とはならない」とする声もある。
◇ ◇
現在の定時制は、生活のために働きながら学ぶ生徒が少なくなった一方、不登校経験者、中途退学者などが増加。上伊那農業定時制の過去5年をみても、40縲・0%が不登校経験者が占める。こうした生徒の増加に伴い、定時制に進学する生徒数も徐々に増加している。
クラス規模が小さい定時制の場合、人間関係の構築が苦手な生徒でも、比較的簡単にクラスになじむことができ、友達もつくりやすい。先生との距離感も近く家庭的。全日制生徒と一線を画していることも、学校に通いやすい環境を作り上げている。
多部性・単位制は、自身の関心に添ってカリキュラムを作成できるため、目的意識を持った学習を進めることができる。一方、クラス、ホームルームという枠がないため、人との関係づくりをするためにも、自主性が求められる。人間関係を築くことを苦手とする生徒らにとっては、人との関係が希薄化する懸念もある。午前部の生徒が午後部の授業を受けるなど、他部の講義を受講することを通して、3年間で卒業することも可能となるが、クラス規模が拡大し、不登校経験者との一線もなくなる。
◇ ◇
上伊那小委員会が提案した多部性・単位制に関する試案は、3年での卒業を望む意欲的な生徒にとっては有意義となる一方、定時制を望む生徒にとっては、本当に充実したものになるのか疑問が残る。
上伊那小委員会の試案は、3年で卒業する3修制を原則とした午前部(3学級)、午後部(1学級)、夜間部(1学級)からなる多部性を基本としいる。その上で(1)上伊那の工業事情に配慮して午前部の中に工業科を存続させること(2)午後部を従来定時制の受け皿とするため、少人数教育を維持すること(3)夜間部は社会人や外国籍生徒などの受け入れを中心とすること竏窒ネどを提案。
午後部は定時制生徒の受け皿として少人数教育を維持したい竏窒ニしたが、他部からの受講生を受け入れていけば、必然的にクラス規模は大きくなる。また、他部生徒と合同で受ける講義に、抵抗を示す生徒もいると考えられる。
他部間の生徒が重複しないクラス編成が実現できれば、こうした問題は解消される。しかし、午後部1学級、夜間部1学級とする上伊那試案では、各部ごと教室を開講することは想定していない。
◇ ◇
上伊那農業定時制は、箕輪工業の多部性・単位制に統合する形で廃止となる。
8月に上伊那農業定時制で実施したアンケートの結果、生徒の約8割が「現状の上伊那農業定時制に満足している」と回答した。その反面で、具体像の見えない多部性・単位制には強い不信感を抱いている。9月、同校生徒会は、統合に反対する決議文を示した。
プラン導入を目指す07年度に上伊那農業の定時制が廃止となれば、現在同校に通う生徒にも影響がでる。07年度の時点で同校を卒業していない生徒たちは、箕輪工業の多部制・単位制に移るなど、何らかの手段を選ばなくてはならないが、不信感が拭い去れない状況で移動を強いれば、学校へ通えなくなる生徒が出る危険性もある。
第3推進委は、上伊那農業定時制の廃止時期を07年度とすべきかどうかは、今後も検討を重ねることを決めた。しかし、最終判断を下すのは県教育委員会であり、その決断によっては、上伊那農業の定時制生徒らの進路を、大きく左右する。 -
むらづくり委員会で提言
中川村第4次総合計画後期計画(06-09年)策定に当り、足腰の強い元気な村づくりの方向、あり方を検討してきたむらづくり委員会(松村満久会長)は28日、村の良さを活かすなど4項目の提言をまとめ、曽我村長に報告した。
提言は▽村の良さ・財産を活かす▽足腰の強い元気なむらづくりへの取組▽暮らしを守るための地域・住民との協働による取組▽住みやすい村の実現に向けての行政としての取組-。
具体的には▽景観を大切に活かし、外から人を呼ぶ▽人情に溢れ、子どもたちは元気にあいさつができる-などの点を大事に▽村のイメージを確立し、長期的な発想で事業を展開する▽村内に今ある資源を有効利用する▽観光農業や農家民宿を展開し、減農薬などのこだわりでブランドを確立する▽高齢者世帯を地域で支える仕組みづくり▽施策の柱として子育て支援策に取り組む-など。
松村会長は「大勢の委員が熱心に、自分たちが一緒に行動していくという、協働の思いのこもった提言が多かった」と、10月から全6回の検討会を振り返った。
曽我村長は「委員さまざまな視点での提言は、見えていなかったことや気付かなかったを気付かせてくれた。後期計画に活かすとともに、すぐできることはどんどん進めたい」と話した。
提言は庁内の計画策定委員会の素案に盛りこまれ、2月初旬に総合計画審議会に諮り、村長が決定し、3月議会全員協議会で説明する予定。 -
箕輪町沢運動場公衆トイレ完成
老朽化に伴い新しく建設していた箕輪町沢運動場の公衆トイレが完成し27日、引き取り検査があった。30日から使用できる。
05年度コミュニティ助成事業(宝くじ助成金、財団法人自治総合センター)で新築。周辺に小学校、神社、公民館などがあり、地域住民の集う場になっていることや、周辺道路が散歩やジョギングコースになっていることから、利便性を考え、設置場所はグラウンド東側から南側の町道2号線沿いに移した。
木造平屋建17・83平方メートル。男子トイレは洋式トイレ1、小便器2、女子トイレは和式と洋式各1。センサー付き照明、パネルヒーターも設置。グラウンド側と道路側の両方から入ることができ、冬季は北風が入らないようにグラウンド側のシャッターを閉める。
設計はエー・アンド・ユー設計事務所、請負者はコマツ。事業費561万7500円。助成額は250万円。
当初、工期は06年1月17日だったが、区の要望もあり年内にしゅん工した。古いトイレは年明けに撤去する。 -
変動の年へ改革さらに
上伊那の各市町村で28日、仕事納め式があった。
伊那市は、職員約250人を前に、小坂市長が「行政改革の年で、職員一人ひとりが知恵を絞り、一定の成果を挙げることが出来た」と協力に感謝し、継続した取り組みを促した。来年は高遠町・長谷村との合併や、権兵衛トンネルの開通を控え「木曽との交流が広がり、経済、観光、通勤など大きく変わる。合併効果も生かしていかなければならない」と述べた。また、戦後60年を振り返り、命の尊さにも触れた。
市役所や役場は06年1月3日まで休み。 -
高校改革プラン(1)
9月、県教育委員会のたたき台では統廃合の対象外だった諏訪地域でも、削減1校とすることを決定した第3通学区高校改革プラン推進委員会(池上昭雄委員長)は、そこから急速に具体的再編案の検討を進めてきた。当初は「全日制高校削減2校」を突きつけられた上伊那だったが、削減校数が1となり、廃止する箕輪工業への多部制・単位制設置が決定した今、全日制高校存続の願いは叶わなかったものの「地域に高校を残す」という意味で、得た意味は大きい。
しかし定時制高校については、多部制・単位制を箕工に設置する代わりに、箕輪工業、上伊那農業の両定時制が廃止される。
上伊那の場合、現在の定時制高校へ通う生徒らの受け皿となりえる制度を、多部制・単位制の中に充実させる必要があるが、定時制高校関係者や生徒には「多部制・単位制は定時制高校の代替にはならない」とする声もあり、こうした人たちの懸念材料を払拭できるよう、内容の充実が図られなければ、不登校経験のある生徒など、なんらかの問題を抱えた一部の生徒の、進路選択の幅を制限してしまう危険性もある。
◇ ◇
諏訪地域でも、削減1校とすることを決めた第3推進委は、地域の実情に配慮した案を作成するため、各地区の委員で構成する小委員会を編成。それぞれに対し、地域試案の提案を求めた。
試案を示すことに難色を示した下伊那や、地域の動揺が大きい諏訪地域に比べ上伊那は、比較的落ち着いて地域案を受け止めたといえる。
上伊那小委員会が提案したのは▼箕輪工業の全日制・定時制を廃止▼その上で同校を多部制・単位制に転換すること竏秩B同校への多部制・単位制設置に合わせて「上伊那農業定時制の廃止もやむをえず」という方向も示した。魅力ある高校づくりに配慮した結果であることを強調したが、他地域に比べ県教委案と一致する部分が多かった。
廃止・転換の方向性が示された箕輪工業関係者でさえ、比較的冷静に
上伊那案を受け止めたのは、多部性・単位制への転換が、全日制過程に近い高校を地域で存続させていくための唯一の手段だと認識したためだろう。
箕輪町長や箕輪工業PTA、同窓会でつくる「箕輪工業高校の未来を育てる会」(会長・平澤豊満箕輪町町長)の方向転換は、そんな思いを最もよく表している。
当初、未来を育てる会は、箕輪工業全日制の存続を求めて署名活動をしたり嘆願書提出をしてきた。しかし、上伊那小委員会は改めて地域案の中で同校の廃止と、多部制・単位制への転換を求めた。廃止の方向性が濃厚となる一方で、未来を育てる会は、多部性・単位制高校の研究会や視察を実施。その中で参加者たちは「多部性・単位制は限りなく全日制に近い学校にもなり得る」という認識を持つ。12月に開いた会合で、会として多部性・単位制への共通の認識を固め「県教委案をそのまま受け入れるのではなく、地域に即した魅力ある多部性・単位制にする」という条件付で、多部制・単位制の設置を積極的に求める姿勢へ方向転換した。地域に高校を残すことを一義的な目的とした決断だった。 -
高校改革プラン(2)
第3通学区の高校改革推進委員会(池上昭雄委員長)は「箕輪工業の多部性・単位制への転換、上伊那農業の定時制廃止」とした上伊那案を委員会の決定事項とした。上伊那の場合、最もプランの影響を一番受ける可能性があるのは、定時制を望む一部の生徒たちになりそうだ。
第3推進委は、箕輪工業の多部性・単位制を充実することで、定時制の代替とすることを構想しているが、定時制関係者には「多部性・単位制は定時制の受け皿とはならない」とする声もある。
◇ ◇
現在の定時制は、生活のために働きながら学ぶ生徒が少なくなった一方、不登校経験者、中途退学者などが増加。上伊那農業定時制の過去5年をみても、40縲・0%が不登校経験者が占める。こうした生徒の増加に伴い、定時制に進学する生徒数も徐々に増加している。
クラス規模が小さい定時制の場合、人間関係の構築が苦手な生徒でも、比較的簡単にクラスになじむことができ、友達もつくりやすい。先生との距離感も近く家庭的。全日制生徒と一線を画していることも、学校に通いやすい環境を作り上げている。
多部性・単位制は、自身の関心に添ってカリキュラムを作成できるため、目的意識を持った学習を進めることができる。一方、クラス、ホームルームという枠がないため、人との関係づくりをするためにも、自主性が求められる。人間関係を築くことを苦手とする生徒らにとっては、人との関係が希薄化する懸念もある。午前部の生徒が午後部の授業を受けるなど、他部の講義を受講することを通して、3年間で卒業することも可能となるが、クラス規模が拡大し、不登校経験者との一線もなくなる。
◇ ◇
上伊那小委員会が提案した多部性・単位制に関する試案は、3年での卒業を望む意欲的な生徒にとっては有意義となる一方、定時制を望む生徒にとっては、本当に充実したものになるのか疑問が残る。
上伊那小委員会の試案は、3年で卒業する3修制を原則とした午前部(3学級)、午後部(1学級)、夜間部(1学級)からなる多部性を基本としいる。その上で(1)上伊那の工業事情に配慮して午前部の中に工業科を存続させること(2)午後部を従来定時制の受け皿とするため、少人数教育を維持すること(3)夜間部は社会人や外国籍生徒などの受け入れを中心とすること竏窒ネどを提案。
午後部は定時制生徒の受け皿として少人数教育を維持したい竏窒ニしたが、他部からの受講生を受け入れていけば、必然的にクラス規模は大きくなる。また、他部生徒と合同で受ける講義に、抵抗を示す生徒もいると考えられる。
他部間の生徒が重複しないクラス編成が実現できれば、こうした問題は解消される。しかし、午後部1学級、夜間部1学級とする上伊那試案では、各部ごと教室を開講することは想定していない。
◇ ◇
上伊那農業定時制は、箕輪工業の多部性・単位制に統合する形で廃止となる。
8月に上伊那農業定時制で実施したアンケートの結果、生徒の約8割が「現状の上伊那農業定時制に満足している」と回答した。その反面で、具体像の見えない多部性・単位制には強い不信感を抱いている。9月、同校生徒会は、統合に反対する決議文を示した。
プラン導入を目指す07年度に上伊那農業の定時制が廃止となれば、現在同校に通う生徒にも影響がでる。07年度の時点で同校を卒業していない生徒たちは、箕輪工業の多部制・単位制に移るなど、何らかの手段を選ばなくてはならないが、不信感が拭い去れない状況で移動を強いれば、学校へ通えなくなる生徒が出る危険性もある。
第3推進委は、上伊那農業定時制の廃止時期を07年度とすべきかどうかは、今後も検討を重ねることを決めた。しかし、最終判断を下すのは県教育委員会であり、その決断によっては、上伊那農業の定時制生徒らの進路を、大きく左右する。 -
高校改革プラン(2)
第3通学区の高校改革推進委員会(池上昭雄委員長)は「箕輪工業の多部性・単位制への転換、上伊那農業の定時制廃止」とした上伊那案を委員会の決定事項とした。上伊那の場合、最もプランの影響を一番受ける可能性があるのは、定時制を望む一部の生徒たちになりそうだ。
第3推進委は、箕輪工業の多部性・単位制を充実することで、定時制の代替とすることを構想しているが、定時制関係者には「多部性・単位制は定時制の受け皿とはならない」とする声もある。
◇ ◇
現在の定時制は、生活のために働きながら学ぶ生徒が少なくなった一方、不登校経験者、中途退学者などが増加。上伊那農業定時制の過去5年をみても、40縲・0%が不登校経験者が占める。こうした生徒の増加に伴い、定時制に進学する生徒数も徐々に増加している。
クラス規模が小さい定時制の場合、人間関係の構築が苦手な生徒でも、比較的簡単にクラスになじむことができ、友達もつくりやすい。先生との距離感も近く家庭的。全日制生徒と一線を画していることも、学校に通いやすい環境を作り上げている。
多部性・単位制は、自身の関心に添ってカリキュラムを作成できるため、目的意識を持った学習を進めることができる。一方、クラス、ホームルームという枠がないため、人との関係づくりをするためにも、自主性が求められる。人間関係を築くことを苦手とする生徒らにとっては、人との関係が希薄化する懸念もある。午前部の生徒が午後部の授業を受けるなど、他部の講義を受講することを通して、3年間で卒業することも可能となるが、クラス規模が拡大し、不登校経験者との一線もなくなる。
◇ ◇
上伊那小委員会が提案した多部性・単位制に関する試案は、3年での卒業を望む意欲的な生徒にとっては有意義となる一方、定時制を望む生徒にとっては、本当に充実したものになるのか疑問が残る。
上伊那小委員会の試案は、3年で卒業する3修制を原則とした午前部(3学級)、午後部(1学級)、夜間部(1学級)からなる多部性を基本としいる。その上で(1)上伊那の工業事情に配慮して午前部の中に工業科を存続させること(2)午後部を従来定時制の受け皿とするため、少人数教育を維持すること(3)夜間部は社会人や外国籍生徒などの受け入れを中心とすること竏窒ネどを提案。
午後部は定時制生徒の受け皿として少人数教育を維持したい竏窒ニしたが、他部からの受講生を受け入れていけば、必然的にクラス規模は大きくなる。また、他部生徒と合同で受ける講義に、抵抗を示す生徒もいると考えられる。
他部間の生徒が重複しないクラス編成が実現できれば、こうした問題は解消される。しかし、午後部1学級、夜間部1学級とする上伊那試案では、各部ごと教室を開講することは想定していない。
◇ ◇
上伊那農業定時制は、箕輪工業の多部性・単位制に統合する形で廃止となる。
8月に上伊那農業定時制で実施したアンケートの結果、生徒の約8割が「現状の上伊那農業定時制に満足している」と回答した。その反面で、具体像の見えない多部性・単位制には強い不信感を抱いている。9月、同校生徒会は、統合に反対する決議文を示した。
プラン導入を目指す07年度に上伊那農業の定時制が廃止となれば、現在同校に通う生徒にも影響がでる。07年度の時点で同校を卒業していない生徒たちは、箕輪工業の多部制・単位制に移るなど、何らかの手段を選ばなくてはならないが、不信感が拭い去れない状況で移動を強いれば、学校へ通えなくなる生徒が出る危険性もある。
第3推進委は、上伊那農業定時制の廃止時期を07年度とすべきかどうかは、今後も検討を重ねることを決めた。しかし、最終判断を下すのは県教育委員会であり、その決断によっては、上伊那農業の定時制生徒らの進路を、大きく左右する。 -
高校改革プラン(2)
第3通学区の高校改革推進委員会(池上昭雄委員長)は「箕輪工業の多部性・単位制への転換、上伊那農業の定時制廃止」とした上伊那案を委員会の決定事項とした。上伊那の場合、最もプランの影響を一番受ける可能性があるのは、定時制を望む一部の生徒たちになりそうだ。
第3推進委は、箕輪工業の多部性・単位制を充実することで、定時制の代替とすることを構想しているが、定時制関係者には「多部性・単位制は定時制の受け高校改革プラン(2)
皿とはならない」とする声もある。
◇ ◇
現在の定時制は、生活のために働きながら学ぶ生徒が少なくなった一方、不登校経験者、中途退学者などが増加。上伊那農業定時制の過去5年をみても、40縲・0%が不登校経験者が占める。こうした生徒の増加に伴い、定時制に進学する生徒数も徐々に増加している。
クラス規模が小さい定時制の場合、人間関係の構築が苦手な生徒でも、比較的簡単にクラスになじむことができ、友達もつくりやすい。先生との距離感も近く家庭的。全日制生徒と一線を画していることも、学校に通いやすい環境を作り上げている。
多部性・単位制は、自身の関心に添ってカリキュラムを作成できるため、目的意識を持った学習を進めることができる。一方、クラス、ホームルームという枠がないため、人との関係づくりをするためにも、自主性が求められる。人間関係を築くことを苦手とする生徒らにとっては、人との関係が希薄化する懸念もある。午前部の生徒が午後部の授業を受けるなど、他部の講義を受講することを通して、3年間で卒業することも可能となるが、クラス規模が拡大し、不登校経験者との一線もなくなる。
◇ ◇
上伊那小委員会が提案した多部性・単位制に関する試案は、3年での卒業を望む意欲的な生徒にとっては有意義となる一方、定時制を望む生徒にとっては、本当に充実したものになるのか疑問が残る。
上伊那小委員会の試案は、3年で卒業する3修制を原則とした午前部(3学級)、午後部(1学級)、夜間部(1学級)からなる多部性を基本としいる。その上で(1)上伊那の工業事情に配慮して午前部の中に工業科を存続させること(2)午後部を従来定時制の受け皿とするため、少人数教育を維持すること(3)夜間部は社会人や外国籍生徒などの受け入れを中心とすること竏窒ネどを提案。
午後部は定時制生徒の受け皿として少人数教育を維持したい竏窒ニしたが、他部からの受講生を受け入れていけば、必然的にクラス規模は大きくなる。また、他部生徒と合同で受ける講義に、抵抗を示す生徒もいると考えられる。
他部間の生徒が重複しないクラス編成が実現できれば、こうした問題は解消される。しかし、午後部1学級、夜間部1学級とする上伊那試案では、各部ごと教室を開講することは想定していない。
◇ ◇
上伊那農業定時制は、箕輪工業の多部性・単位制に統合する形で廃止となる。
8月に上伊那農業定時制で実施したアンケートの結果、生徒の約8割が「現状の上伊那農業定時制に満足している」と回答した。その反面で、具体像の見えない多部性・単位制には強い不信感を抱いている。9月、同校生徒会は、統合に反対する決議文を示した。
プラン導入を目指す07年度に上伊那農業の定時制が廃止となれば、現在同校に通う生徒にも影響がでる。07年度の時点で同校を卒業していない生徒たちは、箕輪工業の多部制・単位制に移るなど、何らかの手段を選ばなくてはならないが、不信感が拭い去れない状況で移動を強いれば、学校へ通えなくなる生徒が出る危険性もある。
第3推進委は、上伊那農業定時制の廃止時期を07年度とすべきかどうかは、今後も検討を重ねることを決めた。しかし、最終判断を下すのは県教育委員会であり、その決断によっては、上伊那農業の定時制生徒らの進路を、大きく左右する。 -
高校改革プラン(2)
第3通学区の高校改革推進委員会(池上昭雄委員長)は「箕輪工業の多部性・単位制への転換、上伊那農業の定時制廃止」とした上伊那案を委員会の決定事項とした。上伊那の場合、最もプランの影響を一番受ける可能性があるのは、定時制を望む一部の生徒たちになりそうだ。
第3推進委は、箕輪工業の多部性・単位制を充実することで、定時制の代替とすることを構想しているが、定時制関係者には「多部性・単位制は定時制の受け皿とはならない」とする声もある。
◇ ◇
現在の定時制は、生活のために働きながら学ぶ生徒が少なくなった一方、不登校経験者、中途退学者などが増加。上伊那農業定時制の過去5年をみても、40縲・0%が不登校経験者が占める。こうした生徒の増加に伴い、定時制に進学する生徒数も徐々に増加している。
クラス規模が小さい定時制の場合、人間関係の構築が苦手な生徒でも、比較的簡単にクラスになじむことができ、友達もつくりやすい。先生との距離感も近く家庭的。全日制生徒と一線を画していることも、学校に通いやすい環境を作り上げている。
多部性・単位制は、自身の関心に添ってカリキュラムを作成できるため、目的意識を持った学習を進めることができる。一方、クラス、ホームルームという枠がないため、人との関係づくりをするためにも、自主性が求められる。人間関係を築くことを苦手とする生徒らにとっては、人との関係が希薄化する懸念もある。午前部の生徒が午後部の授業を受けるなど、他部の講義を受講することを通して、3年間で卒業することも可能となるが、クラス規模が拡大し、不登校経験者との一線もなくなる。
◇ ◇
上伊那小委員会が提案した多部性・単位制に関する試案は、3年での卒業を望む意欲的な生徒にとっては有意義となる一方、定時制を望む生徒にとっては、本当に充実したものになるのか疑問が残る。
上伊那小委員会の試案は、3年で卒業する3修制を原則とした午前部(3学級)、午後部(1学級)、夜間部(1学級)からなる多部性を基本としいる。その上で(1)上伊那の工業事情に配慮して午前部の中に工業科を存続させること(2)午後部を従来定時制の受け皿とするため、少人数教育を維持すること(3)夜間部は社会人や外国籍生徒などの受け入れを中心とすること竏窒ネどを提案。
午後部は定時制生徒の受け皿として少人数教育を維持したい竏窒ニしたが、他部からの受講生を受け入れていけば、必然的にクラス規模は大きくなる。また、他部生徒と合同で受ける講義に、抵抗を示す生徒もいると考えられる。
他部間の生徒が重複しないクラス編成が実現できれば、こうした問題は解消される。しかし、午後部1学級、夜間部1学級とする上伊那試案では、各部ごと教室を開講することは想定していない。
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上伊那農業定時制は、箕輪工業の多部性・単位制に統合する形で廃止となる。
8月に上伊那農業定時制で実施したアンケートの結果、生徒の約8割が「現状の上伊那農業定時制に満足している」と回答した。その反面で、具体像の見えない多部性・単位制には強い不信感を抱いている。9月、同校生徒会は、統合に反対する決議文を示した。
プラン導入を目指す07年度に上伊那農業の定時制が廃止となれば、現在同校に通う生徒にも影響がでる。07年度の時点で同校を卒業していない生徒たちは、箕輪工業の多部制・単位制に移るなど、何らかの手段を選ばなくてはならないが、不信感が拭い去れない状況で移動を強いれば、学校へ通えなくなる生徒が出る危険性もある。
第3推進委は、上伊那農業定時制の廃止時期を07年度とすべきかどうかは、今後も検討を重ねることを決めた。しかし、最終判断を下すのは県教育委員会であり、その決断によっては、上伊那農業の定時制生徒らの進路を、大きく左右する。 -
箕輪町福与工業団地周辺整備計画
箕輪町は、福与工業団地周辺整備計画を示した。帝国通信工業の工場建設予定地北側2万1711平方メートルを購入して工場誘致地域とし、周辺の道路整備などを計画。06年度以降に用地買収、遺跡発掘調査、道路拡幅工事などを予定する。
05年度の事業は測量設計委託などで、路線測量業務委託は長さ710メートル、CBR試験業務委託、道路設計業務委託(974号線320メートル、981号線180メートル、983号線210メートル)、用地測量業務は1万2200平方メートル(13筆)。
06年度に計画する事業は、用地買収・補償が畑900平方メートル、宅地100平方メートル。遺跡発掘調査(県重要遺跡)は長さ150メートル、幅7メートルの範囲でする。道路拡幅工事は、974号線320メートル(幅5縲・メートル)、981号線180メートル(幅7メートル)、983号線210メートル(幅7メートル)。上水道敷設は780メートル、下水道敷設は560メートルの予定。 -
箕輪町05年の主な事業
箕輪町役場が発表した05年中に実施した主な事業。町発足50周年の本年は、7つの記念事業のほか冠事業が多数あった。
【町発足50周年記念事業】
▼カウントダウンイベント 04年12月31日から05年元旦にかけ、箕輪中学校グラウンドでカウントダウン。みのわ手筒会の花火、町商工会青年部40周年記念事業などがあり、千人を超える町民が記念日を祝った
▼記念式典 4月23日、町文化センターで式典開催。町内小・中学生による音楽演奏・未来へのメッセージ、50周年記念功労者表彰、小・中学生児童生徒絵画作文コンクール表彰、東京都豊島区との防災協定調印式など多彩に開いた
▼記念植樹祭 4月24日、「桜の萱野高原づくり」でオオヤマザクラの苗木100本を町民300人が参加して萱野高原に植樹
▼2005みのわ祭り 7月30日開催。記念イベントで東京都豊島区から「東京よさこい」、浜松市庄内地区から手筒花火「む筒会」を招致して祭りを盛り上げた
▼地域間交流親ぼく会 7月31日、東京箕輪会、中京箕輪会、浜松市庄内地区、東京都豊島区、地元町民が一堂に会し、盛大な交流親ぼく会を開いた
▼「福祉ネットワーク・公開すこやか長寿」NHKテレビ公開録画 10月2日、町文化センターで公開録画。ヨネスケさんによる講演会もあった
▼サロンバスで行く「房総勝浦温泉 町民ふれあいの旅」 10月21縲・2日、サロンバス11台総勢375人が参加し、町民同士のふれあいを深めた
◆みのわ温泉ながたの湯入場者160万人突破 9月28日にセレモニーがあった。98年12月14日のオープン以来
◆産業振興「箕輪ブランド」の推進 2月2日、JA上伊那の「たい肥銀行箕輪町支店」を設置。認定農業者を中心に「箕輪ブランド研究会」も発足
◆みのわ健康アカデミー開校 5月、信大教育学部寺沢助教授が提唱する「運動とコミュニケーションの理論のもと、運動習慣の継続を目指して開校した
◆協働による廃食用油リサイクル推進事業で、バイオディーゼル燃料精製場が完成。みのちゃんバスを試運転
◆主要地方道「伊那箕輪線」先線開通。3月から供用開始
◆地域再生計画認定 7月、内閣府所管地域再生法に基づく「人・地域が輝き 創造と活力あふれる箕輪町計画」が認定された
◆町第4次振興計画策定
◆各地域での“協働のまちづくり”進展 各地域で県のコモンズ支援金や町の地域総合活性化事業交付金を活用して多様な協働が進展した
◆2005年スペシャルオリンピックス冬季世界大会・長野のホストタウンプログラムで2月23日、ペルー共和国のアスリートが来町
◆遊休荒廃地対策と観光農業の推進 ながた荘周辺と福与城跡周辺の遊休荒廃農地の利活用策としてアンズを植樹 -
特別職報酬諮問通り2%削減で答申
理事者や議会議員の報酬について審議する飯島町特別職等報酬審議会(高坂俊雄会長、7人)が26日、役場で開かれ、高坂町長の諮問通り理事者同率2%減額、議会議員は据え置きの答申をした。改定時期は来年4月1日。
高坂会長は付帯意見として口頭で▽報酬の財源は住民の汗した税であることを認識し、住民と協働のまちづくりにまい進を▽理事者はそれぞれ職務責任の均衡が保たれる給料月額であるように改定を▽議員活動に見合った報酬か、議員になろうとする意欲に応えられる報酬であるか、十分議論を-など要望した。
高坂町長は委員の労をねぎらい「答申を重く受けとめ、意見を尊重し、内部で検討したい」と述べた。 -
田切区が有害自販機で町と議会に要請
飯島町田切地区春日平地籍に設置された8台の有害自販機の撤去運動を展開する田切地区青少年安全対策会議(山田治男会長)同子ども会育成会(田中浩二会長)は27日、町と町議会に、早期撤去に向けた全町的な署名活動や、青少年健全育成条例の早期制定を訴える要請活動をした。
役場には両会長や春日平耕地総代、地元町議ら7人が訪れ、現況や経過報告に続き▽有害図書自販機早期撤去に向けた全町的な署名活動の実施▽「飯島町青少年健全育成条例」の早期制定▽有害図書自動販売機を設置させない「有害環境浄化宣言」の徹底▽青少年の安全対策-など4項目の要望書を手渡し「既存施設の早期撤去に向け、智恵を絞り、町全体で取り組んでほしい」と訴えた。
高坂町長は「行政と地元が密に連携を取り、住民総意で総力を結集し、早期撤去に向けた運動を進めるとともに、条例制定も考えたい」と述べた。 -
高校改革プラン(1)
9月、県教育委員会のたたき台では統廃合の対象外だった諏訪地域でも、削減1校とすることを決定した第3通学区高校改革プラン推進委員会(池上昭雄委員長)は、そこから急速に具体的再編案の検討を進めてきた。当初は「全日制高校削減2校」を突きつけられた上伊那だったが、削減校数が1となり、廃止する箕輪工業への多部制・単位制設置が決定した今、全日制高校存続の願いは叶わなかったものの「地域に高校を残す」という意味で、得た意味は大きい。
しかし定時制高校については、多部制・単位制を箕工に設置する代わりに、箕輪工業、上伊那農業の両定時制が廃止される。
上伊那の場合、現在の定時制高校へ通う生徒らの受け皿となりえる制度を、多部制・単位制の中に充実させる必要があるが、定時制高校関係者や生徒には「多部制・単位制は定時制高校の代替にはならない」とする声もあり、こうした人たちの懸念材料を払拭できるよう、内容の充実が図られなければ、不登校経験のある生徒など、なんらかの問題を抱えた一部の生徒の、進路選択の幅を制限してしまう危険性もある。
◇ ◇
諏訪地域でも、削減1校とすることを決めた第3推進委は、地域の実情に配慮した案を作成するため、各地区の委員で構成する小委員会を編成。それぞれに対し、地域試案の提案を求めた。
試案を示すことに難色を示した下伊那や、地域の動揺が大きい諏訪地域に比べ上伊那は、比較的落ち着いて地域案を受け止めたといえる。
上伊那小委員会が提案したのは▼箕輪工業の全日制・定時制を廃止▼その上で同校を多部制・単位制に転換すること竏秩B同校への多部制・単位制設置に合わせて「上伊那農業定時制の廃止もやむをえず」という方向も示した。魅力ある高校づくりに配慮した結果であることを強調したが、他地域に比べ県教委案と一致する部分が多かった。
廃止・転換の方向性が示された箕輪工業関係者でさえ、比較的冷静に
上伊那案を受け止めたのは、多部性・単位制への転換が、全日制過程に近い高校を地域で存続させていくための唯一の手段だと認識したためだろう。
箕輪町長や箕輪工業PTA、同窓会でつくる「箕輪工業高校の未来を育てる会」(会長・平澤豊満箕輪町町長)の方向転換は、そんな思いを最もよく表している。
当初、未来を育てる会は、箕輪工業全日制の存続を求めて署名活動をしたり嘆願書提出をしてきた。しかし、上伊那小委員会は改めて地域案の中で同校の廃止と、多部制・単位制への転換を求めた。廃止の方向性が濃厚となる一方で、未来を育てる会は、多部性・単位制高校の研究会や視察を実施。その中で参加者たちは「多部性・単位制は限りなく全日制に近い学校にもなり得る」という認識を持つ。12月に開いた会合で、会として多部性・単位制への共通の認識を固め「県教委案をそのまま受け入れるのではなく、地域に即した魅力ある多部性・単位制にする」という条件付で、多部制・単位制の設置を積極的に求める姿勢へ方向転換した。地域に高校を残すことを一義的な目的とした決断だった。 -
高校改革プラン推進委員会(13)
第3通学区高校改革プラン推進委員会(池上昭雄委員長)が26日、伊那市の伊那商工会館であり、上伊那、下伊那の小委員会が提出していた試案を、委員会の決定事項として確認した。
この日委員会に対して地域住民が意見陳述した諏訪地域については、削減案の白紙撤回などを求める声が依然として強かった。そのため、できる限り時間をかけて地域の意向を聞き、合意形成を図るため、試案の決定を見送った。
▼箕輪工業の全日制・定時制を廃止し、多部制・単位制を設置すること▼上伊那農業高校の定時制を箕工の多部制・単位制へ統合すること竏窒トした上伊那の小坂樫男伊那市長は「案は学校関係者とも話し合いながら検討してきた。箕工の多部制・単位制に、定時制高校のようなアットホームなものを残せばいいと提案した」と説明。
多部制・単位制が定時制の代替となりえるのかを危惧(きぐ)し「少なくとも、本当に定時制高校の受け皿になりえるのかわかるまでは上農定時制を存続させるべき」と訴える委員もいた。
そのため、プランを導入する07年度を予定していた上農定時制の廃止時期については、今後の検討の中で判断することとなった。
下伊那案についても「飯田工業と飯田長姫の統合」という骨子は決まった。
下伊那が設置を見送った総合学科は「進学校にシフトした総合学科を諏訪に設置しては」と提案する声もあった。
最終案の提出は2月初旬を目指すが、諏訪地域での合意形成の成り行きによっては、延期する可能性もある。 -
「協働による廃食用油リサイクル推進事業」廃食用油回収車導入
箕輪町が地域新エネルギービジョンに基づき進めている「協働による廃食用油リサイクル推進事業」で、廃食用油回収車の入魂式が26日、役場駐車場であった。資源(缶・びん・ペットボトル)収集ステーションに集まる家庭からの廃食用油を回収するための車で、06年4月の本格実施から活用する。
回収車は、積載量1・5トン、ディーゼルエンジン。垂直式リアゲートリフター付き(リフト能力600キロ)。価格は275万円で、3分の2はコモンズ支援金の対象。町共同作業の家で精製するバイオディーゼル燃料(BDF)も使用したい考えで、車検証は廃食用油燃料併用で登録している。
フロントに緑色の文字で「廃食用油回収車」とあり、町内を走りながらリサイクル推進と事業PRを図るため、バックには「地球・環境にやさしいリサイクル」「BDF」の文字とリサイクルマーク、廃食用油リサイクルへの協力を呼びかける言葉がある。
町内38カ所の資源ステーションを回って廃食用油のポリタンクを回収し、町共同作業の家敷地内のBDF精製作業場に運ぶ。10、11月の試験回収では軽トラックを使用したが、来年1月15、22日にある廃食用油の第2回試験回収で導入した回収車の使用も検討している。 -
飯島町教育長に大沢氏再選
飯島町役場で26日、教育委員の辞令交付式があり、高坂町長が大沢利光さん(65)=飯島町飯島=に人事通知書を手渡した。引き続き開いた教育委員会で教育長に再選された。任期4年、2期目。
交付に当り、高坂町長は「子どもの安全確保など課題は山積している。豊かな経験を生かして町の教育行政に尽力を」と期待した。
大沢教育長は「初心に返り、子育て支援や子どもの安全など難しい時期、飯島町の教育のために頑張ります」とあいさつした。 -
市民サロンにピアニスト平沢真希さん登場
伊那市のふるさと大使などを講師に迎えた「市民サロン」が22日夜、伊那市生涯学習センターであった。市民ら約80人が集まり、上牧区出身、ポーランド在住のピアニスト平沢真希さん=ふるさと人材バンク=のピアノ演奏などに聴き入った。
サロンは「音楽を通した日本とポーランドの文化交流」と題し、トークとピアノ演奏を組み合わせた。
ステージ中央に置かれたピアノで、平沢さんは表情豊かにバッハの「プレリュード ハ長調」、多忠亮の「さくらさくら」、ショパンの「夜想曲」などを演奏。「音楽は、すべて祈りから生まれている。いつか世界と伊那谷を結ぶ国際音楽祭ができたらと思う」と夢を語ると、会場から大きな拍手が沸いた。
最後に、友人1人がステージへ上がり、平沢さんのピアノ伴奏に合わせ「きよしこの夜」を一緒に歌った。
また、常に前向きなポーランド人の人柄や、ビデオでポーランドの街並みなども紹介した。 -
ふれあい協定の天白区長来村、村長と懇談
中川村とふれあい協定を締結している名古屋市天白区の斉藤圭三区長らは21日来村、曽我村長と懇談した。
曽我村長就任以来初めての公式訪問。天白区から区長のほか、区政協力委員協議会議長の平手三郎さん、村出身の区政協力委員長の森山みゆきさんら4人が訪れた。
曽我村長は「天白区のみなさんと交流することで、刺激を受け、村に活気が生まれている。今後とも末永いおつきあいを」と歓迎あいさつ。
斉藤区長は「天白区民にとって、中川村は第2のふるさと。区民にとってほっとする場所。ふれあい協定をさらに中身の濃いものにしていきたい」と希望した。
また、同区の前身、天白村が来年設立百周年を迎えることに触れ「10月22日に区民祭に合わせ百周年記念イベントを計画している。ぜひ、協力を」と要請した。
中川村の鈴木振興課長は、飯沼の棚田米でつくる清酒「おたまじゃくし」をPRし「将来、棚田のお酒オーナーも募集したい」と話した。
この後、一行は横前のアクアロマンのイチゴハウスで、一足早く春の味覚を楽しんだ。 -
昭和伊南総合病院の今後などただす
伊南行政組合議会は22日、第4回定例会を開き、一般質問で2議員が昭和伊南総合病院の今後などについてただしたほか、火葬場条例の一部を改正する条例など条例案4件と05年度一般会計補正予算案1件を可決して閉会した。
昭和伊南総合病院救急救命センターの存続問題の経緯と今後の見通しについて坂本裕彦議員が質問したのに対し中原正純組合長は「県の一方的な発言に端を発した問題だが、再三撤回を申し入れた結果、県との話し合いが緒についたところ。今後協議していく」として存続に向けて努力していく考えを示した。
小原恒敏議員が同病院の経営状態について質問したのに答えて千葉茂俊病院長は「上半期(4縲・月)は純利益が前年比約30%と厳しい状況だったが、今年開設した人間ドック検診センターの受診者数が順調に伸びているなど下半期は回復の兆しが見えている」と述べた。 -
箕輪町が都市再生整備計画策定へ
箕輪町は、松島区内の一部と東河原地区を対象エリアとして道路や施設を整備する「都市再生整備計画」の策定に向け、県や国と協議を進めている。
都市再生整備計画は、約1千ヘクタール以内のエリアで事業目標を定め、道路、施設整備の基幹事業、従来補助対象外の提案事業を合わせ、3年から5年の都市再生整備計画を策定し、まちづくり交付金として国庫交付率40%以内の交付を受けて事業をする。
町の案では、計画期間は06縲・0年度の5カ年。事業目標に▽災害に強いまちづくり、消防・救急・救助体制の強化▽住民自治の確立と協働の推進▽人にやさしい快適な生活道路の整備-を掲げる。
計画案で実施する主要事業は、エリア内の道路改良や修繕など道路整備、研修や子育て支援などを想定した地域交流センター(仮称)整備、文化センター南側の広場整備。提案事業で箕輪消防署を解体し新しく建設する消防署整備も盛り込んでいる。
ソフト事業では、自主防災組織の育成や防災訓練の実施、コミュニティ活動推進、ボランティア・NPO支援がある。
事業費は10億円程度の想定で、そのうち箕輪消防署整備は3億4千万円程度の見込み。
計画は06年3月、正式に国に申請する。 -
環境マネジメントシステムの取り組みへ
伊那市の第3回庁内環境基本計画推進委員会が22日、各課長を集め、市役所で開かれた。環境管理システムISO14001の審査登録証を来年2月に返上し、新市発足後から内部監査を強化する市独自の環境マネジメントシステムに取り組むとした。
ISO14001は02年2月に取得したが、高額な維持費や膨大な書類作成などデメリットもあり、審査機関に頼らず、職員の資質を向上することで、維持経費の削減や帳票作成のスリム化、職員研修の強化などを図る。
そのほか、市環境基本計画の環境施策の進ちょく状況などを報告。
05年度前期の本庁の廃棄物、電気、燃料、水道など消費数値のうち、紙やガソリンの使用量が増加。高遠町・長谷村との合併に伴うものとみている。
環境審議会から意見提出された▽市役所への里山相談窓口の開設▽アレチウリなど帰化植物撲滅の全世帯参加の取り組み竏窒フ2項目は、それぞれ住民への広報や、全庁で取り組む体制づくりを進めることとした。 -
「エコアクション21」
箕輪町が自治体で全国初の認証・登録へ箕輪町が取り組んでいる環境省策定「エコアクション21」の認証・登録に向けた町役場での3日間の現地審査が22日終了し、認証・登録制度を実施している財団法人地球環境戦略研究機関持続性センター派遣の審査人から「B」判定の審査報告を受けた。06年1月の判定委員会で「認証・登録される見込み」(審査人)で、適合が認められると、04年の制度発足後、自治体として全国初の認証・登録になる。
エコアクション21は、ISO14001を基にした中小企業者や学校、公共機関が取り組みやすい環境経営システム。二酸化炭素と廃棄物の排出量、総排水量を把握し、省エネルギー、廃棄物の削減、リサイクル、節水に取り組む。環境活動レポートの作成と公表も義務づける。審査人による書類・現地審査を経て判定委員会で適合と判断されるとエコアクション21事業者として認証・登録される。
環境への負荷低減を進めている町は、より効果的、効率的な取り組み推進のため04年9月、役場実施の事務・事業を対象にエコアクション21の取り組みを申し込み、環境への負荷のチェックや目標を設定した。
単年度の環境目標は、二酸化炭素・廃棄物排出量、総排水量、印刷用紙購入量の前年度比2%削減。長期目標は、03年度と比較して06年度は6%削減。目標を基に本年2月から、消灯や裏紙利用など取り組み状況をリストに沿って確認、評価、改善してきた。
審査報告は、「大変前向きな活動を確認。要求事項に不適合はないが、一部に改善を要する事項5件があった」と総合判定を説明。廃食用油回収とバイオディーゼル燃料精製に向けたリサイクル推進の実践や、経営層の意図が着実に職員の意識向上につながっていることなどを評価した。 -
駒ヶ根市議会 定数6減、「15」に
駒ケ根市議会は12月定例会最終日の21日、議員定数を現在の21から6減の15とする条例改正案を賛成多数で可決するなどして閉会した。
6月に新たに設置した議員定数問題特別委員会(福澤善美委員長・6人)で議論を重ねてきた結果について福澤委員長が「各地の自治体視察の結果や市民の声などを踏まえて委員会で議論し、人口規模なども考慮して定数15が望ましいとの結論に達した」と報告。共産党議員から「経費削減が目的ならまず議員報酬を引き下げるべき」「議員数減は議会のチェック機能の低下をもたらす」「市民の声を十分に反映できない」などの反対討論がなされたが「議員の質を高めることで対応できる」「市民の多くは定数減に否定的でない」などとする賛成意見が多数を占めた。採決の結果は議長を除く20議員のうち賛成17、反対3だった。
新定数15は次回の選挙から適用される。現職の任期は07年4月29日まで。議員定数問題特別委員会は常任委員会の再編成や予算・決算特別委員会設置などの問題について議論するため、現状のまま継続される。
委員会に付託されていた「南田市場土地区画整理事業施行条例および市営住宅条例の一部を改正する条例」など条例案件2、05年度一般会計補正予算など補正予算案件7、「公の施設の指定管理者の指定について」など事件案件8は採決の結果いずれも可決された。
05年度一般会計補正予算案は歳入歳出それぞれに3900万円を追加し、総額143億6469万円とするもの。主な歳出は福祉医療費2千万円、老人保健費860万円など。
「公の施設の指定管理者の指定について」は地方自治法の改正により、文化センター、市民体育館、福祉施設、公園など54件の公共施設の管理を駒ケ根市文化財団、シルバー人材センターや民間企業などの指定管理者に委託するもの。