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大正大学の学生が箕輪町の魅力や課題について調査報告
箕輪町と交流がある東京都豊島区の大正大学の学生は、去年8月末から9月初旬にかけて行った町の魅力や課題についての現地調査の結果を、19日に報告しました。 19日は、現地調査報告会が、町地域交流センターで開かれ、調査にあたった大正大学地域創生学部地域創生学科の学生4人が発表しました。 学生は、昨年度から移住定住をテーマに調査・研究に取り組んでいて、今年度は住民97人にアンケートを行い、「町への愛着を持つ機会」などについて調べました。 「町の文化や歴史についてどのぐらい知っていますか」との質問では、「古田人形芝居は8割の人が知っている」という結果が得られました。 学生は、「歴史や文化を知る機会が多い街だと思う」と話していました。 学生たちは、町の移住定住のテーマ「ほどほどの田舎暮らし」のサブタイトルをみんなで考えてみてはどうか、SNSを活用したフォトコンテストを開いてはどうかなどと、町に対して提言しました。 町では、「結果を参考に、活力ある地域を作っていきたい」としています。
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伊那市長選 現職白鳥さん事務所開き
任期満了に伴う伊那市長選に出馬を表明している白鳥孝さんの後援会は、17日伊那市中央で事務所開きを行いました。 伊那市中央で行われた事務所開きには支持者およそ150人が集まりました。 現職で3期目を目指す白鳥さんは、「若い人たちが暮らし続けられるまちづくりをしていかなければいけない」と訴えました。 白鳥さんは、「製造業の盛んな地域、また農業、林業といった一次産業も盛んにしていかなければいけない大事な場所でもあります。若者もここで生き生きと暮らし続けることができる、そんな理想ともいえる地域づくりをしていくというのが私の役割であり使命であると思っています」と話していました。 後援会は市内28地区に支部を設置していて、20日には政策発表を予定しています。 市長選にはほかに、新人で飲食店経営の八木択真さんが立候補を表明しています。 伊那市長選は、4月15日告示、22日投開票です。
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箕輪町から新技術・新製品の開発補助を受けた企業が報告会
新しい技術や製品の開発に対し箕輪町から今年度補助を受けた製造業者5社が、取り組みの成果を14日に役場で発表しました。 報告会は今年度補助を受けた企業が実績を報告するために開かれたもので冒頭のみ公開で行われました。 町によりますと、工場で使用する製造装置の開発や介護医療分野への販路開拓などに補助金が活用されたという事です。 箕輪町は今年度、町内の中小企業が新しい技術や製品の開発を行う際に、限度額内で経費の2分の1を補助する事業を行ってきました。 町内の5つの企業が採択され、補助の総額は約390万円となっています。 白鳥政徳町長は「ものづくりの町であり続けるために支援の内容を充実させていきたい」と話していました。
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定数21の市議選に21人が出馬の意向
任期満了に伴う4月15日告示22日投開票の伊那市長選と市議選は15日で告示1か月前となります。 定数21の市議選は14日新たに新人が出馬の意向を示したことから立候補予定者は定数と同じ21人となっています。 市長選には現職と新人の2人が立候補を表明しています。 まず市長選の立候補予定者を五十音順で紹介します。 市長選は現職と新人の2人です。 西箕輪中条の白鳥孝さん、62歳。無所属現職の2期目です。 坂下の八木択真さん、39歳。無所属の新人。飲食店経営です。 市議選は定数21に対して14日までに定数と同じ21人が出馬の意向を示しています。 立候補予定者を現職、元職、新人の順で五十音順で紹介します。 高遠町西高遠の飯島進さん64歳。無所属現職、3期目です。 西春近小出一の飯島尚幸さん72歳。公明党現職、3期目です。 東春近渡場の飯島光豊さん66歳。共産党現職、3期目です。 西箕輪大萱の唐澤千明さん68歳。無所属現職、2期目です。 西町の唐澤稔さん70歳。無所属現職、2期目です。 美篶上原の黒河内浩さん65歳。無所属現職、3期目です。 山寺の柴満喜夫さん73歳。無所属現職、3期目です。 美篶上川手の白鳥敏明さん70歳。無所属現職、1期目です。 西箕輪大萱の野口輝雄さん66歳。無所属現職、1期目です。 美原の前田久子さん70歳。公明党現職、3期目です。 東春近暁野の宮島良夫さん68歳。無所属現職、2期目です。 中央の柳川広美さん57歳。共産党現職、3期目です。 日影の二瓶裕史さん38歳。無所属元職です。 長谷非持山の池上直彦さん65歳。無所属新人です。 東春近中殿島の小林眞由美さん64歳。無所属新人です。 富県北新の田畑正敏さん67歳。無所属新人です。 山寺の馬場毅さん41歳。共産党新人です。 上新田の原一馬さん52歳。無所属新人です。 荒井の松澤嘉さん66歳。無所属新人です。 福島の三澤俊明さん53歳。無所属新人です。 高遠町勝間の宮原英幸さん64歳。無所属新人です。 党派別では共産党が3人、公明党が2人、無所属が16人です 伊那市長選と市議選は4月15日告示、22日投開票となっています。
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バイパス4車線化 住民説明会
箕輪町の国道153号バイパスの1・3キロメートル区間で来年度から計画されている4車線化工事の地元説明会が始まりました。 8日は、大出コミュニティセンターに関係する住民およそ30人が集まりました。 説明会では、事業主体である長野県の職員から工事概要や4車線化後の影響について話を聞きました。 県の説明によりますと、4車線化されるのは沢上交差点から県道南小河内松島停車場線交差点までの1.3キロメートルです。 中央分離帯で上下線が区切られ、沿道への出入りは左折のみとなり、横断できなくなります。 この区間は、20年以上片側2車線で利用されてきました。 参加した住民からは「普段の生活が不便になるので、横断できる場所を増やしてほしい」「スピードを出す車両も増えるので、交差点での安全対策をしっかりしてほしい」などの意見が出されていました。 県では8月から交差点を除いた場所で工事を始めるとしています。 説明会は、12日に沢公民館でも開かれます。
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高齢者の電話みまもり ふるさと納税返礼品に
箕輪町は来年度から、ふるさと納税の返礼品に郵便局が行う電話での高齢者のみまもりサービスを加えます。 このサービスを返礼品にするのは、箕輪町が全国の自治体で2例目となります。 9日箕輪町役場で白鳥政徳町長や木下郵便局の前田辰雄局長らが出席し、ふるさと納税の返礼品に関する協定の締結式が行われました。 4月から新たに返礼品に加えるのは日本郵便株式会社が全国で提供する「郵便局のみまもりサービス」です。 このうち「みまもりでんわサービス」は、毎日、指定された電話番号に連絡し健康状態を確認して、家族にメールで報告をするものです。 この返礼品には、2万5千円以上のふるさと納税が必要です。 このサービスを返礼品にしているのは、箕輪町が全国で2例目だという事です。 今回の協定ではこの他に、月に1度、郵便局員が指定された住宅に訪問する、みまもりサービスも返礼品に加えられます。
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上伊那版DMOコンセプト「山と谷の風景美術館」
今年10月1日をめどに設立を予定している上伊那版DMOについての報告会が2日開かれ、上伊那地域をPRするコンセプトが『山と谷の風景美術館』に決まりました。 DMOは、「観光地経営」の視点に立った地域づくりの舵取り役をする法人のことです。 2日は上伊那の市町村長や観光関係者など50人ほどが出席しました。 上伊那のブランドコンセプトは「『山と谷の風景美術館』~2つのアルプス 彩(さい)の谷の物語~」です。 誘客のターゲットは日本らしさの体験を求める外国人観光客と女性を中心とした10代~30代の若年層としています。 今後は上伊那観光連盟を「発展的に」解散し、10月1日をめどに、一般社団法人 地域連携DMO(仮称)「信州伊那谷・上伊那観光局」を設立します。 アドバイザーで日本版DMO推進研究会顧問の清水愼一さんは、「お客様に地域のイメージを定着させるには10年かかる。コンセプトを決めたら言い続けることが大切だ」と話していました。
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南箕輪村議会3月定例会開会 26議案提出
南箕輪村議会3月定例会が28日に開会し来年度の一般会計当初予算案など26議案が提出されました。 来年度の一般会計当初予算案は総額を61億3千万円とするものです。 このほか、ガレットの原料となる蕎麦と、村のブランド米「風の村米だより」の生産拡大のためコンバインを購入するための費用の一部900万円などを盛り込んだ、今年度一般会計補正予算案など26議案が提出されました。 村議会3月定例会は12日・13日に一般質問、16日に委員長報告と採決が行われます。
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市長選2人 市議選20人が立候補を予定
任期満了に伴う4月15日告示22日投開票の伊那市長選には28日までに現職と新人の2人が立候補を表明しています。 また市議選は定数21に対し20人が立候補を予定しています。 まず市長選の立候補予定者を五十音順で紹介します。 市長選は現職と新人の2人です。 西箕輪中条の白鳥孝さん、62歳。無所属現職の2期目です。 坂下の八木択真さん、39歳。無所属の新人。飲食店経営です。 市議選は定数21に対してこれまでに20人が出馬の意向を示しています。 立候補予定者を現職、元職、新人の順で五十音順で紹介します。 高遠町西高遠の飯島進さん64歳。無所属現職、3期目です。 西春近小出一の飯島尚幸さん72歳。公明党現職3期目です。 東春近渡場の飯島光豊さん66歳。共産党現職、3期目です。 西箕輪大萱の唐澤千明さん68歳。無所属現職、2期目です。 西町の唐澤稔さん70歳。無所属現職、2期目です。 美篶上原の黒河内浩さん65歳。無所属現職、3期目です。 山寺の柴満喜夫さん73歳。無所属現職、3期目です。 美篶上川手の白鳥敏明さん70歳。無所属現職、1期目です。 西箕輪大萱の野口輝雄さん66歳。無所属現職、1期目です。 美原の前田久子さん70歳。公明党現職、3期目です。 東春近暁野の宮島良夫さん68歳。無所属現職、2期目です。 中央の柳川広美さん57歳。共産党現職、3期目です。 日影の二瓶裕史さん38歳。無所属元職です。 東春近中殿島の小林眞由美さん64歳。無所属新人です。 富県北新の田畑正敏さん67歳。無所属新人です。 山寺の馬場毅さん41歳。共産党新人です。 上新田の原一馬さん52歳。無所属新人です。 荒井の松澤嘉さん66歳。無所属新人です。 福島の三澤俊明さん52歳。無所属新人です。 高遠町勝間の宮原英幸さん。64歳。無所属新人です。 党派別では共産党が3人、公明党が2人、無所属が15人です。 市議会議員は1人が辞職し現職8人が引退の意向を示しています。 伊那市長選と市議選は4月15日告示、22日投開票となっています。
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伊那市と㈱パネックス 災害時の物資供給に関する協定
伊那市は、東春近に工場を持ち、パンの製造・販売を行う㈱パネックスと、災害時の物資供給に関する協定を、27日に締結しました。 この日は、伊那市役所で調印式が行われ、㈱パネックスの前野朝彦社長と白鳥孝市長が協定書を取り交わしました。 パネックスは岐阜県に本社があり、パンの製造・販売を行っています。 去年、東春近の東原工業団地の空き工場を購入し、長野工場として12月から操業を開始しました。 今回の協定では、長期保存が可能なパン「ロングライフパン」などを災害時に提供するとしています。 長野工場では現在、ロングライフパンシリーズを1日に3万個製造していて、常に在庫は6万個確保しているということです。 パンの賞味期限は45日と60日のものがあり、東日本大震災の時には、山口県の工場をフル稼働して被災地にパンを届けたということです。 前野社長は「パンは幅広い年代の人が食べやすく、ごみも少ないので災害時に向いている。皆さんに安心安全を届けられることを嬉しく思う。」と話していました。 伊那市が団体や企業と災害時の協定を結ぶのは、今回で65協定目です。
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伊那市・箕輪町議会3月定例会 開会
伊那市議会3月定例会が今日開会し、来年度の当初予算案の他、基金の一部を改正する条例案など50議案が提出されました。 一般会計当初予算案は、総額327億1,900万円で、4月に市長選を控えていることから継続事業を中心とした骨格予算です。 この他、一般会計の15の基金を廃止・新設により14に見直す条例改正案、4月のオープンを予定しているサテライトオフィスと旧中村家住宅に関する条例案など50議案が提出されました。 3月定例会は、3月7日から9日までが一般質問、19日に委員長報告と採決が行われます。
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「逃げ遅れゼロ」目指し協議会設立
伊那建設事務所は管内の8市町村で構成する伊那圏域大規模氾濫減災協議会を26日に設立しました。 今後5年間の計画で大規模水害による「逃げ遅れゼロ」を目指します。 26日は、伊那合同庁舎で初会合が開かれ上伊那8市町村の防災担当者や警察・消防から23人が出席しました。 平成27年に国土交通省が策定した「水防災意識社会再構築ビジョン」に基づき県の管理河川を対象に減災のための目標を共有し計画的なハード・ソフト対策を進めます。 協議会は、県内10圏域に設置されます。 26日は、伊那圏域の減災に関する取り組み方針案が示されました。 達成すべき目標として「逃げ遅れゼロ」「社会経済被害の最小化」をあげています。 概ね5年間で実施するハード対策では、堤防、護岸などの整備や住民への避難情報の伝達手段の強化などに取り組みます。 ソフト対策では、広域避難を考慮したハザードマップの作成や周知、防災教育や防災知識の普及などを図ります。 今後は、年に1度協議会を開き関係機関の進捗状況などを報告し情報共有する予定です。
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分別の徹底でごみ排出量削減
上伊那広域連合廃棄物政策審議会が23日伊那市のいなっせで開かれ燃やせるごみとして出されたごみのうち約18%が資源化できるものだったとの調査結果が 報告されました。 上伊那広域連合の調べによりますと、燃やせるごみとして出されたごみのうち正しく出されていたものは約80%、資源化できるものは18%でした。 また燃やせないごみとして出されたごみのうち正しく出されていたものは65%、資源化できるものは27%でした。 これらから上伊那広域連合では資源化できるものが正しく分別されればごみの排出量を削減できるとして啓発活動などにより分別の徹底を図っていくとしています。
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長谷の3地区 合併検討の委員会設置へ
人口減少や役員のなり手がいないなどの課題を抱える、伊那市長谷の中尾、市野瀬、杉島の3つの区を合併する案が検討されています。 23日に開かれた長谷地域協議会で、さらに検討を進めるための委員会を設置することが了承されました。 この日は今年度最後の地域協議会が総合支所で開かれ、長谷の将来の自治組織のあり方について検討を進めてきた第一委員会から報告がありました。 第一委員会では、人口減少や役員のなり手がいないなど喫緊の課題を抱える中尾、市野瀬、杉島の三区について合併すべきではないかとまとめました。 これについて検討を進めることを3つの区に打診したところ、了承を得たということです。 それを受けて地域協議会では委員会を設置し、さらに検討を進めていくことを確認しました。 市野瀬在住で第一委員会委員長の宮下勇さんは「公助・共助・自助がなりたたなければ地域は回っていかない。危機感を持って検討していかなければならない」と話していました。 委員会は3つの地区推薦の委員18人ほどで構成し、合併について検討を進めていくことになっています。
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新築する高遠町総合支所について研究委員会設置へ
老朽化や耐震性に課題があることなどから新築するとの方針が示されている伊那市の高遠町総合支所について、機能や規模、位置などについて広く調査研究を行う委員会が設置されます。 21日は、高遠町総合支所で地域協議会が開かれ、研究委員会の設置が承認されました。 総合支所は建設から50年以上が経過していて、耐震性が不足しています。 保健センターへ機能を移転する案もありましたが、新築する方針が決まっています。 新庁舎の建設に向け、機能や規模、位置などについて広く研究が必要だとして、高遠町地域協議会内に専門組織の庁舎あり方研究委員会を設置することになりました。 委員会は、地域協議会の委員、区長会、50歳未満の地区からの推薦者のほか、市議会議員、有識者など35人ほどで組織します。 委員会は、地域協議会の委員や市議会議員の改選後、設立されます。 1年間調査・研究を行い、市長に報告したあと、庁舎の在り方について協議・調整を行う検討委員会に組織が改編されます。 また、地域協議会で、伸和の丘ローズガーデンやマレットゴルフ場など花の丘公園一帯を都市公園とする案が示されました。 面積は4万4千㎡ほどです。都市公園は市内に伊那公園・春日公園・高遠城址公園など13あり、花の丘が指定されれば14か所目となります。 都市公園化についての条例改正案は、市議会3月定例市議会に提出され、可決されれば4月1日から施行されます。
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新ごみ中間処理施設名称「上伊那クリーンセンター」に
上伊那広域連合が伊那市富県に建設を進めている新ごみ中間処理施設の名称は公募により「上伊那クリーンセンター」に決まりました。 新ごみ中間処理施設の名称は「上伊那クリーンセンター」です。 伊那市の片桐勝さんほか、4人が応募しました。 新ごみ中間処理施設の名称は、上伊那広域連合が去年9月から10月まで募集し、上伊那の8市町村から168件の応募がありました。 「かみいな」と読む名称が48件と多かったことから、この名称を中心に、施設の周辺6地区から意見をきき、市町村長の総意で決定しました。 現在は工事が進められていて、今年12月には実際にごみを処理する試運転を行い、来年3月末に竣工予定です。 また、上伊那広域連合議会で、総額90億1,400万円となる平成30年度の当初予算案が発表されました。 前年度と比べ、34億円、61.8%の増です。 総仕上げ段階となっている新ごみ中間処理施設建設事業に65億4,700万円あまりとなっています。 新年度予算案は委員会に付託され、あすの本会議で採決されます。
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上伊那のコンビニにAED設置へ
上伊那広域連合は広域消防本部事業として、来年度、上伊那70店舗のコンビニエンスストアにAEDを設置します。 設置するのは、飯島町・中川村をのぞく上伊那のセブンイレブン、ファミリーマート、ローソン、デイリーヤマザキなど、およそ70店舗です。 上伊那広域連合がAEDを用意し、各店舗に設置を依頼します。 上伊那では現在公共施設を中心におよそ300台のAEDが設置されていますが、休館日などがあり24時間使用できないことから、コンビニエンスストアに設置することにしました。 コンビニエンスストアへの設置は広域連合としては県内初で、自治体単体では木曽郡大桑村で行っているということです。 設置は6月頃を予定しています。
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伊那市平成30年度一般会計当初予算案発表
伊那市は、総額327億1,900万円の平成30年度一般会計当初予算案を、19日発表しました。 4月に市長選が予定されているため継続事業を中心とした骨格予算となります。 主な新規事業は、美篶小・西春近北小学校の給食施設改築工事に5億7,900万円 市内全ての中学校への部活指導員の雇用に600万円 来年度から小規模特認校となる伊那西小学校への教育コーディネーター配置に290万円 ごみの分別や出し方を案内するスマートフォン向けのアプリ導入に210万円などとなっています。 また継続事業として、これまでに実施している施策に加え、新たに4,500万円分の保育料を軽減する事業に3億7,500万円 環状南線の整備に7億7,700万円 高遠保育園の建設に4億5,200万円などとなっています。 白鳥孝市長は、「4月に市長の任期を迎えるが、市政の停滞を招くことのないよう予算編成をした」としています。 当初予算案は、3月議会に提出され、政策的な事業の予算については、6月議会に補正予算案として計上するとしています。 他に、ふるさと納税を活用する事業は3億9,700万円で、保育料の軽減や給食施設の整備などに充てられます。 今年度の申請額は、返礼品目や割合を見直したことにより、18日現在4億3,000万円で、昨年度の72億円から大きく減少する見込みです。
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南箕輪村 平成30年度一般会計当初予算案 発表
南箕輪村は総額61億3,000万円の平成30年度一般会計当初予算案を、19日に発表しました。 主な新規事業は、南部小学校の増改築事業に2億3,600万円 7月のオープンを目指す大芝高原道の駅化に伴う整備事業に8,000万円 村公民館耐震改修事業に7,400万円 今年度で焼却灰の処分が終わる南原住宅団地の一部を公園として整備するための費用に500万円 フラッグフットボール大会の開催に120万円などとなっています。 継続事業として、北原工業団地に接続する村道の改良と用地取得に3,100万円 小中学校への特別支援員などの配置に4,500万円 英語教育コーディネーターの新設などに1,400万円などとなっています。 来年度の一般会計当初予算案は、今年度の肉付後の予算と比べて2億1,200万円多く、過去2番目の規模となっています。 予算案は、3月定例議会に提出されます。
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箕輪町議会 「動画で町の魅力発信」来月提言
箕輪町議会は町の魅力を動画で発信し交流人口の増加につなげるため3月に白鳥政徳町長に提言します。 19日に役場で箕輪町議会定例協議会が開かれ地方創生・人口減少対策等特別委員会の観光部会が動画配信について説明しました。 観光部会では箕輪町の動画をYouTubeで配信する事で町の魅力を広く発信し交流人口の増加につなげるための提言を町へ行うため今年1月から検討してきました。 協議会では映像と音楽で構成された佐賀市の動画が例として紹介されました。箕輪町で若者や女性が減少傾向にある事から、若い女性を惹きつけるような動画を制作する必要があるとしています。 この日の協議会で観光部会からの案が了承されました。町議会では来月初旬に白鳥町長に提言する計画です。
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「南箕輪村の日」 住民有志の合唱団が村民の歌を披露
明治8年2月18日に誕生した南箕輪村は18日、「南箕輪村の日」の記念イベントを開き住民有志でつくる合唱団が村民の歌を披露しました。 合唱団は、小中学生や一般公募で集まった150人で構成され1月から6回練習を行ってきました。 南箕輪村民の歌は昭和36年に制定されたもので、より多くの人に親しんでもらおうと、去年混声四部合唱に編曲されました。 村の日に合わせて、この日は村の発展に尽力した個人や団体が表彰されました。 表彰されたのは村社会福祉協議会会長を6年務めた孕石勝市さんと、12年保護司を務めた堀薫さんです。 このほか19の個人や団体に感謝状が贈られました。 南箕輪村は明治8年2月18日に誕生し今年で143年になります。 唐木一直村長は「県下一若い村として注目されている今の南箕輪村は、先人たちが築いた歴史と村民の地域活動によって成り立っている。住み続けたいと思える村づくりをこれからも進めていきたい」と話していました。
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箕輪町 平成30年度当初予算案92億9,600万円
箕輪町は、総額92億9,600万円の平成30年度一般会計当初予算案を、15日に発表しました。 『人と産業が切り拓く地域創生型予算』と位置づけ、今年度の当初予算と比べて7,600万円、率にして0.8%の増額となっています。 主な新規事業は、災害時に防災本部となる役場庁舎に無線LANを整備する事業に650万円。 これからの町を担う若者・女性に焦点をあて、アクションプランに沿って事業を推進する「若者・女性活躍推進事業」に682万円。 障がい者地域活動支援センターサテライト「みのあ~る」開所に283万円。 産業支援センターみのわを拠点とした産業支援事業に561万。 「農ある暮らし」を町の魅力として発信する農業応援団事業に840万円などとなっています。 ほかに、木下保育園建設に向けた用地取得などに7,560万円などとなっています。 箕輪町では、新たに「若者・女性活躍推進係」を企画振興課に設置します。 箕輪町の平成30年度一般会計当初予算案は、3月議会に提出されます。
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市長選 市議選 立候補予定者
任期満了に伴う4月15日告示22日投開票の伊那市長選と市議選は15日で告示2か月前となります。 これまでに市長選、市議選に出馬を表明または出馬の意向を固めた立候補予定者を紹介します。 市長選には現職と新人の2人が立候補を表明しています。《表明順》 西箕輪の白鳥孝さん、62歳。無所属現職の2期目です。 坂下の八木択真さん、39歳。無所属新人。飲食店経営です。
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伊那市の塩見小屋をめぐる答弁 「虚偽」かどうかは今後追及せず
南アルプスにある伊那市の山小屋、塩見小屋の元管理人が契約解除の無効などを訴えている問題で伊那市議会は14日に議員懇談会を開き一昨年12月の市長答弁が「虚偽答弁」かどうかは議会としてこれ以上追及できないとして今後の裁判の推移を見守るとの結論に至りました。 14日、市役所で議員懇談会が非公開で開かれました。 この中で平成28年12月定例会の市長答弁について協議が行われました。 問題となっている答弁は「塩見小屋の建て替え前に管理人を追い出す相談を市の顧問弁護士にしたか」との質問に対し、白鳥孝市長が「あるはずがない」と答えたものです。 これについて市議会はこの日の懇談会で「この答弁が虚偽であるかははっきりせず、これ以上追及したところで明確なものは得られない」として今後の裁判の推移を見守るとしました。 また、このような問題が起こるのは伊那市長が伊那市観光㈱の社長や伊那市観光協会の会長を兼務している体制に起因するとして、このような体制を解消すべきとの申し入れを、近く白鳥市長に行うという事です。
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南箕輪村子育てサポーター養成講座 新たに14人が協力会員に
保育園への送迎を行なったり一時的に子どもを預かるなどして子育てを支援する、南箕輪村の子育てサポーターの今年度の養成講座が14日に終了し新たに14人が協力会員になりました。 こども館で閉講式が行われ受講者に修了証が手渡されました。 今年度の養成講座では新たに14人が受講し、これまで活動していた6人を含め合わせて20人が子育てサポーターとなりました。 村では保育園の送迎や一時的な預かりなど子育ての支援を求めている保護者と、その支援を有料で行うサポーターがそれぞれ依頼会員と協力会員になり、地域で子育ての助け合いを行うファミリーサポートセンター事業を行っています。 子どもの一時預かりは、これまで子育てサポーターの自宅で行うのが原則でしたが、村では、来年度から子育て支援センターやこども館など公共施設でも一時預かりができるよう調整を進めているという事です。
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新人の八木氏 市長選へ政策発表
任期満了に伴う伊那市長選に立候補を表明した新人の八木択真さんは小中学校の給食費無償化や女性副市長登用などの政策を12日発表しました。 政策発表で八木さんは「現状の問題点は現役世代、子育て世代に選ばれる伊那市になっていないというところだと考えている。まず現役世代、子育て世代の支援に全力を投入する。」と話しました。 八木さんは子育て支援として小中学校の給食費無償化のほか住民判断による保育園の存廃を掲げています。 また地元産業振興策として、企業誘致の補助は本社移転のみに限定し地元産業の振興重視に転換するとしています。 他に住み慣れた地域で老いることができる仕組みづくりを検討し買い物難民対策はドローンより「人から人」であるべきとしています。 行政改革として市長の給与半減、退職金のカット、女性副市長登用を挙げています。 また3市町村の合併を後悔させないとして、高遠町、長谷で移動市長室を定期的に設けるほか総合支所を地域活性拠点として整備するとしています。 八木さんはこれら政策について今後、市民との意見交換会などを通してさらに充実させていくとしています。
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運転席無人で走行 自動運転サービス実証実験
伊那市長谷で行われている「自動運転サービス実証実験」の一環で、運転席に人が座らずにバスを運行させる実験が13日に行われました。 自動運転のバスが実験開始位置に着くと、運転席に座っていた男性が移動し、運転席が無人の状態でバスが動き出しました。 実験は美和診療所近くの公道およそ300メートルで行われました。 国土交通省が全国13か所で行っていて、唯一クランクのあるコースとなりましたが、バスはスムーズにハンドルをきって通過していきました。 コースには磁気マーカが埋め込まれていて、バスは磁気とGPSの位置情報に沿って進み、美和診療所前のバス停で停車しました。 この日は同じコースを8回走り、すべて問題なく運行しました。 国土交通省飯田国道事務所計画課の岡本由仁課長は「思っていた以上に(運転席が無人の状態で)実験がスムーズに出来たと思う。実験を通じて自動運転技術を広く知ってもらい、信頼性や安心感を持ってもらえれば実用化につながっていくと思う」と話していました。
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新人の八木氏 市長選出馬表明
任期満了に伴う4月15日告示22日投開票の伊那市長選に無所属で新人の八木択真さんが立候補することを12日正式に表明しました。 八木さんは伊那市のセントラルパークで市民を前に決意を述べました。 出馬表明で「我々世代の新しい発想があればもっとこの地域は元気になっていくはずです。私は必ず結果を出します。可能性に溢れた伊那市を、胸を張って次の世代に引き継ぎたい。この地域の衰退に若い世代で立ち向かう」と話していました。 八木さんは昭和53年12月2日生まれで現在39歳です。 大阪府堺市出身で信州大学農学部に入学し約7年間、伊那市内で過ごしました。 大学卒業後、産経新聞の記者となり平成25年に伊那市坂下で飲食店の経営を始めました。 平成26年に伊那市議選に立候補し初当選。 今回の市長選立候補にともない13日議員の辞職願を提出しました。 伊那市長選は4月15日告示、22日投開票となっています。 市長選にはこれまでに無所属で現職の白鳥孝さんが立候補を表明しています。
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伊那市長谷で自動運転の実証実験始まる
国土交通省が、伊那市長谷の道の駅「南アルプスむら長谷」を拠点に行う自動運転サービスの実証実験が、10日から始まりました。 実験は6日間行われ、5キロの区間を実験車両が運行します。 10日は実験開始式が行われ、関係者を乗せたバスが道の駅南アルプスむら長谷を出発しました。 席に運転手は座っていますが、ハンドル操作や速度調節は自動で制御されます。 10日は美和診療所までの600mの区間を運行しました。 バスはGPSと道路に埋められた磁気マーカーから位置情報を読み取り運行します。 道路に埋められた磁気マーカーです。 実証実験は、高齢化が進む中山間地域のものや人の流れを支援しようと国土交通省が全国13か所で行っていて、中部地方では伊那市のみです。 実験は南アルプスむら長谷から長谷総合支所までの往復およそ5キロの区間で行われます。 募集によるモニターや小中学校の生徒およそ200人が期間中に乗車し、のりごこちなどのアンケートに答えます。 そのほか、ドローンポートの活用を想定した書類の受け渡しなどを行う予定です。 実験は16日までの予定です。 13日には運転席に運転手がいない状態での走行が行われます。 モニターの乗車は11日と12日に行われます。
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南箕輪村創生総合戦略の検証を答申
南箕輪村むらづくり委員会は村創生総合戦略の検証について9日、唐木一直村長に答申しました。 9日は宮原袈裟夫会長らが村役場を訪れ唐木村長に答申書を手渡しました。 村創生総合戦略は、立地特性を生かした職住近接のむらづくりや若者定住と郷土愛の醸成による帰ってきたいむらづくりなどの項目があります。 それぞれの項目に数値目標が設定されていて答申では関係する情報のホームページへのアクセス数の目標値を上方修正することが望ましいとしています。 付帯意見として魅力的な農業経営の確立や村内定住、若者回帰の推進、村の魅力開発とブランドづくりなどをあげています。 唐木村長は村創生総合戦略について答申をもとに改訂していきたいとしています。