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1人暮らしの高齢者世帯対象に水道の無料点検
1日から始まった水道週間に合わせて一人暮らしの高齢者を対象にした水道の無料点検が2日伊那市内で行われました。 水道の無料点検は伊那市水道事業協同組合が行ったものです。 組合に加盟している23社が分担して一人暮らしの高齢者宅、60世帯を回りました。 水道事業者はパッキンを変えたり蛇口部分を点検したりしていました。 伊那市水道事業協同組合では「水道は毎日使うものなのでどうしても傷んできます。これを機会に 事業者を身近に感じ何かあったら気軽に相談してもらいたい。」と話していました。
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征矢さん 町応援団第1号に
箕輪町は町出身のプロレスラー征矢学さんを「箕輪町応援団」第一号に任命しました。 5月28日は箕輪町のながたドームでプロレスの興行が行われました。 試合前、リング上で町応援団の任命が行われ白鳥政徳町長から征矢さんに委嘱書が手渡されました。 征矢さんは現在32歳でシングルとタッグの王座を獲得したこともあるトップレスラーです。 箕輪町応援団は、町の魅力や情報を発信してもらおうと委嘱するもので征矢さんが第一号です。 白鳥町長は「箕輪町、上伊那を各地でPRし、地元を見守ってほしいです」と話していました。 征矢さんは「応援団第1号として、町の皆さんの想いを大切に頑張りたいです」と話していました。 征矢さんの任期は2年間で、町では今後、スポーツや文化面で活躍する人を応援団として委嘱していく事にしています。
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南アルプス北岳 ケージでライチョウ保護へ
環境省は今年度、絶滅のおそれがあるライチョウの保護と増殖に向け、南アルプスの北岳でケージによる保護を行います。 ライチョウは本州の中部の高山帯に生息しその数は2千羽まで減少していると見られています。 特に南アルプスの北岳周辺では減少が著しく、1981年の調査では120羽生息していましたが、2016年には24羽まで減少しました。 環境省では、北岳のライチョウの保護と増殖に向け今月からケージによる保護を行います。 今月から来月にかけ、ライチョウの家族を小型の移動式ケージに収容した後、大型のケージに誘導し20日間程度保護します。 ライチョウの雛は、雨や気温の変化による影響の他に、最近は猛禽類やキツネなどの捕食により減少していると見られています。 今年度からはライチョウを襲うキツネやテン、イタチの捕獲を北岳で行う計画です。 環境省では、北岳のライチョウの個体数の回復の状況により、南アルプス全体に取り組みを広げていきたいとしています。
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南ア遭対協 防災ヘリ犠牲者に黙とうささげる
南アルプス北部地区山岳遭難防止対策協会の定期総会が2日伊那市長谷総合支所で開かれ、3月に発生した消防防災ヘリコプターの墜落事故で亡くなった9人に黙とうをささげました。 総会では、出席した県や市、警察の関係者など30人が黙とうを行い、消防防災ヘリの墜落事故で亡くなった9人の冥福を祈りました。 昨年度南アルプス北部地区で発生した遭難事故は、8件で1人が死亡しました。 8件の遭難事故のうちヘリによる救助は7件あり、墜落した消防防災ヘリは2件の救助を担当しました。 会長の白鳥孝伊那市長は「空からの救助が主体だったが、今後は地上から救助するケースが増えてくる。十分な体力と、地形を頭に入れいざという事態に備えてほしい」と挨拶しました。 総会ではこのほかに、11年間救助隊に在籍する中村稔さんに功労者表彰が、33年間在籍しこの春救助隊を退いた伊藤誉さんに感謝状が贈られました。
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1人1会員増強の取り組み強化
公益社団法人伊那広域シルバー人材センターの定時総会が伊那文化会館で26日、開かれ今年度は1人1会員増強の取り組みを強化することが承認されました。 定時総会では今年度の事業計画などが示されました。 初めての試みとして会員増強キャンペーン月間を5月と7月に設け1人1会員増強の取り組みを強化実施するとしています。 昨年度末の会員数は630人で年度当初より4人増加しましたが高齢化や体調不良による退会が進んでいるということです。 仕事の受注件数は7,373件で前の年度と比べて815件の減少、契約金額は3億6,000万円で970万円の減少となっています。 伊那広域シルバー人材センターでは「高齢者福祉サービスや家事援助サービスのニーズが高まっている。今後も受注の増加、会員の増強に取り組んでいきたい。」と話していました。
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箕輪進修高校生徒が模擬投票
選挙権年齢が満18歳以上に引き下げられたことを受けて、箕輪町の箕輪進修高校で、1日、生徒たちが模擬投票を体験しました。 教室が投票所となり、生徒たちが、投票箱に、記入した紙を入れていました。 受付や、立会人も生徒たちが行いました。 これは、選挙権年齢が去年18歳以上に引き下げられたことを受けて、箕輪町選挙管理委員会が開きました。 若い世代に選挙に対する関心を高めてもらおうというものです。 生徒たちは、政見放送を視聴後、投票を体験しました。 この模擬投票体験は、3年生と4年生116人を対象に行われました。
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信州DC前に「観光客に声かけを」
JRと長野県がタイアップして県内への観光客の誘客を進める信州デスティネーションキャンペーンが、7月1日から始まります。 キャンペーン開始を控え、県民に観光客をもてなす声かけ運動を呼びかける街頭啓発が、1日、県内一斉に行われました。 1日は、県内各地のJRの駅など10か所で一斉に街頭啓発が行われました。 このうち、上伊那では、JR飯田線の伊那市駅で、通勤・通学時間に合わせて、県の職員が、ティッシュとクリアーファイルを配りました。 「積極的に観光客に声を掛け、県民全体でもてなしましょう」と呼び掛けています。 信州DCは、JRとタイアップした大型観光キャンペーンで、県内で行われるのは7年ぶりです。 今回は、イベント日に、特急あずさが木曽まで運行します。辰野駅でも停車して、飯田線へ乗り継ぐことができます。 飯田線では、313系のイベント列車が3日間運行し、沿線でイベントが企画されています。 信州デスティネーションキャンペーンは、7月1日から9月30日まで行われます。
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プチマルシェ 移動キッチン制作中
伊那市新山でヨーロッパの郷土料理を提供するレストラン「プチマルシェ」は、トラックの荷台に厨房が乗る移動式キッチンを制作中です。 伊那市新山にあるプチマルシェです。新山の中でも奥深い場所にあります。 作っているのは、設計から手作りという木製の移動式キッチン。 1日も、板の長さを測ったり切断するなどの作業が行われていました。 キッチンには、コンロやオーブンが設置される予定です。 手がけているのは、プチマルシェのシェフ・大竹 明郁(あいく)さんと妻の美保子さん、宮田村の地域おこし協力隊の高橋 明里(あかり)さんの3人です。 プチマルシェの大竹夫妻は、依頼を受けた家庭に出張し青空のもとで料理を提供したいと考えています。 高橋さんはイベントなどに移動販売で出向き自家焙煎のコーヒーを提供したいと考えています。 両者の思惑が一致し、共同で移動式キッチンを作ることにしました。 移動式キッチンは7月中には完成予定で、県から飲食営業許可が取れ次第、営業していきたいとしています。 なお、手作りで木製の移動式キッチンカーは、県内では初なのではないかということです。
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井月句碑 ゆかりの富県に建立
幕末に伊那谷を放浪した俳人・井上井月を偲び、ゆかりの地、伊那市富県に句碑が建立されました。 1日は、建立委員会のメンバーや、来賓として白鳥孝伊那市長らが出席し、句碑の除幕式が行われました。 句碑には、明治18年の秋に井月が詠んだとされる「落ち栗の座を定めるや 窪溜(た)まり」の文字が刻まれています。井月の直筆を拡大したものです。 実行委員会では、富県区民636人と地区外からの協賛金、およそ150万円を集め建立しました。 井上井月は、富県から駒ケ根に抜ける火山峠で倒れ、弟子の竹風(ちくふう)宅に運ばれました。 竹風宅は、今回句碑が建てられた場所の150メートルほど下にあったということです。 井月顕彰会前会長の堀内(ほりうち)功(つとむ)さんが、この地を訪れた際、近くに栗畑があるのを見て、ここに句碑を立ててはどうかと、地元に持ち掛けました。 白鳥市長は、「俳句を世界遺産にという動きもある中で、伊那には井月がいる。井月とともに地域が繫栄してほしい」と話していました。
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美鈴工房キルト教室 第20回パッチワークキルト作品展
南箕輪村の磯千恵子さんが講師を務める「美鈴工房キルト教室」のパッチワークキルト作品展が、2日から伊那市の伊那文化会館で始まります。 会場には、パッチワークキルトの作品100点が並んでいます。 南箕輪村の磯千恵子さんが講師を務める美鈴工房キルト教室は、辰野町から飯田市まで9つの教室があり、およそ70人が会員となっています。 大きいサイズのタペストリーを中心に個性豊かな作品が並んでいます。 1年半に1回展示会を開いていて、20回の節目となる今回で最後だということです。 20回を記念して、会員40人が1枚ずつ作った作品で1つのハートを表現しています。
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伊那西高校 夏服に衣替え
6月に入り衣替えのシーズンとなりました。 伊那市の伊那西高校では、夏服を着た生徒たちが登校する姿が見られました。 伊那西高校では1日から夏服に衣替えとなり、生徒たちはチェックのスカートに白のセーラー服を着て登校していました。 1日の伊那地域は朝から雲が広がり、今朝7時頃の気温は17.1度と涼しく、多くの生徒がカーディガンを羽織って登校していました。
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高遠町総合支所庁舎移転案示す
伊那市は、老朽化や耐震性の課題を抱える高遠町総合支所庁舎について近くにある高遠町保健センター内に機能を移転する方針案を示しました。 30日開かれた、地域自治協議会と区長会の合同会議で方針案が示されました。 高遠町総合支所庁舎は合併前の高遠町役場として昭和41年に建設されました。 伊那市では、建設から50年以上が経過していることや耐震性が不足していることから高遠町総合支所のあり方について庁舎内で検討してきました。 検討の結果、課題を解消するには既存の市の施設への移転が適切で、移転候補地については、高遠町保健センターが適当との考えがまとめられました。 保健センターは、高遠町図書館や文化センターなど公共施設の近くにあり、市民の利便性が高いことや駐車場スペースが確保できることをメリットに上げています。 出席した区長からは、「住民説明会を開いて欲しい」といった声があがり、伊那市では、意見を聞きながら進めていきたいとしています。
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市街地にそば店開業を応援
伊那商工会議所は、信州そば発祥の地伊那をPRするのに市街地にそば店が少ないことから、開業する人を応援する事業をスタートさせました。 31日は、記者会見が開かれ、事業の概要についての説明がありました。 伊那商工会議所では、伊那の食プロジェクト特別委員会を立ち上げそば振興に取り組みます。 信州そば発祥の地伊那を売り出すのに市街地にそば店が少ないとして今回、開業者を募集し支援します。 創業や経営、そば打ち技術講習会を組み合わせたカリキュラムを計画していて、受講した人には修了証が発行されます。
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伊那市美篶でポピーが見ごろ
伊那市美篶の矢島清さんの畑では、ポピーの花が見ごろを迎えています。 矢島さんは景観を良くしようとおよそ6アールの畑にポピーの種を撒きました。 矢島さんによると花は6月上旬まで楽しめるということです。
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南アルプス食害対策協議会発足から10年で今年度記念事業
南アルプス食害対策協議会は発足から10年を迎える事から、講演会などの記念事業を今年度行う計画です。 31日、伊那市役所で総会が開かれ、今年度の事業計画が確認されました。 協議会は平成19年9月に野生動物からの高山植物の保護と復元を目的に発足しました。平成20年度からは、ニホンジカの食害から守るための防護柵を設置しています。 信州大学の渡邉修准教授は「柵の設置で植生が回復しているのは間違いないので、引き続きモニタリングを続けていきたい」と話していました。 協議会発足の10周年記念事業は来年2月に行われる予定です。
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南箕輪小学校5年生 田植えを体験
南箕輪村の南箕輪小学校5年生の児童は31日、学校近くの田んぼで田植えを体験しました。 総合的な学習の時間で5年生の1組から4組の114人が田植えを体験しました。 毎年5年生が米の栽培について学習していて、2週間前に肥料を撒いた田んぼに手で植えていきました。 植えたのはモチヒカリです。 児童らは、裸足になって、等間隔になるよう苗を植えていきました。 地元住民や保護者も手伝い午前中いっぱい作業を行いました。 今後は7月と8月に稲の成長を確認する観察会を開き、10月に稲刈りを体験します。 とれた米は、収穫祭で餅つきをして味わうという事です。
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入野谷そばの在来種 圃場広げ栽培さらに拡大へ
入野谷在来種のそばの復活を目指す「伊那そば振興会」は今年、これまでの圃場の5倍となる面積で栽培を行う計画です。 30日は、これまでも圃場として活用してきた伊那市長谷浦で、草刈などを、振興会のメンバーや信州大学農学部の学生など20人が行いました。 新しく開墾した場所はこれまでの圃場のすぐ隣で、およそ800平方メートルの広さがあり、合わせると1000平方メートルになります。 交配の可能性が低いこの圃場でさらに栽培の拡大を行うための種を増やします。 数年前まで畑として活用されていた場所で、敷地内には動物から作物を守るために使ったと思われる壊れた柵などが散乱していました。 参加者は、柵に使われていた角材や有刺鉄線などを外しながら集めていました。 振興会では、去年から在来種のそば復活に向けて栽培を始めました。 去年は200平方メートルに100グラムの種をまき、70倍となる7キロの種を収穫しました。 飯島進会長は「圃場を増やしてどこまで成功するかわからないけれど、今年は販売できるくらいまで増やせればうれしい」と話していました。 今後も整備を続け、7月には2回に分けて播種作業を行うということです。 今年は去年の5倍となる500グラムの種をまく予定だということです。
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高遠さくら発電所 自然エネルギーを世田谷に供給
高遠ダムから放流される水を有効活用した発電所「高遠さくら発電所」が完成し、30日に竣工式が行われました。 この日は、中島恵理長野県副知事や、白鳥孝伊那市長らが出席して、セレモニーが行われました。 新たに完成した「高遠さくら発電所」は、高遠ダムから毎秒およそ1トンずつ放流されている水を有効活用しようと、県内の発電所では17年ぶりに建設され、総事業費はおよそ5億円となっています。 水は、パイプを通って23メートル落下し、施設内の水車をまわして発電します。 年間およそ124万9千キロワット発電する計算で、一般家庭350世帯分の消費電力量に相当するということです。 さくら発電所でつくられた電気は、自然エネルギーの買い取りなどを行っている電力会社を通じて、東京都世田谷区の保育園などに供給されることになっています。 地方でつくられた電気が都市部に供給されるといもので、全国でも初めての電力供給の形だということです。 白鳥市長は「全国に先駆けた素晴らしい取り組み。世田谷区との交流が広がっていけば」と話していました。 保坂展人世田谷区長は「長野県と世田谷区にできて、他でできないわけがない。そういった意味でも全国に先駆けた素晴らしい取り組みになったと思う」と話していました。 式典で中島副知事は「自然エネルギーの利用が拡大することは、県の目指す持続可能な社会の構築につながる。あわせて世田谷区と電気を通じた交流が発展していけばうれしい」とあいさつしました。 県企業局によると、さくら発電所でつくられた電気は、「固定価格買取制度」対象の20年間でおよそ3億2千万円の純利益になる見込みです。
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伊那地域で今年一番の暑さ 最高気温31.7℃
30日の伊那地域の最高気温は31.7度を記録し、今年一番の暑さとなりました。 この日の伊那地域は、午後1時56分に最高気温31.7度を記録する真夏日となりました。 2015年に記録した31.8度に次ぐ、5月の観測史上2番目の暑さとなっています。 伊那市の中心市街地では昼時になると、多くの人がワイシャツを腕まくりして歩く姿が見られました。 南箕輪村の大芝高原では、森林浴をしながら暑さをしのごうと親子連れが訪れていました。 ある母親は「暑かったので涼みに来ました」と話していました。
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上伊那の8市町村長と知事が意見交換
県の次期総合5か年計画の策定に向けて、上伊那の市町村長と阿部守一知事の意見交換会が30日、伊那市の伊那合同庁舎で開かれました。 意見交換会には、阿部知事や上伊那の8市町村長らが出席しました。 県では、平成30年度からの次期総合5か年計画を今年度中に策定します。 意見交換は、知事が市町村長から意見を聞こうと県内10広域で行われています。 市町村長からは、観光や農業、食、教育などについて意見が出されていました。 県では、次期総合5か年計画の計画案を2月議会に提出します。
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信州大学農学部 山ぶどうジュース販売
信州大学農学部の学生が育てた山ぶどうで作ったジュースの販売が、30日から始まりました。 信大農学部では、毎年3年生が実習の一環で山ぶどうを育てていて、2年生が収穫作業を行っています。 去年9月の日照不足で、実が傷んだため、学生たちは苦労しながら作業を行ったということです。 山ぶどうジュースはおよそ540本作られ、1本税込み1,000円で販売されています。 毎年人気の商品のため、購入は1人3本までで、生産品販売所で購入できます。
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4月求人倍率1.61倍 上伊那は4か月連続県内一
上伊那の4月の月間有効求人倍率は、3月を0.06ポイント下回る1.61倍でした。 求人倍率は下がりましたが、上伊那は4か月連続で県内1高い倍率となっています。 新規求人数は1,885人、新規求職者数は802人で、4月の月間有効求人倍率は、3月を0.06ポイント下回る1.61倍でした。 求人倍率は下がりましたが、上伊那は、県内12の公共職業安定所の中で4か月連続で県内1高い倍率を維持しています。 雇用情勢については「堅調に推移している」と前の月のコメントを据え置いています。 ハローワーク伊那では「製造業が堅調でいるうちはその他の産業でも良くなってくると思う。人手不足が続く介護や建設業、運輸業などの求職者の斡旋をしっかりと行っていきたい」と話していました。
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伊那交通安全協会 啓発パレード
伊那交通安全協会の総会が26日開かれ、会員らが交通安全啓発のパレードをしました。 26日は伊那安協の会員およそ130人がナイスロードおよそ1キロをパレードし交通安全を呼びかけました。 総会では、高齢者の交通事故防止、通学路・生活道路の安全確保と歩行者保護の徹底などの8つの重点推進事項が承認されました。 伊那署管内の今年の交通死亡事故は3件で、今月20日には小学1年生の女子児童が車にはねられて死亡する事故が起きています。 なお、高遠地区交通安全協会は会員数の減少により今年度で解散し、来年度からは伊那交通安全協会と合併します。
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薪ストーブなど返礼品除外へ
ふるさと納税の返礼品について伊那市は、新たに薪割り機や薪ストーブを対象から除外することを決めました。 29日開かれた、定例記者会見で白鳥孝市長が明らかにしました。 除外するのは、薪割り機と薪ストーブ6種類です。 60万円の寄付金額に対して薪割り機が、70万円以上に薪ストーブが返礼品として贈らています。 総務省は4月1日に返礼品の返礼率を3割以下にすることや資産性の高い電子機器などの取り扱いの自粛を全国の自治体に通知しました。 伊那市は、返礼率が3割を超える品や10万円以上の家電の取り扱いを中止し、「10万円未満の家電は資産性の高いものに当たらない」として継続していました。 しかし4月21日に運用方針がふるさと納税の趣旨にそぐわないとして、高市早苗総務大臣から名指しで指摘されました。 これを受け伊那市は、再度検討し今月9日に家電製品をすべて除外すると発表しました。 24日に総務省から再び薪ストーブや薪割り機を返礼品から外すよう要請があり、29日の朝除外することを決めました。 伊那市ではCO2の削減に取り組んでいて、白鳥市長は「つらい部分もあるが一歩引いて取り下げることを決めた」と述べました。 今月末までは、現在の返礼品のまま受付を行うことにしています。 今後は、ストーブで使う薪やペレットまた、体験型ツアーなどを返礼品として検討していく考えです。
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クリーンセンター八乙女 一本化で受け入れ2.4倍
先月1日から箕輪町のクリーンセンター八乙女に一本化された不燃ごみなどの受け入れ状況は、前の年の同じ時期と比べて2.4倍に増えています。 上伊那広域連合議会全員協議会が29日に伊那市役所で開かれ報告されました。 4月3日から5月23日までの受け入れ状況は、前の年の同じ時期と比べて485トン多い820トンでおよそ2.4倍に増えています。 これまで上伊那では、伊那市の鳩吹クリーンセンターと、駒ヶ根市の大田切不燃物処理場、箕輪町のクリーンセンター八乙女の3か所で不燃ゴミと粗大ごみを処理していました。 平成15年度からの有料化でごみの減量が進んだほか、一本化したほうが運営費が安くなることから今年4月に一本化されました。 広域連合では「予想ではもう少し増えると思っていた。機器も問題なく稼働し対応できている」と話していました。
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伊那市に縁のある矢島さん 6月25日にピアノコンサート
東京都出身で世界的に活躍するピアニスト矢島愛子さんは、縁のある伊那市で初めてのコンサートを6月25日に開きます。 矢島さんは、桐朋学園大学を卒業後、ドイツのハノーファー音楽演劇大学を主席で卒業。 ドイツで得られる最高の資格「国家演奏家資格」を取得しました。 国内外のコンクールにも出場していて、平成27年にアゼルバイジャンで開かれた国際ピアノコンクールでは優勝しています。 母親の実家が伊那市入舟にあり、幼少期には長期休みのたびに訪れていたということです。 去年3月に東京都で開かれた演奏会で伊那市出身のピアニストと共演したことが縁で実現しました。 コンサートでは、プロコフィエ作曲のバレエ音楽「ロミオとジュリエット」を中心に、20曲ほどを演奏します。 29日は、母親の規子さんも訪れ、「大切な思い出のあるこの地での演奏を心待ちにしていた」と話していました。 矢島愛子ピアノリサイタルは、6月25日に日曜日にニシザワいなっせホールで開かれます。 入場料は、大人2,000円、高校生以下は1,000円となっています。 (78-5801)
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山寺の死亡事故の現地診断
20日に伊那市山寺で発生した交通死亡事故の現地診断が、29日、現地で行われました。 現地診断には、交通安全協会や警察、山寺区などから40人ほどが参加しました。 事故は、20日土曜日の午前11時に発生しました。 国道153号から県道方面へ進行していた普通乗用車が、道路を横断していた小学1年生の女の子をはね死亡させたものです。 現場は、見通しのいい直線道路で、参加者らは子どもの目線、運転手の目線でどのように見えるかを確認していました。 現地診断の後、きたっせで再発防止検討会が開かれました。 地元住民は、「現場は変則の四つ角で危険な場所だ。地域の人はスピードを出さないが、区外の人は見通しがいいのでスピードを出しがちだ」と話していました。 道路を管理する伊那市では、「道路脇の樹木が生い茂り見えずらくなっていることから、枝の剪定や植え込みの刈り込みを行う」ということです。 伊那署管内の交通死亡事故は、きのう現在3件となっています。
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伊那まつりポスター原画決まる
前身の勘太郎まつりから数えて今年で60回目を迎える伊那まつりのポスターの原画が29日、決まりました。 29日は、伊那市役所で審査会が開かれ、応募のあった118点の中から最優秀賞1点、優秀賞6点、佳作33点が選ばれました。 審査の結果、ポスターの原画に選ばれたのは高遠中学校2年の山下優季さんの作品です。 作品には、勘太郎や龍、盛り上がる市民の様子が描かれています。 背景や色づかいなど丁寧に描いていることが評価されました。 ポスターは1000枚作製し商店街や公共施設に貼り出されます。
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箕輪南小でプール清掃
箕輪町の箕輪南小学校は、プール開きを前に、学校のプール清掃を29日、行いました。 29日は、1、2年生が小プールの清掃を行いました。 明るい日差しの下、水着の上にTシャツを着た児童たちは、スポンジやたわしを使ってプールの壁や床をこすり、汚れを落としていました。 箕輪南小学校のプール開きは、来月13日に行われることになっています。
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伊那市富県で火事 けが人なし
29日午前11時30分頃、伊那市富県で物置と土蔵を焼く火事がありました。 この火事によるけが人はいませんでした。 伊那警察署の発表によりますと、火事があったのは、伊那市富県の藤澤剛さんが所有する木造平屋建ての物置と二階建ての土蔵です。 合わせて105平方メートルが全焼したほか、普通乗用車が一部焼けました。 火はおよそ1時間後に消し止められました。 この火事によるけが人はいませんでした。 伊那署では、剪定した木の枝を燃やしていた火が燃え移ったものとみて調べを進めています。