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伊那中央RC 信大留学生に見舞金を贈る
伊那中央ロータリークラブは、5月にスリランカで発生した水害で実家が被害を受けた信州大学の留学生サンギート・ラトナヤカさんに、見舞金22万5千円を手渡しました。 26日は、伊那中央ロータリークラブの伊澤和男会長ら2人が信大農学部を訪れ、ラトナヤカさんに見舞金を手渡しました。 ラトナヤカさんは、信州大学大学院の2年生で、トウガラシの品種改良について学んでいます。 伊那中央ロータリークラブは昨年度、ラトナヤカさんに奨学金を贈った事が縁で交流があります。 スリランカでは先月、大雨で死者・行方不明者合わせて260人以上の被害がでています。 ラトナヤカさんの実家は、希少植物の育成をしていますが、洪水で家や畑が水に浸かる被害を受けました。 ロータリークラブでは、何か手助けができないかと考え、会員45人から1人5千円の寄付を募り合わせて22万5千円を贈ることにしました。 見舞金は、住宅や畑の補修などに使用するということです。
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高遠町総合支所庁舎「新築」望む声多く
高遠町地域協議会が23日に開かれ、伊那市から高遠町保健センターへの機能移転の方針案が示されている高遠町総合支所について、委員から庁舎の「新築」を望む声が多く出されました。 この日は委員およそ15人が出席し、高遠町総合支所の庁舎のあり方について意見を交わしました。 高遠町総合支所は、建設から50年以上が経過していて耐震性が不足していることから、伊那市は大規模地震の発生に備え、庁舎の機能を高遠町保健センターへ移転する方針案を示しています。 委員からは、「高遠町の中心的な場所として思い入れがある。移転はあくまでも仮の処置にして、この場所に新築してほしい」「保健センターは、近くに水路があり、道路が狭く災害時に混乱する恐れがある。より安全で最適な場所を検討し新築してほしい」といった意見が出されました。 高遠町地域協議会では、7月11日に庁舎のあり方を検討する住民懇談会を開催します。 7月下旬には区長会との合同会議を開き、懇談会で出された意見も踏まえ方向性を出していきたいとしています。
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伊那市消防団 ポンプ操法・ラッパ吹奏大会
消防団員が、ポンプの操作やラッパ吹奏の技術を競う、ポンプ操法・ラッパ吹奏大会が各市町村で開かれています。 伊那市役所駐車場では、伊那市消防団の大会が開かれ、団員が練習の成果を披露しました。 大会は、ラッパ吹奏の部、小型ポンプの部、自動車ポンプの部の3つに分かれていて、13分団から合わせて148人の選手が出場しました。 このうち小型ポンプの部には、16チーム80人が出場しました。 タイムや規律、操作の正確性などを審査基準に減点方式で順位が決められます。 指揮者の号令で操法が始まると、ポンプと3本のホースを結合しておよそ60メートル先の火点めがけて放水していました。 大会の結果、ラッパ吹奏は西箕輪・竜東・富県・手良・高遠のBチーム、小型ポンプの部は手良分団第3部、自動車ポンプの部は、荒井・西町の伊那分団第2部がそれぞれ優勝しました。 優勝したチームは、7月9日に開かれる上伊那郡大会に出場することになっています。
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半年間の罪・けがれを祓う 茅の輪くぐり
これまでの半年の無事に感謝し、今後半年の無病息災などを願う「茅の輪くぐり」が25日、伊那市の坂下神社で行われました。 坂下神社の境内には、高さ2メートルほどの茅の輪が設置され、伊藤光森神主を先頭に、神社総代らが八の字にくぐり抜けていました。 この茅の輪をくぐると、半年間の罪やけがれが祓われるということです。
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金属造形作家 角居康宏さん
長野市に住む金属造形作家、角居康宏さんは、金属を溶かして作品を制作する過程を25日一般に公開しました。 どろどろに溶けたアルミが、墓標をイメージした木枠の中に流し込まれていきます。 石川県金沢市生まれの角居さんは、現在長野市の善光寺門前にアトリエを構え活動をしています。 秋に信州高遠美術館で作品展を予定していることから、そこで発表する作品の一部を25日に制作し、その過程を一般に公開しました。 バーナーで熱した炉に1本5キロのアルミの塊が入れられていきます。 700度を超えるとアルミが溶け出し、液体状になります。 それをふたりがかりで地面の中にセットされた木枠の中に流し込んでいきます。 木枠が燃えることによりアルミに墨がつき、深みが出る作品になるということです。 この日制作した作品は、いったんアトリエに持ち帰り、切削や研磨などの手を加え、10月の作品展に並びます。 角居康宏鋳金展は、10月21日から信州高遠美術館で開かれます。
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箕輪町消防団ポンプ操法・ラッパ吹奏大会
箕輪町消防団のポンプ操法大会は、25日に役場駐車場で開かれました。 ラッパ吹奏、小型ポンプの部、自動車ポンプの部に6つの分団から合わせて131人の選手が出場しました。 自動車ポンプの部では、指揮者の号令のもと、選手たちがきびきびとした動作でそれぞれの役割をこなしていました。 大会の結果、ラッパ吹奏では、松島・中原の第3分団、小型ポンプの部では、福与・三日町の第5分団、自動車ポンプの部は、木下の第4分団がそれぞれ優勝しました。 箕輪町消防団の各優勝チームは、7月9日の上伊那郡大会に出場することになっています。
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木曽で震度5強 伊那市・箕輪町・南箕輪村は震度3 被害なし
25日午前7時2分に長野県南部を震源とする地震があり、木曽地域では震度5強を観測しました。 この地震で伊那市、箕輪町、南箕輪村では震度3を観測しましたが、被害はありませんでした。 長野地方気象台では、県南部では余震が続く可能性があるとして、強い揺れや土砂災害などに注意を呼びかけています。
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伊那市史編纂に向けて検討会議10月に設置へ
伊那市のこれまでの歴史や自然、文化をまとめた「伊那市史」の編纂に向けた検討会議が、10月を目途に設置されることが決まりました。 検討会議の設置については、20日に市役所で開かれた第1回総合教育会議で確認されました。 伊那市史は、初版から40年近くが経過し、当時と現在の様子が変化していることなどから編纂することになりました。 検討会議は10月を目途に設置し、年度内に3回ほどの開催を予定しています。 委員は、自然や文化、歴史、経済など幅広い分野で知識をもつ5人程度を人選するとしています。 白鳥孝市長は「これまで各地で行った『古い地名調査』の結果をまとめた地区もあり、それも活用できるのではないか」と話していました。
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箕輪町観光協会総会に初の民間 唐澤さん
箕輪町観光協会の総会が23日ながた荘で開かれ、新しい会長に上古田の唐澤荘介さんが選ばれました。 総会では、任期満了に伴う役員の改選が行われ、新しい会長に唐澤荘介さんが選ばれました。 唐澤さんは信州みのわ花街道推進協議会の会長を務めています。 唐澤さんは、「汗をかいてずくを出して、この町の商工観光をしっかりとやっていきたい」と挨拶しました。 箕輪町観光協会の会長はこれまで町長が務めてきましたが、行政主体の観光からの脱却を目指しより地域と一体となって進めていこうと、初めて民間から選ばれました。 唐澤会長の任期は2年間となっています。
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天竜川水系でアユの友釣り解禁
天竜川水系のアユの友釣りが24日解禁となりました。 伊那市の水神橋近くの天竜川にも釣り人が訪れアユ釣りを楽しんでいました。 天竜川漁業協同組合の原隆義さんです。 午前8時30分からおよそ1時間で6匹を釣り上げたということです。 アユの友釣りは、アユの縄張り争いの習性を利用し、糸の先におとりのアユをつけて釣り上げます。 漁協によりますと、24日はでおよそ300人が訪れ、多い人で60匹ほどを釣り上げたということです。 アユの友釣りの遊漁料は年間券が8,800円、一日券が2,200円です。
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南アルプス開拓の功績を偲ぶ 長衛祭
南アルプスの開拓者として知られる竹澤長衛を偲ぶ第59回長衛祭が24日、南アルプス北沢峠で行われました。 長衛祭には、伊那市や山梨県南アルプス市などから、山岳関係者や一般登山客およそ200人が参加し、献花台に花を手向けました。 伊那市長谷出身の竹澤長衛は、登山道の整備など、南アルプスの開拓に尽力しました。 その功績を偲び伝えていこうと実行委員会が毎年行っています。 唐木眞澄実行委員長は「この祭りをこれからも続け、一層山に親しむ文化が広がってほしい」とあいさつしました。 白鳥孝伊那市長は「長衛の自然との共存という理念を受け継ぎ、これからも順守していきたい」と話していました。 このほか、弦楽四重奏の南アルプスカルテットの演奏に合わせ、伊那市の長谷小学校と南アルプス市の小学校の児童が「ふるさと」を歌いました。 24日は東駒ケ岳への記念登山が行われます。
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シードの伊那北は松商と小海の勝者と対戦
第99回高校野球選手権長野大会の組み合わせ抽選会が24日開かれシード校の伊那北高校は松商学園と小海高校の勝者と対戦することが決まりました。 24日安曇野市で抽選会が開かれ上伊那勢の初戦の対戦相手が決まりました。 上伊那各校の対戦相手と日程です。 7月9日は駒ヶ根工業対梓川。高遠対上田東。伊那弥生ケ丘対長野西となっています。 10日は上伊那農業が北部と対戦します。 11日はシードの伊那北が松商と小海の勝者と対戦します。赤穂対長野。 辰野対蘇南となっています。 12日は箕輪進修が池田工業と丸子修学館の勝者と対戦します。 第99回高校野球選手権長野大会は7月8日に開幕します。 伊那ケーブルテレビでは上伊那勢を中心に4回戦まで生中継します。 放送日時は伊那ケーブルテレビのホームページに随時掲載します。
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伊那北 弥生 伊那西高校で文化祭一般公開
伊那市の伊那北高校、伊那弥生ヶ丘高校、伊那西高校の文化祭の一般公開が、24日と25日の2日間行われています。 伊那北高校の文化祭ペン祭 のテーマは、きらきらとした様という意味の「燦(さん)」です。 ペン祭では、卒業生有志による作品展「第19回薫ヶ丘美術展」が同時開催されています。 30代から80代の作品40点が展示されています。 生徒とOBの交流の場として毎年展示会を開いていて、洋画や日本画、書などの作品が並んでいます。 プロの洋画家で伊那北高校出身の大森祥吾さんが南アルプスを描いた作品も展示されています。 薫ヶ丘美術展の関係者は、3年後の伊那北高校開校100周年に伊那文化会館で記念の美術展を生徒と合同で企画しているという事です。 一般公開は25日までで、生徒がデザインし市内の菓子店が作ったオリジナルケーキの販売も行われます。
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社明運動メッセージ伝達
7月の社会を明るくする運動強調月間を前に、上伊那地区保護司会から、伊那市推進委員長の白鳥孝市長に、内閣総理大臣のメッセージが伝達されました。 22日は、上伊那地区保護司会・中部分区の北原 敏旨分区長らが市役所を訪れ内閣総理大臣メッセージを白鳥市長に伝達しました。 22社会を明るくする運動は、犯罪や非行の防止と、罪を犯した人の更生について理解を深めようと行われています。 保護司会は、罪を犯した人の相談に乗るなどして更生に尽力していますが、最近では、後継者不足が問題になっているということです。 北原分区長は「就職することができれば再犯防止につながる。社会の理解が必要だ」と話していました。
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稲辺さん環境大臣表彰受賞
伊那市高遠町の稲辺 謙次郎さんは、地域の環境保全などに顕著な功績のあった個人や団体に贈られる環境大臣表彰を受賞しました。 22日は、稲辺さんが伊那市役所を訪れ、白鳥孝市長に、受賞を報告しました。 稲辺さんは、長年にわたり市内の桜の保護・育成に努めるとともに、個人としても桜の保護団体の指導育成にあたっています。 稲辺さんは「やっとこうした活動が認められるようになったのかなと思う。若い人たちの励みにもなる。単純にうれしいです」と話していました。 なお表彰式は、14日に東京都で行われました。
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特別支援学級の児童 オリジナルソング「笑顔いっぱい!」披露
伊那市の西春近北小学校の特別支援学級の児童達は自分たちで作詞した「笑顔いっぱい!」を23日開かれた音楽会で初めて披露しました。 23日は、西春近北小で音楽会が開かれ、学年ごとに合唱や合奏を披露しました。 特別支援学級の子ども達は、ステージに上り「笑顔いっぱい!」を披露しました。 去年初めて音楽会に出た事がきっかけとなり、より絆を深めたいとの思いから、自分たちのオリジナルの歌作りが始まったという事です。 作詞は、児童13人が作文を書き、その中から言葉をつなげていったという事です。 作曲は、伊那養護学校の久保田治彦教諭と、久保田さんといっしょに音楽活動をする赤羽三和さんが行いました。 今後は、福祉施設や地域のイベントなどでこの歌を披露していく予定です。
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JA上伊那が二八生そばと冷し坦々麺 発売
JA上伊那のプライベートブランド伊那華シリーズの新商品、二八生そばと冷やし坦々麺の販売が24日から始まります。 23日は南箕輪村のJA直売所あじ~なで買い物客に二八生そばが振る舞われていました。 二八生そばは上伊那産のそば粉を使用した8割そばで、常温で3か月保存ができるということです。 保存料は使わずつゆはカツオ風味に仕上がっています。 冷やし坦々麺は上伊那特産で練りこむとコシの強い麺ができる小麦「ハナマンテン」が使われています。 甘辛いスープが特徴で1000パック限定で販売されます。 二八生そばは1セット2人前780円、3人前が1200円。 冷し坦々麺は1セット2人前450円となっていて24日からあじ~なやAコープなどで販売されます。
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鳩吹クリーンセンター閉場 29年の歴史に幕
伊那市横山の鳩吹クリーンセンターの閉場式が22日行われ29年の歴史に幕を下ろしました。 伊那市や地元横山区の関係者などおよそ20人が出席し閉場式が行われました。 鳩吹クリーンセンターは、昭和63年、粗大ごみの破砕から選別までを行い、ごみ減量化と資源化を進める施設として伊那市横山に建設されました。 平成22年、上伊那広域連合は、上伊那の不燃物と粗大ごみの処理を箕輪町のクリーンセンター八乙女に一本化する計画をまとめ、鳩吹の閉場が決まりました。 受け入れ停止前の今年3月にはごみを持ちこむ人の長蛇の列ができていました。 白鳥孝市長は「横山区の皆さんの協力もあり、29年間大きなトラブルもなく運営できました。隣接するますみヶ丘平地林と共に跡地の活用を考えていきたい」と挨拶しました。 横山区の唐木春男区長は「跡地は、地域、伊那市の活性化につなげてもらい、クリーンセンターの歴史を残す記念碑を建立してほしい」と話していました。 鳩吹クリーンセンターの跡地利用については、市と横山区で委員会を作り現在検討を進めています。 式の最後には、出席者が見守る中、センターのシャッターが下ろされました。
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純利益3億3,100万円 5期連続黒字
アルプス中央信用金庫は昨年度の決算を23日発表しました。 純利益は3億3100万円で5期連続の黒字となっています。 昨年度の業務利益は前期と比べて2,800万円減の8億円。 経常利益は1億900万円減の3億7,500万円。 純利益は3億3,100万円となっています。 また貸出金の利息収入など本業の儲けとなるコア業務純益は2億1,300万円減の3億1,900万円で5期連続の黒字となりました。 アルプス中央信用金庫では「日銀が実施したマイナス金利政策の影響により地域金融機関の収益力低下が深刻化している。この状況を乗り切るためあらゆる業務について前例主義を見直して収益構造を検証し安定した収益を確保していく」としています。
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伊那市観光㈱ 昨年度403万円赤字
温泉や宿泊施設などを運営する伊那市観光株式会社の株主総会が23日開かれ昨年度の経常利益が403万円の赤字となったことなどが報告されました。 伊那市高遠町の高遠さくらホテルで株主総会が開かれ昨年度の決算が承認されました。 売上高は前年度と比べて96万円増の9億1,900万円。 経常利益は545万円減で赤字となり赤字額は403万円でした。 営業利益が黒字となった主な施設は北沢峠こもれび山荘が1,100万円、仙丈小屋が1,000万円などとなっています。 赤字の施設は仙流荘の840万円、さくらの湯の630万円などとなっています。
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空き家の適正管理と利活用 上伊那で情報共有
空き家の適正管理と利活用について県と市町村が連携を図る「空き家対策上伊那地域連絡会」が21日に伊那合同庁舎で開かれ、各市町村の今年度の取り組みについて報告がありました。 今年度1回目の会議が開かれ、各市町村の取り組みを報告しました。 「空家等対策計画」をまだ策定していない伊那市と南箕輪村は、今年度中に策定する計画です。 また南箕輪村は、村内の空き家を会場にした有料のDIY講座を企画しているという事です。 県からは、各市町村が個別に運営している空き家バンクの情報を広域的に集約し、全国版の空き家バンクを構築する国の取り組みが報告されました。 県内の空き家の数はここ20年で2倍の19万4千戸に増加しています。 伊那建設事務所の林明範建築課長は「積極的に情報を共有して取り組みを進めていきたい」と話していました。
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箕輪町の子育て支援センターで女性の就業支援相談
箕輪町松島の子育て支援センターいろはぽけっとでは、子育て中の母親の再就職を支援するための相談会が毎月1回開かれています。 相談会開催日の22日、2人の娘をもつ30代の母親が相談に訪れていました。 1歳の次女が8月から未満児保育に通う事が決まり、9月から働ける就職先を探しているという事です。 相談会は、母親の再就職支援として県が各市町村で開いるもので、箕輪町では子供が通い慣れている子育て支援センターを会場として提供しています。 去年6月から毎月1回開かれていて、これまで33人が相談に訪れ、8人が町内の企業に就職が決まったという事です。 相談会は次回来月13日に開かれる予定です。
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伊那LCが小鳩園に寄付
伊那ライオンズクラブは児童発達支援事業所・小鳩園」の運営に役立ててほしいと、チャリティゴルフで集めた寄付金24万5千円ほどを、22日伊那市に寄付しました。 この日は伊那ライオンズクラブの古田順子会長らが市役所を訪れ、寄付金24万4,850円を白鳥市長に手渡しました。 チャリティゴルフ大会は、先月21日に開かれ、一般も含め60人が参加しました。チャリティーホールに箱を設置し、寄付を呼び掛けたということです。 古田会長は、「福祉関係で役立ててもらいたいという思いがあった。活動が少しづつでも根付いてほしい」と話していました。
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大規模地震に対応した事業継続計画策定を
大規模地震が発生した際の事業継続のリスクを最小限に抑えるためのセミナーが、22日、伊那市の伊那商工会館で開かれました。 セミナーには、12事業者が参加しました。 東京海上日動火災保険長野支店の園田(そのだ) 正剛(せいごう)さんが講演しました。 セミナーは、東海地震をはじめとする大規模地震がいつ発生してもおかしくない中で、災害時のリスクマネジメントとして、重要業務の継続計画を策定してもらおうと伊那商工会議所などが開いたものです。 長野県の報告書によりますと、大規模地震が発生した場合、伊那市では、電力は復旧まで最長10日間、水道の断水は、復旧まで最長で20日間かかるということです。 また、伊那谷断層地震が発生した場合、伊那谷の市町村は周囲から孤立する可能性があります。 園田さんは、「計画があるとないとでは、緊急時に大きな差が出る」と話していました。
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伊那北高校ペン祭PR仮装パレード
伊那市の伊那北高校の生徒は、23日から始まる文化祭「ペン祭」を広くPRしようと、22日、仮装パレードを行いました。 この日は、着ぐるみや段ボールで作った被り物などを身に着けた生徒たち80人ほどが、伊那北高校からいなっせまでを練り歩きました。 各クラスや部活動で出す出店やイベントをPRするプラカードを持ってアピールしていました。 いなっせ北側広場では、学校の伝統曲である天竜河畔を歌いました。 伊那北高校の文化祭「ペン祭」は、23日から25日まで行われます。
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去年仕込んだやまぶどうワイン「山紫」完成
22日は、去年仕込んだやまぶどうのワイン「山(やま)紫(むらさき)」の完成が報告されました。 「山紫」の製造は、今年で3年目です。 この日は、ワインを製造している伊那ワイン工房の村田(むらた)純(じゅん)さんがその出来栄えを発表しました。 やまぶどうワインは、信州大学農学部と伊那市が連携した農業振興の取り組みの一つです。 信大が開発し、市内の農家3軒が育てたやまぶどうが使われています。 村田さんによると今年は、柔らかい花のような魅力的な香りのするワインに仕上がったということです。 ワインは、720ml税込み2500円。530本限定で、市内の酒販店や伊那市観光の施設などで、25日から販売されます。
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木質ペレットや薪を返礼品に
伊那市は、ふるさと納税の返礼品として木質ペレットや薪の取り扱いを始めました。伊那市発の低炭素社会実現に向けた取り組みの一つです。 伊那市では、二酸化炭素削減の取り組みを進めていて、これはその一環としています。 返礼品としては今月12日から取り扱い始めました。 伊那市高遠町のディーエルディーでは返礼品に使う薪を提供しています。 伊那市では、取り組みの周知を図ろうと、キャンペーンを行います。 木質ペレットか薪を抽選で30人にプレゼントするというものです。 キャンペーンは全国に呼び掛けていて、7月1日から8月31日まで応募を受け付けています。 なお、返礼品として取り扱っていた薪ストーブと薪割機は、総務省から除外するよう要請があり、先月末で取り扱いをやめています。
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思沢川でホタル舞う
伊那市御園の思沢川では、ホタルが舞いはじめ訪れた人たちを楽しませています。 夜になると、地域住民でつくる思沢川にホタルを育てる会のメンバーが手作りの灯篭に火を灯します。 午後8時過ぎになるとホタルが舞いはじめます。 20日は、家族連れなどが訪れ、暗闇に舞うホタルが放つ光を楽しんでいました。 今年は例年より1週間ほど遅い15日頃から舞いはじめたということです。 6月いっぱいホタルを楽しめるということで会では「多くの人に足を運んで欲しい」と話していました。
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ドローンを活用した木の調査研究
伊那市は、林業の効率化を図ろうと、ドローンで木の調査を行い、間伐の計画立案や間伐後の省力化の実証研究を行います。 調査は、伊那市が信州大学に依頼し、上伊那森林組合が管理する民有林で実施するものです。 21日は、市役所で信州大学山岳科学研究所の加藤正人教授が白鳥孝市長に調査の概要を説明しました。 林業は、人手やコストがかかることから、省力化を図ろうと信州大学の加藤教授が調査システムを開発したものです。 今回の研究では、ドローンで木の数などを調査します。 ドローンを活用することで安全で高精度の調査が可能となります。 調査するのは伊那市長谷浦の民有林5ヘクタールのカラマツ林です。 ドローンで撮影したデータと県の航空レーザデータを組み合わせると一本一本の木の正確な情報が出せるということです。 その情報をもとに森林全体を把握し、間伐する木を簡単に選ぶことが出来るなどの省力化につながります。 伊那市では今後、データを検証し、いづれは林業関係者に活用してもらえるよう広げていきたいとしています。 あす、伊那市長谷の浦でドローンで撮影を行うことになっています。
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雨入り後初めてのまとまった雨
21日の伊那地域は今月7日の梅雨入り後初めてのまとまった雨となりました。 南箕輪村の大芝高原では、アジサイの一種コアジサイが見ごろとなっています。 21日午前3時の降り始めから午後4時までの伊那地域の降水量は59ミリで、梅雨入り後初めての本格的な雨となりました。 長野地方気象台によりますと22日以降は晴れの予想ですが26日頃から梅雨前線などの影響で雨となる予想です。