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出水期を前に消防団が水防訓練
梅雨による水害が発生しやすい時期を前に、辰野町、箕輪町、南箕輪村の消防団は水防訓練を、13日に行いました。 箕輪町のみのわ天竜公園で訓練が行われ、箕輪町は班長以上、辰野町と南箕輪村は部長以上の団員、合わせて133人が参加しました。 伊那建設事務所の職員が講師となり、川の氾濫による被害を防ぐための応急的な措置を学びました。 最初に全員でロープの結び方を確認したあと、3つの班に分かれて訓練を行いました。 樹木を河川に入れ堤防の決壊を防ぐ「木流し工法」では、重しの土のうをロープで木に結び付ける作業を行いました。 「積み土のう工法」では、水が流れ出たりしないよう隙間がないように積んでいきました。 堤防に浸透する水を遮断し決壊を防ぐ「シート張り工法」では、水中に固定するための骨組みとなる竹や、重しとなる土のうを結びつけていました。 訓練は、上伊那北部消防連絡協議会が、出水期を前に毎年5月に行っているものです。 協議会では、昔から行われている水防技術を継承し、災害時には的確に行動できるようにしていきたいと話していました。
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ミュージカルの舞台へ向けオーディション
8月に伊那文化会館で予定されているミュージカル、あしながおじさんの出演者のオーディションが13日、行われました。 オーディションはプロの役者と共演することで舞台の楽しさを知ってもらおうと伊那文化会館が行ったものです。 参加したのは上伊那を中心とした6歳から55歳までの男女38人で歌とダンスの審査が行われました。 ミュージカルあしながおじさんは8月に伊那文化会館で予定されていて合格するとプロの役者のバックコーラスやダンスを務めます。 内容は孤児院で育った少女がある資産家の目にとまり、毎月手紙を書く事を条件に進学のための奨学金を受けるというものです。 審査したプロデューサーは「ミュージカルはダンス、歌、演技の3つの要素が必要です。人に見てもらうためにやるものなので積極性が大事です。」と話していました。 オーディションにより半分ほどにしぼりこみ合格者は8月の本番まで3回練習を行います。 ミュージカルあしながおじさんは8月9日に予定されています。
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峠の茶屋に多目的スペース
伊那市と茅野市の境にある峠の茶屋を買い取った精密機械製造の伸和コントロールズは、その一角を無料の多目的スペースとして15日から整備を開始します。 完成予想図は、こちら。 広さは70平方メートルで、現在ある峠の茶屋1階のそば処風聲庵東側の座敷と倉庫スペースを改修します。 諏訪湖や八ケ岳連峰を一望できるよう、北側は全面ガラス張りとする計画です。 工期は、5月15日から7月20日までで、工事にあわせて、風聲庵と2階の喫茶風の詩、無料展望台が15日と6月の12日~17日、6月30日の計8日間臨時休業します。 一般開放は、7月22日を予定しています。 峠の茶屋は、伊那市と茅野市が市有財産のスリム化を図るために売却先を公募し、伸和コントロールズが1,700万円で買い取りました。
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中条盆栽山野草クラブ あすから展示会
伊那市西箕輪の住民などでつくる中条盆栽山野草クラブの展示会が、あすとあさっての2日間中条公民館で開かれます。 12日は会員が展示会の準備をしていました。 会場には、クラブで力を入れて栽培しているアツモリソウを中心に会員10人が持ち寄った作品およそ200点が並べられます。 毎年この時期に展示会を開いていて、盆栽と山野草を一度に見られることもあり、県外から足を運ぶ人も多いということです。 去年の夏に暑い日が続いた事により、今年は花付きが悪く、例年より苦労をしながら育ててきたということです。 中条盆栽山野草クラブの展示会は13日と14日の2日間中条公民館で開かれます。 なお、会場では会員が育てた苗の販売も行われます。
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南箕輪村議会議長 丸山さんに決まる
2年間の申し合わせ任期満了に伴う南箕輪村議会議長選挙が12日行われ、新たな議長に丸山豊さんが選ばれました。 12日は村議会臨時会が開かれ議長選挙が行われました。 立候補したのは、副議長で無所属の丸山豊さんと、無所属の大熊惠二さんの2人です。 選挙は全ての議員10人の投票で行われ、6対4で丸山さんに決まりました。 丸山さんは現在2期目の67歳です。 就任の挨拶で丸山さんは「議会では切磋琢磨し、村とは是々非々の立場で議論し素晴らしい村を作っていきたいです」と話しました。 副議長は公明党の百瀬輝和さんに決まりました。 正副議長の任期は申し合わせにより、12日から平成31年4月26日までとなっています。 また常任委員会の構成も決まり総務経済常任委員会の委員長は小坂泰夫さん。 福祉教育常任委員会の委員長は唐澤由江さん。 議会運営委員会の委員長は大熊惠二さんとなりました。
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高遠城址公園 有料入場者数16万7千人
高遠城址公園の今年の入場者数は伸びなやみました。 花見シーズンが去年より1週間ほど遅かった事もあり団体客の入りに影響し16万7千人にとどまりした。 伊那市によりますと、最終的な集計結果はまだ出ていませんが、今年の有料入園者数は、およそ16万7千人でした。 開花から散り終わりまでの有料入園期間は4月11日から29日までの18日間でした。 見頃となる満開は4月18日で去年より10日遅く、過去5年間でも最も遅くなりました。 個人客と団体客の入場者数はそれぞれ目標の10万人に対して個人客が12万人、団体客は4万7千人にとどまりました。 観光バスは去年より100台多い1900台が訪れましたが、見ごろの頃には殆どのツアーが終わっていたという事です。 伊那市では、今回入園者数が伸びなかった事に対して、原因の分析を進め来年以降につなげたいとしています。
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信州こころんがミニコンサート
伊那市東春近の障害者の就労支援施設信州こころんは12日施設への理解を広げようとミニコンサートを開きました。 ミニコンサートは地域住民との交流の中で施設について知ってもらおうと開かれたものです。 利用者が野菜や花を作っている畑で演奏が行われ訪れた人たちが耳を傾けていました。 こころんでは現在20人ほどが働いていて、農業のほか、そばの販売なども行っています。 伊藤岬代表は「施設は特別な場所と感じる人もいるが地域の中にあり社会とつながっています。 利用者が社会で活躍する一歩にしてもらいたい。」と話していました。 信州こころんでは13日もミニコンサートのほかそばの販売などを行うことにしています。
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はつらつ60歳ソフトボール リーグ戦開幕
伊那60歳ソフトボール連盟のリーグ戦が開幕し選手たちがハツラツとしたプレーをみせていました。 11日に伊那市の美篶六道グラウンドで開会式が行われ伊那市と南箕輪村から9チームが集まり健闘を誓いました。 開会式が終わると早速試合が始まり選手たちはハツラツとプレーしていました。 伊那60歳ソフトボール連盟には約200人の選手がいて最高齢は91歳です。 リーグ戦は今年が15回目で高齢ソフトボール愛好者の交流の機会となっています。 リーグ戦は手良、美篶、高遠町の3会場で8月中頃まで行われます。
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園児が素足で代かき体験
伊那市の野外保育園山の遊び舎はらぺこの園児は12日素足で田んぼの代かきを体験しました。 はらぺこの園児およそ20人が富県の田んぼで足を使って代かきをしました。 「田植えをしやすいように硬くなった土を足で踏んでやわらかくしてください」と話を聞いたあと園児らは田んぼに入っていました。 はらぺこでは代かきから田植え、稲刈りまでを計画していて楽しみながら農業体験を行っていくということです。
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伊那少年サッカースクール チラベルトカップ優勝目指す
上伊那の小学生でつくる伊那少年サッカースクールは、今週末松本市で開かれるチラベルトカップ長野県少年サッカー大会での優勝を目指し練習に励んでいます。 11日は、大会に出場するメンバー11人がパス練習やミニゲームを行い汗を流していました。 チラベルトカップは、2002年の日韓ワールドカップでパラグアイチームが松本市でキャンプを行った事を記念し始まりました。 今年は県内を中心に88チームが出場して先月からトーナメント戦が行われ、上伊那で唯一残っている伊那少年は過去最高のベスト8に勝ち上がっています。 監督の山岸孝太朗さんによりますと、今年は攻撃力があり右、左どちらのサイドからも得点が狙えるという事です。 準々決勝は13日に行われ、千曲市のチームと対戦する予定で決勝は14日に行われます。 クラブでは興味がある人は練習を見に来てほしいと話していました。
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3つの星レストラン あすなろ登録
健康に配慮したメニューの提供や食育の推進を図る取り組みをしている飲食店を県が登録する「信州食育発信3つの星レストラン」に、伊那市上牧のあすなろが新たに登録されました。 9日は伊那保健福祉事務所の平澤稔秀健康づくり支援課長から、あすなろ代表の唐澤正也さんに登録プレートが贈られました。 3つの星レストランは、 ●塩分を控えて野菜をたっぷり使っていること ●県産の食材を使っていること ●食べ残しを減らすために協力していることの3つに取り組んでいる飲食店や宿泊施設を県が登録するものです。 あすなろでは、登録に合わせて「ヘルシーから揚げ定食」と「あすなろ弁当」がメニューに新たに加わります。 どちらも女性でも食べやすい量とヘルシーさが特徴で、食材のほとんどに地元産の野菜や米が使われています。 両メニューとも、15日から提供されます。 唐澤さんは「外食産業が盛んな中、安心で安全なものを提供していきたい」と話していました。 3つの星レストランには県内の116店舗が登録されていて、上伊那ではあすなろが11店舗目です。
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老松場古墳群を関西大学が調査
前方後円墳か、前方後方墳である可能性があり注目を集めている伊那市東春近の老松場古墳群に、大阪の関西大学の研究チームが、長期研究に入ります。 11日は、研究チームが現場を訪れ、調査を始める前の下見を行いました。 調査を行うのは、関西大学の米田 文孝教授の研究室に所属する学生たちです。 伊那市創造館の学芸員・濵 慎一さんが、米田教授の研究室を卒業したことが縁で、今回、老松場をフィールドに調査が行われることになりました。 老松場古墳群は、東春近保育園東側の段丘にあります。 7基の古墳があるとされていて、そのうちの一基が前方後円墳か、前方後方墳である可能性が、昨年度の東春近小学校の測量調査で分かりました。 どちらにしても、上伊那では例が少ない希少な古墳となります。 研究チームは、3年間、夏休み中の2か月間伊那に滞在し、この古墳群の調査を行う予定です。今年度は、測量調査を行い、等高線図を作成します。 今回の調査は、関西大学と伊那市教育委員会が共同で行うものです。 伊那市にとっては、歴史的な調査が進展すること、関西大学では、フィールド実習ができるという、双方にとってメリットがあり、今年度、市から280万円の予算がつけられました。 来年度以降は、古墳の範囲を特定するための発掘調査なども予定していて、研究チームでは、上伊那の古墳時代の解明につながるとして期待を寄せています。
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第4期 むらづくり委員会発足
南箕輪村の今後の計画などについて検討する第4期むらづくり委員会が、10日夜、発足しました。 この日は、第1回むらづくり委員会が役場で開かれ委員の委嘱などが行われました。 委員は、区推薦・村長指名・公募の委員22人と、専門委員7人の、合わせて29人で構成されています。 平成の大合併を機に発足したむらづくり委員会は、今回で第4期となります。 第4期委員会では、●国の地方創生関連の交付金で平成28年度に実施した事業の検証、●総合戦略の検討、●平成33年度からの第5次総合計画後期基本計画の策定に向けた検討を行います。 むらづくり委員会の会長には、久保区推薦の宮原 袈裟夫さんが選ばれました。 なお、委員の任期は、平成32年5月までの3年間となっています。
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伸和コントロールズの新入社員 ジオパーク学ぶ
伊那市高遠町の伸和コントロールズ株式会社長野事業所の新入社員は11日、研修で南アルプスジオパークについて学びました。 研修会には、今年度入社した社員30人のうち15人が参加しました。 事業所周辺の南アルプスジオパークについて学ぼうと伸和コントロールズが伊那市に依頼し行われました。 高遠町の板山露頭では、ジオパーク認定ガイドの兼子陽子さんから説明を聞きました。 板山露頭では、中央構造線を境に左右で異なる岩石を見学しました。 参加した新入社員は「地質について知る機会があまりないので興味深いです。」と話していました。
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南箕輪村 肉付け予算総額59億円
南箕輪村は、今年度一般会計の肉付け予算となる補正予算案を、11日に開かれた臨時議会に提出しました。 当初予算に3億4,819万円を加えた総額59億1,719万円としました。 南箕輪村では、4月に村長選挙が行われたため、今年度一般会計は55億6,900万円の骨格予算でした。 肉付け後の総額は、当初予算に3億4,819万円を追加した59億1,719万円で、原案通り可決されました。 人口増加に対応した施設整備や、老朽化した施設・設備の改修・更新が主な内容です。 老朽化した村民体育館の改修に1億2,200万円。 こども館開館で空室となる南箕輪小学校の教室棟の改修工事に6,100万円。 道の駅の拠点施設として大芝公園の管理棟の改修に5,500万円。 老朽化した村民センターのホールの舞台照明操作設備の更新に3,700万円などとなっています。 この日は、唐木一直村長が4期目就任後初の臨時議会となりました。 唐木村長は「人口増加に伴う施設不足に一定の目途をつけること、さらなる子育て教育の充実を図ることなどが課せられた使命です。活力あるむらをつくっていきたい」と所信を表明しました。
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次期総合5か年計画上伊那地域編 首長が意見交わす
県が今年度中の策定を目指している次期総合5か年計画に盛り込む上伊那地域編の方向性について、11日に市町村長が意見を交わしました。 上伊那地域戦略会議が11日に伊那市のいなっせで開かれ、次期総合5か年計画の上伊那地域編について意見を交わしました。 事務局の案では、基本的な視点・方向性として、自然・景観、地域・学び、産業、暮らし、リニアの5項目が示されています。 白鳥孝伊那市長は移住定住策について「県、上伊那、市町村がどのようなアクションを起こすのか共通の認識が必要だ」と話しました。 白鳥政徳箕輪町長は「若者にとって魅力ある地域づくりという視点が抜けている。若い世代が楽しいと思える何かが必要だ」と話しました。 唐木一直南箕輪村長は「一番の根底は今この地域に住んでいる人の暮らしの安定だ。その視点がないままいろいろと施策を行っても上手くいかない」と話しました。 次期総合5か年計画の上伊那地域編は9月に素案をまとめる事になっていて、今月30日には阿部守一知事と上伊那の市町村長との意見交換会が伊那合同庁舎で開かれる事になっています。
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余命2か月 桐山さんが生徒を応援
伊那市の東部中学校伝統の強歩大会が10日行われました。 コースの途中に住んでいる手良の桐山八重子さん76歳は生徒たちを見守り続けています。 小雨があがった10日の午前9時30分、生徒たちは、学年別に校庭をスタートしました。 コースの途中に給水所があります。 ベッドから生徒を見守るのは、手良の桐山八重子さん76歳です。 桐山さんは、去年亡くなった夫の慶二さんと21年前から自宅前に給水所を設置し生徒たちを応援しています。 平成21年には、東部中学校から感謝状が贈られました。 八重子さんは、3月に体調を崩し、がんとわかりました。 5月から入院生活を送っていて、医師からは余命2か月と宣告されました。 八重子さんは入院する時に、強歩大会での給水の事が気がかりだったということで10日は、病院から外出許可をもらい応援に駆け付けました。 家族は、県外に住んでいるため親戚の、桐山講平さんとみどりさん夫婦がサポートします。 八重子さんは、生徒たちが水を飲んだり頭にかぶったりする姿を眺めていました。 東部中学校では、生徒たちに桐山さんの事は伝えなかったということで、改めて話をしたいと 小松雅人校長は話します。 この日を楽しみにしていた八重子さん。 生徒たちの走りをずっと眺め元気をもらったようでした。
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上伊那鳥獣被害対策協議会 今年度の事業確認
上伊那鳥獣被害対策協議会の定期総会が、10日に伊那市役所で開かれ、今年度も引き続き、野生鳥獣による農林業への被害防止に広域的に取り組む事が確認されました。 協議会は上伊那の8市町村や農林業関係者、猟友会などで組織されています。 今年度上伊那で取り組む国の交付金を活用した事業の総額は1,500万円となっています。 市町村別では、伊那市が移動式の猿の囲い罠などの購入に220万円、箕輪町が一斉捕獲やセンサーカメラの購入などに150万円、南箕輪村は交付金を活用した事業はありません。 今年度はほかに、駒ヶ根市と辰野町で、被害を防ぐための研修を行う計画です。 上伊那地域振興局のまとめによりますと、平成27年度の野生鳥獣による農業被害額は9,400万円で、ピーク時の平成22年度の1億1000万円から減少傾向にあります。会長の白鳥孝伊那市長は「着実に成果をあげているが被害の撲滅に向けて取り組みを進めていきたい」と話していました。
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池上さん宅 藤の花見ごろ
伊那市狐島の池上晃さん宅の藤の花が見ごろを迎えています。 池上さんは、7年前から自宅の庭で花を育てていて、去年より10日ほど遅く見ごろになったということです。 池上さんによりますと、花は来週中頃まで楽しめそうだということです。
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2017みのわ祭り ポスター・うちわの図案決定
7月29日に行われるみのわ祭りのポスターとうちわの図案が決まりました。 ポスターに採用されたのは、箕輪南小学校6年の鷲澤遥月さんの作品です。 手筒花火をもった町のイメージキャラクターもみじちゃんと天竜川をイメージした竜が描かれています。祭りの賑やかさや楽しさが表現されていると評価されました。 うちわに採用されたのは、箕輪中学校3年の野澤咲喜さんの作品です。 遠くからも目をひく鮮やかな色使いが評価されました。 今年はポスター、うちわ合わせて304点の応募があり、実行委員会の投票によって選ばれました。ポスターは600枚作られ、町の公共施設などに貼り出されます。うちわは1万本作られ町内の全戸に配られます。みのわ祭りは、7月29日土曜日に行われます。
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豊かな心を育てる
花に親しむことにより、豊かな心を育てる取り組み「花育」の今年度の学習が伊那市内の小学校で始まりました。 花育は、伊那市とJA上伊那、生産者が連携して行っているもので今年で4年目です。 10日は、伊那東小学校で花束の贈呈式が行われ、白鳥孝伊那市長やJA上伊那の御子柴茂樹組合長らが代表児童に上伊那産のアルストロメリアを贈りました。 JA上伊那管内は、アルストロメリアの生産量が日本一で年間およそ1300万本を出荷しています。 児童を代表して6年生の酒井音羽(おとは)さんは「いただいた花を家に持ち帰り大切に飾りたいです」と話していました。 式が終わると3年生が花卉農家から花の育て方や栽培の苦労などについて話を聞きました。 花育は市内のすべての小学校で行われることになっていて、1人2本ずつアルストロメリアが贈られます。
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高校生・大学生・社会人が合同写真展
高校生と大学生、社会人の合同写真展が伊那市の伊那図書館で開かれています。 会場には伊那北高校写真部、信州大学ALL写真部、社会人や高校生などでつくる写真展実行委員会のメンバーの作品32点が展示されています。 写真展は、地域の写真文化の発展と交流を目的に毎年この時期に開かれていて、今回で7回目になります。 テーマは自由でそれぞれの部の活動で撮影した風景や、人物などのスナップが並んでいます。 メンバーは「若い感性で撮影した個性豊かな作品を楽しんでほしいです」と話していました。 第7回合同写真展は14日(日)まで伊那図書館で開かれています。
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高遠小3年生が桜の塩漬け学ぶ
総合学習で桜をテーマに学習している高遠小学校の3年生は9日、桜の塩漬けについて学びました。 この日は、児童34人が伊那市の高遠町商工会館駐車場で、商工会女性部高遠支部のメンバーから塩漬けについて教わりました。 3年生は、地元の高遠城址公園に多くの人が花見に訪れることから興味を持ち、今年から桜について学んでいます。 この日は女性部のメンバーが摘み終わった八重桜の花を水洗いして仮漬けする様子を見学しました。 子ども達は、女性部のメンバーに質問しながらメモをとっていました。 ある児童は「塩漬けする時に花びらが重ならないようにするのが難しそう。いろんなことが勉強できて楽しかった」と話していました。 女性部の竹松志げ子会長は「地元の子ども達に興味を持ってもらい、伝統文化の継承につながっていけばうれしい」と話していました。
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村西部保育園の園児がレンゲ畑で花摘み楽しむ
南箕輪村西部保育園の園児が9日、近くのレンゲ畑で花摘みをしました。 園児が訪れたのは、大泉田園景観保全会が所有する田んぼです。 広さおよそ3ヘクタールの田んぼには、田植えまでの間、土壌の活性化を目的に一面レンゲの種が撒かれていて、現在ピンク色の花を咲かせています。 子ども達は、花を摘んだり走り回ったりして楽しんでいました。
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伊那市 ふるさと納税返礼品から家電製品を除外へ
ふるさと納税の返礼品について、総務省から指摘を受け再検討を進めていた伊那市は、家電製品をすべて対象から除外することを決めました。 9日、市役所で開かれた記者会見で、白鳥孝市長が再検討の結果を公表しました。 冒頭のあいさつで白鳥市長は「全国で起きている混乱をこれ以上広げないこと、伊那市の判断が全国の自治体へ大きな影響を与えることから、家電製品等については総務省の意図を参酌しながら、資産性の有無を問わず全ての品目について返礼品から外すという結論に至った」と話しました。 伊那市では、4月1日に総務省から調達額の割合を寄付額の3割以下とすることや、資産性の高いものは扱わないとする通達を受け、4月18日に運用方針を発表しました。 その方針について、総務省から再度見直しをするよう要請があり、これまで再検討を進めてきました。 再検討の結果、カメラや、プリンターなどの家電製品を返礼品から除外するとの方針を示しました。 先月18日の見直し後、100品目あった返礼品の数は70品目となります。 返礼品となっていた家電製品は、市内の電器店を通じて仕入れていました。 白鳥市長は「街の電機屋が残念がることは容易に予測できる。悩みに悩んで出した結論だということを理解してもらえるものだと考えている」と話しました。 今回の決定を受けて、長野県電機商組合伊那支部長で伊那市荒井の電器店伊那無線商会の伊東千織社長は「商店街の店を使ってくれている自治体は全国でも少ないのではないだろうか。大変に残念だが、これまで街の電機屋を使ってくれた伊那市に感謝したい」と話していました。 伊那市では、5月末までは現在の返礼品のまま受付を行うことにしていて、6月1日からは家電製品を除外し、地域産材や地域資源を活かした特色ある返礼品を随時追加していくことにしています
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お釈迦様の誕生祝う 花まつり
お釈迦様の誕生を祝う花まつり法要が9日、伊那市高遠町の満光寺で行われました。 花まつり法要は、高遠と長谷の26の寺でつくる東部仏教会が毎年行っているものです。 花まつりは、本来お釈迦様が誕生したとされる4月8日に行われますが、東部仏教会では、寒さが和らぎ花が見頃を迎える時期にと1か月遅れで行っています。 満光寺で行われた法要には高遠保育園の年長園児が招かれ、釈迦の像に甘茶をかけて手を合わせていました。 東部仏教会の会長で弘妙寺の田中勲雄住職は「今年1年皆さんが幸せで、争い事のない静かな年になるよう願っています」と話していました。
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上信化成株式会社 創意工夫功労者賞受賞
南箕輪村南原の上信化成株式会社は、作業の効率化や不良率の改善に繋がる技術研究を行ったとして、文部科学省の「創意工夫功労者賞」を受賞しました。 9日は、上信化成の福島良治社長と受賞した2人の社員が役場を訪れ、唐木一直村長に受賞の報告をしました。 上信化成はプラスチック成形や自動車部品の組み立てを行う会社です。 受賞した植村高志さんは、車の内装部品を仕分けるコンベアーをワンタッチで切り替える技術を開発し、作業の効率化に繋げました。 伊藤秀人さんは、車の部品に貼る保護シートの不良率を下げるための冶具を考案しました。 福島社長は「周りの社員も一緒になって試行錯誤しながら技術を生み出しました。努力の積み重ねが認められたと感じている。」と喜んでいました。 創意工夫功労者賞は県内では11人が受賞していて、上信化成の社員が受賞するのは今回が初めてです。
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政策金融公庫 創業テーマ出前講座
信州大学農学部の卒業後の進路について考えるキャリアデザインの授業で、日本政策金融公庫が、創業をテーマにした出前授業を、25日に行いました。 出前授業には、農学部の2年生の希望者120人ほどが参加しました。 日本政策金融公庫は、将来の起業家の育成につなげようと、同様の出前講座を高校などでも開いています。 この日は、公庫の職員が創業をとりまく状況やビジネスプランの評価について話をしました。 職員は、「1975年ごろには、日本の開業率は5.9%だったが、2009年には2%に落ち込み、反対に、廃業率は、3.5%から6.2%に増えている。このままでは企業自体の数が減少し続けてしまう」と現状を説明していました。 この出前授業は、信州大学農学部のキャリアデザインの講座の1つとして開かれたもので、企業でのインターンシップを希望する学生は必須科目となっています。 キャリアデザインの講義は今回を含め、8回開かれます。
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片岡鶴太郎さん サイン会
画家でタレントの片岡鶴太郎さんの作品展が開かれている信州高遠美術館で、5日、片岡さんのサイン会が開かれました。 サイン会にはファンおよそ250人が集まりました。 片岡さんはタレントとして活躍する一方、日本画や書なども制作しています。 サイン会の後のトークショーでは、今回展示されている作品について話しました。 春夏秋冬を描いた「四季彩歳」のうち、春にあたる「夜桜」について「伊那に初めて来た際に見た長谷の山桜がモチーフとなっている。春霞がかかった情景を表現しました」と話していました。 作品展は、片岡さんが制作した日本画や書などおよそ90点が展示されていて、21日まで開かれています。
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南箕輪村議会議長選挙所信表明
申し合わせ任期の満了により2人が立候補した南箕輪村議会議長選挙の所信表明が8日に行われました。 議長選の立候補者は、受付順に丸山豊議員と大熊惠二議員の2人です。 神子柴で無所属2期目の丸山議員は、「議会改革、地方創生をさらに進め、村民に代わり中立・公平に責任を果たしていきたい」と話しました。 中込で無所属5期目の大熊議員は、「村政への提案とチェック機能を働かせながら、村づくりを進めていきたい」と話していました。 なお、4期8年議長を務めている原悟郎さんは立候補していません。 他に、副議長選挙には4人が立候補しています。 村議会正副議長選挙は、12日の臨時議会で行われます。