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JA上伊那 おかゆポットとお米券贈呈
JA上伊那は、炊飯器に入れておかゆが作れるおかゆポットと、お米券を南箕輪村に贈呈しました。 3日は、JA上伊那の唐澤善廣理事ら3人が役場を訪れ、唐木一直村長におかゆポット70個と、お米券190枚を贈りました。 これは、JA上伊那食卓愛の運動の一環として、毎年上伊那の8市町村に贈られています。 おかゆポットは、容器の中に米と水を入れ、炊飯器の中に入れて一緒に炊くと離乳食用のおかゆが作れるものです。 村では、3か月健診を受けた第一子に渡す予定です。 唐木村長は「栄養を重視して、きちんとごはんを食べる習慣が身につくよう活用したい」と話していました。
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伊那地域 2日連続の真夏日
1日の伊那地域は、最高気温が33.6度と5月31日に引き続き2日連続の真夏日となりました。 伊那市役所南側にあるせせらぎ水路です。 子どもたちが水遊びを楽しんでいました。 1日の伊那地域の最高気温は、平年に比べ10度以上高い33.6度で、今年最高を記録し、6月の気温としては過去2番目で、8月上旬並みでした。 長野地方気象台によりますと、この暑さは、4日水曜日ころまで続くということで、水分補給など熱中症対策に注意するよう呼びかけています。 伊那消防署によりますと、午後3時現在、伊那消防組合管内で熱中症で搬送された人はいないということです。
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わが家のセーフティーリーダーに
伊那警察署などは、伊那市の伊那小学校6年生117人を「わが家のセーフティーリーダー」に30日委嘱しました。 30日は、伊那小学校で委嘱式が行われ、小山満彦伊那警察署長から代表児童にセーフティーリーダーとしての委嘱書が手渡されました。 「わが家のセーフティーリーダー」は、管内の小学校をモデル校に選定し、学校や家族ぐるみで防犯意識を高めようと伊那警察署などが平成13年度から行っています。 小山署長は、「皆さんの活動で、学校や家族、地域が明るく楽しく生活できるようになるよう期待しています」と児童たちに呼びかけました。 児童を代表して林優太君は、「セーフティーリーダーとしてがんばっていきます」と力強く決意表明しました。 今年は伊那小学校のほかに伊那市の新山小学校と辰野町の両小野小学校でも実施されます。
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上伊那4月の月間有効求人倍率
上伊那の4月の月間有効求人倍率は、3月を0.05ポイント下回る0.90倍でした。 新規求人数は、1,279人で去年を25.1パーセント上回りました。 新規求職者数は、1,105人で去年を7パーセント下回りましたが、3月に比べ336人、43.7パーセント上回りました。 求人は好調でしたが、新年度にあたり求職者が増えたため、4月の月間有効求人倍率は、0.90倍で3月を0.05ポイント下回る結果になりました。 ハローワーク伊那では、求人倍率は、3月を下回ったが、求人件数は改善傾向にあることから「雇用情勢は、改善の傾向が見られるが、依然厳しい。」とコメントし、「足踏み状態である。」とした3月のコメントを上方修正しました。 また、正社員の求人が増えていることも明るい傾向と見ています。
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リニア県民調査 期待は「知名度」と「観光」
長野県世論調査協会が行ったリニア中央新幹線に関する県民意識調査によりますと、開業による伊那谷へのメリットについて、4割を超える人が、知名度アップ、観光客の増えることに期待しています。 これは、長野県世論調査協会が、3月13日から4月8日にかけて、20歳以上の800人を対象に郵送調査で行ったもので、64.8%の回収率でした。 リニア中央新幹線の安全についは、信頼できる・ある程度信頼できるを合わせると45%が安全だと回答しています。 品川~名古屋間の86%が地下トンネルで、運転士は不在であることを知っているは31%で、68.2%が知らないと回答していて、構想が現段階では浸透していないとしています。 開業によるメリットについては、複数回答で、飯田・伊那谷の知名度アップが48.1%、観光客が増えるが42.2%、飯田線など新駅アクセスの交通整備が進むが31.8%となっています。 開業により心配なことについては、新駅周辺のみが発展し既存商店街は沈滞するが43.3%、信州の自然環境が悪くなるが36.8%などとなっています。
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JA健康長寿へウォーキング
長野県内のJAが進めている健康寿命創造運動の一環で、県内で初めてとなる大規模なウォーキング大会が、29日、伊那市の西箕輪地区で行われました。 この日は、西箕輪のみはらしファーム東側駐車場を出発し、西箕輪地区、7.6キロを歩きました。 ウォーキングにはJA上伊那の女性組織生活部会のメンバーを中心に162人が参加しました。 長野県は、寿命は、男女ともに全国1位となっていますが、日常生活を支障なく送れる健康寿命は、平成22年度で男性6位、女性17位となっています。 JA健康寿命創造運動は、この健康寿命を伸ばそうという取り組みで、食生活セミナーや、口腔ケアの講座などが開かれてきました。 ウォーキング大会もその一環で、今回のような大規模な取り組みは、県内でも初めてです。 佐久総合病院の農村医学研究所の主任研究員を務める柳澤和也さんが指導しました。 柳澤さんは、ストレッチの方法や歩き方のコツなどを参加者に教えていました。 参加者は、初夏の高原を、元気よく歩いていました。 JA上伊那では、こうした取り組みを通して組合員の健康増進につなげたいとしています。
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上伊那広域連合が要望書提出
上伊那広域連合は医療問題など上伊那地域が抱える課題をまとめた要望書を28日、県議会の県民文化健康福祉委員長に提出しました。 この日は、県議会の県民文化健康福祉委員会の現地調査が伊那合同庁舎で行われました。 広域連合長の白鳥孝伊那市長をはじめとする、上伊那8市町村長らが出席し、要望書を提出しました。 伊那市や箕輪町などは、安心して子どもを産める体制整備の支援を求めました。 出産体制については、上伊那地域の医師数が県の平均を大きく下回っていて、産科医、小児科医の不足で連携の構築に支障が出ているとして、産科医と小児科医の確保に向けた支援を要望しました。 南箕輪村は、人工透析の通院支援について要望しました。
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上伊那教育会 総研修会「仰望の日」
上伊那地域の教職員で構成する公益社団法人上伊那教育会の研修会が23日伊那文化会館で開かれました。 上伊那教育会には、上伊那の小中学校など52校が所属し、教職員1,155人が会員となっています。 会長で辰野東小学校の原宏校長は、「相次ぐ教職員の不祥事で信頼は失われた。今こそ真正面から受け止め、立ち向かわなければならない」とあいさつしました。 研修会では、会員の発表や合唱のほか、オペラ歌手、中島啓江さんによる講演もあり、参加した教職員約900人が耳を傾けました。
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障がい者によるスポーツ大会開催
上伊那地域の障がい者によるスポーツ大会が24日、伊那市陸上競技場で行われました。 これは、上伊那地区障がい者スポーツ大会実行委員会が主催したもので、障がい者にスポーツを通じて自立と社会参加への意欲を高めてもらおうと行われました。 この日は、上伊那地域の福祉施設に通うおよそ240人がリレーや砲丸投げなどで競いました。 ソフトボールを遠くまで飛ばし距離を競うソフトボール投げでは、力いっぱいボールを投げていました。 この日は、市内の高校生を中心に、50人のボランティアが大会の準備や進行を手伝い、参加者と交流を深めていました。
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伊那市西山でシカ捕獲数増加
伊那市の天竜川より西の地域で昨年度捕獲されたニホンジカは、31頭で、5頭だった前の年に比べて6倍に増えたことがわかりました。 23日市役所で開かれた伊那市有害鳥獣対策協議会で報告されました。 昨年度のニホンジカの捕獲量は、市全体で3,300頭とほぼ前年並みでした。 伊那地区は、308頭で、そのうち西春近や西箕輪地区の西山で捕獲されたのは、中央道沿いを中心に31頭でした。 伊那猟友会の牧田文男会長は、「西山でも一般の人がニホンジカの姿を見るようになってきている。北は辰野から、南は、竜東から川を渡って入ってきていて、間違いなく増えている。今年度は、くくり罠で、西山の捕獲を徹底的にやらなければならない」と話していました。 会長の白鳥孝市長も「ニホンジカが西山に広がっていて、ある日爆発的に被害が出ないか心配している」と述べました。 伊那市の昨年度の有害鳥獣による農作物被害は、213トン、2,900万円余りでした。
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JA上伊那 6次産業化に向け新会社設立へ
JA上伊那は、農作物に付加価値をつけて販売する6次産業化に向けた新しい会社をこの秋をめどに設立する考えです。 23日開かれた通常総代会で可決されました。 販売するのは、米に含まれるアミノ酸の一種ギャバを生かすよう加工したギャバ米と言われる白米で、上伊那産の米に機能性を高めた付加価値をつけます。 ギャバには、血圧を下げ、ストレスを緩和する効能があるといわれています。 営農部の片桐邦俊次長は、「加温・加湿でギャバを生かせる加工ができる。若い人に受けるのではないか」と話しています。 JA上伊那では、夏に関東方面などで試験販売を行い、事業の規模などを決め秋ごろに新しい会社を設立する考えです。 JA上伊那が設立発起人となり1億円を上限に出資し、政府の6次化ファンドの出資を受ける予定です。
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伊那弥生高生徒がジオパーク学ぶ
独立行政法人・科学技術振興機構が学習活動を支援するサイエンスパートナーシッププロジェクトに今年度採択された伊那市の伊那弥生ヶ丘高校で、信州大学の教授を招いて、南アルプスジオパークについて学ぶ講座が、22日、開かれました。 1回目の講座となったこの日は、信州大学で地質学を専門としている大塚 勉教授が講師を務めました。 体育館には、1年生241人が集まり、講座を受けました。 サイエンスパートナーシッププロジェクトは、弥生ヶ丘高校は初採択で、県内では9件が採択されています。 南アルプスが日本ジオパークに登録され、全国大会が今年9月に伊那市で開かれる機運の中で、見慣れた風景の南アを、理科で学んだ事象に結び付けて欲しいと開かれました。 講座では、学校周辺を撮影した2枚の空中写真を、立体的にみえる特殊なメガネで見て、地形を学びました。 大塚教授は、学校の敷地のそばにも活断層が走っていて、地震への備えは必要などと話していました。 伊那弥生ヶ丘高校では、今回の講座で、関心を持った生徒有志を募り、フィールドワークなどを通して、南アルプスジオパークに主体的に係る生徒を育てたいとしています。
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南アルプス国立公園指定50周年記念特集⑩
伊那市長谷の長谷中学校に伝わる南アルプス太鼓。 4月25日に行われた南アルプス開山祭では、魂のこもった太鼓の音が山に響きました。 演奏したのは、長谷中学校の3年生です。 5月上旬、生徒達が練習に励んでいました。 太鼓が初めて披露されたのは、発足した昭和61年の長谷中学校文化祭「くろゆり祭」です。 当時の赤羽敬一校長が、地域に根差した教育を取り入れようと、南アルプス太鼓を始めました。 昭和61年の発足当時から生徒達に指導しているのは伊那市長谷市野瀬の宮下由紀夫さんです。 宮下さんは、30年続く長谷太鼓・創龍会の打頭を務めています。 宮下さんが作曲した「仙丈」は、南アルプスの仙丈ケ岳の雄大さをイメージして作られました。 28年間、長谷中学校に伝わる南アルプス太鼓。 毎年3年生が伝統を受け継ぎ、1年間を通して様々なイベントで披露しています。 その年によって掛け声や曲の雰囲気が異なります。 バチを構えた瞬間、生徒達の表情が変わりました。 先輩から代々受け継がれている長谷中学校の南アルプス太鼓。 長谷中学校ではこれからもその伝統を引き継ぎ、太鼓の音に思いを込めて南アルプスへ響かせます。
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グループホーム「もみじの家」で開所式
社会福祉法人、長野県聴覚障害者協会が、ろうあ者のためのグループホームの運営を全国で初めて始めました。 21日は、南箕輪村神子柴のグループホーム「もみじの家」で開所式が行われました。 聴覚障害者協会がグループホームを運営するのは全国で初めてとなります。 協会によりますと、2006年に実施した、県内ろうあ高齢者実態調査で、やむを得ず「知的・精神障害者施設」で暮らすろうあ者が多いことがわかったということです。 上伊那の障害者自立支援協議会など関係団体の協力をえて、この日の開所を迎えました。 式で長野県聴覚障害者協会の井出萬成理事長は「もみじの家はもっとも、みんなが安心して楽しく、自由に暮らせる家となるよう、協力していって欲しい」とあいさつしていました。 「もみじの家」は聴覚障害者が安全安心に暮らせるように、緊急時や来客などを、光を使って知らせる「フラッシュランプ」や、緊急通報用の「ボタンや電話」が全室に設置されています。 定員は6人で現在男女3人が暮らしていて、ヘルパー4人が管理者やサービス管理責任者、世話人などを担当しています。 入所者は「手話で交流ができるため、生活が楽しい」と話していました。
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獣害対策など3つの柱 研究・調査
農業を基本に新たな産業づくりを目指す伊那谷アグリイノベーション推進機構は今年度、獣害対策や伝統野菜の継承、規格外の野菜や果物の有効活用の3つを柱に研究や調査を行います。 20日は、信州大学農学部で総会が開かれ今年度の事業計画が示されました。 今年度の重点課題として伝統作物の探索、健康・長寿や新しい産業に結びつく未利用資源の調査研究を進めます。 活動の3つの柱として昨年度に引き続き、ニホンジカの被害を軽減するため個体数の管理やシカ肉の加工、流通、食品開発を目指し産業化への道筋を検討します。 新たに地域の伝統野菜を掘り起こし、健康効果や地域の特性、由来など歴史的背景を調査し、商品開発につなげる研究会を立ち上げます。 また、台風などで傷がついた果物や規格外の野菜などを有効活用して今、注目されている植物成分ポリフェノールを抽出して医療の分野の新製品を開発します。 今年度は、夏と冬にシンポジウムを開催する他、鹿肉の加工調理法の体験講座なども予定しています。 伊那谷アグリイノベーション推進機構は信大農学部で行っている研究を活用し産学官が連携し産業の開発や発展を目指し去年10月に設立されました。
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外来種ブラックバス釣り大会
天竜川での増加が懸念されている北米原産の淡水魚、ブラックバスの生態調査を兼ねたバス釣り大会が18日、辰野町から箕輪町の天竜川で開かれました。 大会には、上伊那を中心に県内外からおよそ40人が参加しました。 ブラックバスは、特定外来生物に指定され、日本の侵略的外来種ワースト100にも選ばれていて、天竜川でも増加しています。 天竜川漁業協同組合によると、アカウオなどの在来種に影響が出ているということです。 大会に参加した釣り客は「バスは、引きが良いので楽しさはあるが、リリースしないなどマナーを守って欲しい」と話していました。 増加の原因は釣りを楽しむための密放流によるものと考えられています。 この日は、バスが産卵期を迎えていて、動きが少ないことや、水温が低いという悪条件ではありましたが、辰野町を中心に全体で80匹、およそ32.5キロのブラックバスが釣り上げられました。 大会の結果、最も多く釣った人で4キロ、最も大きかったバスは42センチでした。 釣り上げられたバスは岡谷市の水産試験場に持ち込まれ、解剖して食性などを調べるということです。
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サルの囲い罠 高遠町と長谷に設置へ
伊那市は鳥獣被害防止対策として今年度、サルの囲い罠を新たに2基設置するほか、センサーカメラによる野生動物の調査を実施します。 19日、伊那市役所で上伊那鳥獣被害対策協議会総会が開かれ、各市町村が進める事業計画などが報告されました。 事業費は上伊那全体で1,800万円、そのうち1,500万円は交付金でまかなわれます。 伊那市の事業費は600万円で、事業内容はサルの囲い罠設置に300万円、くくり罠購入に200万円、センサーカメラ設置に100万円となっています。 サルの囲い罠は伊那市横山に今年2月に設置され3月までに5頭が捕獲されたということです。 同じタイプのものを高遠町と長谷に1基ずつ設置する計画です。 10メートル四方の金網の中にエサを置き呼び寄せるもので、斜めに設置されたトタンを滑り降り中には入れますが外には出ることができない構造になっています。 地上部分に30センチほど金網をはわすことで穴を掘って逃げることを防ぎます。 伊那市ではほかに動物が通ると自動的に写すことができるセンサーカメラを25台設置し野生動物の調査も行う計画です。 箕輪町は事業費200万円で一斉捕獲を行い、南箕輪村については事業はありません。 上伊那全体の平成24年度の被害額はおよそ1億円で白鳥孝会長は「鳥獣被害により農林業が立ち行かなくなることがないよう、対策を講じていきたい。」と話していました。
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中央アルプス地区山岳遭難対策協会が新型ヘリで訓練
中央アルプス地区山岳遭難防止対策協会の救助訓練が17日、駒ヶ根市で行われました。 隊長で70歳になる伊那市西春近の唐木真澄さんも本格的な登山シーズンとなり隊員の士気を高めていました。 訓練は県警が導入した新機種やまびこ2号による救助方法を習得しようと、中ア遭対協が行ったものでおよそ15人が参加しました。 ヘリからワイヤーを使って下降したり、遭難した人を救助し上昇する訓練を行いました。 やまびこ2号は、これまでの1号と比べパワーが倍になるなど性能がアップしました。 その分、吹き降ろす風が強くなり救助者の足場の確保がこれまでより重要になってくるということです。 隊長の唐木真澄さん。70歳。隊員となって37年目。 2007年から隊長を務めています。 4月に県山岳協会の会長となり中ア遭対協は今月末で引退します。 今回が最後ということもあり唐木さんは訓練に参加し、隊員の士気を高めました。 唐木さんは「引退はするがこれまで培ったものを若い人たちに伝えていきたい。」と話していました。 長野県警によりますと今年の山岳遭難の件数は6日現在42件で死者は9人。 このうち北アルプスが最も多く23件で死者が5人。 中央アルプスが2件、南アルプスが1件でそれぞれ死者はいません。
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南アルプス国立公園指定50周年記念特集⑥
旧長谷村公民館は、南アルプスの紹介や登山事故防止を目的に、国立公園に指定された昭和39年に八ミリ映画「南アへの道」を制作しました。 3,000メートル級の山がつらなる南アルプス国立公園は、甲斐駒・鳳凰山系、白峰山系、赤石山系の3つの大きな山系により構成された日本を代表する山岳公園です。 公園の範囲は山梨県、長野県、静岡県の3県にまたがり、東西はおよそ15km 南北は50kmに及び総面積は35,000haあります。 南北に長いこの山脈は、富士山に次いで日本高い北岳をはじめ、仙丈ケ岳、塩見岳など3,000メートル級の山が10、2,500メートル以上は36あります。 南アルプスの森林限界より上の高山帯にはお花畑が分布していて、キタダケソウ、タカネビランジなどといった固有種など貴重な植物が群生しています。 また、ニホンカモシカなど30種類以上の哺乳類が確認され、なかでもライチョウの生息地としては世界で最も南に位置する場所で、重要な地域となっています。 南アルプスの多くの山はもともと海の底にあった地層でできていて、中央構造線を中心とした長野県内では、日本列島の土台を作ったプレートが作り出した貴重な地質を観察する事ができ、平成20年に日本ジオパークに認定されました。 国内に30か所ある国立公園。 南アルプスは昭和39年6月1日全国で23番目に指定されました。 伊那市長谷総合支所の中山晶計総合支所長。 旧長谷村役場職員だった中山さんに当時の事を伺いました。 中山さんは「指定以前の昭和36年頃から登山道の整備や山小屋修復など、国立公園指定に伴い増加が予想される登山者の受け入れの準備が役場を中心に行われていた」と話ます。 国立公園指定により、全国的に名前が知られるようになった南アルプス。年間に訪れる人は、年々増加傾向にあり、ここ10年は約60万人となっています。 昭和55年 南アルプス林道が開設し北沢峠まで行けるようになると登山が楽しめる山へとなりました。 登山客が集中する夏山シーズンは、高山植物の踏みあらしや、排泄物による環境悪化が問題となっています。 また、気候変動による高山植物の衰退、ニホンジカによる食害など課題は少なくありません。 伊那市などは、増加する登山者に対して環境負荷軽減に向け登山客に持ち帰る事ができる携帯トイレの普及を目指しています。 公園を管理する南アルプス自然保護官の中村仁さんは「自然の変化を細やかにとらえながら、みんながこの環境を次の世代にいかに残していくか行動し、活動していくことで、次の50年に南アルプスの自然が残せる」と話します。 国立公園指定から50年の節目を迎えた南アルプス 先人たちが残してくれたこの自然を、次の50年に向け守り伝えていく事が私たちの役割かもしれません。
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飯島勲内閣参与が伊那で講演
2月に伊那市のふるさと大使に委嘱された内閣参与の飯島勲さんの就任記念講演会が9日伊那文化会館で開かれました。 辰野町出身の飯島さんは、父親が伊那市東春近出身です。 小泉内閣首席総理秘書官をつとめ、現在は、安倍内閣参与です。 飯島さんは、内政、外交問題について幅広く触れました。 上伊那地域については、少子高齢化によりエネルギーや財政危機などさまざまな問題が持ち上がるだろうと前置きし、「各市町村単独では難しくなる事業もあるが、合併でなく政策により連携していくことが生き残る道だ」と話しました。 会場には、小ホールが満員となる400人の市民や自治体関係者が訪れ、内閣の中枢にいる人でなければ知りえない政治の裏話や考えについて耳を傾けていました。
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平成26年度1回目 ふるさと就職説明会
来春大学や短大等を卒業する学生を対象にしたふるさと就職面接会が9日、伊那市のいなっせで開かれました。 面接会は、伊那職業安定協会などが毎年開いているもので、この日は今年度1回目です。 9日は、去年より3社多い上伊那の企業49社が参加しました。 参加した学生は、男性51人女性32人の合わせて83人で、去年と比べて21人減少しました。 学生は、メモを取るなどして真剣に話を聞いていました。 ハローワーク伊那では学生の参加数が減少したことについて「なるべく多くの学生に参加してもらい、地元企業に就職してもらえるように支援していきたい」と話していました。 次回のふるさと就職面接会は、8月22日(金)に開かれます。
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原発と憲法について考える 憲法記念日の集い
憲法記念日の3日、原発と憲法について考える講演会が、伊那市のJA上伊那本所で開かれました。 会場には上伊那から300人ほどが集まりました。 憲法記念日の集いは毎年開かれていて、一昨年から福島原発に関する講演会が開かれています。 今回は、福島大学の元学長で名誉教授の吉原 泰助さんが講演しました。 吉原さんは、「福島では放射能が日常化しているのが現状。原発と人間は共存できるものではない。福島では平和に生きるという生存権が侵害されている」と訴えていました。 主催した原発と憲法を考える集い実行委員会の竹入弘元委員長は「画期的な憲法ができて67年になるが、日本の現状を踏まえ将来を考えると大丈夫だろうかと思う。エネルギー政策から、いかにあるべきかしっかりと考えたい」と話していました。
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南アルプス ニホンジカ捕獲数 500頭増
昨年度、南アルプスで捕獲されたニホンジカの頭数は1,771頭と、平成24年度よりおよそ500頭増えていることがわかりました。 南信森林管理署の発表によりますと、昨年度捕獲したニホンジカの頭数は、南アルプスで、前年度より494頭多い1,771頭、八ヶ岳では1,061頭、霧ヶ峰では609頭で、合計で3,441頭と、前年度に比べ1,015頭増えています。 捕獲は、国有林職員と、南アルプス食害対策協議会が委託した猟友会などにより行われました。 南信森林管理署によりますと、捕獲頭数が増えた理由について、くくり罠の貸し出しや猟友会による捕獲が積極的に行われたことを要因に挙げています。 また、昨年度初めて中央アルプス地域の高山帯でニホンジカが確認されたことから、今年度は中央アルプスでの捕獲を強化していきたいとしています。
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第13回INA-CUP 箕輪中 準優勝
箕輪中学校のサッカー部は伊那市で開かれた「中学生サッカーINA-CUP」で決勝に進出しましたが東京のチームに2対1で敗れ惜しくも優勝を逃しました。 大会は、上伊那を中心に県内外から34チームが出場し伊那市陸上競技場を主会場に4日に予選のリーグ戦、5日に決勝のトーナメント戦が行われました。 決勝戦は白のユニホーム箕輪中とオレンジのユニホーム東京のクラブチーム FCコンソルテの対戦となりました。 試合は前半、FCコンソルテが先制すると箕輪中はコーナキックから同点に追いつくゴールを挙げ1対1としました。 後半に入ると互いにチャンスは作りますがゴールを決める事ができず試合はこう着状態となりました。 しかし、終了間際にFCコンソルテが箕輪中の隙をつき決勝のゴールを挙げ2対1としました。 試合はそのまま終了し箕輪中学校は惜しくも準優勝におわりました。
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3月有効求人倍率 2月とほぼ変わらず0.95倍
上伊那の3月の月間有効求人倍率は0.95倍で2月から0.01ポイント下回りました。 なお、全国は1.07倍、県は1.04倍となっています。 ハローワーク伊那によりますと、新規求人数は前の年の同じ月を5.9%上回る1,194人でした。 新規求職者数は、前の年の同じ月を21.4%下回る769人でした。 これにより、3月の月間有効求人倍率は、2月を0.01ポイント下回る0.95倍でした。 ハローワーク伊那では雇用情勢について、3月の求人倍率が前の月から大きく低下することがなく、今後改善の見込みがあるとして 「緩やかに持ち直してきたが、足踏み状態である」と、上方修正しました。
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鮎の稚魚 放流はじまる
天竜川漁業協同組合は、2日から鮎の稚魚の放流を始めました。 鮎の稚魚の放流は、20日まで行われます。 去年と同様、4トン、50万尾を放流する計画です。 初日の2日は、漁協前の天竜川で放流しました。 鮎の稚魚は、県産で、8センチほどですが、友釣りが解禁となる6月22日には、20センチに成長するということです。 去年、天竜川の鮎漁は、ここ10年で一番良かったということです。 天竜川漁協では、大水などで川が荒れないよう今シーズンの天候に期待しています。
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平成25年度のペレット販売 過去最高
上伊那森林組合が製造している木質ペレット燃料「ビュア1号」の平成25年度の売り上げが、過去最高だったことがわかりました。 2日、伊那市内で開かれた上伊那森林組合の第20回通常総代会で報告されました。 それによりますと、平成25年度の木質ペレット燃料「ピュア1号」の売り上げは、当初の計画量を上回る1,935トン、5,600万円で、過去最高となりました。 組合では、品質が評価され全国的に販路が広がったことと、寒波や石油など化石燃料の高騰が影響したと見ています。 上伊那森林組合は、製造しているペレットの品質などが認められ、平成24年度に日本ペレット協会から全国で初めての優良認証を受けています。
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伊那地域 初の夏日
伊那地域は、2日最高気温が25.3度まであがり、今年初めての夏日となりました。 長野地方気象台によりますと、2日の伊那地域は、最高気温が25.3度と今年初めての夏日となり、6月下旬並みの陽気となりました。 伊那市上荒井の佐藤友春さんのお宅です。 イカリソウが涼しげに咲いていて、今がちょうど見ごろです。 4枚の花弁が錨のような形をしています。 山野草愛好者の佐藤さん。 30年前に友人から10本ほどをわけてもらい、株分けで増やしました。 今では、自宅周辺に群生していて、これだけの花は他では見られないということです。 佐藤さんは、「せっかくきれいな花を咲かせているので、多くの人に見に来てほしい」と話しています。 見ごろは、5月中旬ころまでということです。
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ジオパーク南ア大会に向け 推進チーム2回目会合
月に開かれる日本ジオパーク南アルプス大会に向け、伊那地域の関係団体がさまざまなイベントを企画する伊那地域推進チームの2回目の会議が、23日、伊那市創造館で開かれました。 この日は、伊那市の職員のほか、商工団体、旅行業者など、40人ほどが参加しました。 日本ジオパーク南アルプス大会は、9月27日から30日まで、伊那市内を会場に予定されています。 期間中に、様々なイベントを同時開催し、全国から訪れる関係者をもてなすほか、開催までにも年間を通じたイベントで機運を盛り上げようと、会議のメンバーが内容について企画しています。 この日は、展示・セッショングループ、食・まちなかグループ、ツアー・イベントグループの3つに分かれて検討を行いました。 食・まちなかグループには信州大学の学生も参加していて、「スタンプラリーやウォークラリーのほか、写真コンテストなどを行いたい」と提案していました。 その他、ジビエ・雑穀・昆虫食を提供できないかといった意見もありました。 展示・セッショングループでは、伊那弥生ヶ丘高校から、関心のある生徒を募り、学んだことの発表を行うほか、子供向けの体験講座を企画・実施したいといった提案もありました。 会議では、それぞれの団体からの提案を元に、具体的に何が実施できるかを検討していくということです。
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県元気づくり支援金 1次49事業内定
長野県が、市町村や団体の特色ある活動を支援する地域発元気づくり支援金の上伊那分の採択事業が決まりました。 今年度は、49件6,730万円が採択されました。 市町村別では、伊那市は南アルプス国立公園指定50周年記念事業133万4千円など3件262万1千円が採択されました。 箕輪町と南箕輪村はありません。 この他に、上伊那観光連盟の観光資源の発掘による交流人口増加を目的とした事業に480万円、伊那猟友会手良支部のニホンジカやイノシシの解体処理施設設置に242万6千円、みのわTMOネットワークの商店街の空き店舗を活用して音楽による地域住民の交流を図る事業に74万5千円などとなっています。 今年度は、51団体から57件1億661万円の要望があり、49件6,734万3千円が採択されました。 県では、今後2次募集を行う予定です。