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平成27年米生産目標2万8千トン 2年連続減少
平成27年の上伊那で生産する米の目標数は2万8,686トンとなり、今年に比べて287トン少なく2年連続の減少となりました。 これは24日JA上伊那伊那支所で開かれた農業再生協議会上伊那地方部総会で決まったものです。 総会には、各市町村関係者やJA上伊那などおよそ40人が出席しました。 上伊那の平成27年の米の生産目標数は、今年より287トン少ない2万8686トンです。 市町村別では、伊那市が1万2,340トン、箕輪町が2,341トン、南箕輪村が1,565トンとなっています。 総会では、JA上伊那から米による転作の推進として、加工米や備蓄米、家畜の飼料米の需要見込みが来年は合わせて、およそ1700トンあると報告されました。 要望については、各市町村で話し合い、来年1月に目標値などを決める予定です。
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西天竜土地改良区に感謝状
長野県公営企業管理者は企業局電気事業の運営に協力したとして24日、上伊那郡西天竜土地改良区に感謝状を贈呈しました。 この日は長野県公営企業管理者の小林利弘管理者から、上伊那郡西天竜土地改良区の平井眞一理事長に感謝状が手渡されました。 これは、県公営企業管理者が管理する、伊那市小沢の西天竜発電所の運営に西天竜土地改良区が協力したものです。 上伊那郡西天竜土地改良区は昭和37年から農繁期を終えた冬の期間、発電のために水を供給しています。 平成24年からは、農繁期も、雨などで水を必要としない時には発電に協力してきました。 西天竜発電所は、西天竜の水を利用して、瞬間最大出力3,600kwを発電しています。 これは、年間でおよそ4,000世帯を賄う電力です。
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地元産の芋焼酎を飲み比べ
上伊那8市町村それぞれで栽培したサツマイモを原料にしている焼酎ブランド「伊那八峰」の新酒試飲会が、19日、伊那市のJA上伊那本所で開かれました。 19日は、各市町村の生産者や酒造会社、酒販店などでつくる「伊那八峰の会」の会員およそ50人が集まり、それぞれの新酒を飲み比べました。 会では、地域の特産品づくりの一環として、遊休荒廃地の利用を兼ねた地元産の芋焼酎づくりを平成18年から始めています。 各市町村の会員らが芋焼酎の原料に適した「黄金千貫」を栽培し、それぞれ違う名前を付けて販売しています。 10種類で始まった取り組みは、現在では14種類にまで増えています。 今回から同じ銘柄の新酒と、2年ほど貯蔵した熟成酒の2種類が並べられ、その味を飲み比べていました。 ご当地芋焼酎伊那八峰は、それぞれ720ミリリットル入り1,388円で、上伊那のおよそ60の小売店で販売されています。
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地域発元気づくり支援金 説明会開催
地域づくりを実践する公共団体や市町村などの事業を県が支援する「地域発元気づくり支援金」の説明会が19日、伊那市のいなっせで開かれました。 会場には、支援金の活用を検討している上伊那の公共団体や市町村関係者などおよそ90人が参加しました。 要望するにあたり設定されていたテーマ、「県と市町村の協働事業」「自然エネルギーの普及・拡大」「障がい者、女性、若者の雇用促進、就業支援」に加え、来年度から「地域防災力の向上」が設定されました。 今年度は、上伊那で73事業、1億2,038万円の要望があり、そのうち60事業、7,510万円が採択されています。 支援金の募集期間は、来年1月5日~2月2日までとなっています。
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第19回書晋展 17人の作品73点展示
上伊那の書道教室の指導者でつくる書晋会の作品展が、18日から伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。 会場には、17人の作品73点が展示されています。 上伊那の書道の指導者で作る書晋会では、毎年1回作品展を開いていて、今回で19回目になります。 漢字、かな、刻字などジャンルもさまざまな個性的な作品が並びます。 去年まで伊那市在住の指導者のみで会を構成していましたが、メンバーの減少などにより今年から、箕輪町、飯島町のメンバーも加わりました。 箕輪町の赤羽蘭径さんは、刻字の作品を、飯島町の元木忍さんは、縦1m80センチ、横2m40センチの大作を出展しています。 会では「一人一人違う作品の個性を楽しみ、書に対する理解を深めてもらいたい」と話していました。 第19回書晋展は、21日(日)まで、かんてんぱぱホールで開かれています。
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伊那市産婦人科医院 地鎮祭
来年7月に伊那市日影に新たに開業する産婦人科医院の地鎮祭が17日行われました。この医院では、年間360件の分娩を扱う計画です。 地鎮祭には、開業する鈴木昭久医師や市、工事関係者約20人が出席し工事の安全を願いました。 鈴木さんは、下伊那郡根羽村出身の43歳で、現在は飯田市立病院に勤務しています。来年1月に退職し、開業にむけ準備をすすめています。 医院は分娩室、病室あわせてベッド数は17床で、年間におよそ360件の分娩を扱う計画です。 現在上伊那で分娩を扱っているは伊那中央病院と駒ヶ根レディスクリニック、助産所が5ヶ所となっています。 伊那保健福祉事務所によりますと、平成25年の上伊那の分娩数は1,238件で、そのうち伊那中央病院は900件を扱っています。 伊那中央病院では平成20年度から里帰り出産を制限しています。 鈴木さんは、将来的には一人医師を雇い、分娩数を増やすと共に、不妊治療にも取り組みたいとしています。
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伊那谷の林業を考える研究会 シカ肉の活用について発表
諏訪や上下伊那の地方事務所、南信森林管理署などでつくる「伊那谷の林業を考える研究会」の研究発表会が16日、南箕輪村の信州大学農学部で開かれました。 会場には、林業関係者や一般などおよそ90人が訪れました。 近年、野生獣による森林被害の発生が多いことから今年は「捕獲したニホンジカの活用について」をテーマに、4団体が発表しました。 信州大学農学部森林科学科4年生の河野卓朗さんは、県内のジビエ生産施設と流通の現状について発表しました。 河野さんは県内9の食品生産施設で聞き取り調査を行いました。 猟師が解体を兼ねて行っている小規模生産の施設も多く、河野さんは「シカ肉の利用度を高める為には、施設数を増やす必要があり、販路の確保が課題」と話しました。 また、会場ではシカなどの動物の皮を使った製品の展示も開かれ、靴や小物などが並んでいました。
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上伊那 日中最高気温-2.2度 真冬並みの寒さ
冬型の気圧配置が強まっている影響で伊那地域では、17日の日中の最高気温はマイナス2.2度と真冬並みの寒さとなりました。 急速に発達している低気圧の影響で冬型の気圧配置が強まり、伊那地域では、朝から雪が降り、風の強い一日となりました。 伊那消防署によりますと17日午後4時までの積雪量は7.5㎝となっています。 この雪と風の影響で、伊那市の広域農道沿いの松の木が折れ、電線に倒れ掛かりました。 この倒木の処理の為、広域農道は大萱信号機交差点から大芝公園信号機交差点の間が、正午からおよそ1時間全面通行止めとなりました。 この他に雪による被害の報告は、箕輪町で倒木が1件、南箕輪村はありませんでした。 伊那警察署によりますと、午後4時現在で19件の物損事故が発生したという事です。 伊那署では路面が凍結しているので車を運転するさいには、車間をとり、スピードの出しすぎに注意するよう呼びかけています。 JR飯田線は、朝から一部の列車で遅れが発生しましたが、午後3時半には、正常ダイヤとなっています。 長野地方気象台によりますと18日の明け方まで雪の降りやすい状況ということですが、その後は冬型の気圧配置が緩み、晴れ間も見えるという事です。
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稲作農家の経営安定に関する陳情を採択
伊那市議会経済建設委員会が15日、伊那市役所で開かれ稲作農家の経営安定と政府による緊急の過剰米処理を求める陳情を全会一致で採択しました。 陳情では米の供給過剰により価格が下落傾向にあることから生産者が意欲を持って営農が継続できる政府備蓄米制度の柔軟な運用や仕組みの改善のほか緊急に過剰米処理を行うよう求めています。 JA上伊那によりますと、米の価格下落により上伊那全体の生産者の収入減少は10億円にのぼると予測していて地域経済にも大きいな影響を与えるとしています。 委員会ではこの陳情を全会一致で採択しました。
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伊北リトルシニア卒団式
中学生の硬式野球チーム伊北リトルシニアの卒団式が、14日、伊那市の信州INAセミナーハウスで行われました。 式では、卒団する3年生13人が、拍手の中入場しました。 伊北リトルシニアは、2002年に創部。 辰野町や箕輪町の中学生が中心で、週に3回練習を行っています。 式では、卒団する13人に毛利光昭会長から卒団証書が手渡されました。 毛利会長は「目標をたて努力し、強い意志をもって日々精進してほしい」と労いの言葉を送りました。 卒団式に合わせ、松商学園と長野日大高校で22年間にわたり指揮を執り、春夏合わせて9回甲子園出場を果たした中原英孝さんの講演が行われました。 中原さんは、「甲子園に行くチャンスは3年間で5回しかない。1年の秋にレギュラーを取りに行く気持ちで練習に励んでほしい」と話していました。
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飯田線駒ケ根開通100年 ケーキで祝う
JR飯田線の駒ケ根開通100年をオリジナルケーキで祝おうというイベントが14日行われました。 「駒ケ根市の鉄道100歳バースデーケーキ列車」と題し、JR飯田線活性化期成同盟会が行いました。 参加したのは、伊南地域の親子40組、80人で、飯島、駒ケ根、宮田に停車した特別列車は、箕輪町の伊那松島駅に到着。 地域交流センターでそれぞれが飯田線の夢を盛り込んだオリジナルケーキを作りました。 それぞれが持ち寄った絵をケーキに飾りつけていきます。 マジパンと呼ばれる粘土状の菓子を使い、親子で細部にこだわりながら仕上げていました。 伊那市の菓匠清水のシェフパティシエ清水慎一さんが指導しました。 2階建ての電車、動物と一緒に乗る電車、釣りができる電車など、子どもならではの楽しい夢の飯田線が出来上がっていきます。 帰りの電車の中でそれぞれが作ったケーキを食べ、駒ケ根市の鉄道100年を祝いました。 飯田線は、辰野から南に向かって徐々に距離をのばし、赤穂駅、今の駒ケ根駅は、1914年、大正3年の10月31日に開業しました。
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ニシザワ主催読書感想文コンクール
株式会社ニシザワが主催する小中学生を対象にした読書感想文コンクールの表彰式が、13日、伊那市の創造館で行われました。 最優秀賞は3人で、このうち伊那ケーブルテレビ放送エリア内では、手良小学校3年の三澤龍くんと箕輪中学校3年の春日未來さんの2人が選ばれました。 三澤くんは、宇宙の本を読んで天王星が傾いていることを知り、その理由について謎が解けるまで色々な本を読み続けたことを作文にしました。 春日さんは、「手紙屋蛍雪篇」という本を読み、主人公で大学受験を控えた1人の高校生と自分とを重ね合わせ、感じたことをまとめました。 コンクールは今年で11年目で、上伊那の小中学校から合わせて1,458作品の応募がありました。 ニシザワの荒木康雄社長は「どの作品も一生懸命丁寧に書いてある印象を受けた。これからも本を沢山読んで健全な心を育んでほしい」と話していました。 なお、最優秀賞に次ぐ優秀賞には14人が選ばれています。
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南信工科短大振興会 設立
平成28年4月開校の長野県南信工科短期大学校と連携し、学校運営の支援と産業振興を図る南信工科短大振興会が、13日、設立されました。 13日は設立総会が、箕輪町の伊那プリンスホテルで開かれ、振興会の会員の他、県や市町村などから合わせておよそ100人が出席しました。 南信工科短大は、南箕輪村の伊那技術専門校を改修し、平成28年4月の開校を予定しています。 2年制の専門課程は、機械・生産技術科と電気・制御技術科の2学科それぞれ定員20人ずつで、半年間の短期課程が設置される他、離職者を対象にした職業訓練なども実施されます。 振興会は、学校運営の支援などを目的に設立されたもので、上下伊那の125の企業と団体が会員となっています。 会長には伊那テクノバレー地域センター地域協議会長でKOA株式会社会長の向山孝一さんが選ばれました。 総会では、県の元気づくり支援金を活用したシンポジウムの開催などの計画案が承認されました。
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山の遊び舎はらぺこ主催「第7回子育てを考える集い」
伊那市東春近で野外保育を行っているNPO法人山の遊び舎はらぺこが主催する「第7回子育てを考える集い」が11月30日、伊那市西春近のかんてんぱぱくぬぎの杜で開かれました。 会場には、上伊那を中心に2歳から80代までの70人が訪れました。 去年まで日本女子大学の教授だった教育学者の森田伸子さんが講師を務め、「大人と子どもの違い」をテーマに討論しました。 参加者からは「大人は自分で稼いで買い物をしたり食べたりできるが子どもはできない。しかし、子どもは一瞬を楽しみながら生きているが大人は過去や未来を常に気にしながら生きている」と言った意見が出ていました。 森田さんは「子どもも一人の人間として接し、その考え方を尊重することが大切だ」とまとめました。
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12日夜~13日昼にかけて南部積雪5cm予想
伊那地域は、12日の夜から13日の昼にかけて雪が降る見込みで、平地でも5センチの積雪を見込んでいます。 長野地方気象台によりますと、あすの伊那地域は朝から雪が降る見込みで、南部では多いところで5センチの積雪が予想されています。 気温も上がりにくく寒い一日になる予想で、路面の凍結などに注意を呼びかけています。
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飯島食堂 来年1月末で閉店
創業から104年の伊那市を代表する飲食店、飯島食堂が来年1月末で閉店します。 伊那市坂下入舟にある飯島食堂。 創業は、明治42年。 今年で104年になる老舗の飲食店です。 中華食堂ですが、人気メニューは、1,100円のカツ丼。 ふたがしまらないほどのボリュームで、店を訪れる人の多くが注文します。 3代目の飯島敏道さん71歳。 来年1月末での閉店を決めました。 12日のお昼。 店内は、多くの人でにぎわっていました。 そして注文が次々と厨房に飛び込んできます。 そのほとんどがカツ丼。 飯島さんが次々と揚げていきます。 カツ弁当も人気で山梨に住むこの方も閉店の知らせにがっかりです。 昭和30年代前半に撮影された飯島食堂です。 建物は戦前からのものでした。 このころは、酒屋も一緒に営んでいました。 昭和44年に酒屋はゆずり、食堂に専念。 それからほぼ半世紀にわたり、伊那市の名物店として多くのファンに愛されてきました。 飯島食堂は、年末は29日まで、年始は3日から営業する予定です。 多くの市民に愛された伊那の名店は、来年1月末でその歴史に幕を下ろします。
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上伊那高等学校美術展 力作並ぶ
上伊那8校の美術部員の作品200点が並ぶ上伊那高等学校美術展が、11日から、伊那市の伊那文化会館で開かれています。 会場には、上伊那の8つの高校の美術部員の作品200点が展示されています。 この展示会から14作品が、21日から長野市で開かれる県の美術展に推薦される事になっています。 そこからさらに全国の総合文化祭につながる展示会となっていて、美術部員も毎年目標にしているということです。 この上伊那高等学校美術展は14日(日)まで、伊那文化会館で開かれています。
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ノロウイルス食中毒注意報発令
長野県は、ノロウイルス食中毒注意報を11日、全県に発令しました。 N県によりますと、全国的にノロウイルスの集団感染が増加しているということです。 今年度県内では4件発生していて、その内1件は4月に伊那市内の飲食店で発生しています。 吐き気や下痢、発熱などが主な症状で、県では予防対策として、 石鹸を使って丁寧に手洗いをする。 タオルをこまめに取り換える。 具合が悪くなったらすぐに医療機関を受診することなどを呼び掛けています。
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年賀状販売で工賃アップへ
伊那市の障害者社会就労センター輪っこはうす・コスモスの家では、来年用のオリジナル年賀状を販売しています。 今年も残すところ3週間となり、作業はピークを迎えています。 年賀状の印刷や販売は、利用者の工賃アップにつなげようと平成20年度から行われていて、今年は上伊那の8施設が参加しています。 施設では、職員が差出人の名前や住所をパソコンで編集し年賀はがきに印刷すると利用者が枚数や印刷ミスが無いかを確認していました。 今年は、原画を描く利用者が去年より12人増え37人となりデザイン数も11種類となっています。
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高遠高校卒業生宅に不審電話
伊那警察署は高遠高校の卒業生が居る家庭に、息子を装う不審電話が相次いでいるとして注意を呼びかけています。 伊那警察署によりますと、息子や夫を装った不審電話は6日の午後7時から午後9時までに4件確認されいずれも電話番号は非通知だったという事です。 不審電話が確認された4件のうち、3件は50代前半の高遠高校の卒業生がいる家庭にかかってきているということです。 今月4日は、40代後半の高遠高校の卒業生がいる家庭6件に不審電話がかかってきています。 伊那署では、「携帯電話番号が変わった」「風邪をひいた」というキーワードは詐欺を疑いうよう注意を呼び掛けています。 不審電話がかかってきた場合には、本人に確認をし、現金の振り込みや持参の依頼には応じず家族や警察に相談するよう呼びかけています。
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アフリカ マリ共和国へ米720㎏発送
食料不足に苦しむアフリカ、マリ共和国に送る米の発送式が10日、伊那市で行われました。 式には、米を栽培したJA上伊那の職員などが集まり袋に現地語のメッセージなどが書かれた米をトラックに積み込みました。 これは、飢餓に苦しむ国に休耕田を活用して米を送ろうとJAなどが主体となって行っているものです。 今年は、JA上伊那の労働組合や美篶下川手の農家、あぐりスクールで学ぶ小学生が栽培した米、合わせて720キロが集まりました。 農団労上伊那の田口治彦書記長は、「少しでも現地の人達の食料の足しになればうれしい」と話していました。 発送した米はボランティア団体を通じてマリ共和国へと届けられる予定です。
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箕輪町が少子化対策DVD制作
箕輪町は少子化対策の一環として、出会いや結婚、子育ての様子を物語じたてにし、わかり易く町の支援制度を紹介するDVDを制作しました。 DVDは結婚前の人が抱える家庭を持つことへの不安を解消し、町での生活をイメージ出来るようにと、箕輪町が初めて制作したものです。 DVDでは、2人の主人公を中心に「出会い」「結婚」「出産・子育て」の3つのテーマで、町が行う支援制度を紹介しています。 物語の途中、主人公が思い悩む場面では必ず、箕輪町のマスコットキャラクター、もみじちゃんが登場して、主人公を後押ししています。 他に、町内に住み、制度を利用している町民へのインタビューもあり、安心して子育てできている様子が伝えられています。 箕輪町では、「町の支援制度を知り、自分の家庭をイメージしてもらうことで、少子化対策につなげたい」としています。 このDVDは、箕輪町図書館や、教育委員会で、無料で貸し出しされ、今後は、ホームページでも見られるようにしたいということです。 尚、DVDは20日から来年1月中旬まで毎日、偶数時間に地上112チャンネルとC512チャンネルで放送します。
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保育園児にりんごプレゼント
南箕輪村営農センターは、地域でとれたりんご「サンふじ」を8日、村内の6つの保育園にプレゼントしました。 このうち北部保育園には営農センターの北條欣一会長ら関係者5人が訪れ、園児1人ひとりにりんごを手渡しました。 りんごのプレゼントは、消費拡大と地産地消を目的に平成17年から行っていて、今回は神子柴のりんご農家、田中充義さんが育てた「サンふじ」がプレゼントされました。 ふじは袋をかけて栽培するのが一般的ですが、サンふじは、袋をかけず栽培するため、甘味が増すということです。 村と営農センターでは、サンふじの栽培に力を入れています。 園児らは、もらったりんごを大切に抱えて友達と見せ合っていました。 営農センターでは、村内6つの保育園に全部で860個のりんごを贈りました。
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女子ソフトボール教室開催
女の子にソフトボールに親しんでもらおうと、女子小学生ソフトボール教室が7日、伊那市の伊那公園屋内運動場で開かれました。 教室は、園児から小学生を対象にソフトボールの楽しさを知ってもらおうと、伊那市スポーツ推進委員会が開いているものです。 教室では、初めて訪れた5人が女子児童のソフトボールチーム、アルプスいーなちゃんソフトボールクラブの選手に混じり体を動かしていました。 初回の今日は、遊び感覚で気軽に始めてもらうため、ランニングやリレー競争をしていました。 この教室は、年末年始を除く来年2月22日まで毎週日曜日に開かれていて、興味のある人はいつでも参加できます。
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集落営農組織代表者が意見交換
JA上伊那は地域農業振興を目的に集落営農組織ネットワーク代表者会議を11月26日伊那市のJA上伊那本所で開催しました。 代表者会議は、集落営農組織の法人化や地域農業の中心的な担い手づくりなど、持続可能な農業組織を作っていこうと開かれました。 会場には、上伊那の42ある組織の代表者や県の職員などおよそ100人が出席しました。 参加者からは、「何を作れば所得に繋がるかなど経営感覚を持つことは大切だが、経理や会計といった事務に不安がある」といった声や、「後継者不足により、貸出農地が年々増加してきている上に、若い世代になるほど農業の関心が薄れてきている」などの課題が出されていました。 JA上伊那では、今後集落営農組織を中心として地域の農業基盤を築き次世代の担い手作りをする環境を作っていきたいとしています。
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二十四節気~大雪~ 最低気温ー2.5度
7日は二十四節気のひとつ、大雪です。 平地でも雪が降り、本格的な冬が訪れる頃とされています。 7日の伊那地域の最低気温は、-2.5度でこの冬一番の冷え込みとなりました。 長野地方気象台では、8日の日中以降は寒波が去り、週末までしばらく寒さはやわらぐと予想しています。
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上伊那地域包括医療協議会が大規模災害想定し初の訓練
上伊那医師会や市町村などで組織する上伊那地域包括医療協議会は、大地震など大規模災害に対応するための訓練を、7日、伊那中央病院で行いました。 上伊那地域で震度6弱の大地震が発生したとの想定で、上伊那医師会長を本部長とする「上伊那地域災害医療本部」が設置されました。 訓練は、負傷者を模した絵札に重症度を表すタグを付け、ホワイトボード上で災害現場から病院へ搬送する机上訓練です。 訓練を行った上伊那地域包括医療協議会は、医師会、歯科医師会、薬剤師会、上伊那管内の病院、消防、市町村などで組織されています。 協議会では、去年、大規模災害時の医療・救護活動のマニュアルを策定していて、今回はそれに基づいた初めての訓練となります。 本部では、負傷者の受け入れ先や、D-MATの派遣などの指示を行っていました。 上伊那地域包括医療協議会では、今回の反省点をふまえマニュアルの改善を行い、上伊那地域全体の医療連携体制の整備を進めていくとしています。
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市内スポーツ少年団の野球肘検診
野球をしている子どもたちの肘や体の検診が7日、伊那市のサンビレッジ体育館で行われました。 検診は、南信地域の整形外科医でつくる、南整会と上伊那医師会スポーツ医会などが、子どもたちがケガなく活躍出来るようにと今回初めて伊那市で行いました。 対象は、市内のスポーツ少年団に登録している小学5・6年生で、今日は、体力測定や超音波による肘の検査、ケガを予防するストレッチの指導が行われました。 南整会によりますと、長野市や松本市で、これまでに行った検診でおよそ2%が、野球肘と診断を受けたということです。 午前の部では、市内のスポーツ少年団3チームの5・6年生、36人が検診を受けました。 このうち、7人に骨が引っ張られてヒビが入る、「野球肘」の初期症状が見られると診断されていました。 放置すると、野球はもちろんですが、腕の曲げ伸ばしができなくなり、日常生活にも影響が出るということです。 南整会では、「小学生の時期に発見できれば大事に至るケースは少ない。協力を得て今後も続けたい。」と話していました。
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ミヤマシジミを通して生き物と人との共存を考える
全国的に生息数が減っている蝶ミヤマシジミを通して、生き物と人との共存について考えるシンポジウムが6日、南箕輪村の信州大学農学部で開かれました。 シンポジウムは、去年発足した「ミヤマシジミ研究会」の総会に合わせて開かれたものです。 ミヤマシジミは、環境省のレッドリストで「近い将来野生での絶滅の危険性が高い」とされる絶滅危惧ⅠB類に指定されています。 県内の里山ではかつて数多く生息していたということですが、近年は幼虫のエサとなるコマツナギが減少しているため、生息数も減ってきているということです。 6日は、研究会の会員らが活動報告を行いました。 県環境部では、10年ぶりに改訂を進めている長野県版レッドデータブックの調査で感じたことを話しました。 伊那市の横山ミヤマシジミを守る会の中村新一会長は、今年6月に鳩吹公園周辺で行ったコマツナギの植樹について、その効果を報告しました。 研究会の中村寛志会長は「他県の事例を参考に活動範囲を広げていきたい」と話していました。 研究会には、現在7つの団体が所属していて、新たに上牧里山づくりの会など2つの団体が参加することが決まりました。
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松くい虫対策に里山整備併用で効果的な展開へ
上伊那地方松くい虫防除対策協議会は、来年度からマツクイ虫被害対策と里山整備を組み合わせた取り組みをスタートさせます。 5日伊那合同庁舎で開かれた上伊那地方松くい虫防除対策協議会の会議で計画の素案が示されました。 上伊那地域では、被害の進行スピードが速く、これまでの伐倒駆除を中心とした対策では、抑止できなくなっているということです。 マツクイ虫被害は、標高900メートル以下で発生していて、上伊那地域では、里山と重なることから被害対策と森林整備を組み合わせ里山を再生させる効果的な展開をはかるとしています。 これまで点だった対策を面としてとらえ、被害にあう前に赤松を3割から5割伐採し、雇用も生み出しながら、ゆるやかに樹種転換もはかっていきます。 これから市町村や森林組合と調整を進め、今年度中に計画を策定し、来年度から取り組みをスタートさせたい考えです。 平成25年度の上伊那の被害は、4,582立方メートルで、前年度比119%でした。 26年度も被害量は、さらに増える見通しです。 箕輪町の三日町で被害が拡大していて、伊那市高遠町では、被害区域が東の方へ進んでいます。 県全体では、平成25年度は過去最多を更新し、鹿児島県に次いで全国2番目の被害量となっています。