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第48回上伊那書道展はじまる
上伊那書道協会の会員などによる、第48回上伊那書道展が28日から伊那市の伊那文化会館で開かれています。 この展示は、上伊那書道協会が主催したもので今回で48回目です。 会場には、上伊那書道協会の会員や一般からの作品116点が並んでいます。 作品は、上伊那地域に住む書道家が、漢字や「かな」など様々なジャンルの書で表しています。 ある会員は、「それぞれの個性ある作品に共感しながら見てもらいたい」と話していました。 第48回上伊那書道展は、30日(日)まで伊那文化会館で開かれています。
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2月の月間有効求人倍率 0.96倍に上昇
上伊那の2月の月間有効求人倍率は0.96倍で1月から0.03ポイント上昇しました。 全国の月間有効求人倍率は、1.05倍、県は1.01倍となっています。 ハローワーク伊那によりますと、新規求人数は前の年の同じ月を11.8%上回る1,239人でした。 新規求職者数は、前の年の同じ月を17.1%下回る692人でした。 これにより、2月の月間有効求人倍率は、1月を0.03ポイント上回る0.96倍でした。 ハローワーク伊那によりますと、求人倍率が上昇した主な要因は、1月に求職者数が増加したが2月は減少し、その反動があったためだということです。 ハローワーク伊那では、「全国や県内の倍率と比べて管内はやや低いが、徐々に上がってきていて、全体的に景気回復の傾向にある」ということです。 雇用情勢については、前の月と同じ「一部に厳しさが見られるものの、緩やかに持ち直している」としています。 一方、新規高卒者の求職者数の内定率は、96.1%で前の年の同じ月と同数となっています。 ハローワーク伊那では、6月末まで「未就職卒業生への就職支援」を行い、個別に支援を続けていくということです。
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果樹凍霜害対策研修会
りんごや梨の凍霜害を未然に防ごうという研修会が18日、箕輪町のJA上伊那箕輪果実選果場で開かれました。 これは、去年上伊那で大きな被害があったりんごや梨の凍霜害を今年はできる限り防ごうと、JA上伊那果樹部会が主催したものです。 この日は、上伊那の果樹生産者およそ60人が参加しました。 研修会では、上伊那農業改良普及センターの職員から、樹木を寒さから守るために最も効果的だとされている、せん定した枝のチップを活用した燃焼法の実施方法が説明されました。 耐熱素材でできた容器に、せん定したりんごや梨の枝をチップ状に乾燥させたものを入れ、火を点けます。 りんごは、木が並ぶ通路に、梨は枝が広がっている下にこれを置きます。 燃焼時間はおよそ3時間で、10アールあたり40個置くのが効果的だということです。 JA上伊那によりますと、去年の上伊那の凍霜害の被害は、およそ230ヘクタール、2億8,500万円となっています。
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ジオパーク南ア大会実行委員会 初会合
今年9月に伊那市で開かれる日本ジオパーク南アルプス大会を前に24日、伊那市創造館で実行委員会の初会合が開かれ、実施計画などについて説明がありました。 実行委員会は国や県の関係機関や市町村長などで組織され、およそ30人が参加しました。 会議では、日本ジオパーク南アルプス大会の日程や実施計画、目的などについて確認していました。 日程は9月27日から30日までの4日間で、初日は伊那文化会館周辺を主会場に講演会やレセプションが計画されています。 2日目はいなっせ周辺を主会場に教育や防災などの分科会、3日目は伊那市、飯田市、富士見町、大鹿村のジオ見学ツアー、最終4日目は、仙丈ヶ岳の登山が計画されています。 委員会では県内外から2,900人の集客を見込んでいて、訪れる多くの人に、ジオに関わる魅力を伝え、残していくことを目指していくとしています。 参加者は閉会後、それぞれの計画に向けた意見交換をしていました。
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歯と口の健康相談窓口開設へ
上伊那口腔保健センターを運営している上伊那歯科医師会は4月に「歯とお口のよろず健康相談窓口」を開設します。 24日は伊那市西町の上伊那歯科医師会館で窓口開設に関する記者会見が開かれました。 この相談窓口は歯科診療や口腔ケアに関する相談先を明確にし地域医療に貢献しようと上伊那歯科医師会が運営する上伊那口腔保健センターに開設するものです。 センターでは休日の歯科診療や検診が行われていて今回新たに窓口を開設し業務を拡大します。 歯科衛生士が常駐し歯科医には聞きづらいことや治療の内容で困ったことなど歯と口に関する悩みを相談することができます。 また寝たきりや体が不自由な人のための訪問歯科診療も行われる他かかりつけの医師やケアマネージャーなどと連携を図り健康状態の把握にも努めます。 相談受付は4月1日から始まり電話番号は78-8510。受付時間は平日月曜日から金曜日の午前9時から午後5時までとなっています。
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たかずやの里新施設完成
建物の老朽化などにより、伊那市東春近中組に移転改築が進められていた児童養護施設たかずやの里が完成し、関係者およそ150人が22日、竣工を祝いました。 22日は、上伊那8市町村の行政や教育関係者の他、富県と東春近の地区住民などおよそ150人が集まり、完成を祝いました。 建物は、鉄骨造りの2階建てで、敷地面積は6,000平方メートル、延べ床面積は2,100平方メートルです。 定員は40人で、これまでは全員が1つの施設で暮らしていましたが、より家庭的な生活が送られるよう6人から8人のグループに分かれて生活します。 施設内には、男女それぞれ個室が10室と2人部屋が3室あります。 他に、年長児の自立に向けた練習を行う多目的宿泊棟や小学生未満の子どもが生活する幼児棟もあります。 施設の北側には、地域住民との交流や子ども達が太鼓の練習を行う交流館も建設されました。 総事業費は4億4,400万円で、うち2億2,400万円を国や県の補助金で、1億6,900万円を市町村の支援金で賄います。 他に、上伊那広域連合を通じて集まった寄付が667件3,890万円、たかずやの里に直接寄せられた寄付が119件896万円となっています。 JA上伊那本所で開かれた祝賀会では、工事や設計を行った建設業者2社に感謝状が贈られた他、たかずやの里の子どもと職員で作る太鼓クラブのメンバーが、祝いの太鼓を披露しました。 あすは施設の一般公開が行われます。 新しい施設での生活は、27日木曜日からスタートします。
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公立高校後期選抜 合格発表
公立高校後期選抜の合格発表が、20日、県内一斉に行われました。 県内の公立高校では全日制・定時制など合わせて1万2666人が受験し、1万1707人に喜びの春が訪れました。 このうち、伊那市の伊那北高校では、午前8時30分に合格者の受験番号が張られた掲示板が運び出されました。 多くの受験生や保護者が合否を確認しようと高校を訪れていて、それぞれが自分の番号を確認していました。 伊那北高校の普通科・理数科の後期選抜にはあわせて207人が受験し、全員が合格しました。 上伊那では、全日制で942人の募集があり、932人が受験、うち907人が合格しています。 上伊那の公立高校で再募集を行うのは、全日制で、辰野高校普通科が11人、商業科が5人、高遠高校普通科が11人、赤穂高校普通科が5人、商業科が8人となっています。
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河川協力団体 伊那市内2団体指定
中部地方整備局は天竜川流域で環境保全活動などを行う18団体を河川協力団体に指定しました。このうち伊那市からは、西春近自治協議会と三峰川みらい会議が指定されました。 19日は駒ケ根市の天竜川上流河川事務所で管轄区間で活動する団体に対し指定証授与式が行われました。 天竜川上流河川事務所が管轄する岡谷市から飯田市では、5団体が指定され、伊那ケーブルテレビ放送エリア内からは西春近自治協議会と三峰川みらい会議の2団体が指定されました。 西春近自治協議会は天竜川の小黒川との合流点から宮田村境までの河川敷の整備を行っています。 また、三峰川みらい会議は高遠ダムから天竜川合流点までの三峰川で生物の観察会や環境整備などを行っています。 河川協力団は、河川法が去年改正された事により創設された制度で天竜川の直轄区間では初めての指定となります。 河川協力団体に指定される事により河川敷の利用や生物の採取の許可が簡素化されます。 天竜川上流河川事務所の中谷洋明所長は、「日常の環境活動があり河川の安全が守られている。これまで以上に活発に活動してほしい」と話していました。
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平成26年 地価公示価格発表
国土交通省は、平成26年1月1日現在の地価公示価格を18日、発表しました。 県内の地価の状況は、住宅地で17年連続、商業地で22年連続の下落となりましたが、下落幅は前の年より縮小しました。 地価調査は全国でおよそ2万3千地点、県内では43市町村282地点で行われました。 伊那ケーブルテレビ放送エリア内で下落幅の大きい地点は、伊那市では荒井の商業地が1平方メートルあたり59,000円から56,600円で-4.1%。 山寺の住宅地が28,000円から27,600円で-1.4%。 箕輪町では、松島の商業地が37,300年から35,600円で-4.6%。 南箕輪村では、沢尻の住宅地が20,100円から19,700円で-2.0%となっています。
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リニア中央新幹線 「地域づくり勉強会」
リニア中央新幹線開業後の地域づくりについて検討を進めるリニアを活かした「地域づくり勉強会」が、17日、飯田市の飯田合同庁舎で開かれました。 勉強会は、上下伊那の市町村長や、県、国などで組織し、リニア新幹線開業後の地域の活性化を図る為、課題解決に向けた政策の立案を行います。 JR東海の計画によりますと、リニア中央新幹線の長野県の中間駅はJR飯田線の元善光寺駅から1キロほど離れた飯田市上郷飯沼付近としています。 前回の勉強会で県は、リニア整備により伊那谷の観光客など交流人口は年間200万人増加するとの試算を示しました。 県はこれに基づいて飯田、伊那、駒ヶ根など7つのエリアに分けた、具体的な取り組みを示しました。 このうち伊那エリアではまちなか観光と農業や高原体験を中心とした交流の拡大を目指す、伊那谷アグリイノベーション事業が示されました。 出席した、上下伊那の3市長は、「今回示された取り組みは以前からわかっていること。誰がいつまでに何に取り組むかなど、短期、中期、長期のロードマップをもっと具体的に示して欲しい」と意見していました。 伊那市の白鳥孝市長は、「1年間が無駄になってしまう。早急に意見をまとめ取り組んでいく必要がある」と話していました。
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1月月間有効求人倍率 6か月ぶりに前月下回る
上伊那の1月の月間有効求人倍率は0.93倍で去年12月を0.04ポイント下回りました。 求人倍率が前の月を下回ったのは、6カ月ぶりです。 ハローワーク伊那によりますと、1月の月間有効求人倍率は、去年12月を0.04ポイント下回る0.93倍でした。 有効求人倍率が前の月を下回ったのは、去年7月以降6か月ぶりです。 上伊那の主力産業である製造業の求人が少しずつ増えてきていることや、景気回復に伴い物流量が増加し、運輸業の求人が増えてきていることから、全体的に改善傾向にあるとしています。 雇用情勢については、前の月と変わらず「一部に厳しさが見られるものの、緩やかに持ち直している」としています。 内定率は前の年の同じ月より4.5ポイント上昇し、94.6%となっています。
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高遠武家屋敷跡に解説板
長野県埋蔵文化財センターは、伊那市高遠町の東高遠若宮武家屋敷跡に遺跡解説板を14日設置しました。 東高遠若宮武家屋敷は、若宮地区にあります。 埋蔵文化財センターは、平成17年度から18年度にかけて今から170年前の建物跡を調査しました。 この地区には、9件の藩士宅があったということです。 そのうち小松家住宅跡では、建物の柱を支える礎石が7つの部屋を形作るように配置されて発見されました。 これは文献に描かれていた高遠藩士小松純八の屋敷間取り図と一致したということです。 現存する県の宝、旧馬島家住宅跡については、曳移転工事にともない基礎部分の調査が行われました。 部屋の床下からじちん地鎮や産育儀礼に関する遺構が発見され、高遠焼の土管もみつかりました。 解説板は、地域の文化財を知り、興味を持ってもらおうと埋蔵文化財センターが建てているもので、県内では、千曲市の平安時代の役所の遺跡に続く2番目の設置となりました。 14日は、当時発掘調査を担当した職員による説明会も行われ、地域住民が興味深そうに話に聞き入っていました。 センターでは、「絵島が高遠に流されて300年、高遠焼が生まれて200年の今年、この解説板を建てることにより、馬島家や小松家についてもより理解が深まってもらえると思う。」と話していました。
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トマトの木 名称変更の可能性
伊那市西箕輪の農業公園みはらしファームにあるレストラントマトの木は、6月21日の新装開店に伴い名称が変わる可能性があることが14日わかりました。 ファームレストラントマトの木は、事業主体が伊那市で、JA上伊那が指定管理者となっています。 平成11年6月のオープン以来、業務を分担契約して運営してきたランド商事が5月20日以降提携契約を更新しない申し出があり、JA上伊那の子会社株式会社グレースが業務提携先に決まりました。 グレースでは、「ファームレストラントマトの木」の名称の変更を検討していて、市は、認める方向です。 14日開かれた市議会経済建設委員会協議会で報告されたもので、名称を変更する場合は、条例改正が必要となり改めて議会に報告されます。 グレースは、新しい名称のもと、地場農産物を使った伊那の食・農産物の発信基地としての機能をより強化・推進していく考えです。
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福島の佐藤さんが新規就農講座で講演
東日本大震災の影響で、福島県から伊那に移住している果樹農家 佐藤浩信さんが、新規就農者を対象にした研修会で、7日、講演しました。 この日は、今年度12回開かれてきた新規就農実践塾のまとめとなる研修会が伊那市のJA上伊那西箕輪支所で開かれ、14人が参加しました。 佐藤さんは、福島県伊達市で、ギフト用の果物を主に扱う果樹園を営んでいます。そこで、桃やりんご、さくらんぼ・柿などを栽培・加工しています。 福島第一原発事故直後の2011年3月15日に避難を始め、4月2日には、伊那の地に移ることを決めました。 伊那の地を再起の場所に決めたのは、この場所が果樹栽培に適した場所だと感じたからだといいます。 佐藤さんは「伊那は標高差があるため、地域の中でも収穫時期を1週間程度ずらすことができる。東京、名古屋、大阪ともつながっているので観光地としても可能性がある」と話しました。 また、需要が多い時期に収穫時期を合わせれば、高く販売することができるといった戦略についても話していました。 実践塾の参加者からは、りんごの収穫期と柿の加工の時期は重なるが、作業的に可能なのかなどといった質問が、次々と出されていました。
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特殊詐欺 1,200万円被害
上伊那郡内の80代女性が、介護施設運営会社を名乗る男に現金1,200万円を騙し取られていたことが分かりました。 伊那警察署の発表によりますと、被害にあったのは上伊那郡内に住む80代女性です。 今年1月下旬、女性宅に介護施設運営会社から封筒が届き、後日見知らぬ男から「ある人が施設に親を入所させたいと言っている。施設に入所するには会員券が必要で、その代金を立て替えて欲しい」などいう電話がありました。 数日後、再びこの男から連絡があり「2,000万円のうち800万円はこちらで払うので、1,200万円を立て替えて欲しい」との連絡がありました。 女性は、1月下旬から2月上旬にかけ指定された東京都内の住所にレターパックを使って複数回に渡り現金を送付しましたが関係者と連絡がとれなくなったことから、伊那署に届け出たものです。 伊那署では「レターパックや宅配便による現金の郵送は特殊詐欺であることを疑うこと。家族や警察に相談し、1人で決めないこと」などと、呼びかけています。
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インフルエンザで保育園2クラス学級閉鎖
南箕輪村の南部保育園は、インフルエンザ発症者の増加により、13日と14日の2日間、2クラスを学級閉鎖します。 学級閉鎖になるのは、南部保育園年長クラスのたんぽぽ組とひまわり組で、インフルエンザ発症者が2クラスで14人出ているということです。 伊那保健福祉事務所では、「ピークは過ぎたが、依然注意報レベルとなっているため、外出後は手洗いやうがいを行い、マスクなどの咳エチケットを守って感染予防に努めて欲しい」ということです。
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松くい虫被害 4,552立方メートル
上伊那地方松くい虫防除対策協議会が10日、伊那市の伊那合同庁舎で開かれ、今年度は箕輪町三日町で被害が拡大したことなどが報告されました。 協議会には上伊那の自治体などから13人が出席しました。 今年度の松くい虫の被害発生状況について、箕輪町三日町で被害が拡大したことや、伊那市高遠町で被害区域が東に進んだこと、また標高800メートル以上の場所で被害が確認されたことが報告されました。 被害量は上伊那全体で4,552立法メートルで昨年度と比べ18%の増、駆除した量は4,225立法メートルで34%の増となっています。 協議会では松を枯らす原因となるマツノザイセンチュウを運ぶマツノマダラカミキリが活動を始める6月までが駆除の時期としては有効だとして早期に対策を実施するとしています。
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常円寺で針供養
折れたり曲がったりして使えなくなった針を供養する針供養が8日、伊那市の常円寺で行われました。 この日は、上伊那和裁連盟と日本和裁士会上伊那地区が針供養を行いました。 この辺りでは、2月8日が一般的とされていますが、寒い時期を避けようと月遅れで行っています。 およそ50年前は150人ほど集まったということですが、現在では40人ほどで、針も100本ほどに減っています。 福澤幸子会長は「温かみのある手縫いの文化を後世に伝えていきたい」とあいさつしました。 針は、後日境内にある針塚に納められるということです。
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【3.11の今】 大好きなふるさと気仙沼に笑顔を
「伊那でたくさんの人とつながり、色々な事を成しとげ、思いをつなげていると感じた」 宮城県気仙沼市出身の野溝清美さん。 清美さんは仙台市にある短大を卒業後、信州大学農学部に編入し卒業しました。 卒業後は伊那に残り大学の事務員として働いています。 2007年に幸雄さんと結婚。2010年に息子の桧(かい)君が生まれ、平凡で幸せな日々をおくっていました。 桧君の成長の節目となった日。それが2011年3月11日でした。 「初めて歩いた日。仕事が終わったら実家の気仙沼に連絡しようと思っていた。すごく嬉しい日でした」 しかし、両親に報告する事はできませんでした。連絡が取れたのは、震災から1週間後だったからです。 「涙を流しながらテレビを見ていた。不安や恐怖で手が震えた。実家に連絡がとれるまでの1週間は、津波の夢ばかり見ていました」 気仙沼を襲った地震と津波。今年1月現在の気仙沼市の被害状況は、死者1041人、行方不明者236人、震災の関連死と認定されたのは107人です。 故郷を離れて暮らす気仙沼出身者の若者を中心に復興を応援し共に立ち上がろうと始まったプロジェクト「Re:us.気仙沼(りあすけせんぬま)」 清美さんも小学校の同級生に誘われ迷うことなく参加しました。 復興イベントや子供向けの英語の教室の開催、気仙沼のオリジナルのフォトブック作りなど様々な活動を行ってきました。 活動に参加する事で故郷を見直すきっかけになったと清美さんは話します。 「何ができるか不安でしたが、参加することで心の整理になりました。そして、気仙沼に帰ってくるたびに、なんていい街だと改めて気づかされました」 清美さんは、伊那でも報告会に参加し支援の呼び掛けや、市内の店舗の協力のもと、友人と一緒にキャンドルを作り、震災1周年の2012年3月11日に気仙沼で開かれたイベントに届けました。 清美さんを一番近くで見守ってきた幸雄さんは、この3年間を次のように振り返ります。 「考えてしまうとずっと考えこんでしまう。やると決めたら突っ走る所もあるが、仲間もいるのでうまくまとまり、ほどよくなっている」 故郷、気仙沼から470キロ離れた伊那の地で、清美さんの祈りは今日もつづきます。 「気仙沼を訪れた人がまた来たいと思ってもらえ、そんな人が増えていけばいいと思う」 気仙沼、好きですかと尋ねると、清美さんは笑顔で「大好き」
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アドベンチャートレイン 親子で自然体験
飯田線を使って親子で楽しみながら自然体験を行うイベント「アドベンチャートレイン」が 8日、伊那市から飯田市までを往復運行しました。 午前10時、貸し切りの臨時列車が伊那北駅を出発しました。 イベントには、上伊那地域の小学生とその保護者合わせて75人が参加しました。 アドベンチャートレインは、飯田線の利用促進などを目的に上伊那観光連盟が実施するもので、今年度第3弾となる企画です。 地元の高校生を中心につくるゆるっと赤シャツワークショップが企画し、コンテストで採用されました。 電車内では、飯田線にちなんだクイズがだされ、盛り上がりました。 お昼は、煮物を中心にソースカツや野沢菜漬けなど、高校生がこの日の為に考えた特別弁当が用意されていました。 2時間後、列車は飯田市の天竜峡駅に到着しました。 駅では、い~なちゃんとアルクマが参加者を出迎えました。 天竜川では、3つのグループに別れそれぞれ自然体験学習を行いました。 ザザムシ探しをしたグループは、足で石を掘り起こし水生生物を捕まえていました。 石探しをしたグループは、10種類の異なる石を拾い集め、伊那谷と天竜川の成り立ちについて説明を受けていました。 参加者らは、自然に触れながら休日のひと時を楽しんでいました。
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中アビジネスフェアで企業説明会
伊那職業安定協会は、中央アルプスビジネスフェアにあわせた企業説明会を7日伊那市民体育館で開きました。 中央アルプスビジネスフェアと同時開催は初めてです。 フェア開催中の伊那勤労者福祉センター体育館に並ぶ伊那市民体育館で開かれました。 38社が参加し人事担当者らが来年春卒業予定の大学生や短大生らに会社の概要や製品の説明をしていました。 企業説明会には、大学生や短大生を中心に97人が訪れました。 ビジネスフェア会場に設けられた特設コーナーでは、10社が参加し、自社のPRをしていました。 実行委員会のまとめによりますと、6日と7日の2日間行われたビジネスフェアには、去年を300人ほど上回り過去最高となる2,221人が来場したということです。
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【3.11の今】 福島の未来のために 果樹農家 佐藤さんの闘い
「このままだと福島の人間はバカにされる。自分から何かしていない。行政に頼っていて。闘ってねえもん。俺は闘わなきゃいけないと思っている」 福島県から伊那市に単身で移住している果樹農家・佐藤浩信さんはこう話します。 福島原発から60キロの位置にある伊達市。 伊達市で佐藤さん一家は、高級ギフト用のりんごやさくらんぼ、ももの生産、加工販売を行う「伊達水蜜園」を営んでいます。 独自の栽培を行なう佐藤さんの果物は全国的にも高い評価を受けてきました。 2月23日。佐藤さんが、現在、一人で暮らす伊那市西箕輪の一軒家に、東京からの来客がありました。 6次産業化プランナーの大畑 太郎さんです。大畑さんは、福島県の農産物の商品の開発や、販売促進などに関っています。 佐藤さんが目指す方向性や、現状を確認するために、今回伊那を訪れました。 大畑さんはこう話します。「こちら(伊達水蜜園)の商品が動かないと、福島の果物動かないっていうくらいの気がありますんでね。佐藤さんの商品を動かすことはとても重要だと思っていますね。福島のためにも」 伊那食品工業㈱の子会社である「ぱぱな農園」。去年5月、佐藤さんが社長に就任しました。 付加価値をつけたトマトの開発を行うなど精力的に働いています。 2011年4月、震災直後。長男と次男に福島の果樹の管理を任せて、妻の玲子さんとともに、伊那に移り住んできました。 伊那を基点に再起をかけるためです。 しかし、一昨年の5月。玲子さんは心労から倒れ、福島に戻りました。 3男は現在、安曇野で果樹栽培の研修を受けています。家族は今、3箇所に別れて暮らしています。 家族と離れ、伊那で一人で暮らす日々。食事作りも慣れました。 「孤独。きょうは午後8時ごろで時間が早くてまだましだけど、9時10時頃になってきるとしんどい」 去年12月、佐藤さんは、伊達水蜜園の社長の座を退き、長男の佑樹さんに経営を託しました 佑樹さんは話します。「原発があったから突然だったんです。農業は、まだやるつもりはなかったんです。でも、父は長野にいっちゃったし。仕方ないです」 佐藤さんは、息子たちに会社を任せたことについて、「子どもたちに押し付けた。十二分に俺のせいだと思う。おくさんが倒れたのは俺のせい。でも、こども達が、何も知らない場所でゼロからはじめることはできなかったと思う。俺がやらなきゃいけなかった」 去年の夏。佐藤さんは、ぱぱな農園の果樹園で、りんごの摘果作業を行っていました。2年間佐藤さんが手を入れたりんごの木は、香り高い実をつける佐藤さんの木として変化を遂げていました。 そのりんごが、今年秋から日本最高峰の商品を扱う老舗の果物屋に並べられることがこのほど決まりました。 「福島と長野をつなぐ、そして福島業績を上げる。それが福島のイメージアップを図る。それが俺の仕事だと思っている」
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第3回中央アルプスアビジネスフェア
上伊那のものづくり産業を内外にPRし、地域活性化につなげようというイベント・中央アルプスビジネスフェアが、6日から、伊那勤労者福祉センター体育館で始まりました。 フェアは、「ものづくり産業の底力を知ろう!広げよう!」をキーワードに開かれていて、今年で3回目です。 機械加工、電気・光学などさまざまな業種から、137社が出展しました。 今年は、県外や地域外からの企業が28社と去年から倍増し、全体の2割ほどを占めています。 今年は、商談成立につなげていきたいと、大手メーカーなど発注業者を6社招待し、ビジネスマッチングの機会も広げました。 会場には特別展示コーナーも設けられ、諏訪東京理科大学が開発した、体重移動で前後左右に動くことができる乗り物を試乗する事もできます。 中央アルプスビジネスフェアは、7日まで、伊那市の伊那勤労者福祉センター体育館で開かれています。
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桜の開花予想 高遠 4月13日
日本気象協会は5日、今年の高遠城址公園の桜の開花予想日を4月13日と発表しました。日本気象協会の発表によりますと、今年の高遠城址公園の桜の開花は平年より1日遅く、去年より9日遅い4月13日と予想しています。 満開は、平年より1日遅く、去年より8日遅い4月18日と予想しています。
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第8回南信地区会員展 9日まで
長野県水墨画協会が主催する第8回南信地区会員展が6日から、伊那市の伊那文化会館で開かれます。 会場には南信支部の会員の作品104点が展示されています。 審査の結果、伊那ケーブルテレビ放送エリア内では、箕輪町の有賀妙子さんが優秀賞、箕輪町の日野源七さんが奨励賞を受賞しました。 作品展は、6日から9日まで伊那文化会館で開かれます。
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公立高校後期選抜志願者数第2回目予定数調査発表
長野県教育委員会は、11日に行われる公立高校後期選抜試験の2回目の予定数調査をまとめ、4日発表しました。 伊那北高校理数科は3.75倍、普通科は0.96倍となっています。 それでは上伊那8校の志願状況をお伝えします。 辰野普通は61人で0.85倍、商業は16人で0.80倍となっています。
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伊那中央病院 経営改革プランまとまる
伊那中央病院を運営する伊那中央行政組合は平成30年度までに新たに北棟を増築することや日帰り人間ドックの受診者数を年間、現在160人から4000人などとする目標をまとめました。 2日の夜は、伊那中央病院運営審議会が開かれこれらを盛り込んだ経営改革プランが示されました。 プランは、平成26年度から平成30年度までの5年間を計画年度としています。 それによりますと、日帰り人間ドックが受診できる健診センターや手術前の患者が入院前に検査を行う術前検査センター、不足している更衣室や休憩室などを備えた北棟を平成30年度までに増築する計画です。 日帰り人間ドックは、平成24年度現在、年間160人ですが平成30年度には4000人を目標とし、諏訪赤十字病院と同程度にしたいとしています。 人間ドックの充実により、専門的な健診によるがんの早期発見や、上伊那医療圏からの受診者流出をくいとめ、住民ニーズに応えていきたいとしています。 また、がん発見のための高精度な画像診断装置PET―CTを導入し、高度医療の充実を図るとしています。 北棟増築のスケジュールは、4月病院内でプロジェクトチームを立ち上げ進めていくとしています。 これらを盛り込んだ経営改革プランは3日、了承されました。
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伊那谷遺産 新たに9件追加
伊那谷の先人が残した土木建築物や自然災害の歴史が残された遺構を後世に伝えていこうという、伊那谷遺産に新たに9件が追加されました。 国土交通省・天竜川上流河川事務所は治水や自然災害の歴史を後世に引き継いでいこうと伊那谷遺産プロジェクトを立ち上げました。 平成24年から指定を始め、これまでに89件が登録されています。 今回新たに追加された9件のうち、伊那ケーブルテレビ放送エリア内に関係するものは6件です。 このうち「ふるさと美篶の水の話」は、1995年、平成7年に美篶小学校4年1組の児童が1年間にわたり、学習の一環として行ったものです。 美篶地区にどのように水がひかれたか、一番井と二番井、北原平八郎の苦労について調べ、まとめた冊子です。 このほか、伊那市長谷の溝口路頭や、伊那市高遠町の板山路頭、伊那市美篶青島の千社参り、伊那市高遠町の芝平集落と芝平石灰岩採掘場跡、天竜川左岸や三峰川沿いなどに見られる段丘崖及び断層崖の斜面樹林が選ばれました。 選定対象地域は、上伊那地域と飯田下伊那地域の22市町村で、今回追加分を含め98件が選ばれています。 伊那谷遺産は当初100件を目標に選定を進めてきましたが、今後も地域の意見を基に、数にこだわらず逐次追加して行く考えです。
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飯田下伊那地域 スギ花粉の飛散開始
飯田保健福祉事務所は、3月1日に飯田下伊那地域でスギ花粉の飛散が始まったと、3日に発表しました。 飯田保健福祉事務所によりますと、2月28日から3日連続で、飛散開始の基準となる1平方センチメートルあたり1個以上の花粉を観測したため、平年よりやや遅い、3月1日飛散開始となりました。 今年のスギ・ヒノキの花粉飛散量は、平年と比べてやや少ないと予測していますが、花粉症の人は早めに医療機関や薬局に相談するなど対策を呼びかけています。
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第1回よみがえれ古布 手造り仲間達展
着物や布団などの、古い布を使った作品の展示即売会「第1回よみがえれ古布手造り仲間達展」が2月28日から、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。 会場には、中南信に住む21人の作品、およそ800点が並んでいます。 着物や布団の布など、古い布で作った洋服や小物があり、その場で購入することができます。 ある出展者は「捨てずにとってある着物の良さを手にとって感じてもらいたい」と話していました。 「第1回よみがえれ古布手造り仲間達展」は、来月3日までかんてんぱぱホールで開かれています。