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中古農機具展示場 8日オープン
JA上伊那は新たな顧客開拓をめざし上伊那では初となる中古農機具専門の展示場を8日にオープンします。 伊那市上牧の展示場ではオープンに向けて職員およそ10人が準備を進めていました。並べられているのは中古のトラクターや田植え機などおよそ200台です。 JA上伊那では、これまでも中古農機具の販売を行ってきましたが、今回、展示場を開設する事で、家庭菜園を楽しんでいる人や新規就農者など新たな顧客を開拓したいとしています。 この展示場は、8日午前9時にオープンする予定です。
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魚が上る道「魚道」
河川に造られたダムや堰堤により妨げられた魚の遡上を助ける魚道。 魚が上る魚道には様々な形式のものがあり工夫が凝らされています。 動植物の生態に詳しい、元信州大学農学部教授の建石繁明さん。 建石さんは、県が管理している小黒川に造られている古い魚道について、その形状から魚が遡上することは難しいと指摘します。
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高齢者の虐待保護へ連携
高齢者を虐待などから保護する、伊那市高齢者施設権利擁護ネットワーク連絡会が発足し初会合が27日伊那市役所で開かれました。 連絡会は伊那市が老人福祉施設との連携を図り高齢者を虐待などから守ろうと設置したものです。 初会合には上伊那の老人福祉施設の相談員などおよそ30人が出席しました。 伊那市によりますと、高齢者虐待の相談件数は毎年30件近くあり内容は身体的なものが最も多いほか、心理的、経済的虐待も含まれています。 現状市では虐待があった場合、保護または虐待者と分離する対応をとっているということです。 市では施設と情報を共有することで虐待の防止や早期発見に努めるほか、その対応についても協力していくとしています。
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公立高校前期選抜入学志願者数 発表
長野県教育委員会は、平成26年度の公立高校の入学志願者数を発表しました。 上伊那では、上伊那農業高校の生産環境・園芸科学、赤穂高校の商業で倍率が2倍を超えています。それでは、上伊那8校の状況です。 辰野高校普通科は、定員48人に70人が志願の1.46倍、商業科は、20人に対し29人の1.45倍です。
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そこはかに ただ ただただ そこはかに
箕輪町文化センター付属劇団歩の朗読劇「そこはかに ただ ただただ そこはかに」が2日に上演されました。 17人の出演者が、環境のまったく違う場所で生きる若い男女と、2人をとりまく周囲の人とのかかわりを声のみで表現した前衛的な作品です。 歩が朗読劇を行うのは、結成以来2回目で、年が明けた1月4日からほぼ毎日稽古を続けてきました。 客席との間には、ストーリーと関係する自転車やテレビ、パソコンがつまれています。 2人をとりまく言葉の羅列。 最終的に2人を死に導いてしまいます。 演出をてがけた飯島岱さんは、「言葉が軽くなってきている今、言葉の持つ意味を再認識してもらいたかった。」と話しています。
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4月上旬の気温 13.7度
1日の伊那地域は、午後から気温が上がり、最高気温は4月上旬並みの13.7度と今シーズン1番の暖かさとなりました。 長野地方気象台によりますと、この暖かさはあさってまでで、5日水曜日からは冬型の気圧配置となり、冷え込む日が続くとみています。
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飯舘村の住民の話を聞く集い
東日本大震災による福島第一原子力発電所の事故で、高濃度汚染地域として全村避難している福島県飯舘村の住民の話を聞く集いが1日、南箕輪村公民館で開かれました。 これは、脱原発などを訴える「さよなら原発上伊那の会」が開いたもので、住民およそ100人が集まりました。 飯舘村は、福島第一原発から20キロ圏内にあり、県内外に3,200世帯7,000人程が避難するなど全村避難が続いています。 会のメンバーが被災地を訪れた際に知り合った飯舘村の村議会議員佐藤八郎さんと、福島市在住でボランティアを行っている佐藤真紀さんが話をしました。 佐藤八郎さんは、原発事故により今なお苦しむ住民の思いについて訴えかけました。 震災後東京から帰省し、仮設住宅で2,000人以上の被災者にマッサージを通じた心と体のケアを行っている佐藤真紀さんは、住民との会話で学んだ「人を思いやることの大切さ」について話しました。 震災後、福島県から伊那市高遠町に避難している大井友継さんは「自分の生活を何とかしようという思いでやっているが、久しく忘れていた気持ちを思い出した。地域コミュニティの大切さについて再確認した」と感想を述べていました。 さよなら原発上伊那の会では、3月9日に脱原発を訴えるデモ行進を行う考えです。
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南アルプスと伊那山地、その神秘と魅力
伊那ビデオクラブが2月の伊那映像祭で上映する作品「南アルプスと伊那山地、その神秘と魅力」が完成し、30日に試写会が開かれました。 今年南アルプスが国立公園指定から50年の節目を迎え、ジオパーク全国大会も予定されていることから、その魅力やなりたちを25分にまとめました。 伊那市世界自然遺産登録推進室の藤井利衣子さんの協力を得て、会員20人が役割分担して共同制作しました。 地域の行政や関係機関の協力で、空撮やコンピューターグラフィックを駆使して構成しています。 試写会には、ビデオクラブ会員や中央構造線に詳しい人などが参加し、字幕やナレーションの修正点などを指摘しあっていました。 作品は、修正を加え、2月23日にいなっせで開かれる映像祭で公開されます。 伊那ビデオクラブは、今年結成21年目で、映像祭は、活動の集大成の場として、平成19年に第一回目を開き今回で6回目となります。 クラブでは、「南アルプスの景観のすばらしさを映像を通して再認識してもらうことも狙いの一つ」と話しています。
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伊那北英語部 準優勝を報告
去年12月の全国高校生英語ディベート大会で準優勝した伊那北高校の英語部は、30日に白鳥孝伊那市長を表敬訪問しました。 そろいのユニフォームで市役所を訪れたのは、伊那北高校英語部の2年生9人です。 全員が英語で自己紹介をすると、白鳥市長と久保村教育長は、「すばらしい」と拍手で応えていました。 伊那北英語部は、11月の県大会で優勝と3位になりましたが、大会規定で1チームのみ全国大会への出場となりました。 12月に松本市で開かれた全国大会では、優勝は神戸女学院高校で伊那北は並み居る進学校をおさえての準優勝でした。 ディベートのテーマは、農業政策について。 白鳥市長は、「農業がテーマだったのは何かの縁。伊那谷は農業するのに最高の場所。みなさんが大学に行っても日本一の地域ということをまわりにPRしてほしい」と喜んでいました。 2年生は、これから受験勉強に集中するといことで、部活は、今の1年生12人に引き継がれます。
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12月月間有効求人倍率0.97倍 5か月連続上昇
上伊那の去年12月の月間有効求人倍率は0.97倍で11月から0.02ポイント上昇し、5か月連続の上昇となっています。 ハローワーク伊那によりますと、新規求人数は前の年の同じ月を0.5%上回る1,043人でした。 新規求職者数は、前の年の同じ月を9.8%下回る626人でした。 これにより、去年12月の月間有効求人倍率は、11月を0.02ポイント上回る0.97倍でした。 ハローワーク伊那によりますと、季節関連のサービス業の求人が増えたことが、有効求人倍率の上昇の主な要因の1つだということです。 また、長野県全体の有効求人倍率は、5年5か月ぶりに1.00倍に達しました。 ハローワーク伊那では、「全国や県内の倍率と比べて管内はやや低いが、徐々に上がってきていて、景気回復の傾向にある」ということです。 雇用情勢については、「一部に厳しさが見られるものの、緩やかに持ち直している」として、前月から上方修正しました。 一方、新規高卒者の求職者数は357人に対し、求人数は372人で求人倍率は、1.04倍となっています。 また、内定率は前の年の同じ月より3.0ポイント上昇し、88.5%となっています。 ハローワーク伊那では、「個別に面談を行い、求職者と求人のミスマッチがなくなるように個別に開拓していきたい」と話していました。
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信州の花の品評会 信州フラワーショー
栽培技術の向上と信州の冬の花のPRを目的とした品評会、信州フラワーショーが、30日から伊那市狐島のJA南信会館で開かれています。 長野県が日本一の生産量を誇り、上伊那がその9割を占めるアルストロメリアを中心に、ダリアやアネモネなど416点が出品されました。 冬の時期に行われる品評会は全国的にも珍しく、今回で45回目になります。 審査の結果、最高賞の農林水産大臣賞には、伊那市東春近の酒井弘道さんのアルストロメリアが選ばれました。 今回は、東京や大阪、名古屋などの生花市場の関係者も審査に加わり花の発色や開き具合、全体のバランスを基準に審査を行いました。 品評会に出品された切り花は一般公開され、市場に出ている価格よりも安く購入する事ができます。 一般公開は31日も行われ時間は午前9時から午後1時となっています。
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南信高卒予定者 内定率91.2%
この春、南信地域で公立高校を卒業する生徒の就職内定率は、去年12月末現在91.2パーセントとなっています。 これは30日長野県教育委員会が発表したものです。 南信地域の就職希望者数は1067人で、内定者数は973人となっています。 内定率は91.2パーセントで、県内4地区のうちで一番高くなっています。 89パーセントだった去年の12月と比べると2.2ポイント上回っています。 県全体では、公立高校卒業予定者のうち、就職希望者は3,126人で、そのうち就職内定者は2,768人です。 内定率は88.5パーセントと、前の年の同じ時期と比べ、0.4ポイント上昇しました。
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若手農業者が情報交換
上伊那の若手農業者が集い事例発表や意見交換等を行う2014アグリフォーラム イン上伊那が29日伊那市のJA上伊那伊那支所で開かれました。 この日は農業者や上伊那農業高校の生徒など80人ほどが参加しました。 フォーラムは「やるぜ!農業」をテーマに農業経営のヒントや、新たな活動のきっかけを作ってもらおうと行われました。 このうち発表会では、果樹農家や酪農家など8人と1団体が、上伊那地域の現状や課題、新たな生産方法の研究について発表しました。 3年前に愛知県から移住し箕輪町の牧場で働いている石郷岡(いしごうおか)直道さんは、「スマートフォンのアプリケーションのひとつラインを活用した、情報共有について紹介しました。石郷岡さんは「これまでの酪農は経験で世話をすることが多く、記録に残していない事が多かった。ラインを活用する事で、牧場の関係者全員が牛の状態について情報を共有でき、記録としても残る。 その結果、牛の健康につながり乳量が多くなった」と話していました。 実行委員会では、フォーラムを通して、農業の価値や魅力を発信し、地域とのつながりを作っていきたいとしています。
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南ア世界遺産登録に向け講演会
富士山の世界遺産登録に向けたNPO法人の事務局のトップを務めた小田全宏さんの講演会が28日伊那市のいなっせで開かれました。 講演会は南アルプスの世界遺産登録に向け民間レベルから気運を盛り上げ活動のヒントにしようと上伊那や木曽の若手経営者などでつくるグループが企画しました。 講師の小田さんは、NPO法人「富士山を世界遺産にする国民会議」の運営委員長として、10年にわたり活動してきました。 小田さんは講演の中で、文化遺産として世界遺産登録を目指した経緯や、県の職員が登録に反対する地元団体のもとに通い説得したことなどを紹介しました。 小田さんは「世界遺産登録は多くのひとの思いや汗、努力があり実現できた。全力で取り組む事が大切」と話していました。
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上伊那でインフル警報レベル
上伊那では先週1週間、1医療機関あたりのインフルエンザの患者数が30人を超え、警報レベルとなっています。 長野県のまとめによりますと上伊那の20日から26日の1医療機関あたりの患者数は30.5人で警報レベルの30人を超えました。 県全体では26.67人で注意報が発令されています。 伊那ケーブルテレビの放送エリア内では箕輪中部小学校1年の2クラスが29日、30日の2日間学級閉鎖となっています。 県では手洗いをこまめに行うなど感染予防に努め、症状がある場合は早めに医療機関を受診するよう呼びかけています。
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「富県と井月」 竹入弘元さんが講演
井上井月顕彰会・副会長の竹入 弘元さんによる、富県と井月のかかわりについての講演会が、きょう、伊那市の富県ふるさと館で開かれました。 講演会は、富県公民館よろず講座の一環で開かれ、会場には15人ほどが参加しました。 井上井月は、幕末から明治にかけての30年間ほどを伊那谷で放浪しながら過ごした俳人です。 富県にもゆかりが深い人物だとして、今回の講座が企画されました。 井月は、新潟県長岡市の生まれといわれていて、20代後半で長野県に入り、30代後半で伊那に落ち着くようになりました。 竹入さんは、「富県の多くの家に、井月の作品が残されている。井月と富県とは格別に濃密な交流があった」と話しました。 また、井月が富県に残した作品を中心に解説が行われました。 竹入さんは、「晩年になればなるほど、動作も不自由になり、井月は苦労し、切ない思いをしたような気がする。特別に豊かだったとは思えない伊那の人たちは、井月に対し、親切であり立派だった」と話していました。
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証明書自動交付機 今年度末で廃止へ
現在、伊那市高遠町総合支所など上伊那で3台稼働している証明書自動交付機が今年度末で廃止されます。 証明書自動交付機はこれまで上伊那に8台が設置され、現在3台稼働しています。 自動交付機については、システム改修に多額の費用を要することから市では3月末で全て廃止することを決めました。 市によりますと平成24年度の住民票の発行件数は3万34件で、このうち自動交付機によるものは288件、コンビニでの交付は3824件でした。 市は自動交付機廃止について、改修費用が多額であることに対し利用件数が少ないと説明しています。
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花粉飛散予測 今年は「やや少ない」
飯田保健福祉事務所は27日、今年のスギ・ヒノキの花粉飛散予測を発表しました。 今年の飛散量は例年よりも「やや少ない」予測です。 飯田保健福祉事務所の発表によりますと、今年の飯田下伊那地域での花粉の飛散量は、例年より「やや少ない」と予測しています。 スギとヒノキを合わせた花粉の量は1平方センチメートルあたり2,635個で、多く飛散した去年の35%、例年の70%とみています。 花粉の飛散開始時期は、2月下旬と予測しています。 飯田保健福祉事務所では、マスクやメガネを使ったり、家の中に入る時は花粉を払い落すなど、早めの花粉症対策を呼びかけています。
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みすゞ俳句会 新年総会
伊那地域をはじめ県内外の俳句愛好者でつくる「みすゞ俳句会」の新年総会が19日伊那市内で開かれました。 総会には上伊那を中心に110人余りが出席しました。 みすゞ俳句会は伊那谷に新しい俳句文化を定着させようと終戦直後に発足しました。昭和21年からは俳句雑誌みすゞを発行していて、今月までに767号となっています。 会を主宰する城取信平さんは「800号という目標が見えてきた。会員同士、競い合いいい俳句を作っていきたい。」とあいさつしました。 総会ではこの他に、昨年度、優れた俳句を作った人などの表彰が行われ、最高賞のみすゞ賞には伊那市の「みついよしこ」さんが選ばれました。 みついさんは「この賞をはげみに、さらにステップアップしていきたい」と話していました。 みすずでは今年俳句雑誌を毎月発行する他各地区で俳句会などを開催する予定です。
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飯田線を活かしたまちづくりをテーマにシンポジウム
地域づくりを考える「い~な上伊那地域づくりフォーラム」が25日、駒ヶ根市で開かれ、講演やパネルディスカッションを通して今後の地域づくりの方法などについて理解を深めました。 飯田線を活かしたまちづくりをテーマにしたシンポジウムでは、長野工専教授で交通計画や都市計画に詳しい柳沢吉保さんが、飯田線を活かした元気なまちづくりについて全国各地の事例を挙げながら話をしました。 フォーラムでは他に、平成24年度の地域発元気づくり支援金事業で上伊那地方事務所長表彰を受賞した伊那市高遠町の農家食堂こかげが事例発表を行いました。 代表の藤澤宗子さんは「地元農家を多く巻きこみ、魅力ある地域づくりに繋げることができた。今後は、漬物などの加工品の開発に力を入れるとともに、継続した取り組みを続けていきたい」と話していました。 フォーラムは、地域づくり活動への理解を深めるとともに、団体同士の交流を目的に開かれたもので、行政や地域づくり活動を行っている団体などからおよそ100人が参加しました。
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上伊那書道協会 新春役員展
上伊那書道協会の役員による新春書道展が、23日から伊那市のいなっせで始まりました。 会場には、上伊那書道協会の役員26人の作品、約30点が展示されています。 役員は、それぞれ教室をもち生徒を指導しています。 会派がそれぞれ異なり、行書、楷書、仮名など書体の異なる作品が並んでいます。 新春にふさわしい言葉や漢字を題材に選んで制作したということです。 今年の干支、午を書いた合同作品も展示されました。 上伊那書道協会では、「それぞれの表現方法を見比べて楽しんでほしい」と話していました。 上伊那書道協会新春役員展は、26日(日)まで、伊那市のいなっせ2階展示ギャラリーで開かれています。
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今年の景気 上伊那不透明な状況
今年の自社の業況について上伊那の製造業では半数以上の企業が悪いと感じていて、依然として先行きが不透明である事がアルプス中央信用金庫の調査でわかりました。 あるしんが取引先およそ200社を対象に調査しまとめた伊那谷・経済動向によりますと、今年の日本の景気について全体のおよそ2割が「良い、やや良い」、4割が「悪い・やや悪い」と感じています。 去年の見通しと比較すると、数字は回復傾向に推移している事から、あるしんでは「アベノミクス効果による影響は大きく、経済政策に期待する回答となっているが、消費税率引き上げによるマイナスの影響を感じる業種も多い」と分析しています。 一方、今年の自社の業況について上伊那の主力産業の製造業では「良い、やや良い」と回答したのが18パーセント、「非常に悪い、悪い、やや悪い」と答えたのが53パーセントとなっています。 あるしんでは、この結果について「製造業が多い上伊那では地域経済は厳しい状況にあり、依然として先行きが不透明だ」と分析しています。
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長野県溶接技術コンクール開催
10月に秋田県で開かれる溶接技術全国大会の代表選考を兼ねた、第53回長野県溶接技術コンクールが22日、南箕輪村の伊那技術専門校で開かれました。 伊那市の中村鉄工所の中村定夫さんが選手宣誓を行い、競技が始まりました。 コンクールは、溶接技術を向上させようと、開かれているもので、県内で溶接業務に従事している32人が参加しました。 伊那ケーブルテレビ放送エリア内からは、伊那市の中村鉄工所と箕輪町の赤羽鉄工株式会社から合わせて5人が出場しています。 競技は、手作業で行う部門と機械を使う部門の2部門あります。 課題はいずれも鉄の板2枚を溶接して1枚の板にするもので、制限時間55分の中で、厚さ4.5ミリと9ミリの板の2種類を溶接しました。 審査結果の発表は3月中旬、表彰は4月23日に行われる予定です。 各部門の最優秀賞受賞者は、今年10月に秋田県で開かれる全国溶接技術競技会に長野県代表として出場することになっています。
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上伊那消防広域本部設立で協定締結
伊那消防組合と伊南行政組合は20日、上伊那消防広域本部設立にかんする協定を結びました。 20日は伊那市のいなっせで協定の締結式が行われ、上伊那の8市町村長と議長が協定書を取り交わしました。 消防広域化については平成24年7月から協議がはじまり消防本部を伊那市の富士塚グラウンド北側とすることや、職員を207人とすることなどが決まっています。 両組合は広域化によるスケールメリットをいかした組織づくりを進めていきたいとしています。 両組合は今後解散しそれぞれの議会の承認などを経たのち正式に発足することになっています。
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上伊那教育会 南ア実施調査の結果報告
上伊那教育会の研究発表会が18日、市内2か所で開かれ、今年度から始めた南アルプスに関する実地調査の結果が報告されました。 18日は、自然の部と人文の部の発表が、伊那市のいなっせと創造館で行われました。 このうち、いなっせで行われた自然の部の発表には、教育関係者などおよそ70人が集まりました。 上伊那教育会では、地域の歴史や自然についてまとめた上伊那誌自然編が、発刊から50年以上経ち、現状とそぐわない内容がでてきていることなどから、平成29年度に改訂増補版を刊行するとしています。 自然の部では、増補版の刊行に合わせ今年度から南アルプスの実地調査を始めていて、18日はその結果に関する発表がありました。 仙丈ヶ岳周辺の植物について調査した富県小学校の西村新介教諭は、標高2500メートル付近で「鹿による食害が見受けられた」と話しました。 他に、野鳥について調査した松崎善幸教諭は「中央アルプスと南アルプスで生息する鳥の種類の割合がほぼ同じだった。今後は仙丈ヶ岳山頂方面の追加調査の他、ライチョウの目撃情報を整理し資料化していきたい」と話していました。 上伊那教育会では、南アルプスに関する調査を平成27年度まで行い、平成29年度には改訂増補版を刊行したいとしています。
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大学入試センター試験 始まる
大学入試センター試験が18日から、全国一斉に始まりました。 県内では、13か所で行われ、南信地域の受験生は南箕輪村の信州大学農学部と、 駒ヶ根市の県看護大学で受験することになっています。 このうち、信大農学部では試験開始の1時間以上前から続々と受験生が集まってきました。 今年のセンター試験には、全国でおよそ56万人が、県内では去年とほぼ同じ1万人ほどが志願しています。 このうち、信大農学部では、およそ900人が試験を受けました。 会場の入り口では、高校の担任らが生徒を激励していました。 初日の18日は、地理や歴史など4教科16科目の試験が行われました。 19日は、理科と数学の13科目が行われることになっています。
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ネクスト:信州新世代のアーティスト展
長野県にゆかりがある若手芸術家をとりあげた「ネクスト:信州新世代のアーティスト展」が18日から伊那文化会館で始まります。 県が若手芸術家支援事業として、2010年から開いているもので、4回目となる今回は、長野市在住でアニメーションの榊原澄人さん、駒ヶ根市在住で現代美術の下平千夏さん、長野市在住でグラフィックデザインの轟理歩さんの作品が並びます。 このうち駒ヶ根市在住の下平千夏さんは、場所や空間を作品にするインスタレーションと呼ばれる表現手法を用いています。 下平さんは、箕輪中学校から伊那北高校に進み、武蔵野美術大学、東京芸術大学大学院で学びました。 現在は、駒ヶ根市在住で東京や神奈川で個展を開催するなどの活動をしています。 作品は、3.5メートル四方の廃材に20万個の輪ゴムを結び、横9メートルほどの空間を生み出しています。 5メートルほどに結んだ直線状のもの320本を廃材に固定し、両側で引っ張りあっています。 中央部分で交差していて、眺める角度で違った風景と質感を感じることができます。 地元が生んだ新しい世代の美術を感じることができる「ネクスト:信州新世代のアーティスト展」は、18日から2月2日まで、伊那文化会館美術展示ホールで開かれます。 入場は無料です。
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上伊那美術教育研究会OB スケッチ旅行展
美術教諭でつくる上伊那美術教育研究会のOB有志によるスケッチ旅行作品美術展が、16日から、伊那市のいなっせ2階展示ギャラリーで始まりました。 会場には、9人による作品40点が展示されています。 今回は、去年5月下旬に2泊3日で福島県の会津若松・磐梯山にスケッチ旅行に行きました。 上伊那美術研究会は長年にわたり、スケッチ旅行をしています。 退職しても、OB有志で旅行し、スケッチ作品を発表しようと展示会を2年に1度開いていて今回で4回目です。 会場には、油絵や水彩画で描かれた福島の風景が飾られています。 上伊那美術教育研究会OB有志によるスケッチ旅行作品美術展は、21日(火)まで、伊那市のいなっせ2階展示ギャラリーで開かれています。
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伊那西高校 ソチ五輪に向け小平選手へ応援旗制作
伊那西高校生徒会は、来月開かれるソチ冬季オリンピック スケート競技に出場する小平奈緒選手に全校生徒が寄せ書きした国旗を贈る計画です。 小平選手は伊那西高校の卒業生です。15日は昼休みの時間を利用して3年生がメッセージを書き込みました。 生徒達は、「ファイト」「頑張って下さい」などと小平選手へのメッセージを書いていました。 国旗は、縦およそ1.5メートル、横2メートルのもので、15日から3日かけて全校生徒462人が寄せ書きをします。 伊那西高校生徒会では、学校での応援の気運を高めようと生徒会役員が中心となり去年の5月にプロジェクトを立ち上げ、生徒玄関前に毎月壁新聞を作ってきました。 応援旗の制作もその一環で、全校生徒の気持ちを伝え、少しでも競技への力にしてもらうと行われました。 小平選手は茅野市出身で平成17年に伊那西高校を卒業しています。 冬季オリンピックへの出場は、2010年のバンクーバーに続き、2大会連続となります。 応援旗は19日に長野市で生徒代表が小平選手に手渡すということです。
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かな書道の香葉会が書き初め会
かな書道を学ぶ香葉会の書き初め会が、伊那市西春近のかんてんぱぱくぬぎの杜で10日に開かれました。 香葉会は、書家の池上信子さんが会長をつとめ、かな書道を学んでいます。 25年ほどの歴史があり、会員は、伊那市を中心に上伊那地域の70人です。 書き初め会は、年の初めの恒例行事で、先輩・後輩・地域を越えて年に一回顔をあわせます。 10日は、池上さんらが、かな文字を作品に仕上げるためのコツを指導していました。 指導者たちは、「かな文字は線が大切で、それは、執筆姿勢。どんなにベテランになっても確認を怠らないでほしい」と参加者によびかけていました。 池上さんは、「かな文字は、日本古来の美しく、生活に密着した文字。伝承していかなくてはならない」と話し、参加者の筆運びを見ながら、時には厳しい口調で指導にあたっていました。