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来春 企業倒産増懸念
上伊那地方事務所は、来年3月の中小企業金融円滑化法の期限切れにより、中小企業の資金繰り悪化による倒産増加の懸念があるとの見方を16日示しました。
16日開かれた上伊那地域経済情報交換会で、上伊那地方事務所が今後の懸念事項として示したものです。
中小企業金融円滑化法による金融支援策は、平成21年12月に施行され、上伊那地域の平成22年の倒産件数は、19件から6件へと大幅に減少しました。
しかし、今年の倒産件数は、11月までで10件と再び二桁になっていて、来年3月の金融円滑化法の期限切れ以降、経営改善を図れない中小企業の資金繰り悪化による倒産の増加が懸念されるとしました。
上伊那地域の企業倒産件数は、平成21年が16件、22年が6件、23年が4件でした。
情報交換会には、上伊那の市町村や商工団体、金融機関など関係機関の代表28人が出席し、それぞれの立場から現況を報告しました。
「震災、円高、世情不安などマイナス要因が多く、先行き不安を訴える事業所が増加している」といった報告がほとんどで、長野県経営者協会は、「経営マインドは、慎重姿勢を強めていて、中期的な視点で経営できなくなっている。そうしたことが、雇用などに影響を与えている」と話しました。
上伊那地方事務所の市川武二所長は、「上伊那は、製造業が主力で海外依存率も高く、円高などの影響をまともに受けている。経済動向について情報を共有し、連携して迅速な施策の展開につなげたい」とあいさつしました。 -
信大農学部 山ぶどうワイン販売開始
信州大学農学部の学生が栽培した山ぶどうを使ったワインの販売が14日から始まっています。
山ぶどうワインは、信大農学部食料生産科学科の学生が実習で育て、塩尻の業者が醸造したものです。
今年は山ぶどうが豊作で、例年より価格を下げ、去年までひとり一本としていた限定販売をなくして何本でも購入できるようにしました。
山ぶどうは、糖度が一番上がる10月中旬に収穫されました。ワインは、甘みと酸味のバランスがちょうど良いのが特徴だという事です。
販売開始の9時に訪れたある女性は「お正月に家族で味わいたい」と話していました。
山ぶどうワインは720ミリリットル入りが2,200円、360ミリリットル入りが1,300円です。平日午前8時半から午後5時まで信大農学部の生産品販売所で販売されています。 -
信州伊那高遠の四季展応援作家展
来年7月から開かれる信州伊那高遠の四季展のPRと協賛金を募るための作品展示即売会が、15日から、伊那市のかんてんぱぱホールで始まりました。
会場には、63人の作家から出品された177点が展示されています。
信州伊那高遠の四季展は、伊那市が主催する全国公募展で、来年5回目を迎えます。
これまで入賞した作家のほか、近隣市町村の有名作家に協力を呼びかけ、作品を展示販売しています。
作品は、通常よりも求めやすい価格に設定されていて、訪れた人が、気に入った作品の購入を予約するなどしていました。
売り上げの一部は、四季展の運営に役立てられます。
この信州伊那高遠の四季展応援作家展は、19日まで、かんてんぱぱホールで、20日と21日には伊那市役所に会場を移して開かれます。 -
年賀状の投函受付 始まる
15日から、来年用の年賀状の受付が始まりました。
日本郵便伊那支店では、早速、ポストに年賀状を投函する姿が見られました。
日本郵便伊那支店の入り口には、年賀状専用のポストが設置されていました。
ポストには、訪れた人が、年賀状の束を投函していました。
日本郵便伊那支店は、辰野から宮田までの10支店を管轄していて、去年は、317万通の年賀状を引き受け、230万通を配達しました。
日本郵便では、25日までの早めの投函を呼びかけるとともに、「Eメールなどで挨拶を済ませる人も増えているが、年賀はがきは、日頃お世話になっている人や、なかなか会えない人への最高の挨拶」と話していました。 -
TPP交渉参加反対集会・街宣パレード
JA上伊那などでつくる上伊那農政対策委員会は、TPP・環太平洋連携協定への交渉参加を阻止するための上伊那集会を、15日開きました。
15日は、伊那市のJA上伊那本所に100人ほどが集まりました。
JA上伊那の春日州一専務理事は、「TPPの交渉は参加ありきの方向で動いており危機感を感じている。再度力を集めて、日本の農業と経済を守るため強力な運動を展開していく」と挨拶しました。
集会では、JA上伊那青壮年部長の下平道広さんと、畜産部会協議会青年部長の浦野隆さんが決意表明をしました。
トラクターや軽トラックなど、60台ほどが参加して、TPP交渉参加への絶対反対を訴えながらパレードしていました。
上伊那農政対策委員会では、上伊那の市町村長や議会に対し、参加反対を求める要請と陳情を提出しています。
そのほか、勉強会や参加阻止のための取り組みを行っていく予定です。 -
地震の影響で飯田線に遅れ
13日午後1時頃、岐阜県を震源とする地震がありました。
この地震で、JR飯田線が天竜峡、七久保間で徐行運転となり上下線の一部で20分以上の遅れがでました。
JR東海によりますと、地震の影響で、天竜峡、七久保間が徐行運転となり、上下線の一部で20分以上の遅れがでました。
14日午後1時1分に発生した地震は岐阜県美濃東部を震源とするもので、震度は、伊那市と箕輪町で3、南箕輪村が2となっています。
各市町村、消防によりますと、この地震による被害はなかったという事です。 -
雇用・生活支援ワンストップサービス
年末年始を前に伊那保健福祉事務所は13日、生活困難な人達を対象としたワンストップサービスを行いました。
雇用、生活支援ワンストップサービスは、仕事の紹介に加え、生活保護や住宅手当に関する相談など仕事を失った人への生活支援を行うもので、県内5か所で行われています。
伊那市のサンライフ伊那内にある伊那緊急求職者サポートセンターには相談者が訪れていました。
この他、生活福祉資金貸付や多重債務などの相談も行っています。
ワンストップサービスは12月15日も伊那緊急求職者サポートセンターで行われます。
時間は午後1時30分から午後4時30分までとなっています。 -
地域産業の活用について考えるセミナー
地域産業の活用について考える長野県産業観光推進セミナーが12日、伊那合同庁舎で開かれました。
セミナーには、観光関係の仕事をしている行政職員や、企業などからおよそ90人が集まりました。
セミナーでは、名阪近鉄旅行株式会社の高野慎二さんが講師を務め、産業観光のあり方などについて話しました。
高野さんは「上っ面の観光地から脱皮して魅力的な観光地に工夫すること、新たな魅力ある観光スポットを作りあげ展開していくことが必要」と自身の考えを話しました。
他に、「今注目されている日帰りバスツアーはいずれ飽きられる。各地域の密着度の濃い内容で商品を提供していく必要がある」と話しました。 -
スポーツに携わる仕事がしたいという子どもを対象にした講演会
将来、何らかの形でスポーツに携わる仕事がしたいという子どもを対象にした講演会が10日、伊那市のいなっせで開かれました。
講演会は、伊那市総合型地域スポーツクラブが開いたもので、会場には、小学生から高校生までおよそ80人が集まりました。
高校の校長や、市内の中学校教諭、整骨院の院長など4人が講師を務めました。
このうち健康スポーツコースを取り入れている岡谷東高校の松崎旻校長は「自分が将来どうありたいか、何になりたくて勉強しているのか、目的をしっかりもってほしい」と話しました。
他に、中学校の教諭で部活動の顧問としてスポーツに携わっている三澤裕美教諭は「生徒と1番近い距離で成長を見守れるのが教職員の仕事のおもしろさだと思う」と話しました。
伊那市総合型地域スポーツクラブでは「今後も、子ども達の夢の実現に向け取り組んでいきたい」と話していました。 -
ニシザワ文芸コンクール表彰式
株式会社ニシザワが主催する文芸コンクールの表彰式が10日、伊那市創造館で行われました。
表彰式では、入賞者15人に、荒木康雄社長から表彰状が贈られました。
伊那ケーブルテレビ放送エリア内では、小学生の部最優秀賞に箕輪東小学校3年の立松利稀くん、中学生の部最優秀賞に伊那東部中学校1年の伊藤舜くんが選ばれています。
文芸コンクールは、読書を通じて考える力を養ってもらおうと(株)ニシザワが毎年行っているもので、今年で8回目になります。
7月から9月にかけて上伊那地域の小中学生を対象に読書感想文を募集し、今年は千230点の応募がありました。
荒木社長は「主人公や作者の気持ちになって書けている。本からいろんな感動を得て成長してほしい」と話していました。 -
高校野球部員が少年野球チームを指導
高校野球部員が少年野球チームの小学生を指導する野球教室が10日、南箕輪村の上伊那農業高校で開かれました。
この日は上農高校と高遠高校の野球部員が、伊那市内の少年野球チーム、4チームの小学生を指導しました。
この野球教室は、上伊那地域の野球人口の底辺拡大を目的に、上伊那高校野球連盟が毎年開いているものです。
教室では、キャッチボールや守備、バッティングなど基礎練習が行われました。
守備の練習では、実際に高校生が動きを見せながらグラブの出し方などを指導していました。
ある小学生は「ボールを捕る時の腰の落とし方など、今までは知らなかったことが分かった」指導にあたった高校生は「指導をしてみて今まで気づかなかった部分に気付かされた。良い経験になった」と話していました。
上農高校野球部の久保村智監督は「小学生には高校野球の魅力を感じてもらい、高校生には小学生の手本となる姿勢を身につけてもらいたい」と話していました。
上伊那高野連では「地元の高校に進学して、地元で野球を続けてもらいたい」と話しています。 -
この冬一番の冷え込み
10日の伊那地域は最低気温-5.6度を記録し、今季一番の寒さとなりました。
朝8時、部活などで高校に向かう生徒たちが白い息を吐きながら登校していました。
この寒さは、日本上空に入り込んだ寒気によるもので、冬型の気圧配置となり寒い一日になりました。
伊那地域でも-5.6度を記録し、今季一番の寒さとなりました。
長野地方気象台によりますと、11日以降は、これほどの冷え込みはないものの冬型の気圧配置が続きそうだということです。 -
中央自動車道 伊那料金所で防犯訓練
南箕輪村の中央自動車道伊那料金所で、強盗を想定した防犯訓練が、8日、行なわれました。
訓練は、料金所で集金していた係員が、集めた現金を事務所に運ぶ際に、刃物を持った犯人が現れ、現金を強奪して逃げるとの想定で行なわれました。
現金を奪われた係員と、現金の運搬を監視していた係員は、カラーボールを逃走する犯人の車に投げつけていました。
係員は、車のナンバーをその場でメモしていました。
事務所では、伊那警察署に通報が行われ、犯行時の様子などを伝えていました。
この訓練は、料金所での凶悪犯罪に備えて、ネクスコ中日本や警察などの関係機関が互いに協力し、事件発生時の対応を向上させようと行われました。
ネクスコ中日本・飯田営業所管内の従業員45人ほどが参加し、訓練を見学しました。
通報後、4分後には、伊那警察署の署員が、その後、県警の高速道路交通警察隊も到着しました。
伊那署では、「逃走した方向や、犯人の特徴など、1つでも多くの情報を覚えて欲しい」と呼びかけていました。 -
花粉飛散2月中旬
日本気象協会は7日、来年の花粉飛散予測を発表しました。
それによりますと関東甲信地方は2月中旬と予測しています。
日本気象協会では来年、関東甲信地方でスギ花粉が飛び始める時期は2月中旬と予測しています。
花粉の総飛散数は概ね例年並みで、今年と比べると非常に少ないと予測しています。 -
福祉施設製品 販売
上伊那にある8つの障害者福祉施設が製作した製品の販売が5日から、伊那合同庁舎で始まっています。
この販売会は、3日から始まった「障害者週間」に合わせ、障害者の福祉について関心を高めてもらうとともに、障害者の工賃を高めようと、4年前から行われています。
5日は、エコバックなどの布製品や菓子などが並び、県職員が買い求めていました。
県によりますと、平成22年度の施設利用者の一か月の工賃は、平均でおよそ1万2千円で、5年間と比べ、1500円ほど上がっているということです。
各施設では工賃アップのために新商品の開発などを行っているが、販路の拡大が大きな課題となっているということです。
伊那保健福祉事務所では、「どのような物を作っているのか知ってもらい、多くの人に買ってもらうことで、障害者の自立につなげていきたい」と話していました。
この販売会は、上伊那にある8つの施設が交代で開き、開催期間は、9日までの毎日、正午から午後1時までとなっています。 -
伊那ファイターズ卒団式
上伊那の中学生を対象にした硬式野球チーム「伊那ファイターズ」の卒団式が4日、箕輪町の伊那プリンスホテルで行われました。
式には、チームの関係者や保護者など、およそ100人が出席し、中学3年生の卒団を祝いました。
今年の伊那ファイターズは、3年生が5人と少ないながらも、例年以上にまとまったチームで、夏の大会では、信越地区3位となり、2年連続3回目の全国大会出場を果たしました。
伊那ファイターズ代表の登内英夫さんは「チームで学んだ、勝利への精神と努力を忘れず、より磨きをかけ、これからの人生を歩んでほしい」と挨拶し、一人一人に修了証を手渡しました。
浦野博監督は、卒団する5人との思い出を振り返り、これからの野球人生にエールを贈りました。
卒団する5人を代表して、前主将の中島大地くんは、「チームでの3年間は野球ばかりでなく、人間として大きく成長できました。」と話し、残った後輩たちに向け「全国大会出場を目標に練習に励んでください。」と激励しました。 -
岩魚の卵2000粒を埋設放流
天竜川漁業協同組合は3日、岩魚の卵の放流を天竜川支流で行いました。
渓流に石で囲いを作り、その中に入れられるのは岩魚の卵です。
この日は辰野町から中川村までの天竜川支流に、およそ20万粒の岩魚の卵が埋設放流されました。
卵の放流は、稚魚の放流に比べてより自然に近く、姿形の綺麗な岩魚が育つということです。
また卵の単価が稚魚よりも安いことなどから天竜川漁業協同組合では毎年、天竜川支流で、行っています。
卵は、鳥や他の成魚から守るために、石で囲いをつくり、上には砂をかけます。
3週間ほどで孵化し、川を下り始めるということです。
今回放流した卵は、2年から3年ほどで成魚になるということです。 -
上伊那地域ビジョン方向性を検討
上伊那地域が持つ特性や魅力を活かした政策などを検討する上伊那地域戦略会議の第2回会合が1日開かれ、上伊那地域ビジョンの方向性を検討しました。
地域戦略会議は、行政、JA上伊那、上伊那医師会、大学などの委員17人で構成していて、地域の課題を検討し、上伊那の特性などを活かした地域ビジョンを策定します。
ビジョンは環境、農業など9つの項目があり、今日は項目ごとにビジョンの方向性について意見を出し合いました。
委員からは「農業・林業と経済界の歩調を合わせた取り組みが重要」「医師確保のため、都会から医師が来られるようにインフラ整備が必要」などの意見が出ていました。
次回の会合では、上伊那地域ビジョンの素案が示される予定です。 -
今シーズン初雪
2日朝の伊那地域は、最低気温0.8度と冷え込み、市街地では今シーズン初めての雪となりました。
長野地方気象台では、この冷え込みは寒気が南下し上空に流れ込んだ影響とみています。
日中も気温は上がらず、最高気温6.3度と12月下旬の気温となりました。 -
障害者の就労考えるセミナー
障害者の就労について考えるセミナーが、1日、伊那市内で開かれました。
1日は、南信の障害者や支援者、企業関係者が集まりました。
この南信ブロック障害者就業支援ネットワークセミナーは、南信地域の障害者の就労を支援しようと、南信の各地で開かれていて、今年で5年目です。
基調講演をした、社会福祉法人ともいき会の越川 睦美統括センター長は、「自閉症のため働けないといわれた青年が、いきいきと仕事を続けている。今は働き方の多様性が認められる時代。3時間しか働けないなら、3人で9時間のフルタイムを確保するというやり方だってできる」と話していました。
また、みんなで支える就労支援と題したシンポジウムでは、雇用している企業や当事者などが自身の経験などを話しました。
高森町の協和精工に務める田中章広さんは、「前の会社は3ヶ月で辞めてしまい、引きこもりがちになった。 協和精工につとめてからは、仕事がおそい僕でも、いないと困るといってくれたのでうれしかった」と話しました。
また、田中さんは、「仕事が楽しみで、朝も早く起きます。仕事が嫌だと思ったことはないです」と話していました。 -
伊那スキーリゾート 今季の安全祈願
伊那市西春近の伊那スキーリゾートで、今シーズンの無事を祈る安全祈願祭が1日行われました。
1日は、伊那スキーリゾートを経営する(株)クロスプロジェクトの辻 隆社長や伊那市、地元の西春近の関係者などが出席し、シーズン中の無事を祈願しました。
伊那スキーリゾートは、2008年から2年間に渡り営業を休止していましたが、クロスプロジェクトが経営を引き継ぎ再開し、今年で3年目になります。
ファミリー層を中心に、気軽に、初心者でも楽しめるスキー場として売り出しています。
辻社長は、「今年は3月の震災を受けて、ファミリー層の集客は厳しいと感じている。若者の誘致に力を入れたい」としています。
そのため、今シーズンは19歳の若者を限定としたナイターの無料サービスを実施するとしています。
また、低迷するスキー業界は、アジア市場の開拓が必要で、そのためスキー場同士が業務提携していく戦略が重要だとして、伊那スキーリゾートも、阿智村のスキー場・ヘブンスそのはらと提携していく考えを明らかにしています。 -
伊那谷の冬の風物詩 ザザムシ漁解禁
伊那谷の冬の風物詩 ザザムシ漁が1日解禁となり、天竜川では愛好者が早速、漁を楽しみました。
箕輪町南小河内の天竜川では、解禁日を待ちわびていたという木下の小森一男さんが漁を楽しんでいました。
天竜川漁業共同組合から取得した「虫踏み許可証」をつけています。
ザザムシ漁は、川の石をひっくり返すためのカンジキを履き、四手網と呼ばれる手製の網を使って、川底に住むザザムシを取ります。
ザザムシは、「ザザ」と呼ばれる浅瀬に住むカワゲラやトビゲラなどの総称で、海のない伊那谷では、古くは貴重なタンパク源となっていました。
今年の感触は、虫の大きさや取れ具合から言ってまずまずだということです。
天竜川漁協によりますと、解禁日の1日までに、許可証を取得したのは10人ほどという事です。
ザザムシ漁は、来年2月末までで、水温が下がると身がしまり、味が良くなるということです。 -
郵便事業(株) りんご集中配送センター設置
郵便事業(株)伊那支店は、最盛期となっているりんごの出荷に対応しようと専用のセンターを開設し、配送作業を行っています。
南箕輪村塩ノ井のホームセンターの跡地に発送作業を行うセンターがあります。
贈答用のりんごパックの出荷がピークとなる11月中旬から、短期間のアルバイトを雇用して、対応に当たっています。
郵便番号の記入間違えによる宅配ミスなどがないように、機械に番号を入力し確認しながら作業をすすめていました。
このセンターは、去年からシーズン中に設置されています。
これまで、南信のりんごも松本の集荷センターに発送されていましたが、伊那から直接発送する事で、作業の効率化、配達時間の短縮につながっているということです。
この作業は12月23日まで行われ、去年より5万個ほど多い、20万個の荷物を発送する予定です。 -
月間有効求人倍率は0.71倍 6か月ぶりに減少
10月の上伊那の月間有効求人倍率は0.71倍で、6か月ぶりに減少しました。
ハローワーク伊那の発表によりますと、10月の上伊那の月間有効求人倍率は0.71倍で、9月の0.72倍を0.01ポイント下回りました。
企業の新規求人数は1,007人で、前の年の同じ月と比べて4.5%下回りました。
新規求職者数は827人で、前の年の同じ月と比べて4.5%下回りました。
ハローワーク伊那では「依然として厳しい状況にあり、持ち直しの動きに足踏みがみられる。円高や、タイの洪水、世界経済などの不安から新たな採用を控えたのではないか」とみています。 -
来年3月卒業の高校新卒者の就職内定率75.2%
ハローワーク伊那は、来年3月卒業の高校新卒者の10月末現在の就職内定状況などを発表しました。
就職内定率は、75.2%で前の年の同じ時期を上回っています。
それによりますと、10月末現在の就職内定者数は258人で、前の年の同じ時期より22人多くなっています。
内定率は75.2%で、前の年の同じ時期を1.7ポイント上回りました。
一方、求人数は270人で前の年の同じ時期より7人減少しています。
求人倍率は0.79倍で前の年の同じ時期を0.07ポイント下回りました。
ハローワーク伊那では、「求人数、求人倍率が前年同期を下回るなど就職環境が依然として厳しい状況にある。希望者全員が就職できるよう、求人開拓や個別支援などのきめ細かい支援を行なっていく」としています。 -
上伊那縦断駅伝 駒ヶ根市5連覇
第59回上伊那郡縦断駅伝競走大会が27日開かれ、駒ヶ根市が5年連続23回目の優勝を果たしました。伊那市は2位、辰野町が3位でした。
大会には、上伊那7市町村からの代表チームに加え9チームがオープン参加し、駒ヶ根市から辰野町までの6区間38.1キロをタスキでつなぎました。
伊那市は、1区の鈴木昌幸さんが、区間新記録となる走りを見せ、レース前半の3区まで2位の駒ヶ根市を32秒リードしました。
レース後半は、自力に勝る駒ヶ根市チームが、伊那市を追い上げ、4区で逆転。
駒ヶ根市は、その後も安定した走りを見せ、5年連続23回目の優勝を飾りました。
大会の結果、優勝は、2時間8分41秒で駒ヶ根市、2位はトップから3分29秒遅れで伊那市、3位は辰野町でした。
箕輪町は5位、南箕輪村は7位でした。
第59回上伊那郡縦断駅伝競走大会(録画中継)
伊那ケーブルテレビ いなテレ12(デジタル121)
12月3日 午前8時、午後3時ほか -
松本盲学校の児童と生徒が展覧会を見学
松本市の松本盲学校の児童と生徒は、伊那文化会館で開催されている展覧会「遠き道 日本画の現在展」を22日、見学しました。
見学に訪れたのは、松本盲学校の小学部から高等部までの児童や生徒15人です。
見学は、展覧会の主催者が学校側に呼びかけたものです。
この展覧会では、目の不自由な人にも楽んでもらおうと、絵に関する解説が音声で聞けるようになっている他、絵の一部がレリーフになっていて、感触で楽しむことができます。
22日は、伊那市や箕輪町、辰野町のロータリークラブの会員の家族がボランティアで、生徒らに絵の形や大きさ、色使いなどを説明していました。
松本盲学校の教諭は「全盲の子もいるので、色々な工夫が施されていていい機会になった」と話していました。 -
市町村職員 地震への備え学ぶ
東日本大震災を受け、国と県は、市町村職員や建設業者などを対象に、地震に関する講演会を、21日、伊那市役所で開きました。
講演会は、今年3月の東日本大震災を受け、市町村の担当者や建設業者等に、地震への備えとして何が必要か学んでもらおうと、国などが開きました。
中部地方整備局 飯田国道事務所の杉井淳一所長は、「道路は、人命や生活を守る上で重要なインフラ。災害時においても、車両が通れるよう確保する事が大切」と挨拶しました。
信州大学工学部の泉谷恭男教授は、地震発生のメカニズムについて講演をしました。
泉谷教授は、「今の地震の予測技術は未完成。
将来起きる地震の予測は無理」と話しました。
その上で「日本中どこでも、新潟県中越地震程度のマグニチュード7クラスの地震は突然発生する。
地震発生の予測結果などに惑わされず、古く、構造的に弱い建物に対し、耐震補強をするなど、備えておく事が大切」と呼びかけていました。 -
バックアップデータを県外に保管
上伊那情報センターは地震など災害発生時の業務継続対策として、行政情報などのバックアップデータを県外に保管することなどを決めました。
情報センターでは行政情報などのデータを毎日、バックアップし、耐火金庫で保管しています。
東日本大震災により行政機関の業務継続の重要性が改めて認識されたことから、バックアップデータについて県外など遠隔地のデータセンターに保管することにしました。
実施は平成24年度からで、年間100万円ほどの費用を見込んでいます。
ほかに長時間の停電対策については各市町村に自家発電が整備されていることから、定期的に必要なデータを市町村に移し、停電が復旧するまでの間、そのデータで対応するとしています。
自家発電機を設置した場合設置費用に数千万円、運用に年、数百万円かかることから、電源対策は数年後に実施する業務システム更新時が適切だとしています。 -
納税表彰式
納税意識を高める活動への功績のあった個人や団体などを表彰する、納税表彰式が15日、伊那市のいなっせで行われました。
納税表彰式は、毎年、「税を考える週間」に合わせて行われています。
伊那税務署管内では、伊那法人会副会長の赤羽廣治さん、上伊那青色申告会連合会副会長の酒井米男さん、伊那間税会副会長の森本光洋さんの3人が表彰されました。
伊那税務署の竹入一美署長は「皆さんのご尽力に感謝している。適切で公平な納税の実現を通じて、納税への国民の理解を得ていきたい」話していました。
受賞者を代表して森本さんは、「税を納めるより、どう使うかに、国民の目は向いているが、元になるのは納税。今日の表彰を糧に、納税意識の向上に努めていきたい」と話していました。