-
救命救急センター指定替えを確認
上伊那地域医療再生推進協議会が19日、開かれ、「救命救急センターを昭和伊南総合病院から伊那中央病院に指定替えすることが望ましい」とする部会の提言を確認しました。
来年2月までに地域住民を対象に説明会を開き、理解を得る方針です。
この日開かれた会合の中で、救急医療部会が指定替えについて提言ました。
部会では、平成20年に県の救命救急センターが行った調査で、「昭和伊南病院は医師が絶対的に不足していて救命救急センターとしては機能が不十分である」と評価した経過があることや、「常勤医師が不在の診療科もある昭和伊南では複数の診療科に関わる救急患者の診療が難しい」などの理由から、平成24年4月を目途に、救命救急センターの指定を昭和伊南から中病に指定替えすることが望ましいと提言しました。
昭和伊南は、指定替えの後も、中病とともに3次救急担うため、「サービスは低下しない」としています。
指定替えを行うため、来年2月までに地域住民を対象とした説明会などを開き、理解を得ていく方針です。
中病では、今後、集中治療室の病床を4床から6床増やして10床とし、救命救急センターとしての機能を充実させます。
指定替えにより、昭和伊南ではおよそ1億4千万円の減収が見込まれるとしています。 -
秋葉街道オリジナル焼酎用芋掘り
古道・秋葉街道の整備を進める、秋葉街道信遠ネットワークのメンバーは、オリジナル焼酎発売に向け、18日、伊那市長谷の畑でサツマイモの収穫を行いました。
広さ10アールの畑では、信遠ネットの木下利春会長や、メンバーの高坂英雄さん夫妻が収穫作業に汗を流していました。
信遠ネットは、秋葉街道を通して地域を活性化させようと伊那市や飯田市、静岡県浜松市等の14団体で組織し、2009年2月に発足しました。
今年度、県の元気づくり支援金を活用しオリジナルブランドの商品第一弾として、焼酎造りを計画しました。
木下会長は「オリジナル焼酎を酌み交わし、より親交を深めたい」
サツマイモは、信遠ネットのメンバー13人が、それぞれの地域で生産し、飯田市の酒造メーカーに持ち込みます。
今年度は、全部で15トンの収穫を見込んでいて、720ミリリットル入りの瓶で、およそ5千になるという事です。
高坂さんは「各地域で生産した芋が、秋葉街道を通して一つの焼酎となる。きっと美味しいものになる」と話していました。
焼酎は来年6月頃から、1本(720ml)1,250円で、秋葉街道沿いの観光施設や、酒屋などで販売されるという事です。 -
伊那北高校創立90周年記念式展
伊那北高校の創立90周年記念式典が17日、学校体育館で行なわれました。
伊那北高校は、大正9年に長野県立伊那中学校として創立以来、今年で90周年を迎えました。
体育館で行なわれた式展には、在校生や同窓生、来賓など合わせて1,000人余りが参加し、物故者に黙祷したあと、実行委員会の唐木近一副会長が「記念事業の達成に深く感謝したい」などとする小林弘一会長の式辞を代読しました。
松山敏彦校長は、「文武両道 師弟同行」の精神のもと、次の時代を担う人材を育んでいきたいと式辞を述べました。
創立90周年記念事業実行委員会は、研修棟を学校敷地内に建設しました。「高志館」と命名され、今年6月から使用されています。
伊那北高校は、文武両道、自主自立を基本に、県下有数の進学校として90年の節目を迎えました。
この間の卒業生は2万930人にのぼります。
28日には、お茶の水女子大学名誉教授による記念講演会も予定されています。 -
広域連合が地図情報提供開始
上伊那広域連合は、災害時の避難所やAED設置場所を記した地図情報をインターネットで配信するシステムを構築し、15日から運用を始めました。
地図には、上伊那8市町村の公共施設や避難所、AED設置場所が示されていて、どこにいても情報を得ることができます。
上伊那広域連合が国からの全額補助により整備し、各市町村が運用します。
複数の市町村でのシステム構築は、県内では初めてです。
インターネットで、上伊那安心安全マップ、また各市町村のホームページからアクセスすることができます。
携帯電話の場合、これまでの文字情報のほかに、地図情報も得ることができ、より具体的に知ることができます。
このシステムは、行政側にとってもメリットがあります。
地図には、住民情報も付加されているので、市町村をまたぐような災害時には、地図を指定するだけで、対象者が瞬時にわかります。
システムは、市町村ごとの運用となるため、必要に応じて投票所やバス路線、通学路、観光情報などの情報の登録が可能となります。
広域連合では、「行政と住民との接点の拡大が図れれば」と期待しています。 -
花粉飛散 来春は例年より多く、今年より非常に多い
日本気象協会は、来春の花粉の飛散予測の第1報を15日発表しました。
それによりますと、関東甲信地方は、例年より多いか、やや多く、今年と比べると非常に多くなると予測しています。
日本気象協会によりますと、来春のスギとヒノキの花粉の飛散量は、全国のほとんどの地域で、例年より多いか、例年並み、花粉量の少なかった今年に比べると、2倍縲・0倍になると予測しています。
今年の夏は記録的な猛暑となり、日照時間や、降水量などの影響で、花芽が多く形成されたということです。
関東甲信地方は、例年と比べると多いか、やや多い予測で、今年と比べると、非常に多い、5倍縲・0倍の飛散量になると予測しています。
協会によると、過去に猛暑の翌年で、花粉が大量に飛散した2005年よりは、少なくなる予測だということです。 -
進徳館開校150年周年記念展
伊那市高遠町歴史博物館で、高遠藩の藩校「進徳館」の開校150周年を記念する特別展が、14日から始まりました。
この特別展は、進徳館が開校してから、今年150周年を迎えたことを記念して企画されました。
進徳館が開校するまでの高遠の学の起こりから、進徳館の教育、明治維新を経て進徳館が閉校になるまでの関係資料が並べられています。
歴史博物館の関係者によると、進徳館についての展示は何度も開かれていますが、これほど資料が多く、系統だった展示は初めてだということです。
会場には、進徳館にゆかりの人物の資料もあわせて展示されています。
開校150周年記念・高遠藩校進徳館のあゆみは、12月12日まで、伊那市の高遠町歴史博物館で開かれています。 -
伊那弥生ヶ丘高校 強歩大会
伊那市の伊那弥生ヶ丘高校で14日強歩大会が開かれました。
午前9時20分、男子生徒が一斉にグラウンドをスタートし、女子は10分後の9時30分にスタートしました。
伊那弥生ヶ丘高校の強歩大会は、男女共学になる前の昭和44年1969年から行われていて、秋の恒例行事となっています。
コースは、男子が、箕輪町富田で折り返す30.1キロ、女子が羽広で折り返す22.7キロを走りました。
生徒らは、友人と励ましあったり、一人で懸命に走ったりと、それぞれのペースでゴールを目指していました。
スタートから約2時間後、女子のトップ、2年生の宮脇結佳さんと1年生の田辺夢佳さんが、同時にゴールしました。2人はともにバスケットボール部です。
その20分後、男子のトップ、3年生の澁谷宥介くんがゴールしました。
澁谷くんは、元陸上部で、1年生の時も1位となっています。 -
伊那谷の清流と森を訪ねて
伊那谷各地の自然環境について理解を深めるイベント「伊那谷の清流と森を訪ねて」が7日、開かれました。
これは、身近にある川や豊かな緑に触れ環境保全意識を高かめてもらうと「豊かな環境づくり上伊那地域会議」が毎年開いているものです。
このうち箕輪町の箕輪ダムでは、長野県自然観察インストラクターの征矢哲雄さんが、ダムの出来た経緯や水源地として守られている活動について紹介していました。
征矢さんは「箕輪ダム周辺は、水ナラやブナなど広葉樹の植樹が植えられ、水環境ばかりでなく景観も保たれている」と話していました。
参加したある男性は、「今日得た知識を、観光ボランティアの活動に生かしたい」と話していました。
参加者らは、一日かけ箕輪ダムの他、伊那市の入笠湿原など六ヶ所をめぐり、植生等について学びました。 -
長野県シニア大学伊那学部 特別公開講座
長野県シニア大学伊那学部の特別公開講座が6日、伊那文化会館で開かれました。
特別公開講座は、受講生ではない一般の人達にも講座に参加してもらい、シニア大学の活動を知ってもらおうと、年に1度秋に開かれています。
今回は、若い世代の人にも活動を知ってもらおうと、伊那弥生ヶ丘高校音楽部が招待され、秋にちなんだ曲を披露しました。
講演では、諏訪市の御柱祭で木遣りを行っている諏訪市木遣り保存会会長の藤森昌幸さんが講師を務めました。
藤森さんは、現在68歳です。木遣りを始めてから30年以上、生き生きと勢いのある木遣りを目指してきたという事で、「節回しや声のパワー、伸び、艶は、体が元気であるかどうかで決まる」と話していました。
この他、文化会館の美術展示ホールには、絵手紙や水墨画、書道、俳句など、シニア大学の受講生の作品が展示されました。
シニア大学では、地域の人達に活動を知ってもらう事で、高齢者の社会参加をさらに進めていきたいという事です。 -
51万円騙し取られる
上伊那郡内の20歳代の男性が先月およそ51万円をだまし取られる架空請求詐欺事件がありました。
伊那警察署では、はっきりしない請求にはすぐにお金を振り込まないよう注意を呼び掛けています。
伊那警察署の発表によりますと先月、上伊那郡内の20歳代男性が所有する携帯電話に携帯サイトの利用料金を回収するとのメールが届きました。
不安に思った被害者が連絡を取ったところ「サイト利用料金が長期滞納になっているいので法的手段で料金を回収する」などと現金を要求されました。
被害者は、先月27日と28日に指定された郵送先へ合計およそ51万円を郵送し騙し取られました。
伊那署では、「電話による現金の要求や送金依頼があっても、はっきりしない請求に対してはすぐに要求に応じない」など注意を呼び掛けています -
長野県 「毒きのこ」食中毒注意報発令
長野県は、毒きのこによる食中毒を防止するため12日、全県に食中毒注意報を発令しました。
県内では、10月に入り中野市や須坂市などで、毒きのこによる食中毒が3件発生しています。
県では、野生のきのこを食べるときは、「知らないきのこは採らない、絶対に食べない」、「きのこの特徴を覚え確実な鑑別をする」、「誤った言い伝えや迷信を信じない」の3つのポイントに注意するよう呼び掛けています。 -
CATV杯争奪ミニバスケットボール大会
ケーブルテレビ杯争奪ミニバスケットボール選手権大会が11日伊那市内で開かれ、男子女子とも伊那ミニバスケットボール教室が優勝しました。
今年で8回目を迎えた大会には、県内外から、男女合わせて21チームが参加し、熱戦を繰り広げました。
大会はトーナメント戦で行われ、男子の決勝は、伊那ミニと駒ケ根市スポーツ少年団の上伊那勢の対戦となりました。
試合は、両チームとも譲らず、1点を争うシーソーゲームとなりました。
最終の第4クォータで逆転した伊那ミニが、34対33で逃げ切り、2年ぶり2回目の優勝を果たしました。 -
MACサルト初優勝ならず
全日本ジュニアユースサッカー選手権長野大会で、上伊那を拠点とするクラブチーム、MACサルトジュニアユースは、11日に松本市のアルウィンで決勝戦を行い、惜しくも松本のFCアーザに破れ、初優勝はなりませんでした。
MACサルトは、東信の中込中、中信のボニートン、飯田高陵中、中野エスペランサを次々に下し、初の決勝進出を果たしました。
11日、松本市のアルウィンで行なわれた決勝戦。
対戦相手は、前回も優勝している松本のFCアーザフトゥーロです。
赤のユニフォームFCアーザは、立ち上がりから積極的に攻めますが、前半をしのいで0対0、しかし後半4分に先制点をゆるします。
しかしMACサルトもねばります。
後半終了間際に2年生の三浦椋太君がコーナーキックに頭で合わせて1対1の同点に。
応援に詰め掛けた応援席も盛り上がります。
試合は、このまま延長戦へと入りましたが、2本のゴールを許し、3対1で敗れ、惜しくも優勝はなりませんでした。
松崎晃二郎監督は、「これまでもねばり強く試合を戦ってきた。本当に強いメンバーたちだった」と選手の健闘をたたえました。
同点ゴールを決めた三浦椋太君は、「まだまだ終わりたくないという気持ちで戦った」と悔し涙をにじませました。
表彰式で選手たちは、準優勝の賞状やトロフィー、銀メダルを受け取り、これまでで最高の成績を残した大会を終えました。 -
伊那北高創立90周年薫ヶ丘秀作美術展
今年度、創立90周年を迎える伊那市の伊那北高校出身の美術家が作品を出品する薫ヶ丘秀作美術展が10日から伊那文化会館で始まりました。
会場には、伊那北高校の前身である旧制伊那中学校の卒業生から、現役の高校生、そして、故人まで75人の作品が展示されています。
この美術展は、伊那北高校の創立記念の年にあわせて開かれていて、今回で3回目です。
OBによる美術展は、毎年開かれていますが、創立記念にあわせた美術展は、出品者も倍増するなど、規模を拡大して開いています。
今年は、長野オリンピックでモニュメントを制作し、王室カナダ学芸員会員などとして活躍している斉藤 智さんのブロンズも出品されています。
また今回の展示では、初めて、現役高校生の作品も寄せられています。
この薫ヶ丘秀作美術展は、17日(日)まで、伊那市の伊那文化会館で開かれています。 -
伊那法人会25周年記念式典
社団法人伊那法人会の社団化25周年記念式典が、9日、伊那文化会館で開かれ、漫才師の島田洋七さんが講演しました。
会場には会員や一般など、およそ800人が集まりました。
法人会は、中小企業や自営業者などでつくる団体で、地域ごとに法人税や消費税の納付の促進や啓発、セミナーなどを行っています。
北原國人会長は「多くの人の支えで25周年を迎えられた。税のオピニオンリーダーとして、幅広い活動で地域に貢献していきたい」とあいさつしました。
式典の後、漫才師・島田洋七さんの講演が行われました。
島田さんは、漫才コンビB&Bとして一世を風靡した他、著書「佐賀のがばいばあちゃん」がベストセラーを記録するなど、幅広い分野で活躍しています。
今日は「がばいばあちゃん」「笑顔でいきんしゃい」と題して講演しました。
島田さんは幼少時代に8年間暮らした祖母の家での生活を振り返りながら「今の日本は便利で豊かな国になったが、昔の方が良かった。貧乏だったが笑顔があふれ幸せだった」と話しました。
島田さんは「貧乏でも人は幸せに生きることはできる。考え方次第で人はいくらでも幸せになれる。」と話していました。 -
振り込め詐欺で48万円騙し取られる
上伊那郡内の60代の女性が48万円をだまし取られる振り込め詐欺が発生しました。
伊那警察署の発表によりますと、被害にあった女性宅に9月下旬ころ融資を勧誘するファックスがあり、この女性が融資の申し込みをしました。
その際、入会金や年会費がかかる、振込金額が違うなどと現金を要求され、女性が今月5日と6日に指定された個人名義の口座に4回に分けて合計およそ48万円を振り込み、だまし取られたということです。
伊那警察署では、低金利などのうたい文句のファックスやメールには注意するよう、呼びかけるとともに、現金を振り込むまえに詐欺ホットライン026ー235ー2560まで相談してほしいとしています。 -
調理師が料理の腕前競う
県内の調理師がその腕前を競う、県調理師会料理コンクール上伊那大会が6日、駒ヶ根市で開かれました。
コンクールは調理師の資質向上などを目的に、社団法人長野県調理師会が開いたもので上伊那での開催は平成3年以来19年ぶりとなります。
会場には県内の調理師会会員による料理と長野調理製菓専門学校生の料理、およそ350点が並べられました。
コンクールは日本料理や西洋料理、デザートなど8つの部門に分かれて行われました。
食材には信州の特産物や伝統野菜を使うことなどが定められているほか、原価も部門ごとに上限が定められています。
審査は郷土色豊かで趣きがあるか、季節感があり食欲がそそられるかなど4項目で採点されました。 コンクールでは長野や松本の調理師の作った料理が知事賞などを受賞していました。
調理師会では食文化の継承や郷土料理の普及により観光振興や地域活性化に努めていきたいとしています。 -
MACサルト県頂点目指し練習
中学生のサッカークラブチームMACサルトジュニアユースは、初の県大会制覇に向け練習に熱が入っています。
MACサルトジュニアユースは、県内の中学校やクラブチームがトーナメントで戦う県大会でベスト4に勝ち残っています。
大会は、9日に松本市で準決勝が行われる予定で、選手たちは初の県大会制覇に向け熱のこもった練習をしていました。
MACサルトジュニアユースは、上伊那でのサッカーレベル向上を目的に2005年に発足しました。
現在、およそ50人の中学生が所属しています。
監督の松崎晃二郎さんは「今年は、飛びぬけた選手はいないが、組織力で勝ち抜きたい」と意欲を見せていました。
チームを引っ張るキャプテンの宮澤卓海君は「まずは目の前の試合」と気を引き締め、「一日でも長くこのチームで試合がしたい」と話していました。
MACサルトは、9日松本市で中野市のクラブチームと対戦します。 -
第一美術長野南信出品者作品展
絵画・彫刻・陶芸の全国公募展「第一美術展」に、作品を出品している南信地区の作家有志による作品展が、伊那市高遠町のカフェ&ギャラリーアイダッシュで開かれています。
会場には、絵画を中心におよそ20点の作品が並んでいます。
第一美術展は第一美術協会が東京六本木の国立新美術館を会場に毎年開催している全国公募展です。
長野県内では、東北信の作家が主に作品を出品していましたが、近年、南信地区からも作品を出品する作家が増えています。
今回の作品展は、上伊那に住む第一美術協会の会員たちが開いたもので、第一美術展のことを多くの人に知ってもらおう企画しました。
会場には、風景画を中心にさまざまな作品が並んでいて、ある会員は、「それぞれの作家の個性を見てほしい」と話していました。
作品展は31日まで、伊那市高遠町のカフェ&ギャラリー・アイダッシュで開かれています。 -
伊那技専 短期課程入校式
南箕輪村の伊那技術専門校で、半年間の後期短期課程で学ぶ21人の入校式が4日行われました。
4日に入校したのは、機械科9人、パソコン活用科12人の合わせて21人です。
入校した訓練生は、20代から50代の男女で、機械科に男性8人、女性1人。パソコン活用科に男性3人女性9人となっていて平均年齢は34.3歳です。
遠藤昌之校長は「目標を定めそれにむけチャレンジしてほしい。地域企業から必要とされる人材になって、全員が就職できるよう頑張ってください」と挨拶しました。
入校生を代表してパソコン活用科の栗原由美さんは「目標とする技能と知識を身につけ、社会で活躍できる技能者となるよう努力したい」と抱負を述べました。
4日入校した訓練生は、3月の卒業までにそれぞれにあった就職先を目指し、技術を身につけていきます。 -
エコチル調査実施へ
環境省が実施する「子どもの健康と環境に関する全国調査」通称エコチル調査が対象地区となっている上伊那地域で来年から始まります。
3日は信州大学をはじめ、伊那中央病院、上伊那の各市町村長など関係者およそ40人で構成する、甲信エコチル調査運営協議会信州部会の設立総会が伊那中央病院で開かれました。
エコチル調査はアトピーや食物アレルギーなど子どもの健康上の問題が化学物質によるものではないかとする仮説をもとに、胎児期から幼児期にかけて追跡調査するものです。
調査は全国で10万人を対象に行われます。
上伊那地域では伊那中央病院か、駒ヶ根高原レディースクリニックで生まれた子どもが対象となり人数は2712人を目標としています。
調査は胎児の頃から13歳になるまで継続的に行われ、内容は血液検査や面接調査などとなっています。
また調査対象の子どもの両親も検査などが行われます。
甲信エコチル調査運営協議会信州部会では今後、調査への協力者を募っていくことにしています。 -
街頭犯罪等抑止 啓発活動
10月の街頭犯罪等抑止強化月間にあわせて伊那警察署は、市町村の職員やボランティア団体と合同の啓発活動を30日、行いました。
南箕輪村の大型店では、署員やボランティア団体の伊那エンジェルス隊、伊那少年警察ボランティア協会の7人が、訪れた買い物客に車上狙いや盗難などの注意を呼びかけていました。
30日は、伊那警察署管内の4市町村で一斉に啓発が行われ、警察の他、ボランティア5団体と、各市町村職員の合わせておよそ60人が大型店4店に分かれ、啓発を行いました。
伊那警察署によりますと、今年1月から8月末までの街頭犯罪件数は、去年の同じ時期にくらべて59件少ない214件となっています。
伊那署では期間中、車上狙いや盗難、子どもや女性を対象にした犯罪などの抑止対策として、パトロールを強化するとしています -
衣替え
10月1日は衣替えです。
伊那市の伊那西高校の生徒達も、1日から冬用の制服を着て登校しました。
1日朝は、生徒達が紺のブレザーと、スカート姿で登校していました。
伊那西高校では、リボンはえんじと緑、スカートは紺とえんじの2色ずつあり、生徒達が選んで着ることができます。
長野地方気象台によりますと伊那市の1日朝の最低気温は平年より3・7度高い15・0度で暖かい朝となりました。 -
信州DCはじまる
県やJRなどが連携して長野県をPRする信州デスティネーションキャンペーンが1日から始まりました。
伊那市では、キャンペーンに合わせ環境美化運動が行われました。
1日は、伊那市駅前で伊那市観光協会会長の白鳥孝伊那市長が環境美化開始宣言をしました。
これは、観光客に気持ち良く過ごしてもらうことで、一人でも多くリピーターになってもらおうと伊那市観光協会が実施したものです。
1日は、伊那市観光協会の会員をはじめ85団体、およそ1000人が参加し朝8時から市内一斉に清掃を行いました。
このうち伊那市駅周辺では参加者が道に落ちているタバコの吸い殻や空き缶などを拾い集めていました。
また、関連イベントで11月に丁石めぐりが予定されている事から、はびろ道に置かれた丁石の清掃なども行われました。
キャンペーンは今日から3か月間行われ伊那市では魅力発見バスツアーやバラ祭りなどの関連イベントが予定されています。 -
交通安全功労者を表彰
交通安全に尽力した個人や団体に対する表彰の伝達式が29日、伊那商工会館で開かれました。
この日は関東管区警察局長と関東交通安全協会連合会会長の連名表彰などの伝達式が行われました。
連盟表彰の交通安全功労団体には地域と一体となって交通安全教育に取り組んだ伊那東小学校が表彰を受けました。
また優良運転者として伊那交通安全協会参与の飯島英之さんが表彰を受けました。
飯島さんは「表彰は事故防止に協力してくれた皆さんのおかげ。これからも安全運転をこころがけていきたい。」と話していました。
この日は他に交通栄誉章「緑十字銅章」の伝達も行われ、交通安全功労者など13人が表彰を受けました。 -
8月の月間有効求人倍率0.62倍
8月の上伊那の月間有効求人倍率は0.62倍となり前の月の0.57倍より0.05ポイント上がりました。
上伊那の月間有効求人倍率は3か月連続で上昇したものの厳しい状況が続いています。
ハローワーク伊那の発表によりますと8月の上伊那の月間有効求人倍率は0.62倍、また
長野県は0.63倍、全国では0.54倍となっています。
企業の新規求人は848人で、前の月の1,039人より191人減少しました。
一方新たに仕事を探している新規求職者は852人で、前の月の794人より58人増加しました。
ハローワーク伊那では「新規求人が継続的に出ていることや人員整理による離職が減少していることなど明るい兆しはあるが依然として厳しい状況」としています。 -
ソフトボール伊那シニア 全国へ
10月2日から山形県で開かれる「全日本シニア大会」と、10日から石川県で開かれる「ねんりんピック」に、長野県代表として出場するソフトボールチーム・伊那シニアが30日、大会を前に市長を表敬訪問しました。
30日は、伊那シニアの西岡 洋児監督、河野 盈雄主将らが、伊那市役所を訪れ、白鳥孝市長に、全国大会出場の挨拶をしました。
伊那シニアは、伊那市在住者を中心とする59歳以上のソフトボールチームです。
5月に東御市で開かれたシニアの県大会と伊那市で開かれたねんりんピックの県大会でそれぞれ優勝し、全国大会出場を決めました。
全日本シニア大会には、5年連続6回目の出場で、前回は、準優勝を果たしています。
ねんりんピックは、3年に1度しか出場できないという制限がある中で、4回目の出場となります。
白鳥市長は、「ソフトボールの町伊那市を発信してきてください」と話していました。
西岡監督は、「チームワークのよいチーム。それぞれが、本領をを発揮して、2つの大会どちらとも優勝したい」と話していました。
全日本シニア大会は、10月2日から山形県で、ねんりんピックは、10日から石川県で開催されます。 -
南信の水稲作況指数99 平年並みの収量みこむ
関東農政局長野農政事務所は、今年の南信地区の水稲の作況指数を99とし、平年並みの収量となるとみこんでいます。
長野農政事務所が発表した9月15日現在の作柄概況によりますと、10aあたりの平年収量に対する今年の予想収量の比率を表す作況指数は南信は99となっています。
長野農政事務所によりますと、5月から6月の気温が低かったことから穂の数は少ないものの、夏暑さによりもみの数が多くなったという事です。
もみの成長を示す登熟は「平年並み」となっています。 -
車上狙い連続発生
27日月曜日の午後8時頃から南箕輪村などで連続4件の車上狙いが発生したとして、伊那警察署では注意を呼びかけています。
伊那警察署によりますと、車上狙いがあったのは27日月曜日の午後8時頃から9時頃にかけてで、1時間ほどの間に4件連続して発生したということです。
場所は南箕輪村内と辰野町内の駐車場で、いずれも車の窓ガラスを割られるなどして、車内に置いていたバッグなどが盗まれたということです。
伊那警察署では、車を離れる際はバッグなど置いたままにしないよう呼びかけています。 -
上伊那地域景観協議会 景観情報収集しPRを
景観育成に取り組む住民団体や市町村などで組織する上伊那地域景観協議会は29日、地域の景観に関する活動や風景について情報を一元化し、広くPRするための活動をしていく事を決めました。
この日は、伊那合同庁舎で上伊那地域景観協議会が開かれ、今年度下半期の事業計画を決めました。
それによりますと、協議会では新たな取り組みとして、上伊那で行われている住民主体の景観に関する活動や、景観上重要な風景などの情報を収集して一元化します。
計画では、協議会にワーキンググループを年内に設置し、住民や景観関係団体、市町村に情報提供を求めていきます。
来年度以降については、それらの情報を電子データ化し、HPの作成や景観をPRするイベントなどに活用していくという事です。
協議会では、「絵に描いたり写真におさめたくなるような風景を後世に残すとともに、地域の活性化につながる観光のまちづくりを進めていきたい」と話していました。