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憲法第九条を守る上伊那のつどい
「憲法第九条を守る上伊那のつどい」が5日、伊那市の伊那公民館であった。各市町村から約50人が集まり「尊い命を奪った悲惨な戦争への道を歩むことはだれも望まない」と九条を守り、日本と世界の平和を目指すアピールを採択した。九条の会、準備会、高教祖などでつくる憲法九条を守る上伊那連絡会主催。
主催者を代表して、江間裕志さんは「憲法改正が強まる中、地域や職場で九条を守る取り組みを上伊那に広げてほしい」と呼びかけた。
そのあと、伊那市の伊藤辰子さん、長谷村の大出達雄さんが戦争体験を語り「九条を守ることが戦争犠牲者の鎮魂となる」と訴えた。
記念講演は、九条を守る県民過半数署名呼びかけ人・今井良夫さん=長野市=の「日本国憲法第九条の大切さを再認識しよう」。自らの満州開拓少年義勇軍の体験を交えながら、平和憲法が破壊されることを危ぐした。
そのほか、3団体の活動報告、伊那谷ことばによる憲法第九条の朗読なども。
上伊那では「九条の会」が辰野町、箕輪町、伊那市、駒ケ根市で結成され、残る6町村は立ち上げに向けて準備を進めている。九条を守る署名活動、憲法改悪反対の全国集会への参加などを展開している。 -
【記者室】肥満児解消は家族全員で
食欲の秋、スポーツの秋、運動会や各種スポーツで苦しそうに走る肥満児を目にした。子どもの肥満は怖い、生活習慣病の予備軍だ。大抵の親は子どもが食欲がないと死ぬほど心配するが、食欲がありすぎても、それほど気にしない▼小、中学校では血液検査を行い、総コレステロールや中性脂肪値が高い子どもについては、保護者に受診するように指導したり、相談窓口を開設しているが、食べ盛り子どもの肥満の解消は至難の技だ▼大人でさえ、ダイエットには、強固な意思の継続が必要だ。子どもの減量作戦は、一緒に食事をする家族全員が危機感を共有し、全員で取り組まなくては決して成功しない。そのためには、専門機関によるきめ細かい支援も必要だ。(大口記者)
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月間有効求人倍率は1・39倍
伊那公共職業安定所は、9月の労働市場概況をまとめた。月間有効求人倍率は前月比0・11ポイント増の1・39倍と、3カ月連続で前月を上回った。
新規求職者が増加傾向にあるものの、月間有効求職数は横ばいで、求人倍率が上昇する状況となっている。
新規求人数は、前月に比べて76人増の1462人で、サービス業が微減だったが、卸売・小売業が増えた。
月間有効求人数は4007人(前月比276人増)で、2カ月連続で増加。
新規求職者は695人(34人増)。月間有効求職者は2880人(28人減)だった。 -
きょう開幕ともに初出場
「ソフトバレー・北信越フェスティバル大町大会」(5窶・日・大町市運動公園総合体育館)に、上伊那から「伊那ドリーム」「こまちゃんV」が出場する。
両チームはトリムの部(40歳代と50歳以上の男女各2人の計9人以内)に出場する。南信予選、県予選窶狽ニ勝ち上がり北信越の切符を初獲得。大会は12チームが初日の予選リーグ、2日目の各リーグ同順位同士の決勝トーナメントで争そう。
伊那ドリームは「全国大会を目指す」を合言葉に、3年前に結成したチーム。結成から2年間は不本意な結果が続いていたが、本年は調子もよく、地元大会でも常に上位にいるという。
全国レベルの大会優勝は3年越しの夢。キャプテンの丸山清隆さんは「自分たちの力を最大限に発揮すればよい結果もついてくる」と話す。
こまちゃんVは今回の大会出場のために4カ月ほど前に結成した若いチーム。コミュニケーションはまだ成熟していないが、苦しい試合を重ねる度に、急成長しているという。 キャプテンの中村正さんは「意思疎通が未熟なぶん、試合中は声を掛け合うプレーを心がけたい。決勝戦は同じ県同士のチームで争そいたい」と話す。
北信越フェスティバル大町大会に出場する皆さんは次の通り。
【伊那ドリーム】▽原泰子(58)伊那市西町▽中島敬子(56)伊那市東春近▽丸山清隆(53)南箕輪村沢尻▽米山美智代(47)伊那市美篶▽梅垣茂(46)伊那市美篶
【こまちゃんV】▽上久保征子(67)駒ヶ根市町一区▽大村八重子(64)駒ヶ根市町一区▽中村正(54)駒ヶ根市南割▽向山美智江(51)駒ヶ根市小町屋▽中村法子(42)駒ヶ根市南割▽竹村三代子(42)駒ヶ根市中沢▽小川一志(41)駒ヶ根市市場割 -
JAフォトコンテスト審査会
17年目となる上伊那農業組合(JA上伊那)の「フォトコンテスト」の審査会が4日、伊那市狐島の本所であった。応募のあった50人89作品から、伊那市富県の土手焼きをとらえた鈴木修さん(伊那市)の作品を、最優秀賞(JA上伊那組合長賞)に選んだ。
昨年に続き「“農”のある風景」がテーマ。上伊那を中心に県外応募者もいた。
15人の審査員が、数回の絞り込みをして、宮田村出身のプロカメラマン、唐木孝治審査員長の解説を参考に、テーマとの合致、作品意図、技術面などを総合的に選考した。
炎の形が印象的で、土手焼きと奮闘する老人の服装からも、農作業に携わった年月や、農を守る姿が感じられる窶狽ニして、鈴木さんの『土手焼き』が最優秀賞に選ばれた。
唐木さんは「年々応募者のテーマが絞られてきて、レベルも向上している。中でも、入選してくる作品は見ごたえがある」と総評を述べた。
入賞者は次のみなさん。
◇最優秀賞=鈴木修(伊那市)◇優秀賞=小澤義彦(伊那市)井口眞吾(駒ケ根市)◇佳作=橋本隆治(南箕輪村)佐藤正一、松崎寿紀(以上駒ケ根市)◇入選=大森みち代(辰野町)加藤平治(南箕輪村)向山世男、小出文雄、伊藤なつみ、宮下敏治(以上伊那市)平沢善博(宮田村)小林紀一(飯島町)宮沢信(中川村) -
青少年の健全育成強調月間に伴う街頭啓発
11月の全国青少年健全育成強調月間に伴い1日、上伊那の高校9校で、生徒会役員や、PTA、県や市町村職員など約150人が、それぞれの通学路で街頭啓発をした。
生徒から生徒への呼びかけにより、意識を高めてほしい窶狽ニ、生徒にも協力を求めている。活動に参加した生徒らは「タバコを吸わないように」などの内容が記載されたポケットティッシュを「おはようございます」とあいさつを交わしながら、登校する生徒たちに手渡していた。
月間中は、市町村の協力を得て、小学生の福祉施設訪問や収穫体験なども行う。
また長野県は、この1カ月を「有害環境浄化活動強調月間」にも定めており、健全育成を阻害するような書籍・ビデオなどが、青少年の目に触れないよう、取扱店に対しての協力も求めていく。 -
秋の叙勲 上伊那で7人が受章
政府は3日付で、秋の叙勲の受章者を発表した。上伊那は、旭日章(顕著な功績を上げた人)で3人、瑞宝章(公共的な業務に従事し、功労を積み重ねた人)で4人。
受章は、旭日双光章で専門工事業振興功労の麻野幸好さん(81)=駒ケ根市・元県広告美術塗装業協同組合連合会長、地方自治功労の熊崎安二さん(77)=飯島町・元飯島町長、中坪敏郎さん(74)=駒ケ根市・元市議会議員、瑞宝小綬章で教育功労の千田俊明さん(70)=伊那市・元公立高等学校長、瑞宝双光章で教育功労の高坂保さん(76)=駒ケ根市・元公立小学校長、瑞宝単光章で消防功労の川手成美さん(71)=伊那市・元伊那市消防団長、郵政業務功労の酒井祐治さん(65)=伊那市・元郵政事務官=。
受章者は全国で4029人、県内で81人。県内の内訳は旭日章25人、瑞宝章56人となっている。 -
星空☆マタニティ~いいお産の日in上伊那~
11月3日の「いいお産の日」に合わせ伊那市の県伊那文化会館プラネタリウムで2日、「星空☆マタニティ~いいお産の日in上伊那~」があった。妊婦ら50人が来場し、ドームに映した胎児の写真や満天の星空、マタニティ・ヨガなどで、お腹の赤ちゃんと一緒にくつろいだひとときを過ごした。
伊那文化会館、日本助産師会長野県支部上伊那地区、日本看護協会長野県伊那支部助産師機能の主催。
妊娠中のお母さんにマタニティ・ライフを楽しんでもらおうと、昨年に続き2年目。
ドームの満天の星空に、子宮という“小宇宙”で育つ胎児の11週から37週までの超音波写真を映し出し、絵本「おかあさんになるってどんなこと」の読み聞かせもした。助産師会上伊那地区長の池上道子さんは、「安心して無事に出てきてね。心から待ってるよ」という魔法の愛の言葉を紹介。「お腹の赤ちゃんや子どもにいろいろ語りかけてくださいね」と話した。
妊娠8カ月の伊那市の女性は、「妊娠中はちょっとイライラすることもあるので、リラックスできてよかった。絵本の話を聞いて赤ちゃんも動いていて、一緒に喜び、ゆっくり楽しめた」と話した。
3日は午前10時から。おなかの赤ちゃんの話、満天の星空と音楽のコンサート、リラクゼーション・ヨガ、胎児の心音測定、開業助産師の紹介、妊婦体験などがある。詳細は同会館(TEL73・8822)へ。 -
ミツバチ供養
伊那市の小松養蜂園(小松実治代表)は30日、西箕輪羽広の仲仙寺でミツバチ供養をした。受粉のためにミツバチを使う上伊那のイチゴ生産者26人が参列した。
小松養蜂園のミツバチは、10月から翌年5月までの7カ月間、イチゴ栽培のハウス内で受粉のために働く。今年は10月20日過ぎからハウスに放している。12月初旬には実がなり、クリスマス時期の出荷に間に合わせる。
ハウス内で働くミツバチは、自然環境の中と比べ短命になってしまうという。生産者は1年間働いたミツバチに感謝し、静かに手を合わせた。 -
KOA国内営業部門再編
KOA(本社・伊那市、向山孝一社長)は1日、国内の営業部門を再編した。新設の日本営業ビジネスフィールド東日本営業センターのゼネラルマネージャー(GM)に、前首都圏営業センターGMの小林彬人氏が就任した。
従来は、東日本・首都圏・西日本の3つの営業センターがあったが、東日本と西日本の2つに再編した。市場環境変化への迅速な対応と経営効率の向上を目的にした再編と説明している。 -
シックデイや災害時
糖尿病患者はどうする
糖尿病セミナーで講演・討論糖尿病の病状や予防法・治療法を学ぶ第4回信州糖尿病セミナーが30日、伊那市駅前ビル「いなっせ」であり、約250人が講演やパネルディスカッションに熱心に耳を傾けた。県糖尿病協会などが主催。開催地は県内各地の持ち回り。第4回の今回の世話人は、神山公秀さん(神山内科院長)、市川和夫さん(伊那中央病院内科部長)が務めた。
「どんな時でも糖尿病と仲良く」をメインテーマにした今回のセミナーでは、糖尿病患者がカゼや胃腸障害など発熱・下痢・嘔吐・食欲不振に襲われる「シックデイ」や、大型地震などに被災した場合に何を注意するべきが窶泊蛯ォなテーマ。
専門医である洪内科クリニック・洪尚樹院長の講演のほか、新潟県小千谷市在住の永井美智子さんが新潟中越大地震の被災地で糖尿病治療で苦心したことを体験発表した。
パネルディスカッションでは座長の市川医師のほか、患者3人・管理栄養士・看護師・臨床検査技師窶狽フ計6人がパネリストとして登壇。
「大地震で(糖尿病の必須薬である)インスリンを使えなくなったらどうしたらよいか」「災害前から何を準備しておいたらよいか」など切実な問題を議論した。
会場の参加者から「血糖値を下げるため食事療法と運動療法で苦労している。災害の時には、人に迷惑をかけないだけでなく、もっと大変な人を助けなくてはいけないから、皆さん気合を入れて病気を治しましょう」などの発言もあり、盛大な拍手を浴びていた。 -
第28回子どもたちにゆきとどいた教育をすすめる父母・市民・子ども・教職員のつどい
「子どもたちにゆきとどいた教育をすすめる父母・市民子ども・教職員のつどい」が29日、伊那市民会館であった。28回目。高校生から一般まで約250人が集まり、作家・澤地久枝さんの講演を聞いたり、分科会での議論を通して、憲法問題や高校改革プランへの意識を高めた。
憲法9条改正が取りざたされる昨今、もっと敏感にこの問題を考えてほしい窶狽ニテーマを「平和と教育」縲恟繹ノ那から考える縲怩ニした。
憲法改正に反対する「9条の会」の呼びかけ人、澤地さんは、戦争が引き起こした悲惨な事実や、新しい歴史教科書が事実と乖離(かいり)した歴史を示す危機感を語り「自分の判断で行動できない子どもを育ててきた戦後60年が、自分たちの足元を崩すような社会を作り上げた」と批判。最後に「今は平和を守るためのバリアになるという決断を、一人一人がする時。子どもを戦場に送り出すような社会になるのはまだ止められる」と力を込めた。
4つの分科会は不登校・ニート問題や高校改革プランについて議論を深めた。高校生同士の分科会もあり「高校生が今できることは、もっとプランについて学習すること」などと話し合った。 -
伊那市汚水処理施設整備に交付金439万6千円
政府は2日、05年度の汚水処理施設整備交付金(環境省所管)の第2回交付額を決めた。上伊那では、伊那市の公共下水道整備に事業費1318万8千円、交付額439万6千円が決まった。05年度第1回交付額との合計で事業費で3378万8千円、交付額で1125万7千円になった。(資料提供=宮下一郎事務所)
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商工会の現状を知って!
商工会広域協議会が県議と懇談上伊那の9つの商工会が加盟する県商工会連合会上伊那支部広域協議会(会長=山崎重久南箕輪村商工会長)の地域振興懇談会が1日、伊那市のプリエキャスレードであり、国の三位一体改革や県の小規模企業支援策改革の中での、商工会の現状や今後の課題について、上伊那選出の県議や県職員と懇談した。木下茂人・清水洋・小原勇の3県議が出席。牛越徹上伊那地方事務所長も来賓として参加した。
待井重保県商工会連合会専務理事は基調講演で、「国と県の財政難が地域の中小企業が支えあって作ってきた商工会にダメージを与え、組織そのものの存亡が危ぶまれている」として、商工会の地域産業に占める役割の大きさにもかかわらず、財政が危機的状況に陥っていることを訴えた。特に、県が、補助金配分方式の変更で誘導する商工会の合併や広域連携の方向も、総じて商工会の弱体化をもたらすものだ窶狽ニの自説を強調した。
出席した県議からは「県にも働きかけ、過度な補助金削減の見直しなどを迫ってきたが、先行きはまだ見えない」など、この問題についての県政報告があり、今後の商工会のあり方をめぐって活発に議論した。
上伊那でも、国の指針に沿う方向で伊那市・高遠町・長谷村の合併が進展しているが、県は07年度から「1市町村1商工団体」を基本とし、同一市町村で統合しない商工団体へは補助金を大幅削減する方針を打ち出している。この中で、高遠町・長谷村・西春近の3商工会は、伊那商工会議所との合併はせず、06年4月から広域連携の道を進むとしている。
また、合併しない市町村の商工会の場合でも、補助金の額の選定方式小規模事業者数を基準としたものに変ることから、多くの場合財政困難な状況が予想されており、飯島町と中川村の商工会も06年4月から広域連携に進む。
こうした状況下で、商工会側は、県に、地域経済を支えてきた商工会の意義を認め、政策を変更するよう求めている。 -
南大東島へ友好米贈る
「平成の米の道」開通をめざしてコメの取れない沖縄県・南大東島に送ろうと、市民有志が伊那市東春近の友好田で栽培してきたコシヒカリがこのほど収穫され、3日に南大東島にコメを届ける訪問団が出発することになった。1日、有志の中心母体である青パパイアの会(代表・小林史麿グリーンファーム社長)が記者会見して明らかにした。
市民レベルで進む沖縄県・南大東島と伊那市との交流を拡大するためのもので、6月に無償で提供された細田清登さんの田んぼを借りて、ボランティアが田植え。8月には伊那を訪問した同島の子どもたちが雑草取りをした。その後も、有志を中心にした田んぼの管理をし、精米して20俵弱の収穫があった。
島には合計19俵を贈り、6俵は幼稚園・小中学校・老人ホームなどで使用。残りは経費相当分の原価で島の人に譲る。
コメを届ける訪問団は、友好のきっかけを作った井地千代子さんはじめ、8月に島民を招いた際に食事作りなどを担当した女性4人。「伊那谷コメ娘」として伊那の美味しいコメを宣伝してくる。4日には南大東小中学校で伊那のコメを使った給食をともにするほか、5日には島の運動会でおにぎりにして振舞うなどの計画も進行中だ。
南大東島の子どもとの学校ぐるみの交流を始めた伊那西小学校からの手紙や贈り物なども携えて島に向かう。
小林さんは「昔、伊那のコメは権兵衛峠を超えて木曽に向かった。平成のコメの道は、海を越えて信州から離島に向かう。そんな経済交流の先駆けになればうれしい」と話した。 -
上伊那の企業
73%が5年前に比べ売上減
あるしん調べ上伊那の企業のうち、5年前に比べて売上が減少した企業が73・1%におよぶことがアルプス中央信用金庫の特別調査で分かった。増加した企業は全業種にわたって1企業もない。
上伊那地域の175社が対象。同金庫発行の「伊那谷・経済動向」で明らかにした。
売上が減少したとする企業の割合を業種別で見ると、サービス業94・4%、建設業76・5%、小売業70・8%、製造業68・9%の順で多く、卸売業の50%が最も少なかった。
販売エリアは、製造業を除いた他業種で80%以上が地元地域と県内をエリアとしており、製造業だけが他府県までが43・3%、全国をカバーが11・9%、海外までが11・9%と販売エリアの広さを示した。
5年前位に比べて販売エリアは変わらないとする企業が60・9%と大半。卸売業、製造業でエリアが広がったとする回答が目立った。
一方、企業が地元経済の活性化のため望むものは、「地域の基幹産業の振興」が最も多く(49・7%)、次いで「知事や市町村長主導の将来ビジョンの提示」(44・0%)、「まちづくりや商店街の振興」(31・4%)=複数回答=だった。「創業・ベンチャー支援」は7・4%、「NPO・コミュニティービジネス支援」は5・7%と少なかった。 -
建設リサイクル法に係る一斉パトロール実施
上伊那地方事務所は29日、上伊那の2市2村で、建設リサイクル法に伴う対象工事現場の巡視をした。
パトロールは全国一斉に春と秋のに行われ、今回は、伊那市、駒ケ根市、南箕輪村、宮田村の4市村16件の解体現場で、届出や標識設置有無、分別解体の実施状況などを確認した。
2000年に公布された建設リサイクル法は、建設現場の届出や分別解体、再資源化などについて定めたもので、法律の周知が行き届いてきた現在、届出は定着してきた。しかし、標識の設置は見落とされがちで、今回も2件で未設置を確認。口頭で指導を行った。
県は引き続き、標識の設置など、法律内容の周知に務める。
また、吹付けアスベストやアスベスト含有建材を使用した建設物解体に関して国は、一定の規模要件を満たす場合のみ、届出を義務付けているが、県は独自に基準を設け、それ以下の場合にも届出を求めているため、こうした点の周知にも当たりたいとしていた。 -
あるしん景況観調査
景気、やや上向きか
DI指数4・4ポイント改善アルプス中央信用金庫の発表によれば、上伊那の企業で、7縲・月の業況を「良かった」とするのが18・3%(前期13・4%)、「悪かった」が40・0%(同39・5%)で、「良かった」の割合からから「悪かった」の割合を引いたDI指数はマイナス21・7で前期26・1より4・4ポイント改善した。
04年同期のDI指数はマイナス10・6だったが、その後、05年4縲・月期まで悪化が続き、今回ようやく改善方向を示した。
DI指数を業種別に見ると、改善方向を示したのは不動産業0・0(前期比20・0改善)、サービス業マイナス27・3(同13・6改善)、建設業マイナス20・6(同6.6改善)。
逆に悪化したのは小売業のマイナス46・4(同17・8悪化)、製造業の29・7(同1・2%悪化)だった。
だが、小売業も、製造業も来期の見通しでは若干の改善を予想しており、全体として、やや上向きの傾向がうかがえる調査結果となった。 -
楽しんで健康医療を考える
伊那市の伊那中央病院の病院祭が29日、同病院正面玄関ホールなどであった。わたあめ、風船、ヨーヨー釣りなどを無料で振る舞ったり、救急車や院内の所属ごとの勤務実態を紹介する展示など多彩な催しを繰り広げ、大勢の地域住民でにぎわった。
03年4月の開院以来、看護師が中心となり5月の「看護の日」に合わせて関連行事を一般公開することはあったが、病院全体のイベント開催は初めての試み。「地域住民とともに考える健康、そして医療」をテーマに、地域全体が楽しめる祭りを目指した。
院内レストランの前では、伊那市と交流のある南大東島の青パパイヤを販売。農薬を使わず島の自然環境で育った健康食品のパパイヤは、加熱によるビタミンCの崩壊がなく、栄養をそのまま接種できるという。レストランではパパイヤカレーも特別に販売した。
そのほか、血圧、骨密度測定などの自己健康管理の意識を高めるコーナー=写真=や、バザー、上伊那農業高校生が育てたシクラメン、ガーベラなどの花も売られていた。 -
質の高い医療サービスへ
伊那市の伊那中央病院(小川秋實院長)はこのほど、より良い病院環境を目指すため、第三者評価機関である財団法人「医療機能評価機構」から病院機能評価審査の認定を9月26日付けで受けた。28日、伊那市役所に小川院長らが訪れ、小坂樫男伊那中央行政組合長に報告した。
中病が受けた審査は評価基準「V(バージョン)4・0」で、上伊那の医療機関では初めての取得。認定を受けることで、患者が選院する基準指標に役立て、病院としても質の高い医療サービスを見直すきっかけになる。認定期間は5年間で2010年9月25日まで。
03年6月に認定取得に向けた受審院内委員会を設置し、04年6、9月に現地調査などの審査を受けるが、約500項目ある基準のうち「常勤の病理医の確保」「入院患者診療記録の個人番号での管理」の2項目で改善指導。問題点を改善し、本年8月に改善実績を機構に提出し、認定を取得した。
9月末現在、全国にある9040の病院中、認定されているのは1771院。上伊那では昭和伊南病院(駒ヶ根市)が01年に評価基準「V3・1」の認定を受けている。 -
第4回中学生サッカーINA FESTIVAL
第4回中学生サッカーINA FESTIVAL(いなフェスティバル)が29日、伊那市陸上競技場など上伊那7会場であった。県内外から37チームが参加し、日ごろの成果をぶつけ合った。
上伊那地区のサッカーレベル向上を目的として4年前、伊那東部地区で始まった大会。徐々にその範囲が拡大し、知名度もあがり、上伊那だけでなく県内外からも参加チームが集まるようになった。
大会は年2回あり、春はカップ戦で順位を決定するが、秋は2年生以下の新人チーム同士の交流を目的としている。
中学生だけでなく、小学6年生の選抜2チームも参加。また今年は、規模の小さい伊那中学校と高遠中学校が合同でチームをつくり、参戦した。
小雨の中、選手らは声掛け合い、互いのゴール目指してボールを奪い合っていた。 -
JA上伊那年金友の会生きがい教室
上伊那農業協同組合(JA上伊那)は27日、「年金友の会」を対象とした「生きがい教室」を開いた。上伊那各地から約1300人が集まり、地域で活躍する団体の舞台発表や、落語家・三遊亭楽太郎氏の、ユーモアあふれる講演を楽しんだ。
感謝の意味を込めて毎年恒例の教室は、8回目。ほかにも、旅行やマレットゴルフ大会などが定期的にあり、会員同士が交流を深めている。
アトラクション発表は、上伊那の7団体が披露。伊那市の「伊那節」や長谷村の「ざんざ節」など、伝統的な踊りから、剣舞、創作舞踊など、独自のものまで、さまざまな踊りが、参加者の目を楽しませた。
楽太郎さんの講演「笑いは心の栄養剤」は、辛口ジョークを交えて、会場を笑いに包んだ。 -
県みそ・しょうゆ品評会
ハナマルキ、伊那醤油が県知事賞県のみそ・しょうゆ品評会の審査会が25・26日あり、みその部淡色系I部(濾し味噌)で伊那市のハナマルキが、しょうゆの部こいくちで駒ヶ根市の伊那醤油が、それぞれ県知事賞を受賞した。飯島町のひかり味噌もみその部淡色系I部(粒)で入賞、県味噌工業協同組合連合会理事長賞を受賞した。
長野県の主要な地場産業である「みそ・しょうゆ」の品質向上と、醸造技術の研鑚を目的に開催。55回目。みその部には349点、しょうゆの部には127点が出品された。審査会は長野県工業技術総合センター食品技術部門が開催した。
11月7日に長野市のメルパルク長野で賞状授与式。同日、同じく長野市の県工業技術総合センター食品技術部門で入賞品の一般公開ときき味会がある。先着100名には、みそかしょうゆの記念品がある。 -
【ザ・忘年会(4)】警察署は忘年会なし。新年会はやるけれど……
伊那警察署長 中山均さん忘年会の思い出といっても、長野県警は伝統的に忘年会をやらないんです。歳末の防犯取締りや交通安全運動の期間中ですからね。県民の皆さんが良い年の瀬を過ごし、安心して新年を迎えていただけるよう、いつもに倍して職務に励むのが私達の年末です。
何ごともなく新年を迎えられた時には、年明けに新年会を行いますが、それも何かあってもすぐに動けるように、非番などを勘案して3回位に分けてやるんです。
05年春に伊那に赴任する前は県警本部の交通指導課長だったんですが、新年4日の御用始めの日に、まぁ無事に年も明けたからと新年会をやったんですよ。そうしたら5日に死亡ひき逃げ事件が発生しましてね。ただちに全員で捜査です。「4日にやってよかったな」なんて苦笑いしたものですよ。
警察官の忘新年会の思い出というと、皆こんな感じで似たり寄ったりではないですか。
とにかく、歳末の防犯や交通安全に私達警察官は一生懸命務めますから、県民の皆さんには、何より「お酒は楽しく。飲んだら乗るな」を徹底していただきたい。一年の締めくくりですからね、自分の身と家族の幸せ、会社・企業を守るためにそれだけは必ずお願いします。
特に伊那署管内で今年、飲酒運転による事故の増加が目立っています。交通事故は10月25日現在で488件と昨年より18件減り、死亡者も4人で1人減、負傷者も627人で20人減なんですが、飲酒事故は9月末までで10件で前年比4件増なんです。飲酒事故の死者も1人出ている。取り締まり件数も9月末で85件と多いですね。飲酒の上、捕まえたら無免許だったとか、停めようとしたら逃走したとか、悪質なものも多いです。
このままでは良くありません。年末年始、飲酒運転はいっそう厳しく取り締まります。だから、飲む時には自動車には乗って来ない。車はダメだから自転車で、というのもダメですよ。とにかく、何も運転しなくて良い状況をキチンと整えて、忘年会を楽しんで欲しいですね。 -
【ザ・忘年会(3)】「年忘れ 忘れぬ人の 情けかな」
伊那商工会議所専務理事代行
伊藤正さん忘年会は、遠くに出かけて開くのではなく、ぜひ、地元伊那市の飲食店でやって欲しいですね。2次会も入舟界隈など地元の飲み屋街に流れれば、街に活気が満ちてくるはずです。伊那商工会議所としては、言いたいことはこれに尽きます。
忘年会は大好きです。日本の大衆文化であり伝統文化ですよ。時代は変っても脈々と受け継がれている素晴らしい伝統。〈年忘れ 忘れぬ人の 情けかな〉という川柳がありますが、過ぎてゆく年を振り返りながら、その年お会いした人の顔を思い出してお酒を飲めば、心が豊かになり、新年への意欲も沸いてくる。そういう人と人との結びつきの中に生きているのが文化だと思いますね。
こういう仕事ですから、11月の終わり頃から忘年会という言葉を聞き始め、12月になると会議所の仕事、個人的な付き合い……と、まぁ、かなりの回数ですね。出費も大変で、シーズン初めは2次会、3次会と流れていくが、年の瀬が迫ってくると、だんだん財布も体もきつくなって……(笑)。ほんとうに出費も大変。ボーナスがあるからこんなこともできるんだよな、とつくづく思うときもありますよ。
会議所の忘年会は毎年12月20日頃です。アトラクションでビンゴなどのゲームをしますが、何年か前に、賞品をもらう時に駄洒落を言うのを決まりにしたときがあった。これは面白かったですね。みんな酔うと頭が冴えるのかな?傑作駄洒落連発で、「この人こんな才能あったの?」ってビックリすることもありましたね。後、一人ひとりに1年の思い出をスピーチしてもらうのも色々な人柄が見えて楽しいですね。
伊那商工会議所は老舗再発見のイベントを始めましたが、忘年会も、そういう昔からやっているお店に足を運んだら面白いと思います。そういうお店は、やはり特色ある食を提供しています。丸井さんの米ナスとか鍋焼城のモチとか、いろいろありますよね。忘年会と同時に、そんな地域の特色あるお店を再発見してもらえたらと思います。 -
【ザ・忘年会(2)】忘年会の伝統はフェイスTOフェイスの良さを守る
箕輪町長 平澤豊満さん忘年会は毎年楽しみにしています。今はIT時代で、人と人とのコミュニケーションがメールのようにコンピューターを介して行われるようになっていますよね。そういう中でやはり、フェイスTOフェイスで付き合う時がとても重要だと思います。忘年会というのは長い歴史のある日本の伝統で、その中で、やはり人と人が直に接する良さが守られた来たのではないでしょうかね。度を過ぎないように、楽しくやることに大賛成です。
昨今は車社会で、ちょっと一杯飲もうというような機会も日常的には少なくなっていますよね。そんな中で1年の締めくくりで、自動車も置いて、酒杯を傾け合い、人間関係を円滑にして行きたいですよね。
仕事柄、師走の声を聞く頃から、町のいろいろな組織や集まり、それに上伊那全体のものなど、何回か忘年会に出席させていただいています。お酒は日本酒党で、普通程度にはいただきますが、何回か続くと体に響きますから、自然にセーブするようになって来ました。
中でも楽しみにしているのは、役場、この職場の忘年会ですね。職員互助会と労働組合の共催ですが、仕事納めの日に200人ほどが一堂に介して「ご苦労さん」と1年間のけじめをつける。人数が人数なので、伊那プリンスホテルさんでやります。
普段見られない一面、意外な人間性が垣間見られておもしろいですよ。意外な人が女装して電飾をつけて出てきてみたり、保育園の先生方がいろいろなパフォーマンスしたり……箕輪町の職員が一体になる感じが好きですね。
伊那プリさんの他にも箕輪町には良い店がたくさんありますよ。いろいろ工夫されたお料理を出したりね。だから箕輪町の人はぜひ箕輪町で忘年会を開いて、町の商店街の活性化に協力して欲しいですね。箕輪町以外の皆さんもぜひ箕輪町のお店でお願いしますね。こんなこと言うと、他所の皆さんに怒られてしまうかな?
とにかく、度を過ぎないように楽しく窶狽アれに尽きます。 -
【ザ・忘年会(1)】食べながら飲んで、楽しく
伊那保健所長 渡辺庸子さん忘年会は毎年年末の恒例行事です。今年も12月初旬にあると思います。伊那に赴任して1年目なのでここのしきたりは知りませんが、楽しみにしています。
30年程前、初めて松本の保健所に入ったのですが、あの頃は忘年会といえば泊り込みで、課ごとにお芝居や踊りの出し物を用意して盛大にやっていました。私も金色夜叉のお宮役をやらされたりしたんですが、事前に練習したりしてね、楽しい思い出です。浅間温泉の旅館だったと思いますが、宴会場の舞台で演じていると、関係のない他所のお客さんまで見に来て、恥ずかしかったり、おかしかったり、とても印象に残っています。
今は、随分簡素化されて、泊りの忘年会なんてやらなくなりました。若い人たちの楽しみ方も多様化して、お酒を飲んでるだけじゃなくて、カラオケしたり、おしゃべりしたり、体には良い楽しみ方になっていると思います。日常的に一緒にお酒を飲む機会も少なくなっているので、仕事のことを超えて、その人のパーソナルな部分を知ることのできる、良いコミュニケーションの機会です。
健康管理の視点から言えば、ある程度お料理を食べてから飲むようにするとアルコールの吸収が遅くなるので体には良いですね。でも、忘年会のお料理は、けっこう、高カロリー・高脂肪のものがありますから、高脂血症や糖尿病の人は、食べる方も少し注意してください。何の問題のない人は、色々気にせず、ワイワイと楽しめばいいですよ。精神的リフレッシュにもなりますしね。
あと、注意しなければいけないのは、日本酒なら1合、ビールなら大ビン1本飲んだら、最低でも3時間経過しないと血中のアルコール分はなくならないということです。午前さまで飲んで、「少し寝たから大丈夫」なんて言って自動車を運転すると酒気帯びになってしまいますよ。
高血圧の人はアルコールの量を控えるなど注意するべきことは色々ありますが、要は皆で楽しくワイワイやることが肝心ですよね。 -
一般ごみの不法投棄相変わらず
長野県は27日、ごみの不法投棄の実態を把握するために毎年春と秋に実施している「河川一斉パトロール」を、各市町村や警察と協力して県下一斉に展開。上伊那地区は、辰野町から中川村までの10市町村を3班に分け、過去に不法投棄があった場所を中心に、13河川27カ所を巡視した。
産業廃棄物0・05トン、一般廃棄物0・18トンが見つかった。今回は昨年秋の巡視場所とは異なるが、前年同期と比べて産業廃棄物は0・25トン少なく、一般廃棄物は0・17トン多かった。
南箕輪村では、伊那建設事務所、上伊那地方事務所、村から関係者4人が参加。大泉川(越場橋付近・荒坂橋付近)と鳥谷川(中央自動車道付近)をパトロールした。
鳥谷川では、コーヒーの空き缶、コンビニ弁当の空き箱、雑誌、車のサスペンションなどを発見。近くにある同村の南部小学校児童の献身的なごみ拾いなどで、最近は不法投棄の量も減ってきているというが、家庭から出る生活ごみが目立った。 -
いつでも・どこでも・だれでも-コンピューター使えるように
ブロードバンド活用研究会経営者協会上伊那支部や伊那商工会議所などが共催するブロードバンド(BB)活用研究会の第5回が21日、伊那市の伊那技術形成センターであり、コンピューター使用の利便性を格段にアップする無線モジュールの活用方法などについての、システム会社のサーキットデザイン専務・小池幸永さんの講演や、県工業技術総合センターの主任研究員・中村正幸さんの実証実験中間報告を聞いた。
小池さんは、05年度から政府が実施する「U-JAPAN」政策の影響もあり、いつでも・どこでも・だれでも簡単にコンピューターが使用できるユビキタス社会の実現が近づいているとして、新潟大学構内で実施されている実験などを紹介しながら、コンピューターの回線をつなぎ合わせ格子状に敷設した環境下で、超小型の無線発信装置を使用して、データ交信が可能になる近未来の像について話した。
同会は上伊那地域のBB化促進のために結成。05年は、無線LANを中心に高速大容量の情報通信手段を自前で整備する可能性を探っている。
11月11日には、インターネットを中小企業が実際に活用する方法を検討する同会のIT活用研修会が伊那商工会議所で開催される予定。 -
権兵衛道路沿道広告物
ガイドライン作成委員会(第2回)06年2月開通予定の権兵衛道路沿道の景観保護の観点から、広告物のデザインの統一を図る「自己用広告物のデザイン及び掲出方法に関するガイドライン」作成委員会(委員長=伊藤精晤信大農学部教授)の第2回会合が25日、南箕輪村の沢尻コミュニティセンターであり、第1回の議論を事務局がまとめた素々案をもとに、基本コンセプト、管理方法などについて議論した。委員会は、学識経験者、広告や建築の専門家、地元住民代表、伊那市、南箕輪村、県などで構成。8月に公募で決まった統一デザインの最優勝受賞者、建築士の北澤宗則さんもアドバイザーとして参加した。
素々案は、北澤さんのデザインとアイデアをもとに、間伐材と花を組み合わせた看板を提案し、花の管理には看板主の事業者だけでなく、地元住民の参加の道を開くことを織り込んだ、「他に例のないもの」(牛越徹上伊那地方事務所長)。
この素々案をめぐり、「事業者の責任をより明確にした方が良い」「花づくりを住民との協働で進めるシステムづくりが重要では」「法的な拘束力が無いので、事業者の納得を得られるものにするのも重要」など、活発に議論が交わされた。
ガイドラインの対象になるのは、権兵衛トンネル出口縲恍・專ケ上約7キロの範囲で店舗・事業所が敷地内に出す自己用看板。同地域は県が、大型店舗などの広告を規制する屋外広告物禁止地域に指定する予定だが、表示面積10平方メートル以内の自己用看板は適用除外となるため、その統一化を目指す。一部の区間は、地域住民が景観保護のために結んだ西箕輪ふるさと景観住民協定地区とも重なり、それとの相乗効果も目指している。モデル看板は21日、県が、小沢花の会の協力で伊那市小沢区に設置している。