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市町村職員が防災気象情報学ぶ講習会
防災気象情報に関する知識を学び適切な避難勧告の発令につなげようと長野地方気象台と県は、市町村の防災担当者を対象にした講習会を伊那合同庁舎で6日に開きました。 講習会は冒頭のみ公開で行われ、内閣府が示している避難勧告に関するガイドラインのほか、気象台が発表する台風や土砂災害などに関する注意報や警報の基準などについて説明があったという事です。 講習会は、災害時に避難勧告を発令する市町村の職員に気象情報への理解を深めてもらい、より適切な住民避難につなげようと、長野地方気象台の呼びかけで初めて開かれました。 諏訪、木曽、上下伊那の23市町村の職員37人が参加しました。 この講習会は8日は松本合同庁舎で、11日は県庁で開かれる予定です。
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ネパール農業高校教諭 日本の農業高校視察
農業教育の強化を目指すネパールの農業高校の教諭らが5日、南箕輪村の上伊那農業高校を訪れ、授業の内容を見学しました。 上伊那農業高校を訪れたのは、ネパールのヒマラヤ山麓、標高2600メートルほどに位置するコバン農業高校の校長と担当教諭2人です。 2人は、上農高校生産環境科の1年生が、稲の水分量の測定をする様子を見学しました。 ネパール視察団の受け入れは、信大農学部が、国際協力機構「JICA」と上農高校と連携して去年から行っているものです。 ネパール国内の農業高校の教育の質の向上を目指して行っています。 授業では生徒たちが、育てている水田の圃場を訪れ、生育状況の違う稲を刈り取って教室に持ち帰りました。 教室では、稲の水分量を測定し、収穫適期かどうかを調べていました。 視察した教諭らは、信大の担当助教を通じて高校生に質問しながら授業を見学していました。 ネパール・コバン農業高校のティカ・ラム・シルマ校長は「取り入れることができるものは帰ってすぐにでも取り入れていきたい」と話していました。 信州大学農学部の根元和洋助教は「ここで吸収した技術や教育を、学校の先生や生徒達に伝えてもらいたい」と話していました。 ネパール・コバン農業高校の教諭らは、9日まで伊那市内に滞在して、グリーンファームや農場を見学する予定だということです
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飯田線リレーの記念品が完成
信州ディスティネーションキャンペーンに合わせて9日に運行する観光列車「飯田線リレー号」に乗車する人に、地元企業が作った記念品のペットボトルフォルダーが贈られます。 ペットボトルフォルダーは、ポケットやストラップにかけることができます。 4日は、イベント列車内で観光案内をする人を対象とした観光アテンダント研修会が伊那市の伊那合同庁舎で開かれ、その中でお披露目されました。 伊那市富県で製品設計を行っている有限会社スワニーが200個作りました。 飯田線リレー号は、新宿発の特急「木曽あずさ号」に接続する臨時観光列車で、辰野駅から駒ヶ根駅までを運行します。 9日が最後となる飯田線リレー号では、仙丈ヶ岳や千畳敷にちなんで「1000のありがとう」をテーマに実施します。 取り組みとして、高校生たちが書いた手紙と記念品を入れて感謝の言葉を届ける他、伊那市駅と駒ヶ根駅でジャズの演奏などでもてなす計画です。 信州ディスティネーションキャンペーンはJR各社と県、市町村が連携した大型キャンペーンで、飯田線リレー号は、7月と8月の2回行われ、およそ240人が乗車しました。 上伊那地域振興局によりますと9日は、130人が乗車するということで「記憶に残るイベントとして幕を閉じたい」と話していました。
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秋の味覚 梨の選果はじまる
箕輪町のJA上伊那箕輪果実選果場で秋の味覚梨の選果が始まっています。 1日は、職員などおよそ20人が、梨の選果作業に追われていました。 出荷が始まったのは、早生種の梨「幸水」です。 上伊那地域では、8月下旬に幸水の出荷が始まり20世紀、主力の南水と9月下旬まで梨の出荷が行われます。 JA上伊那によりますと、今年は夏場に晴れの日が続き一本の木に多くの実が出来た為、少し小ぶりだという事です。 去年の梨の出荷量は、一部の地域で凍霜害が発生した事もあり530トン程度でした。 今年は8月の曇りや雨の日が多かった事で少し生育が遅れているという事ですが、去年より20トン多い、550トンの出荷を見込んでいます。 上伊那産の梨は、主に中京や東京方面に出荷され、地元では、箕輪町の大型農道沿いにある八乙女直売所で購入する事ができるという事です
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長野県の水稲作況「平年並み」
関東農政局は今年度の水稲の8月15日現在の作柄概況を発表しました。 それによりますと、南信を含め、県内全域で「平年並み」だとしています。 田植え最盛期は、苗の生育がおおむね順調で、「平年並み」、出穂最盛期は6月下旬以降の高温・多照により生育が進み、平年より2日早くなったとしています。 全もみ数は「平年並み」、登熟も「平年並み」としています。 今年度の県内全域の水稲の作柄は、生育期間を通じておおむね天候に恵まれたことから、「平年並み」が見込まれるとしています。
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新しいごみ袋9月1日から販売開始
ごみ処理費用有料制度の見直しにより10月1日から、証紙代金が変更となります。変更までの準備期間として、9月1日から新しいごみ袋の販売が始まります。 ごみ処理費用有料制度は、3年に1度見直しを行っていて、今回、平成15年度に有料制度が導入されてから初めて料金の見直しが行われました。 燃やせるごみ袋は、大小の2種類から大中小の3種類に変わり、小はこれまでの300円と変更なし、中は400円、大は500円。 もやせないごみ袋は300円から400円となります。 9月1日から順次ごみ袋の取扱店で販売が始まりますが、利用開始は10月からとなります。 これまで使用していたごみ袋も、証紙シールを購入し、不足分を張り付ければ使用することができます。 上伊那広域連合では、「10月以降は、シールを貼っていない従来の袋は回収しない。新しい袋や証紙シールを準備して、ルールを守ってごみを出してほしい。」と協力を呼び掛けています。
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鯉淵学園生徒が農業体験研修
JA上伊那・伊那市と新規就農協力の協定を締結している茨城県にある鯉淵学園の学生30人が、上伊那で2泊3日の日程で農業体験を行っています。 今年は、1年生30人が、伊那を訪れています。 このうち、南箕輪村大芝の小沢牧場にはアグリビジネス科畜産コースの10人が訪れ研修を受けました。 小沢牧場は、去年4月に施設を新設していて、最新鋭の搾乳機などを導入しています。 子牛を含め123頭の乳牛を飼育しています。 学生は、牛の糞を取り除く作業などを行っていました。 また、小沢牧場社長の小澤 敏雄さんから、酪農の心構えなどを聞いていました。 鯉淵学園と、JA上伊那・伊那市は、新規就農協力の協定を締結していて、学生の受け入れは3年目となります。 なお、協定締結後、鯉淵学園卒業後、伊那市に1人、箕輪町に1人が新規就農したほか、JA上伊那に就職した学生もいるということです。
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7月求人倍率1.7倍 「引き続き堅調に推移」判断上方修正
上伊那地域の7月の有効求人倍率は、前の月を0.07ポイント上回る1.7倍でした。ハローワーク伊那では「引き続き堅調に推移している」として、判断を上方修正しました。 7月の有効求人数は4,669人、有効求職者数は2,754人で、有効求人倍率は前の月を0.07ポイント上回る1.7倍でした。 長野県全体では1.63倍、全国では1.52倍となっています。 また、来春高校卒業予定者の求人・求職の状況が、今年はじめて発表されました。 7月現在、求人数は去年より111人多い567人、求職者数は18人少ない392人で、求人倍率は1.45倍となっています。 高卒予定者の求人倍率が1.45倍を上回ったのは、平成19年以来10年ぶりだということです。
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上伊那主力トルコギキョウ 出荷作業
夏から秋にかけて全国に出荷される、上伊那特産の「トルコギキョウ」が出荷のピークを迎えています。9月の彼岸に向けて、花卉農家は収穫作業に追われています。 伊那市東春近にある㈱フロムシードでは、38万本をハウスで栽培しています。 トルコギキョウは、北アメリカ原産のリンドウ科の植物です。 JA上伊那花き部会の主力品種のひとつで、主に6月下旬から10月下旬までの5か月間出荷をしていて、7月から9月の夏から秋にかけてピークを迎えます。 フロムシードでは、上伊那地域で唯一、オリジナル品種の栽培をしています。 より良いものを作ろうと試作を繰り返していて、現在では30のオリジナル品種を育てています。 あまり市場には出回らない色の花も栽培していて、光を遮って日焼けを防ぐなど手間をかけています。 フロムシードの伊東雅之さんは「彼岸前の時期は、1日1万本の収穫作業を週に3日行う。他ではあまり作られていなくても上伊那にはある、という品種を作れれば良いと思うし、地域で力を入れている品種もこれまで通りしっかり育てていきたい」と話していました。 盆花のシーズンが過ぎ一段落も束の間、これからの時期は9月の彼岸、そして、10月に多くなるというブライダル用の出荷作業が本格化していくということです。
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上伊那の小学4年生対象 農業用水探検隊
南箕輪村の南箕輪小学校の4年生が、地域の農業水利施設を巡り歴史や役割を学習する農業用水探検隊が、今日行われました。 24日は、南箕輪小学校の4年生65人が、上伊那各地の農業水利施設を巡りました。 長野県や上伊那郡西天竜土地改良区などが主催して、上伊那地域の小学4年生を対象に毎年行われています。 南箕輪村田畑にある第1揚水機場では、職員から、説明を受けました。 天竜川から取り込んだ水を伊那市西箕輪までポンプで上げてプールにため、田んぼや畑で利用しているということです。 第1揚水機場には、4基のポンプがあり、そのうち2基を使って毎秒800リットルの水をあげているということです。 子どもたちはポンプや水をためるプールなどを見学していました。 県の職員は「農業につかう水を手に入れるために先人たちが苦労した施設について子どもたちに学んでほしい」と話していました。 なお、農業用水探検隊は、10月下旬にかけて、南箕輪小のほかに上伊那5つの小学校で予定されています。
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市町村長対象の減災研修会
南信の市町村長ら幹部を対象にした減災の研修会が、24日、伊那市の信州INAセミナーハウスで開かれました。 研修会は、災害発生時に住民の生命や財産を守るという重要な責務を担う市町村長を対象に、具体的な対応を考えるきっかけにしてもらおうと長野県が開きました。 去年、県内全域の市町村長を対象に開いたところ好評だったため、今回は、南信で開催されました。 土砂災害発生から4日後を想定し、被災者が何に困っているか、行政はどのような取り組みができるかをワークショップ形式で話し合っていました。 また、マスコミに行方不明者の氏名を公表するよう求められたらどのように対応するかを考えていました。 研修会では、読売新聞の記者が実際に質問する模擬記者会見も行われ、下伊那郡高森町の熊谷 元尋町長が体験しました。 読売新聞の記者は、「災害時の広報について事前に準備していないと、気づいたら報道陣が押しかけ、対応が後手に回り必要なことが伝えられない。逆にマスコミを利用して情報を伝えてほしい」と話していました。
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農業の担い手・新規就農者対象合同セミナー
地域農業の中心的な担い手や新規就農者などを対象にした合同セミナーが22日、伊那市のJA上伊那本所で開かれました。 セミナーにはおよそ180人が出席しました。 この日は、実践報告としてアスパラガスを中心に栽培している宮田村の森田一雄さんが話しました。 森田さんは、平成20年にJA上伊那のインターン研修に参加し、平成21年に就農しました。 現在は、上伊那でも最大規模となる42アールのハウスでアスパラガスを栽培しています。 森田さんは「病害虫の発生状況を把握し、適切な時期に薬剤を使うことで無駄のない防除を行うことができ、製造原価率を下げることに繋がった」と話しました。 セミナーでは、JA上伊那から米の販売戦略について説明がありました。 JA上伊那によりますと、上伊那の米はコンビニエンスストアや外食産業などから需要があるということで、今後は品質を保ちつつ更にシェアの拡大を図りたいとしています。
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第45回伊那混声合唱団演奏会
上伊那の合唱愛好者でつくる伊那混声合唱団の第45回演奏会が、伊那市の伊那文化会館で、11日に開かれました。 演奏会は4部構成で、合唱曲やポピュラー音楽などを披露しました。 最後の第4ステージでは、去年7月から伊那混声合唱団の音楽監督を務めている伊東恵司さんが指揮をつとめました。 京都府在住の伊東さんは作詞家でもあり、関西を中心に合唱団の指導を行っています。 団員の一人が学生時代に一緒に合唱をしていた事などが縁で音楽監督を務める事になりました。 伊那混声合唱団は昭和33年に伊那市民合唱団として発足し、現在は10代から70代まので34人が所属しています。 高さの違う音が重なりあうハーモニーを大切にしているということで、会場を訪れた約480人が演奏に聞き入っていました。
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夏休みの終わりに 水泳大会で練習の成果発揮
上伊那選手権水泳大会が20日に伊那市の東部中学校プールで開かれ、子ども達が夏休みの終わりに練習の成果を発揮しました。 大会には、上伊那地域の保育園児から大人は60代まで、およそ160人が出場しました。 夏の間、学校やスイミングクラブで練習した成果を発揮する場として、上伊那水泳協会が平成3年に始めたもので、今年で27回目になります。 50・100・200mで競技が行われ、大会への出場経験がある選手達は、普段出場したことのない種目に挑戦していました。 西箕輪小学校2年の中道きま里さんは、今回初めて大会に出場しました。 出場した50メートル自由形では、無事に最後まで泳ぎ切っていました。 中道さんは「50メートルプールは長かったけど、頑張って泳げた」と話していました。 上伊那水泳協会では「大会の成績がこの夏どれぐらい成長したかの証になる。この結果を糧に世界に羽ばたく選手が育ってほしい」と話しています。
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伊那文こどもまつり
夏休み最後の日曜日となった20日、伊那市の伊那文化会館で伊那文こどもまつりが開かれ、多くの家族連れで賑わいました。 1階の美術展示ホールでは、現在開かれている遺跡発掘展にあわせて「縄文人になろう」と題したイベントが行われていました。 子どもたちは、本物の縄文・弥生式土器を持ち比べたり、黒曜石に触れていました。 縄文時代をイメージした衣装を着て写真を撮ることもでき、家族一緒にポーズをとっていました。 小ホールでは、「どこでも水族館」と題したイベントが行われました。 子どもたちが描いた魚の絵がデジタル技術でスクリーンに投影されるというもので、スキャンした自分の絵が現れると歓声が上がっていました。 伊那文こどもまつりは、気軽に伊那文化会館に訪れてもらう機会にしようと毎年開かれています。 大ホールでは、子ども向けのミュージカルもあり、20日は、3,000人を超す家族連れで賑わいました。
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迎え盆の伝統行事 まんど振り
迎え盆の伝統行事「まんど振り」が、13日に上伊那各地で行われました。 このうち、南箕輪村大泉では、およそ100人が参加してまんど振りを行いました。 PTAが中心となって、地区住民の協力のもと200本のまんどが用意され、子ども達が火のついたまんどを勢いよく回していました。 まんど振りは、上伊那地域で行われている伝統行事で、火をつけた麦わらを回して祖先の霊を迎えるものです。 大泉では伝統を継承していこうと大麦を育てているほか、子ども達に回し方の指導をしています。 まんど振りの最後には、通常の4倍ほどの大きさの「太鼓まんど」に火をつけ、大人たちがまわしていました。 南箕輪小地区子ども会の清水光也会長は「迫力があって子ども達には良い経験になる。伝統として今後も続けていきたい」と話していました。
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伊那弥生ヶ丘高校卒業30周年で記念同窓会
1988年に伊那弥生ヶ丘高校を卒業した同窓生でつくる「弥生88会」は、卒業30周年記念の同窓会を、11日に伊那市内で開きました。 A組からG組の7クラス310人のうち90人が同窓会に参加しました。 1988年に卒業し、今年で30年目になる事から、去年9月に同窓会の実行委員会を立ち上げ準備を進めてきました。 伊那弥生ヶ丘高校の卒業生は60歳の還暦の時に同窓会を開いていますが、30周年の記念同窓会を開いた学年は、今回が初めてだということです。 会場には、5人の恩師も駆けつけ近況を報告していました。 卒業生は今年度で48歳になります。 平澤賢司実行委員長は「家庭や職場でやりがいや生きがいを感じると共に、悩みや苦難も多い年齢です。同窓生が心をひとつにし今後の人生を語る機会になる事を願います」と挨拶しました。 会場では、高校時代の写真が、当時のヒット曲と共に上映されました。 参加者は写真を眺めながら思い出話に花を咲かせていました。
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大明化学工業 元会長 池上房男さん死去
南箕輪村の元大明化学工業会長の池上房男さんが5日に亡くなりました。104歳でした。 池上さんは、大正2年に伊那市高遠町長藤に生まれ、昭和21年に大明化学工業に入社、昭和36年に社長に就任しました。 平成3年から13年まで会長を務めました。 2009年に伊那ケーブルテレビが撮影した当時96歳の池上房男さんは、「人には長所と短所があり長所を伸ばすことが経営には大切だ」と話していました。 池上さんの葬儀は14日に東京都で予定されていて、本人の意思もあり、近親者のみで行われる予定です。
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台風5号 伊那地域は被害なし
日本の南西沖で発生した台風5号は、8日未明に長野県南部に最接近し、日本海側へと通過しました。 伊那地域では、この台風による被害はありませんでした。 南箕輪村田畑の大和屋農園のリンゴ畑では、8月下旬に収穫期を迎える「つがる」などをメインに育てています。 今回、風による落下など、台風による被害はほとんどありませんでした。 大和屋農園の白鳥光徳さんは「このあたりは被害がなくて本当に良かったが、大きな被害を受けている地域もある。自然災害はいつ来るかわからないので本当に心配」と話していました。 台風5号は、8日未明に長野県に最接近しました。 予報よりも進路が北にずれたため、伊那市・箕輪町・南箕輪村では大きな被害はありませんでした。 伊那バスでは、中央自動車道の一部区間で通行止めがあったため、高速バスの7日午後3時台の便から、8日午前6時台の便まで運行を見合わせました。 JR東海では、愛知県・静岡県部分で倒木があり、飯田線の一部区間の運転を見合わせましたが、県内区間については平常運転となりました。 長野地方気象台では、降水量が多かった地域では、引き続き土砂災害に注意するよう呼びかけています。
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就職は地元で 県外進学の学生にPR
地元出身で県外の大学に通う学生の就職先として、地元にも目を向けてもらおうと、インターンシップイベントが8日から各地で始まりました。 伊那市西春近の知立市野外センターでは、上伊那地域の自治体などでつくる「上伊那地域若者人材確保連携協議会」が、就活準備合宿を行いました。 合宿には、来年から就職活動を行う大学3年生や短大の1年生が参加しました。 3日間の日程で行われ、初日の8日は地元企業の経営者を講師に、短時間で多くの人と自己紹介をするなど、ロールプレイング方式でコミュニケーションを学びました。 長野県内では、県外の大学に進学した学生が地元に戻る割合は3割程だということです。 地元企業や地元の魅力について知らない学生も多いことから、協議会が去年企画しました。 協議会事務局の唐木玲さんは「」と話していました。 参加した学生は「地元が好きなので、就職できればうれしいと思い参加しました●」と話していました。
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上伊那広域連合 生コン組合と協定締結
上伊那広域連合は、災害時などでの消火用水の提供などを、上伊那生コン事業協同組合と結びました。 協定を結ぶのは、上伊那生コン事業協同組合、上伊那広域連合、関係市町村の3者10団体です。 協定内容は、●火災時でのコンクリートミキサー車を活用した消火用水の提供 ●水害時での土嚢用の砂の提供などです。 組合では、県の消防防災ヘリが墜落し上空からの消火が困難になっていることや、去年12月に発生した新潟県糸魚川市での大規模火災が発生したことを受けて、協定を結ぶことを広域連合に提案しました。 糸魚川の火災では、ミキサー車を使って臨時的に消火用水を確保しました。 しかし、水を積んだミキサー車が渋滞に巻き込まれ、安定した供給ができなかったということです。 協定を結べば、緊急車両としての走行が可能となります。 7日は、応援協定に関する調印式が、伊那市のいなっせで行われました。 調印式で白鳥孝上伊那広域連合長は、「上空からの消火活動の手段を失った今、力を借りながら早い消火に努めたい」と話していました。 ミキサー車は、大型が5トン、中型が2.5トンの水を積載することができます。
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少年の塔慰祭を前に 環境整備
満蒙開拓青少年義勇軍少年の塔慰霊祭が5日伊那市の伊那公園で行われます。 4日は慰霊祭を前に小中学校の教諭およそ50人が草刈りや木の剪定を行いました。 満蒙開拓青少年義勇軍は、昭和13年から終戦までの間、満州開拓のために国や県が奨励したものです。 上伊那からは教育会が中心となり募集をとりまとめ約600人が満州に行き、91人が命を落としたということです。 少年の塔は、戦時中、満蒙開拓青少年義勇軍として大陸に渡り望郷の念にふける少年の像で昭和36年に建立されました。 上伊那教育会では、毎年慰霊祭を行っていて、今年はより多くの人にこの歴史を知ってもらおうと一般の参加者も募っています。 慰霊祭は5日午前8時から伊那公園内にある少年の塔前で行われます。
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ベースボール型指導法を元プロ野球選手に学ぶ
平成23年度から小中学校の体育の授業で必修となった「ベースボール型」の指導法について学ぶ研修会が、4日、伊那市高遠町のほりでいドームで開かれました。 研修会には、中日ドラゴンズのピッチャーだった遠藤 政隆さんと、千葉ロッテマリーンズのピッチャーだった長崎 伸一さんら元プロ野球選手二人を含む、4人が講師として招かれました。 ベースボール型とは、野球やソフトボールのように攻守交替するスポーツのことです。 小中学校の体育の授業で必須化したベースボール型の指導方法を研修し、野球やソフトボールに関心を持ってもらおうと伊那市教育委員会が初めて開きました。 市内を中心に教員34人が参加し、ゲームを通して指導法を学びました。 野球の経験がない子どもにも楽しんでもらえるように考案されたのがこちらのゲームです。 攻撃側は、好きな場所にボールを投げ、守備側がボールを拾い、守っている全員が外野に集まり座った時点でランナーはアウトとなります。 進塁毎に1点ずつ入る仕組みで、ホームランだと4点になります。 攻撃側は、ボールを大きく投げたり、転がしたりして一つでも多い進塁を目指していました。 講師の一人は、「ゲームを通して子どもたちが自ら考える指導をしてあげてほしい」と話していました。
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演劇舞台技術「音響」学ぶ
伊那文化会館が主催する演劇舞台技術セミナーが今日開かれ、音響について参加者が学びました。 演劇舞台技術セミナーは、伊那文化会館が毎年1回開いていて、今回は、音響をテーマに開かれました。 上伊那の5つの高校の演劇部員や一般から45人が参加しました。 指導にあたったのは、文化会館職員の熊野 大輔さんです。 熊野さんは、伊那文化会館に務める前は、演劇専門の音響を仕事にしていたほか、大学の演劇専攻コースで講師を務めていた経験もあります。 今回は風の音の演出がテーマで、熊野さんは、口笛や手拭いを使ってその場で音を作って見せていました。 高校生は、自分たちの演目の音響をどうしたらよいのか熊野さんに質問していました。 伊那文化会館では、「演出方法などについて高校生から気軽に問い合わせが来るようになった。地域の演劇文化の振興に貢献していきたい」と話していました。
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田楽座こども寺子屋発表会
伊那市富県の歌舞劇団田楽座が子どもたちを対象に行っている民俗芸能のワークショップ「子ども寺子屋」の発表会が、今日、開かれました。 子ども寺子屋は、1日から3日間の日程で行われ、最終日の3日、子どもたちが成果を披露しました。 盆踊りでは伊那地域に伝わる伊那の盆唄や、下伊那地域のせっせ踊りなど3曲を踊りました。 民俗芸能ワークショップには伊那市を中心とする南信地域の小学1年生から5年生までの21人が参加しました。 3日間で太鼓や盆踊り、南京玉すだれを学んだほか、玉ねぎの汁を使って鉢巻を染めました。 発表では子どもたちが自分たちで染めた鉢巻を締めていました。 玉すだれでは、2人一組となって技を披露していました。 田楽座では、子どもたちに民俗芸能を知り楽しんでもらいたいと話していました。
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瑞雲墨志会 第14回展示会
上伊那の水墨画愛好家でつくる瑞雲墨志会(ずいうんぼくしかい)の第14回展示会が、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。 会場には、上伊那8つの教室の40人から寄せられた90点の作品が並べられています。 会員の大半が所属している長野県水墨画協会が主催する県展を目標に研鑽しているということです。 入会してから1年ほどの初心者から20年のベテランまで様々で、風景や人物画などが並んでいました。 瑞雲墨志会の展示会は、9日水曜日まで伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。
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高校生が伊那まつりでフェイスペイント提供
5日の伊那まつり市民おどりで、美術大学への進学を目指す上伊那の高校生が、顔にアートを施すフェイスペイントのサービスを提供します。 3日は、伊那西高校3年の赤羽 日向(ひなた)さんと、伊那弥生ケ丘高校2年の三村 颯(そう)さんが、顔にアートを描くフェイスペイントを行っていました。 フェイスペイントのサービスを提供するのは、駒ケ根市中央にあるデザインアートスクール・アトリエキースに通う高校生です。 アトリエキースには、美術大学への進学を目指す高校生が通っていて、実技を中心に学んでいます。 実体験を通して技術を上げようと、駒ケ根市の夏祭りKOMA夏に毎年出店しています。 15年ほど続いて出店し恒例の人気店となっていて、今年7月22日に行われたKOMA夏には18人の生徒が参加し、500人の顔にペイントしました。 伊那まつりでもぜひ出店してほしいとの声を受けて、今年初めて、伊那まつりでサービスを提供することになりました。 5日(土)の市民おどりの日に、通り町の学習塾IBCアカデミーで午後2時~9時頃までサービスを提供します。 料金は、ノーマルが500円、スパンコール・ラメ付きが700円です。 デザインは20種類で、サービスの対象は中学生以下だということです。
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6月月間有効求人倍率1.63倍
上伊那の今年6月の月間有効求人倍率は1.63倍でハローワーク伊那では雇用状勢は堅調に推移しているとして前の月の判断を据え置きました。 月間有効求人数は4,657人、月間有効求職者数は2,858人で6月の月間有効求人倍率は1.63倍となり前の月を0.01ポイント上回りました。 月間有効求人倍率の県平均は1.57倍、全国は1.51倍となっています。
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バスで観光地を結ぶ 伊那谷風土記街道周遊バス運行開始
市町村を越えて、上伊那地域の観光地をバスで結ぶ「伊那谷風土記街道(ふどきかいどう)周遊バス」の運行が、1日から1か月間の日程で始まりました。 この日は、周遊バスの発着所となるJR伊那市駅で出発式が行われ、関係者がテープカットで運行開始を祝いました。 運行を記念して、最初の乗客には観光施設からプレゼントが贈られました。 松本市から訪れた親子は「地域の観光地を巡ることができるバスが走ると聞き乗ってみたいと思った。天気も持ちそうなので楽しみです」と話していました。 伊那谷風土記街道周遊バスは、日帰り客が多い上伊那地域の観光施設を結ぶことで、少しでも長く滞在してもらおうと上伊那地域振興局が初めて企画したものです。 広域農道を軸に、南箕輪村の大芝高原、伊那市のみはらしファームとかんてんぱぱガーデン、駒ヶ根市の駒ヶ根高原の4つの観光拠点をまわります。 振興局では、地元の人たちにも乗ってもらい、地域の魅力を再発見する機会にしてもらいたいと話します。 堀田文雄局長は「観光地を結ぶことで少しでも長く滞在してもらうことができる環境が整えばうれしい。地元の人たち、特に小学生に活用してもらい、改めて地域の魅力を発見してもらいたい」と話していました。 「伊那谷風土記街道周遊バス」は、27日(日)まで毎日、午前は9時30分に伊那市駅発、午後は0時40分に伊那市駅発の2便が運行します。 料金は、1回の利用につき大人200円、小中学生100円、未就学児は無料となっています。
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桂小場登山口付近で40代女性が大けが
29日午後2時30分頃、中央アルプス木曽駒ヶ岳の桂小場登山口付近で、40代女性が転倒し左足首の骨を折る大けがを負いました。 伊那警察署の発表によりますと、けがを負ったのは、東京都町田市の会社員、杉本智子さん43歳です。 杉本さんは4人で山に入り、木曽駒ヶ岳山頂の山荘から下山していた途中で転倒し、左足首の骨を折る大けがを負いました。 同行していた人から救助の要請があり消防が出動し、病院に搬送されたということです。