-
寺平さん火山灰研究資料展示
伊那谷の火山灰の研究を行い今年2月に86歳で亡くなった元中学校教諭の寺平宏さんの研究成果をまとめた展示会が、伊那市創造館で開かれています。
寺平さんは昭和7年に中川村で生まれました。伊那市や箕輪町など県内の中学校で理科を教え、今年2月に86歳で亡くなりました。
会場には寺平さんがライフワークとしていた火山灰研究の関連資料が並んでいます。
化石の採集も行っていて、5億年前から70万年前のものまで、年表と照らし合わせながら見る事ができます。
寺平さんの研究成果をまとめた展示会「すばらしい伊那の大地と自然展」は8月31日まで創造館で開かれています。
-
ごみ排出量推計 451g
上伊那広域連合廃棄物政策審議会が今日伊那市のいなっせで開かれ、2028年度の1人1日あたりのごみ平均排出量は、昨年度と比べて16.6g少ない451gとする推計結果が示されました。
Nきょう示された人口推計値のデータによりますと、10年後の2028年度の上伊那の人口は、17万2,895人となっています。
2017年度の人口は18万5,845人で、今後も人口減少は続くと予想しています。
2028年度の1人1日あたりのごみ平均排出量は451gと推計しています。
昨年度の平均排出量は467.6gで、人口減少の影響もあり、今後もゆるやかに減少していくと予測しています。
上伊那広域連合では、適切なごみの処理を図る「ごみ処理基本計画」を平成11年度に策定し、5年ごとに見直しを行ってきました。
今年度は第5次の見直しを行い改定を行うことになっていて、昨年度までの実績をもとに来年度から10年間の目標値や政策を設定します。 -
開館30周年 伊那音楽祭
伊那文化会館の開館30周年を記念した伊那音楽祭が、1日に大ホールを会場に行われました。
伊那音楽祭は6月30日と7月1日の2日間にわたり行われました。
2日目の1日は、世界で活躍するプロの演奏家と共に、伊那北高校弦楽部と伊那フィルハーモニー交響楽団が、ベートーヴェンの交響曲を披露しました。
伊那文化会館は1988年に開館し今年で30周年になります。
これまで、地域の住民や子ども達がプロの演奏家と共演する企画を続けていて、伊那音楽祭もその一環で行われました。
伊那音楽祭の模様は9月にご覧のチャンネルで放送予定です。
-
伊那美術展 力作並ぶ
今年で94回目を迎える、伊那美術協会の作品展が1日から、伊那市の伊那文化会館で開かれています。
洋画、日本画、彫刻、工芸など、会員の作品およそ100点が展示されています。
伊那美術協会は、前身となる黒百合会が発足した大正13年から、これまで94年間、毎年展示会を開いています。
作品の大半を占める絵画は、例年に比べて大作が多く、見ごたえがありあます。
このうち最高賞の伊那美術協会賞には、伊那市の大澤政和さんの洋画「移ろふもの」が選ばれています。
自分の世界観をテーマを持って表現している点が評価されたということです。
ある会員は「絵が好きな人だけでなく、いろんな人に見てもらいたい」と話していました。
第94回伊那美術展は8日(日)まで、伊那市の伊那文化会館で開かれています。入場は無料です。 -
小児リハビリテーション施設完成
伊那中央病院の本館1階に、小児リハビリテーション施設が6月22日に完成しました。
小児リハビリテーションは、理学療法や作業療法などのリハビリにより運動面や行動面の発達を促す他、保護者や子どもに対しカウンセリングを行う施設です。
北棟の完成により空きスペースとなっていた本館1階に設けられました。
大小2つのプレイルームをはじめ、リハビリ室6室があります。
総事業費は、2,500万円です。
伊那中央病院では、年間延べ400人ほどの子どもが施設を利用しているということで、「保育園や小学校と連携をとりながら、引き続き支援していきたい」としています。 -
32.5度 80代男性熱中症
伊那地域2日の最高気温は、32.5度と3日連続の真夏日となりました。
80代の男性が熱中症とみられる症状で搬送されています。
長野地方気象台によりますと、県内は高気圧に覆われて晴れ間が広がり、最高気温は32.5度と真夏日となりました。
上伊那広域消防本部によりますと、2日正午ごろ箕輪町の80代の男性が犬の散歩中に具合が悪くなり、伊那市内の病院に搬送されたということです。
男性は、重症ということですが、命に別状はないということです。
気象台では「高温注意情報」を出して、暑さを避け水分をこまめにとり熱中症に十分注意するよう呼び掛けています。
なお、晴れ間が広がるのはあすまでで、あさってからは台風7号の影響などで向こう1週間は雨の日が続くということです。 -
ヘルプマーク配布始まる
長野県は、優先席の優遇や多目的トイレの利用など、周囲に援助や配慮を必要としていることを知らせる「ヘルプマーク」の配布を、2日から始めました。
ヘルプマークは、縦8.5センチ、横5センチで、2日から各市町村の福祉担当窓口で配布が始まりました。
ヘルプマークは、人工関節を使用している人や妊娠初期など、外見からは分からなくても配慮を必要としている人が援助を受けやすくするためのものです。
さらに付属のシールを貼れば、どんな援助を必要としているかを知らせることができます。
平成24年に東京都が初めて導入し、今年5月末までに23都道府県に広がっています。
今年度中に、長野県を含めて新たに9県が導入予定だということです。
配布は、各市町村の福祉担当窓口で行っています。 -
明治150年で進徳館の演劇
明治元年から数えて、今年で150年を迎えます。
劇団「咲花座」は、明治150年を記念して、当時建てられた伊那市高遠町の進徳館を題材にした劇を8月に披露します。
1日は、メンバー5人が劇の見せ場となる殺陣のシーンの稽古をしていました。
劇団咲花座は、8月に開催されるいなっせ演劇フェスに出演します。
明治から150年の節目にふさわしい内容として、明治時代に建てられた進徳館を題材にすることにしました。
当時、教育の必要性を訴えていた人たちと、不要だと考えていた人たちとの衝突や葛藤を、演技や殺陣で表現します。
橋基咲太郎さんは「今は普通に教育を受けられているが、それが普通にできなかった時代に、教育の場をつくるために奔走した人たちを表現している。演劇を通して地域の歴史を知ってもらいたい」と話していました。
咲花座が出演するいなっせ演劇フェスは、8月11日・12日に開催されます。チケットは前売り1,000円、当日券が1,500円となっています。 -
童謡唱歌教室 夏編歌う
童謡唱歌を楽しむ教室、ふるさとの四季、夏編が1日伊那市のいなっせで開かれました。
会場には、中・高齢者を中心に150人ほどが訪れ、みかんの花咲く丘や浜辺の歌など、なじみの歌を歌いました。
ステージには、元音楽教諭らが和服で登壇し、昭和の雰囲気を醸し出していました。
7月1日は、日本童謡協会が童謡の日に定めています。
はじめに、その歌にまつわる歴史などの解説があり、歌い方の指導もありました。
童謡唱歌教室は、年4回、いなっせを会場に開かれています。
1日の伊那地域は、午後2時5分に31.3度を記録しました。
-
伊那ビデオクラブコンクール表彰式
ビデオ愛好者でつくる伊那ビデオクラブの作品コンクール表彰式が1日伊那市のいなっせで行われました。
伊那市長賞には、池田町の河野恆さんの作品「しだれしだれて」が選ばれました。
しだれ桜に病気と闘う自分を重ね、自身を励ます思いを込めた作品に仕上げました。
河野さんは、ケーブルテレビで放送されるのでぜひ多くの人に見てほしいと話していました。
コンクールを共催している伊那ケーブルテレビジョン賞には、南箕輪村の北原正さんの作品「蝶のように」が選ばれました。
ドローンを使い蝶のような視点で花を見るという内容です。
後藤俊夫監督賞には、伊那市の飯島尚美さんの作品「野麦峠女工物語」が選ばれました。
伊那ビデオクラブは、平成5年に発足し、平成9年から会員の技術向上や交流を目的にビデオコンクールを毎年行っています。
今回は、14人から22作品の応募があり、13作品が入賞しました。
赤羽仁会長は、「伊那谷の貴重な記録、映像の文化としてこれからも継続していきたい」とあいさつしました。
また、伊那ケーブルテレビで放送している作品の中から選ぶ放送部門で、伊那市の吉澤豊さんの作品「富県井月句碑建立記録」が優秀賞に選ばれました。
伊那ケーブルテレビの向山公人会長は、「地域の歴史・文化を未来への財産として残していってほしい」と期待を寄せました。
今回の入賞作品は、ご覧のチャンネルで放送する予定です。 -
伊那地域30.7度 真夏日
30日の伊那地域の最高気温は30.7度の真夏日で暑い一日となりました。
伊那地域の最高気温は8月上旬並みの30.7度で真夏日となりました。
長野地方気象台では7月10日頃までは最高気温が30度を超える日が続くと予想しています。 -
上伊那は倒壊の恐れなし
18日に発生した大阪府北部を震源とする地震を受け市町村が
実施した学校敷地内のブロック塀の安全点検結果を29日公表しました。
それによりますと上伊那の市町村立学校に倒壊の恐れのある箇所はありませんでした。
県教育委員会の発表によりますと現行の建築基準法に不適合で倒壊の恐れのあるブロック塀は、長野市、飯田市、安曇野市、阿南町の合わせて15箇所でした。
県教育委員会ではこの15箇所について立ち入り禁止としたうえで撤去するとしています。
上伊那で倒壊の恐れがある箇所はありませんでしたが伊那市教育委員会では建築基準法は満たしているものの老朽化が進んでいるとして春富中学校のプールの塀と市民プールの塀を撤去することにしています。
-
中病 9年ぶりに赤字決算
伊那中央行政組合臨時会全員協議会が27日に開かれ、組合が運営する伊那中央病院の平成29年度の決算が9年ぶりに赤字となる見込みであることが報告されました。
伊那中央病院の昨年度の収入は、121億2,500万円、支出は127億100万円で、純損失は5億7,600万円となる見込みです。
決算が赤字見込みとなったのは、平成20年以来9年ぶりです。
がん関連の高額な薬品の材料費や電子カルテの更新、北棟増築にかかる経費などの医業費用が増えたためだとしています。
決算は赤字となる見込みですが、伊那中央行政組合では「病院運営に十分な資金を保有し資金不足は発生していないため、健全経営は続けられている」としています。
患者数は、入院が11万9,000人、外来が21万1,000人で、外来患者は前の年度と比べて3,745人増加しています。 -
西駒山荘 ヘリで荷揚げ
7月10日からの今シーズンの営業開始を前に、中央アルプス将棊頭山山頂直下にある西駒山荘に向けて、ヘリコプターによる荷揚げが28日に行われました。
この日は、西駒山荘の管理人、宮下拓也さんらが、野菜や飲み物などをヘリコプターで運ぶための準備を行いました。
将棊頭山山頂直下にある西駒山荘の今シーズンの営業は、7月10日から10月8日までの予定です。
平成26年の山荘リニューアル後、利用者の数は伸びていて、今年は8月20日頃にもう1度荷揚げを行うということです。 -
上伊那消防協会がTシャツ作成
上伊那消防協会は「上伊那は一つ」をイメージした自治体消防70周年記念上伊那消防協会Tシャツを作成しました。
Tシャツは自治体消防の制度ができて70年の節目を記念して作られたものです。
消防団の法被の図柄を取り入れまといなどが描かれています。
このTシャツは来月8日に伊那市役所駐車場で開かれる上伊那消防ポンプ操法・ラッパ吹奏大会の会場で予約受付が行われ価格は
税込3,000円となっています。 -
迫力の演奏 伊那谷ブラス
上伊那の音楽団体に所属する金管奏者、打楽器奏者でつくる
伊那谷ブラスのコンサートが24日駒ヶ根市文化会館で開かれました。
今年で5回目となるコンサートには駒ヶ根市と伊那市の市民吹奏楽団や消防団音楽隊など5団体から40人ほどが出演しました。
コンサートは3部に分かれて進行しクラシックやポップスなど10曲が披露されました。
伊那谷ブラスの北条崇博団長は「回を重ねるごとに仲間とも慣れて良い演奏ができるという雰囲気ができてきました。たくさんの人と演奏できる良い機会なので今後も続けていきたい。」と話していました。
このコンサートの模様は7月21日午後2時からご覧のチャンネルで放送します。
-
31.3度 2日連続真夏日
26日の伊那地域の最高気温は、午後2時32分に31.3度を記録し、2日連続の真夏日となりました。
長野地方気象台によりますと、27日の最高気温は26日より5度程低くなる見込みで、木曜日以降は再び30度を超える日が続きそうだということです。
上伊那広域消防本部によりますと、午後4時現在、熱中症により搬送された人はいないということです。 -
JAと宮下議員 農政懇談会
JA上伊那と宮下一郎衆議院議員との農政懇談会が23日JA上伊那本所で開かれました。
会議は冒頭のみ公開で行われました。
神子柴茂樹組合長から宮下議員に5月に開かれた通常総代会で決議された特別決議が手渡されました。
決議書では、「農畜産物にTPPを超える市場開放を求めてくることは断固として容認することはできない。今後開催される日米二国間協議に毅然とした姿勢で交渉に臨み、日本の農業・農村の将来展望を構築することを強く要請する」などとしています。
御子柴組合長は「世界に市場を開放するならば日本も世界と同様の農業政策をとらなければ、農家がいなくなってしまう」と要望しました。
宮下議員は「TPPを超える内容で譲歩することはありえないという立場で引き続き頑張っていきたい」と挨拶しました。
懇談会には、JA上伊那の役員など24人が出席しました。
-
伊那北高校でペン祭
伊那市の伊那北高校の文化祭、第64回ペン祭の一般公開が23日と24日の2日間行われています。
今年のペン祭のメインテーマは「肇(はじめ)」です。新しい企画に挑戦しようとの思いが込められています。
今年は初めて、同じ日に文化祭を行っている伊那弥生ケ丘高校との合同企画が行われています。
両校のスタンプを集めると出店の割引券が当たるもので、スタンプを集めた人が早速くじ引きをしていました。
クラス展示では、伊那市に関するクイズに正解すると射的が体験できるものや、別の教室では市民1,000人にアンケートを行い、年代別に伊那市に欲しい施設をまとめて展示したものなどがあります。
ペン祭の一般公開は、24日も午前9時30分から午後3時まで行われます。吹奏楽部やダンス部など文化系の部活動のステージ発表のほか、誰でも参加できるゲーム大会などが企画されています。 -
高校野球組み合わせ抽選会
第100回高校野球長野大会の組み合わせ抽選会が23日安曇野市で開かれ、シード校の伊那弥生ケ丘は穂高商業と屋代の勝者と10日に対戦することが決まりました。
23日は安曇野市で抽選会が開かれ、上伊那勢の初戦の対戦相手が決まりました。
伊那弥生ケ丘は、10日に穂高商業と屋代の勝者と対戦します。
また、100回記念の拡大シード校の赤穂は、同じく10日に南安曇農業と野沢南の勝者と対戦します。
それでは上伊那各校の対戦相手と日程です。
8日は、箕輪進修が中野立志館と対戦します。
9日は、辰野と蘇南、高遠と中野西、上伊那農業と日本ウェルネスが対戦します。
11日は、伊那北と軽井沢、駒ヶ根工業と池田工業が対戦します。
高校野球長野大会は7月7日に開幕します。
伊那ケーブルテレビでは、上伊那8校を中心に、4回戦まで生中継します。
放送日時は伊那ケーブルテレビのHPに随時掲載します。 -
ブロック塀県内11校が不適合
18日の大阪府北部を震源とする地震を受け、長野県は県内の県立高校と特別支援学校の敷地内のコンクリートブロック塀の緊急調査を行いました。
その結果、県内11の学校で現行の建築基準法に適合していないことがわかりました。
長野県は、18日に発生した大阪府北部地震を受け、県立高校と特別支援学校敷地内のブロック塀が現行の建築基準法に適合しているか緊急調査しました。
適合しないブロック塀があるのは高校が10校で22か所、特別支援学校で1校1か所となっています。
上伊那では、辰野高校と駒ヶ根工業高校にブロック塀がありますが、適合しているかどうかは22日現在公表していません。
伊那北・弥生・高遠・赤穂・上伊那農業・箕輪進修高校にはブロック塀はないということです。
伊那養護学校にはブロック塀がありますが、適合しているということです。
長野県では、基準に適合しない塀は速やかに補修または撤去するとしています。 -
あるしん決算 純利益4.6%増
アルプス中央信用金庫は22日伊那市で総代会を開き、平成29年度の決算を発表しました。
純利益は4.6%増の3億4,700万円でした。
アルプス中央信用金庫の平成29年度の決算は、本業のもうけを示すコア業務純益は前の期と比べ6,500万円減少の2億5,000万円でした。
純利益は不良債権の減少や株式の売却による損益の減少により、前の期と比べ1,500万円、4.6%増の3億4,700万円でした。
また任期満了に伴う、理事の選任が行われ専務理事の吉澤祥文さん62歳が新しい理事長に昇任しました。
吉澤さんは赤穂信用金庫の出身で、平成22年から常務理事、平成26年から専務理事を務めています。
前の理事長の大澤一郎さんは会長に就任しました。
-
県税収入 上伊那4年連続増収
平成29年度の上伊那地域の県税の収入額は111億2千万円で4年連続の増収となっています。
長野県の発表によると平成29年度の上伊那地域の県税の収入額は111億2千万円で10広域の中では5番目でした。
県全体の税収は2千3百億円でした。
上伊那は4年連続の増収で前の年度と比べ6億8千万円増えています。
額もここ10年で平成20年度の126億円に次いで2番目に高い数字となっています。
増収となった理由について長野県では、製造業の業績が良く、法人税が前の年度より5億円あまり増えた事が大きいとしています。
-
歯科医師会が障がい者の歯科健診
上伊那歯科医師会のメンバーは伊那市西箕輪の知的障がい者就労支援施設アンサンブル伊那を20日訪れ利用者の歯科健診を行いました。
伊那市と南箕輪村の歯科医師3人がアンサンブル伊那を訪れ、利用者の歯科健診を行いました。
上伊那歯科医師会の地域保健部は障がい者の口腔機能の維持・向上をサポートし、自立支援につなげようと2007年から毎年アンサンブル伊那での歯科健診を行っています。
きょうは18歳から40代までの利用者90人に対して、虫歯はないか、歯茎が腫れていないかなどをチェックしました。
自分自身で口の中のケアをしずらい利用者もいるという事で、アンサンブル伊那では「普段目が行き届かない部分を見てもらえるので助かっています」と話していました。 -
野球人口の底辺拡大を図るイベント
野球やソフトボール人口の底辺拡大を図ろうと、上伊那地域の園児や小学生を対象にしたイベントが8月11日に伊那市の伊那スタジアムで行われます。
これは、19日に伊那市内で開かれた「上伊那から甲子園の会」の総会で報告されたものです。
甲子園の会は、上伊那の公立高校の甲子園出場を実現させるための環境を整えようと、2016年に設立されました。
イベントは、上伊那から甲子園の会と、上伊那の中学校野球部顧問や少年野球チームの関係者が共催で開きます。
経験のない子どもたちに簡単な遊びを通して野球の楽しさを知ってもらおうというものです。
中学野球部員と一緒に楽しむホームラン競争などのアトラクションの他、野球グッズなどが当たる抽選会などが計画されています。
イベントは、ダイヤモンドスポーツフェスティバル㏌上伊那と名付けられ、8月11日(土)に伊那スタジアムで行われます。
会では他に今年度、中学生の経験者が高校野球へスムーズに移行するための教室や野球に関する講演会などを計画しています。
上伊那から甲子園の会では「まずは、子どもたちの競技人口の増加を図っていきたい」としています。 -
西駒登山前に袋式トイレを説明
7月に西駒登山を予定している箕輪町の箕輪中学校2年生は、西駒山荘で使用する「袋式トイレ」の説明を20日に受けました。
西駒山荘管理人の宮下拓也さんが箕輪中学校を訪れ、袋式トイレの使い方を説明しました。
西駒山荘では、環境への負荷を減らすため2001年から袋式トイレを使っています。
袋の中に用をたすと中に入っているシートに水分が吸収されます。
使用した袋はヘリで里へ下ろして処理するため環境負荷が少ない方法とされています。
宮下さんは「トイレに行く事が不安で水分を控えると熱中症や高山病にかかりやすくなります。安心して使ってもらえるトイレなのでしっかり水分はとってください」と呼びかけていました。
2年生約250人は7月18日、19日に西駒登山を予定していて2日目の帰り道で西駒山荘に休憩で立ち寄る事になっています。 -
東京へ リニア利用希望者4割
上伊那地域を含む伊那谷居住者のリニア中央新幹線に関する意向調査の結果が19日、報告されました。
リニア開業後、東京方面への交通手段としてリニアを使うと答えた人は全体の40%となっています。
この日は伊那市の伊那合同庁舎でリニア中央新幹線の活用を考える上伊那地域連絡会が開かれ、市町村や観光協会などから、関係者およそ40人が出席しました。
アンケートは、リニアの長野県駅とのアクセスのあり方を検討しようと、今回初めて行われたものです。
上下伊那の2,000人を対象にアンケートを実施し、829人から回答を得ました。
リニア開業後、東京方面への交通手段としてリニアを使うと答えたのは全体の39.8%で、伊那市だけでみると25.2%となっています。
リニア駅へのアクセス方法について、伊那市で回答した人の75.1%が自家用車となっています。
回答者のうち、リニアの発着に合わせてJR飯田線を運行した場合は21.2%の人が飯田線を使うと答えています。
また、県外から観光で伊那谷を訪れた710人から回答を得たアンケート結果では、「リニアが開通していたら今回の旅行でリニアを使いましたか」との問いに対し、利用したと答えた人は全体の18.1%となっています。
上伊那地域振興局の堀田文雄局長は「開通しても目的がなければ地域への効果はない。アクセスを含め、どういったものが可能なのかを考え、地域活性化につなげていきましょう」と呼びかけていました。
リニア中央新幹線は2027年に開業が予定されていて、長野県では、開業による経済効果はおよそ336億円と推計しています。 -
第21回日本墨絵展
日本墨絵会による墨絵展が、伊那市の伊那文化会館で開かれています。
会場には、87点の作品が並んでいます。
日本墨絵会は、上伊那を中心に飯田市や塩尻市、山梨県甲府市などからおよそ100人の会員がいます。
こちらは、今回の展示会で長野県議会議長賞に選ばれた、伊那市の有賀修司さんの作品「疾走」です。
馬の躍動感が感じられる点や、細かい筆遣いなどが評価されました。
日本墨絵会では「日々勉強しながら作品を描いていてそれぞれの生きがいになっている。日本古来の芸術に触れてもらいたい」と話していました。
第21回日本墨絵展は、24日(日)まで、伊那文化会館で開かれています。 -
オールエイジミュージック
子どもからお年寄りまで楽しめる音楽会をテーマにミュージカルなどを上演する「オールエイジミュージック」が16日に伊那市のいなっせで開かれました。
伊那市高遠町山室でピアノ教室を開いている原葉子さんが企画したものです。
音楽会では、原さんのピアノ教室に通う子どもや公募で集まった子どもたちがミュージカルに出演しました。
食育をテーマにした物語で、甘いものが大好きな子ども達がお菓子の家の魔女に捕まってしまうというものです。
オールエイジミュージックは、子どもからお年寄りまで全ての世代の人が楽しめる音楽会として、去年11月に信州高遠美術館で1回目が行われ、今回で2回目になります。
音楽会には、出演者も含め上伊那を中心に150人ほどが参加しました。 -
JA上伊那 初心者対象の農業機械講習会
JA上伊那は、農業機械を安全に使用するための初心者講習会を、14日、伊那市西箕輪のJA菜園で開きました。
14日は、午前と午後の2回に分けて講習会が開かれ、合わせて31人が参加しました。
午前の部には、17人が参加し、トラクターや草刈り機などを操作しました。
この講習会は、JA上伊那が毎年開いていて今年で4年目です。
これまでは女性向けや、定年退職後に就農した人などを対象にして開いてきましたが、今年は広く初心者全般を受け入れました。
参加者は、JAの職員から指導を受けながら用意された農業機械を体験していました。