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来月3日 「憲法記念日の集い」を開催
5月3日の「憲法記念日」に合わせ、伊那市の伊那文化会館では「憲法記念日の集い」が開かれます。 13日夜に、いなっせで実行委員会が開かれ、委員およそ30人が、参加希望者の人数やスケジュールなどを確認しました。 5月3日に伊那文化会館小ホールで開かれる「憲法記念日の集い」では、信濃毎日新聞の丸山貢一(まるやまこういち)さんが講演をします。 丸山さんは上田市出身の62歳で、1979年に信濃毎日新聞社に入社し、現在、論説主幹を務めています。 講演では、「平和のたいまつ掲げて」と題し、現代の憲法問題について話しをします。 実行委員会の北原明会長は「憲法というものは非常に大切なもの。いろんな人に来ていただき、その重要性を感じてもらえればうれしい」と話していました。 「憲法記念日の集い」は、5月3日の午後2時から伊那文化会館小ホールで開かれます。 参加費は、一般500円、高校生以下は無料となっています。
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長野県総合5か年計画策定へ 上伊那懇談会
長野県の平成30年度から34年度までの総合5か年計画の策定に向け、県や上伊那の将来像について意見を交わす懇談会が、13日、伊那合同庁舎で開かれました。 この日は、初となる懇談会が開かれ、各種団体の代表8人が、長野県や上伊那地域の将来像について意見を交わしました。 テーマは、「県や上伊那地域の理想像について」と、「10年後のリニア開通を踏まえてどのような地域になってほしいか」です。 懇談会で示された資料によると、上伊那の人口は、平成17年の19万2000人をピークに減り続け、23年後の平成52年・2040年には、2割減の15万3000人に減ると推計されています。 また、65歳以上の高齢者人口も増え続けます。 総合計画は、これらの課題や将来に向けての県の取り組みの指針を示すものです。 長野県は、平成30年度から34年度までの総合5か年計画を、今年度中に策定します。 計画に、多様な意見を反映しようと、有識者を集めた懇談会を、今回を合わせて2回開くほか、県が市町村や各種団体の会合に出向いて、意見聴取を行います。 総合5か年計画は、来年2月に計画案が公表され、県議会に提出される予定です。
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未成年の飲酒防止を呼びかけ
県内の小売酒販組合が、高校生など未成年の飲酒防止を呼びかける街頭啓発をきょうJR伊那市駅前で行いました。 12日は、辰野町から駒ヶ根市までの6か所で未成年飲酒防止のキャンペーンがおこなわれました。 伊那小売酒販組合や伊那税務署、伊那警察署の署員ら、およそ60人が呼びかけを行いました。 このキャンペーンは、長野県内にある10の小売酒販組合が、通学、通勤中の生徒や会社員を対象に未成年の飲酒防止や、飲酒運転撲滅を訴えようと毎年行っています。 税務署によりますと、平成23年度に県内の高校1年生を対象に行った調査では、月に1回以上お酒を飲んでいる人の割合は男子が13.4%、女子が15.3%で、ともに全国平均を上回っています。 伊那小売酒販組合の池上明理事長は、「人生は長く、お酒は20歳を過ぎればいくらでも飲めるので、20歳になるのを待って欲しい」と話していました。
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南信工科短期大学校で2期生の入学式
去年南箕輪村に開校した長野県南信工科短期大学校で2期生の入学式が12日に行われ、48人がものづくりの技術者を目指して学生生活をスタートさせました. 今年度入学した2期生は、機械・生産技術科が21人、電気・制御技術科が17人の、合せて38人です。 このほか、6か月の短期課程に10人が入学しました。 大石修治校長は「技能を磨き科学技術を進める事ができるこの環境で、多くの事を体験し吸収してほしい」と式辞を述べました。 新入生を代表して伊那市の清水康太さんが誓いのことばを述べました 在学生を代表して吉原隼斗さんは「一緒に学校の歴史を作っていきましょう」と新入生に呼びかけました。 2期生は、南信が33人でこのうち上伊那は20人、中信が4人、県外が1人となっています。 1、2年生の学生数は77人となり、今年度から、サークル活動や文化祭を学生自治会が企画していくという事です。
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上伊那地域 元気づくり支援金 選定始まる
長野県が、上伊那地域の元気を生み出すモデル的で発展性のある事業を支援する「地域発 元気づくり支援金」の選定が、10日から始まりました。 この日は、伊那合同庁舎で今年度初めての選定委員会が開かれました。 今年度、上伊那地域に配分された支援額は、例年とほぼ同じおよそ7,500万円です。 上伊那地域の要望状況は、60件、1億1600万円で例年よりも多くなっています。 事業内容の内訳は「特色ある地域づくり」に15件5,000万円、「教育・文化の振興」に11件1,100万円、「保健・医療・福祉の充実」に8件400万円などとなっています。 選定委員長の堀田文雄上伊那地域振興局長は「リニア中央新幹線の開業を見据えた地域づくりや、将来を担う人づくりを重点項目に選定を進めていきたい」と話していました。 採択事業は次回20日に開かれる委員会で決定し、4月末に内示されることになっています。
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春の全国交通安全運動始まる
春の全国交通安全運動が6日から始まりました。 このうち、箕輪町の国道153号バイパス沿いでは、朝7時30分から、人波作戦が行われました。 箕輪町交通安全協会のメンバーなど100人ほどが通勤するドライバーにチラシとボックスティッシュを渡して安全運転を呼び掛けました。 また、箕輪町のイメージキャラククターのもみじちゃんも、運動に一役かっていました。 春の交通安全運動の基本は「子供と高齢者の交通事故防止」です。 なお、今年に入り、伊那警察署管内では死亡事故が2件発生していて、場所は、箕輪町と南箕輪村です。 春の全国交通安全運動期間は、15日までとなっています。
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上伊那地方事務所 上伊那地域振興局に改組
長野県は、地域課題の解決力を高めるため、現地機関の10の地方事務所を地域振興局に改めます。 3日は、上伊那地域振興局の開局式が伊那合同庁舎で行われました。 組織の改正に伴い、地域政策課がパスポートの発行などを行う総務管理課と元気づくり支援金などを扱う企画振興課の2つに分かれます。 選任の課長や職員を増員し、市町村や各種団体との調整機能の強化を図ります。 また、地域のまちづくりや災害時などに建設・建築の両部門が一体となって対応できるよう、建築課が伊那建設事務所へ移管されます。 他に、税務課は南信県税事務所に名称を改め、来年度からは南信地区の課税業務を一括して行います。 上伊那地域振興局長の堀田文雄前上伊那地方事務所長は、「足りないものを提供するだけでなく、地域の需要を作り出すことが仕事だ。常識にとらわれず、無理だと思うことにも挑戦してほしい」と話していました。
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2月有効求人倍率 1.77倍
上伊那の今年2月の月間有効求人倍率は1.77倍でハローワーク伊那では雇用情勢は堅調に推移しているとしています。 月間有効求人数は4,798人、月間有効求職者数は2,713人で2月の月間有効求人倍率は 前の月を0.11ポイント下回る1.77倍でした。 雇用情勢についてハローワーク伊那では堅調に推移しているとして前の月の判断を据え置きました。 また今年度高校卒業者の2月現在の就職内定率は98.8%で全員が就職できるよう個別支援の徹底を図るとしています。
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伊那市ふるさと納税見直し
国から各自治体に対し、ふるさと納税の返礼品の費用の上限を納税額の3割とすることなどを求める通達が出されたことをうけて、伊那市は、31日から、ふるさと納税を一時停止し、返礼品の見直しを行います。 伊那市では、納税額の5割を目安として返礼品を用意してきました。 これまで、返礼品にかかる費用の割合は自治体がそれぞれに設定していましたが、今回、国が、納税額の3割を上限とするよう自治体に対して通達を出しました。 また、高額なものは返礼品として送付しないよう求めているということです。 通達を受け伊那市では、31日から一時納税の受付を中止し、17日まで、費用の割合や返礼品の内容を見直すとしています。 なお、伊那市への今年度のふるさと納税額は70億円ほどで、県内の市町村では最多の額になる見通しです。
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あすから新年度 新規採用職員入組式
また、4月1日からの新年度を前に、JA上伊那では、平成29年度採用職員の入組式が、31日、伊那市狐島の本所で開かれました。 式の始めに全員で、JA綱領を斉唱しました。 今年は、例年並みの21人が新規に入組しました。 内訳は、男性16人、女性5人で、大卒が18人、高卒が3人です。 御子柴茂樹組合長から辞令を受け取りました。 御子柴組合長は、「グローバル化や少子高齢化で非常に厳しい状況だが、なくてはならないJAとなるため、若い力・若い発想で取り組んでもらいたい」と呼びかけました。 新規採用職員を代表して、伊那市中央出身の宮下 三広さんは、「農業情勢の厳しさ、課題を踏まえ、地域のより良い暮らしを追求するため、勉強・実践を全力で行いたい」と誓いの言葉を述べました。 新規採用職員は、3月中に2週間の研修を受けて、入組式に臨みました。 なお、新規採用職員は、3日から、金融・営農・共済などぞれぞれの配属された部署に分かれて仕事を開始します。
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3市町村つなぐバス「伊那本線」 4月1日から運行
伊那市・箕輪町・南箕輪村の定住自立圏の取り組みとして、市町村を超えて走るバス「伊那本線」が、あすから運行します。 31日は、停留所の一つとなっている伊那中央病院で、テープカットなどのセレモニーが行われました。 伊那本線は、伊那市西春近と箕輪町大出を結ぶ路線で、伊那行き・箕輪行きそれぞれ、平日で1日9便が運行します。 この日のプレ運行では、伊那方面、箕輪方面からそれぞれバスが到着し、乗っていた乗客に市町村長からプレゼントが手渡されました。 伊那市・箕輪町・南箕輪村をむすぶ新たな路線。「伊那本線」。専用のバスには3市町村のイメージキャラクター いーなちゃん・もみじちゃん・まっくんが描かれています! 箕輪方面行きは、伊那市西春近の赤木駅を出発、市街地・伊那中央病院、そして、南箕輪村を経由して、箕輪町大出のベルシャイン伊北店に到着します。箕輪町や南箕輪村からも、病院や伊那市街地に出かけやすくなります。 反対に、箕輪町のベルシャイン伊北店から、伊那市の赤木に向かう伊那行きの便もあります。 それぞれ乗り換えはありません。 初乗り運賃は200円。最大でも350円です。 これまで市町村の枠があり、それぞれの自治体がその地域内を走るバスを運行していたわけですが、こうやって、同じ生活圏の市町村が協力し合って、バスの運行が実現しました。 通院・通学・買い物など、乗り継ぎをしなくても、移動することができるので便利です。 この伊那本線は5年間の試験運行されます。 なお、4月1日も、運行開始記念として、伊那本線の全線が無料・乗り放題となっています。
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不燃・粗大ゴミ処理一本化で鳩吹に長い列
4月から上伊那地域の不燃ゴミと粗大ゴミの処理が、箕輪町のクリーンセンター八乙女に一本化されます。これに伴い、現在、伊那市の処理を行っている、横山の鳩吹クリーンセンターには、駆け込みで粗大ゴミを持ち込む人の長い列ができています。 伊那市では、鳩吹クリーンセンターで不燃ゴミと粗大ゴミの処理を行っていますが、クリーンセンター八乙女に一本化されることから、近くにあるうちに処理をしようと、先週から持ち込みが増えているということです。 毎年、年度末は持ち込みが増えるということですが、現在鳩吹には例年の3倍以上となるおよそ350台の車が、毎日列を作っているということです。 訪れたある男性は「八乙女は行くまでに今の倍以上かかる。近くにあるうちに持ってきた」と話していました。 鳩吹クリーンセンターの田中金吾所長は「長い列にはなっているが、持ってくるときが一番良いとき。4月以降は処理をしていないので間違えないようにしてほしい」と話していました。 上伊那広域連合では、人口減少が進む中、運営費が削減できるとして、平成29年度から処理をクリーンセンター八乙女に一本化することを決めました。 また、合わせてゴミの計画的な収集を進めるため、処理場への持ち込み料金の値上げも行います。 これまでは10キロにつき100円でしたが、4月からは20キロ以下は400円、それ以上は10キロ増えるごとに200円ずつ加算されることになっています。 上伊那広域連合では「現在量の少ないゴミの持ち込みが多い。小さいものは指定の袋に入れて、ゴミステーションに捨ててもらいたい」と話しています。
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国道361号沿いの地域の魅力 DVDに
国道361号改修促進期成同盟会は、伊那市高遠町から岐阜県高山市を結ぶ国道361号沿いの地域の魅力を伝えるDVD「R361で行く 伊那・木曽・高山」を制作しました。 DVDでは、国道361号沿いの6市町村の歴史や文化、食などを紹介しています。 伊那市や岐阜県高山市などでつくる国道361号改修促進期成同盟会が伊那ケーブルテレビに依頼し、県の元気づくり支援金を活用して、年度当初から四季の風景をおり交ぜて制作しました。 伊那ケーブルテレビでは並行して6本の30分番組も制作し、全国27のケーブルテレビ局に配信しました。 番組内では、放送作家で伊那市芸術文化大使の大倉利晴さんがナビゲーターを務め、地域を案内しました。 DVDは、取材した映像をもとに日本語版・英語版・映像とBGMのみのものを、それぞれ30分にまとめました。 木曽と高山を結ぶ上ケ洞トンネルの工事がこの春完了するのに合わせて、交流人口の増加を図ろうという狙いです。 番組内で紹介した場所や食べ物はブックレットで確認できます。 DVDは700枚作成し、期成同盟会加盟市町村や、観光関連企業などに配布するということです。 また、インターネットの無料動画サイトYouTubeでも視聴することができます。 期成同盟会では「県を越えた広域観光のルートづくりに繋げ、今後の地域間交流に期待している」と話していました。
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山火事予防啓発 パレード
春の山火事予防特別強化月間にあわせて、山火事予防を呼びかけるパレードが、30日に行われました。 この日は、県や市町村関係者などが集まり、伊那合同庁舎でパレードの出発式が行われました。 毎年4月に行われていましたが、県の消防防災ヘリが墜落し、林野火災が発生した場合他県からの応援が必要となることなどから、前倒しして3月に行われました。 長野県では、3月17日から4月16日までを「春の山火事予防特別強化月間」に定めています。 この時期は空気が乾燥し強い風が吹くことから、枯れ草等のある場所では焚き火をしないことなどを呼びかけています。 上伊那地方事務所によりますと、上伊那では3月に3件の林野火災が発生し、2,600平方メートルの被害があったということです。
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4月上旬の暖かさ なずな摘みする姿も
29日の伊那地域の最高気温は13.6度で4月上旬並みの暖かさとなりました。 南箕輪村では、なずな摘みをする人の姿が見られました。
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天上緊急安全パトロール
国土交通省天竜川上流河川事務所は、23日に伊那市長谷で発生した労災死亡事故を受け、緊急安全パトロールを27日に行いました。 27日は、天竜川上流河川事務所の職員およそ10人が、発注している上下伊那の工事現場11か所を2班に分かれて視察しました。 このうち、新ごみ中間処理施設の建設に伴い堤防の補強工事が行われている 伊那市の三峰川橋左岸では、宮下良広副所長らが重機に不備がないかや工事が安全に行われているかなどを確認しました。 23日に発生した事故では、コンクリートを練り混ぜる機械に作業員が転落し死亡しています。 パトロールは、現場で働く作業員1人ひとりの安全意識を徹底しようと行われたものです。 パトロールに立ち会った現場責任者は、「重機の後ろに段差があり転倒の恐れがあるなどと指摘された。安全に作業できるスペースを確保して工事を完了させたい」と話していました。 天竜川上流河川事務所では、「事故のリスクを1つでも多く取り除き、再発防止に努めたい」と話していました。
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VC長野トライデンツ 新シーズンに向け始動
日本バレーボールリーグ2部のVチャレンジリーグⅠに所属する、南箕輪村のVC長野トライデンツは18日、新シーズンに向けて「スタートミーティング」を行いました。 この日は、笹川星哉監督やコーチ、選手など18人が伊那市西箕輪のサンビレッジに集まり、新シーズンに向け決意を新たにしました。 笹川監督は「みんな頑張って3位という結果を残せたのは素晴らしいが、実際悔しさの方が大きい。プロ意識を持ってひとつひとつの取り組み方を考えてほしい」と選手に呼びかけました。 日本バレーボールの2部リーグに今シーズンから初参戦したVC長野は、終盤の失速で、1部プレミアリーグへの入替え戦進出を逃し3位に終わりました。 「リーグ優勝」という目標達成に向けて、最後まであきらめず一丸となって挑もうと新シーズンのスローガンを「初志」としました。 栗木勇キャプテンは「とにかくリーグ優勝という目標を達成できるように、そこだけを目指して頑張っていきたい」と話していました。 5月頭には1部リーグのチームも参加する大会に出場する予定で、新シーズンに向け動き始めました。
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伊那北高校 ジョイントコンサート
伊那北高校の音楽部と吹奏楽部によるジョイントコンサートが24日、伊那文化会館で開かれました。 音楽部の合唱班と弦楽班、吹奏楽部の合同演奏会は、毎年この時期に開かれていて、今年で38回目となります。 3年生の引退後、1、2年生のみとなった部が最初の目標とする演奏会だという事です。 合唱班、弦楽班、吹奏楽部それぞれの演奏のあと、最後の合同ステージでは、ミュージカル音楽を演奏しました。 コンサートの模様は4月1日からご覧のチャンネルで放送します。
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中央アルプスの国定公園化で来年度「公園計画書」策定
長野県は、中央アルプスの国定公園指定に必要な公園計画書の策定を来年度から始めます。 これは、23日に伊那合同庁舎で開かれた、中央アルプス国定公園化研究部会で報告されたものです。 県は、今年度実施した中央アルプスの環境調査をもとに、来年度は、県立公園から国定公園への格上げに必要な公園計画書の策定を行うという事です。 それに伴い、部会の事業内容も「現状と課題の研究」から、「国定公園申し出を視野に入れた具体的公園計画の検討」に移行し、地域全体で公園の在り方を検討していく事が提案されました。 渋谷仁士部会長は「この部会を国定公園指定にむけステップアップするための能動的な会として、来年度から位置づけていきたい」と話していました。
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天竜川の水生生物調査 パネル展示
去年の夏に行われた天竜川の生き物調査の結果などの展示会が、伊那市のベルシャイン伊那店で開かれています。 会場には、調査の様子や結果が掲載された9枚のパネルが設置されています。 この展示会は、天竜川上流河川事務所が、今回初めて開きました。 水生生物調査は、去年7月下旬から8月にかけて天竜川の12か所で行われ517人が参加しました。 参加者からの水生生物を描いた絵ハガキの応募もあり、会場に展示されています。 調査の結果、天竜川は、平成7年から連続してきれいな水であることがわかりました。 また、長野県の絶滅危惧種に指定されている「ツツザキヤマジノギク」も紹介されています。 花弁が筒状になっているのが特徴で、全国で、松川町と中川村の天竜川の河原にしか存在していない貴重な植物だということです。 この展示会は、27日(月)まで、伊那市のベルシャイン伊那店1階で開かれています。
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馬で木材を搬出 林業技術講習会
間伐した木材を、馬を使って搬出する林業技術の講習会が、23日、伊那市のますみヶ丘平地林で開かれました。 馬に専用の器具を付けて、木材を固定し、搬出します。 馬で木材を搬出する「馬搬(ばはん)」という技術です。 昭和40年代までは当たり前に見ることができた里山の風景だということです。 23日は、間伐材を有効に活用してもらおうと、上伊那地方事務所が、一般向けの講座を開き、中南信から60人ほどが参加しました。 伊那市高遠町山室で馬を使った農業に取り組んでいるうまや七(しち)福(ふく)の横山 晴樹さんが、馬搬技術を披露しました。 横山さんの飼育する雄の馬「ビンゴ」は12歳で、体重は450キロほどです。 体重と同じほどの重さの木材を運ぶことができるということです。 横山さんは、林業関係者からの依頼や、イベントなどで馬搬を行っています。 参加者は馬の飼育費や、必要な機材などについて質問していました。 主催した上伊那地方事務所では、「住民が森林の整備をすることが少なくなっている。伐採した木材を搬出して活用してもらい、山を守る動きにつなげていきたい」と話していました。 なお、この日は、馬搬以外に、ロープウインチを使った搬出の実習も行われました。
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「合格」に歓喜 高校入試後期選抜合格発表
公立高校後期選抜試験の合格発表が17日に行われ、合格した受験生に春が訪れました。 伊那市の伊那北高校では、朝8時半に掲示板が運ばれると訪れた受験生たちが自分の受験番号を探していました。 合格を確認した受験生は、友達と喜びあったり、保護者に電話をしたりしていました。 上伊那地域の公立高校8校では、983人の受験生が合格しました。 合格したある男子生徒は「ずっと緊張していたのでかなりホッとしている」と話し、ある女子生徒は「部活と勉強を両立して、充実した高校生活を送りたい」と話していました。 長野県教育委員会では公立高校の再募集を行なっていて、上伊那地域では、辰野高校、高遠高校、赤穂高校、箕輪進修高校で再募集をしています。 伊那北高校では、4月5日に入学式が行われることになっています。
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ガレット経済効果を報告
上伊那の新たなご当地メニューとしてガレットの普及を目指す「信州伊那谷ガレット協議会」は、協議会が発足した去年10月から2月までの販売数について報告しました。 15日は、伊那市のいなっせで「信州伊那谷ガレット協議会」のメンバーが記者会見を開き経済効果や今後の展開について発表しました。 協議会には上伊那の飲食店など30店舗が加盟しています。 発足した去年10月から2月までの5か月間の販売数の合計は1万1千6百食、金額で9百50万円でした。 年間に換算すると3万食、およそ2千6百万円になると想定しています。 協議会の渡邊竜朗代表は「情報発信の成果もあり、認知度は上がっている。 今後は地元での認知度をさらに上げていきたいです」と話していました。 協議会では来年度、食べ歩きしてもらえるよう、加盟店を紹介したパンフレットの作成や、伊那市手良でそばの種からガレットが出来るまでを親子で学ぶワークショップの開催を計画しています。
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県会議長に垣内基良氏
長野県議会は15日の本会議で正副議長選を行い最大会派自民党県議団で上伊那郡区の垣内基良さんを議長に選出しました。 申し合わせ任期1年により向山公人議長が辞任し次期議長には垣内さんのみが立候補しました。 指名推薦で議長に選ばれた垣内さんは現在67歳で4期目です。 上伊那郡区から議長に選出されるのは平成7年の清水重幸さん以来22年ぶりです。 副議長には大町市で第3会派 新ながの・公明の諏訪光昭さんが選ばれました。 正副議長の任期は申し合わせにより3月15日から1年間となっています。
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ファーマーズの集い 功績者を表彰
上伊那8市町村の農業委員が集まるファーマーズの集いが2月27日JA上伊那本所で開かれ、農業の発展に功績のあった3人と3団体が表彰されました。 上伊那農業委員会協議会の堺澤豊会長から、表彰状が手渡されました。 伊那ケーブルテレビ放送エリア内では、伊那市手良の酒井敏明さん、 美篶の春日満男さん、 箕輪町長岡の柴節子さん 南箕輪村の農事組合法人まっくんファームの3人と1団体です。 美篶地区の会長を務め荒廃農地の解消に取り組んだ春日さんは、「地域の農業の活性化を願って活動してきた。これからも体力の続く限り尽力していきたい」と受賞者を代表して謝辞を述べました。 集いでは、上伊那農業高校畜産班が鹿肉を使った加工品開発について発表しました。 会場には農業委員や関係者およそ200人が訪れ、高校生の取り組みに耳を傾けました。
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70代男性が200万円をだまし取られる
今月10日に上伊那郡内の70代の男性が200万円をだまし取られる特殊詐欺被害が発生しました。 伊那警察署の発表によりますと今月10日、被害者宅に息子を装う男から電話があり「証券を買ったがその証券に不正があった。公になると刑事罰の対象になり仕事も辞めなければならない。弁護士を頼むのに350万円必要だが貯金があるので200万円でよい。今回の情報が漏れるとまずいので銀行では親戚に不幸があったので金が必要になったと言ってほしい。」などと言われたということです。 男性は東京に向かうよう指示され弁護士の助手を名乗る男に現金200万円を手渡しその後息子に電話をかけて被害に気づいたものです。 伊那署ではこのような電話を受けたときは一旦切って自分から息子へ連絡をして確認したり警察に相談するよう呼びかけています。
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東日本大震災から6年 犠牲者の冥福祈る
東日本大震災から11日で丸6年となります。 地震発生時刻の午後2時46分にはサイレンが鳴らされ、犠牲者の冥福を祈りました。 「早いような遅いような、なんとも言えない気持ちですね・・・」 福島県浪江町から伊那市に避難した佐藤潤子さんです。 震災前、夫の忠司さんを介護しながら暮らしていましたが、浪江町全域に避難指示が出され、娘夫婦の住んでいた伊那に避難してきました。 2014年には忠司さんが亡くなりました。 墓がある場所は帰還困難区域に指定され、遺骨を納めることができません。 「主人の親が線量の高い場所に埋まってるんですよね。私が元気なうちに主人と一緒のところにしてあげたいなという気持ちはあるんですけど・・・。線量が低くなったら一緒のところに納骨してあげたいなと思っています」 佐藤さんが住んでいた浪江町苅宿地区は3月31日で避難指示が解除となりますが、伊那で生きていく事を決めました。 「2人して一生懸命になって働いて建てた家を壊さなきゃならないのはさみしいんだけど、そのままにしてもおけないしね。ふんぎりをつけなきゃならないなと思って」
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芸術文化団体一堂に 総合フェスティバル
芸術・文化団体が一堂に集まり、成果を披露する「長野県芸術文化総合フェスティバル」が11日から、伊那市の伊那文化会館で始まりました。 2階の小ホールホワイエでは華道教育会による作品展が、1階の美術展示ホールでは、書道協会と水墨画協会による作品展が行われています。 大ホールでは、音楽団体など、2日間で13団体が日頃の練習の成果を披露します。この日は、木村流大正琴などが演奏を披露しました。 長野県芸術文化総合フェスティバルは、12日まで伊那文化会館で開かれています。
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今年度松くい虫被害 上伊那北部で増加
松枯れを引き起こす松くい虫の被害は、今年度、上伊那北部地域で増えています。 10日は、上伊那地方松くい虫防除対策協議会が、伊那市の伊那合同庁舎で開かれ、去年12月末現在の被害状況が報告されました。 被害量は、前年度の同じ時期に比べて、上伊那全体ではおよそ200立方メートル増えています。 特に北部地域で被害量が増えていて、伊那市では前年度の同じ時期に比べておよそ500立方メートル多い2,627立方メートル、箕輪町ではおよそ100立方メートル多い、552立方メートルとなっています。 南箕輪村は65立方メートル少ない391立方メートルとなっています。 上伊那地方事務所林務課では、「これまでに引き続き、各市町村と連携をとって被害拡大対策に取り組んでいきたい」と話していました。 協議会では、来年度も今年度同様、予防や駆除、森林整備を行っていくほか、広域的な防除対策を検討・実施していくことが報告されました。
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針に感謝を込めて 針供養
裁縫の仕事に携わった人たちがその道具の縫い針に感謝する針供養が8日、伊那市の常円寺で行われました。 常円寺境内にある針塚にはこれまでに供養された針が納められています。 針供養は上伊那和裁連盟と日本和裁士会上伊那地区が昭和40年から行っているものでおよそ20人が出席しました。 献燈献花に続いて参加者が折れた縫い針をこんにゃくに刺し、供養していました。 針供養はかつて事始めの2月8日に針仕事の上達を願い行われ150人ほどが集まっていたということです。 常円寺の角田泰隆住職は「縫い針は金属であり命も心もないが針に対し畏敬の念と謙虚な思いを持つことが大切です。」と話していました。 福澤幸子会長は「昔は針1本で子どもを学校に通わせ、生計をたてていました。この供養は続けていかなければなりません。」と話していました。