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村教育委 副学籍制度導入を検討
南箕輪村教育委員会は、特別支援学校に通う子どもが、住んでいる地域の小中学校の行事に参加できる「副学籍制度」を導入したい考えを示しました。
23日は南箕輪村民センターで8月の定例教育委員会が開かれ、征矢鑑教育長から素案が示されました。
副学籍制度は、養護学校など特別支援学校に通う子どもやその保護者が希望すれば、住んでいる地域の小中学校の行事などに参加できるというものです。
征矢教育長は「本人の意思次第だが、支援できる環境を作ることが大切」と話していました。
村教育委員会では、素案に基づき委員から意見を集約し、早ければ来年7月に導入したい考えです。 -
南箕輪村の「たけのこ園」一般公開
児童発達支援事業所として10月に開所予定の、南箕輪村の「たけのこ園」を広く知ってもらおうと一般公開が行われています。
22日、村内の保育園児などが見学に訪れ、遊具を並べて作ったコースを回りながらバランス感覚などを養う「サーキット遊び」を体験しました。
たけのこ園は、南箕輪村の西部保育園東に建設され、今年
10月に開所を予定しています。
言葉や社会性などの発達に支援が必要な子供とその保護者が一緒に通園する施設で、対象はおおむね2歳から小学校入学前までです。
たけのこ園では、遊びや生活を通して子供の発達支援を行い、保護者の相談にも応じます。
サーキット遊びは、開園後の毎日のプログラムに組み込まれていて、専門家や保育士が指導にあたります。
たけのこ園の一般公開は、9月4日、5日、19、20日にも行われ、時間は午前9時から午後5時半となっています。
また、8日には、子育てに関する講演会も予定されています。 -
大芝高原の始祖の孫が南箕輪村を来訪
明治時代に南箕輪村の大芝高原への植樹を提唱推進し、今の姿の基礎を築いた福澤桃十さんの孫にあたる福澤幸雄さんが13日に大芝高原を訪れました。
千葉県習志野市に住む福澤幸雄さんととし子さん夫妻が13日に大芝高原を訪れ、みんなの森が整備され、セラピーロードとして活用されている現在の姿を見ました。
大芝高原に植樹の必要性を訴え進めたのは、伊那市山寺出身で南箕輪尋常小学校の初代校長だった福澤桃十さんです。
福澤さんは、明治23年に赴任。
当時、大芝の広大な土地は、牛や馬のえさとしての草を採る場所としてわずかに利用されていただけだったということです。
福澤さんは、子どもたちに木を育てる喜びと必要性を伝えようと一部から猛反対を受けながらも少しずつ植樹をはじめ、明治28年、約10ヘクタールの学校林が認められ、現在の大芝高原の基礎となったのです。
南箕輪村の唐木一直村長は、その桃十さんに孫がいることを知り感謝の気持ちを伝えたいと、盆にあわせてこうした機会を作りました。
唐木村長は、「村のシンボルとなっている大芝高原があるのも桃十先生のおかげ。村の宝の基礎を築いていただいた」と感謝の気持ちを伝えていました。
福澤桃十さんは、幕末の1862年文久2年に生まれ、1927年昭和2年に亡くなっています。
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南箕輪村 9月から給食の放射線量測定開始
南箕輪村は、村内の小中学校や保育園の給食に使われる食材の放射線測定を、9月から開始します。
20日は、南箕輪小学校と南箕輪中学校の給食をつくる南箕輪村学校給食センターで試験測定が行われました。
村では、これまで学校給食センターと、自校方式で給食を作っている南部小がそれぞれ月1回ずつ、県の検査機関に測定を依頼していました。
今回、村教育委員会が放射線測定器を1台購入したことから、独自の測定が可能となりました。
測定では、1分間に測定器に入ってくる放射線量を調べます。
村は、松本市を参考にある一定の基準値を越えた食材は使用しないこととしています。
20日は、千葉県産のサツマイモと埼玉県産のミツバの数値を調べ、ともに基準値を下回りました。
測定機は、1週間ごと各学校や保育園で使用します。
結果は、学校の給食便りなどで各家庭に通知されるということです。
なお、伊那市と箕輪町でも給食に関する放射線量の測定を独自に行っています。 -
火災警報器設置率 伊那消防組合管内73.3%
伊那消防組合のエリア内で住宅用火災警報器を設置している住宅は73.3%で、前の年の同じ時期と比べて0.4ポイントの増加となっていることがわかりました。
これは、長野県の危機管理部が16日に発表したものです。
伊那消防組合では、エリア内の伊那市・辰野町・箕輪町・南箕輪村の890世帯に対しアンケート調査を行いました。
回答のあった498世帯のうち73.3%にあたる365世帯が火災警報器を設置していることがわかったということです。
県全体の平均は72.2%で、最も設置率が良かったのは木曽広域消防本部の93%でした。
伊那消防組合では「設置の状況が飽和状態に近づいているため伸びは少ないが、これまで以上に啓発活動を行い、設置を徹底していきたい」と話しています。 -
盆休みの延長を訴える「盆正月」
区長の自宅玄関にバリケードを作り盆休みの延長を訴える南箕輪村田畑の伝統行事、盆正月が16日深夜に行われました。
夜11時すぎ、寝静まった区長宅に、正月飾りや野菜を乗せた軽トラックが到着しました。
盆正月は、区の役員の家を一軒ずつまわり、玄関先にバリケードを作って盆休みの延長を訴える田畑区の伝統行事です。
小学校PTAや消防団、有志でつくる田畑区の伝統行事を守る会が行っています。
昨夜は、15人が、区長宅の倉庫からはしごや農作業用の機械などを持ち出し、玄関先に次々と置いていきました。
玄関が完全に封鎖されると、正月用の鏡餅と近くの畑でとってきた野菜を飾ります。
そして仕上げに、石灰を使って「お正月」と書きました。
区長宅の封鎖を終えたメンバーらは、区の会計役の自宅を目指し暗闇に消えていきました。 -
上農高伝統の盆花市 節目の60回に向け準備
上伊那農業高校伝統の盆花市が12日、いなっせと伊那北駅の前で開かれます。
11日には盆花市を前に花束づくりが行われました。
この日は生徒およそ70人が作業を行いました。
盆花市は1953年、昭和28年に当時の佐藤昌一校長が地域に感謝の気持ちを表そうと始めたもので、今年節目の60回目を迎えます。
始まった当初は山の中に入り山野草を採って束ね、それを売っていたということです。
現在、盆花に使われる花は菊やアスター、トルコギキョウ、オミナエシなど6種類ほどで、すべて校内で生徒が栽培しています。
今年は春先に寒い日が続いたため生育が遅く、花束は例年より少なめの300束となりました。
上農高校農業クラブ会長の森住周君は「私も先輩たちに教わって作業ができるようになってきたが、それが60回も続いているということには重みを感じる。みなさんに喜んでもらえれば」と話していました。
藤澤昭二教頭は「季節の変わり目になると声をかけられるほど地域に定着している。この伝統をこれからも続けていきたい」と話していました。
盆花市は12日の午前9時半からで、1束500円で販売されることになっています。 -
南箕輪村 3歳児の保育料引き下げへ
10月1日から、南箕輪村の保育料の一部が引き下げられることになりました。
8日夜は、村役場で保育料審議委員会が開かれ、唐木一直村長が丸山博志委員長に保育料の見直しについて諮問しました。
現在村の保育料は、○3歳未満 ○3歳児 ○4歳以上の3つに区分されていますが、上伊那郡内のほとんどの市町村は、○3歳未満 ○3歳以上の2つの区分となっています。
諮問の内容は、村でもこの2区分を採用して、3歳児の保育料を4歳以上と同額にすることで料金を引き下げるというものです。
これが適用されると、最も多い所得階層では、年間2万円の減額となり、全所得階層でみても7.9%の引き下げ率となります。
委員会では、審議の結果、諮問通り唐木村長に答申しました。
唐木村長は「経済状況が厳しい時期だからこそ住民の生活にやさしい村づくりを進めていきたい」と話していました。
村では、今回の答申に基づき10月一日から保育料の改定を行いたい考えです。 -
南箕輪村と企業が森林の里親協定締結
南箕輪村と諏訪市に本社を置く株式会社サンティアは、企業と地域が連携して森づくりを行う
森林の里親協定を結びました。
7日は南箕輪村民センターで協定調印式が行われ、南箕輪村の加藤久樹副村長とサンティアの矢・ス真治取締役事業部長のほか、立会人として青木一男上伊那地方事務所長、協力者としてNPO法人森のライフスタイル研究所の竹垣英信代表理事所長が出席し協定書を取り交わしました。
諏訪市に本社があるサンティアは、ホテルやアミューズメント事業を展開している会社で南箕輪村にも事業所を置いています。
除伐や枝打ちなど森づくりをする場所は、経ヶ岳登山道の2合目付近、約55ヘクタールの村有林です。
村とサンティアが協定を結んだ森林の里親促進事業は県が行っているもので森を保有する地域と環境整備など社会貢献に意欲を持つ企業が連携して森林づくりを行うものです。
企業は森林整備を行うことで、社員の環境意識の向上を図るほか地域との交流を深めます。
協定締結は県内では82件目、上伊那では9件目で期間は3年間となっています。 -
南箕輪村 防災アドバイザー設置へ
南箕輪村は、防災体制の充実を図ろうと、防災アドバイザーを設置します。
6日は、村議会全員協議会が役場で開かれ、唐木一直村長が防災アドバイザーを設置する考えを示しました。
防災アドバイザーの設置は、災害への事前対策や、発生時の対応について、専門的立場から助言を受けることにより、防災体制の充実を図ろうというものです。
主な活動は、▽災害についての住民への啓発▽災害時に備えた応急対策手順の確認▽地域防災計画の見直し などです。
任期は2年とし、村では3人から4人を委嘱するとしています。 -
子ども地球サミット始まる
子ども地球サミットが3日から、南箕輪村で始まりました。
今年は、東日本大震災の被災地の復興を願った朗読を子ども達が発表します。
子ども地球サミットは、3日から5日までの日程で開かれ、初日の3日は、村民センターで入村式が行われました。
今年は、村内の小学生およそ10人を含め、20人が参加します。
入村式では、参加者が自己紹介をし、3日間限定の村民証などが手渡されました。
去年のサミットは、東日本大震災の被災地に配慮し、中止となりました。
今年は、被災地の復興を願い子ども達が現地を訪れた際に体験したことを朗読で発表する他、オリジナルの曲を参加者と来場者全員で合唱します。
期間中子ども達は、大芝高原を主会場とし、コンサートに向けた歌やダンスの練習を行います。
コンサートは5日午後5時から、南箕輪村村民センターホールで開かれます。 -
核の廃絶を訴え 非核平和行進
上伊那の市町村や企業の労働組合が加盟する上伊那地区労働組合会議は、1日、核の廃絶を訴える非核平和行進を、上伊那で行いました。
南箕輪村役場前で行われた激励会では、南箕輪職員労働組合の小野裕希さんが、決意表明しました。
非核平和行進は、原水爆の禁止と原発の廃止を訴え30年近く行われていて、福島第一原発事故後は、特に脱原発に力を入れて訴えているということです。
この日は、のべ164人が参加し、上伊那の各市町村を歩きながら、核廃絶を訴えていました。 -
伊那地域 2日連続の猛暑日
27日の伊那地域の最高気温は35.2度と2日連続の猛暑日となりました。
南箕輪村の大芝高原では、涼を求めて訪れた家族連れなどが、日陰で弁当を広げていました。
気象庁は熱中症の危険が高まるとして高温注意情報を出し健康管理に注意するよう呼び掛けています。 -
カモが卵を抱く
南箕輪村南殿の小坂 洋治さん宅の池で、カモが卵を温めています。小坂さんは、ヒナが孵るのを、見守っています。
26日は、小坂さん宅に友人が訪れ、カモが卵を温めている様子を見ていました。
池は、敷地内から湧き出している水を活用して作られています。
カモは、その池の中の島に巣を作りました。
小坂さんの家に、巣を作るのは、今年が初めてになります。
カモは、11個の卵を抱いていて、日中は卵を抱き続け、夕方にエサを探しに出かけるということです。
カモは、20日ほど卵を抱くということで、ヒナが孵る日も遠くなさそうです。 -
伊那地域35.5度 猛暑日
26日の伊那地域は、最高気温35.5度と、今年初の猛暑日となりました。
26日の伊那地域は、午前中から真夏日となり、午後3時には、35.5度と、今年一番の暑さとなりました。 -
久保田陽子さん 栄村へ義援金10万円
南箕輪村で歌謡教室を開いている久保田陽子さんらが24日役場を訪れ、栄村への義援金10万円を唐木一直村長に手渡しました。
久保田さんは、南箕輪村南原で夢ぽっけ歌謡教室を開いていて、毎年6月にチャリティーコンサートを開催しています。
今年は6月4日に伊那市のいなっせで行い、来場した280人に募金を呼びかけました。
24日は、久保田さんらコンサートの実行委員6人が役場を訪れ、10万円を長野県北部地震により被害を受けた栄村へ寄付しました。
久保田さんは、「被災地の高齢者の笑顔のために同じ趣味を持つ仲間で助け合いができれば」と話していました。
寄付された10万円は職員が31日に栄村役場に直接届けるということです。 -
南箕輪村消防団 水難救助訓練
南箕輪村消防団は22日、大芝公園内のプールで水難救助訓練を行いました。
訓練は、水難事故が増えるこの時期、迅速かつ的確な救助活動が行えるよう、毎年行なわれています。
この日は、村の消防団や赤十字奉仕団、保育士およそ70人が、伊那消防署の署員から溺れた人の救助方法と、心肺蘇生法を教わりました。
このうち、人が川でおぼれたことを想定し行われた訓練では、溺れた人を演じる消防団員に向かい、ペットボトルや浮き輪等を投げ入れ、助けていました。
参加したある団員は「訓練とわかっていても、力が入り思うような所に浮き輪を投げる事が出来なかった。まずは、落ち着いて行動できるよう心掛けたい」と話していました。
南箕輪村消防団では、訓練を通して万が一の水難事故の備えていきたいとしています。 -
南箕輪村南部保の園児 ブルーベリー狩りを楽しむ
南箕輪村南部保育園の園児は23日、ブルーベリー狩りを楽しみました。
23日は、年長園児34人が伊那市西箕輪地籍にある藤澤忠雄さんの農園を訪れ、ブルーベリー狩りをしました。
村営農センターが園児に地元の食材を食べてもらいたいと、今回初めて企画しました。
広さ10アールほどの農園には、紫に色づいたブルーベリーが実っていて、園児らは甘そうな実を選んでいました。
藤澤さんは「喜んでくれたので作った甲斐がある」と話していました。
南部保育園の有賀春美園長は「自分で取ってその場で食べられるというとても貴重な体験になったと思う」と話していました。
子ども達は、ブルーベリーの味が気に入った様子で、多い子で50個以上食べたということです。 -
新消防署庁舎建設の基本計画 まとめる
新しい消防署の庁舎建設について伊那消防署は、基本計画をまとめました。
今後は、用地交渉や地元での説明などを行い、平成27年度中の供用開始を目指します。
20日は、伊那市と南箕輪村で議会全員協議会が開かれ、伊那消防署の武井修署長が基本計画の内容について説明しました。
基本計画は、去年6月から候補地や施設規模について検討してきた伊那消防署庁舎建設検討委員会の答申をふまえつくられました。
新庁舎の場所は、富士塚グラウンド北側で、敷地面積はおよそ8,000平方メートル、事業費はおよそ18億5千万円としています。
20日に開かれた伊那市と南箕輪村の議会全員協議会で了解が得られ、今後は用地交渉や地元での説明を行い、平成27年度中の供用開始を目指します。 -
夏の交通安全やまびこ運動
長野県は、夏の行楽シーズンに合わせて19日から25日まで「夏の交通安全やまびこ運動」を実施しています。
それに合わせ、南箕輪村の伊那インターチェンジで啓発を行いました。
19日は伊那警察署や伊那交通安全協会などから100人ほどが集まり、高速道路の利用者にチラシなどを渡して安全運転を呼びかけました。
やまびこ運動は、行楽や帰省などで交通量が増えるこの時期に毎年行っています。
期間中は、広報車での呼びかけや夜間のスピード違反の取り締まりも行う予定だということです。
伊那警察署によりますと、今年の19日までの伊那署管内の死亡事故は4件で、半数が高齢者だということで、注意を呼びかけています。 -
シンガーう~みさん南中来校
東日本大震災の被災地でのライブ活動など歌による支援をしている、シンガーソングライターう縲怩ンさんが、南箕輪中学校を訪れ、生徒たちと交流しました。
う縲怩ンさんは、去年、南箕輪中学校でコンサートを開催しました。
その際、文化祭用に展示されていたステージ画に感動し、今年2月に発売した3・11復興応援アルバムのジャケットとして、南箕輪中学校の文化祭のステージ画を採用しました。
南箕輪中学校では、今年の文化祭の全校合唱に、う縲怩ンさんの曲「あなたへ」を歌う事にしていて、今日は、うーみさんに、これまでの練習の成果を聞いてもらいました。
う縲怩ンさんと、南箕輪中学校は、共に、東日本大震災の被災地の一つ、宮城県南三陸町を支援しています。
「あなたへ」は、震災の時、南三陸町で避難を呼び掛け亡くなった、町の女性職員を追悼するために作られた歌という事です。
生徒たちの歌を聞いたう縲怩ンさんは、亡くなった女性職員の両親からの、「どんな形であれ、親としてはいきていてほしかった」という、メッセージを届け、「追悼の曲としては今日が最後」と呼びかけました。
ある生徒は、「歌詞の意味がよくわかり、気持を込めて歌う事ができる。文化祭の今年のテーマでもあり、歌詞にもある笑顔の花をいっぱい咲かせたい」と話していました。 -
反核平和の火リレー上伊那を縦断
広島市平和記念公園で燃え続ける「平和の火」を手に、反戦・反核を訴えるリレーが、長野県を縦断しています。
18日は、伊那市から辰野町までをリレーでつなぎました。
南箕輪村役場からのランナーは、午後1時ごろ、箕輪町役場に到着しました。
この反核平和の火リレーは、長野県平和友好祭実行委員会が行っているもので、反核・反戦・平和を訴えて県内全市町村を走りつぎます。
上伊那地区平和友好祭実行委員長の大澤 光隆さんが、憲法9条の改悪反対、福島原発の被害者に対する援助などを求める要請書を、白鳥一利副町長に手渡しました。
白鳥副町長は、「核兵器や原発のない平和な社会を作ろうという思いが伝わる。壁を打ち破るのは若い人たちの力」と激励しました。
リレーは、17日、宮田村を出発し、18日、伊那市から辰野町までをつなぎました。
箕輪町からは、町職員労働組合青年部から10人ほどが参加し、火のついたトーチをタスキ代わりにして辰野町役場までを走りました。
このリレーは、8月9日に北信でゴールを迎えます。 -
南箕輪村議会議員が防犯パトロール
南箕輪村議会議員は、子供達の下校の安全を守ろうと、11日、防犯パトロールを実施しました。
安心、安全な村づくりを議会としても進めようと、議会活性化検討特別委員会が中心となり、独自の防犯パトロールを初めて実施しました。
村の全議員10人は、今年5月、村の防犯パトロール講習会を受講しています。
議員は、2班に分かれ、子供達の下校時間に合わせて青色回転灯をつけた車に乗り込み、通学路を中心に見回りを行いました。
議会活性化検討特別委員会の山口守夫委員長は、「見回りをする事で、村内の状況も知ることができる。改善するべき点があれば、村へ指摘していきたい」と話していました。
議会では、今後、定期的に防犯パトロールを実施していくという事です。 -
上伊那消防ポンプ操法・ラッパ吹奏大会 箕輪町がポンプ車操法の部で優勝
上伊那消防ポンプ操法・ラッパ吹奏大会が15日に開かれ、ポンプ車操法の部で箕輪町が優勝しました。
大会は、ポンプ車操法の部、小型ポンプ操法の部、ラッパ吹奏の部の3部門が行われました。
各部門に、市町村大会で優勝した分団が出場し、この日は、23分団618人が出場しました。
大会を主催する上伊那消防協会の滝澤稔協会長は、「東日本大震災以降、消防団への住民の期待は大きくなっている。災害や火災の時に迷う事なく臨機応変に対応できるよう、日頃からの心構えを大事にしてもらいたい」と話していました。
大会の結果、ポンプ車操法の部で箕輪町、小型ポンプ操法の部で宮田村、ラッパ吹奏の部で辰野町が優勝しています。
優勝したチームは、29日(日)に上田市で開かれる県大会に出場します。 -
南箕輪ゴルフ大会実行委がたかずやの里に寄付
南箕輪村の村民ゴルフ大会実行委員会は、8日に開いた大会での募金を児童養護施設たかずやの里の移転改築費用にあててもらおうと13日南箕輪村に寄付しました。
13日は、村ゴルフクラブ会長の山口守夫さんらが役場を訪れ、唐木村長に現金7万5千円余りを手渡しました。
8日に信州伊那国際ゴルフクラブで開かれた第9回村民ゴルフ大会でチャリティーホールを設け、参加者153人に募金をよびかけたものです。
山口さんは、「たかずやの里の移転改築整備に活用してください」と唐木村長に現金を手渡すと、村長は、「建設には、多額な資金が必要なのでありがたい。
これを機に、他の皆さんへの波及効果に期待したい」と話していました。
児童擁護施設たかずやの里は、老朽化などにより来年度の着工を目指しています。
移転改築を支援している上伊那広域連合では、3,000万円を目標にした基金を創設し、広く協力を呼び掛けています。 -
樹種転換に向け大芝高原を視察
南箕輪村森林協議会は、松くい虫対策として、大芝高原にあるアカマツの樹種転換に向け、12日現地を視察しました。
12日は、協議会を構成する南箕輪村や、上伊那森林組合、信州大学農学部など10人ほどが大芝高原にあるセラピーロードみんなの森を視察しました。
南箕輪村は、去年策定した大芝村有林森林整備基本計画に基づき、松くい虫被害防止などを目的に、アカマツから広葉樹への樹種転換に来年度から取り組みます。
範囲は、セラピーロードみんなの森ゾーンのうちの12.5haで、平成27年度までに広葉樹を増やしていきます。
参加者は、樹種転換を計画している場所の植物の種類や、日光の入り具合などを視察していました。
参加者からは、「間伐をして自生しているモミジを育てていったらどうか」「苗が簡単に育てられるものを植えたらどうか」などという意見があがっていました。 -
シャープが南箕輪村南部小学校で出前授業
総合家電メーカー・シャープは、南箕輪村の南部小学校で10日、地球環境についての出前授業を行いました。
10日は、6年1組がリサイクルと地球温暖化について学びました。
出前授業はシャープが子供たちに楽しく地球環境について学んでもらおうと全国の小学校で開いていて、10日は太陽光発電システムなどを取り扱うシャープの子会社から長岡宗さんと気象予報士の財目かおりさんが学校を訪れました。
長岡さんが、1家庭で1年間に出るごみの量を並べると地球1周分になると話すと、児童は驚いた様子でした。
実験では、身の回りに存在する空気と、二酸化炭素をそれぞれ密閉したものを電気で温め、温度の上がり方を調べました。
この結果、二酸化炭素の方が温度が高くなることがわかりました。
担任の宮原有美子教諭は、「子供たちが大人になった30年後、地球温暖化が進むと地球がどうなってしまうのか学んでもらえたら」と話していました。 -
神子柴農地・水保全会 上農生と植栽
農地や環境を守ろうと取り組んでいる南箕輪村の神子柴農地・水保全会は5日、上伊那農業高校の生徒と花の苗を植えました。
5日は、学校前の県道脇に会のメンバーと園芸科学科の生徒およそ20人が集まり、マリーゴールドの苗およそ300株を植えました。
今年3月に発足した保全会は、地区社協や営農組合、上農高校などで構成されていて、区内の農地や農業用水路の保全管理を行っています。
参加者らは、白とオレンジ、黄色の花が同じ間隔になるよう、手分けして植えていました。
毛利猛代表は「今後も事業を広げよりよい地域づくりを行っていきたい」と話していました。
花は、9月末まで楽しめるということです。 -
松根油の採取あとがあるアカマツに表示板設置
南箕輪村南殿の林で、第二次世界大戦中に戦闘機の燃料として使われた松根油の採取あとがある赤松3本に5日、表示板を設置しました。
南箕輪村教育委員会では、役場東側の林にある3本のアカマツに、松根油を採取したという表示板を設置しました。
松根油は松を原料にした油で、第二次世界大戦中には戦闘機の燃料として使用されたということです。
表示板が設置されたアカマツ3本は、高さ30メートルほどで、樹齢は150年ほどになるということです。
表示板には、第二次大戦中の昭和19年、燃料不足を補うために松根油の製造の指令が出て、この地域でも生産に努力したことが記されています。
近くに住む有賀喜代志さんによると、昭和18年から20年にかけて、有賀さんの父親が木の皮をはぎ、幹にのこぎりで傷をつけて松根油を採取していたということです。
南箕輪村教育委員会では、村内にも戦争の傷跡があることを知ってほしいと話しています。 -
かんてんぱぱ西ホール竣工記念企画展
伊那市西春近の伊那食品工業敷地内に5日、新しくかんてんぱぱ西ホールがオープンし、竣工記念企画展が始まりました。
5日はオープンしたかんてんぱぱ西ホールは、展示や講演会、パーティーなどの催し物に利用してもらおうと建設されました。
西ホールは、鉄骨平屋建てで、床面積はおよそ520平方メートル、収容人数は120名で、ラウンジなどがあります。
完成を記念して、5日から木下五郎彫鍛金展が開かれています。
会場には銅やアルミニウムを使った工芸作品27点が展示されています。
金属に錆をつけることで緑や赤などの色を表現しています。
駒ヶ根市在住の木下五郎さんは、今年長野県で3人目となる日展評議員に就任しています。
かんてんぱぱ西ホール竣工記念企画展の木下五郎彫鍛金展は、16日月曜日まで、かんてんぱぱ西ホールで開かれています。