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南原住宅団地焼却灰処分費用9千万円可決
24日開かれた伊那中央行政組合議会で、南箕輪村の南原住宅団地に埋め立てられていた焼却灰の処分費用9000万円などを盛り込んだ来年度の一般会計予算案が可決されました。
南原住宅団地内の焼却灰は伊那中央清掃センターから搬入されたもので、1800トンあります。
処分は土が混入するため、全体の処分量は2500トンと推定しています。
処分費用は9000万円で、伊那中央行政組合議会を構成する3市町村で分担します。
焼却灰の掘り起こしと処分作業は来年度実施されます。
議会ではまた、医療体制の充実を求める意見書が議員から提出され、可決されました。
意見書では▽上伊那地域に医師を優先して配置する▽県による3機目のドクターヘリの配備を進める▽上伊那地域でのドクターヘリの運航に格別な配慮をする竏窒ニいう3点を挙げています。
意見書は県と県議会に提出するということです。 -
大明化学工業が義援金届ける
南箕輪村北殿の大明化学工業株式会社は24日、東日本大震災の義援金を村役場に届けました。
福島士郎社長ら2人が村役場を訪れ、唐木一直村長に義援金を手渡しました。
義援金は、会社から100万円と、全従業員から募った25万2500円です。
大明化学工業は、浄水場で水道水のために使用する薬品を製造していて、東北地方でも使われているといいます。
福島社長は、「国民全体で応援しないといけない。東北にもユーザーさんがいるので、いくらかでも応援したい」と話していました。
南箕輪村にはこのほか、南箕輪小学校PTAから20万円、南箕輪小学校教職員から2万7450円が23日、義援金として届けられたということです。 -
南箕輪村行政評価 来年度から新組織で
南箕輪村は村の行政評価について、外部の専門家を含めた評価組織を来年度設置する事を決めました。
これは、来年度から5年間の行革の基本施策を定めた、「南箕輪村第5次行政改革大綱」に示されているものです。
村民と行政の協働の村づくりを進める南箕輪村は、これまで行政評価をむらづくり委員会が行っていました。しかし、より専門的な立場から継続的に評価する組織が必要として、経理に詳しい人など専門家と住民代表を含めた新たな評価組織を設置する事にしました。
新しい組織では、行革、環境保全、滞納整理など、村が行う事務事業が効率的、効果的に行われているかなどを評価します。 -
子ども地球サミットを中止
南箕輪村は東日本大震災をうけ、今年7月末に予定していた子ども地球サミットを中止する事を決めました。
子ども地球サミットは、コンサートやイベントを通して、環境について問題意識を高める事を目的に毎年開かれています。
今年は7月末に南箕輪村民センターを主会場に行う計画でしたが、災害の被災地に配慮し中止する事としました。
また震災を受け、子ども地球サミット関係者は、27日日曜日の午後3時半から、南箕輪村の南殿コミュニティセンターで義援金を募ることにしています。
なお、8月27日に予定されている大芝高原まつりについては、4月に実行員会を開き、開催か中止か決定したいという事です。 -
南箕輪中学校、南箕輪建設組合 義援金届ける
南箕輪中学校の生徒会は、卒業式で集めた東日本大震災の義援金を23日南箕輪村役場に届けました。
この日は、生徒会役員3人が村役場を訪れ、加藤久樹副村長に義援金を届けました。
南箕輪中学校では、16日に行われた卒業式で、玄関に募金箱を置いて義援金を募りました。
卒業生の保護者や来賓にも協力をよびかけたところ、東日本大震災の義援金として14万1,321円、長野県栄村の義援金として5万円が集まったという事です。
生徒会長の福澤悠樹君は、「テレビで災害の悲惨さを知って何としても力になりたいと思った」と話していました。 -
南箕輪村 人事異動内示 大規模な異動
南箕輪村は23日、4月1日付けの人事異動を内示しました。全体の3割が異動する大規模の異動で、異動総数は30人、課長級への昇格は3人となっています。
収納対策課長には財務課税務係長の有賀由起子さん、建設水道課長には総務課行政係長の藤田貞文さん、教育次長に産業課商工林務係長の田中聡さんが昇格します。
南箕輪村では、健康に力をいれた行政の推進を図るため、今回新たに健康指導員1人を住民福祉課に配置し、大芝高原のセラピーロードや食を通した健康づくりを進めます。
また、収納対策課に新たに係長を配置し収納率の更なる向上を図るという事です。 -
南箕輪村議選 立候補説明会に10派出席
任期満了に伴い、4月19日告示、24日に投開票が行われる南箕輪村議会議員選挙の立候補届出手続き等説明会が、23日、村役場で開かれ、定員10人に対し、これまでに立候補を表明している10派が出席しました。
説明会では、立候補に関する手続きなどの説明が、村選挙管理委員会からありました。
南箕輪村の議員定数は10人で、これまでに10人が立候補を表明しています。
村内では、無投票を避けるため、候補者擁立を模索する動きなどもあります。
南箕輪村議会議員選挙は4月14日に立候補届出書類の事前審査が行われ、19日に告示、24日投開票となっています。 -
救援物資受付 合庁、市役所で一時中止
東日本大震災の救援物資について長野県は、23日から受付を一時中止すると発表しました。これにより、伊那合同庁舎と伊那市でおこなっている受付が一時中止となります。
県の発表によりますと、支援先自治体から、現在新たな物資の受け入れが困難であるとの連絡があり、当分の間、救援物資の受付を中止するという事です。
これにより、伊那合同庁舎と、伊那市役所での受付が、23日から一時中止となります。
なお、義援金は引き続き受付を行っています。伊那合庁舎では、18日の時点で28万3,480円、伊那市では、21日までに1,932万1,081円寄せられているという事です。
また、箕輪町と南箕輪村では、救援物資、義援金ともに引き続き受付を行うという事です。 -
上伊那でも避難者受入れ
長野県が設置した「避難者受入対策チーム」によると、震災の避難者を低価格で受け入れる事ができる旅館やホテルは、伊那市で23施設、箕輪町で5施設、南箕輪村で7施設となっています。
長野県内で低価格のサービスを提供できる宿泊施設は152施設となっていて、このうち伊那市は23施設、箕輪町は5施設、南箕輪村は7施設となっています。
長野県では、避難者のなかでも、医療行為が必要な人、住宅を失った人、避難指示を受けている人を優先して、料金のかからない公営住宅などに受け入れることにしています。
また長野県は、救援物資の受付け品目のうち毛布については、支援先の岩手県で必要量が確保できる見込みとなったため受付けを中止すると発表しています。 -
村区長会と役場互助会が義援金寄託
南箕輪村の区長会と、役場職員でつくる互助会は、18日、東日本大震災の被災地へ送る義援金を南箕輪村の唐木一直村長に手渡しました。
この日は、区長会の池田輝夫会長と役場職員から、唐木村長に義援金が手渡されました。
それぞれ、被災地のためになにかできないかと義援金を募ったもので、区長会は6万円、互助会は25万円を集めました。
唐木村長は「みなさんの気持ちが伝わるよう、しっかり届けたい」と話していました。
義援金は、日本赤十字社などを通じて被災地に届けられることになっています。
また区長会では「協力したいが役場にはいきづらい」といった声が地区住民からあがったことを受け、義援金を集めるための封筒を各戸に配布することにしました。
強制ではなく、金額も自由で良いということで、区長会では「南箕輪村の総意が届けられれば」としています。
封筒は、南箕輪村の広報紙4月号と一緒に各戸に配布されることになっています。 -
宮城県の若見さん一家 大芝荘に一時避難
東日本大震災で多くの避難者が出ている宮城県。
その宮城県の大崎市で被災した若見朝子さん一家が、現在、南箕輪村の大芝荘に一時避難しています。
若見さん一家は、友人のつてをたよって、現在、南箕輪村の大芝荘に一時避難しています。
若見さん一家が暮らす宮城県大崎市は県の北部に位置する地域で、津波はなかったものの大きな揺れがあり、地盤沈下で駅が倒壊するなどの被害を受けたということです
若見さんは災害発生時の状況について「大きな揺れを感じ、この世の終わりではないか、地割れが起きるのではないかと思った。駅は陥没し、中学校は傾き、水も電気も止まってしまった。それでもみんな懸命に生きている」と地元大崎市の厳しい状況を話していました。
若見さんの住む大崎市も、トイレットペーパー、離乳食、紙おむつ、電池、食料品などの物資が足りていないということです。
若見さんは「本当に苦しい状況が続く中なんとか生活を送っている。毛布一枚、トイレットペーパー1つでもいいので物資を送ってもらいたい。被災者を、被災地を助けてください」と話していました。
若見さん一家は21日まで大芝荘に滞在し、その後地元に戻り調達した物資を避難所に届けるということです。 -
東日本大震災救援物資 被災地へ
東日本大震災の被災者のために伊那合同庁舎に寄せられた救援物資が18日、岩手県へ送られました。
午前10時、飯田合同庁舎で物資を積んだトラックが伊那合同庁舎に到着し、積み込み作業が始まりました。
16日から伊那合同庁舎に寄せられた救援物資は、水15箱、保存食18箱、使い捨てカイロ23箱、幼児用紙おむつ26箱などとなっています。
職員らは、およそ1時間かけて、品目別に積み込みました。
搬送は、長野県トラック協会と長野県石油商業組合の協力で、県全体で5台のトラックを使って行われます。
トラックの運転手は「事故のないよう気をつけて行きたい」と話していました。
これらの物資は、岩手県の救援物資の集積拠点となっている滝沢村に届けられます。 -
小中学校の卒業式のピーク
上伊那地域では17日、小中学校の卒業式のピークを迎え、卒業生が学び舎を巣立ちました。
南箕輪小学校では、男子69人、女子57人の、合わせて126人が卒業を迎え、内山政則校長からひとりひとりに卒業証書が手渡されました。
式辞で内山校長は「児童会や日々の生活で学校の顔、児童のお手本として頑張ってくれた。これからある出会いを大切に、多くのことを学んでください」と話していました。 -
宮坂組 義援金120万円送る
南箕輪村の株式会社宮坂組は、今回の地震の被災地に対し120万円の義援金を送りました。
17日は、宮坂組の宮坂道廣社長などが、南箕輪村役場を訪れ、唐木一直村長に義援金を手渡しました。
宮坂組では、11日の地震発生直後から、社員らが何か役立つ事がないか話し合い、募金を行ってきました。
宮坂社長は、「今、出来る事をした。少しでも被災された方達の役にたてば」と話していました。
唐木村長は、「ありがたい、支援の輪を広げていきた」と話していました。
なお、伊那市では、17日までに集まった義援金1,114万円を、日本赤十字社長野支部に送金したということです。 -
住宅リフォーム 10万円を補助
南箕輪村は、4月1日から、住宅リフォームの費用、10万円を補助します。
これは、14日に開かれた、村議会全員協議会で村が説明したものです。
補助は、南箕輪村に住み、村税などの滞納がない人が受ける事ができます。
補助の対象となる工事の条件は、▽村内の個人住宅の増築、一部改築、修繕、設備改修工事である事、▽工事費用が30万円以上である事▽村内に本社を置く業者が施工する事などです。
補助金の額は10万円で、4月1日から適用されます。
このリフォーム補助は、地域経済の活性化を目的した緊急経済対策として行うもので、南箕輪村は、新年度予算に300万円を計上しています。 -
南箕輪村行政評価 来年度から新組織で
南箕輪村は村の行政評価について、外部の専門家を含めた評価組織を来年度設置する事を決めました。
これは、来年度から5年間の行革の基本施策を定めた、「南箕輪村第5次行政改革大綱」に示されているものです。
村民と行政の協働の村づくりを進める南箕輪村は、これまで行政評価をむらづくり委員会が行っていました。
しかし、より専門的な立場から継続的に評価する組織が必要として、経理に詳しい人など専門家と住民代表を含めた新たな評価組織を設置する事にしました。
新しい組織では、行革、環境保全、滞納整理など、村が行う事務事業が効率的、効果的に行われているかなどを評価します。 -
みのわ祭り予算700万義援金にしたい考え示す
箕輪町の平澤豊満町長は、今年のみのわ祭りを中止し、関連予算700万円を東日本大震災の被災地へ義援金として届けたい考えを示しました。
14日、町議会3月定例会が開かれ、冒頭、議員や理事者、職員全員が、犠牲者の冥福を祈り黙とうを行いました。
その後行われた挨拶で平澤町長は、今年のみのわ祭りを中止し、関連予算700万円を義援金として届けたい考えを示し、「被災者の気持ちになり厚い支援をしていきたい」と話しました。
祭り開催については、早いうちに実行委員会を開き、決定したいとしています。 -
信濃GSキャンプイン
プロ野球独立リーグ、北信越BCリーグの信濃グランセローズは13日、南箕輪村の大芝高原での第2次キャンプをスタートさせました。
信濃グランセローズが南箕輪村でキャンプを行うのは今年で5年目です。
13日は、大芝野球場でセレモニーが行われました。
初めに、東日本大震災での犠牲者に黙とうをささげました。
セレモニーでは、村内に住む親子から花束が監督や選手に贈られました。
南箕輪村の唐木一直村長は「今年こそ優勝を目指して頑張って欲しい」と挨拶しました。
また、指揮をとって2年目の佐野嘉幸監督は「開幕に向けしっかり調整し今年こそ良い成績で終えたい」と話し、キャプテンの松本匡礼選手は「今シーズン勝てるようにしっかり準備してきたい」挨拶しました。
大芝高原でのキャンプは今月20日までを予定していて期間中、選手による少年野球教室や紅白戦などが行われる事になっています -
みなみみのわフォトグランプリ
第5回みなみみのわフォトグランプリの審査が9日夜行われ、最優秀賞に伊那市富県の小林兼久さんの作品が選ばれました。
最優秀賞に選ばれた小林さんの作品のタイトルは「秋深まるユリの木並木」です。
信州大学農学部のユリの木並木を撮影したもので、紅葉の黄色がきれいに出ていたことなどが評価されたということです。
今年のフォトグランプリには17人から57点の応募がありました。
表彰式は30日に行われる予定です。 -
山下詩織さん 弓道全国大会出場へ
南箕輪村田畑に住む伊那西高校2年生の山下詩織さんは、18日から鹿児島県で開かれる弓道の全国大会に出場します。
9日、山下さんが南箕輪村役場を訪れ、唐木一直村長に大会出場のあいさつをしました。
山下さんが出場する大会は、第29回全国高等学校選抜弓道大会です。
山下さんが所属する伊那西高校弓道部は、去年12月に開かれた県大会の団体戦で優勝し全国大会出場を決めました。
団体戦は1チーム4人で、大会ではこのうち3人が競技し、一人4本的へ矢を放ち的中した数で勝敗を決めます。
山下さんが出場する第29回全国高等学校選抜弓道大会は18日から鹿児島県で開かれます。 -
白鳥友季子さん 青年農業者コンクールで最優秀賞
南箕輪村田畑のりんご農家、白鳥友季子さんは、2月に塩尻市で開かれた県青年農業者コンクールの意見発表の部で最優秀賞を受賞し、関東ブロック大会へ県代表として出場することになりました。
白鳥さんは、8日、南箕輪村役場に唐木一直村長を表敬訪問し、県大会での結果報告と、関東ブロック大会での抱負を話しました。
白鳥さんは、現在30歳。
大学卒業後22歳で両親が営む大和屋農園に入り、りんごやブルーベリー栽培に携わっています。
同時に村の農村青年クラブメンバーとなり、去年上伊那大会でクラブを代表して出場。
県大会には、上伊那代表として出場しました。
県大会では、なぜ農業を選んだのか、直接消費者と接することができる歓びややりがいについて意見発表しました。
白鳥さんは、農業は、自己表現できるものづくりだと話しています。
関東ブロック大会は、10月中旬に千葉県で開かれることになつていて、唐木村長は、「若い方々ががんばっていただいて村の農業をアピールしていただくことは大変ありがたい」と白鳥さんを激励していました。 -
夜光反射材を全戸配布へ
今年に入って交通死亡事故が多発している事をうけ、南箕輪村は、村内全ての世帯に夜光反射材を配布します。
これは、9日に開かれた村議会一般質問で、唐木一直村長が答えたものです。
配布されるのは、幅4センチ長さ130センチの肩にかけるタスキタイプの反射材で、黄色、青、緑の3色があります。
村ではタスキを4千本つくり、
区に加入している村内全ての世帯に配布します。
予算約55万円は、村交通安全協会と折半します。
伊那警察署管内では、今年2月、3件の交通死亡事故が発生していて、うち2件は、夜間に発生しています。 -
箕輪町で来月から病児保育スタート
箕輪町は来月1日から、保育園などでは受け入れられない病気の子どもを預かる病児・病後児保育をスタートします。
市町村として病児保育に取り組むのは、上伊那で初めての試みです。
これは8日に開かれた箕輪町議会3月定例会の一般質問で議員の質問に平澤豊満町長が答えたものです。
病児・病後児保育は、保育園などでは受け入れることができない病気の子どもや、回復期の子どもを預かるサービスです。
町が住民を対象にニーズ調査を行ったところ、保育園に子どもを通わせている保護者の42%から病児・病後児保育への要望があったことから、予算案を今議会に提出しました。
病児・病後児保育は南箕輪村と一緒に取り組む計画で、市町村として病児保育に取り組むのは、上伊那では初めてです。
施設は、すでに職員の子どもを対象とした病児保育に取り組んでいる箕輪町の上伊那生協病院の施設を利用します。
対象となるのは、1歳から9歳の子どもで、最長で7日間、利用することができます。
利用料は1日3千円、利用時間は午前8時から午後6時までの予定です。
今議会の承認・可決を経て、実施していくことになっています。 -
南小ドラゴンズ卒団式
南箕輪小学校の児童でつくる少年野球チーム「南小ドラゴンズ」の卒団式が26日、箕輪町の伊那プリンスホテルで行われました。
今年度卒団するのは、6年生12人です。
南小ドラゴンズは今年度、箕輪町長杯と、南箕輪村村長杯で優勝。
また、グランセローズ杯県大会で準優勝しました。
式では、小林祐司監督が選手1人ひとりに祝いの言葉を贈りアルバムを手渡しました。
小林監督は「ここまでいい成績を残せたのはみんなの団結力と信用する力があったからこそ。中学に行っても努力を忘れず頑張ってください」と激励しました。
6年生を代表して、キャプテンの堀内慶太君は「チームが1つになると、すごい力になることを知った。応援してくれてありがとうございました」とお世話になった人に感謝しました。 -
技能グランプリ競技大会開催
全国規模の技能競技大会、技能グランプリのフライス盤競技が3日、南箕輪村の伊那技術専門校で行われました。
フライス盤競技には、全国から9人が出場し、金属加工の機械、フライス盤を使って課題の部品加工に取り組みました。
技能グランプリは、技能検定の特級、1級などを持つ技能士が熟練した技能を競うものです。
建築から機械まで30の職種の競技が千葉県を主会場に行われています。
フライス盤競技には、県内から、オリンパス(株)伊那事業場に勤務する北原憲明さんが出場しました。
制限時間は5時間で、選手は課題の図面に従って鉄鋼を加工し、4つの部品を造っていました。
技能グランプリの結果は7日に発表されます。 -
上伊那農業高校定時制卒業式、閉課程式
県の高校再編計画により今年度で終了する伊那市の上伊那農業高校定時制の卒業式と閉課程式が3日行われ、62年の歴史に幕を閉じました。
3日は、上農定時制で最後の生徒となる16人が、卒業を迎えました。
上農定時制は、1949年に伊那東高等学校から上農高校に移管されて以来、62年の間に、およそ2300人の卒業生を輩出してきました。
しかし、県の高校再編計画により、箕輪進修高校に統廃合されました。
青木正幸校長は「この学校で学んだことを誇りに思い、1人ひとりが目標を定め、時代の担い手としてがんばってください」と式辞を述べました。
生徒を代表して萩原達矢さんは「自分達が上農定時制の最後の生徒だという誇りを持ち、感謝の気持ちを忘れずに、がんばっていきたい」と決意を語りました。
卒業式の後行われた閉課程式では、青木校長が閉課程宣言をして、県教育委員会に校名板を返還しました。
3日は、校舎東側に建てられた定時制記念碑の除幕式が行われました。
記念碑は、36年前に建てられた石碑を削りなおしたもので、上農定時制が歩んだ今日までの歴史が刻まれています。 -
上農生が卒業式用コサージュ作り
4日に卒業式を迎える上伊那農業高校園芸科学科観賞植物コースの3年生が3日、式で胸に着けるコサージュを作りました。
観賞植物コースの生徒10人が、バラの花などを使ったコサージュを作りました。
コサージュ作りは、授業で行ったことがあり、ある生徒は「今までのことを思い出しながらできたので、いい思い出になりました」と話していました。
4日は、園芸科学科の生徒と3年生の担任教諭が手作りのコサージュを胸に飾り、卒業式に臨みます。 -
南箕輪村地産地消推進計画案を答申
南箕輪村の農と食の審議会は2日、村の地産地消推進計画案について唐木一直村長に答申しました。
農と食の審議会の三澤澄子会長らが村役場を訪れ、唐木村長に答申しました。
計画は、地産地消を進めるために村が初めて策定するもので、来年度から平成27年度までの5年計画です。
計画案では、取り組みとして、保育園と学校の給食への地元農産物利用の拡大、村民への地産地消の意識付けなどを挙げています。
また推進体制について、営農センターを中心に関係者が協力して推進するとしています。
唐木村長は、「答申に基づき、積極的に推進したい」と話していました。
村では、近く計画を策定するということです。 -
南箕輪村議会3月定例会
南箕輪村議会3月定例会も1日開会し、一般会計当初予算案などを含む19議案が提出されました。
村の来年度一般会計当初予算案の総額は、過去最大の51億4千万円となっています。
唐木一直村長は「今年度は、国道153号伊那バイパスや下水道事業など大きな事業が完成し、区切りの年となった。今後も村民の声と、職員の英知を結集し、一歩一歩着実に村政をすすめていきたい」と話しました。
南箕輪村議会は、9日と10日に一般質問、11日に委員長報告、採決が行われ閉会する予定です。 -
神子柴の文化・歴史遺産マップ完成
南箕輪村神子柴の住民有志でつくる「神子柴の文化歴史遺産を伝える会」が、区内の史跡などを記した地図を作りました。
地図は、神子柴区内にある文化・歴史遺産を紹介しています。
伝える会は、地域の人達に地元の歴史文化を知ってもらおうと、今年度、県の地域発元気づくり支援金を受けて史跡に標柱を建てるなどの活動をしてきました。
今回の地図作りはその一環です。
地図には、標柱を設置した文化財や史跡など26カ所が記され、写真と説明文が添えられています。
写真は、会員が撮影したもののほか、村の協力も得ました。
地図は2千部作り、区内全戸に配るほか、村役場、公民館、区内の企業、史跡の地権者らにも配るということです。
伝える会では、「標柱を立てたことで区民の関心が高まっているので、今度は地図を使って史跡を見て、歴史を知ってほしい」と話していました。
今後は、地図を使った史跡巡りを計画したいということです。