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キッドビクス教室開講
母親と子どもが音楽に合わせて体を動かすキッドビクスの教室が22日、南箕輪村公民館で開かれた。
1歳から3歳の子どもとその保護者が対象のベビークラスで、13組の親子が参加した。
教室を開いたのは、上伊那を中心に活動するダンスサークルK‐Kids。
昨年度までは村の公民館講座の一つだったが、今年度からはサークルとして教室を開いている。
講師は、サークル代表で日本キッドビクス協会公認のインストラクター春日絵理加さん。
春日さんは、「キッドビクスをすることで、子どもは母親と楽しく体を動かせ、成長にいい効果がある。母親は、育児などの疲れをリフレッシュできる効果がある」という。
この教室は、毎月第2、第4金曜日に南箕輪村公民館で開く。 -
【カメラリポート】アツモリ草を園芸種へ
アツモリ草は蘭科の多年草。
北海道から本州に分布しているが、栽培目的に乱獲され、現在は絶滅の恐れのある植物として国の希少野生植物に指定されている。
寒冷地の植物のため温度の管理が難しく、栽培するのは簡単ではないが、“野生のラン”として山野草愛好家から人気がある。
このアツモリ草を種として保存していくため、また多くの人に楽しんでもらえるようにと、バイオテクノロジーを使って増やす活動が行われている。 -
南部小の5年生が田植え
南箕輪村南部小学校の5年生が20日、学校近くの田んぼで田植えをした。
児童24人が、近所に住む農家池上智志さんに指導を受けながら田植えに挑戦。500平方メートルの田んぼにコシヒカリともち米のモチヒカリを半分ずつ植えた。
田植え体験は総合学習の一環で、普段食べている米がどのように作られるのか、また農家の苦労を児童らに知ってもらうことを目的としている。
児童らは、等間隔になるよう印に沿って4、5本ずつ苗を植えた。
担任の井口誠教諭は「体験を通して食べ物を食べられる喜びを感じてもらいたい」と話していた。
10月に収穫し、12月の収穫祭で米を味わう予定。 -
パートナーシップ南みのわ総会
会長に纐纈泰治さん男女共同参画を推進する「パートナーシップ南みのわ」の総会が19日夜、南箕輪村民センターであり、任期満了に伴う役員の改選では、田畑の纐纈泰治さんが会長に選ばれた。
纐纈さんは「パートナーシップの活動が充実したものになるよう頑張っていきたい」とあいさつした。
議事では、前年度の活動や決算報告があったほか、新年度事業、予算案などが承認された。
総会の後には伊那市の西箕輪公民館の前館長でお笑い療法士2級の白鳥茂美さんが講演。
白鳥さんは最近の話題を歌にして会場を盛り上げた。
白鳥さんは「男だけの社会が競争を生んできた。情緒や愛のある女性の力が社会には必要」と話していた。 -
南箕輪村プレミアム商品券発行へ
南箕輪村は、経済対策として20%お得なプレミアム商品券の発行を検討している。
19日開いた南箕輪村議会の全員協議会で村が説明した。
プレミアム商品券の発行は、住民の生活支援と村内経済の活性化を目的としている。
商品券は1セット1万2千円分を1万円で販売する。
発行は2千セットで、総額2400万円分となる。
取り扱い店舗は、村商工会の会員やJA上伊那の店舗のほか、参加を希望する村内の店舗を予定。
プレミアム上乗せ分の400万円と、商品券の印刷代などの事務費100万円の合計500万円は村が負担する。
参加店舗は、広告印刷代などを負担する予定。
村は今後、商工会や農協と協議を進め、6月の村議会に補正予算を計上したいとしている。
唐木一直村長は、「村の活性化になるので村から仕掛けて、最終的には商工会に主体になってもらいたい」と話していた。
今後、参加店舗を募集し、発売は6月下旬以降を予定している。 -
南箕輪中学校の生徒が経ヶ岳強歩大会
南箕輪中学校の伝統行事の一つ、経ヶ岳強歩大会が19日が行われ、1年生から3年生までの448人がゴールを目指した。
伝統行事の経ヶ岳強歩大会は今年で57回目。ゴールは経ヶ岳の8合目で、コースの全長は9キロ、標高差は1300メートルとなっている。
生徒らは、午前7時に南箕輪村の大芝高原をスタート。2合目からは車の入れない登山道で、急斜面にさしかかると「疲れた」と言いながらも、ゴール目指し、力強く一歩一歩足を進めていた。
大会の結果、男子は1時間42分で3年生の宮下聖紘君が優勝。女子は1時間48分13秒で3年生の宮下優華さんが優勝し3連覇を果たしました。 -
南小ドラゴンズ 南信大会出場に向け合宿
南箕輪小学校の児童でつくる少年野球チーム「南小ドラゴンズ」は、今月開いた第28回長野県学童軟式野球上伊那地区大会で優勝し、南信大会に出場する。
今週末の南信大会に向け16、17日の2日間、村内で強化合宿をした。
南小ドラゴンズは現在2年生から6年生までの38人が加入していて、今月開いた上伊那大会で優勝を果たし、南信大会への切符を手にした。
参加した子どもたちは、野球漬けの二日間を送れるということで、いつもとは違った雰囲気で練習に臨んでいた。
練習が終わると宿舎で全員一緒に食事をしたり、学年ごと余興を発表したりしていた。
合宿はチーム強化のほか、子どもたちに集団生活の大切さを学んでもらうことも目的の一つ。
小林祐司監督は、「合宿を通して集団生活の大切さを学び、チームメイト同士の絆を深めてもらいたい」と話していた。
南小ドラゴンズは、スローガンの「チーム一丸となって全員野球で目指せ長野県一」を目標に、飯田市で開かれる南信大会に臨む。 -
新型インフルエンザ感染拡大で対策会議
国内での新型インフルエンザ感染の広がりを受け、伊那市や箕輪町、南箕輪村では18日、緊急の対策会議を開き、連絡体制などを確認した。
このうち南箕輪村は、役場で、理事者や各課の課長ら14人が出席し、今後の対応などを確認した。
会議の冒頭で対策本部長の唐木一直村長は、「今は関西地域での発生に留まっている。もし、全国へ感染が拡大した場合、村としてどう対応するか、迅速かつ冷静な判断が必要とされている」とあいさつした。
村では当面の対応として▽役場や村民センター、学校など公共施設の玄関に手洗い用消毒薬を設置▽メールや広報などを活用した住民への情報提供▽医療用や抗ウイルスマスク、防護服などの備蓄竏窒ネどを確認した。
また、感染が県内や近隣市町村に拡大した場合には▽保育園や小中学校を休校にするなどの措置を取る▽海外の流行の状況によっては、夏休みを利用して行っている中学生のニュージランドへのホームステイを中止する竏窒ニいう。
村では、インフルエンザの感染の拡大に備え、各課の対応や仕事の優先順位などを決めたマニュアルの作成を早急に進めることにしている。
また、県庁や県内の保健福祉事務所に設置された電話相談窓口は、16日の国内感染の広がりを受け、相談時間を午前9時から午後5時までだったものを午後9時までに延長した。
また、17日の相談件数は175件と開設以来最も多かったという。
県では、不要な外出は行わないこと、外出する場合にはマスクを着用し、戻ったら手洗い、うがいをするなど予防を徹底してほしいと呼びかけている。 -
南箕輪村商工会総会
会長に田中秀明さん再任南箕輪村商工会の通常総会が15日村商工会館で開かれ、任期満了に伴う役員改選で、田中秀明さんが会長に再任された。
田中会長は、「今まで培ってきたノウハウだけでどうにかできる状況ではない。これまで以上に会員同士力を合わせてそれぞれの企業を、また地域を活性化していかなくてはならない」と話した。
南箕輪村商工会では、不況による会員への負担軽減を図るため、今年限り、会費を20%削減することが決まっている。
現在会員は319人で、会費の削減に伴う減収は、全体で180万円ほどが見込まれる。 -
チームグリーンみなみみのわが村政について提言
南箕輪村の住民有志でつくる「チームグリーンみなみみのわ」が15日、唐木一直村長に、村政についての提言書を手渡した。
チームグリーンみなみみのわは、4年前の村長選挙に出馬した有賀功さんの後援会を母体とする住民有志のグループ。唐木村政の2期目が始まったことに合わせ、この日、有賀会長らが村役場を訪れ、村長に提言書を渡した。
提言は▽不況対策▽公共交通▽景観対策竏窒ネどについての5項目。
公共交通については「まっくんバスは不便との声を聞く。場当たり的な対応でなく、限られた予算の中でも合理的なシステムを構築するべき」としている。
また、地域の景観対策については「南アルプスの仙丈など、南箕輪村から観る景観も観光資源と考え、景観保全の取り組みが必要」などと提言した。
唐木村長は、「可能なことは取り入れるよう検討していきたい」と語った。
チームグリーンみなみみのわでは、今後も時節ごと提言を行っていきたい竏窒ニしている。 -
南箕輪村南部小 学校支援地域本部事業始まる
南箕輪村の南部小学校は今年度から、地域ぐるみで学校活動を支援する学校支援地域本部事業に取り組む。
13日夜、実行委員会が南部小学校で開かれた。
学校支援地域本部事業は昨年度から始まった国の委託事業。
学校の要望に基づいて、地域住民がボランティアで授業やクラブ活動の支援をしたり、学校周辺の環境整備などを手助けする。
南箕輪村内では、南部小学校がこの事業への参加を希望し、文部科学省の指定を受けた。
実行委員会では、学校支援ボランティアを募り、名簿作りを進める。
南部小は、野菜作りや和楽器演奏などの授業の補助、草取りなどを希望していて、ボランティアは学校の要請に応じて支援をしていくことになる。
南部小では、この事業への理解を深めてもらうための講演会を今月25日に計画している。
学校支援地域本部事業は、伊那市と箕輪町が昨年度から取り組んでいる。
今年度から参加した南部小では、「地域のボランティアといい関係を築いて今後につなげていきたい」としている。 -
すくすく絵本の会
親子が読み聞かせ楽しむ南箕輪村の未就園児の親子を対象にした子育て支援施設「すくすくはうす」で12日、親子が絵本の読み聞かせを楽しんだ。
毎月行われている絵本の会で、すくすくはうすのアドバイザーが絵本や紙芝居を読んだ。
絵本の会は去年まで図書館の職員に依頼して行っていたが、今年からアドバイザーが受け持つことになった。
今会がその初回で、集まった子どもの年齢に合わせた絵本を読み聞かせたり、パネルシアターを披露した。
パネルシアターでは、子どもたちも動物の絵をパネルに貼るなどして楽しんでいた。
アドバイザーの高橋美奈さんは、「お母さんと子どもが絵本を読むきっかけになればうれしい」と話していた。
絵本の会は毎月第2火曜日の午前10時半から、すくすくはうすで開く。 -
恩徳寺のクロユリ見ごろ
南箕輪村の恩徳寺で、クロユリが可憐な花を咲かせている。
恩徳寺では、2株のクロユリを50年かけて増やしてきた。
今年は例年並みの5月3日ころから咲き始め、約250株咲いている。
訪れる人々に楽しんでもらおうと、花が咲きそろったプランターは本堂の前に並べられている。
花は今週いっぱい楽しめるという。 -
市町村対抗駅伝で南箕輪村の小学生チームが優勝
10日に松本市で開かれた市町村対抗小学生駅伝競走大会(松本平広域公園陸上競技場発着)、村の部でこのほど、南箕輪村が連覇を果した。
約6キロを4人がタスキでつなぐ小学生の部には、県内の59チームが参加。南箕輪村は、村の部で優勝した。
タイムは、22分14秒。総合でも、8位と健闘した。 -
南箕輪村で福祉移送サービス車の引き渡し式
高齢や障害者を対象にした無償の福祉移送サービス事業を6月から始める南箕輪村で11日、使用車両の引き渡し式があった。
この日は、村や南箕輪村社会福祉協議会の関係者など約10人が式に参加。
唐木一直村長は「高齢者や障害者の足の確保は課題となっている。多くの人が利用し、課題の解消の一助になれば」と語った。
また、事業の委託を受ける村社協の堀深志会長は「移送事業の趣旨・目的に沿ったサービスが提供できるよう努めていきたい」とあいさつした。
同事業の対象となるのは、村内に居住し、昼間交通手段を持たない高齢者や障害者など。
同事業では、利用者び保険料(年間千円)と、ガソリン代などを、村が支給する。
利用するには、役場への登録と、村の社会福祉協議会への予約が必要。
運行時間は平日の午前9時縲恁゚後4時半。運行範囲は村内ほか、伊那市や箕輪町で、買い物や病院への通院、公共機関への移動などを目的とする場合、利用することができる。利用時間の目安は1回1時間、月2回まで利用できる。
村では、今日から利用登録の受け付けを始め、来月1日から無償福祉移送サービス事業をスタートする予定。 -
母の日に贈るトピアリー作り
南箕輪村公民館で9日、母の日に贈るプレゼント作りがあった。
子どもや保護者約30人が参加し、南箕輪村沢尻の伊藤瑞枝さんから造花でつくるアレンジメントフラワー、トピアリーの作り方を教わった。
村公民館では、母の日に手作りの贈り物をプレゼントしてもらおうと、毎年講座を開いている。
参加した人たちは、花の色や形を選びながら、発泡スチロールのボールに挿しこんでいた。 -
西駒山草会 山野草展
葉に模様が入ったものなど、こだわりの山野草が並ぶ西駒山草会の山野草展が9日、南箕輪村の南原公民館で始まった。
会場には会員10人が丹精込めて育てた山野草100種類、400鉢が並んでいる。
西駒山草会では、育てていた山野草が突然変異し斑入りになったことをきっかけに、斑入りの山野草にこだわった展示会を開くようになった。
緑と白がくっきり分かれた刷毛込み斑、砂のような模様の砂子斑、白・黄緑・濃い緑の三色に分かれた三光斑など、さまざまな斑入りの山野草が並んでいる。
網野幸治会長は、「これだけ斑入りの山野草が並ぶ展示は珍しい。ひと味違うものが見られるのでぜひ足を運んでください」と来場を呼びかけていた。
西駒山草会の山野草展は10日まで。 -
権兵衛街道活性化協議会が解散
権兵衛トンネルの開通に伴い、伊那地域と木曽地域の連携強化や活性化を目的に活動してきた権兵衛街道活性化協議会が8日、「一定の役割を果たした」として、解散した。
この日は、協議会を構成する伊那、木曽地域の市町村や関係団体が集まり、協議会の解散を承認した。
同協議会は、権兵衛トンネルの開通に伴い、平成17年に発足。伊那地域、木曽地域の連携を強化するため、トンネル開通記念イベントなどを開催したり、観光PR活動を展開してきた。
こうした取り組みに「一定の成果があった」として、協議会を解散することになった。
今後は、上下伊那の観光協会などでつくる連盟と、木曽観光連盟が連携しながら、事業を引き継ぎ、観光PRや、商品の開発、観光ルートの検討などをする。
トンネル開通後の影響として、木曽側の出席者からは「木曽地域の住民が日常生活で伊那側へ頻繁に訪れるようになっている。今後、木曽地域として、どうにかしなければならない」といった意見が出た。
協議会の会長を務める小坂樫男伊那市長は「観光は広域化しており、今後、全体の発展を考え、お互いに取り組んでいかなければならない」と語った。 -
大芝高原アンケート 抽選会
南箕輪村大芝高原に関する意見を記入し、応募すると、抽選で10人に景品が当たる「大芝高原ここが素敵」抽選会が7日、南箕輪村役場であった。
意見募集は、観光客から意見を聞き大芝高原をよりよくしていこうと村が行った。
募集開始の4月4日から1カ月で、県内外の観光客89人から意見が寄せられた。
意見では、「温泉が気持ち良かった」「自然が豊かで素晴らしい」「また来たい」というものや、「コインロッカーがほしい」「公園内に流れるBGMがいらない」などの要望もあった。
抽選は毎月行い、選ばれた10人には大芝の湯の入浴券をプレゼントする。
意見募集は9月末までで、大芝高原内の味工房、大芝の湯、大芝荘で応募できる。 -
南箕輪村文化財「人体文付有孔鍔付土器」 大英博物館展示へ
南箕輪村指定文化財となっている縄文時代の土器が、イギリスの大英博物館で開かれる日本の古美術展覧会に出品される。
出品するのは、村所有の文化財「人体文付有孔鍔付土器(じんたいもんつきゆうこうつばつきどき)」。
文化庁の推薦を受け、イギリス・ロンドンにある大英博物館で今年9月から開かれる土偶展に出品することになった。
ほかに出品される土器や土偶は、国宝や国の重要文化財に指定されているものが主ということで、今回の推薦を村職員も驚いている。
この土器は、約4500年前の縄文時代中期のもので、南箕輪村久保の上ノ平遺跡から発掘された。
穴が開けられ、鍔(つば)がある土器は出土数が少なく、さらに人体の文様が立体的に付けられたものはほかにあまり類をみない貴重なものだという。
展示会は、9月から11月まで大英博物館で、12月からは東京国立博物館で予定している。
土器は現在、北佐久郡御代田町で開いている展示会に貸し出していて、村郷土博物館に展示しているのはレプリカ。
郷土博物館では、土器がイギリスに出発する7月中旬を前に1週間ほど特別展示会を開き、土器を公開する予定。
なお、南箕輪村所有の文化財が海外へ出品されるのは今回が初という。 -
浮き玉三角ベースボール大会 大芝高原で開催
南箕輪村の大芝高原で3日、飲酒OK、コスプレOKというちょっと変わった三角ベースボール大会が開かれた。
親睦を兼ねた浮き玉三角ベースボールの中部リーグ伊那大会で、全国から100人が参加しプレーを楽しんだ。
漁業用の網につける浮きをボールとして使用するこの競技。漁師のレクリエーションとして浮きをボールに、流木をバットにして楽しんだのが始まりとされている。
これを作家の椎名誠さんが競技として確立し、浮き玉三角ベースボール連盟を設立。全国8ブロックごとにリーグ戦を繰り広げている。
加盟チームは、その地域色が出たチーム名をつけることになっている。
上伊那からは、「伊那ざざむし団」(監督・木下信一さん)が中部リーグに加盟している。
競技は、同点の場合はホームラン競争で、飛距離が長いチームが勝ちとなる。
大会では、メイド姿のコスプレでピッチャーを務める人もいた。決め球は「萌えボール」。楽しみながらプレーしていた。
大会では、参加8チームの中で「伊那ざざむし団」が東京・大阪の混成チームに6対5で勝ち、優勝した。 -
南箕輪中部保育園で運動会
南箕輪村の中部保育園で1日、運動会が開かれ、園児がこいのぼりの下で元気に走り回った。
この運動会は、新年度が始まって1カ月が過ぎ、保育園に慣れてきたころに、子どもたちに皆で行動する楽しさを味わってもらおうと毎年開いている。
青空をこいのぼりが泳ぐように元気に育ってほしいとの願いも込められていて、グラウンドにはこいのぼりを飾っている。
かけっこや玉入れ、リズムなどの種目に、未満児から年長まで全園児160人が参加した。
グラウンドには、子どもたちの元気な声援が響いていた。 -
春の叙勲 旭日双光章 長田國廣さん
南箕輪村在住の長田國廣さんは、保健衛生功労で旭日双光章を受章した。
南箕輪村出身で現在83歳。新潟医科大学付属医学専門部を卒業後、医学博士の学位を取得した。
伊那中央病院などに務め、1961(昭和36)年に南箕輪村に長田医院を開設。上伊那医師会の会長や県医師会理事を務めた。
長年、校医を務めている。「責任を負わされている。小中学校の行事のときに健康診断をやらないといけない。数が多くてね」。
村内には医者が少ない。「私はここの出身だから、どこにも行かない。だから医学的な仕事は一切やりますと、骨をうずめるまでやると約束した。診療時間は決まっているけど、何かあれば必ず飛び出していく」。こうして村の地域医療を担ってきた。 -
南箕輪村議会 初の女性副議長誕生
南箕輪村議会の正副議長選挙が1日行われ、議長に原悟郎さん、副議長に山本昭子さんが当選した。女性が副議長となるのは、明治8年に南箕輪村が発足して以来初となる。
正副議長の申し合わせ任期2年の満了に伴う選挙で、議長は、無記名投票により10票中8票を集めた2期目の原悟郎さんが選ばれた。
原さんは、「住民の声を村政に届ける役目を果たし、村の反映のため力を尽くしたい」とあいさつした。
副議長は、10票中8票を集めた1期目の山本昭子さんが選ばれた。
女性が副議長に選任されるのは、村制が発足した1875(明治8)年以来、初になる。
山本さんは、「議員経験は浅いが、女性の目線を生かして議会運営がスムーズにいくよう力を尽くしたい」とあいさつした。
正副議長の任期は申し合わせにより2年。 -
春の叙勲
瑞宝重光章 元信州大学長 小川秋實さん2009年春の叙勲受章者が発表され、伊那ケーブルテレビジョン放送エリア内(伊那市、箕輪町、南箕輪村)からは5人が受賞する。
このうち教育研究功労で元信州大学長、南箕輪村在住の小川秋實さんは瑞宝重光章を受章する。
小川さんは新潟県出身で現在75歳。東京大学医学部を卒業後、医学博士の学位を取得する。
東大医学部の助教授などを経て、1978(昭和53)年に信州大学医学部の教授に、1995(平成7)年から5年間信州大学長を務めた。現在は伊那中央病院院長を務めている。
救急医療については、「医療の原点は救急医療。市民も救急医療に対する要望は非常に強い」とするが、救急医療が一番負担になっていることも指摘。「それを解消するには専任ドクターを置くのが一番いいと思う」と話した。
また、総務省公立病院改革ガイドラインについては、「黒字を出すことは、建物も機械も古いままでやれというのと同じ。最新の機械を何年かごとに導入していくとなれば、現在の診療報酬ではおよそ不可能」とし、「教育、医療、福祉は絶対に欠くことのできないインフラだから、経済原理で縛ってはいけないと思っている」と語った。 -
南箕輪村肉付け予算
総額47億円南箕輪村は、平成21年度一般会計の肉付け予算となる補正予算案を、30日開いた村議会臨時会に提出した。補正予算案は原案通り可決され、予算総額は47億3700万円となる。
村は4月に村長選挙が行われたため、新規事業などを盛り込んだ補正予算案を、今回の議会に提出した。
肉付け予算の総額は47億3700万円で、骨格予算に2億1500万円を追加した。
新規事業は、介護サービス利用者の負担額軽減措置に200万円、太陽光発電など新エネルギー導入補助金に200万円など。
ハード事業では耐震補強・改修事業で村民体育館に約9837万円、役場庁舎に2100万円を盛り込んだ。
今議会は村長選挙後、初の議会で、唐木一直村長は、「これから4年間、公約を着実に推進して、村の発展のため、村民の安心安全な生活のため全力で頑張っていきたい」とあいさつした。
また肉付け予算については、「基金を取り崩すことなく予算編成ができた。健全財政を維持し、一方では積極的な施策の展開を図っていきたい」と話した。 -
南箕輪南部保育園でジャガイモ植え
南箕輪村南部保育園の園児が27日、保育園近くの畑にジャガイモを植えた。
南部保育園では毎年、ジャガイモなどの野菜を育てている。
今年は、近所の住民に保育園南側の畑の提供してくれるよう申し入れたところ、快く貸し出してもらえた。
この日は、年長と年中の園児60人ほどが、半分に切った種イモを植えた。
ジャガイモは、夏ごろには収穫できるようになるということで、カレーを作って味わうという。 -
商工業制度資金融資枠拡大へ
南箕輪村は、商工業振興資金融資制度の村全体の融資額を5月から、2億4千万円増額し9億円とする。
27日役場で開いた南箕輪村議会全員協議会で説明した。
現在、村制度資金の融資限度額は6億6千万円で、今年3月末までに約8割の5億3千万円が活用されている。
村では、融資枠の拡大のため金融機関に対する預託金を増やし、融資限度額を2億4千万円引き上げ9億円とする。
平成20年度の制度資金の利用状況は71件で、融資額は2億3千万円となっている。
唐木一直村長は、「設備目的から運転資金へと小口の融資が増えている。村でも出来るだけ対応していくので、この不況を乗り切ってほしい」と話していた。
村制度資金に関する条例改正案は、30日に開く臨時議会に提出し、早ければ5月1日から施行する。 -
高齢者叙勲を受賞した加藤さんを祝う祝賀会
長年、地域の教育を支えたとして高齢者叙勲、瑞宝双光賞を受賞した加藤千代人さん(88)=南箕輪村塩ノ井=を祝う祝賀会が25日、南箕輪村の大芝荘で開かれ、関係者約20人が受賞を祝った。
加藤さんは現在88歳。上伊那の小中学校で40年間教師を務めた。教職を退いた後は、村の教育長や公民館長などを歴任。地域の教育を長きにわたって支えてきたことが評価され、88歳以上で、功績のあった人に贈られる高齢者叙勲を受賞した。
唐木一直村長は「長年の功績と、教育への熱意は表彰されて当然のもの」と祝辞を述べた。
加藤さんは「叙勲を受けるだけの功績を残したかはわからないが、表彰を糧にこれからも頑張っていきたい」とあいさつした。 -
地域発元気づくり支援金決定
県が市町村や公共的な団体の特色ある活動を支援する地域発元気づくり支援金の上伊那分の採択事業が決定した。
58件、1億1100万円の要望に対して、採択された事業は45件、6958万円だった。
伊那市分では、南アルプスジオパークの知名度アップを図るための講習会や資料作成などに140万円、切り捨てられた間伐材を薪として販売する新山のビジネスモデル事業に156万円など17件、2540万円の事業が採択された。
箕輪町分では、フェンシングの全国大会に併せた地域活性化イベントなどに144万円、イルミネーション事業の充実に250万円など4件、694万円の事業。
南箕輪村分では、大芝高原を松くい虫被害から守る活動に750万円、イルミネーションフェスティバル開催に227万円など4件、1220万円の事業が採択された。
地域発元気づくり支援金は、2次募集を行う。
2次募集の予算額は、2431万9千円で、応募期間は5月1日から6月1日まで。
県が市町村などの事業を支援するこの制度は、コモンズ支援金としてスタートし今年度で5年目、地域発元気づくり支援金としては3年目になる。