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南箕輪小1年3組と南部保育園年長児が交流
南箕輪村の南箕輪小学校1年3組(31人、田中美保教諭)は15日、南部保育園の年長児を学校に招き、遊具やゲームで楽しく遊び交流した。
1年生が年長児と交流する取り組みは3年目。来春入学する年長児が、入学前に学校のことを知り不安なく過ごせるように生活科の学習で計画した。1学年は4組あり、南部小に入学する南原保育園を除く村内4保育園を1園ずつ受け持っている。
1年生は、自分たちも年長児のときに今の2年生にお世話になったので、今度は自分たちがやろうと交流会の計画を立て、1学期に南部保育園を訪れて年長児と仲良しペアを決めた。
2回目の交流を運動会前に予定したが台風で中止になり、この日は待ちに待った交流会。園児35人が来校し、仲良しペアで滑り台やブランコなど遊具で仲良く遊んだ。滑り台では1年生が怖がる園児と手をつないだり、後ろから支えて一緒に滑るなどやさしく接し、園児も笑顔を見せて繰り返し滑って遊んだ。
教室では音楽会で歌う「レッツゴー!いいことあるさ」を披露し、算数教材「数図ブロック」を使った積み上げゲーム大会も楽しんだ。
交流は入学までにあと2回程度計画しているという。 -
南みのわフェア開催
村内で活動する企業や団体の取り組みを知ってもらおう竏窒ニ14日、「南みのわフェア」が大芝高原屋内運動場であった。17の企業や団体などがブースを出展。各店の商品展示のほか、食べ物、農産物販売、体験コーナーがあり、家族連れなどでにぎわった。南箕輪村、村商工会主催。
個々の企業や団体がどういう活動をしているか地域の人たちにPRすることと産業の振興、地域活性化を目的として始まったもので、2年目。今年は南箕輪村の営農センターも参加。これまでセンター独自で行っていた「まっくん収穫まつり」をフェアに合わせて開催した。
会場では、大芝高原味工房のおやきや地元で取れた野菜を使った手づくりの漬け物など南箕輪ならでは食品を販売するブースも多く並んだほか、建機のレンタル、販売などに取り組む「フジヤ機工」は、ミニバックホーに乗り、記念写真を撮るサービスを実施。子ども連れの人気を集めていた。
この日箕輪町から家族で訪れた西宮住江さん(34)は「箕輪町に住んでいるので、箕輪町のことは分かるが、南箕輪村にもこんな場所があったんだって驚きました」と話していた。 -
南箕輪村消防団秋季演習
南箕輪村消防団(宮島忠夫団長)の秋季演習が14日、大芝公園陸上競技場であった。5分団120人の団員が集まり、日ごろの訓練を確認するとともに、団結を強めた=写真。
南箕輪村消防団では技術の高揚を図りながら団員相互の結束を強めることを目的として全体演習を春と秋に行っている。
宮島団長は「全体で集まるのは年に2回しかない。一層真剣に取り組んでほしい」とあいさつ。
その後、部隊訓練や規律訓練を展開。また、今回は普段の訓練を応用した特別訓練を実施。操法や救護を応用した競技やラッパの曲当てなどといったゲーム方式の訓練を中隊ごとに行い、これまでに習得した動作などを確認した。 -
「南箕輪村民の歌」CD完成
南箕輪村教育委員会が本年度事業で進めていた「南箕輪村民の歌」のCDが完成した。広く住民に親しんでほしいと、60枚を一般販売する。
「南箕輪村民の歌」(加藤明治作詞、遠藤温子作曲)は1961年に村の歌として条例に定め、式典や成人式、役場の年度始め式、文化祭などで歌い、親しんできた。
村教委が保存する音源が当時のレコードのみのため、今回CD化した。公募により歌は村出身の滝沢明由美さんが担当。作詞した加藤明治さんの孫にあたる。ピアノは村内で音楽教室を主宰する倉田香恵さん。CDは1番から3番までの歌唱付とピアノ伴奏のみの2曲入り。
100枚製作し、村内の保育園、小・中学校、上伊那農業高校、信州大学農学部、村商工会に配った。
販売は11月1日から。1枚千円。村教委では「地区行事などでも歌って親しんでほしい」と話している。
問い合わせは村公民館事務局(村民センター内TEL76・7007)へ。 -
JOCジュニアオリンピックカップ2007全日本卓球選手権大会カデットの部出場
下平晋也君(南箕輪中2年)平石聖亜君(南箕輪小6年)JOCジュニアオリンピックカップ2007全日本卓球選手権大会カデットの部(11月9縲・0日、滋賀県立体育館)に、男子ダブルスで南箕輪中学校2年の下平晋也君(13)=神子柴、13歳以下男子シングルスで南箕輪小学校6年の平石聖亜君(11)=北殿=が出場する。11日、南箕輪村役場を訪れ、唐木一直村長に出場あいさつをした。
2人は南箕輪わくわくクラブに所属し、南箕輪小体育館で週5日練習している。
下平君は、辰野中学校2年の諏訪宝君(辰野JSC所属)と組み、114組が出場したダブルスの県大会(8月11日、小諸市)で準優勝。平石君は128人が出場したシングルス県大会(9月24日、長野市)で準優勝し、全国大会出場を決めた。
下平君は、「2人で協力して一つでも多く勝てるようにしたい。ダブルスはサーブ、レシーブが大事なのでミスらないように練習したい」。平石君は、「初めての中学生の全国大会なので、あまり相手にならないと思うけど、強い人のプレーを見てこれからの練習に生かしたい。ドライブの回転をかけて相手が取れないボールを打ちたい」と意気込みを語った。
唐木村長は、「全国大会だから頑張ってね」と激励した。 -
信大で15日から学生らの作ったコシヒカリを販売
南箕輪村の信州大学農学部で15日から、食料生産科学科2年生が教育実習の一環として作ったコシヒカリを販売する。
同学部では学生らが実習の中で生産した農産物を地元の人たちに販売しており、ヤマブドウワインなども人気を集めている。米もその一つで、食の安心、安全などに対するニーズが高まっている近年は低農薬米の栽培も実施。6月には手押し式の除草機を使った除草作業にも取り組んだ。
今年の作付け面積は約2・5ヘクタール。収量は平年並みと見込んでおり、そのうち半分が低農薬米となっている。 昨年も10月から米を販売したところ、12トンの米が約半年で完売となったという。
価格は普通の白米コシヒカリが10キロ3700円、低農薬コシヒカリが10キロ3900円。昨年より安くなっているほか、要望に応じて玄米での販売もしている。販売場所は農学部構内にある生産品販売所。
問い合わせは信州大学農学部附属施設係(TEL77・1318)へ。 -
南箕輪小5年生が赤毛もちを収穫
南箕輪小学校の5年3組、4組の児童らが10日、社会科や総合的な学習の一環として育ててきた古代米「赤毛もち」を収穫した=写真。
これまでも同校の5年生は学校近くの水田で米作りを行う体験学習を行ってきたが、ほ場そのものが手狭だったため、地元農家の小林広幸さん(72)=北殿=から新たなほ場約7アールを借り、3、4組はもち米の一種、赤毛もちに挑戦。田植や草取り、周辺の草刈りなどに取り組み、無事に稲刈りの日を迎えることとなった。
生徒たちは最初、手作業で刈り取りに挑戦。この日初めて稲の収穫に挑戦した児童は「簡単で楽しかった」と話していた。残った稲は、小林さんがコンバインで収穫。小林さんは「労働を体験したり、稲の生育状況を間近で見るなどといった机上では学べないことを学び、とても良い経験になったのでは」と話していた。
米は収穫祭で使用することなどを計画している。 -
南箕輪村議会臨時会
南箕輪村議会臨時会は10日開き、村一般会計補正予算の先決処分事項を承認、スクールバスの財産取得を可決した。
一般会計補正予算は、総務管理費114万9千円、社会教育費の世代間交流施設建築工事設計料450万円をそれぞれ増額し、予備費を564万9千円減額する。
財産の取得は、南部地区中学生等の送迎車両確保のためのスクールバス。指名競争入札で契約相手方はギャランショップ伊北(有賀秀俊代表取締役)。取得価格は758万1千円。スクールバスを利用している南部地区の中学生は現在92人だが、来年度は100人を超えるためバスを購入する。 -
世代間交流施設整備で南箕輪村図書館増築
南箕輪村は、世代間交流施設を整備するため村図書館を増築する。年度内の着工を目指す。
地域介護・福祉空間整備事業で、現在の図書館の南側と東側を広げ、読み聞かせコーナーと伝承コーナーを設ける計画。図書館が狭いため対応を求める住民要望などもあり、検討の結果、事業化した。
増築部分の面積は約100平方メートル。読み聞かせコーナーは床に座れるようにし、これまで村民センター2階で開いていた「おはなしむら」などのイベントも図書館内でできるようになり、図書館にいながら交流ができる。
伝承コーナーは、村に伝わる昔話の本を活用して子どもに読み聞かせたり、高齢者クラブや村公民館高齢者学級で活用するなどして世代間交流の場にすると同時に、高齢者の利用で寝たきりや認知症防止につなげたい考え。交流のため机といすも入れる。
村図書館は、村民の70%が利用登録し、1日平均120人が利用する。県内の図書館でも利用率は上位に入る。
村教育委員会は、「施設整備で交流が図られ、これまで以上に生きた図書館になるのでは」と話している。 -
2007南みのわフェア14日
南箕輪村と村商工会主催の「2007南みのわフェア」は14日午前10時から、大芝高原屋内運動場である。
昨年、村商工会商業部会が「南みのわフェア」、村営農センターと地区営農組合が「まっくん収穫まつり」をそれぞれ大芝高原を会場に開いた。今年は2つのイベントを一つにし「南みのわフェア」として、よりにぎやかに開催する。
イベント&ショーは、ドッグファッションショー、犬とのふれあい、信大生との交流「間伐材で遊ぼう」、風船ショー(ゴンベエワールド)。
展示・販売コーナーは村内16事業所が出展。犬・猫グッズ、自動車関連用品、照明器具、大芝高原味工房、グランセローズグッズ、弁当、ハーブ香り商品、さっちゃんの漬物、おにぎり・から揚げ、木工製品、リフォーム相談、オール電化・リフォーム紹介、小学生壁新聞展示、住宅関連の工法や作品パネル展示、建設機械展示、どら焼きなど菓子、作業着販売。
収穫祭コーナーは、リンゴ、ナシ、トマト、キュウリ、ブドウなど野菜・果物、有機栽培米、リンゴジュース、行者にんにくの苗・天ぷらそば、カーネーション、焼いも、ポン菓子などを販売。
時間は午前10時縲恁゚後4時。入場無料。問い合わせは村役場産業課(TEL72・2104)、村商工会(TEL72・6265)へ。 -
伊那消防組合議会臨時会 通信指令システム更新を可決
伊那市、辰野町、箕輪町、南箕輪村でつくる伊那消防組合(組合長・小坂樫男伊那市長)の組合議会臨時会が9日、市役所議場であり、予算案件1件を原案通り可決した。議案は伊那消防署の通信指令システムの更新購入に伴う歳出予算の増額で、7800万円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ12億3600万円(前年同期比3%増)の補正とした。
通信指令システムは、119番受信装置、出動指令装置を主体に同消防署の通信室に導入され16年間にわたり、管内(伊那市、南箕輪村)の防災の対応業務に役立ててきた。しかし、装置の耐用年数が経過し、昨年度から故障が相次いでいたためシステムの更新が必要となった。
新システムは、119番通報を受信した通信員が場所や種別などの災害情報を入力すると、情報の確定と同時に音声合成装置で庁内指令と地図情報を記載した出動指令書により、出動隊に指令を出すことが可能。これまでは、受信後に出動指令書を制作していたため、指令するまでの時間短縮が期待できる。
そのほかの特徴としては、指令電送装置により、Eメールで消防職員、安心安全情報ネットワーク利用者らに災害情報を送ることができる。また、システムの更新により、署所端末装置を高遠消防署に設置(補正予算に含む)し、伊那消防署からの予告指令、指令放送、災害地点地図などを受けられるようになる。
システムの切り替えは今年度中を見込んでいる。 -
殿村八幡宮例大祭奉納弓道大会
南箕輪村南殿の殿村八幡宮例大祭で7日、奉納弓道大会があった。南箕輪村弓道クラブ(唐木仁会長)の会員が、八幡宮の弓道場で厳かな雰囲気の中、矢を射た。
例大祭での奉納弓道大会は戦前に行われていたものを98年に復活させ、今年で10回目。
会員6人が順番に2人立ち、競技は立射で四つ矢12射。八幡宮の総代らが見守る中、28メートル先の的を狙い、真剣な表情で矢を射っていた。
同クラブは、97年度の村公民館弓道教室を修了した有志が中心に発足した。毎週土曜日に八幡宮弓道場で練習し射技を磨くとともに、会員同士の交流を図っている。 -
ゆずり葉学級が村文化祭出展作品準備
南箕輪村公民館の高齢者学級「ゆずり葉学級」は4日、11月の村文化祭に出展する陶芸作品の準備で、釉薬をつける作業に取り組んだ。
学級は毎年、文化祭に作品を出展。今年は昨年に引き続いて陶芸作品のほか、色紙細工と木の人形の3点を出す。
陶芸作品は、趣味で陶芸に親しんでいる学級長が指導し、8月に一人300グラムの粘土で皿、湯のみ、茶わん、花器など好きな作品を作った。
この日は素焼きを終えた作品に釉薬をつけた。釉薬はそば茶、織部、白萩、透明釉の4種類。好きな色を選んで全体につけたり、部分的に色を変えたり思い思いに取り組んだ。
学生の一人は「去年は花立を作って、今も使っている。今年は湯冷まし。出来上がりが楽しみ」と話していた。 -
有賀殿夫さん日本画展
南箕輪村南殿の日本画家、有賀殿夫さん(74)の作品展は9日まで、伊那市日影のベルシャイン伊那店2階文化ホールで開いている。約10年ぶりとなる同ホールでの個展。ここ5、6年の間に描き溜めた未発表作品約50点を展示販売している=写真。
「一つの題材に偏らずいろいろなものを描いた」(有賀さん)のが特徴となった展示。従来の草花や虫、鳥をテーマとした作品を中心に、日本画の古典的な画法にはない、街並などを描いた風景画などバラエティーに富ん力作が並んでいる。
百日草、福寿草、三峰川などを題材とした静物画や風景画は、身近な場所でスケッチしている。有賀さんは「遠方に出かけることは体力的に厳しくなっているため地元から題材を選んでいる。しかし、探せば描ききれないほど題材はあるもの」
午前10時縲恁゚後6時(最終日は午後4時)。 -
2007信州大芝高原イルミネーション・フェスティバル6日から
南箕輪村大芝高原で6日、「2007信州大芝高原イルミネーション・フェスティバル」が始まる。村の活性化を目的に住民有志による実行委員会の主催で、120の企業、団体、個人が参加を予定している。
昨年初開催し、村内外の多くの人でにぎわったイベント。参加者が自由なデザインで設置するイルミネーションの数は昨年より約50増え、村内だけでなく伊那市、箕輪町からも参加がある。
今年はイルミネーションを直線ではなく平面で楽しんでもらおうと、設置場所を大芝高原のメーンストリートに加え多目的広場にも広げ、遊歩道沿いを中心に飾る。
遠くからでもイベント開催がわかるようにメーンストリート入り口付近の広域農道沿いと多目的広場の南東の松林もライトアップする。
飲食・売店コーナーも新たに設け、味工房のほか有志5店舗が出店し軽食を販売。休憩ゾーンも設ける。
期間は昨年より1週間長く、6日から28日まで。点灯時間は午後5時半から10時まで。6日は午後5時からセレモニーがある。
来場者の駐車場は、屋内運動場西の温泉駐車場を除き、公園内駐車場と小運動場が利用できる。 -
南箕輪村南原住宅団地の一部に焼却灰埋設
南箕輪村の南原住宅団地の一部に、焼却灰が埋設されていることが分かった。村は4日、村議会全員協議会で焼却灰処理対策を説明し、唐木一直村長は「地域住民が安心して村に住んでいただくことが行政の最大の責任という基本方針の中で、すべての焼却灰を取り除いていきたい」と述べた。
焼却灰は、下水道工事により本年2月に現出した。現場は1989年3月から造成し同年8月に分譲を始めた団地の一部。
88年に当時の伊那中央保健衛生施設組合と南箕輪村土地開発公社が契約した伊那中央清掃センターの焼却灰処理場の近くで、埋め立ては同年12月に終了している。村は「ブルドーザーで押し入れた焼却灰の残しがあったのでは」と推測。当時の作業資料は残っていないという。
本年5月17日から焼却灰埋設場所特定のため20カ所で地質調査(ボーリング)し、焼却灰が検出された7カ所は表土、焼却灰、地盤の3カ所の成分分析をした。分析の結果、表土と地盤は全項目が基準値以下。灰層でフッ素及びその化合物の溶出量が4カ所、鉛及びその化合物の含有量とダイオキシン類が7カ所で基準値を上回った。
焼却灰のある宅地と除去するための影響宅地は8軒。今後の対応は、村環境基本計画に基づき「不適切な場所にある焼却灰を全て取り除く」を基本とし▽該当8世帯の土地・家屋の買上げ▽移転先のあっせん▽土の入れ替え▽観測井戸を設置し水質調査▽該当住民の希望者に健康調査-などを挙げた。
村は4月から団地全体を対象に4回協議し、9月27日には調査結果と対応策を示した。今後は対象世帯移転の合意形成を図っていく。焼却灰除去の着手までに要する期間を3年程度と見ており、村長は「着工までの安全対策はきちっとしていく。住民の立場に立って考えていきたい」としている。 -
南箕輪村教育委員長に加藤達人さん
南箕輪村教育委員会の新委員長に1日、加藤達人さん(66)=塩ノ井=が就任した。前委員長の任期満了に伴い、村民センターで開いた委員会で互選で決めた。
加藤さんは元教員で、赤穂小学校長を最後に退職。村教育委員は現在2期6年目。これまで委員長職務代理を務めていた。
就任にあたり、「村に根付いている昔から大事にしているものを大切にし、将来を背負っていく子が豊かで確かな学力、思い切り自分を発揮する子を願いながら教育環境、安心安全な雰囲気、環境を整え、地域や父兄のご理解を得て事務局共々やっていきたい。豊かな自然に恵まれた村なので、大地を根っこに置いて村らしいものが生み出せたらと思う」と話した。
職務代理は元教員で1日に教育委員に任命された清水篤彦さん(61)=大泉。 -
大芝高原まつり実行委員会反省会
08年は8月23日開催を決定南箕輪村の第22回大芝高原まつり実行委員会は28日夜、反省会を村民センターで開いた。反省点を確認し、08年は8月23日に開くことを決めた。各委員会の提案事項は今後、代表者会議で検討する。
今年は8月25日にあった。反省は、全体的には計画通り実施できた内容が多かったが、立ち入り禁止ロープを乗り越えて進入する人がいたという指摘があった。全体では▽今後のまつりのあり方について運営側と事務局を交えた話し合いをもつべき▽もっと多くの村民の参加があったほうがいい▽ごみ問題を参加者全員で考えなればいけない-などの意見が出た。
要望では、大芝荘入り口の歩道の街路灯確保、通行許可車の走行速度制限、車いすの通行のため大芝湖北側の未舗装カ所のアスファルト舗装などが上がった。 -
中学校で文化祭にぎやか
伊那市、箕輪町、南箕輪村の中学校6校で28、29日の両日、文化祭を繰り広げた。学級、部活動、選択教科ごとの展示や生徒有志によるダンス、コントなどの多彩なステージを披露。趣向を凝らした生徒会企画やクラス対抗の音楽祭、体育祭など、各学校の特色あるイベントでにぎわっている。
伊那市の西箕輪中では初日、生徒や職員による自由発表、騎馬戦や玉入れなどの体育祭などを展開して楽しんだ。その内、生徒会企画のゲームでは、体育館や教室などに設けられた「しりとりピンポン」「フリースロー」「ジェスチャーゲーム」などを5、6人のグループに分かれて挑戦した。
ゲームは、悪者により捕えられた文化祭実行委員長を助け出すため、全校生徒がゲームをクリアしながら委員長を助けるための鍵を集める竏窒ニの設定。鍵を集め終えると演劇が始まり、無事に委員長を助け出す内容に会場の生徒たちもわいた。
文化祭実行委員長の立石彩香さんは「劇の反響もよかった。クラスの仲間とゲームに挑戦し、友だちとの絆(きずな)を深め合えたと思う」と話していた。
生徒会企画のゲームでは、文化祭実行委員を助ける竏窒ニの設定で演劇も披露した -
ポコリットみなみみのわ第2回演奏会
南箕輪村のハーモニカクラブ「ポコリットみなみみのわ」(14人、高島一人代表)は26日、大芝の湯で第2回演奏会を開き、合奏と独奏の18プログラムを披露した。風呂上りの利用客がゆっくりくつろぎながら、演奏を楽しんでいた。
大芝の湯での演奏は4回目だが、演奏会として開くのは昨年に続き2回目。「懐かしいハーモニカの音色を楽しんでほしい」と計画した。
プログラムは3部構成で、合奏は「四季の歌」「夏の歌メドレー」「秋の歌メドレー」「信濃の国」「夕焼け小焼け」などをメンバー12人が演奏した。独奏は「千の風になって」など4曲をしっとりと聞かせた。
プログラム最初の「南箕輪村民の歌」と最後の「大芝高原音頭」は、演奏に合わせて会場の人に一緒に歌ってもらう趣向で、歌声とハーモニカの音色が広場に響いた。 -
南箕輪村北殿で交通安全総点検
県道吹上北殿線の拡幅要望へ南箕輪村は26日、秋の交通安全運動にあわせ、北殿地区内の県道吹上北殿線の国道153号交差点から北殿公民館までの約150メートル区間で交通安全総点検をした。交通安全施設が未整備の区間で、早期の整備着手促進のため歩行者の目線に立って道路状況を点検した。村は今後、点検結果をまとめ、伊那建設事務所に拡幅工事の事業化を要望するという。
県道吹上北殿線は、春日街道から北殿公民館までは整備されているが、今回の点検区間は道路幅員が狭く、通勤・通学時間帯は交通量が多く歩行者だけでなく車同士のすれ違いにも支障をきたしている。06年度には、伊那建設事務所主催で村、北殿区、地権者らが参加してワークショップを開き、県に拡幅改良を要望している。
今回は村、北殿区、村交通安全協会、小・中学校と保育園の地元保護者会長、老人クラブ会長、道路管理者の伊那建設事務所など22人が参加した。3班に分かれて通学路など周辺も含めたルートを実際に歩き、道路・路面の状況、信号機や標識など設備・施設の状況、人・車・自転車の相互関係、道路と沿道の関係などを点検し記録した。
まとめでは、県道吹上北殿線については「危険なので拡幅が必要」とし、「歩道も設置している整備済み区間と同じ改良が望ましい」との意見になった。
各班からは▽車のすれ違いが危険▽狭い▽自転車やバイクが避ける場所がない▽車のすれ違いで危ないため人が歩けない▽国道や県道の渋滞を避けて通学路内に入ってくる車がある-などの報告があった。 -
南箕輪中「若竹祭」28、29日
南箕輪村立南箕輪中学校の文化祭「若竹祭」は28、29日に開く。
テーマは「南中物語(ストーリー)」。サブテーマは「完成させよう 全員が活躍し力を合わせてつくる 若竹祭という名のハッピーエンド」。
28日は開祭式、選択発表、有志発表、展示見学、生徒会企画、綱引き。29日は合唱祭、講演会、展示見学、文化系クラブ発表、閉祭式。
選択発表会は2年選択体育「なわとび」、3年選択英語「『不思議の国のアリス』劇」、3年選択体育「跳び箱・マット」、3年選択音楽「琴演奏」。有志発表は太鼓演奏「屋台囃」。生徒会企画はクラス対抗のミニ運動会で、種目は台風の目リレー、熊が出たぞゲーム、人文字。文化系クラブ発表は吹奏楽部、科学部。
講演会は伊那市西箕輪公民館長の城取茂美さんが「21世紀を生きる3つのヒント」と題して話す。 -
信州大学農学部で地域連携フォーラムが開催
地域の行政や住民、企業と大学との連携について考える「地域連携フォーラム2007」が22日、南箕輪村の信州大学農学部であった。各方面の代表者によるパネルディスカッションでは農山村の再生のために大学、住民、地域行政などが、それぞれの立場から取り組むべき課題について考えた=写真。
基調講演では、島根大学名誉教授の保母武彦氏が農山村再生策について提言。三位一体改革の影響で厳しい財政状況を強いられている地方の自治体に対し「生き延びるだけなら守りだけでいいが、生き残るには攻めが必要」と指摘。積極的な姿勢で「島まるごとブランド化」などに取り組む島根県海士町の事例を紹介し、「立て直しにはまず、行政担当者の意識改革が大切。役場が替われば地域も変わる」と語ったほか、「大学側は真剣になっている地域の人たちを一緒に取り組み、結果にも責任を持つことが必要」とした。
また、パネルディスカッションでは、飯田市企画部の井上弘司企画幹が同市におけるグリーンツーリズムへの取り組みを紹介。過疎高齢化地域では地域が持続していくための振興策となりつつあることを示し、住民一人ひとりが考えながら取り組む中で地域の持ち味を発揮していくことの大切さを訴えた。 -
古布を再生しパッチワーク楽しむ
南箕輪村
堀初恵さん「切れたら捨てて買うのでなく、物を大事にしたい。せっかく昔の人が知恵を出して作ってくれたんだから」
10年ほど前、南箕輪村公民館のパッチワーク教室に通ったのがきっかけで、古い布を再生し自己流で作品づくりに取り組んでいる。
最初に作ったのはクッションカバー。その後、「本を見てやるのは難しい。自分の頭で考えるのが楽しい」と、こたつ掛けやテーブルクロス、座布団カバー、バッグなど実用品を作っている。
「手持ちの物をただ捨てないで生かす。パッチワークにしたら生きるもんで楽しい」。ブラウスのレース部分を生かしてバッグにしたり、ネクタイで保険証入れを作ったり、古い蚊帳をのれんにしたり。旅先で気に入ったバッグなどを見つけるとデザインをメモし、自分の記念に購入したハンカチやコースターなどを使って、メモを参考に自分だけのバッグに仕上げる。
玄関には壁掛けを飾り、テーブルクロスは季節に合わせて替える。習い始めのころに作ったこたつ掛けもまだまだ現役。手作り作品は家の中で大事に使っている。
布は、家族や知人が浴衣の見本生地、布団の布、着物、帯などを持ってきくれることも多い。「古い布に出合うと、もう感動。暗がりの中で布の手触りが気に入ってもらってきた布を家で広げたら家紋がついていた。これを生かしてやらないといけないと思ってね」と、色が薄くなっていた家紋は刺しゅうをして新たな命を吹き込んだこともある。
布のお礼に筆入れなどを作って贈ったり、欲しいという人には作品をプレゼントしてしまうが、「お父さんに出会ったころのネクタイで作った保険証入れは、あげられない」と大切に手元に置いている作品もある。
京都の南禅寺に書いてあった『夢は行動しなければ実現しない』という言葉が好きで、専業農家で年中休む間もなく働きながら、夜のひとときを利用してパッチワークをする。「お嫁さんがご飯を作って片付けをしてくれる。だから半分はお嫁さんが作ってるようなもの。仕事では肩がこるけど、パッチワークしているときは肩がこらない。ぜいたくだね」。
一針一針心を込めて縫い上げた作品は現在、南箕輪村の大芝荘、大芝の湯で展示している。(村上裕子) -
秋の全国交通安全運動始まる
「高齢者の交通事故防止」を運動の重点とした、秋の全国交通安全運動が21日、全国一斉に始まった。30日までの10日間、飲酒運転の根絶、夕暮れ時と夜間の歩行中・自転車乗用中の交通事故防止などを重点に、住民の交通安全意識の高揚を図っていく。
初日は、伊那警察署、上伊那地方事務所、伊那交通安全協会など約70人が伊那市下新田の市役所前の道路、環状南線で啓発チラシなどを信号待ちのドライバーに配布した=写真。参加者たちは「秋の交通安全週間です。お気をつけて」などと事故防止を呼び掛けた。
本年の伊那署管内の交通事故数(20日現在)は、377件で前年と比べて13件の増加、けが人は476人で同比20人の増となっている。死者は1人で4人減っている。 -
第一生命保険松本支社伊北支部
南箕輪の特老にタオル寄贈第一生命保険松本支社伊北支部は20日、南箕輪村にある南箕輪特別養護老人ホームにタオル130枚を寄贈した。
福祉施設へのタオル寄贈は5年目。松本支社には13支部あり、社員が家庭にある未使用タオルを1人3枚ずつ持ち寄り、支社に集まった1200枚を13支部に均等に分け、各支部のエリア内の福祉施設に届けている。
伊北支部のエリアは辰野町、箕輪町、南箕輪村、伊那市大萱。今年は南箕輪村内の施設を選び、松田美代子支部長、社員代表の今井さん、三沢さんの3人がホームを訪れ、施設長にタオルを手渡した。松田支部長は、「いくらかでも福祉のお役に立てれば、これからもやっていきたい」と話した。
タオルは利用頻度が高いため、施設長は「喜んで利用者に配り使わせてもらう」と感謝した。 -
【記者室】民謡「御嶽山」
民謡「御嶽山」が縁で、南箕輪村の御嶽山保存会と木曽町の木曽節保存会の交流が始まった。木曽の保存会は「『御嶽山』は木曽にとっても重要。ぜひ覚えて残していきたい」と熱心。村の保存会も交流の発展に期待を寄せる▼村の無形文化財「御嶽山」は、元は木曽から伊那に伝わり村の大泉地区に残ったもの。1696年に伊那谷と木曽谷を結ぶ権兵衛峠が整備されてから広く伝播したといわれるが、300年以上の年月を経て権兵衛トンネルができ、今度は伊那から木曽への“里帰り”となった▼「御嶽山」は村内でも一時途絶えていたが、後世に残そうと組織された保存会が守り伝えてきた。その熱い想いが峠を越え、木曽の保存会を引き寄せたのかもしれない。(村上裕子)
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扇翔乃会が松寿荘で踊り披露
南箕輪村文化団体連絡協議会に所属する新日本舞踊の会「扇翔乃会」は10日から12日までの3日間、村のデイサービスセンター松寿荘を訪問して華麗な踊りを披露し、利用者を楽しませた。
施設の依頼を受けボランティアで訪問。会員6人が1人ずつ「城ヶ島雨情」「天命」「しあわせ坂」などを披露し、全員で「ああ上野駅」を踊った。「手拍子をお願いしますね」と声をかけると、利用者は楽しそうに手拍子しながら踊りに見入った。
最後は、簡単な振り付けの「大事な人だから」の曲に合わせて利用者も手を大きく振るなどして会員と一緒に笑顔で踊った。 -
南箕輪村の松沢はまさん
デイサービス松寿荘で100歳誕生祝い南箕輪村のデイサービスセンター松寿荘で12日、100歳の誕生日を迎えた利用者の松沢はまさん=田畑=に職員手製の羽織などを贈り、皆で長寿を祝った。
松沢さんは明治40年9月11日生まれ。週1回デイサービスセンターを利用しており、利用者の中で最高齢。
職員が縫った紫色の袖なしの羽織を着てステージ上に座り、同じ利用者から花束を受け取った。職員が金銀の鶴亀を張った特別バージョンの誕生日カードも贈り、利用者や職員が誕生日の歌で祝福した。
松沢さんは、足が丈夫で手押し車を使って歩き、病気もないという。「貧乏したけど泣くようなことはなかった。家の人がよくやってくれるからありがたい。甘えほうけ甘えてるところ」と笑顔で話していた。 -
南箕輪村議会9月定例会閉会
南箕輪村議会9月定例会は14日、06年度一般会計など歳入歳出決算7件を認定、意見書案、追加議案を含む13件を可決し閉会した。
追加の一般会計補正予算案は、歳入歳出総額に各127万1千円を追加し各総額を44億1483万4千円とする。歳入は寄付金で上伊那無人ヘリコプター利用組合から122万1千円、箕輪ロータリークラブから5万円。歳出は少年用サッカーゴール一式購入費85万円、予備費42万1千円。
意見書は▽「非核日本宣言」を求める意見書▽道路特定財源の堅持を求める意見書▽医師不足を解消し、安心できる地域医療体制の確保を求める意見書-。
請願・陳情は、「『非核日本宣言』の意見書提出に関する陳情書」を採択。「久保原地区の冬期、児童スクールバス利用陳情書」「高齢者の医療制度に関する請願」を趣旨採択とした。
閉会後、2期8年務め9月末で退任する松沢英太郎教育委員長が、「村づくりは人づくり。人づくりの一番基になるのは教育。村当局、議会も教育にご理解、ご尽力いただき恵まれていた。さらに教育に力を入れていただくようお願いしたい」とあいさつした。