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大芝高原まつりポスター図案などの表彰式
南箕輪村の第22回大芝高原まつりのポスター図案などの入選者の表彰式が17日、村役場であった。最優秀賞3人のほか、優秀賞や佳作に選ばれた南箕輪中学校生徒17人が、まつり実行委員長の唐木村長から表彰状を受け取った。
今回の選考に参加した同中学の辻やよい教諭は「絵は『100点』という数字が出るものではないが、その分一生懸命に描いた思いなど、伝わるものがある。これからも一生懸命やることを大切にして、1、2年生は来年もチャンスがあるので、ぜひ頑張ってほしい」と講評した。
昔好きだったヨーヨーを用いたデザインで最優秀ポスター賞に選ばれた1年生の竹松鈴佳さん(12)は「まさか自分の作品が選ばれると思わなかったので嬉しい」とコメント。また、最優秀うちわ賞の金田理紗さん(13)、最優秀パンフレット賞の有賀千夏さん(15)は、楽しさを伝えられるように心がけて今回のポスターをデザイン。金田さんは「色を塗るのが難しかった」と話していた。 -
南箕輪村メール配信システム「MM」23日サービス開始
南箕輪村は、災害情報やイベント情報などが得られるメール配信システム「みなみみのわメールメッセンジャー(通称・MM)」を導入する。23日からサービスを開始する。
昨年7月の豪雨災害で、「災害時に情報を知りたい」という住民要望が多かったことなどをきっかけに、災害時などに必要な情報を携帯電話やパソコンに提供し、住民が安心かつ安全に暮らせることを目的とする。
現在は防災無線、伊那ケーブルテレビジョンの文字放送、個別受信機(区長、消防団幹部など200台)、村ホームページで情報を提供している。普及率の高い携帯電話で情報を得られるようにすることで、従来の情報伝達手段を補完する。
配信を予定する情報は、火災や風水害などの災害情報、イベント情報、入札情報、保育園や学校からの連絡など。必要な情報を登録者が選択できる。
23日から登録を受け付ける。携帯電話からの登録は、「mm@emp.renrakun.jp」へ空メールを送信し、仮登録メールを受信。記載されているURLに接続し、カテゴリを選択。本登録完了メールが自動返信されて登録完了となる。登録・配信は無料。通信費用(パケット料金など)は利用者の負担。パソコンは「http://www.renrakun.jp/mm/」から登録できる。
村は、「多くの方に利用してもらいたい。各世帯で必ず1人は登録して、いざというときに備えてほしい」としている。 -
伊那消防組合 資機材搬送車導入
伊那消防組合は13日、本年度予算で整備した資機材搬送車両=写真=の入魂式を伊那消防署で開き、組合長や本部、各消防署職員ら約20人が出席した。
車両は昨年12月、「長野いすゞ」の創立60周年記念の一環で寄贈を受けた2トントラック。同組合はパワーリフト、赤色回転灯、サイレンアンプなどの積載品を取り付けるなどして、組合初となる緊急車両としての資機材搬送車を導入。整備費は250万円。
パワーリフトが整備され、コンテナや資機材の積み下ろしを迅速、安全、確実に行うことができ、関係者は「効率よく作業ができる」と話している。 -
小学生陸上全国大会出場
走り幅跳び 南箕輪南部小6年高井ユージンさん南箕輪村立南部小学校6年の高井ユージンさんが、第23回全国小学生陸上競技交流大会(27縲・9日、大阪府・長居陸上競技場)に走り幅跳びの種目で初出場する。11日、村役場を訪れて唐木一直村長に出場のあいさつをした。
6月17日の第24回県小学生陸上競技大会(松本平広域公園陸上競技場)で、あと1センチで県小学生タイ記録となる4メートル49の跳躍で優勝し、全国出場を決めた。
5年生のときは短距離だったが、6年生になった4月から、走り幅跳びを始めた。全国に向け、助走の最後の3歩と、手を上に上げて反るように跳ぶことに重点を置き、毎朝練習している。全国大会の標準記録は4メートル45。高井さんは「4メートル70以上は跳びたい」と抱負を語った。
唐木村長は、「県の小学生記録を塗り替えるように思いっきり跳んで、頑張ってね」と激励した。 -
実践に向けたむらづくり提案説明会
むらづくり委員会が提案を最後に解散南箕輪村と南箕輪村むらづくり委員会は11日夜、「実践に向けたむらづくり提案説明会」を村民センターホールで開いた。今回は委員会の最終提案説明会で住民約250人が参加した。5つの部会ごとに検討した「ずく出しプロジェクト」を各部会長が提案し、およそ3年間に及んだ同委員会は解散した。
むらづくり委員会は昨年、第4次総合計画など8つの計画を村に答申した。その後、総合計画をより具体的なものにするため、5つの「ずく出しプロジェクト」を部会ごとにテーマを決め、実践に向けた提案を検討し、まとめた。
今回、住民をはじめ各団体、村の主要関係者らに広く提案を知ってもらい、共に知恵と力を出し合い、協力してむらづくりを進めるため、提案説明会を計画した。
プロジェクトは▽子どもすくすくプロジェクト▽村民いきいきプロジェクト▽地域コミュニティ再生プロジェクト▽自然環境プロジェクト▽「南箕輪ブランド」創造プロジェクト-。
教育・文化部会の子どもすくすくプロジェクトは、重点対策に(1)安心子育て(2)楽しく読もう(3)みんなで伸びよう-の3項目を掲げた。「楽しく読もう」では、ブックプレゼント事業としてファーストブックプレゼント(乳幼児健診時・9カ月)、セカンドブックプレゼント(小学校入学時)の2回のプレゼントを提案した。
唐木一直村長は、「すばらしい計画を立ててもらい感謝と敬意を表する。自助、共助が大切な時代。特に共助が重要になる。積極的、実践的な参加をお願いする」とあいさつした。 -
すくすくはうす利用者と唐木南箕輪村長が座談会
南箕輪村の村民交流支援センター「すくすくはうす」で11日、唐木一直村長と施設を利用する母親らの座談会があった。母親らは村内の施設整備などの要望を伝え、村長と懇談した。
「村内に箕輪町の若草園や伊那市の小鳩園のような発達に心配のある子が安心して通える施設が早くほしい」との意見に対して村長は、箕輪町が移設する若草園での受け入れを「当面はお願いしていく」とし、「保育園で受け入れるお子さんは、できる限り地域の中で同じように生活させてあげたいというのが私の考え。できる限り保育園で預かりたい」と話した。
「大芝公園が砂利や段差があるのでベビーカーで通りやすくしてほしい」との声には、「今年はキャンプ場を舗装する。年次計画で考えていきたい」と答えた。 -
中学生カナダホームステイ&語学研修の旅
南箕輪村で壮行会南箕輪村教育委員会は10日、カナダホームステイ&語学研修の旅に参加する南箕輪中学校の2年生5人の壮行会を村民センターで開いた。
研修はカナダのレスブリッジに滞在し、ホームステイしながら語学研修や校外活動をする。カナディアンロッキー見学やバンフ市内観光もある。30日から8月10日までの12日間。
唐木一直村長は「自分の目で、肌で海外を見て感じてきてほしい。経験は最大の財産になる。これからの人生にきっと役に立つ。しっかり学んできてほしい」とあいさつ。伊藤修教育長、南箕輪中学校の堀田実校長も激励した。
中学生は、「英語をすらすら話せるようになりたい」「カナダと日本の文化、料理、環境の違いを学びたい」など、一人ずつ抱負を語った。 -
南箕輪村戦没者慰霊祭
南箕輪村の戦没者慰霊祭が10日、村公民館であった。遺族や来賓など約110人が参列。戦争で命を落とした故人らの冥福を祈るとともに二度と同じ過ちを繰り返さないことを誓い合い、花を捧げた=写真。
式辞を述べた村社会福祉協議会の堀深志会長は、戦没者らの犠牲の上に今日の繁栄が築かれたことに感謝の意を示し、「諸霊が愛した故郷の山河を守り、戦争の悲惨さ、悲しみを忘れずに語り継いでいきたい」と語った。 また、上伊那郡遺族会の牛山敞司会長は「戦中戦後の記憶が風化し、戦争を知らない世代も多くなっているからこそ、声を大にして戦争の悲惨さを伝えていきたい」と語った。 -
山村うたごえの輪
60回記念コンサート南箕輪村の文化団体「山村うたごえの輪」(倉田加代子代表)は7日、60回記念コンサートを村民センターで開いた。参加した26人は、ユーフォニウムとピアノが奏でる曲の数々を鑑賞して楽しんだ。
山村うたごえの輪は、「出会いがうれしい歌声広場」をキャッチフレーズに毎月第1土曜日に村民センターで開催。だれでも参加できる会で、童謡唱歌を中心にピアノの生伴奏に合わせて歌い楽しむ。
今回、60回を記念して伊那西高校教諭で趣味でユーフォニウムを演奏している北条智博さんと、会の伴奏を担当している村内でピアノ教室を主宰する倉田香恵さんによるアンサンブルコンサートを企画した。「見上げてごらん夜の星を」「トロイメライ」「千の風になって」など5曲を演奏した。
演奏の合間に、いつも通りに皆で歌もうたい、「たなばたさま」「キラキラ星」など七夕にちなんだ曲も楽しんだ。 -
大芝とうろう祭り
大芝高原に灯ろうを飾る「大芝とうろう祭り」が7日夜、大芝高原多目的広場であった。手作りの灯ろう160基が広場の通路に並び、蜜ろうキャンドルの柔らかな光の道が幻想的な世界を作り出した。
灯ろうは5年前から飾っている。各自が作った灯ろうを持ち寄って飾るイベントで、保育園や南部小学校、上伊那農業高校、信州大学農学部、公民館学級、各種団体などが参加した。
段ボールで枠を作った灯ろうは、丸や四角、月の形など自由に切り抜き、花やキャラクターの絵、願い事などを書いた紙を張ってある。中には子どもの1歳のお祝いにと、手形と足形を押した灯ろうを持参した人もいた。
今年は灯ろうを置く間隔を広くし、見物しながら広場を一周できるように並べた。訪れた人は灯ろうの絵柄を一つずつ眺め、光の道の散策を楽しんだ。 -
ファミリークッキング
南箕輪村食生活改善推進協議会と村役場住民福祉課は7日、ファミリークッキングを村公民館で開いた。9組の親子がサンマを主菜にした献立を協力して調理し、味わった。
献立は「さんまのソテー きのことパプリカのソース」「トマトとキュウリのサラダ」「キャベツとたまごのふわふわスープ」「ヨーグルト入り蒸しパン」の4品。
今回は、サンマのおろし方を覚え、焼く、煮るという調理法のほかに野菜たっぷりのソースをかけて食べる献立も覚えてもらう。
参加した子どもは幼児も含め小学1年生から6年生まで15人。お母さんと一緒にサンマを三枚におろし、キュウリやトマトを切る、蒸しパンの材料を混ぜるなど皆で分担して調理した。 -
実践に向けたむらづくり提案説明会11日
南箕輪村と南箕輪村むらづくり委員会は11日午後7時半から、「実践に向けたむらづくり提案説明会」を村民センターホールで開く。
むらづくり委員会は昨年、第4次総合計画など8つの計画を村に答申した。その後、総合計画をより具体的なものにするため、5つの「ずく出しプロジェクト」を部会ごとにテーマを決め、実践に向けた提案を検討し、まとめた。
今回、住民をはじめ各団体、村の主要関係者らに広く提案を知ってもらい、共に知恵と力を出し合い、協力してむらづくりを進めるため、委員会の最終提案説明会を計画した。
提案内容は▽子どもすくすくプロジェクト=子どもすくすくプロジェクト重点対策(教育文化部会)▽村民いきいきプロジェクト=村民がこぞって健康でいきいきと暮らすためには(健康福祉部会)▽地域コミュニティ再生プロジェクト=村民の主体的参加によるむらづくり推進方策(自治協働部会)▽自然環境プロジェクト=みんなに喜ばれる大芝高原にするためには(生活環境部会)▽「南箕輪ブランド」創造プロジェクト=地域特産品のブランド化に向けて(産業交流部会)-。
「村の将来に向けて村民の皆さんと一緒に夢と希望のあふれるむらづくりを推進していきたい」と、多くの村民の参加を呼びかけている。
問い合わせは役場総務課企画係(TEL72・2104内線103、104)へ。 -
【高校野球紹介】(2)上伊那農業
一人ひとりの長所を最大限に発揮するのが目標だ。例年のチームと比べて総合力は劣るが、接戦の中で気持ちを切らさず、個々の特徴を生かしていければ竏窒ニ守屋監督。「3年生にはこれまでの練習の成果を試合で発揮してもらいたい」と願う。
投手陣は、左横手の有賀、右横手の宮下、左上手の竹村、同じく茅野、右上手の藤森の5人。ストレート、スライダー、チェンジアップなどの決め球を持つ、それぞれタイプの違う選手がそろうも「確固たるエースは不在」(守屋監督)。調子のよい投手を先発起用し、相手の目先を変える継投を考えている。
守備の要は捕手。三浦の組み立てで投手の実力を生かしてほしいと期待する。内野にはチーム内で守備に安定感のある2年・大槻、外野には俊足の3年・小林大樹のキーマン2人を据える。
打撃は選球眼があり広角に打てる大槻、太田や長打力のある有賀、倉田が中軸を担う。「長打が打てるとチームの空気も変る。普段、打てない選手も勇気をもらえる」と監督。
初戦は犀峡と対戦(16日午前10時縲恁ァ営飯田野球場)。勝ち上がると2回戦の相手は蘇南(18日午前10時縲恣ッ球場)。
大蔵大主将
チームの輪を大切に全員野球で勝っていきたい。大会で気持ちも上がり、充実した練習が出来ている -
介護者リフレッシュ交流会
南箕輪村地域包括支援センターは29日、介護者リフレッシュ交流会を開いた。17人が参加し、大芝高原みんなの森セラピーロードを歩いたり、温泉に入ってゆっくりと過ごした。
介護者にゆったりした時間を過ごしてもらい、同じ立場の介護者で交流してもらおうと計画した。
村の理学療法士の指導で腰痛予防の体操をした後、大芝高原みんなの森セラピーロードで軽いウォーキングをした。鳥のさえずりが響く中、雨に濡れ色鮮やかな緑も楽しみながら、参加者同士おしゃべりをして歩いた。
参加者は「ストレスもたまるから、たまに歩きに来る」「同じ立場の人だから話もできて、こういう機会があるといい」と話していた。 -
南箕輪村北殿区で災害時住民支え合いマップ作成説明会
南箕輪村社会福祉協議会は25日夜、災害時住民支え合いマップの作成説明会を北殿公民館で開いた。北殿区はマップ作成のモデル地区で、説明会は組長らを対象に開き、約50人が先進地駒ヶ根市の事例を学んだ。
村社協は、昨年7月の豪雨災害で避難指示を経験した北殿区をモデル地区にし、役場と連携してマップ作りを進める。同区では自主防災組織を主体に作成する計画で、今回は組長にも理解してもらおうと説明会を開いた。
駒ヶ根市と同市社会福祉協議会がマップ作りに取組んだ経過、作成方法などを紹介した。「災害時の安全な避難のために支え合いマップが有効な手段の一つ」とし、住宅地図を使い、災害時要援護者、支援者、近所のつながりの確認などをして地図に色別のマークや矢印を記入していく方法を説明した。
要援護者に誰が声を掛けるか事前に決めておくこと、避難所に重度の障害などがある人の福祉避難所を別に確保することなどの重要性も述べた。 -
国交省・天上 激特事業の起工式7月1日
国土交通省天竜川上流河川事務所(伊藤仁志所長)は7月1日、天竜川直轄河川激甚災害対策特別緊急事業の本格着工を祈願した起工式を箕輪町松島の同河川沿いで開く。同事業は昨年7月の豪雨災害の再度災害防止を目的に2010年度までの5カ年度計画。出水期外の10月から同所管内各箇所で本格工事が始まる予定だ。
同事業は、諏訪湖の水位上昇による浸水被害を防ぐため、天竜川の流下能力を高め、釜口水門の最大放流量をこれまでの毎秒400トンから同430トンへ引き上げる。諏訪湖流入河川と天竜川で、河道掘削や護岸強化などを施す。
管内の激特事業は、横川川合流点(辰野町)から三峰川合流点(伊那市)までの対象区間約20キロ。河道掘削、護岸強化工事や天竜橋(南箕輪村、伊那市の境)、明神橋、水神橋、中央橋(以上同市)など6個所の橋梁補強を実施する。採択事業費は84億円。
関係者は「将来とも天竜川周辺が安全であり、工事事業が順調に進むことを願いたい」と話している。 -
伊那消防組合 規律訓練
伊那、高遠、辰野、箕輪消防署でつくる伊那消防組合は26日、伊那市の市民体育館、県伊那勤労者福祉センター体育館で規律訓練をした。訓練は26、27日の両日、組合署員約120人が実施。各署員らは、日ごろの消防業務に生かすため規律の保持と迅速的確な行動を訓練で学んだ。
初日は、組合署員66人が参加。30人ずつの小隊編成・隊列整とんとして、行進間、停止間の動作や敬礼方法などを指揮者の指示に従がって訓練した。署員らは真剣な表情で取り組み、律心の向上を目指した。
あいさつに立った伊那消防組合消防本部の登内正史次長は「それぞれの動作を確認しながら、年一回の訓練で大きな声と汗をかいてもらいたい」と呼び掛けた。
小隊編成の訓練に取り組む組合署員ら -
ゆずり葉学級が灯ろう作り
南箕輪村公民館学級の「ゆずり葉学級」はこのほど、7月7日に大芝高原である大芝とうろう祭りに参加するため、七夕灯ろう作りをした。受講生が思い思いに好きな絵を描くなどして灯ろうを作り上げた。
祭りは大芝高原多目的広場で、住民が手作りした段ボールの灯ろうを散策路に並べて蜜ろうキャンドルを灯す。
昨年の祭りに初参加したゆずり葉学級では、「とてもよかった。今年もやりたい」との受講生の願いから、灯ろう作りを計画した。学生は昨年の箱を再利用したり、新しい段ボール箱の側面を四角や丸など好きな形に切るなどして枠を作り、穴の部分に自分が育てたアサガオ、村のキャラクター「まっくん」などを自由に描いた紙を張って完成させた。
受講生は、「祭りは灯ろうの光がものすごくきれいでした。今年も自分の作った灯ろうを出すのが楽しみ」と話していた。 -
南箕輪村土砂災害警戒区域等指定説明会
南箕輪村、伊那建設事務所、上伊那地方事務所は、南箕輪村内の9地区を対象に、土砂災害警戒区域等指定説明会を開いている。北殿区では21日夜、公民館に区民50人が集まり、区内の警戒区域指定カ所の説明を聞いた。
県は、住民の生命、身体を土砂災害(がけ崩れ、土石流、地滑り)から守る目的で、土砂災害発生の恐れがある土地の区域を明らかにするため、土砂災害防止法に基づいて基礎調査をしている。村の調査が終了し、警戒区域、特別警戒区域の指定に伴い、18日から28日まで各地区の説明会を設定した。
警戒区域は土砂災害の恐れがある区域で、危険の周知、警戒避難体制の整備を図る。特別警戒区域は建物が破壊され住民に大きな被害が生じる恐れがある区域で、建築物の構造規制などをする。
村内の指定区域は地滑り4カ所、がけ崩れ57カ所の計61カ所。北殿区は、がけ崩れ9カ所。住民は指定区域図の説明を聞いて指定カ所を確認した。
征矢忠典区長は、「危険カ所を把握し防災に対する心構えを持つことが大事。今日の話を参考にしてほしい」とあいさつした。
村は、天竜川浸水区域のハザードマップを9月までに作成して配布。土砂災害のハザードマップは来年着手する予定。 -
第22回大芝高原まつり8月25日
実行委員会で内容決定8月25日に開く南箕輪村の第22回大芝高原まつりに向け、まつり実行委員会は21日夜、村役場で会議を開き、新企画の縁台将棋をはじめとするイベント内容や時間などを決定した。
昨年に引き続き土曜日開催。雨天は翌26日。雨天延期の場合は午前6時ころ防災行政無線で、開催の場合は午前8時に合図花火で告知。昨年の祭りは花火大会のみ延期となったが、延期の場合は高原内の放送や村の防災行政無線で告知する。
開会式は午前10時から湖上ステージ。新イベントは縁台将棋で、そのほかは例年通り。
イベントはゲートボール、マレットゴルフ、おまつりステージ、クラシックカーフェス、フリーマーケット、防災コーナー、乗馬体験、地場農産物即売会、ふるさとの味、親子ふれあい木工、闘鶏大会、福祉ボランティア、出店コーナー、木曽の物産展、たらい体験・レース、おまつりパレード、民謡踊り、花火大会、ゆかた着付(女性のみ)、縁台将棋。
実行委員長の唐木一直村長は、「祭りで大切なのは大勢の皆さんに参加してもらい、楽しんでもらうこと。上伊那最後の祭りが素晴らしくなるよう協力をお願いしたい」とあいさつした。 -
南箕輪村議会6月定例会閉会
南箕輪村議会6月定例会は22日開き、議案4件、請願3件と陳情1件の採択に伴う意見書の提出4件を可決した。議員提出の追加議案で3月議会の決定により改選後に引き上げた議員報酬を引き上げ前の額に戻す条例の一部改正案は賛成少数で否決し、閉会した。
追加議案は村議会委員会条例の一部改正、村議会会議規則の一部改正。議員報酬等に関する条例の一部改正は「村民への負担増、職員・特別職の給与を抑制している中で議員報酬を引き上げる理由がなく、村民の批判も強い」と提案理由の説明があった。採決は賛成2人で否決となった。
請願・陳情の採決は次の通り。
◇採択=▽「義務教育費国庫負担制度の堅持」を求める意見書提出に関する請願書▽35人学級の早期実現、教職員定数増を求める意見書提出に関する請願書▽長野県独自の30人規模学級の拡大及び市町村における自由度の拡大と複式学級の解消、県独自に教職員配置増を求める意見書提出に関する請願書▽日豪EPA交渉及びWTO農業交渉に関する陳情書
◇閉会中の継続審査=▽久保原地区の冬期、児童スクールバス利用陳情書 -
信大農学部キャンパスでおでかけ保健所
保健所機能を地域の人たちに有効活用してもらおう竏窒ニ伊那保健所は21日、信大農学部キャンパスい「おでかけ保健所」を開設した。学生や教職員などが各コーナーを訪れ、各方面から自分の健康状態をチェックした=写真。
保健所事業に対する啓発活動の一環として実施している取り組みで、さまざまな保健所事業を学校や企業などで展開している。若い世代への啓発を目的として信大農学部で開くのは4回目。健康相談、禁煙、食生活相談、健康測定、感染症予防指導などといった9つのコーナーを設け、医師や保健師、管理栄養士などが相談に対応。
中でも、体脂肪や内臓脂肪、基礎代謝量などが測定できる健康測定コーナーなどは人気が高かったほか、栄養・食生活コーナーでは、毎日の食生活バランスをパソコンチェック。
担当職員は「学生さんの場合、分かっていてもなかなか栄養バランスまで気を配れない人も多い。チェックを行うことで、食生活を改めて見直すきっかけにもなる」と話していた。 -
南箕輪村
一般競争入札10月以降に導入へ南箕輪村は、公共工事の入札に制限付き一般競争入札を10月以降に導入する。20日の村議会一般質問で、原悟郎議員の質問に唐木一直村長が答えた。
説明によると、一般競争入札は300万円以上の工事が対象で、事後審査方式を取り入れる。入札ごとに地域要件、除雪作業や災害時作業への協力のような社会貢献の条件などを設ける。試行期間は設定せず、年度の節目などで経過を十分検討する。300万円未満の工事は従来どおり指名競争入札とする。
入札内容の村ホームページ掲載やメール配信での情報提供を検討しており、ハード、ソフト両面の整備が完了した後に導入する。
村長は、「入札制度の透明性・公平性、地元業者の育成の両方の考えでやりたい」と述べた。 -
南箕輪・沢尻でアパート火災
18日午後10時41分、南箕輪村沢尻のアパート「ハイツウイン」2階の205号室から出火、同アパート2階部分2室(約44平方メートル)を焼き、同11時19分に鎮火した。けが人はなかった。
伊那署の調べによると、205号室から出火し、隣室に延焼。現在、出火原因を捜査している。 -
クジャクサボテン栽培
南箕輪村
北原喜美子さん玄関ポーチの両側にクジャクサボテンの鉢植えがずらりと並び、手のひらほどもある大輪の花が、訪れる人を出迎えてくれる。
「花はいいよね。育てればそれだけ答えて咲いてくれる。家族だけでなく、来た人が見て『いいね』と言われるとうれしい」
花が大好きで、何種類もの花の鉢植えが並び、庭も花や木々、山野草であふれている。その中でも一際目を引くのが、今を盛りと咲くクジャクサボテン。花芽が1鉢に15個から20個つき、1輪は3日間咲く。今年は例年より10日ほど開花が遅れたというが、次々と咲き、華やかな雰囲気を作り出している。
育て始めたのは10年以上前。購入した1鉢を大事に育て、挿し木を繰り返し、今では50鉢にも増えた。この間、サボテンの花の豪華さを知り、欲しいという人にわけてあげた。今年もすでに幾鉢もあげたという。
「あまり過保護に育てるとよくない。1鉢にいくつもつぼみをつけるようにするのはズクがいるけど、育て方は私流。一つは勘かな」
水遣りは根腐れしないように3、4日に1回。11月から3月ころまで水遣りを一切止め、家の中で管理する。水を切るタイミングを失敗すると花芽がつかなくなり、見極めは経験がものを言う。
「大変なのは冬の管理。寒さに弱いから、あまり寒いときは花のためにヒーターをつけることもある。人間は寒さを我慢してもね」
温度変化にも敏感で、鉢を外に出す時期が早いと、せっかくのつぼみが落ちてしまう。「花が落ちるのは本当に切ない」ので、時期にも注意を払う。
鉢の植え替えや、冬越しのため鉢を2階の部屋に運んだり、春に下ろすのも大変な作業。「肩が痛くてね。痛いとか、重いとか言いながらやるの。私が目をかけないとだめになってしまうからね」
以前、月下美人を育てていた。一夜限りの花。「1日ではかわいそうでね。クジャクサボテンは3日は咲くから、これのほうがいいかな」と、今はクジャクサボテンに専念。4種類あるが、中でも淡いピンク色の花がお気に入り。「優しくて、ちょっと品があるでしょ」と、愛しそうに見つめる。
「孫が花を見たら喜んでね。自分の子育てのときは子どものけがより花のほうが大事なときがあったけど、孫はかわいくて…」。今年は孫と接する時間が長く、花にかける時間が少なかったというが、クジャクサボテンは、優しい光となって家族を包むかのように切れ間なく花開いている。(村上裕子) -
南箕輪村図書館06年度利用まとめ
南箕輪村図書館は、06年度の利用状況をまとめた。利用者数、貸し出し数などいずれも前年度をわずかだが上回り、多くの住民が利用した結果となった。
所蔵資料は6万9348点。開館日数は291日。
住民一人あたりの利用率は2・46(前年度2・42)。1日平均利用者数は120人(前年度118人)。村民1人あたりの貸し出し数は8点(前年度7・8点)。1日平均の貸し出し数は388点(前年度378点)。
利用の傾向は幼児、中学生が減少し、20、50、60歳代が増えた。貸し出しは前年度と比べビデオが減り、本が増えた。図書館では「若いお母さん、団塊世代の利用が多くなった」とする。
同館の利用率は県内図書館の中で上位に位置し、開館以来、利用率を維持している。図書館では一層の利用を呼びかけている。 -
南箕輪村消防団ポンプ操法・ラッパ吹奏大会
南箕輪村消防団は17日、ポンプ操法・ラッパ吹奏大会を村役場駐車場で開いた。各分団から17チームが出場。ポンプ車操法、小型ポンプ操法、ラッパ吹奏の3部門に分かれ、日ごろの訓練の成果を競い合った=写真。
有事に安全で敏速な行動がとれるようになることを第一の目的として毎年開催しているもの。日々の訓練で習得した技術力を競い合うことを通して、団員同士の結束を強め、さらなる研鑚意識を高めている。
今年は、小型ポンプ操法に9チーム、ポンプ車操法に4チーム、ラッパ吹奏に4チームが出場。そのうち小型ポンプ操法の部では、各分団の団員が5人一組でチームをつくり、指示に従ってホースの出し入れから放水などといった一連の動作を迅速かつ的確に実施。4月から入団した新入団員らも先輩団員らに混ざり、2カ月の訓練の成果を披露していた。 -
父の日贈り物作り
南箕輪村図書館と村公民館は16日、「父の日のおはなしむらと贈り物作り」を村民センターで開いた。親子33人が「お父さんビックリ!マジックカード」作りに熱中した。
カードは両側から開くことができる。開いたときに右側にお父さんの絵、左側にメッセージがある場合、反対側から開くと絵とメッセージが入れ替わる。
子ども達は堀薫公民館長に教わりながら、カードの画用紙と不思議な仕組みの“種”となる細長い紙を1カ所ずつ丁寧にのり付けした。
どんな仕上がりになるのか不思議そうにしていた子ども達は、自分で両側から交互に開き、「開いた」「おもしろい」と満足した様子。緑、オレンジ、黄色など7色の紙から好きな色を選んでメッセージと絵を書き、カードにはって完成させた。
1人で参加した小学生の女の子は、「お父さん、びっくりすると思う」とうれしそうに話していた。 -
【記者室】物好きが集まって
上伊那産サツマイモを原料にしたいも焼酎「伊那八峰」に、今年は南箕輪村の「大芝の華」が仲間入りする。昨年の「不死清水」に変えての販売となる▼南箕輪ブランド作りを企画した南箕輪開発公社の呼びかけに応じた有志が「いも焼酎南箕輪会」を発足し過日、休耕田にサツマイモ苗を植えた。「物好きな衆の集まり」と会長。利益が出るものではなくボランティア的な要素が強いが、年代の違う仲間が集まっていることにも意義があり、楽しみでやるのだという▼「一番飲むのは俺じゃない。あっち」。目線の先の男性は笑いながら作業を続行。その後ろで「俺は日本酒だけど、焼酎もいい」との声が。自分たちが作った焼酎を酌み交わす日が待ち遠しいようだ。(村上裕子)
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伊那防犯協会連合会が定期総会
伊那防犯協会連合会(会長=小坂樫男伊那市長)の定期総会が15日、伊那公民館であり、07年度事業計画、予算などを原案通り可決した。総会前には防犯活動に貢献し、県防犯協会連合会賞などを受賞した6人、2団体を表彰した。
本年度は「安全・安心を実感できる地域社会づくり」を目標にかかげて活動。防犯意識高揚のための事業、防犯ボランティア活動に対する支援事業、少年の健全育成に対する支援事業竏窒ネど5事業を計画重点とした。
表彰された個人、団体は次の皆さん。
【県防犯協会連合会功労】▽個人=山下末廣(伊那防協連合会)
【伊那防犯協会連合会功労】▽個人=堀田弘子(伊那市防協)赤羽要(美篶地区防協)唐沢千春(高遠地区防協)池上啓子(伊那エンジェルス隊)福沢秀美(伊那エンジェルス隊)▽団体=箕輪東小学校みまもり隊(代表・丸山全二)箕輪南小学校みまもりたい(代表・中村喜男)