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南原地区まちづくり景観形成住民協定を締結
南箕輪村で初南箕輪村南原地区が、「南原地区まちづくり景観形成住民協定」を締結した。村内初の協定で、地区全域を対象に景観の保全に取り組む。協定は20日に発効し、県知事認可も申請している。
南原地区は、中央アルプスの山ろくで、南アルプスの雄大な風景を望む自然豊かな地域。権兵衛トンネル開通に伴う工場や店舗の進出、看板設置などにより景観が損なわれることを懸念し、景観形成住民協定締結を検討してきた。06年3月、区の総会で住民協定締結を同意、署名活動を展開し締結に至った。協定の有効期限は5年。
協定署名者は365戸(社)。区に居住する区民のほか地区内に土地を所有する村外者、地区内の企業など。アパートなども含む区の全363戸の内、実際に地区内に居住する人では277戸(76%)が署名している。
地区の環境整備と景観形成に必要な事項を定めた景観形成基準は▽土地利用▽建築物など▽垣、柵、擁壁など▽緑化・美化▽広告物▽事前協議▽自動販売機▽交通・防犯▽廃棄物処理施設・風俗営業施設など-の9項目。
建築物の基準は、建築物を十分道路から後退し緑化に努める、高さは13メートル以下で勾配屋根、屋根や壁の色は落ち着いた色調に努める-など。屋外広告物は道路から1メートル以上後退し、設置者、設置場所、表示面積、高さ、色などの基準を示している。
住民協定運営会長の伊藤幸一さんは、「トンネルが開いて工場や店が出てくる。交通量が多くなれば看板も多く、また大きくなってしまう。協定で若干でも地域の景観を守っていきたい」と話した。
南原地区周辺は、権兵衛トンネル開通に合わせ国道361号線の伊那市側トンネル出口から延長約7キロ、沿道両側100メートルが県の屋外広告物条例に基づき屋外広告物禁止地域に指定され、伊那市西箕輪地区が05年3月に「西箕輪ふるさと景観協定」を締結している。 -
南箕輪村議会6月定例会一般質問
保育料引き下げの方針示す南箕輪村の唐木一直村長は、21日の村議会6月定例会一般質問で、保育料について「昨年5%引き下げたが本年度も引き下げをする」と述べた。三沢澄子議員の質問に答えた。
引き下げ率は現在調整中で、上伊那の他町村に比べ所得の低い世帯の保育料が割高になっていることについても解消を図る考え。村長は「7月1日から引き下げ実施したい。これに伴い村の保育料は最低ランクになる」と話した。
村は26日に保育料審議会を開き、村長が諮問する。
◆村長就任1年を経過しての総括
村長は、「私なりに努力したつもりだが、まだまだ不十分な面、力不足な面がある。職員と意識を共有しながら努力してまいる」と、大熊恵二議員の質問に答えた。
「大切なのは村内が平和、平穏であること。村政を出来る限り身近に感じ親近感を持ってもらうため、懇談の場をもってきた。これからもこの姿勢を貫く」とした。村政運営については「財政が基本。自立可能なむらづくりの前提でもある。行革が必要で、できるものから実施した」とし、「事務事業評価制度を実施し、人事評価制度を充実したい」と述べた。
最大の公約とする子育て支援は、「これからも追求していきたい」とし、企業振興は「自立のため税収増を図らなければならない。引き続き努力していく」と話した。また、「自主防災、防犯部など協働の取り組みが出来てきた。地域コミュニティの第1歩として支援したい」とした。
庁内に立ち上げた6つのプロジェクトチームについては、「職員が幅広い分野に目を向け始めた点は成果が出てきている。チームによる推進が定着化してきている。これからもこうした姿勢で取り組む」とし、数値目標の設定は「設定できるものは検討する」とした。
◆児童の安全のための「まっくんバス」での通学について藤原定一議員が質問した。
村長は「スクールバスとしての利用など運行状況を検討し、7月からアンケートを実施、検討委員会の準備も進めている。全員とはいかないが遠距離通学者には安全に配慮したい。総合的に検討する」と答えた。
◆南箕輪村小学校の学童保育施設について三沢澄子議員が質問した。
村長は「現在はすくすくはうすを使っているが、南小の敷地内に早期に建築できるよう検討したい」とした。
◆村表彰規制の見直しについて大熊恵二議員が質問した。
村長は「改正する」と答えた。これまでも庁議でさまざまな議論をしてきたことを説明し、「幅広い面での規則の改正を検討したい」とした。 -
すくすく玉手箱でサツマイモの苗植え
土とじかにふれあい、作物を育てる喜びを体験してもらおう竏窒ニ21日、入園前の幼児と親を対象とした南箕輪村公民館主宰の子育て学級「すくすく玉手箱」は、サツマイモの苗植えに挑戦した。参加した35組の親子は、収穫への思いをはせながら一人1本ずつ苗を植えた=写真。
サツマイモづくりは昨年始めた取り組み。昨年は雨で苗植えができなかったため、すくすく玉手箱で苗植え体験をするのは初めてとなる。
親子は、協力しながらマルチの真ん中に穴を掘り、服や顔を真っ黒にしながら苗植えを完了。その横に自分たちの名前を書いた立て札を立てた。
その後、子どもたちは泥遊びを開始。普段は洗濯のことを気にしている母親たちも、土の上へ座り込んだり、はだしで歩いたりする我が子と一緒になり、土の感触を楽しんでいた。 -
「まっくんせんべい」好評
南箕輪村大芝高原の限定菓子「まっくんせんべい」が、5月中旬の発売から1カ月が経過し静かな人気になっている。。
「まっくんせんべい」は、通常のピーナッツの代わりに松の実を入れたせんべい。赤松の精のまっくんにちなんだ菓子で、1袋500円。大芝荘、大芝の湯、大芝高原味工房の3カ所のみで販売している。
松の実入りは珍しく「品のいい味」。今月上旬に東京であった森林セラピーキャンペーンでも試食で提供したところ好評だったという。村開発公社では「ぜひ1度味わってみてください」と話している。 -
箕輪町、南箕輪村の消防団ポンプ操法大会・ラッパ吹奏大会
箕輪町、南箕輪村の消防団06年度ポンプ操法大会・ラッパ吹奏大会が18日、箕輪町役場駐車場、南箕輪村役場駐車場でそれぞれあった。団員は数ヶ月間にわたる訓練の成果を発揮して大会に臨んだ。
ポンプ操法では、消火の基本動作の正確性や敏しょう性、標的(火点)を倒すまでの時間などを競った。ラッパ吹奏は、吹奏の部と規律の部の総合で競い合った。
箕輪町は自動車ポンプは第4分団、小型ポンプは第5分団、ラッパ吹奏は第4分団が優勝。ラッパ吹奏は5連覇を達成した。個人表彰の受賞者は過去最多の29人だった。
南箕輪村は自動車ポンプは第3分団第1部Aが2連覇、小型ポンプは第2分団第2部が6連覇、ラッパ吹奏は第5分団が3連覇を成し遂げた。
自動車ポンプと小型ポンプの各1位、ラッパ吹奏は選抜で、7月9日の上伊那郡大会(伊那市役所駐車場)に出場する。箕輪町は本年度、同大会への出場を辞退する。 -
南箕輪村で父の日贈り物づくり
いつも頑張っているお父さんに手作りの贈り物で感謝を伝えよう竏窒ニ17日、父の日にちなんだ贈り物作り教室が南箕輪村民センターであった。母子連れの保育園児や小学生など約50人が参加し、ペン立てづくりに挑戦し、気持ちを込めたメッセージカードを添えた。
今回は、親子ペンギン親子の筆入れづくりに挑戦。参加者は、堀薫公民館長の指導を受けながら、筒状の硬い紙に折り紙でつくった目や口などのパーツを貼り付、かわいらしい筆立てを完成させ、メッセージカードを作成。「お父さんありがとう」など日ごろ中々伝えられない思いをつづった。
また、父の日にちなんだパネルシアターの上映もあり、参加者を楽しませていた。 -
さっちゃんの漬け物
南箕輪村
原さち子さん家族や知人の顔を思い浮かべ、愛情込めて野菜を漬ける。
商工会の会合のたびにお茶請けに持っていく漬け物は評判の味。山のように漬けても、「おいしい」「持ってきて」と言われるのがうれしくて、惜しげなく人にあげ、無駄にすることなく終わってしまう。
そんな評判の漬け物で商いをしたら-との知り合いの声かけもあり今年、「手作りの味さっちゃんの漬け物」として販売を始めた。
跡取り娘で実家の酒屋「マルチョー」、セブンイレブン南箕輪大芝高原店の仕事をし、商工会女性部で活動する忙しい日々だが、酒屋の倉庫を改造した作業場で、せっせと季節の野菜を漬ける。
「料理や漬け物が好き」。若いころ、祖母の手伝いをしてはいたが、特別漬け方を教わったわけではない。野菜を最もおいしく漬ける調味料の割合は自分で考え、研究した。
「いつ漬けるの?」と周囲に不思議がられるが、「漬け物はずくがないとできない。いくら疲れていても、寝ないでやってた」。好きだからできるのだという。
素材は、地元農家3軒にお願いし、無農薬栽培の野菜を仕入れるこだわり。キュウリ、ナス、カブ、大根、セリ、ウド、アスパラ、エリンギなどなど。「新しい野菜を漬けてみるのも楽しい」と、なんでも漬ける。
面倒見がよく、友達に漬け方を教えてあげ、レシピも出していた。しかし、どんなに教えても同じ味にはならないという。「漬け物は自分の味。手具合と勘だから」。ちょっとした加減で、さっちゃんの漬け物の味が決まる。
偶然、漬け物を口にした蓼科の老舗ホテルの社長が味にほれ込み、ホテルに納品してほしいとの話が来た。4月から1日おきに納めているが、「舌洗い」としてコース料理の中で出される漬け物は、お品書きに「愛を感じる原さち子さんのお漬物」と紹介され、「社長がハマッタ味を…」と書かれている。
漬け物は、大芝の湯の食堂に入っており、、今後大芝荘にも出すことが決まっている。さらに、八十二銀行主催の信州「食」の商談会(21日、会場・長野県松本めいてつショーホール)にも出品する。販売のため、似顔絵付きの商品シールも作った。絵を何度も書き直し、ようやく完成。商談会には真新しいシールを張った漬け物を並べる。
好きな漬け物。店を引退したら商売でやってみようかな-と漠然と思っていたが、「意外に早くやるようになっちゃった。周りの人皆のおかげ。応援がなかったら一人ではできなかった。本当にうれしい。有難い」。
こだわり抜いた手作りの味。「季節、季節の味を楽しんでほしい。全部漬け方が違うから」。色鮮やかに漬かったナスを袋詰めする手を休め、「食べてくれる人が広がっていくのが楽しみ」と笑みを浮かべた。(村上裕子) -
村開発公社社員の公園施設研修会
南箕輪村開発公社は15日、大芝公園の関連施設従業員を対象とした研修会を開いた。約25人が参加し、スポーツ公園や「みんなの森」を見学しながら施設概要を確認した。
村開発公社が本年4月から大芝公園関連施設の指定管理者となったことに伴い、森林を除く施設、道路などは、園内従業員で管理していくこととなった。そのため、従業員それぞれが、園内施設を正確に把握している必要があると判断。今回の研修会を企画した。
参加者は、バスで移動しながら、施設概要について説明を受けた=写真。セラピーロードとして認定を受けた「みんなの森」の前では、森林の広さや駐車場までの距離、森林の種類などを確認。また、森林セラピーには、森林浴と異なり科学的根拠基づく明確な効果があることを学んだ。 -
伊那技専・企業と個別面接式説明会
南箕輪村の県伊那技術専門校(石川秀延校長)は15日、同校で、合同就職説明会を開いた=写真。直接面接によって企業の概要などを知ることで、学生らは目的を持った就職活動への意識を高めた。
求人募集している企業を同校に招き、個別説明による相互理解を深める目的。これまでは職安主催の説明会への参加や、学生が企業を訪問するなどの就職活動の機会しかなく、初めての試みとなった。
上伊那を中心に県内外からメカトロニクス、ソフトウェア設計関係の32社が参加。今年度の修了生ら79人が個別面接で、業務や採用内容の説明、就職活動に役立つ情報などの助言を受けた。
伊那技術専門校の昨年度の就職率は80パーセント以上で、石川校長は「就職に向け、具体的にどんな勉強について学べばよいかを面接で知ることで、就職意識は向上し、就職率に反映できれば」と期待。来年度以降の合同説明会の定着を目指している。 -
クレーム応対など学ぶ 電電ユーザ協・実践セミナー
日本電信電話ユーザ協会伊那地区(塚越寛会長)・駒ヶ根地区(坂井武司会長)の両協会共催の「IT時代の電話応対実践セミナー」が16日、伊那市美篶の信州伊那セミナーハウスであった=写真。
会員の応対技術の向上を目指すための恒例セミナーに、約50人が参加。現代礼法研究所の岩下宣子主宰が「クレーム応対と顧客満足」と題して講演した。
すぐに全面的に謝罪するのでなく限定的に謝罪、相手の立場で考える竏窒ネどの、クレーム対応の5つのポイントや、話し方のコツなどについて学習した。
「クレームを言ってくれるお客さまはありがたい人」とし、クレームは製品改良、新製品開発、サービス改善のための貴重な意見だと受け止めることが必要だと教えた。
岩下主宰は「お客さまの気持ちをさっしていかなければ、いざという時にマニュアルを越えた応対はできない。百人いればそれぞれのマナーがあるので、一人ひとりの立場になって考えることが大事」と呼びかけた。 -
南箕輪村議会6月定例会一般質問要旨
南箕輪村議会6月定例会の一般質問は21、22日にある。質問者は8人。質問要旨は次の通り。
藤原定一議員 (1)ブックスタートの実施(2)学校で朝の読書運動(3)まっくんバスでの通学
孕石勝市議員 (1)国保事業と老人保健医療特別会計の現状と見通し(2)医療費の抑制(3)後発医薬品などの使用拡大
原司宣議員 (1)集団登下校と休日を含む防犯指導(2)通学路点検と安全対策(3)村内防犯パトロールの予防効果(4)防犯部の設置と活動(5)空き建造物の安全対策
清水國洋議員 (1)「ゆとり教育と学力低下(2)国語、算数教育の充実強化
高見利夫議員 (1)村内中小企業者への支援策(2)国県事業の活用(3)村税収入の見通し(4)地方交付税の適正な水準確保
三沢澄子議員 (1)子育て支援施策(2)介護保険改正、障害者自立支援法での問題点(3)教育基本法
久保村義輝議員 (1)農林業の持続発展の取り組み(2)教育の現状と課題
大熊恵二議員 (1)村表彰規則の見直し(2)村長の政治姿勢 -
南箕輪村でキッドビクス講座開講式
親子で体を動かして楽しもう竏窒ニ14日、南箕輪村公民館で親子キッドビクス講座が開講した。約30組の親子が集まり、馴染みの曲などに合わせて存分に体を動かし、汗を流した=写真。
キッドビクスは子どもの基礎体力やリズム感、協調性を養うことを目的として開発された子ども用のエアロビクス。親子で一緒に楽しめる講座を設けていた近隣市町村の取り組みを知った村内の母親たちから多くの要望が寄せられ、保育園児がいる家庭を対象とする講座が実現した。子どもと一緒に体を動かす母親も、母親同士の親ぼくを深めたり、子育てのストレス発散などができるという。
講師に迎えた日本キッドビクス協会の公認コースディレクター・春日絵理加さんは「お母さんもダンスを楽しんでほしい」と語り、「手のひらを太陽に」などの音楽で、無理なく親子一緒に楽しめるさまざまなダンスを指導。
参加した母親は「子どもと一緒に体を動かせる機会も少なくなってきているけど、こうして一緒に動けるのは楽しい」と話していた。 -
信大でミツバチの管理方法などを学ぶ実習体験
信州大学農学部で15日、ミツバチの管理方法などを学ぶ体験実習があった。食料生産学科2年生と地域住民約30人が参加。伊那市御園の養蜂家・小松実治さん(74)を講師に迎え、みつ採取を体験したり、ミツバチの生態などを学んだ。
家畜管理など学ぶ食料生産学科が例年行っている実習。今年は、地元の人にもミツバチを知る機会を提供したい竏窒ニいう小松さんの提案で、一般からも参加を募った。
小松さんは、構内に設置した木箱から蜂の巣を採取。学生たちは、その巣からみつを搾り出す作業を体験。甘い香りに歓声を挙げながら、遠心分離機を回した。また、みつロウのキャンドルづくりにも挑戦した。
小松さんは「西洋ミツバチは日本ミツバチと違って人に慣れる性質があるため、養蜂ができるようになった。花粉の交配、みつの採取など、さまざまな場面で使われてきた」と、ミツバチと人の歴史を語った。 -
南箕輪村のブルーベリー狩り7月8日オープン
南箕輪村内4カ所にあるブルーベリー観光農園で、今年もブルーベリー狩りが計画されている。ブルーベリー観光農園組合(組合員4人、田中実会長)、JA上伊那、村開発公社の運営委員会が14日、農園で今年の出来栄えを調査し、開園の打ち合わせをした。ブルーベリー狩りは2年目で、今年は7月8日(土曜日)に始まり8月上旬まで開く。
ブルーベリーの生育状況は、低温の影響で昨年より三日ほど遅れているが、木が大きくなり実も多くついているので「期待できそう」と関係者。昨年は組合員2人の園のみだったが、今年は4園でもぎ取りができそうだという。
チケット販売は大芝高原味工房、大芝荘のほか、今年は各農園でも扱う。料金は昨年と同じく1時間以内の食べ放題で中学生以上1千円、小学生500円。中学生以上にはパックのお土産付き。入園時間は午前10時縲恁゚後3時。今年は各農園でパックの直売りも予定している。
昨年の入園者数は153人。今年は入園者500人、売上40万円を目指す。 -
大芝高原まつりポスター、うちわなど図案決定
南箕輪村の第21回大芝高原まつりのポスター、うちわ、パンフレットの図案選定会が14日夜、村役場であり、最優秀賞などが決まった。最優秀ポスター賞は南箕輪中学校の的野真由美さん(3年2組)、最優秀うちわ賞は竹沢藍さん(同)、最優秀パンフレット賞は北原麻衣さん(3年1組)の作品を選んだ。
応募は南箕輪中の美術わくわくクラブ員と希望者から18点。まつり実行委員長、顧問、実行委員会事務局の産業課長ら8人が選定し、最優秀賞3点、優秀賞4点、佳作11点を決めた。
ポスターは200枚作り、村内の公共施設、飲食店、企業などに掲示。うちわは6千本作り村内全戸に1本ずつ配る。完成は7月20日ころ。パンフレットは昨年度と同じく総合的なパンフレットで、最優秀賞の図案は表紙に使う。完成は7月末の予定。
今後、村役場ロビーと大芝の湯で応募作品展も計画している。
優秀賞と佳作は次の皆さん。
▽優秀賞=池上友美(3年3組)鹿角桃(2年2組)山崎真奈美(3年4組)竹松愛美(2年3組)▽佳作=倉田愛実、小松紘子(1年1組)薄田葵(1年2組)有賀千夏、金井蘭、溝口結稀、木川玲菜(2年2組)倉田萌、倉田梨名(2年4組)山・ス友衣、清水里音(3年3組) -
初心者マジック講座開講
南箕輪村公民館で14日、「初心者マジック講座」が開講した。幅広い年齢層に楽しんで参加してもらいたいと本年度、新たに公民館講座に加えた。受講生約10人が12月まで全7回、カードやロープなどを使った簡単にできるマジックを習得する。
初回は、講師の伊那マジッククラブ代表の伊藤権司さんが自己紹介を兼ねて手品を披露。次々と巧みな奇術を繰り出し、受講生を不思議の世界に引き込んだ。
マジックをするにあたっての原則を教わった後、伊藤さんの解説を交えながら、早速トランプや輪ゴムなどを使った手品に挑戦。「マジックは目の錯覚を利用して成り立っている。手際良く見せるから不思議に見える」との指導を受け、何度も繰り返し練習した。
老人施設などで披露したくて参加したという男性(64)は「不思議さがあるし、楽しいけど実際にやってみるとなかなか難しいね」と話していた。 -
南箕輪南部小 児童顔面殴打で通学路を防犯診断
南箕輪南部小学校の女子児童が見知らぬ女に顔面を殴られた事件が発生したことを受け、伊那署は14日、村、学校、PTAらと協力し、通学路の安全対策のための防犯診断をした。不審者が潜みそうな暗がりなどの危険箇所を点検し、対策を検討した。
沢尻と南原地区の通学路上にある、中央道路の橋げた、西天竜用水路などの場所を、小嶋惣逸署長、唐木一直村長ら約25人が歩いて診断。これまで不審者が出没した箇所も診断し、安全構築へ向け、参加者の意識を高めた。
見通しの悪い場所に繁茂する樹木や草の除去、児童が横断する交通量の多い道路への横断歩道の設置、暗がりのある道への街灯の取り付けなどを検討。改善に向けて、村関係者は「できることからやっていきたい」とした。
事件は4日午前8時ごろ、沢尻の村道を歩いていた女児が、後ろからついてきた女に顔面と頭を殴られ、鼻血を出すけがを負った。女は20縲・0歳代で、ピンク色のタンクトップ、白っぽい色のミニスカート姿だったという。
伊那署管内で、本年に入って発生した不審者の声かけなどの事案は10件ある。 -
南箕輪村環境審議会第1回
南箕輪村は14日、第1回環境審議会を役場で開いた。委員13人を任命し、環境基本計画の策定や村廃棄物処理計画などを協議した。廃棄物処理の基本計画は審議会の承認を受け今後公示し、村民に周知していく。
審議会は、村の自然環境保全、公害対策、ごみ処理など環境保全全般の施策について村長の諮問に応じて調査、審議する。本年度は環境基本計画の審議を中心に年3回程度の会議を開く。
環境基本計画の具体的施策は、むらづくり委員会で協議している村の基本計画との整合性をはかりながら策定する計画で、環境審議会に諮り、秋ころまでの決定を予定している。
廃棄物処理計画の「基本計画」は96年以来10年ぶりの改定。「実施計画」は毎年改定しており、06年3月に決定している。
委員は議会、信州大学農学部、商工会、農業委員会、上伊那森林組合、消費者の会、区長会、衛生部長会、村内有識者、公募の13人で構成。会長に白鳥嘉文さん、副会長に有賀章治さんを選出した。任期は2年。 -
すくすくはうすで村長との座談会
南箕輪村の子育て支援施設「すくすくはうす」で13日、唐木一直村長との座談会があり、施設を利用する母親約10人が、利用時間延長や遊具の増設などを訴えた=写真。
日ごろ育児に励む母親たちの生の声を村政に取り入れていくための取り組み。すくすくはうすに対する意見だけでなく、公共施設や行政サービスへの要望なども募った。
すくすくはうすの活用については、利用時間延長や土日利用を求める声が多く、唐木村長も「現状では同じ施設を利用する学童クラブとの兼ね合いで延長はできないが、いずれは学童施設を別につくり、改善を図りたい」と語った。
そのほかにも、小さい子どもと一緒でも気兼ねなく参加できるイベントや、幼児を対象とした体操教室などが提案され、前向きな検討を約束した。
唐木村長は「保育料は更なる値下げを考えている。市町村の財政は苦しくなっているが、未来をつなぐ子育てには、出来るだけ力をつぎ込みたい」と語り、子育て環境の一層の充実に努めていく意向を示した。 -
伊那谷地域住民大学が発足
伊那谷地域住民大学の発足集会が11日、南箕輪村の大芝高原研修センターであった=写真。「住民自治と地域づくりを考える」をテーマにしたシンポジウムがあり、地域問題に関心のある上伊那などの約40人が、意見を交わした。
県内の教育、産業、文化について研究、学習している「県地域住民大学」のメンバーが、伊那谷地域に絞った「分校」として活動するため、結成を呼びかけた。住民自治や地域づくりなどをテーマに講座や、公開集会を開いていく。
シンポジウムでは、伊那市の郷土史家・山口通之さん、建築家・山住博信さん、木曽町町長の田中勝巳さんらをパネラーに迎え、パネルディスカッションをした。住民自治や伊那谷と木曽谷を結ぶための観光について話し合った。
山口さんは地域自治に関して「住民がずくを出さなくてはいけない。役員になった者が顔の見える内容を分かりやすく情報公開し、住民が参加し検討していくことが必要」と主張。田中さんは「自分の地域の歴史、文化などを確信を持って将来につなげ、安心して暮せる地域づくりをするための運動を広げてほしい」と述べた。 -
南箕輪村議会6月定例会開会
南箕輪村議会6月定例会は12日開会し、村が上程した23議案と請願陳情を常任委員会に付託した。
議案は、村企業振興条例、南箕輪村国民保護対策本部及び村緊急対処事態対策本部条例、村国民保護協議会条例など条例案8件、先決処分の承認8件、補正予算案5件、国土利用計画(南箕輪村計画)の決定、村道路線の認定。
請願・陳情は次の通り。
◇請願▽長野県独自の30人規模学級の拡大及び市町村における自由度の拡大と複式学級の解消、県独自に教職員配置増を求める意見書提出に関する請願書▽35人学級の早期実現、教職員定数増を求める意見書提出に関する請願書
◇陳情▽住民を戦争に巻き込む「国民保護計画」を策定せず、「無防備地域宣言」を行うよう求める陳情▽核兵器廃絶国際協定実現を国連とすべての国に呼びかける意見書提出に関する陳情書▽「教育基本法の改定について慎重審議を求める意見書」の採択を求める陳情書▽「高校改革プラン『実施計画』で地域の合意のない部分を撤回し、学校現場に十分検討期間を保障できない平成19年度実施を見送ることを求める意見書」採択を求める陳情書▽「義務教育費国庫負担制度の堅持」を求める意見書提出に関する陳情書 -
神子柴園芸クラブ
山野草盆栽展示会南箕輪村神子柴公民館で活動する神子柴園芸クラブ(24人、中山銀子郎会長)の山野草盆栽展示会が10日、神子柴公民館で始まった。緑の美しさが目を引く山野草、花物などに、訪れた人々が関心を寄せ見入っている。
作品は盆栽、寄せ植え、石付きなど約120点。岩タバコ、アジサイ、コマクサ、ウチョウラン、エゾマルバヤナギなど多彩な作品がそろい、今年は開花が遅れているというサツキも、見事な花を咲かせ始めている。毎年、総合的な美を求め、鉢や花台にも気を配り、整然とした中に美しさのある展示になっている。
同クラブは毎月1回の例会で、それぞれが育てている植物を持ち寄って学ぶほか、植え替えや挿し芽も講習会を開いて勉強している。
11日は午前9時から4時まで。 -
南箕輪村議会6月定例会日程
南箕輪村議会6月定例会は12日開会し、23日までの12日間開く。
南箕輪村国民保護対策本部及び村緊急対処事態対策本部条例、村国民保護協議会条例など条例案8件、先決処分の承認8件、補正予算案5件、国土利用計画(南箕輪村計画)の決定、村道路線の認定の23件を上程する。
日程は次の通り。
▽12日=本会議開会・委員会▽13縲・0日=休会▽21、22日=一般質問▽23日=本会議 -
プロドライバー事故防止コンクール
交通安全や接客マナー、事故防止などに向けた事業所の取り組みを審査した「第28回プロドライバー事故防止コンクール」の伝達表彰が8日、伊那署であった。同コンクールは県交通安全協会、県警などの主催。
管内で表彰を受けたのは優秀賞に伊那バス(伊那市)、丸登運送伊那営業所(南箕輪村)、優良賞にみのわタクシー(箕輪町)、高遠観光タクシー(伊那市高遠町)の4事業所と、標語創作・佳作の井上志津江さん(伊那バス)の1人。
コンクールは運送用自動車の運転者全員が、安全運転に励み、事故防止の徹底を目指すため、各事業所の取り組みなどを評価。今回は県下658事業所が参加し、そのうち優秀賞は39、優良賞は65業者、標語創作・佳作は9人が選ばれた。
最優勝賞を5回受賞している伊那バスは、無事故無違反について毎朝、社員が出発点呼の時に復唱しているほか、社内の広報誌で事故防止を呼びかけている。同社の小林金俊常務は「来年は最優秀賞を目指して励みたい」と意気込みを語った。
5月30日、長野市で特別賞(県下14事業所)、最優秀賞(同28事業所)などの表彰式で、最優秀賞に白川タクシー、伊那タクシー(いずれも伊那市)が受賞している。 -
【記者室】森林に親しむ
南箕輪村大芝高原「みんなの森」で始まった森林(もり)に親しむ講座。大芝高原は平地林なので重装備の必要も、遭難の心配もなく、気軽に訪れることができる。初めて訪れた朝の「みんなの森」は木漏れ日が美しく、風も心地よく、清々しい気持ちになった▼「森林に関心をもってもらうことが一番」とインストラクター。わかりやすいガイドに、わずかの時間だが取材しながら一緒に学ばせてもらった▼これまで森林に親しんだ経験は記憶をたどっても思い浮かばず、登山などもってのほか。「山は遠くにありて眺めるもの」と思っているが、何事にも関心をもつことは視野を広げるためにも大事。ほんの少し樹木について知るだけで森林がぐっと身近に感じた。(村上記者)
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マタニティスクール春コース閉講
南箕輪村のマタニティースクール春コースの最終回が4日、保健センターであり、3組の夫婦が妊婦体験をし講話を聞いた。
マタニティスクールは住民福祉課の事業で、妊娠5カ月からを対象に夫婦学級として年4回開く。1回は4回シリーズで、これまで妊娠・出産の話、妊婦の歯や食事と栄養の話と調理実習、保育とお風呂の入れ方を学んできた。
最終回は「健やかな育ちを願って」と題して村公民館の堀薫館長が講話。当たり前のことを当たり前にできることの大切さを話し、「大きな木がどっしり育つには、深くしっかり張った根が大事。子どもは上へ上へばかりでなく、深く広く張った根を、どっしりした中で立派な成人になるように育ててほしい」とし、子どもが生きるために必要な見本として親自身の育ちの大切さも強調した。 -
伊那署 振り込め詐欺に注意して
伊那市内で5月下旬縲・月上旬、11件の振り込め詐欺の未遂事件が集中発生しているため、伊那署は、管内の住民に被害防止を呼びかけている。
手口は午前中、一般家庭へ、息子や甥などの親族を装った男が「彼氏(夫)のいる女性と付き合ってしまい慰謝料が必要だ」「仕事上のトラブルでお金が必要だ」などと電話をかけ、100縲・00万円を都内の指定の銀行口座に振り込みませようとする。
同署では▽すぐに金の要求をしたり、振り込むように言ってくる電話は疑ってかかる(家族や親族しか知らない質問をする)▽すぐに金を振り込まず、必ず家族や知人などに相談する▽不審に思った電話については、警察署や交番に相談、通報する竏窒ネどの対応をするよう注意を促している。
05年に伊那署管内で被害のあった振り込め詐欺は34件で、被害総額は約5700万円。そのうち、被害額が多い順に、オレオレ詐欺が4件(約2200万円)、融資保証金詐欺が23件(2千万円)、架空請求詐欺が7件(1500万円)だった。 -
森林(もり)に親しむ講座開講
大芝高原みんなの森を散策南箕輪村大芝高原の「みんなの森」で森林について学ぶ村公民館の新講座「森林(もり)に親しむ講座」が4日、始まった。14人が参加し、森林インストラクターの説明を聞きながら、さわやかな「みんなの森」の中を歩いた。
森林セラピーロードに認定された「みんなの森」で、散策しながら森林の働き、樹木の名前などを学ぶ全8回の講座。島・ス山林塾で学んだ森林インストラクターの平林和彦さん=大泉=が講師を務める。
初回は赤松を中心に森林のしくみ、効用を紹介。「尾根松、谷杉、中ヒノキ」という特徴を説明。「松は日当たりのいい開けた場所を好み、種からどんどん生えてくる」と話し、実生の赤松を観察し松の年齢の数え方を教えた。森林の水源涵養機能と水の浄化機能も説明した。
平林さんは、「森林に関心をもってもらうことが一番。月1回森林に入るのが2回に増えるというように、興味が増えてくれたらうれしい」と話した。 -
彫塑講座開講
南箕輪村公民館の06年度新講座「彫塑講座」が3日、開講した。頭像などを制作する講座で、3人が楽しく作品づくりに取り組んだ。
講師は、彫塑歴40年以上という小倉孝一さん=北殿。「彫刻に比べ彫塑のほうが初心者が取り組みやすい。彫塑に楽しく取り組むことでほかのものを見る目が違ってくる」と話した。
初回は彫塑の基礎から勉強。支柱の棒に頭の芯になるようにビニールひもを丸く巻き付け、その上に粘土をつけて頭を形作っていく。参加者は、耳が中心にくるようにして顔が前に出ていることを意識しながら、目や鼻の位置を決め、粘土を着けたり、へらで削ったりして制作に熱中した。
講座は全14回。焼いて仕上げる粘土、ブロンズ粘土の2種類で人物の頭像を学び、動物なども作る。作品は村の文化祭に出品する。受講者は随時募集。問い合わせは村公民館(TEL76・7007)へ。 -
南箕輪村6団体親ぼくマレットゴルフ大会
南箕輪村の6団体親ぼくマレットゴルフ大会は3日、大芝公園マレットゴルフ場であった。関係者73人が団体対抗でプレーして心地よい汗を流し、バーベキューで親ぼくを深めた。
村議会、区長会、教育委員会、農業委員会、生産森林組合、村理事者管理職会の6団体が親ぼくを図る恒例のイベント。昨年まではソフトボールだったが、今年は皆が無理なく楽しめるようにとマレットゴルフにした。
各団体混合で3、4人ずつのグループに分かれ18ホールを回った。照りつける日差しをさえぎる林間での大会は「涼しくていい」と好評。大会後のバーベキューを楽しみに、和気あいあいとプレーしていた。