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松くい虫対策募金
森林セラピー協議会が実施へ南箕輪村大芝高原のアカマツを松くい虫から守るため、森林セラピー協議会が村に提案した「松くい虫対策募金」について唐木一直村長は21日、「協議会が主体となって実施してほしい」と、大熊恵二協議会長に返答した。今後、協議会が窓口となって募金を始める。
協議会は、松くい虫対策で村が方針を示している薬剤樹幹注入の処理費用にあてる「松くい虫対策募金」の実施を提案していた。
唐木村長は、検討の結果、「村が主体となって募金活動を実施するには条例整備、募金の管理、運用上の事務が多く長い時間が必要で早急に対応できない」とし、「協議会が主体となって実施し、村は後援者として協力したい」と述べた。
大熊会長は、「法的なことが分からずに村にお願いしたが、協議会のメンバーを中心に、村にも側面から応援いただき、村民が大切に守っているアカマツの保存に役立つよう、協議会が窓口になって一生懸命頑張りたい」と話した。
今後、来年1月の村報で募金を広報し、1月早々に役場、村民センター、JA南箕輪支所、大芝関連施設の6カ所に募金箱を設置する予定。窓口への直接の募金は役場産業課内の協議会事務局で受け付ける。 -
上伊那中部校長・教頭会が合同研修
上伊那の伊那市、南箕輪村の小中学校の校長、教頭らは16日、同市駅前ビルいなっせで、年に一回の上伊那中部校長教頭合同研修会を開いた。元県中学校長会長の毛涯章平さん(84)=豊丘村=の講演を通じて、学校運営者に何が求められているかを確認した。
研修会には、約50人の校長、教頭が参加した。県内の小中学校長を歴任し、豊丘村教育委員長も務めた毛涯さんは「教師・その憧れと自戒」と題して、自分の教職生活で学んだことを坦々と話し、教育者に必要なことを伝えた。
毛涯さんは、教師として歩み出した時の目標を振り返り、教師に対する憧れとして掲げた▽不易なるもの▽豊かな人間性▽円熟への憧れ竏窒フ3つについて講話。円熟への憧れではユーモアが必要とし「子どもの悩みをちょっと高みから眺め、子どもの緊張を受け流す能力が大切」と話した。
また、それらの憧れに対しての「肩書きに合う中身を持て」との自戒の重要性も訴えた。
上伊那中部の小学校校長教頭を前に話す毛涯さん -
高校生もAED取扱習得
南箕輪村の上伊那農業高校(北原光博校長)は19縲・2日の4日間、1年生を対象としたAED(自動体外式除細動器)などの一次救命処置の講習会を開いている。講師に伊那中央病院(伊那市)の医師や看護師らを招き、生徒らが処置方法を習得する。
県の指導で今年度から、全県下の高校1年生が救急救命療法を学ぶことになった。同高校では、4日間に分けて一年生161人、4クラスが心臓マッサージ、人口呼吸方法などの講習を受ける。
初日の19日は、生産環境科の生徒42人が受講した。スライドの説明を受けた後、受講者一人ひとりが人形を相手に実技講習。AEDの取り扱いを学んだ女子生徒は「緊急時にはパニックにならないよう気を付けたい」と話していた。
県では、県下の公立高校にAEDを昨年度、一斉配備した。上伊那農業高校では1月の配備から一度も使用する事例は発生していないという。
AEDの取り扱い方法を学ぶ上農高校の1年生 -
南箕輪村の年賀状
残りわずか南箕輪村のイメージキャラクター「まっくん」と大芝高原をデザインした村の年賀状が残りわずかとなった。南箕輪郵便局で販売しており、村は「購入はお早めに」と話している。
広報活動の一環で毎年作っている年賀状。例年は写真を使っていたが、今年は子どもから高齢者まで幅広い年代に使ってもらえるように淡い色調のイラスト画にした。
村のイメージキャラクターになりデザインを一新した「まっくん」を村内外に広めたいと、羽織袴姿のまっくんと、来年の干支(えと)のイノシシの親子を描き、背景は村の財産である大芝高原で自然の豊かさをアピールしている。
イラストは、はがきの下3分の1ほどの大きさ。文字の縦書き、横書きの両方に対応できる。 -
信大ヤマブドウワインの販売開始
信州大学農学部は19日、今年の「ヤマブドウワイン」の販売を開始する。学生の生産したヤマブドウで作った学部ブランドのワイン。昨年は2日で売り切れてしまう人気だった。20アールから約1・3トンを収穫した今年は、1200本を販売する。担当者は「今年は若干酸味が多く、昨年とはまた違った味。数に限りがあるので、購入を考えている人は早めに購入していただけたら」と呼びかける。
同学部は「生産実習だけでなく、農産物の加工、販売までを知ることを通じて食物が家庭の食卓に届くまでを知ろう」と昨年から、学部ブランドのワイン販売を開始した。
ヤマブドウの生産は食料生産科学科の2年生が担当。醸造は塩尻市の醸造業者に依頼しており、一部の学生は製造過程を見学に訪れた。昨年8月には種類販売免許を取得しており、将来的には学生に販売を担ってもらうことなども考えている。
価格は1本2500円。初日は午後2時から構内の生産品販売所で販売する。
問い合わせは信州大学農学部(TEL77・1318)へ。 -
南箕輪村職員労働組合青年部
クリーンアップ作戦でごみ拾い南箕輪村職員労働組合青年部は16日、クリーンアップ作戦で、天竜川河川敷のごみ拾いに取り組んだ。
地域をきれいにしようと取り組む年1回の恒例事業。南殿から神子柴までの天竜川河川敷約4キロの区間を、16人が2班に分かれ、南北両側から歩いて2班が合流するまで約1時間、ごみを拾った。
職員は燃えるごみ、燃えないごみ別に袋を用意し、堤防道路下の用水沿い、草むらなども見て歩いた。空き缶が多く、ペットボトルやビニール類などもあった。
青年部は村道6号線沿い、北原地区の森の中など毎年場所を変えて実施。河川敷は2回目。 -
沢尻南交差点 供用開始
国道361号の権兵衛トンネル開通で増えた交通量を緩和するために新設した、同国道と県道伊那箕輪線(通称・春日街道)が交差する伊那市の沢尻南交差点の信号機は15日夕、供用を開始した。
国道に対して、県道の沢尻交差点(南箕輪村)からほぼ直角に接する道路を県などが3月末に新設して出来た沢尻南交差点。その後の交通量を調査し、交通量増加を確認した伊那署などは、11月から交差点に信号機を設置し始めていた。
県道の両側に民家が集まっているため、信号機設置のほか、交差点付近の県道に横断歩道を設け、歩行者用信号機も設置した。
沢尻南交差点に設置した信号機が供用開始に -
南箕輪中生 落穂拾い米をマリ共和国へ
飢餓に苦しむ人たちのために役立てよう竏窒ニ、南箕輪村の南箕輪中学校(堀田実校長、430人)は15日、自分たちで落ち穂を拾って集めた米をアフリカのマリ共和国に送るため、仲介に立つJA上伊那へ受け渡した。
10月末にあった落ち穂拾いで集めた米と、地域住民からの寄付とを合わせた249キロを送る。1958(昭和33)年から始まった落ち穂拾いは、備品の購入費用にすることなどを目的に実施していたが、生徒の発案で94年から飢餓に苦しむ国へ送ることになった。
JA上伊那では、ボランティア団体を通じて98年から地域の農家などから集めた支援米をアジアやアフリカへ送っている。本年は管内から660キロの米が集まったという。
地区生徒会長の水谷正広君(14)は「生徒としてできることをしたつもり。送った米がお腹を空かせた子どもたちや貧しい人々の生活を支えるものになってくれれば」と話した。
JAの職員に発送する米を受け渡す生徒たち -
南箕輪中で携帯電話の実態調査 所持率は46%
南箕輪中学校は、生徒の携帯電話に関する実態のアンケート結果をまとめた。それによると、携帯電話を持っている人は46%(家族共用含む)だったことが分かった。また、利用は、家族と生徒の間で、ずれがあることも浮かび上がった。
携帯電話は、インターネットを通じたいじめ、性犯罪などに結びつく危険性がある。学校側は子どもが何の機能を利用しているか知らない保護者がいることを指摘し「生徒から携帯電話を取り上げることは難しい。子どもを守るためにも、それぞれ家にあったルールを作ってほしい」と促している。
アンケートは、全校430人を対象に、初めて取り組んだ。携帯電話の有無、利用状況、使用料金、親との約束など23項目。
携帯電話の所持(家族共用)は1年生30・8%、2年生43・9%、3年生53%。生徒専用は30・8%だった。中学校入学時に購入したケースが多く、入学祝いや、小学校に比べて帰宅時間が遅くなるためとみる。
利用する機能は、メールが約4割と最も多く、着メロなどサイト情報、電話、カメラと続いた。メールは学校の友人や学校外の友人、親などで、1日1縲・0件が3分の2を占めた。50件以上も40人近い。学校で使用できないことから、家にいる時間はほとんど携帯電話に費やしている実態で、連絡を取る手段というより、メールやインターネット接続に興味があることがうかがえる。
1カ月間の使用料金は5千縲・万円が4割を超え、中には3万円以上もいた。
学校側は、生徒にインターネットのマナー・モラルを指導。また、保護者には授業参観日に合わせて結果を報告し、インターネット接続を通じ、予想される危険性について話した。 -
南箕輪村議会12月定例会閉会
南箕輪村議会12月定例会は15日、委員会に付託していた8議案、追加議案1件、議員発議「道路特定財源の堅持を求める意見書」1件を可決し閉会した。12月22日の任期満了に伴う村選挙管理委員会の委員と補充員の選挙は、議長の指名選挙で各4人が当選した。
追加議案は村議会委員会条例の一部を改正する条例。議員定数が次の一般選挙から削減されることに伴い、常任委員会を第1、第2の2委員会にし、定員を各5人にすることなど。議会開会日の4日、常任委員会・議会運営委員会定数等検討特別委員会の報告を決定したことを受け提出した。
選挙管理委員会委員は清水真さん、平沢三郎さん、神田利光さん、倉田和之さん(新)。補充員は高木宣威さん、原厚生さん、北條美恵子さん(新)、加藤一夫さん(新)。
請願・陳情の結果は次の通り。
◇閉会中の継続審査=▽「品目横断的経営安定対策」と米価下落対策にかかわる請願▽中国人強制連行・強制労働に関する意見書採択を求める陳情書▽療養病床の廃止・削減と患者負担増の中止等を求める陳情▽トンネルじん肺根絶の根本的な対策を求める意見書の提出について
◇趣旨採択=▽安全・安心の医療と看護の実現を求める陳情書 -
上伊那農業高校の生徒が社会人講師を招いてそば打ち体験
上伊那農業高校で14日、地元専門家を招いたそば打ち体験授業があった。生産環境科の3年生約40人が参加。伊那市内で直売所を経営しながら伊那市そば打ち名人の会の会長も務めている小林史麿さん迎え、そばや直売所について学んだり、そば打ち体験した。
取り組みは、県の「創意ある学校経営支援事業」の一環として実施しているもので、授業の中では学べない実際の現場などを地元の専門家から学ぶことを目的としている。
3年生が小林さんの授業を受けるのは2年目。最初に産直市場の役割やそばの歴史、そばを使った地域お越しの事例などを学んだ後、そば打ちを体験。
班ごとに別れて、自分たちで栽培したそばから作ったそば粉約4キロを使用した。
2ミリ幅でそばを切り分ける最後の工程に苦戦する生徒も多く、小林さんは鮮やかな手つきでそば切りを披露すると「すごい」関心していた=写真。
授業に参加した山口翔さん(18)は「伊那はそばが盛んな地域だけど、知らなかったこともあり、知ることができて良かった」と話していた。 -
かんてんぱぱで陶灯(あかり)と器の二人展
南箕輪村で工房を持ち、作陶活動を続けている飯島英之さん(64)と清水信衛さん(70)による「陶灯(あかり)と器の二人展」が19日まで、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれている。くりぬいた模様からもれる光の温かさが魅力の陶器のランプ掛け「陶灯」を中心に、普段の生活で使える器や皿など約350点が、訪れた人の目を楽しませている=写真。
村の文化団体での活動を通じて知り合った二人は、これまでにも公共施設などで合同展をしてきた。
今回は「癒し」をテーマに、遊び心を取り入れた作品を多く展示。縁起が良いことで人気のある「フクロウ」を取り入れた作品や、来年のえと「亥(いのしし)」のオブジェなどが並んでいる。また、作品展のたびに「譲ってほしい」という要望も多かったため、今回は即売もしている。
飯島さんは「陶芸は土と炎の芸術。見て楽しむだけでなく、手に触って感触を確かめてほしい」と話していた。
入場無料。午前10時縲恁゚後5時(最終日は午後3時)。 -
大芝高原みんなの森
アカマツから広葉樹へ樹種転換の意向南箕輪村大芝高原の森を後世に残すため、唐木一直村長は13日の村議会12月定例会一般質問で、「みんなの森は広葉樹への転換を図っていく」との考えを示した。
中山朋美議員が、松くい虫被害が隣の伊那市まで北上していることから、大芝高原の松くい虫対策とアカマツからの樹種転換について質問した。
村は松くい虫対策で、大芝高原全体のアカマツの約2割に薬剤樹幹注入を計画しているが、村長は「みんなの森」について、樹種転換の意向を示し、「転換の時期、方法は、専門家や多くの皆さんの意見を幅広く聞く」と答えた。
薬剤樹幹注入の処理費用にあてる「松くい虫対策募金」について有賀彰司議員が質問。募金は村森林セラピー協議会が村長に提案し村が実施する方向で検討していたが、村長は「募金を村で実施するのは問題があり難しい。森林セラピー協議会主体でやっていただくようお願いするつもり」と述べた。 -
【記者室】地域の結束は楽しく
南箕輪村久保区の50歳以上の男性有志でつくる久保壮年クラブ。久保区のまとまりのために-と結成し、7年目を迎えた▼公民館にプランターで花を育てるほかソバ栽培、コイの飼育、大芝高原まつりへの出店、神社で2年参りのそばや縁起物販売、村の出前講座で料理を学ぶなど活発に活動。12月は恒例のそば打ち忘年会もある。楽しみながらの活動とはいえ、今年は初めて旧公民館にスイセンの球根を植えるなど、区内の環境美化にも努める▼地域の人間関係が希薄な昨今、区民の結束は日常だけでなく災害など有事に特に求められる。常会などの決まった形だけでなく、壮年クラブのように楽しく人と人とのつながりを持ち、輪を広げていくのも一つの手段だろう。(村上裕子)
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信大で研究報告講演会
信州大学OBや地元企業などでつくる信州農林科学振興会(高嶋好文会長)の研究助成金を受けた研究者によるの研究報告会が12日、南箕輪村の信大農学部であった。在校生やOBなど約40人が集まり、各研究の成果に耳を傾けた=写真。
研究発表をしたのは本年度の助成を受けた学生、教授、同校卒業生の3人。
食料生産科学科の土井元章教授は、風を使って花きの日持ち性を向上させる栽培について発表。従来の栽培では、湿度への配慮はあまりされていないが、湿度が高いと水ストレスがかかり、植物の日持ちが悪くなることを示す一方、植物に風を当てることで低湿度環境の代替が実現できることを示した。
総合工学系研究科博士課程2年の山本耕裕さんは、抗体や医薬品などに使う有用物質を卵白の中に産出させる新しい育種の開発が進む鳥類の特徴的な生殖細胞の移動動態を、ひと・むし・たんぼの会の小川文昭代表は、農業者自身が水田の多面的機能を認識する手段の一つとして位置付ける「水田生物の調査」の結果について発表した。
在学中の研究者、学生などの支援を目的として91年に発足した同財団は、優れた研究などに対して研究助成金のほか、留学生に対する助成金を支給などをしている。 -
南箕輪村全職員による滞納整理
南箕輪村は15日、全職員による滞納整理を始める。
実施期間は28日まで。対象は村税、保育料、介護保険料、下水道使用料などで05、06年度中に新たに滞納となったもの。職員77人が整理にあたる。
対象の滞納額は住民税29件・118万2100円、固定資産税7件・22万8900円、軽自動車税5件・2万9600円、国保税22件・115万9200円、保育料4件・31万8700円、介護保険料25件・30万4130円、下水道使用料13件・22万7410円、下水道負担金11件・192万6千円。合計は116件(99人)537万6040円。
全職員による滞納整理は05年度2回、06年8月に続き4回目。本年8月の滞納整理期間中の収納額は240万円余だった。
05年度末の滞納額は合計1億9624万6千円。内訳は村税1億2073万4千円、保育料321万円、国保税6672万3千円、介護保険料155万9千円、公共下水道使用料・負担金237万8千円、農集使用料164万2千円。 -
南箕輪村の北原工業団地に工場進出計画
南箕輪村の北原工業団地の一角に工場進出計画があり、村は県に農振除外の申請をしている。13日の村議会12月定例会一般質問で、唐木一直村長が有賀彰司議員の質問に答えた。
有賀議員は07年度予算編成方針で税収など財源の見方について質問。村長は、「自主財源の確保は必要。産業振興に尽きると思っている。企業誘致も積極的な対策をとり、企業の増築など積極的に支援したい」と答弁。工業誘致については、村内の北殿、塩ノ井地籍の工業団地は「もう用地がない」とし、「北原工業団地の大型農道の東を工業用地にしたい。2万平方メートルの農振除外を申請している。当面は北原工業団地を中心に考えたい」と述べた。
工場進出の計画場所は、南箕輪村と箕輪町の境で、広域農道に面した東側の農地。今年になってから話が具体的に動いた。農振除外申請の結果など来年春先にはめどがつく見込みという。 -
南箕輪簡保グリーン旅行会が村に寄付
南箕輪郵便局の簡保同趣同好団体の一つだった南箕輪簡保グリーン旅行会は11日、最後のチャリティーコンペで集めた募金3万1千円を、南箕輪村に寄付した。
簡易保険を通じて同じ趣味を楽しもうとそれぞれに活動してきた同趣同好団体だが、組織のスリム化などを理由に活動期間の更新ができなくなり、徐々に解散していくこととなった。
1989年から活動してきたたグリーン旅行会もその一つ。ゴルフを通じて交流を深めてきたが、解散が決まり「村の社会福祉に少しでも貢献しよう」と、最後にチャリティーコンペを開催した。
地域住民の交流の場としての機能も持っていた同趣同好団体だが、南箕輪郵便局ではこの1、2年でほとんどが解散するという。 -
南箕輪村の子育てサロンでクリスマスケーキ作り
南箕輪村の社会福祉協議会で11日、就園前の親子を対象とするクリスマス会「ケーキを作ろう」があった。伊那市にある菓匠Shimizuの清水慎一さんを講師に迎え、クリスマスケーキのデコレーションに挑戦した=写真。
取り組みは子育てサロンの一環で、清水さんを講師に招くのは2年目。今年は約30組の親子が参加。子育てサロンに初参加するという人も多かった。
昨年同様、スポンジはあらかじめ清水さんが準備してきたものを使用。参加者は、イチゴや生クリーム、クランベリーなどを使って飾りつけに挑戦した。
母親の一人は「見た目は簡単そうだけど結構難しい。今年は子どもと一緒に家でケーキをつくりたい」と話していた。
出来上がったケーキは参加者全員で試食。子どもたちには、サンタクロースと南箕輪村のマスコット「まっくん」からのクリスマスプレゼントもあり、少し早いクリスマスを楽しんでいた。 -
久保壮年クラブがそば打ち忘年会
南箕輪村の久保壮年クラブ(38人、堀・ス生会長)は9日、休耕田で作ったソバでそば打ち忘年会を久保公民館で開いた。
久保壮年クラブは00年9月、久保区のまとまりのために-と50歳以上の男性で結成。そば打ち忘年会は恒例行事になっている。
今年収穫したソバ322キロのうち10キロを使い、二八そばにして、「手つきがよくなってきたぞ」「おれのはいいら」と、和気あいあいとそばを打った。クラブで飼っている鯉を鯉こくにし、しし鍋も作って豪華な料理での忘年会を楽しんだ。
クラブは、公民館にプランターで花を育てたり、大芝高原まつりへの出店、神社で2年参りのそばや縁起物販売、村の出前講座で料理を学ぶなど楽しみながら活動している。今年は初めて旧公民館にスイセンを300球植えた。 -
人気絵本作家飯野和好さんが読み語り
南箕輪村民センターで10日、人気絵本作家飯野和好さんの「おっと、痛快読み語りの旅でぃ、南箕輪宿」があった。親子連れなど約250人が集まり、飯野さんの語りに耳を傾けた。
飯野さんは、絵本「ねぎぼうずのあさたろう」などの著者として知られる。
まわしがっぱに、三度笠で旅に出る主人公あさたろうにちなみ、飯野さんも同じ衣装で登場。伊那市の読み聞かせグループ「パパ’Sプロジェクト伊那」メンバーとチャンバラを繰り広げ、会場を沸かせた。
飯野さんは「本はいろんなことができる。その人によって読み方ができる楽しいもの」と話し、絵本「ねぎぼうず竏秩vをスクリーンに写し出しながら浪曲調の語りで観客を引きつけた。 -
南箕輪村物産展
東京でPR南箕輪村は4、5日、東京都千代田区の有楽町電気ビル内地域活性化センターの「ふるさと情報プラザ」で、南箕輪村物産展を開き村をPRした。
村が情報プラザで物産展を開くのは初。村総合パンフレットや大芝荘などのパンフレット、森林セラピーのパネル、村のキャラクター「まっくん」の着ぐるみを展示。大芝高原味工房のパン、スコーン、みそなど加工品、リンゴ、ワサビの葉、白ネギ、キノコ、カーネーションなど特産品を販売した。
2日間で約千人が来場。リンゴは約180個を完売し、ケースの郵送注文もあった。よもぎロールやスコーン、ワサビなども好評で完売した。
村産業課は、「南箕輪村を知らない人がほとんどだったが、いいPRができた」と話している。 -
南箕輪村議会12月定例会一般質問要旨
南箕輪村議会12月定例会の一般質問は13、14日にある。質問者は13人。質問要旨は次の通り。
藤原定一議員 (1)村の「食育推進計画」
原司宣議員 (1)児童・生徒の不登校、いじめ問題(2)国保の生活習慣病予防事業
有賀彰司議員 (1)07年度予算編成方針(2)大芝高原管理と活用方法
原悟郎議員 (1)景気拡大と財政見通しや、07年度の重点施策(2)企業や店舗の移転対策
丸山博志議員 (1)村政運営
孕石勝市議員 (1)災害に強い村づくり(2)南箕輪村民の歌の普及
中山朋美議員 (1)大芝高原の森林を後世に残すために今何をすべきか
高見利夫議員 (1)これからの財政対策(2)大芝公園の整備(3)ごみ減量対策
清水国洋議員 (1)来年度予算
赤羽悌議員 (1)来年度の財政状況(2)本村の小中学校のいじめの現状と対策(3)春日街道と久保区の道路交差点に信号機を設置すべき
小坂泰夫議員 (1)学童クラブの外遊びの許可(2)すくすくはうすと学童クラブの同居
久保村義輝議員 (1)景観・環境を守る取り組み(2)広域連合の設立
大熊恵二議員 (1)入札の改革(2)カラーセラピーによる庁内ロビーの改善 -
信大生がマルタ工業を見学
信州大学農学部で田園環境工学コースを選択する2年生24人が8日、南箕輪村のコンクリート製品製造会社・マルタ工業(本社・神子柴、田中秀明社長)を見学し、コンクリートの製造過程と現場の実情について学んだ=写真。
村商工会工業部は2年前、同大学の教授陣を招いた講義講演会を1年間にわたり開催。その縁で、商工会と大学はさまざまな場面で交流するようになり、今年大学が開催した「災害シンポジウム」にも、商工会メンバーが参加した。
今回は、大学側から「講義の中でコンクリートについて学ぶ学生らに実際の現場を見せたい」と、商工会に所属するマルタ工業に依頼があり、商工会長である田中社長も快く了承。同社としては初めてとなる学生の現場見学が実現した。
学生らは、コンクリートの原料となるさまざまな骨材や、生コンクリートを作る一連の過程などを見学。「昔は骨材は河川で採取できたが、河川法の関係で今は河川敷でしか原料を取らせてもらえなくなったため、骨材を山に求めなければならなくなっている」という従業員の話に真剣に耳を傾け、原料価格が上昇している現状などを学んだ。
田中社長は「学生を受け入れることは村のためにも企業ためにもなる。今後も積極的に協力していきたい」と話していた。 -
伊東瑞枝さんと友人らが展示 リボンアート
南箕輪村沢尻でリボンアート教室を開く伊東瑞枝さん(64)と友人、生徒の計3人の作品展「リボンアートアレンジ展」は25日まで、伊那市中央区の中部電力伊那営業所ギャラリーで開いている=写真。クリスマスや正月などをテーマにアレンジした約50点が会場を彩っている。入場無料。
毎年この時期に出品する伊東さんは、アセテート製のリボンで作ったバラの花などを使ってクリスマスツリーやブーケ、リースなどを制作。華やかに飾られた創造性豊かな作品に来場者の注目が集まっている。
今回、初めて友人の田沢房子さん=箕輪町三日町=が出品。生花を枯れないよう特殊加工した「ブリザーブドフラワー」でブーケなどをアレンジした。「本物の花のように感じてもらえれば」と来場を呼び掛けている。
土日は休館。午前8時30分縲恁゚後5時10分。 -
ゆずり葉学級と南小児童 昔の遊びで交流
南箕輪村公民館の高齢者学級「ゆずり葉学級」(小平袈裟穂学級長・45人)は7日、公民館で、村小学校5年2組の31人の児童らと交流会を開いた。高齢者らが子どもたちにメンコやお手玉などを教えるなどして親ぼくを深めた。
小学生との交流会はゆずり葉学級の年間行事の一環で、同学級が学校に呼び掛けたもの。児童たちがこの日のために考案した「なかよしスゴロク」を一緒に楽しんだり、昔の遊びを学んだりするなど、子どもたちの希望に沿った方法で交流した。
スゴロクは参加者らが円をつくり、肩を寄せ合いながらゲームを楽しんだ。メンコ遊びでは、男性の高齢者らが遊び方を伝授。田中芳忠さん(72)=田畑=は「昔の子どものころを思い出しながら楽しめた」と、子どもたちに投げ方のコツを何度も披露していた。
「なかよしスゴロク」のマス目に従がって指相撲をする高齢者と児童 -
信大農学部 ISO14001認証取得登録証伝達
南箕輪村の信州大学農学部で7日、国際規格の環境マネジメントシステムISO14001認証の登録証伝達式があった。教育・研究機関として「エコキャンパスづくり」を推進し、地球環境保全につなげる。信大での取得は工学部、教育学部に次ぐ。国立大学の農学部としては初めて。
環境方針では、エコキャンパスの構築を通じ、環境マインドを持った人材を養成するとともに、循環型社会の実現に貢献するための教育研究活動を推進するを基本理念にすえる。教職員、学生、生協職員920人の協力で、ごみの分別、間伐材を利用した掲示板の製作、ごみ拾いなどのエコプロジェクトの展開、学生環境ガイダンスなど継続しながら改善していく。
伝達式で、日本環境認証機構(JACO)の伊藤信久社長が唐沢豊農学部長に登録証を手渡した。
環境教育の先導的な役割を果たすことに期待する。
信大は全学部での認証取得に向け、文部科学省の「特色ある大学教育支援プログラム」(04縲・7年度)に採択され、農学部は、ごみ置き場や有機溶剤保管庫などの改修、環境管理マニュアルの制定、内部環境監査員養成セミナーの開催、環境ISO学生委員会の発足などに取り組んだ。 -
南箕輪南部小2年生が老人ホーム訪問
南箕輪村の南部小学校2年生(24人、清水真由美教諭)は6日、南箕輪老人ホームを訪問した。合唱奏を発表し、お年寄りと手遊びや風船バレーで楽しく遊んだ。
2年生は学級活動の一環で、おじいさん、おばあさんに皆の学習を見てもらい、一緒に遊ぼうと、1年生のときから定期的に老人ホームを訪れている。
この日は、音楽会で発表した合唱奏「ぼくらはたんけんたい」を披露。野菜栽培やカレー作りなどの活動を歌やピアニカ演奏で元気いっぱいに発表。お年寄りは笑顔で発表を見て拍手していた。
グループに分かれて自己紹介し、お年寄りの名前や好きな食べ物を聞いて話した後、おちゃらかほい、お寺のおしょうさんなどの手遊びを児童がやり方を説明し一緒に遊んだ。 -
南箕輪村「輪の会」と「えごま学校」合同収穫祭
南箕輪村の農業女性でつくる「輪の会」とエゴマ栽培農家でつくる「えごま学校」は3日、「わいわい合同収穫祭」を北殿の村公民館で開き、約30人が参加した。
食べる喜びを分かち合おうと、初めて計画。両団体の作業を手伝っている寺子屋の子どもたちや信大農学部の学生らも招待し、今年獲れた農作物を調理して味わった。
輪の会は4月から田畑のほ場約7アールで、ジャガイモやコンニャク、豆類など10品目余の野菜を栽培。えごま学校は03年から、田畑や大泉、伊那市西箕輪にある遊休農地合わせて約40アールを利用してエゴマを作っている。
参加者たちは、「五平もち」「こんにゃくのえごま和(あ)え」「ヤーコンサラダ」「サツマイモトリュフ」などを協力し合って作った。全員でたっぷりと味わい、収穫の喜びをかみ締めた。 -
オール信州「村」ソフトバレーフェス開催
県内の村在住者でつくるクラブチームが集う「オール信州『村』ソフトバレーフェスティバル」が3日、南箕輪村の村民体育館などであった。10村から26チームが参加し、プレーを楽しみながら相互の交流を深めた。
南箕輪ソフトバレーボールクラブ主催で、7回目。生涯スポーツの一環として、親ぼくを深め、活力ある村づくりや競技の振興につなげる大会。
20歳以上39歳以下の「まっくんの部」、40歳代と50歳代以上で編成する「トリムの部」に分かれ、予選リーグと順位別決勝リーグで対戦。どのチームも気迫あふれるプレーで、熱戦を繰り広げた。
大会は市町村合併によって、参加数は当初に比べ半分近く減り「参加チームが多くなるように再び対策を練りたい」としている。
結果は次の通り。
▽トリムの部(10チーム)(1)村内沢尻です。(南箕輪村)(2)梅の里(宮田村)(3)元気がいいねI(南箕輪村)▽まっくんの部(16チーム)(1)MIRACLE(原村)(2)炎(山形村)(3)まっくんA(南箕輪村)