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南箕輪村戦没者慰霊祭
戦争で亡くなった人の霊を慰める戦没者慰霊祭が12日、南箕輪村公民館で行われました。 戦没者慰霊祭は、南箕輪村と村社会福祉協議会が毎年この時期に行っています。 南箕輪村では、日清戦争から太平洋戦争までに170人が亡くなっています。 唐木一直村長は「悲惨な戦争体験を後世に語り継ぎ村としても平和への活動を強化していきたい」と話しました。 南箕輪村遺族会の山口一男会長は「人為的に命を縮めるのは人間本来の姿ではない。命の大切さを改めて考えなければならない」と話しました。 慰霊祭には遺族などおよそ100人が参列し、花を手向けて戦没者の冥福を祈っていました。
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南箕輪村 不妊治療の助成額の上限を増額
南箕輪村は、安心して妊娠・出産ができる環境を整備し、少子化対策の充実を図ろうと、不妊治療費の助成額の上限を今年度申請分から増額します。 11日は、役場で村議会全員協議会が開かれ、村が制度変更について説明しました。 村では、不妊治療の助成金を、治療費から県の助成金を除いた額の2分の1、上限を10万円としていましたが、制度変更により上限を20万円までとします。 また、年度あたり2回、通算5年度を限度としていた交付制限をなくしました。 他に、妊娠しても流産を繰り返してしまう不育症の治療を、今回から助成の対象とします。 助成額は、治療費から県の助成金を除いた額の二分の一、上限を10万円としています。 制度の変更により、不妊、不育症に対する助成ともに、近隣市町村の最高額と同額となっています。 唐木村長は、「県下一の子育ての村となるよう、環境を整備していきたい」と話していました。 村では、平成26年度からの2年間に、それぞれ平均20件の申請があったということです。 適用は、今年の4月1日分からとなっています。
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参院選 民進党新人の杉尾秀哉さんが初当選
第24回参議院議員選挙の投票が10日に行われ、即日開票されました。 改選1議席を3人が争った長野県選挙区は、民進党新人の杉尾秀哉さんが、初当選しました。 開票の結果、杉尾さんが57万4,052票、自民党現職の若林健太さんが49万9,974票、幸福実現党新人の及川幸久さんが2万350票と、杉尾さんが若林さんにおよそ7万4千票の差をつけて初当選しました。 投票率は、県全体で62.86%でした。 市町村別では、伊那市が65.78%、箕輪町が70.21%、南箕輪村が66.08%でした。 前回選挙と比べ、伊那市が3.72ポイント、箕輪町が4.39ポイント、南箕輪村が2.93ポイントそれぞれ高くなり、県全体でも5.14ポイント上回る結果となっています。 今回の参議院議員選挙では、選挙権の年齢が満20歳以上から満18歳以上に引き下げらました。 長野県選挙管理委員会によりますと、18歳、19歳の投票率については、今月下旬にまとまるということです。
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伊那市で社会を明るくする地域づくり大会
社会を明るくする地域づくり大会が、9日、伊那市のいなっせで開かれ、中学生が犯罪のない明るい社会をテーマにした作文を発表しました。 大会は、伊那市や南箕輪村、保護司会、青少年健全育成協議会などが毎年開いているものです。 7月は、犯罪や非行を防止し罪を犯した人の更生について理解を深め明るい社会を目指す全国的な運動が実施されています。 大会では、3人の中学生が作文を発表しました。 このうち、去年の「社会を明るくする運動」長野県作文コンテストで優秀賞を受賞した高遠中学校1年の池上山五くんは、祖母にシソジュースを作ってもらったうれしさから学んだ事を発表しました 大会主催者を代表して伊那市の林俊宏副市長は「青少年の非行を防ぐには地域で考え行動する地域力の向上が必要です。大人も子どもも支え合って暮らしていける社会をつくっていきたい」と話していました。
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七夕 南原保育園で園児が願いごと発表
7月7日は七夕です。 南箕輪村の南原保育園では七夕の行事が行われ、園児が願い事を発表していました。 保育士は「七夕の願い事を書く短冊は色によって違う目的があり、その色の意味に沿った願いを書くといいですよ」と話しました。 その後、織姫と彦星のブラックシアターが披露されました。 南原保育園では、保育園近くの企業から竹をもらい、今週園児が飾り付けをしたということです。 短冊には、将来の夢や保育園で頑張りたいこと、欲しい物が書かれていました。 南原保育園では、8日に竹を燃やす七夕送りを行う予定です。
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若者に投票呼びかける啓発活動
今月10日投開票の参議院議員選挙から選挙権の年齢が18歳以上に引き下げられたことを受けて、若い世代にも投票に来てもらおうと、5日、上伊那の大学や短大で啓発活動が行われました。 南箕輪村の南信工科短期大学校では、上伊那地方事務所の職員が、投票を呼びかけるチラシとティッシュを配りました。 主に、18歳と19歳の若者に投票を呼びかけるもので、この日は上伊那の大学や短大、専門学校5か所で一斉に行われました。 8日までは、県内各地で若者に投票を呼びかける啓発活動が実施されるということです。
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信州大学農学部でりんご・ナイアガラのワイン販売開始
南箕輪村の信州大学農学部の学生が実習の一環で育てたりんごとナイアガラで作ったワインの販売が、5日から始まりました。 信大農学部では、毎年、食料生産科学科の2年生が実習の一環でりんごとナイアガラを育てています。 ワインは3年目の取り組みで、醸造は伊那市美篶の伊那ワイン工房に依頼しています。 りんごの品種はフジで、完全に熟した去年11月中旬に収穫し、去年よりやや辛口で香りがしっかりした仕上がりになっているということです。 ナイアガラは、一番香りの強い去年10月上旬に収穫したもので、やや甘口だということです。 りんごワイン・ナイアガラワインともに、720ml入り1,500円です。 数量は、りんごが692本、ナイアガラが472本で、ナイアガラは1人2本までとなっています。 ワインは、信州大学農学部の生産品販売所で購入できます。
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VC長野トライデンツ 熊本被災地に義援金
南箕輪村を拠点に活動するバレーボールチームVC長野トライデンツは、熊本地震の被災地の復興支援に役立ててもらおうと、募金活動などで集めた3万8千円を、5日、唐木一直村長に渡しました。 この日は、VC長野トライデンツの笹川星哉監督ら4人が役場を訪れ、唐木村長に目録を手渡しました。 VC長野トライデンツのメンバーは、熊本地震の被災地を支援しようと、5月に行われた経ヶ岳バーティカルリミットの会場で募金活動を行いました。 また、スポンサーとなっている上伊那の4企業に募金箱を設置してもらい、選手から集めた義援金を足して、合わせて3万8千円が集まったということです。 今シーズンからチームが闘うチャレンジリーグⅠには、熊本の女子チームと大分の男子チームも入っています。 練習を行う施設が壊れたりするなどの被害に遭っているということです。 笹川監督は「同じバレーボールをする仲間として、早く環境を整えてもらいベストなパフォーマンスを見せてもらいたい。お互い頑張っていきたいという思いが強いです」と話しました。 今回贈られた義援金は、日本赤十字社を通して、熊本地震の被災地に送られるということです。
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伊那市長賞に吉澤さん
第19回伊那ビデオクラブ作品コンクール表彰式が3日に伊那市のいなっせで行われました。 伊那市長賞には、地元の御柱を描いた作品吉澤豊さんの作品「福地の神様お願いだ」が選ばれました。 「福地の神様お願いだ」は、吉澤さんの地元伊那市富県北福地の御柱の様子を5分にまとめた作品です。 地元目線でとらえた区民の表情やテンポの良い編集技術が評価されました。 伊那ケーブルテレビ賞は、前田耕一さん、映画監督の後藤監督賞には、河野恆さんの作品が選ばれました。 今回のコンクールには、16人の会員から26作品の応募がありました。 伊那ビデオクラブの赤羽仁会長は、「生涯学習をビデオを通じ実践している。地域に役立つ作品をこれからも作っていきたい。」とあいさつ。 コンクールを共催している伊那ケーブルテレビの向山公人会長は「放送に協力いただき番組の充実につながっている。」と感謝していました。 なお、伊那ケーブルテレビが日ごろ放送している放送部門賞の表彰もあり、3人に賞状が手渡されました。 今回のコンクール入賞作品は、後日ご覧のチャンネルで放送します。
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南箕輪村中部保育園 増改築竣工セレモニー
南箕輪村では、人口増加により村内5つの保育園で園舎の増改築を進めています。 4日は、村内で最も園児数の多い中部保育園で、工事の竣工を祝うセレモニーが行われました。 セレモニーでは、原茂樹副村長と代表の園児4人によるテープカットが行われた他、年長園児21人による太鼓の演奏で完成を祝いました。 工事は、去年6月から始まり、保育室1部屋と給食室が増築された他、旧給食室が保育室に改修されました。 保育室には、エアコンと床暖房が設置された他、木のぬくもりが感じられるよう腰板やロッカーに木材が使用されています。 これまで33人いる2歳児が1つの部屋で過ごしていましたが、増改築により2部屋になりました。 給食室は、およそ50平方メートル広くなったことで下処理と調理する部屋を分けました。 増築部分の面積は、およそ200平方メートルで、事業費は1億4,700万円となっています。 南箕輪村では、平成24年度年から村内5つの保育園の増改築工事に取り組んでいて、今年度完成予定の北部保育園の工事が完了すると全ての整備が終わるということです。
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大泉まんどの会 大麦選別
南箕輪村の大泉まんどの会は、収穫した大麦とゴミを分ける選別作業を3日行いました。 3日はまんどの会のメンバーおよそ15人が脱穀した大麦を唐箕でモミとゴミに分けました。 会では、お盆の伝統行事「振りまんど」を後世に伝えていこうと、4年前から大麦を栽培しています。 ふりまんどは、束ねた麦わらに火をつけ勢いよく振り回し、先祖の霊を迎えたり、もてなしたりする盆の伝統行事です。 まんどに使うのは麦わらで、副産物として獲れた大麦は、焼酎にして販売したり、会員が自宅で麦茶にしています。 唐箕をかけた大麦は、水の中にいれ浮いた空のモミを取り除き、水洗いしてすくい取っていました。 作業には区内の中学生2人もいっしょに作業を行いました。 まんど作りは8月6日に行い、8月13日と15日に振りまんどを行う予定です。
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南箕輪村で不審者目撃情報
南箕輪村北殿で、自転車から降りた男が下半身を露出するという不審者の目撃情報があったことが1日にわかりました。 不審者が目撃されたのは、北殿の塩ノ井の信号付近の線路沿いの道路です。 南箕輪小学校によりますと、6月29日の午後3時40分頃、下校途中の児童が 自転車から降りた男が下半身を露出しているのを目撃したということです。 児童はすぐに逃げ出して無事だったということです。 村内の小中学校では、不審者を目撃した際は大声で助けを呼んだり、防犯ベルや笛を鳴らすなどの対応をとるよう注意を呼びかけています。
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村地域おこし協力隊がイベント告知ポスター作成
南箕輪村で4月に任命された地域おこし協力隊が大芝高原のイベントを知らせるポスターを作りました。 1日に地域おこし協力隊の楠好延さんと内山祐輔さんが大芝高原内の森の交流施設にポスターを貼りました。 ポスターには、7月に行われる七夕灯ろうまつりや田んぼ体験など、大芝高原内のイベント日程が手書きで書かれています。 ポスターの他、立て看板も作り、イベントをPRします。 ポスターは大芝高原内の各施設と役場に貼られ、立て看板は、高原入口などに設置されるということです。 南箕輪村の地域おこし協力隊では、今後イベントでの物販や商品開発などを行っていくということです。
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箕輪町と南箕輪村の消防団 ポンプ操法大会
箕輪町消防団と南箕輪村消防団のポンプ操法大会が26日に開かれ、各部門の優勝チームが決まりました。 箕輪町消防団の大会には町内6つの分団から18チームが出場しました。 大会は、消防団に配備されているポンプ車や小型ポンプを使い、準備から、消火活動、片づけまでの一連の作業を審査するものです。 団員らは大会にむけ早朝の練習を行ってきた成果を発揮していました。 大会の結果、ポンプ車操法の部は、中原・松島の第3分団が優勝しました。 小型ポンプ操法の部は、三日町・福与の第5分団が優勝しました。 ラッパ吹奏の部は、同じく、三日町・福与の第5分団が優勝しました。
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南箕輪村キャリア教育推進協議会発足
産学官が連携しキャリア教育を進めていく南箕輪村キャリア教育推進協議会が昨夜発足しました。 23日は村民センターで発足式が行われ、村内の企業や小中学校教諭、行政関係者など21人が委員に委嘱されました。 グループに分かれ、「あったらいいなこんなキャリア教育」というテーマで意見交換しました。 参加者からは、「仕事の本質に触れる体験ができるとよい」「通年で課外授業を行ったらどうか」といった意見が出されていました。 南箕輪村キャリア教育推進協議会は、産学官が連携し社会的、職業的自立に向けて必要な能力を育てるキャリア教育を推進していこうと、村教育委員会が設置しました。 子どもだけでなく、大人も対象となっています。 会長には、こうあ木工舎の中村博(ひろし)さんが選ばれました。 8月には夏休みこども仕事体験講座、9月には大人を対象としたキャリア教育講演会が開かれる予定です。 協議会は次回10月に開かれ、来年度の取り組みについて検討していくということです。
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G7交通大臣会合前に ものづくり若者サミット
9月に軽井沢で開かれるG7長野県・軽井沢交通大臣会合を前に、その機運を高めようとものづくり若者サミットが25日南箕輪村の南信工科短大で開かれました。 サミットは「交通とものづくり」をテーマに開かれ、構内には新しい技術を使った乗り物などが展示され、訪れた人たちが体験していました。 諏訪東京理科大が開発した電動移動支援機器「オムニライド」は、タイヤの代わりに一つの球で動きます。 塩尻市の異業種団体が開発した小型電気自動車「イーブイゼロワン」は坂も上れるよう力強いエンジンになっています。 サミットでは県内の工業高校の生徒が取り組みを発表しました。 松本工業高校は、ドローンの安定制御の研究をテーマに、ドローンの傾きを修正する数式について発表していました。 サミットは9月に軽井沢で開かれるG7交通大臣会合の機運を高めようと県や経済団体などで作る推進協議会が開いたものです。 G7交通大臣会合には、日本やアメリカ、イギリスなどの交通・運輸担当大臣が参加し未来の交通のあり方について議論を交わします。 サミットには県内の工業系の高校や大学、専門学校などからおよそ100人が訪れました。
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二十四節気「夏至」 大芝高原でササユリ見頃
21日は、1年で昼の時間が最も長い日とされている「夏至」です。 南箕輪村の大芝高原みんなの森では、鳥のさえずりが聞こえ、ササユリが涼しげに花を咲かせています。 この日の伊那地域は、朝方雨が降っていましたが昼前には止み、午後は晴れて気温も上がりました。 21日の伊那地域の最高気温は7月中旬並みの27.6度まで上がり暑くなりました。 南箕輪村の大芝高原みんなの森では、県の指定希少野生植物に指定されているササユリが見頃を迎えています。 ササユリは、6月いっぱい楽しめそうだということです。
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南信工科短大で初のオープンキャンパス
今年4月に南箕輪村に開校した南信工科短大で、18日、来年度の入学にむけたオープンキャンパスが初めて開かれました。 受験を考えている学生12人と保護者、合せて24人が参加しました。 学校の概要や入試について知ってもらおうと、4月の開校後、初めてオープンキャンパスが開かれました。 学生らは校内を見学し、授業で使用している設備の説明を受けました。 教職員らは、1年生の時に民間企業に出向いて学ぶインターンシップに力を入れている事や、在校中に国家資格の技能検定を全員が受ける事などを特徴として説明していました。 また、今年は新たに、推薦入試より1か月ほど早い9月に、小論文やプレゼンテーションなどで選考するAO入試を実施するという事です。 オープンキャンパスは次回8月6日で、模擬授業を行う予定です。
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南箕輪村北殿の住民が箕輪町北小河内で防災研修会
南箕輪村北殿の住民が、平成18年豪雨で土石流災害が発生した箕輪町北小河内を17日訪れ、体験者の話を聞きました。 南箕輪村北殿では、自主防災の意識を高めようと年に1回研修会を開いていて、県内外の防災に関する施設や地域を訪れています。 今回は、今年7月で平成18年豪雨から10年を迎えることから、身近な地域の取り組みを知ろうと箕輪町北小河内地区を訪れました。 北小河内の中村常会では、平成18年豪雨の時に土石流被害が発生しました。 住民たちが夜中に行っていた水防活動をやめて避難し終わった直後に発生したということです。 200人以上いた住民が避難待機していたことや、樹木が土石流を食い止めたことから、土石流による人的被害はありませんでした。 災害後、平成20年9月には砂防施設が完成し、平成22年3月には豪雨災害を忘れないための記念植樹を行いました。 その後、自主防災会の見直しや基本台帳の作成に力を入れてきたということです。 北小河内地区の住民は「訓練は昼間の晴れた日に行うことが多いが、夜中の雨の状況を想定した訓練も行った方がいい。区民が一丸となって乗り越えたのは大きな経験になった」と話しました。 北殿区では、転入してきた人や若い人とも連携を図りながら区全体で防災の意識を高めていきたいとしています。
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大芝高原まつりポスターなど図案決定
8月20日に南箕輪村で開催される第31回大芝高原まつりのポスター、うちわ、パンフレットの表紙の図案が決定しました。 南箕輪中学校の美術部の生徒が制作した28作品の中からそれぞれの最優秀賞が選ばれました。 最優秀ポスター賞に選ばれたのは、田中眞子さんの作品です。 ポスターは200枚作成し、公共施設や村内の企業などに貼られます。
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㈱小椋が南箕輪村に長椅子寄贈
文具やオフィス家具の販売を行う伊那市西春近の㈱小椋が13日に南箕輪村に県産材を使った長椅子を寄贈しました。 寄贈されたのは、大鹿村産のカラマツを使った長椅子です。 ㈱小椋では、2年前から県産の間伐材を使った家具作りに取り組んでいます。 県産材を使った家具の普及に繋げようと、今回南箕輪村に初めて長椅子が寄贈されました。 この日は、㈱小椋の小椋文成社長ら二人が役場を訪れ、唐木一直村長に寄贈の報告を行いました。 唐木村長は「デザインも座り心地もいい。大芝高原の間伐材の使用も考えていきたい。」と話していました。 小椋社長は「まず自治体で使ってもらい、上伊那の木材を使った家具の普及に向けて取り組んでいきたい。」と話していました。 寄贈された長椅子は、役場の子育て支援課前に設置されています。
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南箕輪村が熊本地震被災地へ職員派遣
南箕輪村は全国町村会からの依頼を受けて、来月15日から熊本地震の被災地に職員2人を派遣します。 これは、13日に村役場で開かれた村議会全員協議会で報告されたものです。 派遣先は熊本県の上益城郡嘉島町です。 派遣されるのは、固定資産評価経験者2人で、現地で家屋被害の認定調査を行うということです。 派遣期間は来月15日から29日の予定です。 派遣費用見込額は80万円で、現在開かれている村議会の最終日に補正予算として提出されます。 なお、この費用は国の特別交付税で全額交付される予定だということです。
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向山県議会議長 就任祝賀会
3月15日付で長野県議会議長に就任した伊那市区選出で5期目の向山公人さんの就任祝賀会が12日、箕輪町の伊那プリンスホテルで開かれました。 祝賀会には阿部守一知事や市町村長、各種団体の代表など270人が出席し、向山さんの第90代議長就任を祝いました。 発起人代表の白鳥孝伊那市長は、「伊那谷の大きな転換期に就任された。上伊那全体の発展に尽力していただきたい」とあいさつしました。 阿部知事は、県議との昔のエピソードを披露しつつ、車の両輪として県政発展を誓い、「今年度は大きなイベントが目白押しなので、ともに長野のおもてなしをしていきたい」と祝辞をのべました。 孫3人から花束の贈呈を受けた向山さんは、表情をほころばせ議長就任の抱負を述べました。 向山さんは、「県民が安心して生活できる真の地方創生に実現を目標に取り組んでいきたい。信条としている普段着のままの政治姿勢を原点に今後も精一杯努力していきたい」と謝辞をのべました。
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第7回民謡交流発表会
第7回民謡交流発表会が11日南箕輪村の南殿コミュニティセンターで開かれました。 発表会には、県内を中心に東京や埼玉から11団体約100人が参加し41曲を披露しました。 発表したのは、地元に伝わる民謡のほか、東北地方の三味線や歌などです。 民謡交流発表会は、日頃の練習の成果を披露し交流を深めようと、南箕輪村を拠点に活動している伊那谷民謡会が2年に1度開いています。 伊那谷民謡会の荒和男会長は、「いろんな団体の歌を聴くことで、お互い技術を磨き、切磋琢磨していきたいです」と話していました。
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大泉まんどの会 盆の振りまんどで使う大麦を刈り取り
南箕輪村の大泉まんどの会は、今年8月の盆に行う「振りまんど」用の大麦を11日に刈り取りました。 大泉区の小学生や、まんどの会のメンバーなど20人が参加しました。 大泉まんどの会は、一時行われなくなっていた「振りまんど」を後世に伝えていこうと復活させ、今年で4年目になります。 振りまんどは、束ねた麦わらに火をつけ勢いよく振り回し、先祖の霊を迎えたり、もてなしたりする盆の伝統行事です。 大泉にある7aの畑に去年10月に種を撒き、12月と今年2月の2回、根を丈夫にする麦踏みを行いました。 まんどの会の唐澤俊男会長は「伝統行事を守っていく中で、住民同士の絆を深めていきたいです」と話していました。 刈り取った麦で、8月6日に230本ほどのまんどを作り、8月13日と15日に振りまんどを行う予定です。 11日の伊那地域の最高気温は平年より5度ほど高い29.7度で7月下旬並みの暑さとなりました。
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いも焼酎南箕輪会サツマイモの苗植え
南箕輪村の住民有志でつくるいも焼酎南箕輪会は8日に南殿の転作田で焼酎用のサツマイモの苗を植えました。 この日は、いも焼酎南箕輪会のメンバーおよそ20人が、焼酎用のサツマイモ「黄金千貫」の苗を植えました。 いも焼酎南箕輪会は自分たちで作ったサツマイモでオリジナルの焼酎を楽しもうと平成19年から毎年イモ作りを行っています。 苗を植える転作田は、農地を守るために、使われなくなった田んぼを借りています。 この日は6,400本の苗が植えられ、5.8トンの収穫が目標だということです。 植えられたサツマイモは10月に収穫した後、酒造会社で蒸留され、オリジナル焼酎「大芝の華」として販売されます。
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南箕輪村明るい選挙推進に信大生
選挙年齢が18歳に引き下げられたことを受けて、南箕輪村選挙管理委員会では、選挙に対して若者の取り入れていこうと、明るい選挙推進協議会の委員に、信州大学農学部の学生を委嘱しました。 9日は、南箕輪村明るい選挙推進協議会が村役場で開かれ、18人が委員に委嘱されました。 南箕輪村選挙管理委員会では、選挙年齢の18歳への引き下げや、若年層の投票率の低迷に対応したいと、今回初めて、信州大学農学部の学生を委員に委嘱することにしました。 委嘱されたのは、赤堀(あかほり) 優未(ゆうみ)さんと大井戸(おおいど) 康将(やすまさ)さんです。 大井戸さんは、「高校生も投票することになるので、年のちかい大学生が、学校に出向いて投票を呼び掛けてはどうか」などと提案していました。 協議会の委員の任期は1年間で、投票率の向上などを目的に活動していくとしています。
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信大でやまぶどうジュース販売 始まる
南箕輪村の信州大学農学部の学生が育てた山ぶどうで作ったジュースの販売が7日から始まりました。 山ぶどうは、食物源科学コースの2年生が大学敷地内にある圃場で育てています。去年の秋に2.5トンの山ぶどうを収穫しこのうち570キロをジュースにして、それ以外はワインやジャムしました。 7日は、生産に係った学生が完成したジュースを味わいました。 ジュースは果汁100%で砂糖を一切使わず山ぶどう本来の甘さが味わえるようになっているということです。 販売するのは500ml入り500本で価格は1本800円です。 7日から大学敷地内の販売所で購入できます。
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町村議会6月定例会開会
箕輪町議会の6月定例会が6日に開会し、一般会計補正予算案など12議案が提出されました。 一般会計補正予算案は4,481万4千円を追加するものです。 主な事業は、子育て情報アプリ開発委託料に660万円、結婚支援事業費に131万円、萱野高原野外施設撤去工事に96万円などとなっています。 箕輪町議会では13日と14日に一般質問、20日に委員長報告、採決が行われます。
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ひまわりの家で草花の植え付け
南箕輪村の障害者生きがいセンター「ひまわりの家」で5月24日に、フラワーアレンジメントで使用する草花の植え付け作業が行われました。 この日は、施設の利用者と職員らがフラワーアレンジメントで使用する、「アイビー」の苗や「かすみ草」の種など7種類を植えました。 障害者生きがいセンターでは南箕輪村の花いっぱい推進協議会の委託を受けておよそ10年前から村内の施設や民間企業に販売するフラワーアレンジメントの製作を行っています。 アレンジメントに使う花はカーネーションのみでしたが、去年からその他の草花も使って、アレンジメントの幅を広げています。 今年度からは使用する草花を生きがいセンター内で育てることにしました。 早いものは7月から行われるフラワーアレンジメントで使用されるということです。