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上伊那地区PTA指導者研修会
小中学校のPTA本年度役員などを対象とした上伊那地区PTA指導者研修会が21日、伊那市東春近の春富中学校であった。約200人が参加し、PTA活動に臨む心構えや各校のPTA活動などについて意見交換をした。
新しく役員になった父兄の不安解消や資質向上などを目的とした研修会。前年度PTA役員を経験した保護者によるオリエンテーションやテーマごとに分かれた分科会が行われた。
「PTA活動について語ろう!」と題したオリエンテーションでは、4人のパネラーが活動を通して感じたことや課題などについてディスカッションを展開。パネラーからは「PTA活動は役員のためのものではなく子どもたちのためにあるもの。活動を楽しんでいる姿を見て、子どもたちも育つ」といった意見を始め、前向きにPTA活動を楽しむ姿勢が大切であることを訴える声が多く挙がった。また、一人でやるわけでなく、地域や仲間と共に作り上げていく大切さが語られた。
分科会では、「各校の取り組み」「子どもと読書」など、さまざまなテーマに分かれて意見を交わし、それぞれへの見識を深めた。 -
リトルシニア春季大会
06年度全日本リトル野球協会リトルシニア信越連盟春季大会兼第21回読売新聞社杯争奪大会(全日本野球協会リトルシニア信越連盟主催)が21日、伊那市、駒ケ根市など4会場で始まった。県内2地区と新潟県の地区予選を勝ち抜いた16チームが出場。トーナメントの1・2回戦12試合を行った=写真。中南信代表の駒ケ根、伊北はいずれも初戦で敗退した。準決勝に進出したのは佐久、新発田、柏崎、上田南。準決勝、決勝は28日に行われる。
上伊那関係チームの結果は次の通り。
【1回戦】駒ケ根1竏・新潟東、伊北2竏・佐久 -
自己記録に挑戦 上伊那小学生陸上競技大会
第23回上伊那小学生陸上競技大会(兼第39回上伊那春季記録会)が20日、伊那市陸上競技場であった。小中学生、一般(高校生含む)の計約1300人がトラック22種目、フィールド12種目で力を競った。上伊那陸上競技協会、伊那毎日新聞社など主催。KOA協賛。
全17種目あった小学生陸上では1種目で大会記録を更新。女子1000メートルで松下花歩ちゃん(高遠6年)が3分19秒64の新記録で優勝した。
花歩ちゃんは前大会でリレーに参加し、1000メートルは初挑戦。大きな大会にも出場したこともないというが、大会新記録に「うれしい」と微笑んでいた。
心配された天候は午後に入って一時強く雨に降られるなどしたが、選手らは自己記録更新を目指して力を発揮。自分の子供の頑張る姿を見ようと駆け付けた親や、応援する友だちの「頑張れ」の声援に答えるよう、熱戦を繰り広げた。
各種目上位5人(チーム)は県大会(6月25日・松本市)へ出場する。
小学生陸上の全17種目の各1位の選手は次の皆さん。
【男子】▽5年100メートル=宮脇常嘉(中沢)15秒04▽6年100メートル=田中敦啓(東春近)13秒73▽1000メートル=小林侑樹(伊那東6)3分14秒64▽80メートルハードル=湯澤圭(東春近6)15秒05▽走り高跳び=白川翼(長谷6)1メートル25センチ▽走り幅跳び=村田涼(南箕輪6)4メートル33センチ▽ソフトボール投げ=北原稜(赤穂東6)60メートル65センチ
【女子】▽5年100メートル=武井祐里香(宮田)14秒90▽6年100メートル=唐沢美香(箕輪中部)14秒53▽1000メートル=松下花歩(高遠6)3分19秒64・大会新▽80メートルハードル=小澤優奈(辰野西6)15秒10▽走り高跳び=新井彩夏(赤穂6)1メートル17センチ▽走り幅跳び=北野まき(美篶6)3メートル67センチ▽ソフトボール投げ=松崎葵(伊那北6)49メートル97センチ
【リレー】▽男女混合=南箕輪A(永井舞香、金山文佳、中島諒、平澤涼)60秒84▽男子=南箕輪(倉田諒、唐澤玄、崇島晃介、加藤雅也)56秒73▽女子=伊那東(梅垣里沙、杉本美玲、伊藤愛、黒川侑貴)59秒24 -
天竜川流域の合同巡視始まる 出水期に備え危険箇所確認
国土交通省・天竜川上流河川事務所(天上)と流域の市町村や関係者でつくる天竜川上流水防連絡会は19日から、梅雨や台風などの出水期に備えて、河川の重要水防箇所や水防倉庫などの点検をする合同巡視を始めた。
初日は辰野町、箕輪町、南箕輪村の3町村で実施。南箕輪村では、北殿の天竜川右岸から伊那市の新水神橋付近までを、村役場、伊那建設事務所、伊那署などの関係者約15人が巡視した。
参加者らは天竜川の右岸堤防を下流に迎いながら、重要水防箇所を回って堤防の断面や高さ、水衝・洗掘の様子などを確認した。村の加藤久樹助役は「台風などの発生で被害が出ることを心配している。危険箇所の確認などして被害が出ないようにしたい」と話した。
合同巡視は6月1日まで、天竜川流域の16市町村で実施し、26日は宮田村、駒ヶ根市、29日は飯島町、中川村、6月1日は伊那市である。 -
三峰川みらい会議 風力発電施設・建設反対を決める
三峰川みらい会議(織井秀夫代表)の総会が19日夜、伊那市役所であり、三峰川源流域に予定されている、大規模風力発電施設建設に反対することを決めた。
同会議では風力発電施設建設について勉強会を開き、3月上旬の会員アンケートの結果を決議書にまとめた。
同書には「化石エネルギーに変わるクリーンなエネルギーが期待される風力発電には共鳴する会員も少なからずいたが、建設工事に伴う山岳地域の環境変化、それに関連する三峰川水源域などの環境悪化を危ぶむ声が大半を占めた」と説明されている。
織井代表は「環境にかかわる市民団体の意思表示は重要なもので、重みもある」と強調。三峰川みらい会議では今後、該当する建設会社や県、市などの対して決議書を送付し、意思を伝える。
総会では06年度事業計画、予算などの計8議案を原案通り可決した。 -
信州ゆめフォーラム、若林氏に知事選出馬を要請
青年会議所OBなどでつくる信州ゆめフォーラムは17日、箕輪町商工会館で集会を開き、同フォーラムの幹事で公認会計士の若林健太氏(42)=長野市=に知事選への出馬を要請する文書を渡した。
夏の知事選に向けて新しい候補擁立を目指してきた同団体は、各地で開いたミニフォーラムで信州ゆめフォーラム賛同者の過半数から、若林氏を候補として推すことへの同意を得たため、正式に要請を決めた。
若林氏は「要請をいただいたことはありがたいこと。職場の同僚など、お世話になった人に相談したい」とし、近日中に出馬の意向を明らかにするとした。
要請書を手渡した伊藤弥生代表幹事は「信州ゆめフォーラム設立以来、悩んだ時期もあったが今日こうしてお伝えできたのはうれしいこと。私たちは受けていただけると考えている」と若林氏出馬への期待を語った。
若林氏は、04年に日本青年会議所北陸信越地区長野ブロックの会長を務めている。 -
「上伊那地区更生保護女性の会」の総会
女性保護司らでつくる「上伊那地区更生保護女性の会」は16日、伊那市駅前ビルいなっせで総会を開いた=写真。会員約150人が出席し、06年度事業計画や歳入歳出予算、2年任期満了による役員改選などの4議案を可決した。
本年度事業は「県更生保護大会」(10月27日・大町市文化会館)、県主催の「女性の集い」(11月8日・松本市)への参加や、更生施設視察研修の実施竏窒ネどとした。
協議後、箕輪町の明音寺住職の上野徳明さんの「出逢いと別れ」と題した講演に耳を傾けた。
同会は女性の保護司、民生児童委員、調停委員ら365人でつくる上伊那保護司会の協力団体。女性の立場から犯罪者の更生を支援することを目的に活動している。
新役員に選ばれた皆さんは次の通り。
▽相談役=上野多加衣(箕輪町)▽会長=豊島フミ子(伊那市高遠町)▽副会長=山岸道子(伊那市)城田幸子(駒ヶ根市)荻野芳江(辰野町)▽会計=日戸陽子(南箕輪村)▽監事=宮下美穂子(伊那市長谷)有賀喜志子(伊那市)▽理事=吉澤雅子(飯島町)北條裕子(箕輪町) -
13流派のいけばながそろう
上伊那華道会(加藤弘子会長、331人)の「諸流2006年いけばな展」が19日から、伊那市通り町のニシザワデパート4階で始まった。池坊、小原、草月、古流など13流派の教授者166人が季節の花を中心に生けた作品が並ぶ。22日まで。
「いけばな展」は年1回、各流派の親ぼくや華道を極める場として開催。前・後期に分けて各83点を展示、21日に作品を総入れ替えする。
ピンクのアンスリューム、ランなど洋物が多くなったというものの、アジサイ、カキツバタなど庭に咲く花や、ナツハゼ、イボタマサキの木ものなど各流派の特徴を生かし、季節感を出した作品がそろう。
初日から訪れる人が多く、近寄ったり、離れたりしながら、一点ずつに見入った。
加藤会長=辰野町=は「恵みの雨を受けて、生き生きと5月の草花が生けられている。1つの花、1枚の葉、1本の木の輝きを見ていただきたい」と話している。
開館は20・22日が午前10時縲恁゚後5時、21日が6時まで。入場は200円。 -
好記録への期待大きく 上伊那陸上
第23回上伊那小学生陸上競技大会、兼第39回上伊那陸上競技春季記録会が20日、伊那市陸上競技場である。上伊那陸上競技協会、伊那毎日新聞社など主催。KOA協賛。
小学生4生縲・年生、中学生、一般(高校生含む)の男女、合計1327人がエントリー。100メートル走、3千メートル走、4×100メートルリレー、走り幅跳び、砲丸投げなど34種目で競う。
大井初巳大会総務によると、小学生競技は近年好記録が出ている80メートルハードル、走り高跳び、ソフトボール投げに注目。特にハードルについては、器具がこれまで中学女子用(76センチ)を使用していたが、本年から小学生用(70センチ)が用意できたため、全体的に記録が伸びることが期待できる。
中学生では5月上旬にあった県陸上伊那大会の棒高跳びで、大会記録を20センチ上回る3メートル80センチを樹立した松澤ジアン成治君(春富中3)。同時期にあった県市町村対抗駅伝で区間新記録を達成した宮脇千博君(3年)も所属する駒ヶ根東中勢の長距離種目に目が離せない。
午前8時20分から開会式。競技開始は8時45分から。雨天決行。 -
馬込勇ファゴット奏法セミナー
ファゴット奏者の馬込勇さんによるファゴット奏法セミナーが14日、伊那市の県伊那文化会館であった。高校生と大学生14人が指使いや姿勢など基本から指導を受け、セミナーの最後には玄関ホールでアンサンブル曲の演奏を披露した。
ファゴットは吹奏楽でも重要な役割を担う楽器だが指導者が少ないため、伊那文化会館が年2回、世界的に活躍し後進指導にあたっている馬込さんの指導を受けて技術の向上を図ろうとセミナーを開き13回目。
信州大学の学生1人、県内の高校7校から13人が参加。馬込さんのドイツ留学時代に共に学び、長野市で馬込さんのセミナーを主催している須坂商業高校教諭の福田伸幸さんも初めて訪れた。
受講生のファゴット歴は1年から9年とさまざま。楽器の状態の確認から始まり基礎を中心にアドバイスを受けて練習に励んだ。
最後は、モーツァルトのアンサンブル曲を馬込さん、福田さん、受講生で演奏。玄関ホールに16本のファゴットの音が響き、思いがけず居合わせた来館者は演奏に拍手を送った。 -
上伊那PTA連合会が総会
上伊那PTA連合会総会が13日、伊那市駅前ビルいなっせであった=写真。各小中学校PTA会長など約80人が集まり、06年度事業計画や予算、新役員などを決めた。
本年度の事業計画は「父親母親委員会交流会」(6月17日・1月20)、「上伊那PTA連合会研究集会」(10月1日)竏窒ネどを予定する。
新会長には伊那市西春近の唐木章さん(春富中)を選出。筆頭副会長は春日昭利さん(両小野小)、副会長は早川美貴さん(宮田小)北原周次さん(西箕輪小)寺平清春さん(中沢小)高野普(赤穂小校長)に決まった。
議事後には小学校6グループ、中学校2グループに分かれて情報交換会を開き、各学校の取り組みを発表しながら意見を交わした。 -
辰野は丸子実業に逆転サヨナラ負けで4位
第114回北信越高校野球県大会第4日は17日、決勝戦と3位決定戦が諏訪湖スタジアムであり、3位決定戦に臨んだ辰野は丸子実業と対戦し、逆転サヨナラ負けした。
【諏訪湖スタジアム】
辰 野
000411000竏・
002110003竏・
丸子実業
○…辰野は4回に二死から長短打で逆転。2点をリードして最終回まで持ち込むも、失策や2四球に加え、連続適時打を食らって逆転サヨナラ負け。辰野は毎回得点圏に走者を置きながらもピンチをしのいできたが、最後の最後で踏ん張ることができなかった。
先制点を許した辰野は直後の4回、二死から平島が右中間を破る三塁打を放つと、宮川の打球が敵失を誘って1点を返上。さらに赤羽、稲毛の連打で同点、続く宮澤が四球を選んで満塁にすると、鮎沢の2点適時打で勝ち越しに成功した。
両校とも6回までに失策を絡めるなどで2点ずつを追加。辰野は9回に満塁とするが、後続を断たれて好機を生かせずに終わると、逆にその裏、失策と2四球を与え、一死満塁から連続適時打を浴びて敗退した。
辰野は準決勝でも失策からの得点を許して敗れており、夏の大会に向けて課題を残す格好となった。 -
辰野惜敗・ス切符・ス逃す
北信越高校野球県大会第3日は16日、準決勝(代表決定戦)が諏訪湖スタジアムであり、春季大会では初の4強入りを果たした辰野は武蔵工大二に惜敗し、北信越大会への切符を手にすることはできなかった。3位決定戦は17日、諏訪湖スタジアムであり、辰野は丸子実業と対戦する。
【諏訪湖スタジアム】
武蔵工大二
000003000竏・
002000000竏・
辰 野
○…先制してリズムを作った辰野だったが、失策から逆転を許すと、最後まで流れを引き戻せず、1点差で涙を飲んだ。
辰野は3回、二死一、二塁から平島の適時二塁打、続く主砲北村の適時打で2点を奪って先制。先発の宮澤祐も緩急を使い分けて、5回まで無四球、1安打に抑える好投を見せ、リズムを作った。
しかし6回、辰野は失策と安打で一死二、三塁から、武蔵工の大西に右翼席へ3点本塁打を浴びて一気に形成逆転。1点を追う辰野は8回、平島が左翼線を抜ける二塁打を放つも、好機を生かし切れずに敗れた。
辰野は武蔵工打線を4安打に抑えたが、「接戦はエラーと長打が命取り。まさにそこにはまってしまい自滅した」(池田監督)形となった。 -
春蘭講演会
伊那谷の春蘭愛好者でつくる中央蘭友会(35人、木村嘉伸会長)は14日、春蘭研究の第1人者である前茨城大学副学長の平野綏さんを招き春蘭講演会を伊那市の伊那市民会館で開いた。
平野さんは農学博士、世界らん展日本大賞組織委員で、現在は宇都宮大学監査役。「新しい春蘭」(八坂書房発行)など数々の名著で知られる。長野県内では初の講演会。
転換期にきている日本の春蘭界がこれからどうなるかをテーマにした現在執筆中の本「これからの春蘭」を題材に話した。
人気、流行の面で一休みという春蘭界。今後を考えるときのヒントになるとして過去の流れを説明。戦後の東洋蘭界は60年間のうち約30年ずつに分かれ、前半はマルチ型の趣味者が多い発展・交流期。1980年から85年が転換点で後半30年は単一型の全盛時代という。
今は一つの転換期で、中国の経済発展に伴う中国での蘭文化が始まり、日本から奇形花が中国に流れているといい、「中国の流れが日本の春蘭界を刺激している。日本の春蘭の奇形花にもっと注目しないといけない」と話した。 -
アユ稚魚5500キロ放流 天竜漁業前年比120キロ増
天竜川漁業協同組合(後藤治也組合長)は15日竏・月8日までの期間、アユの稚魚5500キロ、63万匹を、天竜川や三峰川、横川川などへ29回に分けて放流する。昨年のアユ釣り延べ人口が前年に比べて15パーセント増の約2万人に増えたため、本年は120キロ多く流す予定だ。
稚魚は体長約9センチ、体重約8グラム。人工産の県内産2100キロ、岐阜産1200キロ、天然の琵琶湖産2200キロの計5500キロ。湖産は人工産に比べ、おとりアユの追いが強いため、昨年から全体の45パーセントほどの割合で放している。
15日は、伊那市狐島の天竜川沿いの2カ所で、アユの稚魚を約75キロずつの計150キロを放流。組合員が川辺から優しく流し入れると、稚魚は元気よく泳いでいた。
友釣り解禁日は例年通りの7月1日。組合員によると、今年は雪解け水が多く水温が上がらないため成長が不安らしい。順調に育てば解禁には、20センチ、100グラムサイズのアユが釣れるという。 -
カーネーションで上伊那観光PR
母の日の14日、上伊那観光連盟は駒ヶ根市の中央道駒ケ岳サービスエリアで、カーネーションをプレゼントして観光キャンペーンを行った。
上伊那の観光パンフレットも手渡してPRしたが、思わぬ花のプレゼントに観光客は大喜び。上下線で2千本を用意したが、すぐになくなった。
キャンペーンは今年で5回目。この日も連盟を構成する各自治体の担当者らが参加し、上伊那の良さをアピールしていた。 -
ママさんバレー上伊那予選
第37回全国ママさんバレーボール大会上伊那地区予選は14日、飯島町体育館で開いた。6市町村の7チームがトーナメント戦で争った結果、飯島町のどんぐりが2年連続で優勝。県大会(6月11日、安曇野市)出場を決めた。
どんぐりは1回戦マザーズ(伊那市)、2回戦のかやの(箕輪町)、決勝のコスモス(伊那市)といずれもストレート勝ち。完勝で連覇を飾った。
上伊那のレベルは高く、地区代表の全国出場は4回を誇る。どんぐりも昨年2回戦敗退の県大会で雪辱を図る。
上位結果は次の通り。
(1)どんぐり(飯島町)(2)コスモス(伊那市)(3)かやの(箕輪町)空木(駒ヶ根) -
伊那米総合試験地田植え
県や上伊那農業協同組合、関係行政機関などでつくる伊那米試験地運営委員会は15日、伊那市美篶の試験田で適合品種試験、データ収集などを目的とした田植えをした。630平方メートルのほ場に委員ら約20人が10品種を植え付けた。
適合試験をする新しい品種は、信交520号(うるち米)、信交516号(酒米)、信交糯149号(もち米)の3つで、収穫量の増加、胴割れ防止などの効果が期待されるという。
また、隣接する1374平方メートルのほ場では、施肥基準などを調査する肥料試験もする。
昨年も同委員会は新しい品種の適合試験に臨んだが、新しい品種の導入には至らなかった。うるち米の場合、アキタコマチ、コシヒカリが圧倒的に普及しているため、新品種の普及までにはなかなかつながらない現状もあるという。 -
辰野が4強入り
北信越高校野球県大会第2日は15日、準々決勝が諏訪湖スタジアム、県営飯田野球場であり、上伊那勢は辰野が創造学園を破って4強に名乗りを挙げた。
辰野は先発の宮川が創造打線を封じ込め、6回に奪った2点を最後まで守って逃げ切った。準決勝は16日、諏訪湖スタジアムであり、辰野は武蔵工大二と対戦する。
【諏訪湖スタジアム】
辰 野
000002000竏・
000000000竏・
創造学園
両校とも再三の好機を生かし切れず、中盤までゼロを並べた緊迫した試合を展開。6回に均衡を破った辰野が最後まで創造打線を封じて、接戦を制した。
辰野は6回、一死二塁から平島の二塁打で二走の上島が生還。なおも勝本が中越え三塁打を放って加点し、2点を先制した。終盤の8、9回にも三塁にランナーを置くも、後続を断って追加点は奪えなかった。
先発の宮川は前日に続いての連投だったが、疲れを感じさせない気迫のピッチングで創造打線をねじ伏せた。直球にカーブやスライダーを織り交ぜ、被安打6、初の完封勝利を飾った。 -
きょうまで 山野草大展示会
上伊那の山野草愛好者でつくる「信州伊那山野草会」(飯島隼人会長、35人)は13、14日、伊那スキーリゾートで第15回大展示会を開いている。県内の山野草を中心に200種、430点余が並び、初日から多くの人でにぎわった。
展示会は「南信随一」といわれ、会員が丹精込めたアツモリソウ、サンカヨウ、シラネアオイなどがそろう。なかなか手に入らないという白色の花が咲くゴゼンタチバナ、キヌガサソウもある。
会場の一角では、会員が株分けなどして増やしたヤマシャクナゲやトガクシショウマなど約50種を販売。市価より安いとあって人気を集めた。
また、身近な植物を描いた細密画作家野村陽子さんの作品展示(原画を含め34点)や、地元農産物販売などもある。
14日は午前8時縲恁゚後5時。入場無料。 -
JAフレッシュミズ大学開校式
上伊那農業協同組合の本年度新規事業「フレッシュミズ大学」の開講式が11日、伊那市狐島の本所であった。1期生となる20、30代の女性86人が志を新たに入学した。
地域の担い手である若い世代の女性に、家庭で役立つ知識やJAのことを学んでもらい、豊かな家庭づくりや交流の促進を図ることを目的としている。JA上伊那には現在も女性組合員でつくる生活支援組織「生活部会」があるが、会員の高齢化、若い世代のJA離れが進んでいる。そこで、組合員かどうかにかかわらず、まずは若い世代にJAのことを知ってもらおうという思いもある。
当初の募集は70人だったが、それを上回る応募があった。
受講期間は2年。月1回の講座で子育て、健康、食など、生活に密着した事柄を学んでいく。4分の3以上受講した人には卒業証書を交付する。
入校生代表の浅田聡子さんは「学生という立場になるのは10年ぶり。しっかり学んで毎日の生活に役立てたい」と抱負を語った。
その後、第1回講義があり、駒ヶ根市の紅茶コーディネーター・御子柴直美さんがおいしい紅茶の入れ方を実演。茶葉の種類や原産国について学んだ後、共にテーブルを囲んで紅茶を楽しんでいた。 -
KOA常務・辻順二氏が死去
KOA(本社・伊那市)の常務取締役、辻順二(つじ・じゅんじ)氏が11日未明、心筋梗塞のため飯田市の自宅で死去した。57歳。松本市出身。通夜は自宅で近親者のみで行う。葬儀・告別式は13日正午から飯田市上郷黒田6493、かざこしホールで。喪主は長男の徹也氏。
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ソフトバレーボール全国フェスティバル県予選
06年度ソフトバレーボール全国都道府県フェスティバル県予選会のが7日、安曇野市の堀金総合体育館であり、上伊那勢は、ねんりんの部で「似たかよったかC」(上伊那)、ファミリーの部で「はせくらぶB」(伊那市)が優勝した。県バレーボール協会などの主催。
ねんりんの部は60歳以上の男女各2人ずつの4人編成で、県下から8チームが参加。予選リーグ、決勝トーナメントの白熱の試合を戦った結果、上伊那のチームが上位3位を独占した。
決勝トーナメントでは互いに約6カ月間、週2回の練習を共にしてきた、手の内を知り尽くした相手同士の戦いとなった。決勝戦の3セット目はジュースの接戦の末2竏・で優勝した。
「似たかよったかC」は10月28竏・0日、静岡県である全国大会へ出場する。
ねんりんの部の試合結果は次の通り。
(1)似たかよったかC(若林一雄=監督兼主将、田中一喜、北村隆人、室岡南都子、大村八重子、奥原幸子、山崎正子、田中マネージャー)(2)似たかよったかB(3)似たかよったかA -
連休中に権兵衛トンネル利用車が集中
連休中の権兵衛トンネルは、観光などで移動する小型車の利用が集中した。連休なか日の4日の交通量10999台は、過去最多の開通翌日(11378台)に続く。また今回は、1日だけでなく連日にわたって大幅な交通量増加が見られた。
特に利用が集中したのは3縲・日。3日間の1日利用平均・9586台は、過去3カ月の休日利用平均・5286台を大きく上回っている。
また、混雑時の権兵衛峠道路に県外ナンバーが多かったことから、トンネルが県外ドライバーにも広く認知されてきたことがうかがえる。
伊那市西箕輪のみはらしいちご園には、国道19号からトンネルを抜けてくる岐阜県観光客なども多く来園。ピークだった6日は、前年の倍近い約1300人が来園しており、従業員は「これまで来れなかった遠方の人も来園できるようになったのでは」と話す。
観光収益向上というプラス効果を見せた半面、交通環境の悪化というマイナス面もある。トンネルの交通量が増加したことと「小沢花の会」のシバザクラの見ごろが重なったことで、権兵衛峠道路と広域農道の一部で渋滞が生じた。また、見通しの良い権兵衛峠道路は上下ともにスピードを出す車も多く、周辺住民から危険性を指摘する声もあった。 -
辰野が諏訪清陵下し、7季ぶり優勝
第114回北信越高校野球県大会南信予選第6日は8日、決勝と3位決定戦が県営飯田野球場であり、上伊那勢は決勝に駒を進めた辰野が強豪・諏訪清陵を下し、7季ぶり7回目の優勝を飾った。3位決定戦に臨んだ上伊那農業は東海大三に敗れた。
昨年の秋季大会で諏訪清陵に1点差で涙をのんだ辰野は打線が15安打と好調。序盤に奪ったリードを最後まで守り、「全員野球」(池田監督)で雪辱した。
県大会は13日から4日間、諏訪湖スタジアムなど3球場で、県内4地区の予選を勝ち抜いた全16校が、甲子園出場をかけた夏の大会のシード権など巡って熱戦を展開する。
【県営飯田野球場】
〈決勝戦〉
辰野
610000001竏・
100003000竏・
諏訪清陵
○…辰野は初回、敵失や安打などで2点を奪い、なおも一死満塁の好機に赤羽が内角の直球を左翼席へ運んで、一挙6点を先制。続く2回にも主砲・北村、勝本の連続二塁打で加点するなど、序盤から打ち崩して諏訪清陵を圧倒した。
5回までに被安打3に抑える好投をみせていた先発の宮澤祐が6回に無死から3四死球に長打を浴びるなどして降板。継投した宮川が後続をきっちり抑えて追撃をしのぎ、打線も9回に駄目押しとなる1点を加えて援護し、最後までリードを守って勝利をもぎとった。
〈3位決定戦〉
東海大三
102110111竏・
001000110竏・
上伊那農業
○…上伊那農は先発の宮下が初回に4四死球を与え先制点を許すと、その後も継投した投手陣が東海打線に崩された。打線も6回まで、1安打と沈黙。終盤にようやく反撃して2点を返すが、許した大量リードが響いて敗退した。 -
信州大学農学部の食料保健機能開発研究センターまもなくオープン
21世紀の食品機能開発の拠点に竏窒ニ、信州大学農学部が準備を進めてきた食料保健機能開発研究センターがまもなくオープンする。センターは産学官連携や技術相談の窓口的役割を担う。機能性食品の研究開発を進めたいと考える企業の依頼や相談を受け付け、それぞれに応じた実験・共同開発を進める。大掛かりな機器を持ちにくい中小企業でも、高度な研究が実現できる一方、大学としては新たな研究課題を見出す場となることを期待している。最終的には収益性のあるものにつなげることを目指す。
センターの開設に当たり同学部は、学部棟内の一画を改築。これまで散在していた機器を集約し、最先端の分析機器なども導入した。また、企業の研究者に貸し出せるオープンラボも設けた。
開発研究部門で主に大学側主体の研究を進め、産学連携受託部門で外部主体の研究に取り組む。センターに携わるのは機能性食品開発に強い教授陣が中心だが、医学部教授も兼任で加わることとなっている。
開設はまもなくだが、すでに地元の企業から依頼のあった4、5件が同センターの事業として進めることになっており、今後もさまざまな依頼・相談を受け付けていきたいとしている。
受託分析などの問い合わせは(TEL77・1518)、産学 -
県市町村対抗小学生駅伝・駒ヶ根市 総合力で大会新V2
駒ヶ根のアンカー春日千速(赤穂東6)は2連覇を意識し、指で数字の「2」をつくってゴール。チーム一丸となってつないだ勝利は、歓喜となって競技場に広がった。
群集に囲まれて1区の湯澤ほのか(赤穂南6)はスタートの飛び出しに失敗した。しかし「後半に勝負しよう」と気持ちを切り替えると、2位でたすきリレー。「3縲・位の位置で帰れば」(林正俊監督)との期待に劣勢の中、十分に答えた。
2区の林優人(赤穂6)は序盤に1位に浮上すると、そのまま順位をキープして3区の赤羽美紅(赤穂南6)につなぐ。共に後方を気にしながらのレースとなったが「1位でたすきがわたせて役割が果せた」「連覇を達成するために練習してきたんだから」と、周りの信頼を力に変えて懸命に走った。
チームの思いを託されたアンカー春日は最後まで力を抜かず力走。優勝したらやろうと決めていた右手のサインを掲げて笑顔でゴール。大会記録を26秒縮める21分26秒のタイムで2連覇を決めた。
林監督は「チームの力で優勝できればいいと信じていた。皆、連覇をプレッシャーに感じていたと思うが、今日は良い顔で走っていた。良くやってくれた」と勝利を噛み締めていた。 -
県市町村対抗駅伝 駒ヶ根市が2位
第16回県市町村対抗駅伝競走大会(県陸上競技協会など主催)が7日、松本市の松本平広域公園陸上競技場発着点の9区間(42・195キロ)コースであり、県内市町村59チームが熱戦を展開した。上伊那勢は駒ヶ根市が総合成績で前回大会の順位を上回る2位で終えたが、長野市の7連覇は阻止できなかった。
同時開催の第2回県市町村対抗小学生駅伝競走大会(同主催)は、同競技場発着点の4区間(6・0キロ)コースであり、51チームが参加し、駒ヶ根市が大会新記録で2連覇を達成した。
県市町村対抗駅伝の結果
【総合成績】(1)長野市2時間19分31(2)駒ヶ根市2時間21分00(3)上田市2時間21分28…(10)伊那市(14)辰野町(町の部2位)22箕輪町(町の部5位)28宮田村(村の部3位)46飯島町49南箕輪村51中川村
県市町村対抗小学生駅伝の結果
【総合順位】(1)駒ヶ根市21分26=大会新(2)上田市21分33=大会新(3)松川村21分58…(9)南箕輪村(村の部2位)(20)飯島町33辰野町36宮田村42中川村 -
北信越高校野球県大会南信予選決勝は雨天順延で今日
第114回北信越高校野球南信予選の7日に県営飯田野球場で予定していた決勝戦と3位決定戦は、雨天のため8日に順延となった。
上伊那勢は決勝戦に駒を進めた辰野が強豪・諏訪清陵と対戦。上伊那農業は東海大三と3位決定戦をする。
2回戦から登場した辰野は、諏訪二葉を12竏・の大量点でコールド勝ちを収めると、準々決勝の代表決定戦で伊那弥生ケ丘を6竏・でかわし、県大会への出場権を獲得。準決勝は東海大三を5竏・で破った。
上伊那農業は初戦の下伊那農業に18竏・で圧勝。続く諏訪実業戦も終盤の猛攻で11竏・で下し、代表決定戦でも阿南に13竏・で勝利し、いずれも2ケタ得点で順当に勝ち上がった。準決勝は、投手陣の乱れなどから諏訪清陵に1竏・で敗れた。
試合時間は次の通り。
◇第1試合(3位決定戦)▽上伊那農業竏駐穴C大三=午前10時◇第2試合(決勝戦)▽辰野竏註z訪清陵=午後0時30分 -
芋焼酎「伊那八峰(仮称)」打ち合わせ会
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上伊那8市町村がその地域のサツマイモを使い、それぞれオリジナルの芋焼酎を製品化する-。芋焼酎の原料、サツマイモの苗の植え付けを前に、生産者や製造者、販売者が集まり、芋焼酎「伊那八峰(仮称)」の打ち合わせ会を6日夜、飯島町内で行った=写真。今年度は7市町村で芋焼酎用サツマイモ「黄金千貫」を5・9ヘクタール、11万8千本を植え付ける計画。
南箕輪村を除く7市町村の生産農家や喜久水酒造、県酒販店代表ら30人余が集まり、芋生産の取り組みを確認し、生産上の留意点の説明を受けた。
06年は各市町村の住民が自ら合併、自立を選択した初年度。この記念すべき年に地域特産品開発の一環として、芋焼酎の原料、サツマイモの栽培から芋焼酎の製品化、販売まで、上伊那地区全体で計画しようと、飯島町の池上明さん(池上酒店主)らが呼び掛けた。
池上さんは「地域の休耕田を有効活用し、特産品になりうる商品を生産者、製造者、販売者の顔が見えるという安心感を根底に共に作り上げよう」と趣旨に触れてあいさつ。
上伊那農業改良普及センターの田中敬志さんが苗の植え付けから管理、病虫害対策などを説明した。
また、喜久水酒造の下沢政弥専務は「1キロ50円で全量買上げる」と価格提示した。
飯島町の植え付けは6月4日から、7日は飯島小学校1年生も植え付けを手伝う。