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市町村職員が防災気象情報学ぶ講習会
防災気象情報に関する知識を学び適切な避難勧告の発令につなげようと長野地方気象台と県は、市町村の防災担当者を対象にした講習会を伊那合同庁舎で6日に開きました。 講習会は冒頭のみ公開で行われ、内閣府が示している避難勧告に関するガイドラインのほか、気象台が発表する台風や土砂災害などに関する注意報や警報の基準などについて説明があったという事です。 講習会は、災害時に避難勧告を発令する市町村の職員に気象情報への理解を深めてもらい、より適切な住民避難につなげようと、長野地方気象台の呼びかけで初めて開かれました。 諏訪、木曽、上下伊那の23市町村の職員37人が参加しました。 この講習会は8日は松本合同庁舎で、11日は県庁で開かれる予定です。
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ネパール農業高校教諭 日本の農業高校視察
農業教育の強化を目指すネパールの農業高校の教諭らが5日、南箕輪村の上伊那農業高校を訪れ、授業の内容を見学しました。 上伊那農業高校を訪れたのは、ネパールのヒマラヤ山麓、標高2600メートルほどに位置するコバン農業高校の校長と担当教諭2人です。 2人は、上農高校生産環境科の1年生が、稲の水分量の測定をする様子を見学しました。 ネパール視察団の受け入れは、信大農学部が、国際協力機構「JICA」と上農高校と連携して去年から行っているものです。 ネパール国内の農業高校の教育の質の向上を目指して行っています。 授業では生徒たちが、育てている水田の圃場を訪れ、生育状況の違う稲を刈り取って教室に持ち帰りました。 教室では、稲の水分量を測定し、収穫適期かどうかを調べていました。 視察した教諭らは、信大の担当助教を通じて高校生に質問しながら授業を見学していました。 ネパール・コバン農業高校のティカ・ラム・シルマ校長は「取り入れることができるものは帰ってすぐにでも取り入れていきたい」と話していました。 信州大学農学部の根元和洋助教は「ここで吸収した技術や教育を、学校の先生や生徒達に伝えてもらいたい」と話していました。 ネパール・コバン農業高校の教諭らは、9日まで伊那市内に滞在して、グリーンファームや農場を見学する予定だということです
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地域支え合い拠点施設 伊那市荒井にオープン
お年寄りから小さい子どもを持つ母親まで、地域の様々な世代の人たちが寄り合うことができる施設が5日、伊那市荒井にオープンしました。 開所したのは、「助っ人ぜんさん伊那『あらい』」と名付けられた施設です。 地域の誰もが立ち寄ることができる「寄り合いの場」を目指して、空家になっていた古民家を活用してオープンしました。 この日は、立ち上げに向けて活動してきたメンバーや地域の人達が訪れて開所を祝いました。 東京都に本部を置く、一般社団法人「全国育児介護福祉協議会」では、お年寄りの活躍の場をつくることで、元気なお年寄りを増やし、地域を元気にしていこうと、今年から全国各地で拠点づくりに取り組んでいます。 伊那市荒井の荒井利恵さんが活動に賛同し、伊那市にも拠点を作ろうと立ち上げたもので、全国では2か所めの拠点施設となります。 荒井さんは「60、70、80代でも元気に働けるお年寄りがたくさんいる。そういう人達に地域のお年寄りの家に出向いてもらい、話をしてもらうだけでも違う。参加したお年寄りはやりがいを見つけることができるし、来てもらったお年寄りは喜びを感じることができる」と話していました。 誰もが立ち寄ることができ、介護予防活動や、お楽しみ会、食事会など様々なイベントに参加することができます。 活動に賛同する人、やりがいを求めている人は、家事手伝いなどのボランティアに参加することができます。 施設の運営費は地域で家事に困っている人の家を訪問し、有料で家事手伝いをすることで賄っていくということです。 訪れたある女性は「私ももうすぐ70代になる。ここで元気をもらって、その元気を誰かに与えてあげる―そんなことができる施設なのかな、と感じました」と話していました。 助っ人ぜんさん伊那「あらい」では、今後も様々な取り組みを行っていく計画で「困り事がある人、地域の寄り合いの場を求めている人、いろんな人に寄ってもらいたい」と話しています。
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長野県の水稲作況「平年並み」
関東農政局は今年度の水稲の8月15日現在の作柄概況を発表しました。 それによりますと、南信を含め、県内全域で「平年並み」だとしています。 田植え最盛期は、苗の生育がおおむね順調で、「平年並み」、出穂最盛期は6月下旬以降の高温・多照により生育が進み、平年より2日早くなったとしています。 全もみ数は「平年並み」、登熟も「平年並み」としています。 今年度の県内全域の水稲の作柄は、生育期間を通じておおむね天候に恵まれたことから、「平年並み」が見込まれるとしています。
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若手作家12人が信州高遠美術館で作品展
若手アーティストの作品が並ぶ「伊那谷12人の作家展 谷にふく風」が伊那市高遠町の信州高遠美術館で開かれています。 会場には、上伊那や下伊那など伊那谷にゆかりのある20代から40代の若手作家、12人の作品が並んでいます。 このうち伊那市高遠町出身で、多摩美術大学大学院に通っている伊藤三園さんは、黒い紙のみを材料に作った切り絵作品を展示しています。 伊那市の陶芸作家、こいけちえさんは、陶器で作った種を床に並べ展示しています。 このほか、水引をライトアップした作品など様々なジャンルの作品を見る事ができます。 作品展は、若手作家の発表の場として2015年から始まり今年で3年目となります。 信州高遠美術館では「それぞれ独自の方法で生み出された個性豊かな作品を楽しんでもらいたい」と話していました。 「伊那谷12人の作家展 谷にふく風」は9月30日まで信州高遠美術館で開かれています。 関連イベントとして9月3日に、作家が絵を描く場面を見学できるライブペインティングが、10日には、壊れた器を漆を塗って修復する技法を学ぶ講座などが企画されています。
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西藤俊哉選手が知事を表敬訪問
7月にドイツで開かれたフェンシングの世界選手権で銀メダルを獲得した箕輪町出身の西藤俊哉選手は、阿部守一長野県知事を30日、表敬訪問し「2020年の東京オリンピックを目指したい」と決意を話しました。 西藤選手は30日、箕輪町長で県フェンシング協会会長を務める白鳥政徳町長や父親の繁さんらと県庁を訪れました。 西藤選手は7月にドイツで開かれた世界選手権の男子フルーレ個人で、元世界王者やリオ五輪金メダリストなど強豪を破り銀メダルを獲得しました。 西藤選手は「一試合一試合集中して銀メダルを獲得することができました」と振り返りました。 阿部知事は、「東京オリンピックに向けさらに研鑽を積んでもらいたい」と活躍を期待していました。 西藤選手は、5歳からフェンシングを始め父親の繁さんの指導のもと練習に励みました。 中学2年から国際的に活躍できる選手を育てる日本オリンピック委員会が設置したアカデミーに入り、強化選手としてトレーニングを受けフェンシングの腕を磨きました。 20歳になった現在は、法政大学のフェンシング部に所属しています。 世界選手権の結果、ランキングは日本人トップの11位となりました。 子供の頃から夢だったオリンピック出場。 2020年に開催される東京オリンピックへの出場に期待がかかります。
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弾道ミサイル発射で上伊那でもサイレン・緊急メール
29日午前6時頃、北朝鮮から弾道ミサイル1発が発射されました。 全国瞬時警報システム「Jアラート」は、長野県を含む1道11県の住民に警戒を呼びかけました。 午前6時過ぎ「北朝鮮から弾道ミサイルが発射された模様。頑丈な建物に避難してください」と避難を呼びかける警戒放送が流れました。 日本政府の発表によりますと、29日午前5時58分頃、北朝鮮から弾道ミサイル1発が発射され、避難エリアに含まれる長野県内でもサイレンが鳴らされました。 伊那ケーブルテレビ放送エリア内の市町村は、住民向けに緊急メールを配信し、職員が万が一の事態に備えました。 このうち南箕輪村役場には、地域住民5人が避難したほか、1件の問い合わせがあったということです。 伊那市・箕輪町には問い合わせ等はなかったということです。
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市町村長対象の減災研修会
南信の市町村長ら幹部を対象にした減災の研修会が、24日、伊那市の信州INAセミナーハウスで開かれました。 研修会は、災害発生時に住民の生命や財産を守るという重要な責務を担う市町村長を対象に、具体的な対応を考えるきっかけにしてもらおうと長野県が開きました。 去年、県内全域の市町村長を対象に開いたところ好評だったため、今回は、南信で開催されました。 土砂災害発生から4日後を想定し、被災者が何に困っているか、行政はどのような取り組みができるかをワークショップ形式で話し合っていました。 また、マスコミに行方不明者の氏名を公表するよう求められたらどのように対応するかを考えていました。 研修会では、読売新聞の記者が実際に質問する模擬記者会見も行われ、下伊那郡高森町の熊谷 元尋町長が体験しました。 読売新聞の記者は、「災害時の広報について事前に準備していないと、気づいたら報道陣が押しかけ、対応が後手に回り必要なことが伝えられない。逆にマスコミを利用して情報を伝えてほしい」と話していました。
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今夏の日照不足 プール・農作物に影響
例年に比べて日照時間が40%近く低い今年の夏、プールの入場者数や農作物などに影響が出ています。 伊那市の市営プールでは、先月15日から今月27日までの営業を予定していますが、現時点で有料入場者数はおよそ1万人で、今週末の営業を合わせても、去年の1万5千人より4千人ほど少なくなる見込みです。 特に、お盆休み期間中の天候不順が大きく影響しているということです。 伊那市スポーツ振興課の宮下宗親課長は「お盆に営業出来ない日があったことが大きく影響している。外で行うスポーツの施設だけに、致し方ない部分が大きい」と話していました。
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伊澤修二没後100年を記念して講演会とミニコンサート
伊那市高遠町出身で東京芸術大学の初代校長を務めた伊澤修二が大正6年に亡くなって今年で100年となります。19日は記念の講演会とミニコンサートが伊那市のいなっせで開かれました。 没後100年の今年、伊澤修二の功績を改めて称えようと伊那市教育委員会が開いたものです。 記念講演では東京芸術大学音楽学部教授の佐野靖さんが「伊澤修二の描いた音楽教育のビジョン」と題して話しました。 佐野さんは、修二の将来を見据えた想像力のたくましさと、ビジョンを実現するための熱心な調査、研究により今の音楽教育の道筋が立てられたと話しました。 ミニコンサートでは、芸大生が歌を披露しました。
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日本精工の選手がソフトボールを指導
南信の小学生から高校生までを対象にしたソフトボール教室が11日に伊那市内で開かれ、日本女子ソフトボールリーグ1部の日本精工の選手が講師を務めました。 教室には、小学生から高校生までの11チーム108人が参加しました。 日本精工は、今年5月の公式戦で伊那市を訪れた事が縁で、11日まで市内で合宿を行っていました。 教室は長野県ソフトボール協会の依頼で開かれたもので、選手20人が指導にあたりました。 小学生は、ボールを捕球する姿勢や動きを教わっていました。 ソフトボール協会では、「トップリーグの選手に教えてもらう事で子供たちが夢を持ち、ゆくゆくは一部リーグで活躍するような選手が育って欲しい」と話していました。
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子どもたちがミヤマシジミ学び感じたことを歌に
絶滅危惧種の蝶・ミヤマシジミについて学び、感じたことを歌にする子ども向けの体験プログラムが、伊那市などを会場に2泊3日の日程で開かれています。 10日は、伊那市横山の鳩吹公園周辺でミヤマシジミを観察したほか、蝶の住む環境について学びました。 ミヤマシジミは、環境省の絶滅危惧種に指定されている蝶で、オスは羽を開くと鮮やかな青色をしています。 幼虫は、コマツナギというマメ科の植物のみを食べて育ちます。 横山でミヤマシジミの生息が確認されてから地元住民が鳩吹公園でコマツナギを栽培しています。 この体験プログラムは、県内の生物の保全活動に取り組む団体で作る信州生物多様性ネットきずなが初めて開きました。 信州大学農学部に在籍していた帝京科学大学専任講師の江田 慧子さんと、伊那市出身の歌手・湯澤かよこさんが講師を務めました。 子どもたちは、鳩吹公園を駆け回り、蝶を採集していました。 午後は、観察を通して学んだことや感じたことを子どもたちが言葉にして、歌詞を考えました。 湯澤さんが作った曲に子どもたちの詩をのせて、歌いました。 プログラムは11日までで、子どもたちが作詞した曲は、10月に長野市で開かれる発表会で披露される予定です。
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中央道下り線で車両火災 約3時間通行止めに
8日午前6時50分頃、中央自動車道下り線、南箕輪村大芝地籍で車両火災がありました。 この火災で、中央道下り線の伊北-伊那インター間がおよそ3時間にわたり通行止めになりました。 長野県高速機動隊によりますと、車両火災があったのは中央自動車道下り線の南箕輪村大芝地籍です。 中型トラックから火が上がり、車は全焼しました。 トラックの運転手に怪我はありませんでした。 この車両火災で、伊北-伊那インター間はおよそ3時間にわたり通行止めとなりましたが、午前10時20分に解除されました。 高速機動隊では、詳しい原因について調べを進めています。
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原爆に耐えた「アオギリ」の子を前に被爆者に黙祷捧げる
伊那市山寺の高尾神社に植えられた、広島の原爆投下に耐えたアオギリの木の苗木の前で1日、伊那中央ロータリークラブのメンバーが黙祷を捧げました。 この日は、クラブのメンバーおよそ20人が高尾神社に集まり、平和への願いを込めて黙祷を捧げました。 アオギリの木は、昭和20年の広島への原爆投下の時に、爆心地から1.3キロ離れた場所に生えていました。 樹皮の半分が焼けてえぐられたものの、現在も枯れることなく成長し続けています 平成25年に広島県でロータリークラブの全国大会が開かれた際に、各地域に苗が分けられました。 唐澤敏治(としじ)会長は「8月は原爆投下があった月だということを改めて思いおこし、戦争のない平和な社会になるよう願いましょう」とメンバーに呼びかけていました。
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国宝「薬師寺」東塔の校名入り瓦が里帰り
昭和25年頃、奈良県の国宝「薬師寺」の改修工事のために、当時長野県内の小・中・高校、301校が募金をしました。 その際に作られ、薬師寺東塔に使われていた校名入りの瓦が、このほど伊那市内の小中学校に里帰りしました。 伊那市東春近の春富中学校には3枚の瓦が里帰りしました。 春富中統合前の富県中学校、西春近中学校、東春近中学校と書かれた横には「昭和26年修補」の文字が刻まれています。 昭和25年、奈良県の国宝保存連盟は薬師寺や東大寺など15の古社寺を保存修復するために「国宝保存学徒募金」を呼びかけました。 当時、修学旅行生の見学態度や事前学習の深さに高い評価があった長野県の教育会には全国に先駆けて募金の依頼がありました。 その呼びかけに応え、県内301校からおよそ70万円、現在の金額に換算しておよそ2千万円の募金が届けられたということです。 上伊那教育会の矢澤淳会長は「当時、上伊那地域の多くの学校から寄進があった。当時の子ども達がどんな想いで家族に相談して寄進したのか。また東塔自体のことを知る上でも非常に貴重な資料だと思います」と話していました。 平成21年に薬師寺東塔の改修工事が10年計画で始まった際に、長野県の学校名が書かれた瓦、345枚が発見されました。 通常、国宝を解体する際にはすべてのものが粉砕処分されますが、信濃教育会が里帰りの働きかけを行い、この度各学校に届けられました。 伊那市には、合わせて8枚の瓦が里帰りしました。 今年春に修学旅行を済ませた中学生は瓦を目にして「想像以上に綺麗な状態で驚いた。遠い存在のように感じていた薬師寺をとても近くに感じることができるようになって、なんだか嬉しい感じです」と話していました。 春富中では、8月の始業式でこの瓦について、生徒に説明する予定です。 なお、今回里帰りした瓦の他にも、伊那市内の学校名が書かれた瓦6枚が見つかっていて、状態が良いことから、修復工事後、薬師寺東塔の瓦として再利用されるということです。
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引きこもり ニート支援へ
南信地域の引きこもりの子どもやニートの若者を支援する南信子ども・若者サポートネットの設立総会が28日伊那市のいなっせで開かれました。 サポートネットは社会的に自立できない若者の支援を民間や行政などが連携しながら進めていこうと設立されたものです。 県内の東信、北信、中信に続いて4番目で上伊那や諏訪など6市8町14村を担当します。 支援対象は中学校卒業から39歳までで就労支援センターや公共職業安定所、児童相談所など71の機関で構成されています。 事務担当には伊那市のNPO法人子ども・若者サポートはみんぐの戸枝智子さんが選ばれました。 県によりますと平成24年現在で15歳から39歳の若年ひきこもりは3,300人いるということです。 南信子ども・若者サポートネットでは、問題は深刻かつ複雑な状況なので各機関が連携しながら効果的に支援を行っていきたいとしています。
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中学生が大工の仕事を体験
長野県は、担い手不足が心配される大工の仕事について理解と関心を深めてもらおうと、伊那市の伊那中学校できょう、体験授業を行いました。 27日は、伊那中学校の1年生133人が体験授業を受けました。 長野県と長野県建設労働組合連合会が協働して去年から県内で実施していて、南信では今回が初めてです。 伊那大工分会の会員9人が、指導に当たりました。 のこぎりの挽き方やカンナの使い方を披露していました。 その後は、中学生1人1人が、プランターを入れる箱を作りました。 大工分会のメンバーが、金槌の使い方をアドバイスしていました。 長野県によりますと、大工の人数は激減しています。 ピークの平成7年には、全国に76万2千人の大工がいましたが、平成27年は37万2千人と半減しています。 県内では、平成7年では1万5千人でしたが、平成27年の推計で1万人を切ったとしています。 このままでは新築やリフォームなどを行える技術者がいなくなってしまい、県民の住生活に大きな影響を及ぼす恐れがあるとして、去年からこの体験授業を行っています。 長野県では、中学生のころから関心を高めてもらうことで、将来の担い手を育てていきたいとしています。
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母子家庭 父子家庭の子ども対象に学習支援塾開催
母子家庭、父子家庭で育つ小中学生を対象にした無料の学習支援塾が、27日から伊那市内で始まります。 22日、今年度の塾の開講を前に、事前説明会が開かれました。 伊那市ひとり親家庭福祉会が、県と市の助成を受けて開いている無料の学習塾で、昨年度は伊那市内を中心に小学生14人、中学生11人が受講しました。 小中学校の元教員や民間の学習塾の講師が受験対策指導や個別指導を行います。 学習支援塾は県内ならどこの市町村からも受講でき、対象は小学1年生から中学3年生までです。 夏休み特別教室は27日から始まり8月18日まで10回開かれます。 通常教室は8月19日から来年3月まで毎週土曜日に開かれ、会場は、伊那公民館、またはいなっせとなっています。
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長野県の遺跡発掘2017 29日から伊那文化会館で開催
長野県内の遺跡で発掘された土器や石器が並ぶ「長野県の遺跡発掘2017」が29日から伊那市の伊那文化会館で始まります。 会場には県内の17の遺跡から発掘された土器や石器など600点が展示されています。 各市町村の教育委員会が発掘したものや長野県埋蔵文化財センターが昨年度調査した最新の出土品などを展示しています。 今回は、黒曜石をテーマにしたコーナーも設置されました。 縄文時代を中心に長野県産の黒曜石が関東周辺や遠くは青森県まで流通していた事から「最古の信州ブランド」とも言われているという事です。 長野県の遺跡発掘2017は29日から8月20日まで伊那文化会館で開かれます。 8月5日と12日には専門家による解説が予定されています。
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新関脇御獄海 伊那で白鵬との取組語る
木曽郡上松町出身の御嶽海が24日夜、伊那市の信州INAセミナーハウスでトークショーを行い、記録がかかった白鵬との取組について「プレッシャーを感じずに自分の相撲ができた」と話しました。 この日は、会場から寄せられた質問に対して御嶽海が答えていました。 取組前のルーティンについて「制限時間いっぱいの時にまわしを叩くのは気合が入るので毎回やっている。以前はその後に塩のところへ走っていっていたが、親方から堂々するよう言われ、今はゆっくり堂々とするようにしている」と話していました。 御嶽海、本名・大道久司さんは、木曽郡上松町出身の24歳で東京都の出羽海部屋に所属しています。 7月の名古屋場所から県内では84年ぶりとなる関脇に昇進しました。 23日まで愛知県名古屋市で行われていた大相撲名古屋場所では、9勝6敗と勝ち越しを決めました。 横綱・白鵬が歴代最多勝記録をかけて臨んだ取り組みでは白鵬を破り、唯一の黒星をつけました。 白鵬との取組について御嶽海は「プレッシャーは特に無かった。ただ自分の相撲をやろうと思って臨んだ。ただ、強そうだな、という感じは受けた」と話していました。 トークショーは、伊那市内の医療機関でつくる「伊那市医師会」の納涼会で行われたもので、会場には会の関係者およそ200人が集まりました。 伊那市医師会の会長で、清水医院の清水広明(ひろあき)院長は「御嶽海関の勝利は薬よりも効果がある。医師、看護師みんなでこれからも応援していきたい」と話していました。
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伊那消防署 人命救助で3人に感謝状
伊那消防署は、ソフトボールの試合中胸にボールを受けて心肺停止となった20代男性に、迅速で適切な通報と救命処置を実施したとして、3人に感謝状を贈りました。 23日は、上伊那広域消防本部で感謝状の贈呈式が行われました。 5月30日に、伊那市営球場で行われたソフトボールの試合中、胸にライナー性の打球が当たりピッチャーの20代男性が卒倒しました。 ほかの試合の観戦に来ていた茅野市在住で伊那市出身の浅野 成美さんは、諏訪中央病院の看護専門学校に通っていて、男性を観察し心臓が止まっていると判断して胸骨圧迫を行いました。 ピッチャーと同じチームの応援に来ていた茅野市在住で伊那市出身の山田 李佳子さんは、自身の携帯電話から119番通報し、消防指令センターからの指示を伝えました。 対戦チームだった信濃路クラブ監督の有賀 賢治さんは、チームの選手にAEDを取りに行くよう指示し、AEDを装着して電気ショックを実施しました。 救急隊が駆け付けた時男性は呼吸と心拍が再開していて、病院へ搬送されましたが翌日には退院し、社会復帰を果たしたということです。 心肺停止から3分で救命率は50%まで低下するといわれていて、伊那消防署の木下広志署長はは、「3人の適切で迅速な処置が人命救助につながった。勇気ある行動に感謝したい」と話していました。
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ダーツ全国大会 伊那で初開催
ジャパンダーツオーガニゼーション・日本ダーツ機構公認の全国大会が、23日、初めて伊那市で開かれました。 伊那市の伊那商工会館イベントホールには24の競技場が設けられました。 大会は、松本市と伊那市のメンバーを中心とする長野ダーツオーガニゼーションが主催しました。伊那で公認大会を開くのは今回が初めてです。 今回は、北は新潟、南は大分から188人が参加しました。 ダーツは、501点から減点していき、先に0点ちょうどにした人の勝ちとなります。 同じチームの選手同士が声をかけながら競技を行っていました。
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峠の茶屋 リニューアル
茅野市の杖突峠にある「峠の茶屋」に新たに多目的展望室が完成し21日、関係者が祝いました。 リニューアルオープン式典には、施設の管理・運営を行う、精密機械製造の伸和コントロールズや、伊那市、茅野市の関係者などおよそ50人が出席しました。 峠の茶屋は4月に伊那市と茅野市から伸和コントロールズが建物を購入しました。 これまで和室だった場所をリニューアルし広さおよそ40平方メートルの多目的展望室を作りました。 伸和コントロールズの幸島宏邦社長は「ここは伊那と茅野の観光の接点となる場所。全国に発信できる憩いの場所にしていきたいです」と話していました。 多目的展望室は峠の茶屋の営業時間の午前10時から午後4時半まで、入る事ができるという事です。
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書道芸術院役員の作品並ぶ
東京を拠点に全国に13の総局と支局がある公益財団法人書道芸術院の役員作品展が伊那市の伊那文化会館で20日から開かれています。 会場には漢字やかな、刻字など様々な分野の作品合わせて145点が並べられています。 造形性を追求する前衛と呼ばれる分野の作品は伝統的な書の概念を離れて構成や墨の色、線を見せる書です。 現代文や詩を題材にした現代詩文のこの作品は理事長の辻本大雲さんが書いたもので、漢字とかなの調和が図られ読みやすい書として親しまれているということです。 作品展は書道芸術院創立70周年記念として甲信越支局が開いたもので会場では会員や一般が訪れ熱心に作品に見入っていました。 書道芸術院役員作品展は入場無料で23日まで伊那文化会館で開かれています。
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ミュージカル「あしながおじさん」出演者が初練習
8月に伊那文化会館で上演されるミュージカル「あしながおじさん」で、プロの役者と共演する地元出演者の初めての練習が8日に伊那市内で行われました。 上伊那を中心に6歳から34歳までの20人が出演します。 歌とダンスのオーディションで選ばれたメンバーで、今日は初めての練習です。 本番では孤児院で暮らす子供などの役で歌とダンスを披露します。 東京のミュージカル制作会社で地域の出演者の指導を担当している林真悠美さんのレッスンを受け、オープニング部分の振り付けを行いました。 林さんは、物語を説明しながら場面ごとの表情や動きを指導していました。 練習は8月2日まで行われます。 ミュージカルあしながおじさんは8月9日に伊那文化会館で上演されます。
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九州北部の豪雨災害被災地に派遣
国土交通省天竜川上流河川事務所は、九州豪雨災害の被災地で被災状況を調査する支援要員としてTEC(テック)-FORCE(フォース)隊員を派遣しました。 17日は、出発式が駒ヶ根市の天竜川上流河川事務所で行われました。 派遣されるのは、天竜川上流河川事務所と、技術支援を行う南信防災情報協議会の職員8人です。 要請を受けて大分県日田市に派遣され、現地で砂防施設などの被災状況を調査します。 天竜川上流河川事務所の椎葉(しいば)秀作(しゅうさく)所長は「きわめてまれで甚大な被害が発生した災害。災害現場の状況がわからないままでは復旧作業が遅くなるので力を尽くしてほしい」とあいさつしました。 現地ではドローンを活用して、進入できない場所の調査や、航空写真による測量などを行うということです。 派遣された被災地でドローンを活用して調査を行うのは、天竜川上流河川事務所では今回が初だということです。 TEC-FORCEの隊員は、23日(日)まで被災地に派遣されます。
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シード校 伊那北の夏終わる
夏の全国高校野球長野大会で34年ぶりにシード権を獲得した伊那北高校は11日しんきん諏訪湖スタジアムで松商学園と対戦し8対0 7回コールドで敗れました。 2点を先制された伊那北は1回裏先頭の鈴木陽が出塁しますが後続が続きませんでした。 5回には馬場律がヒットを打ちますがここもあと1本が出ませんでした。 伊那北、守備では随所でファインプレーをみせます。 8点を奪われた伊那北はこの試合8対0の7回コールドで敗れました。 試合後は勝利を願う千羽鶴を松商ナインに手渡していました。 松商の藤井大地キャプテンは「伊那北の分もがんばります」と勝利を誓っていました。
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高校野球 上伊那勢11日の結果
第99回夏の全国高校野球長野大会、上伊那勢の11日の試合結果です。 松本市野球場で行われた、高遠 対 松本県ヶ丘 の試合は、4対8で高遠が敗れました。 県営上田野球場で行われた、赤穂 対 長野 の試合は、4対5で赤穂が敗れました。 しんきん諏訪湖スタジアムで行われた、辰野 対 蘇南 の試合は、8対3で辰野高校が勝利しました。 勝った辰野高校は、15日の午前9時30分からシード校の東海大諏訪と対戦する予定です。
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秋の味覚「サンマ」の初物 伊那の市場に入荷
秋の味覚「サンマ」の初物が、伊那市西春近の市場「丸水長野県水」に11日に入荷しました。 丸水長野県水に並んだサンマは、10日に北海道釧路で水揚げされたものです。 大きさは旬の時期の3分の2ほどですが、値は10倍の1尾1,000円がつけられました。 この日は丸水に通って58年、日課になっているという伊那市坂下の佐藤良一さんの姿もありました。 佐藤さんは「やっぱり初物は高い。中国産の影響もあると聞く。今少しすると値段も下がり良いものが出てくる」と話していました。 ここ数年は中国や台湾の漁船による乱獲により、サンマの漁獲数は減り、価格が上がっているということです。 今年は、今のところ海水温が例年より2度から3度低く、サンマにとっては良い環境になっているということです。 丸水長野県水・伊那水産グループの花塚和浩グループ長は「豊魚が期待されるのではないかと言われているが、実際にあがってみないとわからない。初物なのでサイズは小さいが、この時期にしては珍しいもの。価格もご祝儀相場になっている」と話していました。 本格的なサンマのシーズンは8月の盆明け頃からになるということです。
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第99回全国高校野球選手権長野大会 開幕
第99回全国高校野球選手権長野大会が8日開幕し、夏の甲子園出場をかけた戦いが始まりました。 8日は開会式が行われ、伊那北高校の桐山(きりやま)尚子(なおこ)さんの先導で、出場する85チームが入場しました。 辰野高校です。 11日午後2時から蘇南と対戦します。 箕輪進修高校です。 12日午前11時半から、池田工業と丸子修学館の勝者と対戦します。 上伊那農業高校です。 10日正午から北部と対戦します。 高遠高校です。 9日午前11時半から上田東と対戦します。 シードの伊那北高校です。 11日午前11時半から松商学園と小海の勝者と対戦します。 伊那弥生ヶ丘高校です。 9日午前9時から長野西と対戦します。 赤穂高校です。 11日午後2時から長野と対戦します。 駒ヶ根工業高校です。 9日午前9時から梓川と対戦します。 始球式では、先導を務めた伊那北高校の桐山さんがマウンドに上がりました。 大会は、県内4会場で行われ、日程が順調に進むと23日(日)に決勝戦が行われます。