-
千利休の茶室「待庵」を復元展示
戦国時代の茶人、千利休が作ったとされる国宝の茶室「待庵(たいあん)」が、伊那市西春近のかんてんぱぱ・西ホールに原寸大で復元されました。 茶室は、伊那食品工業株式会社の特別記念展として開かれている「北村幸雄作品展」で展示されているものです。 信州新町出身の北村さんは「数寄屋大工」と呼ばれる、茶室を取り入れた住宅建築を得意とする大工です。 京都府大山崎町にある「待庵」は国宝に指定されていて、中に入ることが禁止されています。 北村さんは、日本に昔から根付く茶の湯文化を近くに感じてもらいたいと、「待庵」を原寸大で復元しました。 壁の質感から、梁の入れ方まで、千利休が2畳の空間の中に込めた想いを忠実に再現しています。 北村さんは「2畳ばかりの茶室の空気感を、実際に体感してもらいたい」と話していました。 会場には、陶芸家としても活動する北村さんの作品が展示されています。 北村幸雄作品展は、29日(月)まで、伊那市のかんてんぱぱ西ホールで開かれています。 予約をすれば、茶室で抹茶を飲むこともできます。
-
伊那市の東部中学校で「さくらプロジェクト給食」
東日本大震災後、宮城県仙台市の中学校と交流を続けている伊那市の東部中学校の生徒に、仙台市を身近に感じてもらおうと「さくらプロジェクト給食」と題した給食が、17日に提供されました。 東部中学校の栄養教諭と調理員が企画したものです。 サラダには、仙台市の名物、ずんだの材料となる枝豆と、笹かまぼこを入れています。 生徒が総合的な学習の一環で体験した御柱に見立てた春巻きもあります。 東部中学校は東日本大震災後、仙台市の高砂中学校にタカトオコヒガンザクラを贈った縁で「さくらプロジェクト」として交流を続けています。 給食は、生徒たちに仙台市を身近に感じてもらい、関心を持ってもらおうと初めて さくらプロジェクト給食は7月に2回目が予定されています。
-
気仙沼へ 桜の苗木が出発
2011年3月11日の東日本大震災で被災した、宮城県気仙沼市の桜並木を復活させようと、伊那市からタカトオコヒガンザクラと枝垂れ桜が贈られます。 その苗木が16日、気仙沼に向けて出発しました。 この日は、出発式を前に高遠町片倉で、桜の積み込み作業が行われました。 気仙沼に送られるのは、タカトオコヒガンザクラ2本と、枝垂れ桜40本です。 このうち枝垂れ桜は、70歳を過ぎてから苗木の栽培を始めた守屋源一さんが、種から育てたものです。 守屋さんは「自分が育てた桜を持っていってもらえることはとてもうれしいこと。桜を通じた交流が100年、1000年と続いていったらうれしい」と話していました。 宮城県の北東に位置する気仙沼市は、津波と大規模火災による被害を受けました。 市内の桜は津波にも耐えましたが、河川堤防の整備などにより伐採されることになりました。 平成26年から2年間、復興支援で伊那市から派遣された北原浩一さんがそのことを知り、桜を贈ることはできないかと提案し、今回実現しました。 北原さんは「桜の縁を通じて、伊那市と気仙沼市との絆が深まっていけばうれしい」と話していました。 この日は、市役所で桜の出発式も行われました。 式では、高遠の固有種・タカトオコヒガンザクラ2本が積み込まれました。 白鳥孝市長は「気仙沼の桜並木が復活すれば希望にもなる。伊那市の想いも伝えてきたい」と話していました。 17日の昼頃現地に到着し、枝垂れ桜は18日に、タカトオコヒガンザクラは24日に植樹されることになっています。 なお、この事業には、ふるさと納税の寄付金が活用されています。
-
伊那北夏のシード権獲得
北信越高校野球長野県大会で、南信4位の伊那北は、14日に東信1位の上田染谷に4対3で競り勝ちました。 伊那北は、ベスト8進出を果たし、夏の大会のシード権を獲得しました。 15日は、午前9時30分から綿半飯田野球場でベスト4進出をかけて中信3位の都市大塩尻と対戦することになっています。
-
ミュージカルの舞台へ向けオーディション
8月に伊那文化会館で予定されているミュージカル、あしながおじさんの出演者のオーディションが13日、行われました。 オーディションはプロの役者と共演することで舞台の楽しさを知ってもらおうと伊那文化会館が行ったものです。 参加したのは上伊那を中心とした6歳から55歳までの男女38人で歌とダンスの審査が行われました。 ミュージカルあしながおじさんは8月に伊那文化会館で予定されていて合格するとプロの役者のバックコーラスやダンスを務めます。 内容は孤児院で育った少女がある資産家の目にとまり、毎月手紙を書く事を条件に進学のための奨学金を受けるというものです。 審査したプロデューサーは「ミュージカルはダンス、歌、演技の3つの要素が必要です。人に見てもらうためにやるものなので積極性が大事です。」と話していました。 オーディションにより半分ほどにしぼりこみ合格者は8月の本番まで3回練習を行います。 ミュージカルあしながおじさんは8月9日に予定されています。
-
峠の茶屋に多目的スペース
伊那市と茅野市の境にある峠の茶屋を買い取った精密機械製造の伸和コントロールズは、その一角を無料の多目的スペースとして15日から整備を開始します。 完成予想図は、こちら。 広さは70平方メートルで、現在ある峠の茶屋1階のそば処風聲庵東側の座敷と倉庫スペースを改修します。 諏訪湖や八ケ岳連峰を一望できるよう、北側は全面ガラス張りとする計画です。 工期は、5月15日から7月20日までで、工事にあわせて、風聲庵と2階の喫茶風の詩、無料展望台が15日と6月の12日~17日、6月30日の計8日間臨時休業します。 一般開放は、7月22日を予定しています。 峠の茶屋は、伊那市と茅野市が市有財産のスリム化を図るために売却先を公募し、伸和コントロールズが1,700万円で買い取りました。
-
はつらつ60歳ソフトボール リーグ戦開幕
伊那60歳ソフトボール連盟のリーグ戦が開幕し選手たちがハツラツとしたプレーをみせていました。 11日に伊那市の美篶六道グラウンドで開会式が行われ伊那市と南箕輪村から9チームが集まり健闘を誓いました。 開会式が終わると早速試合が始まり選手たちはハツラツとプレーしていました。 伊那60歳ソフトボール連盟には約200人の選手がいて最高齢は91歳です。 リーグ戦は今年が15回目で高齢ソフトボール愛好者の交流の機会となっています。 リーグ戦は手良、美篶、高遠町の3会場で8月中頃まで行われます。
-
次期総合5か年計画上伊那地域編 首長が意見交わす
県が今年度中の策定を目指している次期総合5か年計画に盛り込む上伊那地域編の方向性について、11日に市町村長が意見を交わしました。 上伊那地域戦略会議が11日に伊那市のいなっせで開かれ、次期総合5か年計画の上伊那地域編について意見を交わしました。 事務局の案では、基本的な視点・方向性として、自然・景観、地域・学び、産業、暮らし、リニアの5項目が示されています。 白鳥孝伊那市長は移住定住策について「県、上伊那、市町村がどのようなアクションを起こすのか共通の認識が必要だ」と話しました。 白鳥政徳箕輪町長は「若者にとって魅力ある地域づくりという視点が抜けている。若い世代が楽しいと思える何かが必要だ」と話しました。 唐木一直南箕輪村長は「一番の根底は今この地域に住んでいる人の暮らしの安定だ。その視点がないままいろいろと施策を行っても上手くいかない」と話しました。 次期総合5か年計画の上伊那地域編は9月に素案をまとめる事になっていて、今月30日には阿部守一知事と上伊那の市町村長との意見交換会が伊那合同庁舎で開かれる事になっています。
-
高校生・大学生・社会人が合同写真展
高校生と大学生、社会人の合同写真展が伊那市の伊那図書館で開かれています。 会場には伊那北高校写真部、信州大学ALL写真部、社会人や高校生などでつくる写真展実行委員会のメンバーの作品32点が展示されています。 写真展は、地域の写真文化の発展と交流を目的に毎年この時期に開かれていて、今回で7回目になります。 テーマは自由でそれぞれの部の活動で撮影した風景や、人物などのスナップが並んでいます。 メンバーは「若い感性で撮影した個性豊かな作品を楽しんでほしいです」と話していました。 第7回合同写真展は14日(日)まで伊那図書館で開かれています。
-
伊那市 ふるさと納税返礼品から家電製品を除外へ
ふるさと納税の返礼品について、総務省から指摘を受け再検討を進めていた伊那市は、家電製品をすべて対象から除外することを決めました。 9日、市役所で開かれた記者会見で、白鳥孝市長が再検討の結果を公表しました。 冒頭のあいさつで白鳥市長は「全国で起きている混乱をこれ以上広げないこと、伊那市の判断が全国の自治体へ大きな影響を与えることから、家電製品等については総務省の意図を参酌しながら、資産性の有無を問わず全ての品目について返礼品から外すという結論に至った」と話しました。 伊那市では、4月1日に総務省から調達額の割合を寄付額の3割以下とすることや、資産性の高いものは扱わないとする通達を受け、4月18日に運用方針を発表しました。 その方針について、総務省から再度見直しをするよう要請があり、これまで再検討を進めてきました。 再検討の結果、カメラや、プリンターなどの家電製品を返礼品から除外するとの方針を示しました。 先月18日の見直し後、100品目あった返礼品の数は70品目となります。 返礼品となっていた家電製品は、市内の電器店を通じて仕入れていました。 白鳥市長は「街の電機屋が残念がることは容易に予測できる。悩みに悩んで出した結論だということを理解してもらえるものだと考えている」と話しました。 今回の決定を受けて、長野県電機商組合伊那支部長で伊那市荒井の電器店伊那無線商会の伊東千織社長は「商店街の店を使ってくれている自治体は全国でも少ないのではないだろうか。大変に残念だが、これまで街の電機屋を使ってくれた伊那市に感謝したい」と話していました。 伊那市では、5月末までは現在の返礼品のまま受付を行うことにしていて、6月1日からは家電製品を除外し、地域産材や地域資源を活かした特色ある返礼品を随時追加していくことにしています
-
山岳写真家 津野祐次さん 噴火被災体験語る
伊那市長谷の山岳写真家・津野祐次さんが、自身が被災した御嶽山の噴火災害について講演しました。 4月24日、津野さんが西春近公民館で講演しました。 2014年9月27日に発生した御嶽山の噴火災害は、58人が死亡、5人が未だ行方不明となっています。 津野さんは噴火が起きた時に御嶽山の頂上付近で写真を撮影していたということです。 津野さんは当時を振り返り「見たことのない雲だと思い写真を撮っていたら花火のような大きな音がして、噴火だと思い下り始めた。逃げたが火山灰に追いつかれ、あたりは真っ暗になり、息ができないくらいだった」と話していました。 津野さんは「大自然に比べると人間は本当にちっぽけなもの。素晴らしい景色を見せてくれる反面、一度牙を剥けばどうすることもできない」と話していました。 講演会は、西春近の高齢者クラブ大会に合わせて開かれたもので、およそ60人が参加しました。
-
伊那中央ロータリークラブ30周年
伊那中央ロータリークラブの創立30周年記念式典が23日、伊那市のJA上伊那本所で開かれ会員が奉仕への誓いを新たにしました。 式典には会員など約100人が集まりました。 伊澤和男会長は「地域の人たちに支えられて30周年を迎えることができた。今後も地域の発展のため奉仕活動に取り組んでいきたい。」とあいさつしました。 ほかには奉仕事業が発表され関係者に目録が手渡されました。 主な奉仕事業として伊那西高校インターアクトクラブを支援し交流事業を通じて人材育成に務めています。 また国際交流として信州大学農学部の留学生の支援制度を設けています。 また女子ソフトボールチームのレベル向上に図る活動なども行っています。 受賞者を代表して伊那西高校の出野憲司校長は「生徒はインターアクトクラブの活動を通して人として生きることの楽しさや難しさを学んでいる。常に生徒に関心を寄せ指導いただきたい。」とあいさつしました。 伊那中央ロータリークラブ昭和62年に31人で発足し現在は45人の会員が奉仕活動に取り組んでいます。
-
国道361号 上ケ洞工区開通
伊那市と岐阜県高山市を結ぶ国道361号の、高山市高根で建設が進められていた上ケ洞工区・高根トンネルがきょう、開通しました。 27日は、岐阜県高山市の高根トンネルで開通式が行われ、関係者がテープカットとくす玉割りで開通を祝いました。 361号の上ケ洞付近は、4つのトンネルがありますが道が狭く、乗用車のすれ違いができませんでした。また雨が多い日には規制区間になるなどの課題がありました。 今回、その課題解消を目的に、トンネル1.9キロを含む2.1キロのバイパスが整備されました。 これにより、大型バスが通行できるようになります。 開通式では、地元高山市の獅子舞や、中学生による太鼓が披露されました。 セレモニーのあと、関係者によるパレードが行われました。 今回のトンネル開通により、高山市から伊那市への観光客の移動など交流人口の拡大が期待されます。 国道361号上ケ洞工区の事業は、平成15年度に着手し、トンネルの工事は平成21年度に開始、54億円をかけて工事が完了しました。
-
【カメラリポート】 VC長野 優勝目指して新シーズン始動
日本バレーボールリーグ「Vリーグ」の2部に所属する「VC長野トライデンツ」のスタートミーティングがこのほど行われ、チームの新シーズンがスタートしました。 昨シーズン、2部に昇格したVC長野は、初参戦ながらリーグ3位という結果を残しました。 新シーズンのチームスローガンを「初志」として、昨シーズン果たせなかった2部リーグ優勝に向け決意を新たにしていました。 キャプテンの栗木勇選手は「優勝というはっきりした目標が決まったので、とにかくそこを目指して頑張りたいです」、笹川星哉監督は「プレミアリーグ(1部)昇格に向けて、選手一人ひとりの意識を変えていくシーズンにしたい。チームの土台をしっかり作って昇格を目指したいです」と話していました。
-
信越花便り 中野市のタカトオコヒガンザクラが見ごろ
長野と新潟の桜の開花状況をお伝えする信越花便り。 中野市の高梨館跡公園ではタカトオコヒガンザクラが見ごろとなっています。 平成6年に中野市政40周年を記念して旧高遠町からタカトオコヒガンザクラが寄贈されました。 高梨館跡公園には10本が植えられていて18日に満開となりました。 この公園は戦国時代の北信地方の有力武士、高梨氏の館跡一帯を整備したもので国の史跡に指定されています。 高梨館跡公園のタカトオコヒガンザクラは今週いっぱい楽しめるということです。
-
長野県伊那・木曽倫理法人会 会社経営について学ぶ
伊那と木曽地域の企業でつくる一般社団法人長野県伊那・木曽倫理法人会は、年に一度の倫理経営講演会を伊那市内で18日に開き会社経営について学びました。 一般社団法人倫理研究所の田島康賢さんが「大転換の時代―新に挑む―」と題して講演しました。 倒産した企業の元社長が勉強会を開いている東京の「八起会(やおきかい)」の活動を紹介し、倒産の理由で一番多かったのは経営者の高慢、2番目が社員教育の欠如、3番目が目標と計画性の欠如だと説明しました。 一方で再起した社長は、早起き、家庭円満、素直、背筋が伸びているという4つの共通点があるという事です。 田島さんは、「4つの共通点は、朝礼を実施し、家庭を大事にし、お互いに学びあっている倫理法人会のモットーと重なっている」と話していました。 倫理経営講演会は毎年1月から5月にかけて全国で開かれているもので、今年は伊那市を含め676会場で開かれています。
-
信越花便り 長野市 城山公園の桜が満開
長野と新潟の桜の開花状況をお伝えする信越花便り。 長野市では城山公園の桜が17日満開となりました。 城山公園の桜は14日に開花し17日満開となりました。 最高気温は23度を超え公園には平日にもかかわらず大勢の人たちが訪れ思い思いに桜を楽しんでいました。 長野市城山公園の桜の見ごろは今週末まで続くということです。
-
シベリア抑留慰霊祭 戦友・家族の冥福祈る
「第二次世界大戦」終戦後、旧ソ連のシベリアに抑留され亡くなった人達の冥福を祈る慰霊祭が17日、伊那市西町の春日公園で行われました。 慰霊祭には、体験者や遺族など10人が出席しました。 出席した人達は、春日公園の北側に建立された慰霊碑に花を手向けていました。 式の中では、シベリアで兄を亡くした伊那市の山口昭七さんがハーモニカを演奏しました。 山口さんは「亡くなった兄も楽器が好きだった。兄を偲んでハーモニカを演奏しました」と話していました。 シベリア抑留を体験した長田伊三男実行委員長は「祖国に帰ることを夢見て支えあった多くの仲間が帰ることなく亡くなった。残り少なくなった体験者がこの真実を後世に語り継いでいかなければならない」と話していました。 慰霊祭は、体験者や遺族などでつくる全国強制抑留者協会長野支部が毎年開いているもので、今年で18回目になります。
-
信越花便り ~国宝松本城 ソメイヨシノ開花~
信越花便り。 松本市から桜の開花情報です。 国宝、松本城のソメイヨシノが、10日に開花しました。 10日午前8時、松本城管理事務所の職員が、外堀沿いにあるソメイヨシノのうち、開花の基準となる「標本木」に5・6輪の花が開いているのを確認し、開花を宣言しました。 今年の開花は例年並みですが、去年よりも9日遅く、見頃は今週末の15、16日頃だということです。 夜桜を楽しむ恒例のイベント「国宝松本城夜桜会」は、13日から20日までの8日間行われます。 期間中は、午後5時30分から午後9時まで、本丸庭園が夜間無料開放され、茶席や雅楽の演奏などを楽しむことができます。 また、13日から22日までの10日間は、松本城外堀と女鳥羽川沿いの桜がライトアップされるということです。
-
信越花便り 上田城跡公園でソメイヨシノ開花
長野新潟の桜の開花状況などをお伝えする信越花便り。 上田城跡公園のソメイヨシノが8日に開花しました。 上田城跡公園のソメイヨシノは、去年より7日、例年より1日から2日ほど遅い開花となりました。 上田市によりますと、満開は15日ごろだという事です。 上田城跡公園東やぐら門前のシダレザクラは7部咲きとなっていて、10日から11日には満開を迎えそうだという事です。
-
信越花便り 千曲のあんず・カタクリ
続いては、信越花便り。 千曲市からあんずとカタクリの話題をお伝えします。 4月6日に開花宣言を出した千曲市森地区の「あんずの里」は、平地で3分咲きになりました。 あんずまつり推進委員会の開花状況によると、7日は平地で3分咲き、中間地で1分咲き、山間地はつぼみという発表です。 地元の人によると、あんずの里の見頃は、来週半ばの12・13日頃になるのでは、と見ており、あんずまつりが終了する15・16日の週末が、花見客で最もにぎわうのではと話していました。
-
南箕輪わくわくクラブ 現役選手がスポーツ指導
NPO法人南箕輪わくわくクラブの今年度の活動が8日から始まり、バスケットボールやバレーボールなどの現役のスポーツ選手が子供たちを指導しました。 小学生から中学生まで350人が参加し3つの会場に分かれて指導をうけました。 村民体育館では、信州ブレイブウォリアーズの徳川慎之介選手が講師をつとめ、ドリブルの練習が行われました。 南箕輪中学校の体育館では、VC長野トライデンツの選手がバレーボールを指導しました。 NPO法人南箕輪わくわくクラブは19の教室を開催し、スポーツやカルチャーを通して地域住民の健康づくりを進めています。 この日開かれた教室は無料で見学や体験ができるもので、クラブの会員以外の人たちにも活動を知ってもらおうと、毎年この時期に開いています。
-
西駒んボッカ 薪運びで復活
中央アルプスの西駒ヶ岳山頂直下の西駒山荘まで荷物を運ぶレース「西駒んボッカ」がリニューアルして再開されることが決まりました。 6日は「西駒んボッカ」を主催する西駒こまくさ会の事務局で西駒山荘管理人の宮下拓也さんが、完成したばかりのチラシを発送する作業を行いました。 西駒んボッカは、西駒山荘の建て替えに合わせて、建物に使うレンガを運んでもらおうと4年にわたり開催されてきました。 去年の大会でレンガが必要数に達したことから、大会を終了することにしていましたが、参加者から継続を求める声が多く寄せられ、荷物を変えて開催することを決めました。 参加者がレンガに変わって運ぶのは、長さ40センチほどの薪です。 山荘に設置される予定のストーブで活用するためのものです。 宮下さんは「山荘で役立つものでもなんでも良いから大会を継続してほしいといった声をたくさんいただいた。大勢の人に参加していただき“ぬくもり”を届けて欲しい」と話していました。 西駒んボッカは9月10日に開かれる予定で、受付は7月31日までご覧のところで受け付けています。
-
一夜の城 一夜で築かれなかった可能性「高い」
戦国時代に織田軍が高遠城を攻略するために、伊那市富県につくったとされる一夜の城跡近くから、新たな堀が発掘されました。 この発見により伊那市は、「一夜の城が一夜で築かれたものではない可能性が高い」と発表しました。 7日は発掘現場で報道機関向けに説明会が開かれました。 発掘現場は、伊那市富県貝沼の私有地で家を建てる際に調査したところ、新たな堀が発掘されました。 堀は2段になっていて、水が溜まっている深い部分が古い堀の跡で、後から手前の土を削って「土塁」と呼ばれる城壁を高くした可能性が高いということです。 当時、堀の一番深い部分から土塁の一番上までは5メートルほどあったとみられ、戦で鉄砲が使われるようになり、その対応策として改修が行われたのではないかということです。 このことから、一夜の城は、昔から富県に住み着いていた有力者の城で、その城を織田軍が高遠城攻略のために改修してつかった可能性が高いということです。 創造館学芸員の濱慎一さんは「平成24年の調査でも2段になった堀は発掘されていた。今回2か所で確認されたことから、少なくとも堀は一夜で築かれたものではないことがわかった。調査を進めていけば、富県にどんな有力者がいたのかなど、地域の歴史も明らかになるかもしれない」と話していました。 これまでに周辺から織田軍に関する出土品はなく、織田軍が実際にこの場所を使ったという証拠はないということです。 伊那市では、今後、文化財の範囲を広げるよう県に申請し、さらに詳しい調査を行っていきたいとしています。
-
「まるごと信州 情報ネット」放送始まる
県内各地のケーブルテレビ局がそれぞれの地域で取材したニュースをまとめて放送する「まるごと信州情報ネット」が8日から始まります。 まるごと信州情報ネットは県内16のケーブルテレビ局が取材した地元のニュースや話題をピックアップし1時間にまとめたものです。 テレビ松本ケーブルビジョンが編集し県内ネットワークを使って各局に配信し全県規模で放送します。 地域に根ざしたニュースをケーブルテレビの視点で伝える「まるごと信州情報ネット」はご覧のチャンネルで8日午前9時から放送します。
-
信越花便り
長野新潟の桜の開花状況などをお伝えする信越花便り。 ケーブルテレビ各社が取材した生の情報です。 飯田市からソメイヨシノ開花のニュースです。 6日午後3時、大宮通りのソメイヨシノが開花しました。 5日には、天龍峡のソメイヨシノも開花していて、飯田にも桜の季節がやってきました。 6日午後3時、南信州広域連合は、大宮通りのソメイヨシノの開花宣言をしました。 平年より2日遅い開花で、満開になるまでの目安は、気温の状況により、5日から1週間後とみられてます。 一方、天龍峡では、5日に、ソメイヨシノの開花が宣言されました。 去年より10日遅く、平年並みの開花で、気温によりますが1週間から10日後が見ごろとなりそうです。 観光案内所では、桜に関する問い合わせが殺到しています。
-
最高気温20度近くまで上がり 4月下旬並み
5日の伊那地域は日中の最高気温が20度近くまで上がり4月下旬並みの暖かさとなりました。 箕輪町のみのわ天竜公園では日陰でシートを広げる親子や、水辺で遊ぶ子供たちの姿がありました。 伊那地域の最高気温は午後1時37分に19.9度となり、今年一番の暖かさとなりました。
-
「愛の家グループホーム」 伊那市で認知症ケア事例報告会
認知症への理解を深め介護施設を身近に感じてもらおうと、施設で働くスタッフによる事例報告会が伊那市の伊那公民館で25日に開かれました。 長野県内に5つある「愛の家グループホーム」が開いたものです。 5つの施設で働くスタッフが事例報告を行いました。 このうち、伊那市山寺の愛の家で働く職員は、80代の夫婦の気持ちに寄り添った介護ケアについて発表しました。 車いすで生活している妻に対し、スウェーデンで考案された「タクティールケア」という方法を取り入れたという事です。 ゆっくりとしたマッサージを施すもので、精神的に安定し認知症の緩和に繋がるとされています。 足が以前より動かせるようになり、夫婦の会話も増えたという事です。 職員は「利用者の想いをひとつひとつ受け止め支援につなげていきたいです」と話していました。 伊那市で事例発表会を開くのは初めてで、利用者の家族や地域住民など30人ほどが訪れました。
-
熱気球での花見を前に試乗会
伊那市高遠町の高遠城址公園の花見シーズンに合わせて行われる熱気球体験の試乗会が3日に開かれました。 この日は地元住民や報道関係者向けに試乗会が開かれ、公園内の駐車場から、長野県のマスコットキャラクター「アルクマ」がデザインされた熱気球が上がりました。 四方をロープで固定した係留(けいりゅう)飛行と呼ばれる方法で、上空15メートルまで上がり、5分ほど滞在します。 上空からは、公園の桜や高遠の街並みを見ることができます。 試乗したある女性は「良い眺めだったし気持ちよかった。桜が満開の時には素晴らしい景色になりそう」と話していました。 毎年、高遠城址公園へのツアーを企画している東京都の旅行会社が、伊那市観光協会などに企画を提案し実現しました。 クラブツーリズムの堀口直哉さんは「お客様が2度来たいと思えるようなツアーの実現をテーマに企画した。桜の名所として知られる場所でこれだけ協力していただけるのは嬉しい」と話していました。 熱気球体験は、10日から14日までの5日間行われる予定です。 受付は午前8時から午前8時半までで、料金は12歳以上が2400円、6歳から11歳が1800円、2歳から5歳までが500円となっています。 雨天や風速3メートル以上の場合は中止となります。
-
伊那市 地域おこし企業人に平井さん任命
3大都市圏の大企業で働く社員を受け入れ、地域の魅力向上につなげる「地域おこし企業人」の任命式が3日、伊那市役所で行われました。 地域おこし企業人に任命されたのは平井孝明さんです。 平井さんは、大阪府出身の48歳で、東京都に本社を置く通信機器メーカー沖電気工業株式会社から派遣されました。 沖電気工業では、IoTなどを活用した新規産業の開発を担当していたということです。 伊那市では、IoT事業への地元企業の参画推進や、新たな技術の導入、地域産業の活性化に向けた事業の提案などを行っていく予定です。 平井さんは「求められているものをつくり出せるよう頑張っていきたい」と話していました。 白鳥孝市長は「IoTを全国に先駆けて進めていきたい。培った技術と経験を活かして頑張ってください」と話していました。 地域おこし企業人は、国からの補助を受け、地域独自の魅力向上を目的に3大都市圏の大企業で働く社員を受け入れるもので、県内初だということです。