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田楽座10月に60周年記念企画
今年60周年を迎える伊那市富県を拠点に活動しているまつり芸能集団「田楽座」は10月に60年周年記念イベントを行います
22日は田楽座の中山洋介代表ら3人が市役所を訪れ、白鳥孝市長にイベントについて報告しました。
田楽座は1964年10月に旗揚げ公演を開催し、今年で60周年を迎えます。
60周年を記念して田楽座では記念イベント「感謝カンレキあめあられ」を10月26日と27日に田楽座稽古場と伊那文化会館で開きます。
27日に伊那文化会館で開かれる公演は入場無料で、全国各地から募った100人による田楽座オリジナルの太鼓曲の演奏などが行われます。
田楽座60周年記念イベント「感謝カンレキあめあられ」は10月26日、27日に開かれます。
入場の申し込みは6月30日(日)から開始する予定です。
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伊那まつり原画デザイン決定
8月3日に開催される伊那市の第67回伊那まつりのポスター・Tシャツの原画のデザインが21日に決まりました。
ポスター原画の最優秀賞に選ばれたのは春富中学校2年生の峯垣紗弥さんの作品です。
コントラストがはっきりとしていて、今年の伊那まつりのテーマである「前進」を感じさせるデザインや色使いが評価されました。
選ばれたデザインは全戸配布するリーフレットの表紙に活用されます。
Tシャツデザインに選ばれたのは千葉県の北村友莉さんの作品です。
生地は緑色で、色の配置が工夫されている点が評価されました
21日は市役所で審査会が開かれ、市内のデザイナーや高校生、伊那まつり実行委員など14人が審査を行いました。
今年は、ポスター原画には100点、Tシャツデザインには7点の応募がありました。
ポスター応募作品は7月中旬から市役所1階の市民ホールに展示される予定です。
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山小屋で提供 味噌仕込み作業
伊那市観光株式会社が運営する中央アルプスと南アルプスの山小屋で提供する手作り味噌の仕込み作業が22日に行われました。
22日は山小屋の管理人ら5人が伊那市観光株式会社 社長の白鳥孝伊那市長の自宅で作業をしました。
味噌の仕込みは今年で7年目です。
大豆は伊那市産を使っていて窯で茹でた後、専用の機械に入れてすり潰しペースト状にしていました。
すり潰した大豆は市内の酒造店がつくった米麹と混ぜ合わせていきました。
仕込んだ味噌は来シーズン用のもので、専用の容器に入れて1年ほど寝かせ熟成させるということでおよそ200キロを仕込んだということです。
また2023年に仕込んだ味噌で作った豚汁やおむすびの試食を行いました。
今シーズンの山小屋の営業は仙丈小屋は6月15日から、塩見小屋は7月1日から、西駒山荘は7月11日からです。
なお、こもれび山荘はすでに営業が始まっています。
完成した味噌は味噌汁にして登山者に提供されます。
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青島の矢島さん宅 ムギナデシコが見頃
伊那市美篶青島の矢島信之さんの畑で、ムギナデシコが見ごろを迎えています。
22日は、美篶西部保育園の園児65人が畑の中を歩いたりして花を楽しんでいました。
矢島さんは10年ほど前から、およそ20アールの畑でムギナデシコを育てています。
矢島さんによりますと花は5月いっぱい楽しめるということです。
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台湾の高校生と高遠高校の生徒が交流
伊那市高遠町の高遠高校の生徒は、日本を訪れている台湾の台中市立西苑高級中学の生徒と21日に交流しました。
この日は日本の高校にあたる台中市立西苑高級中学の生徒19人が教育旅行の一環で高遠高校を訪れました。
歓迎セレモニーでは、高遠高校の生徒が部活紹介を行いました。
弓道部は、体育館で弓を引きました。
台湾の生徒は、写真を撮りながら見ていました。
書道部は書道パフォーマンスを行い、ようこそ高遠へという意味の漢字を書きました。
台湾の生徒は、自身の学校を紹介しました。
その後、高遠閣に移動して班ごと交流しながら昼食をとりました。
互いにスマートフォンを使いながらコミュニケーションをとっていました。
また、書道による交流もありました。
長野県では、国際交流の推進や交流人口の増加を目的に、海外からの教育旅行の受け入れを積極的に行っています。
今月は海外から県内に10校約200人が訪れています。
台湾の生徒たちはきょう伊那市内にホームステイし、関東地方を観光して25日に帰国すると言うことです。
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市議会 市民サポーター委嘱
市民に分かりやすく開かれた議会を目指す伊那市議会は、政策立案の際に意見をきく市民サポーターを21日委嘱しました。
21日は市役所で委嘱書交付式が行われました。
委嘱された6人のうち21日は3人が出席し、田畑正敏議長から委嘱書を受け取りました。
市民サポーターは、各常任委員会がまとめた政策提言に対し意見を述べるものです。
伊那市議会改革特別委員会では、2022年度から「市民参加の機会の増強」と「議会機能の強化」をテーマに調査研究を行い、今年度から市民サポーター制度を導入することにしました。
市民から募集し、議会に興味のある30代から80代の6人が委嘱されました。
サポーターらは「自分の得意な分野で意見を述べていきたい」「求められたものに対ししっかり考えていきたい」などと話していました。
市民サポーターの任期は2年間となっています。
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伊那市で箏とハープの公演
プロの、箏とハープの演奏者による公演が伊那市美篶のcafe Brezzaで18日に行われました。
公演では全国ツアー中の箏奏者の大川義秋さんとハープ奏者小林秀吏さんの2人がアニメーション映画で使われている曲などおよそ10曲を披露しました。
上伊那で教室を開く箏奏者の伊東忍さんと気賀沢美香さんがゲスト出演しました。
公演は去年の全国ツアー長野公演で気賀沢さんが2人と知り合ったことをきっかけに今回初めて伊那市で開かれたものでおよそ100人が訪れました。 -
羽柴さん宅でクリンソウが見頃
伊那市手良の羽柴晴雄さん宅でクリンソウの花が見ごろを迎えています。
現在89歳になる羽柴さんは20年以上前に市の緑化イベントでもらった2株を植えて育ててきました。
クリンソウは年々増え、今では家の周りいっぱいに花を咲かせています。
羽柴さんの敷地内に名水として知られる鳥の宮湧水の水源があり、湿った土壌が栽培に適しているということです。
羽柴さんは「白い花を咲かせるクリンソウを数年前に植えたら増えてきた」と話していました。
7段ほど下から徐々に咲くクリンソウは現在2段ほどで今月末までが見頃だということです。 -
公衆衛生専門学校 園児に歯科指導
伊那市の長野県公衆衛生専門学校の学生は、竜西保育園の園児に20日、歯磨きの仕方を教えました。
この日は、公衆衛生専門学校の3年生12人が、学校近くの竜西保育園の年長園児20人に歯磨きの仕方を教えました。
園児は、磨き残しを確認できる赤い液を塗ってもらい、鏡を見ながら歯を磨きました。
園児への歯科指導は、子どもたちに歯の大切さを知ってもらい、歯磨きの習慣を身に着けてもらおうと、実習の一環として毎年行われています。
この日はほかに、オリジナルの人形劇も披露されました。
劇では、「よく噛んで食べること」「好き嫌いせず食べること」「食べたあとは歯磨きをすること」などを園児に呼びかけました。
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伊那市教育委員会 福與雅寿教育長に辞令交付
任期満了に伴い新たに伊那市の教育長に任命された福與雅寿さんへの辞令交付が20日に、市役所で行われました。
20日は、教育長と行政委員の辞令交付式が行われ、白鳥孝市長から福與さんに任命通知書が手渡されました。
福與さんは、荒井の65歳で、県内の小中学校で教諭として勤務し、箕輪町の箕輪中部小学校校長などを歴任しました。
今年3月までは、伊那市教育委員会学校教育課指導主事を務めました。
白鳥市長は、「教育は伊那市の最も重要な柱の一つです。豊富な経験と知識を活かして取り組んで欲しい」と訓示しました。
任期は、令和9年5月16日までの3年間となっています。 -
上伊那地区メーデー実行委員会 寄付金などを贈る
上伊那地区メーデー実行委員会は、南箕輪村社会福祉協議会などに、寄付金と食料品を20日に贈りました。
20日は、伊那市の上伊那労働者福祉協議会で贈呈式が行われ、北島政光実行委員長が南箕輪村と駒ヶ根市の社会福祉協議会の担当者に、それぞれ現金2万5,000円を手渡しました。
実行委員会では、毎年上伊那地区メーデーの日に参加団体に募金などを呼び掛け、上伊那の2つの社会福祉協議会に順番に寄付しています。
今年は4月27日に行い、集まった寄付金の中から南箕輪村と駒ヶ根市の社会福祉協議会に2万5,000円ずつ贈りました。
他に、食料品の寄付も呼びかけ、集まった米や缶詰、レトルト食品などを贈りました。
上伊那地区労働者福祉協議会の村上俊和会長は、「多くの人の助けとなるような取り組みを継続していきたい」と話していました。
なお実行委員会では、伊那市の児童養護施設たかずやの里にも、現金5万円を贈りました。 -
「地域と連携する農学部」
信州大学農学部創立80周年記念プレイベント「地域と連携する農学部」が18日、伊那市の産学官連携拠点施設inadani seesで開かれ名誉教授など4人が研究の成果を発表しました。
プレイベントは信州大学農学部同窓会が開いたもので、名誉教授の辻井弘忠同窓会長など4人が研究の成果を発表しました。
このうち井上直人名誉教授は「高遠そばとの関り」をテーマに話をしました。
井上名誉教授は「高遠には良い在来そばがあったが太平洋戦争中に収量が多いものに品種改良されてしまった。しかし10年ほど前から復活の活動が始まった。農家やそば屋さんなどいろんな方が関与して盛り上がっていることがうまくいっている理由だと思う。」と話していました。
プレイベントには同窓生など約70人が集まり話を聞きました。
信州大学農学部は1945年昭和20年に長野県立農林専門学校として開校し来年創立80周年を迎えます。
信州大学農学部創立80周年記念プレイベント「地域と連携する農学部」の模様は来月15日にご覧のチャンネルで放送します。
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ウォーキングで景色と歴史を楽しむ
景色を楽しみながら伊那市内を歩くイーナちゃんウォーキングカーニバルが19日富県小学校を発着に行われました。
ウォーキングカーニバルには伊那市内を中心におよそ400人が参加しました。
今年は富県小学校を発着点に、14キロを歩く健康ウォークの部、子どもと一緒に3キロを歩くテクテクウォークの部、クイズやゲームを楽しみながらグループで8キロを歩くウォークラリーの部が行われました。
このうち健康ウォークの部は、コースの途中にチェックポイントが設けられ、参加者はスタンプを押してもらっていました。
きょうは、あいにくの曇り空となりましたが、参加者は、家族や友人と会話を楽しみながら歩いていました。
イーナちゃんウォーキングカーニバルは、生涯スポーツの一環として、地域の歴史に触れながらウォーキングを楽しんでもらおうと毎年開かれています。
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動物との触れ合いで子どもを支援 南箕輪で実施
動物との触れ合いを通して、不登校やひきこもりなどの問題を抱える子どもを支援する事業が、今年度、南箕輪村で行われています。
長野県が行う支援事業「おでかけハローアニマル子どもサポ―ト」は、県内5か所で行われていて、南箕輪村もその1つとなっています。
この日は、犬とうさぎに触れることができました。
不登校やひきこもりなどの問題を抱える子どもが動物と触れ合い気持ちを安定させることで、社会参加を目指します。
ハローアニマルに合わせ、発達心理に関するセミナーも開かれます。
ハローアニマルは、月に1回、大芝高原にある森の学び舎で行われます。
次回は、6月10日(月)の午後2時から4時に行われます。
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入笠山開山祭
18日の伊那地域の最高気温は28.8度まで上がり7月中旬並となりました。
伊那市と富士見町にまたがる標高1955mの入笠山で18日、開山祭が行われました。
標高1955mの入笠山頂上です。
南アルプス最北部に位置する入笠山は、山頂近くまでゴンドラや車道が通じていて、登山口から頂上までは30分ほどで登ることができます。
県内外から多くの登山客が訪れ、頂上を目指して歩いていました。
18日は、天候にも恵まれ山頂では360度のパノラマを楽しむことができました。
富士山を眺めることもできます。
登山者たちは頂上で、景色を楽しみながら食事をしたり、記念撮影用の手持ち看板を持って写真を撮っていました。
18日は、登山口で山開きの神事が行われました。
伊那市と富士見町などでつくる入笠山観光連絡協議会が毎年この時期に行っています。
伊那市や富士見町、JA上伊那などの関係者およそ70人が出席し、今シーズンの安全を祈りました。
諏訪アルプホルンクラブによる演奏も行われました。
入笠山では、様々な山野草を楽しむことができ、5月下旬からスズランが開花するという事です。 -
絵画愛好家 同塵会展
上伊那の絵画愛好者の作品展「同塵会展」が伊那市の伊那図書館で開かれています。
絵画愛好者で結成された同塵会は、年に一度それぞれの作品持ち寄り、展示会を開催しています。
会場には20代から80代の会員14人が描いた水彩画や油絵などの作品25点が並んでいます。
第9回同塵会展は、24日まで伊那図書館1階ギャラリーで開かれています。
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高遠町図書館 シャボン玉イベント
伊那市高遠町の高遠町図書館は、親子連れがシャボン玉を作って楽しむイベントを18日開きました。
イベントでは、大小さまざまなシャボン玉の道具が用意されました。
人が入ることができる大きさの道具も用意され、子どもたちがその中に入って楽しんでいました。
このイベントは、高遠町図書館が開いたもので、親子連れおよそ130人が訪れました。
高遠町図書館では「訪れた人に楽しんでもらい、図書館の取り組みに興味を持ってもらいたい」と話していました。
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県シニア大学伊那学部 56人が入学
長野県シニア大学伊那学部の入学式が伊那市の伊那合同庁舎で10日に行われました。
今年度は60歳~87歳の56人が第47期生として入学しました。
シニア大学は長野県長寿社会開発センターが生きがいや仲間作りのきっかけにしてもらおうと県内10か所で開いているものです。
式辞で須藤恭弘伊那学部長は「2年間ともに学び交流を深めてください」と述べました。
新入生を代表して箕輪町松島の木下順子さんは「同じ目的を持ったシニアの仲間と勉強できることを嬉しく思います」と話していました。
シニア大学では2年間で地域の歴史や文化などを学びます。 -
伊那中央衛生センター 建て替え「異議なし」
伊那市都市計画審議会は、伊那中央衛生センターの隣接地への建て替えについて「異議なし」との答申書を17日に伊藤徹副市長に手渡しました。
この日は都市計画審議会の岡野哲郎会長が市役所を訪れ、市長代理の伊藤副市長に答申書を手渡しました。
中央行政組合が運営するし尿処理施設、伊那中央衛生センターは建設からおよそ40年が経ち老朽化していることから建て替えが計画されています。
センターを稼働しながら整備が必要となるため、隣にあるサンライフ伊那跡地に建て替える計画です。
審議会ではこの案に「異議なし」と答申しました。
建て替え後の新たな処理能力は、現在の3分の1程度の1日61キロリットルになります。
また、センターで製造していたバチルエースの販売は終了となりますが脱水汚泥については引き続き無料で提供するとしています。
新しい伊那中央衛生センターは10月に着工し、2027年4月に正式稼働の予定です。
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伊那60歳ソフトボールリーグ戦開幕
伊那60歳ソフトボール連盟のリーグ戦の開会式が16日、伊那市の美篶六道原運動場で行われました。
リーグ戦は、60歳以上のソフトボール愛好者の交流の場として行われていて今年で22回目となります。
今年は去年より1チーム少ない6チームおよそ120人が参加し、総当たりで試合を行います。
開会式では、去年の優勝チームの高遠旧友が優勝旗を返還しました。
伊那60歳ソフトボール連盟の山岸智会長は「今シーズンもケガなく楽しみながらプレーして欲しい」と挨拶しました。
選手を代表して高遠旧友の高嶋貢さんが選手宣誓をしました。
16日は1試合を予定していましたが強風のため延期となりました。
伊那60歳ソフトボール連盟のリーグ戦は7月末まで行われます。 -
河川整備計画の変更原案 地元説明
国土交通省天竜川上流河川事務所は、4月に公表した河川整備計画の変更原案についての地元説明会を伊那市役所で16日に開きました。
説明会には、市議会議員や地元住民などおよそ50人が出席しました。
焦点となっている戸草ダムに関し、変更原案では、洪水調整機能の増強が必要な場合は、既設ダムの放流能力の増強や新設ダムなどに関する調査・検討を行うとしています。
出席者からは「戸草ダム建設という文言を計画の中に反映してほしい」「美和ダム上流域の安心安全を確保して欲しい」などと戸草ダム早期建設を求める意見が多くだされました。
天竜川上流河川事務所などでは整備計画の変更原案についてのパブリックコメントを21日まで募集しています。
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JR伊那北駅周辺でイベント
上伊那地域の高校再編に伴いJR伊那北駅は、利用する高校生の増加が見込まれています。
伊那商工会議所は、JR伊那北駅周辺で一帯の魅力やにぎわい創出を目指すイベントを11月2日に開く予定でイベントの企画などを行う高校生を募集しています。
イベントは、「伊那人賑わいガーデン高校生祭り」と題し、会場を伊那北駅周辺の広場で計画しています。
長野県教育委員会は、伊那北・伊那弥生ケ丘が再編統合する伊那新校の校地を現在の伊那北高校に、上伊那4校の職業科を統合する技術新校を現在の上伊那農業高校に整備する計画で最寄り駅が伊那北駅となります。
伊那商工会議所では、伊那北駅周辺で計画されている再開発を盛り上げようと、実行委員となる高校生を募集しています。
実行委員は、イベントの名称やプログラム、会場のレイアウトなどを考えます。
他に、地元企業と連携した商品開発や販売なども計画しています。
募集は16人程度で応募資格は高校2年生です。
すでに実行委員会に応募した高校生もいます。
伊那商工会議所では、若い感性でイベントに携わってもらい将来住みたいと思ってもらえるようなまちづくりにつなげて欲しいと期待しています。
高校生の実行委員の募集は24日までとなっています。
実行委員会は、イベントの当日までに6回の会議を計画していて、第一回は来月8日を予定しています。
問い合わせ 伊那商工会議所 72-7000 -
上伊那教育会 仰望の日
上伊那の教職員でつくる公益財団法人上伊那教育会の研修会「仰望の日」が伊那市の伊那文化会館で17日に開かれました。
仰望の日は教職員の知識を深めることを目的に毎年開かれています。
会長で箕輪中学校の校長の赤羽隆さんは「子どもの主体的な学びのために教師としての人間性や専門性を高めていきましょう」と話していました。
会員発表では赤穂東小学校の教員など3人が伊那市長谷の戸台川周辺のフサフジウツギの分布をについて発表しました。
フサフジウツギは明治時代に園芸用に中国から持ち込まれたとされていますが、在来種だという説もある植物だということです。
今回の調査は1998年の資料を基に同じ場所で行いました。
発表した3人は花の色などから外来種と仮説を立て、今後も引き続き調査をしていくということです。
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伊那北高校で生徒企画の防災訓練
伊那市の伊那北高校は、生徒が企画した防災訓練を16日に初めて行いました。
体育館では、3年生の生徒が日本赤十字社長野県支部の救急指導員から心肺蘇生法を教わりました。
指導員は「心肺が停止して3分から5分で脳の細胞が壊れ始める。救急車が到着するまで協力して蘇生を続けることが大切だ」と説明していました。
生徒は2人一組になり訓練用の人形を使い胸骨圧迫を行っていました。
訓練では最初に地震が発生したことを想定し、全校生徒が体育館まで避難しました。
例年は避難訓練だけでしたが、今回は探究の時間で防災について学んだ3年の下出勘助さんが、助ける立場についても体験してもらおうと企画しました。
2年生は教室で3年の矢澤秀成さんが開発した避難所生活を疑似体験するボードゲームを行いました。
米や懐中電灯、毛布などのアイテムカードを使いながら、すごろく形式で知識をつけていました。
伊那北高校では毎年防災訓練を行っていますが、生徒が企画したのは今年が初めてだということです。
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最大風速10.4mのやや強い風
16日の伊那地域は最大風速10.4mのやや強い風が吹きました。
長野地方気象台によりますと、16日の伊那地域では最大風速10.4mのやや強い風が吹きました。
最大瞬間風速は午後1時24分に18.2mを観測しました。
伊那市手良や美篶、野底、前原の一部の570戸、長谷杉島の30戸では倒木による電線断線・電柱損傷が原因の停電が発生しました。
午後4時半現在、野底・前原の10戸未満で停電が続いています。
また、長野地方気象台はきょう午後4時に気象情報を発表し、夜のはじめころにかけても大気の状態が非常に不安定になるとして、雷・突風・ひょうなどに注意するよう呼びかけています。
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高遠町出身の洋画家 伊藤三千人さん油絵展
伊那市高遠町出身の洋画家 伊藤三千人さんの油絵展が、ベルシャイン伊那店で開かれています。
会場には、伊藤さんの油絵およそ40点が展示されています。
伊藤さんは91歳で高遠町勝間出身の洋画家です。
一水会の元委員で現在は神奈川県で暮らしています。
高遠高校在学中には画家の中川紀元から指導を受けました。
今回は、これまでに描いた伊那谷の風景を中心に展示しています。
こちらは伊那市長谷の巫女淵の紅葉を描いた作品です。
伊藤三千人さんの油絵展は21日(火)までベルシャイン伊那店で開かれています。
展示されている作品は購入することができます。
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東春近に就労継続支援B型事業所「クーリアラボ」開所
伊那市東春近の障がい者の就労を支援する就労継続支援B型事業所「クーリアラボ」の開所式が15日に行われました。
就労継続支援B型事業所「クーリアラボ」は伊那市横山の総合印刷など行う株式会社小松総合印刷のグループ会社です。
5月1日に開所していて、15日に開所式を行いました。
式には伊那市議会議員や福祉関係者などおよそ20人が出席しました。
式の中で利用者が「自分はここで仕事をすることが合っている。これからも続けていきたい」とあいさつしました。
施設は鉄骨造りの平屋建てで、およそ120平方メートルです。
入り口にはスロープを取り付けることができ、車いすでの利用にも対応しています。
施設で行う作業は、ダイレクトメ―ルなどを封筒に入れる軽作業やパソコンを使ったデザイン作成などです。
親会社の小松総合印刷からの仕事を受けることで安定的な収入につながるということです。
ほかに利用者のプライバシーに配慮した相談室もあります。
クーリアラボの利用は上伊那に住む18歳以上が対象となっています。
定員は20人で現在2人の利用者が作業を行っています。
クーリアラボでは今後も業務の種類を増やしていくとしていて、利用者の募集も随時行っていくということです。
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伊那図書館開館30周年 利用カード新デザイン
伊那市の伊那図書館の開館30周年を記念した利用カードの新しいデザインが決まりました。
15日は、伊那図書館で利用カードの新しいデザインがお披露目されました。
春日公園から見た仙丈ヶ岳とタカトオコヒガンザクラをパステル、色鉛筆、水彩で描いています。
カードをデザインしたのは、伊那市西春近で絵画教室と学習塾を開いている北原美知瑠さんです。
デザインの募集は開館30周年記念企画の一つとして行われ、市内外から325点の応募がありました。
1次選考を通過した30点の中から来館者による一般投票が行われ、北原さんの作品が選ばれました。
新しいデザインのカードの発行は7月2日を予定しています。
新規の申し込みは無料で、これまでのものから新しいデザインのカードに変更する場合は100円かかります。
なお、これまでのカードは引き続き使うことができます。
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池上秀畝を語るトークイベント
伊那市高遠町出身の日本画家、池上秀畝の生誕150年の企画展を行う施設の学芸員によるトークイベントが、伊那文化会館で4日に行われました。
この日は、伊那市創造館、高遠町歴史博物館、信州高遠美術館、伊那文化会館、長野県立美術館、東京都の練馬区立美術館の学芸員6人が、展示を通して再発見・再認識したことを話しました。
その中で、スケッチや作品が膨大にのこされていることから、「秀畝は本当に絵が好きだった」という共通認識の上で、「常に新しい手法に挑戦し、晩年まで制作に励んでいた」と話していました。
また、幼少期を伊那で過ごした書家で画家の中村不折について、「2人の合作があるが、いつから仲が良かったのかは未だにわかっていない」「今後交流について研究が進むのではないか」と話していました。
池上秀畝の生誕150年を記念した企画展は、2月から県内外の施設で順次開かれていて、その関連イベントとして、トークイベントが行われました。
会場にはおよそ50人が訪れ、学芸員の話に耳を傾けていました。
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伊那市安全会議理事会
交通事故防止や防犯など、住民の安全を考える伊那市安全会議の理事会が8日に市役所で開かれました。
会議には、市の職員や警察、消防などおよそ30人が出席し、昨年度の事業報告や今年度の活動内容を確認しました。
このうち、交通安全部会は去年の人身交通事故発生件数が、前の年より25件少ない100件、傷者数は36人少ない112人でともに減少していると報告しました。
高齢者が関係する事故は人身交通事故のおよそ半分を占めていて、高齢者に対する交通安全啓発を継続していく必要があるとしています。
防火防犯部会は、伊那警察署管内での刑法犯認知件数が268件で前の年よりも17件減少したと報告しました。
車上ねらい事件や万引き事件が多発傾向にあることから、各関係機関で連携し、犯罪の予防活動や市民への啓発活動に努めていくとしています。