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UTパレット 蚕を観察
箕輪町のJR木下駅近くの子どもの居場所UTパレットで子どもたちが、蚕の観察を12日に行いました。
子どもたちが蚕に桑の葉を与えていました。
UTパレットは一般社団法人こどものみらい舎が運営する、古民家を活用した子どもの居場所です。
集まった子どもたちは蚕に触ったり、桑を食べる様子を観察していました。
UTパレットでは5日前から駒ヶ根市の駒ヶ根シルクミュージアムから預かった蚕500頭を飼育しています。
1日に2回桑の葉を与えているということです。
蚕は駒ヶ根シルクミュージアムを通じて福岡県のベンチャー企業に送られ、サナギからワクチンが作られます。
豚のインフルエンザワクチンになり、人への活用も期待されているということです。
蚕は15日頃に糸を吐いてサナギになるということです。 -
デザイン経営を取り入れた経営戦略
デザイン経営を取り入れた経営戦略についての講演会が5日伊那市の伊那商工会館で開かれました。
講演会ではデザインの製作や経営コンサルティングなどを行っている伊那市手良の株式会社ヒトコトデザイン社長の小澤純一さんとブランド戦略でのコンサルティングなどを行う塩尻市の株式会社インクワイア取締役の山本郁也さんが話をしました。
デザイン経営はデザインを企業価値向上のための重要な経営資源として活用する経営手法をいいます。
小澤さんは箕輪町の複合施設みのわテラスの経営アドバイスなどを行っていることを例にあげ「デザイン経営を取り入れたことで売り上げ、来客数ともに過去最高となった」と話していました。
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100年の歴史 伊那美術協会
上伊那の絵画や彫刻などの愛好家でつくる伊那美術協会。
協会では創立100周年の記念事業として講演会を計画していてその準備を進めていました。
講演会のパンフレット。
これに使われている写真は協会に残る最も古いもので昭和2年1927年に撮影されたものです。
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富県小学校がAFAS伊那で水泳授業
伊那市は今後、学校の水泳授業に民間のスポーツクラブのプールを活用します。
12日は今年度から活用する富県小学校の水泳授業が初めて行われました。
富県小学校の5・6年生43人が水泳の授業を行うため、スポーツクラブの送迎バスに乗ってプールへ向かいました。
伊那市では、今年度から学校の水泳授業で総合スポーツクラブAFAS伊那のプールを活用します。
事業費はおよそ128万円で、今年度は富県小のみで、各学年5回ずつ授業を行う予定です。
富県小のプールは、完成から65年が経過していて、老朽化により穴が開いたり壁が剥がれてきているということです。
これまでも何度も補修をしながら使い続けていました。
伊那市教育委員会の唐澤利幸課長です。
授業の指導はAFAS伊那のインストラクターが行います。
児童は、ビート板を使った泳ぎ方や息継ぎを教わっていました。
授業を受けた児童は。
伊那市では今後、富県小など小規模学校の水泳授業については、民間のスポーツクラブのプールを活用していく方針です。
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高遠第2・第3保育園の園児と保護者が板山露頭見学
伊那市高遠町の高遠第2・第3保育園の園児と保護者が12日、仮園舎近くの板山露頭を訪れ、ジオパークガイドから説明を受けました。
この日は高遠第2・第3保育園の未満児から年長の園児と保護者、およそ40人が板山露頭を訪れました。
ジオパークガイドの伊東基博さんが説明しました。
板山露頭は中央構造線を境に、左右で違う岩石を見ることができます。
園児たちは現在、園舎建て替えのため長藤の高齢者生きがいセンターに通っています。
板山露頭は高齢者生きがいセンターから近く、園児の散歩コースになっています。
園児には自然に触れてもらい、保護者には地域を知る機会にしてもらおうと、参観日に合わせ、園が伊東さんに依頼しました。
園では「地球の歴史を体で感じてほしい」と話していました。 -
戸台パーク前の黒川で環境整備活動
本格的な夏山シーズンを前に、伊那市長谷の戸台パーク前の黒川周辺で11日に、天竜川上流河川事務所などが、環境整備活動を行いました。
天竜川上流河川事務所では、伊那市長谷の戸台パーク前の黒川で砂防工事を行っています。
戸台パーク完成に合わせ、夏山シーズンを気持ちよく過ごしてもらおうと、今回初めて除草作業やごみ拾いなどの環境整備を行いました。
この日は天竜川上流河川事務所の職員や長野県砂防課、伊那建設事務所、施工業者など42人が作業を行いました。
事務所では、来年度以降も環境整備活動を続けていきたいとしています。
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伊那木質バイオマス発電所が完成
伊那市が、高遠町の上伊那森林組合の工場内に整備してきた「エネルギー自給モデル」の実証実験に活用する「伊那木質バイオマス発電所」が完成しました。
11日は竣工式が行われ、白鳥孝市長ら関係者がテープカットで完成を祝いました。
伊那木質バイオマス発電所は、バイオマスエネルギー工場の南側に整備されました。
総事業費はおよそ2億4,800万円で、国の交付金を活用しています。
伊那市では今年度から3年間の計画で、「エネルギー自給モデル」の実証実験を行います。
発電所では、処理に困っていた美和ダムの流木や松枯れの被害木などを燃料に発電を行います。
チップ化した木を乾燥させたあと、熱分解してガス化させ、それを燃料に発電します。
ガス化させる際に発生した熱は、木の乾燥に使われ、エネルギーを循環することができます。
電力は、ペレットを製造する工場で使われます。
工場で年間に使用する70万4,000kWhのうちのおよそ3割、17万4,000kWhを発電する予定です。
また、CO2削減量の見込みは、年間695トンとなっています。
は、木を粉砕するデモンストレーションも行われました。
発電所は、24時間稼働で、余剰電力はICT伊那みらいでんきに売電されるということです。
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井月さんまつり 9月13日・14日に開催
幕末から明治にかけて伊那谷を放浪した俳人井上井月の功績を顕彰する「千両千両井月さんまつり」が9月13日と14日に伊那市のニシザワいなっせホールをメイン会場に行われます。
11日は、伊那市の防災コミュニティセンターで井月顕彰会の北村皆雄会長らがイベントについての記者会見を開き、概要を説明しました。
今年で34回目を迎える信州伊那井月俳句大会もイベントのなかで行われます。
ほかに北村会長制作の上伊那の祭りや行事を記録した映画の鑑賞や伊那谷の各地をまわるバスツアーなどが予定されています。
千両千両!井月さんまつりは9月13日と14日に伊那市のニシザワいなっせホールをメイン会場に行われます。
実行委員会では、俳句大会の応募作品を高校生以上から受け付けています。
詳しくは、電話、98-9540、井月さんまつり本部までお問い合わせください。
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郷土食 糂汰をこども食堂で復活
上伊那の郷土食、糂汰を復活させて、こども食堂で提供するイベントが、伊那市荒井の交流拠点施設、伊那まちBASEで5月30日に開かれました。
糂汰は上伊那伝統の郷土食で、青大豆をつぶし、餅につけて食べるおはぎです。
イベントを企画したのは、県のシニア大学の現役生と卒業生5人で結成した、「ゆるゆるグループ」です。この日は、ゆでた青大豆をすりつぶしていました。
グループでの、子どものころに食べていた糂汰についての会話から、「じんだ復活プロジェクト」が立ち上がりました。
グループの活動の拠点にしている伊那まちBASEから「こども食堂で提供してはどうか?」と提案されたことで今回の企画が生まれました。
糂汰は江戸時代に高遠藩主だった保科正之が山形に転封したときに伝わり、ずんだになったとする説もあります。
こども食堂に訪れた子どもたちも糂汰作りを体験しました。
出来上がった糂汰、ごまとあんこのおはぎに味噌汁と漬物を添えて提供されました。
子ども食堂をサポートする伊那市社会福祉協議会の職員も味わいました。
糂汰を食べた子どもたちは「初めて食べたが、おいしかった」「作るのが楽しかった」と話していました。
ゆるゆるグループでは、今後もこども食堂などで体験会を開き、糂汰を多くの人に広めていきたいということです。
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梅雨入り 伊那では倒木
気象庁は関東甲信地方が梅雨入りしたとみられると10日に発表しました。
平年よりも3日遅い梅雨入りです。
正午ごろには日影の国道361号で倒木があり、全面通行止めとなりました。
伊那建設事務所では昨夜からの雨の影響とみています。
午後1時半に通行止めは解除されました。
長野地方気象台によりますと12日は晴れますが、この先一週間は曇りや雨の日が多く、気温は最高・最低共に平年よりも高めの日が多いということです。 -
11日にかけ雨に注意
長野地方気象台によりますと、10日夜遅くから11日夕方にかけ、県南部で激しい雨の降るところがあるとしています。
10日午後6時から24時間に予想される降水量は、南部は多いところで150ミリとなっていて、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意するよう呼びかけています。
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南ア北部地区救助隊員 新たに5人委嘱
南アルプス北部地区山岳遭難防止対策協会の救助隊員に、新たに5人が、5日に委嘱されました。
伊那市長谷の長谷総合支所で開かれた定期総会で、会長の白鳥孝伊那市長から委嘱状が手渡されました。
新たに委嘱されたのは、伊那市境の岡本紘一さん。
日影の平野僚さん。
荒井の山﨑圭祐さん。
高遠町下山田の岡坂遼さん。
西春近の平澤駿一さんです。
5人全員、民間の企業で働いています。
救助隊はこれで警察署員を含め33人となりました。
総会ではほかに、去年の山岳遭難事故発生状況が報告されました。
発生件数は一昨年より1件少ない4件。
遭難者数は一昨年より3人少ない5人でした。
白鳥会長は「関係者一丸となり、迅速かつ安全な救助活動をしていきたい」と話していました。
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田楽座とWakka Agri 田植えで交流
伊那市富県のまつり芸能集団田楽座と、伊那市長谷の株式会社Wakka Agriが10日に、田植えで交流しました。
この日は伊那市長谷にあるWakka Agriの田んぼで、田楽座のメンバー9人とWakka Agriの社員5人が田植えをしました。
植えたのは、上伊那地域の在来品種「白毛もち」です。
機械で植えられなかった場所に手作業で苗を植えました。
田楽座とWakka Agriはそれぞれのイベントでパフォーマンスの披露や、商品を販売するなどの交流を行っています。
田楽座では、唄や太鼓で豊作を願う「田楽」の原点を若いメンバーにも知ってもらいたいと
Wakka Agriに協力を呼びかけ、初めて田植えを行いました。
田楽座とWakka Agriは今後も交流を続け、稲刈りなども行いたいとしています。
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伊那税務署 アルプス中央信用金庫に感謝状
伊那税務署は、インターネットでの税金納付の普及に貢献したとして、26日、アルプス中央信用金庫に感謝状を贈りました。
伊那市のアルプス中央信用金庫本店に蒲地真克伊那税務署長が訪れ、アルプス中央信用金庫の原英則理事長に感謝状を贈りました。
今回アルプス中央信用金庫は、国税に関するオンラインサービスシステム、e-Taxを用いて預貯金口座から引き落としで納税を行う、ダイレクト給付の利用者を、去年のおよそ3倍に増やしたことが評価されました。
また会場では、キャッシュレス納付推進宣言が行われました。
伊那税務署管内納税関係団体連絡協議会の荒木康雄会長が、宣言を行い、蒲地所長に宣言書を手渡しました。
キャッシュレス納付は、ダイレクト納付を含む、金融機関や税務署等の窓口に赴くことなく、自宅などから納付することができる納税方法です。
国税地方税キャッシュレス納付は、日本銀行や金融庁などが去年5月に共同で推進宣言を行っていて、今回の宣言もそれに倣って行われました。
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和太鼓集団「大太坊」全国優勝
伊那市を拠点に活動する和太鼓集団「大太坊」が1日に埼玉県で開かれた全国大会で優勝しました。
7日は大太坊のメンバーが西春近のまつり工房で稽古をしていました。
今回優勝した大会「全国七人制和太鼓選手権大会」は最も権威のある全国規模の大会のひとつだということで、5分間演奏します。
曲は振付も含めてメンバーが考えたオリジナルのものです。
30チームがエントリーした予選を突破し、8チームでの決勝戦で優勝しました。
大太坊は他の全国大会で11年前に優勝していて、今回の大会では初めて優勝しました。
大太坊は22日(日)午後1時半から飯田市の鼎文化センターで公演を行います。
入場料は3000円で、予約は大太坊事務局 電話0265-78-6662で受け付けています。
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伊那市振興公社 花の苗を企業や団体に無料配布
伊那市振興公社は、マリーゴールドや百日草、サルビアの花の苗を、市内の企業や団体限定で9日から無料配布を始めました。
春日公園第2駐車場の東側にある畑にはマリーゴールドや百日草、サルビアの苗、合わせておよそ1万1千株が植えられています。
申し込んだ企業や団体は、自分たちで畑から苗を掘り出し持ち帰ります。
9日は、上伊那森林組合の職員2人が訪れ、マリーゴールドの苗100株を掘り出しました。
伊那市振興公社では、緑化推進事業の一環で、2013年から無料で花の苗を配布しています。
苗の配布は20日(金)までで、サルビアのみ、市内の企業や団体の予約を受け付けています。
予約、お問い合わせは伊那市振興公社、電話78‐5010までお願いします。
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上伊那広域消防本部 ガソリンスタンドを立入検査
14日までの危険物安全週間に合わせて、上伊那広域消防本部は給油取扱所の立入検査を、9日に行いました。
9日は、上伊那広域消防本部の予防課の職員2人が、荒井のオートパル上伊那グリーンロード伊那給油所を立入検査しました。
8日から始まった危険物安全週間に合わせて、危険物の保安に対する意識の高揚を図ることなどを目的に毎年行っているものです。
職員らは、設備に劣化や損傷がないか、点検が行われているか、必要な書類がそろっているかなど10項目を確認していました。
立入検査の結果、この給油取扱所は全ての項目で問題なかったということです。
上伊那広域消防本部の塩原賢治さんです。
上伊那広域消防本部では、14日までの危険物安全週間の期間中、管内の10か所で立入検査を行うということです。 -
伊那安協の有賀さん 優良職員表彰
長年にわたり交通安全のために尽力したとして、南箕輪村在住で伊那交通安全協会の有賀葉子さんが関東交通安全協会連合会会長表彰を受賞しました。
5日は有賀さんが伊那警察署で、駒津一治署長に受賞を報告しました。
有賀さんは2018年から伊那交通安全協会に務めています。
有賀さんは「家族や職場の人の支えのおかげで受賞できた。引き続き来た人にわかりやすい対応を心がけたい」と話していました。
県内では有賀さんを含めて5人が受賞しています。 -
「クラシック音楽の祭典」歴史に幕
「クラシック音楽の祭典」の最終公演が8日伊那市の伊那文化会館で開かれ、地域に音楽文化を根付かせようと始まった演奏会は35年の歴史に幕を下ろしました。
演奏会はクラシック音楽の祭典実行委員会が開いたもので伊那フィルハーモニ―交響楽団の約60人と公募で集まった100人の合唱団がメサイアを披露しました。
メサイアはドイツの作曲家ヘンデルがキリストの生涯を題材に作曲したものです。
指揮者の横山奏さんは日本の主要なオーケストラと共演を重ねていて平成26年2014年から、この演奏会で指揮を務めています。
演奏会では南箕輪村出身で神戸市混声合唱団所属の宮尾和真さんがソリストを務めました。
「クラシック音楽の祭典」は伊那文化会館オープン記念として平成2年1990年に「手づくりの演奏会」と題して始まりました。
平成28年2016年までに12回開催され地域にクラシック音楽の文化を根付かせる役割を果たしました。
平成30年2018年にはさらなる高みを目指し「クラシック音楽の祭典」となり2回開催しました。
実行委員会では伊那谷の音楽文化を支えその役割を果たしたとして3回目の今回での終了を決めました。
会場には約1,300人が訪れ最後の演奏に聞き入っていました。
伊那ケーブルテレビでは21日土曜日午後2時からご覧のチャンネルで第3回クラシック音楽の祭典メサイアの放送を予定しています。
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上伊那地域行政連絡会議 県議に事業説明
上伊那地域行政連絡会議がきょう、伊那市の伊那合同庁舎で開かれ、管内の現地機関が重点事業などについて地元選出の県議会議員に説明しました。
5月15日は、上伊那地区選出の議員と上伊那地域振興局、伊那保健福祉事務所など管内にある県の現地機関、14機関の代表が出席しました。
上伊那地域振興局はゼロカーボンの取り組みとして、管内にEVの電気自動車の充電設備を新たに54基設置したことや、今年度6台導入することなどを報告しました。
ほかに南海トラフ地震への対応について、土砂災害発生時に孤立する可能性がある集落が管内で16か所あることが報告されました。
その対応として上伊那地域振興局では、孤立集落の状況を把握するため、ドローンを使っての訓練を実施していくとしています。
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東ティモール 駐日大使伊那市を訪問
伊那市と交流のある東ティモール民主共和国のイリディオ大使が6月の退任を前に伊那市を5月27日に訪問しました。
この日はイリディオ・シメネス・ダ・コスタ駐日特命全権大使ら5人が市役所を訪れました。
伊那市はふるさと大使で東ティモール名誉総領事の北原巌男さんの縁で、これまで東京オリンピック選手団の合宿を迎え入れるなどの親交を深めてきました。
今年2月には東ティモールのグスマン首相より「伊那市を訪問し相互のつながりを強化したい」との親書が市長あてに届いています。
この日は農業やインフラの分野での技能実習の実現に向けて会談が行われました。
白鳥市長は「身に着けた技術が自国の為になるような機会を提供できればと思います」と話していました。
イリディオ大使からは東ティモールの伝統工芸品の織物「タイス」が友好の証として贈られました。
イリディオ大使は6月30日に任期を終え東ティモールに帰国します。 -
地域に感謝 かんてんぱぱ祭
伊那市の伊那食品工業(株)の感謝祭、「かんてんぱぱ祭」が7日に行われました。
会場のかんてんぱぱガーデンにはフランクフルトや焼き鳥など多くの屋台が並び、全国から集まった500人以上の社員が来場者をもてなしました。
ところてんの屋台では来場者に無料でふるまわれました。
恒例のところてん早食い大会では、参加者が箸一本で完食タイムを競いました。
イワナの塩焼きは伊那食品で養殖したものが提供され人気を集めていました。
広場では伊那西高校の生徒が合唱を披露しました。
かんてんぱぱ祭は今年で20回目です。
伊那食品工業では「ガーデン内をゆっくりと1日楽しんでもらいたい」と話していました。 -
伊那市議会開会 7議案提出
伊那市議会6月定例会が6日に開会し、4億9千万円を追加する一般会計補正予算案など7議案が提出されました。
主な事業のうち、地域木材を安定供給するための調査・研究や地域材を使った商品開発支援事業に9,900万円、物価高騰の影響を受けている介護・福祉施設の支援を行う事業に3,200万円などとなっています。
市議会6月定例会は、17日から19日に一般質問、27日に委員長報告と採決が行われます。
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丸紅従業員組合 田植え
東京都に本社を置く総合商社丸紅株式会社の従業員組合は、伊那市東春近で31日、田植えをしました
従業員組合が借りている東春近の農事組合法人田原の田んぼです。
丸紅株式会社の子会社が伊那市で電力事業を行っている縁で、地域との交流と自分たちの米を自分たちで作ることを目的に4年前から田植えをはじめました。
31日は、関東を中心に社員とその家族およそ50人が参加しました。
およそ10アールの田んぼに入り、一列に並んでコシヒカリの苗を20センチ間隔で植えました。
参加者たちは、泥に足をとられながらも、楽しそうに田植えに取り組んでいました。
丸紅従業員組合では、夏にも野菜や果物の収穫体験をおこなっています。
今後は、月に一度田んぼのあぜの草刈りなどを行い、秋に収穫を計画しています。 -
しんわの丘でオカリナ演奏
バラが見ごろの伊那市高遠町のしんわの丘ローズガーデンで、オカリナの演奏が6日に行われました。
演奏したのは、箕輪町で活動するオカリナサークル「ルイーネあかね」のメンバー9人です。
6日は、バラにちなんだ曲など14曲を演奏しました -
セーフティーリーダー委嘱
伊那市の新山小学校の6年生5人が6日、家庭や地域の防犯意識を高める取り組み「わが家のセーフティーリーダー」に、委嘱されました。
新山小学校で委嘱式が行われ、6年生5人のうち、6日は4人に、伊那警察署の駒津一治署長から委嘱状が手渡されました。
「わが家のセーフティーリーダー」は、子どもたちに防犯活動に参加してもらい意識の向上につなげようと伊那警察署などが進めている取り組みです。
式の中で駒津署長は、「まずは、あいさつをきちんとすること。そして、周りで交通ルールを守らない人がいたら注意をしてあげてください」などと児童に呼びかけました。
代表して児童会長の境澄々花さんが決意を発表しました。
セーフティーリーダーの委嘱は管内持ち回りで行われていて、伊那警察署管内では今年度、新山小学校の他に辰野町の辰野西小学校でも実施されます。
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田んぼの抑草ロボット デモ運航
有機農業を推進している伊那市は、田んぼの草を生えにくくするロボットのデモ運行を西春近の水田で6日に行いました。
自動抑草ロボット「アイガモロボ2」です。
田んぼにアイガモを放つ農法から着想を得たロボットです。
デモ運行には有機稲作に取り組む市内の農業者などおよそ15人が参加し、メーカーのスタッフから説明を受けました。
ロボットはブラシで土をかき上げて水面を濁らせます。
濁りで太陽光を遮り、雑草の種を埋めることで抑草効果を発揮します。
10アールの田んぼをおよそ2時間で運行を完了します。
ロボットは27万円ほどで、今年度伊那市では3台導入し、学校給食に有機米を提供する農業者に貸し出しを行います。
伊那市は、昨年度オーガニックビレッジ宣言を行っていて、有機米の作付面積の拡大を期待したいとしています。 -
伊那西高と西春近南小が交流演奏会
伊那市の伊那西高校の生徒と西春近南小学校の児童による交流演奏会が5日開かれました。
伊那西高校のお箏クラブ、合唱クラブ、吹奏楽クラブの合わせて40人が西春近南小学校を訪れ
演奏を披露しました。
お箏クラブは去年、長野県高等学校邦楽フェスティバルで優良賞を受賞しています。
吹奏楽クラブは動きながら演奏するパフォーマンスを練習していて児童の前で披露していました。
合唱クラブは毎年NHK全国学校音楽コンクールをはじめとした大会に出場しています。
西春近南小学校の校長と伊那西高校の教諭が知り合いで学校が近いことから初めて企画されたものです。
最後は西春近南小学校の全校児童約130人が合唱を披露しました。
西春近南小学校では20日に音楽会が予定されていて、高校生の演奏を参考に練習に励むということです。
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伊那北小4年生 歯の磨き方学ぶ
伊那市の伊那北小学校4年生は、歯と口の健康週間に合わせ歯の磨き方について5日、学びました。
この日は伊那北小4年生がDVDを見ながら、歯の磨き方を学びました。
鏡を使って、歯を磨いていました。
歯磨きは、小学生の歯と口に対する健康意識を育てることを目的に、日本学校歯科医師会などが推奨する方法で行いました。
DVDの映像に合わせて歯を磨いていました。
子どもたちは、どんなに丁寧に磨いても、歯ブラシだけでは歯と歯の間の歯垢は6割しか取れないということを学んでいました。
そのため、歯ブラシにプラスして、デンタルフロスにも挑戦しました。
伊那北小学校では「生涯の健康にかかわってくるので、子どものうちから正しい磨き方を身に付けさせたい」と話していました。
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満蒙開拓 富貴原郷開拓団を知る
伊那市人権同和教育研修会が3日伊那市役所で開かれ、箕輪町郷土博物館の柴秀毅館長が戦時中に上伊那北部から満州に渡った「富貴原郷開拓団」について話をしました。
講演では、箕輪町郷土博物館の柴館長が「私たちの郷里から満蒙開拓に行った人たち」と題し話をしました。
昭和7年1932年以降、当時の日本は国策として満州移民を展開しました。
富貴原郷開拓団は、当時の伊那町や西春近村、中箕輪村などの10町村で作られ、昭和16年1941年以降300人以上が満州に渡りました。
終戦の混乱や現地民の襲撃により、85人が亡くなったということです。
講演では、帰国した開拓団員が書いた手記を紹介しました。
手記には召集による家族との別れや逃避行の様子が記されています。
柴館長は「何人もが “二度と再び”と書いていて、もう二度と戦争をしたくないという強い気持ちを感じ取ることができる」と話していました。
講演は、戦後80年の今年、満蒙開拓の歴史を知り教育に活かしていこうと開かれたもので、小中学校の教諭や人権同和教育推進委員など約40人が参加しました。