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伊那市表彰式 15団体・個人表彰
文化の日の3日、伊那市表彰式が行われ、地方自治や、教育、産業など各分野で功績のあった15の団体と個人が表彰されました。
式には12人が出席し、白鳥孝市長から表彰状を受け取りました。
地方自治功労が2人、寄附功労が1団体と2人、教育文化功労が1人、産業功労が1団体と2人、社会福祉功労が3人、保健衛生功労が1人、交通安全功労が1人、善行功労が1団体です。
受賞者を代表して伊那市教育委員会委員長を11年務めた松田泰俊さんは「伊那市に誇りと感謝の気持ちを持ち、市の発展と充実のため、いち市民としてその務めを果たしていきたい」と話していました。
白鳥市長は「それぞれの立場で経験と卓越した見識に基づき市の発展のため引き続き貴重なご意見を頂きたい」と式辞を述べました。
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つくしんぼ保育園 シクラメン販売
伊那市御園の認可園「つくしんぼ保育園」は、園の運営資金に役立てようとシクラメンの販売を、3日、4日の2日間、日影のベルシャイン伊那店で行いました。
店内の一角には、色とりどりのシクラメンが並んでいました。
つくしんぼ保育園は、昭和44年から保育を行っています。
働きながら子育てをする保護者を支援しようと0歳児から受け入れ、早朝から夜7時までの延長保育にも長年取り組んでいます。
しかし、国や自治体からの補助金だけでは十分ではないため、運営費に充てるため30年以上前からシクラメンの販売をしています。
シクラメンは1鉢1300円で、花もちが良いと評判だということです。
ベルシャイン伊那店での販売は4日で終了ですが、シクラメンの販売は11月末まで、つくしんぼ保育園で行うということです。(お問い合わせ 電話78-4157)
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人と森を繋ぐ「森JOY」
伊那市ミドリナ委員会主催の“森と歓喜する”をテーマにしたイベント「森JOY」が4日、ますみヶ丘平地林で行われました。
イベントではコンサートが開かれ、伊那市在住のピアニスト平澤真希さんのオルガンの演奏に合わせて、長谷中学校の1年生と国内外で活動するバリトン歌手、髙橋正典さんが歌を歌いました。
他に、伊那市芸術文化大使の唐木さちさんによる花入れや、地元の林業関係者による間伐の実演などが行われました。
森JOYは、伊那市が進める50年の森林ビジョンをサポートするため今年4月に発足したミドリナ委員会が主催したものです。
森の中で様々な体験をすることで、人と森を繋ごうと企画されました。
ミドリナ委員会ではこれまで月に1回イベントを行ってきましたが、森JOYは規模を拡大し市内の企業や団体に呼び掛け実現させました。
イベントでは、「森で未来を語る」と題してパネルディスカッションも行われました。
白鳥孝市長や信州大学の学生、伊那西高校の生徒など5人が話をしました。
白鳥市長は、「資源を使う、育てる、また使うという循環が森林の未来に必要だ」と話しました。
伊那市50年の森林ビジョン推進委員で平澤社長の平澤さんは、「森林を作る研究は進んでいるが利用する研究が足りない。若い人たちに期待したい」と話していました。
ミドリナ委員会では現在、都市部の企業と伊那市の森林がコラボレーションするビジネスプランを企画していて、来年度以降に実施していきたいとしています。 -
キャリア教育フェス初開催
伊那市内のすべての中学2年生が企業や地域団体のブースを巡る「伊那市中学生キャリア教育フェス2018」が2日伊那市民体育で開かれました。
実行委員会によりますと、市単位で行うキャリア教育のイベントは全国初だという事です。
開会式は市内全ての中学2年生650人と出展者などが参加し行なわれました。
最初に中学校の校旗を持った生徒が順番に入場し、その後、荒井の獅子舞や狐島の長持ちが披露され、会場を盛り上げました。
また、今回のイベントのテーマ「未来につなげる一つの出会い」が発表されました。
開会式が終わると、生徒達は出展した企業や地域団体など94ブースを見学しました。
春富中の保護者で作る団体は、夢がかなった事を前提に祝う「予祝」(よしゅく)で生徒達にエールを送りました。
ドローンスクールのブースではシミュレーターを使った操縦体験をしました。
酪農家で作るグループのブースでは子牛が牛乳を飲む器具を使って搾乳体験をしました。
製造業のブースでは、担当者から説明を聞きながら金属の加工を実際に行ったり、アルミとコップ使い電気を貯める仕組みについて学んでいました。
伊那市ではこれまで中学校単位でキャリア教育のイベントを行ってきました。
より多くの中学生に地域の未来について考えてもらおうと、今回は全国で初めて市内の中学校全てが参加するキャリアフェスを開催しました。
伊那市では来年度以降も同様のキャリア教育フェスを開催していきたいとしています。
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知立市のかきつばたが伊那市に
伊那市の友好都市の愛知県知立市から贈られた、かきつばたの苗を新山小学校の児童らが2日伊那市富県上新山のトンボの楽園に植えました。
かきつばたは知立市の市の花で300株が贈られました。
2日は新山小学校6年生のほか地域住民およそ100人がトンボの楽園の湿地帯に苗を植えました。
今回贈られた苗のなかには季節外れの花を咲かせていたものもありました。
両市は知立市の野外センター建設がきっかけで交流が始まり平成6年に友好都市となりました。
これまでにタカトオコヒガンザクラを贈ったことがあり今回その
お礼しとして寄贈されました。
かきつばたは湿地帯で生育することから条件の良い新山のトンボの楽園が植栽場所に選ばれました。
植えられたかきつばたは来年5月ころに花を咲かせるということです。
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上伊那医療生協組合員写真クラブが写真展
上伊那医療生協組合員写真クラブの写真展が南箕輪村の大芝の湯で開かれています。
クラブでは年に3回ほど写真展を開いていて今回は秋をテーマにしています。
会場には風景や人物などの写真16点が並べられています。
上伊那医療生協組合員写真クラブの写真展は今月30日まで南箕輪村の大芝の湯で開かれています。
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黄綬褒章 藤原政治さん
秋の褒章受章者が2日発表され長野オリンパス勤務の藤原政治さんが黄綬褒章を受章しました。
藤原さん「『もらったからには』という引き締まった気持ちでいっぱいです」
伊那市富県の藤原政治さん、58歳。
藤原さんは、昭和53年、のちにオリンパスへ合併となる長谷光機に入社。
以来40年に渡り、顕微鏡の部品などの金属加工を担当してきました。
部品は千分の1ミリ単位の精度が求められるということで、藤原さんは、多くの人が高い精度で製造できるよう、加工方法のノウハウ構築に取り組んできました。
「寸法には妥協をせずにやってきた。そういったところが自分のこだわり」
2016年には技能道場の道場長となり高度技能者を育てています。
「自分が教わってきたものを確実に若い人たちに伝えたいという気持ちと、技術進歩が著しいので、昔とは違ったものづくりということも含めて伝えようと思っています」
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藍綬褒章 畑直明さん
秋の褒章受章者が2日発表され調停委員の畑直明さんが藍綬褒章を受章しました。
褒章受章について畑さんは「健全な体じゃなく途中から
病気して身体障害者手帳を持ちながらベストを尽くしていたので、そのへんのことを認めてくれたんだと思いました。」と話していました。
伊那市美篶の畑直明さん68歳。畑さんは明治大学で法律を学び
大学院の修士課程修了後、司法書士と行政書士の資格をとりました。
平成元年に調停委員に任命され30年間にわたり暴力事件や遺産相続、夫婦間の争いごとなどの解決にあたってきました。
畑さんは「調停というのは当事者の合意が成立しないかぎりまとまらない手続きですから、まとまるまで何回でもやるんですけど、どうしようもない争いの当事者同士をちゃんとまとめて最後成立して当事者がにこにこと笑って帰ったときがうれしいです。」と話していました。
司法書士と行政書士の仕事は今年4月に引退した畑さんですが調停委員はこれからも続けていくということです。
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鹿南蛮そば完成 試食会
4日に伊那市ますみヶ丘の市民の森で開かれる森JOYで振る舞われる「鹿南蛮そば」が完成し、31日にお披露目されました。
完成した鹿南蛮そばです。
4日のイベントに合わせて、長谷でジビエ料理を提供しているざんざ亭の長谷部晃さんと、高遠町のそば店壱刻の山根健司さんが共同開発したものです。
鹿肉は、地元の酒粕と味噌で味付けしたものを、カラマツの枝で燻しました。
そばは、鹿肉に負けないよう製粉の工程を工夫し風味を極限まで高めました。
そばつゆは、鹿の骨を長時間煮詰めたものに壱刻のつゆを合わせました。
他に、壱刻オリジナルの焼き味噌を使用しています。
昨夜は、試食会が開かれ、信州そば発祥の地伊那そば振興会の飯島進会長やイベントを企画したミドリナ委員会のメンバーが早速味わいました。
鹿南蛮そばは、4日の森JOYで100食限定で提供されます。
午前10時30分ごろから無料の試食券が配布されることになっています。 -
スマホでごみ収集日確認
伊那市は、ごみの収集日や分別方法などが分かるスマートフォンアプリの運用を、1日から始めました。
スマートフォンのアプリストアで「さんあ~る」と検索し、ダウンロードします。
ダウンロード後、初期設定で住んでいる地区を選択します。
トップメニューから「収集カレンダー」をタップすると、日にち毎に収集するごみの種類を確認することができます。
分別早見表では、品目毎どの種類のごみに該当するか確認することができます。
この他、収集日を知らせる通知機能もあります。
伊那市では「これまでのカレンダーやHPでの確認より、気軽に利用できると思う。通知機能などを使うことでごみ出しに役立てもらいたい」と話していました。
なお同様のアプリの運用は、松本市や上田市などでも行われています。
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ハナマルキみそ作り体験館 完成
伊那市西箕輪に本社を置くみそ製造業「ハナマルキ株式会社」は、1日、創業100周年を迎えました。
記念事業として、伊那工場の敷地内にみそ作りを体験できる施設「みそ作り体験館」が建設され、きょうオープンを迎えました。
みそ作りだけの体験館は国内でも例がないということです。
みそ作り体験館は、伊那市西箕輪にあるハナマルキ伊那工場内に建設されました。
未来を意識したオブジェのような2階建てで、伊那谷の緑や空の青とのコントラストが映えるよう白色で統一されています。
1日は、オープニングセレモニーが行われ、花岡俊夫 社長や白鳥孝伊那市長など関係者がテープカットで完成を祝いました。
体験館の1階は、シアタールームになっていて、みその基礎知識や製造工程を映像で紹介しています。
2階は南アルプスが一望できる体験スペースとなっています。
みそ作り体験のほか、工場を見学することもできます。
1日は午前中、関係者や報道機関向けに発表会や内部の紹介が行われたほか、午後には一般客が訪れ、みそ作りを体験していました。
参加者は蒸した大豆をすりつぶし、塩と麹を混ぜ合わせ、2キロのみそを作ります。
ハナマルキの体験館は、(月)(水)(金)営業で、予約制、1回につき定員20人まで、午前と午後の2回受け入れ可能です。
みそ作りと工場見学を合わせた体験の所要時間は90分です。料金は一人2000円で、作ったみそはハナマルキで保管され、3か月後に配達されます。
ハナマルキは、大正7年(1918年)、11月1日に辰野町で創業しました。
カップ詰めみそや即席みそ汁など、年間2万5千トンのみそを生産しています。
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ドローンを活用した森林調査
上伊那森林組合は、林業の効率化を図ろうと初めて小型無人機ドローンを使った樹種や材積量を調査する実験を伊那市福島の森林で31日、行いました。
31日は、伊那市福島のセイブグリーンパーク西側の樹種転換予定地およそ9ヘクタールで調査を行いました。
航空撮影をして樹種や材積量を調査します。
これは、スマート林業の実現に向け県や信州大学、林業事業者などでつくる協議会「スマート林業タスクフォースNAGANO」の事業の一環で行われたものです。
協議会では今年度、ドローンを利用した森林の詳細解析を県内10か所で行う計画で、このうちの一つに上伊那森林組合が選ばれました。
上伊那森林組合では、今年4月にドローンの活用を考えるプロジェクトチームを立ち上げ、一人が操縦技能の資格を取得しました。
31日は、その資格を持つ職員が操縦をし、8分間のフライトを2回行いました。
高さ100メートルになるとドローンは自動飛行となります。
およそ120枚の写真を撮影しました。
今後は、専用の解析ソフトを使い木の高さや位置が分かる画像を作成する予定です。
上伊那森林組合では、「先進的な取り組みを進めていきたい」としています。
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はるちかコーロ・フェリーチェ発足30周年
伊那市東春近のコーラスグループ「はるちかコーロ・フェリーチェ」は今年発足30年を迎えました。
来月18日には30周年を記念した演奏会を開きます。
30日は、春近郷ふれ愛館で演奏会に向けての練習が行われていました。
はるちかコーロ・フェリーチェは、東春近の歌の好きな仲間が集まり平成元年に発足しました。
現在、団員は25人いてこのうち8人が30年前から続けています。
最初は、月1、2回の集まりでしたが徐々に発表する喜びを感じ3年毎のペースで演奏会を開いています。
元音楽教諭の田中眞郎さんが発足当初から指導にあたっています。
演奏会では、多くの童謡や流行歌などを残した作曲家中山晋平の曲やこれまでに歌ってきた印象に残る曲などを披露することになっています。
はるちかコーロ・フェリーチェの30周年記念演奏会は、来月18日に伊那文化会館で開かれます。
入場料は大人1000円、中高生が500円、小学生以下は無料となっています。
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保健補導員研修会 心の健康学ぶ
地域の健康増進や病気の予防活動をしている保健補導員の上伊那支部研修会が30日、伊那市の伊那文化会館で開かれました。
研修会では、奈良に本山を置く薬師寺の長老で、蓼科山聖光寺住職の松久保秀胤さんが「足踏ましむな 履著け我が夫」と題して講演しました。
松久保さんは墓石で表されている五輪塔について「下から「地」が骨、「水」が体内の水分、「火」が熱、「風」が呼吸を表していて、その全てを司るのが「空」、心です。心と物質の二つが両立して人間は元気に生活ができます」と話していました。
演題の「足踏ましむな 履著け我が夫」について松久保さんは「1,300年前に切り株だらけの道を通って奈良まで行く夫の身を案じて妻がうたった詩です。情けをかける、人に心を送る、気を配ってあげることが心をいきいきさせていく」と話していました。
研修会は、各地域持ち回りで毎年開かれていて、会場にはおよそ300人が訪れました。 -
防犯活動に尽力 4人表彰
防犯パトロールや広報啓発活動などを積極的に行ったとして、伊那エンジェルス隊の4人が防犯協会から表彰されました。
この日は伊那警察署で受賞報告が行われました。
伊那市山寺の守屋幸子さんと日影の唐澤利子さんは、全国防犯協会連合会表彰を受賞しました。
中央の唐木美ついさんと長谷溝口の西村静子さんは、関東防犯協会連絡協議会表彰を受賞しました。
4人は15年前から伊那エンジェルス隊に所属し、地元の祭りやイベントなどで防犯パトロールにあたったり、年金支給日にチラシを配布するなどの広報活動を行ってきました。
4人は「今後も地域のために一生懸命活動を続けていきたい」と話していました。
伊那エンジェルス隊は、長野オリンピック開催をきっかけに平成9年に発足し、現在会員は23人となっています。 -
園児と住民が貝沼を散策
伊那市の富県保育園の年長園児は30日、地域住民と一緒に散歩をしながら身近な自然に触れました。
この日は、富県保育園の年長園児14人と、地域住民でつくる貝沼の自然環境を守る会のメンバー8人が、富県貝沼地区を散歩しました。
守る会では、5年ほど前から子ども達に地元の自然に触れてもらおうと地区の散策を行っていて、毎年夏に実施していましたが今年は初めて秋に行われました。
園児たちは歌を歌ったり、きのこや虫などを見つけていました。
散歩の途中、落ちているクルミを見つけると、会のメンバーがとんかちで割り、出てきた中の実をみんなで食べていました。
天神様が祀られている石碑の前に到着すると「かっこいい1年生になれますように」と全員で頭を下げていました。
貝沼の自然環境を守る会では「世代を超えて会話をしながら触れ合う機会をこれからも大切にしていきたい」と話していました。 -
県議会議員と市民意見交換
県議会議員と伊那市民が意見交換する「こんにちは県議会です」が30日、伊那市内で開かれました。
意見交換会には、地元選出の県議会議員など11人と市内4つの団体からは19人が参加しました。
はじめに、4団体がグループ毎に活動の経過や事例発表を行い、その後、意見を交わしました。
新山定住促進協議会は、平成26年度の新山保育園再開後も、子育てや移住定住のサポートを継続して行っています。
今後望む支援策について、会のメンバーは「移住希望者の中には仕事を探すことに苦労し移住を断念してしまう人もいる。将来AI化が進み仕事が無くなることも考えられ、それらを見据えた政策を県には考えてもらいたい」と話していました。
議員からは「以前より新山地区の住民が積極的に活動できている要因は何か」との質問があり、会のメンバーは「少子化に向き合い住民同士励まし合いながらやってきたことが大きなポイントだった」と話していました。
他の団体からは、空き家対策や子ども達の通学に対する支援、補助金に関する要望などが出ていました。
「こんにちは県議会です」は、身近で開かれた県議会をめざすことを目的に毎年開かれていて、伊那市での開催は初めてです。 -
12月1日に中心商店街で子どもカフェ
子どもの居場所づくりに取り組んでいる上伊那地域子ども応援プラットフォームは、12月1日に伊那市の中心商店街で子ども食堂や遊びの場を提供するイベントを行います。
29日夜には、伊那市通り町のコミュニティーカフェ・セジュールで実行委員会が開かれ、当日に向けた準備の状況を確認しました。
12月1日のイベントは、伊那まち丸ごと子どもカフェ。
中心商店街のシマダヤの1階が子ども食堂になります。
200人分のカレーライスとサラダが提供されます。
2階は、遊びの広場で、段ボールでまちをつくったり、体を動かして楽しむゲームが計画されています。
このほかに、通り町1丁目商店街では、お店を探検しながらのビンゴ大会やセントラルパークでは、クリスマスのオーナメントづくりをして飾り付けをします。
主催する上伊那地域子ども応援プラットフォームは、上伊那各地で子どもに関わる活動をしている団体が連携した組織で、楽しみながら、あたたかな人と人のつながりを築こうと、このイベントを計画しました。
代表運営委員の古畑克己さんは、「大人も一緒に楽しみながらつながりをつくりたい」と話しています。
イベントの実行委員会では、子ども食堂で提供される野菜の寄付や遊びのコーナーなどでお手伝いしてもらえるスタッフを募集しています。
お問合せは、NPO法人子ども・若者サポートはみんぐ(電話/FAX 76-7627)までお願いします。 -
兜で高遠城址の歴史知る
もみじ祭りが行われている伊那市高遠町の高遠城址公園で、兜を作って地域の歴史を知るイベントが、11月3日と4日に開かれます。
29日は、イベントを前に高遠保育園の年長園児およそ30人を招き、当日と同じ紙を使って兜を作りました。
イベントは、子ども達に高遠城址公園の歴史を知るきっかけにしてもらおうと、伊那市観光協会などでつくる高遠城址もみじ祭り実行委員会が初めて企画しました。
60センチ四方の厚紙を使って、折り紙の要領で兜を折ります。
できあがると、武田家や保科家など高遠に縁のある家紋を張って完成です。
園児らは、早速兜をかぶり桜雲橋の前で勝どきをあげていました。
3日と4日のイベントでは、小学生以下の子どもは無料で兜をつくることができます。
兜をかぶって高遠町の商店街に行くと、お菓子がもらえる他、歴史博物館では火縄銃を持って写真を撮ることができます。 -
地蜂の巣重さを競うコンテスト
地蜂と呼ばれるクロスズメバチを育てその巣の重さを競うコンテストが、伊那市西箕輪のみはらしファームで28日に行われました。
段ボールに入れられた巣に煙幕を焚き地蜂を気絶させます。
しばらくしたら蓋を開け中から巣を取り出します。
今年のコンテストには伊那市を中心に上伊那や諏訪地域の19人がエントリーし27個の巣が集まりました。
取り出した巣は測りに乗せて重さを確認します。
巣は中にいる蜂の子を食べるために1キロ8千円で販売され、訪れた人たちが品定めしていました。
審査の結果、駒ヶ根市の吉村昇さんが3.596キロで優勝しました。
コンテストは伊那市地蜂愛好会が発足した平成9年の翌年から毎年行われていて今年で21回目になります。
愛好会では「伊那谷の伝統文化の蜂追いを後世に伝えていきたい」と話していました。
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高遠城址公園でそばイベント
伊那市の5週連続そばイベントの第3弾と4弾、「山麓一の麺街道フェスタ」と「高遠そば」新そばまつりが、高遠城址公園で開かれています。
山麓一の麺街道フェスタでは、国道361号沿いの伊那・木曽・岐阜県高山名物の麺料理が1杯500円で提供されました。
木曽地域からは、とうじかごに入れたそばをつゆにくぐらせるとうじそば。
岐阜県高山市からは細いちぢれ麺とあっさり醤油スープが特徴の高山ラーメン。
伊那からはおなじみのそばやローメンが登場。
昼時には訪れた人たちが味わっていました。
山麓一の麺街道フェスタは明日まで開かれています。
高遠閣では「高遠そば」新そばまつりが行われています。
高遠そばの会、高遠そば打ち愛好会、弥勒そばの会のメンバーが打ったそばが、辛み大根と焼きみそ付きで提供されました。
そば粉は地元高遠と長谷地区で採れた新そばです。
「高遠そば」新そばまつりは11月4日まで行われます。
もみじが色づき始めた公園内では、あわせて「高遠城址もみじ祭り」も開催されています。
期間は11月4日までで、期間中は、菊花展や特産品の販売が行われます。
もみじの見ごろは来月上旬から中旬だということです。
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伊澤修二記念音楽祭 功績を顕彰
現在の東京芸術大学の初代校長を務めた伊澤修二の功績を顕彰する「伊澤修二記念音楽祭」が27日開かれました。
第一部は高遠町文化体育館で、高遠町を中心に小中高校生が出演しました。
オープニングファンファーレとして、高遠小学校お囃子クラブがオリジナルの「高遠コヒガンばやし」を演奏しました。
東京芸大音楽学部の佐野靖教授のアイデアを元にお囃子クラブが作曲しました。
高遠北小学校の5年生は音楽劇「じごくのそうべえ」を披露しました。
綱渡り中に足を滑らせ地獄行きとなった軽業師のそうべえが生き返ろうとする物語です。
高遠高校は、明治時代につくられた上伊那の地理や歴史を歌った曲「上伊那地理歴史唱歌」を披露しました。
伊澤修二は伊那市高遠町出身で、東京音楽学校、現在の東京芸術大学の初代校長を務め、現代音楽教育の基礎を作ったとされています。
音楽祭は、昭和62年に東京芸大の創立100周年を記念して開かれ、今年で32回目となります。
第2部は、伊那文化会館で開かれ、東京芸大シンフォニーオーケストラの演奏に合わせ、市内の中学生合唱団が歌声を披露しました。
演奏会の模様は、第1部は11月17日から、第2部は24日から、ご覧のチャンネルで放送します。
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ハロフェスいな 仮装でパレード
伊那商工会議所青年部が企画したハロウィンイベント「ハロフェスいな」が伊那市の中心市街地で27日に行われ仮装した子ども達で賑わいました。
会場となったセントラルパークには多くの親子連れが訪れました。
午後1時半からは仮装大賞に参加した子ども達がステージに並び衣装をお披露目しました。
今年は保育園児から小中学生まで89人がエントリーしたという事です。
ハロフェスいなは、子ども達に地域の魅力を知ってもらい故郷に愛着を持ってもらおうと伊那商工会議所青年部が行ったものです。
毎年ハロウィンイベントを行っていて今年で4年目になります。
会場には屋台や仮装用のメイクができるブースが並んだほか、9年後開通予定のリニア中央新幹線の模型を作るコーナーが設けられました。
青年部では「楽しみながら地域の未来を感じてもらいたい」と話していました。
仮装した子ども達はセントラルパークからいなっせ前までをパレードし、商店主からお菓子をもらっていました。
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セミナーで健康経営を学ぶ
従業員の健康を経営資源ととらえ健康づくりに積極的に取り組む事業所を増やそうと、伊那商工会議所は、26日に「健康経営」を学ぶセミナーを開きました。
セミナーには伊那商工会議所の会員事業所から35人が参加しました。
「健康経営」は従業員の健康づくりに積極的に取組む経営手法の事で、優良な企業を、国や経済団体、医療関係団体などでつくる日本健康会議が認定しています。
セミナーは市内で認定企業を増やそうと開かれたもので、職場でできる簡単なストレッチ体操を伊那市総合型地域スポーツクラブの山岸洋子さんが紹介しました。
山岸さんは、「自然に心がリラックスしてくるので笑顔をつくり背筋を伸ばして深呼吸しましょう」とアドバイスしていました。
県内では、29の事業所が健康経営優良法人として認定されていて、このうち上伊那は3事業所です。
伊那商工会議所では、今年度、職場でできるオリジナルのストレッチ体操を考案するほか、ウォーキングイベントなどを開催して認定企業を増やしていきたいとしています。
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組曲「仁科五郎盛信」児童が演奏
伊那市の東春近小学校で音楽会が26日に開かれ6年西組の児童は高遠城での武田軍と織田軍の戦いをテーマにした組曲「仁科五郎盛信」を演奏しました。
この曲は伊那市の音楽家伊藤聡さんが作曲したものです。
幼い頃、祖父から聞かされた盛信の話を題材に高遠城での戦いや騎馬が駆け抜けるシーンなどをイメージして作りました。
原曲は20分ありますが、今回は小学生でも演奏できるよう6分に編曲しました。
伊藤さんと東春近小学校の音楽教諭が親しい事から6年西組の児童が演奏する事になりました。
子ども達は、音楽会に向け9月から練習を始め、高遠城の戦いについても勉強してきたという事です。
音楽会では1年生から6年生までの各クラスや学年ごとの発表、PTAによる合唱なども行われました。 -
IoTを使ったセンサーシステム紹介
IoT実践塾が25日伊那市の伊那商工会館で開かれ工場の生産設備や温度管理をセンサーシステムで行うことによるメリットなどが紹介されました。
IoT実践塾では埼玉県の沖電気株式会社の社員が講師を務め、あらゆるものをインターネットでつなぐ技術、IoTを使ったセンサーシステムについて話をしました。
沖電気の講師はセンサーシステムについて「24時間自動運転している生産設備の故障をどこにいてもリアルタイムで把握し素早く対処できるほか高精度な温度管理や工場内の防災対策システムとしても活用できる。」と話していました。
IoT実践塾はその技術を活用することで企業の収益アップや作業の効率化を進めようと伊那市と伊那商工会議所が開いたもので
製造業者など約20人が参加しました。 -
信州の名工 宮原宏さん
卓越した技能をもち、県内産業の発展に功績のあった人を知事が表彰する「信州の名工」に、伊那市手良の宮原畳店社長、宮原宏さんが選ばれました。
宮原さん「一生懸命今までやってきたことがここで認められたのかな。ありがたいと思っています」
伊那市手良沢岡の宮原宏さん78歳。
宮原畳店を一代で築きました。
昭和31年、中学校卒業後に東京都の畳店に弟子入りし、7年間住み込みで修行をしました。
当時の親方には、“お客様に信頼してもらうこと”を1番に教えられたということです。
「何分で信用されるか、自分の努力次第。なかなか入れないところへ行く。上座敷・下座敷はやたらな人は普通じゃ入れない。仕事を頼まれているから入れるけれど、そこへ正々堂々と『いいですよ』と軽く言われる人にならないと」
修行後は地元の伊那市へ戻り、昭和41年、26歳の時に独立。
33歳の時には、1級技能士の資格を取得するための大会に出場し、早さや正確さなどの総合的な評価で38人中1位となりました。 -
小黒川スマートインター1年間で70万台超
去年9月30日から利用が始まった中央自動車道の小黒川スマートインターチェンジは、1年間で70万台を超える車両が利用し、1日の平均は1900台でした。
小黒川スマートインターチェンジは、去年9月30日から利用が始まり、今年9月30日までの1年間で、70万700台が利用しました。
1日の平均利用台数は1,900台で、当初想定していた1,600台を上回りました。
利用台数が予想を上回ったことについて伊那市では、市役所をはじめとする市街地への距離が近いほか、高遠などの観光地に行くにも利便性が良いことが考えられるとしています。
また開通当初1600台ほどだった利用は、今年9月には2,200台とおよそ1.5倍に増えているということです。
2020年度末には、平成大橋の西の端と小黒川大橋付近を結ぶ環状南線も開通が予定されていることから、伊那市ではさらにアクセスの向上に努めていきたいとしています。
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国内初 トンネル内で自動運転実証実験
今年度伊那市長谷で行われる自動運転サービスでは、国内初となるトンネル内の実証実験が行われます。実証実験を前にルートとなっている高遠町の白山トンネル内では運行中の車両位置を補助する磁気マーカの設置作業が、今日と明日の2日間行われています。
25日は、白山トンネル内のの600メートル区間を片側通行止めにして、道路上に磁気マーカを埋め込む作業を行っていました。
磁気マーカは2メートルごとに埋められ、特殊な樹脂を流し込んでいました。
磁気マーカによる自動運転は、道路に埋めた磁石から出る磁気を、車に搭載したセンサーで読み取って走行するシステムです。
自動運転バスは、通常、携帯電話回線を利用してリアルタイムで位置情報を測定する方法で運行しますが、トンネル内は電波が届きにくいため、磁気マーカで走行します。
伊那市によるとトンネル内での自動運転の実証実験は、国内で初めてだということです。
自動運転バスは、1日3本運行し、道の駅南アルプスむら長谷を出発、長谷総合支所、高遠町のJA上伊那東部支所を通って、道の駅に戻るルートです。
実施時期は未定ですが、期間は4週間で、実証実験中は、交通手段として継続的に利用が可能です。
乗車にはICカードが必要で、南アルプスむら長谷・長谷総合支所で29日から登録することができます。
なお作業は、26日も片側車線を通行止めにして行なわれます。
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来月4日に森JOY
森で遊び森を知り森で食べるイベント森JOYが伊那市のますみヶ丘平地林で来月4日に開かれます。
企画の一つ「森のコンサート」に出演する長谷中学校の生徒は24日、長谷公民館で練習を行いました。
イベントは「森と歓喜する」をテーマに伊那市50年の森林ビジョンを推進する伊那市ミドリナ委員会が企画したものです。
イベントの一つとして森のコンサートが開かれます。
24日は、出演する長谷中学校1年生が長谷公民館で事前練習を行いました。
指導には、世界で活躍するバリトン歌手の高橋正典さんと伊那市出身のピアニスト平澤真希さんがあたりました。
長谷中の生徒が歌う曲は、去年の伊那市のプロモーション映像に使われた「森のこえ」です。
伊那市芸術文化大使でミドリナ委員会の委員長を務める柘植伊佐夫さんが作詞したオリジナル曲で、生徒たちは長谷小学校6年生の時に歌声を録音しています。
平澤さんの伴奏に合わせて生徒たちが歌い、高橋さんがポイントをアドバイスしていました。
コンサートでは、伊那北高校の合唱部の演奏の他、高橋さんと平澤さんの共演も予定されています。
森JOYは来月4日に伊那市のますみヶ丘平地林で午前10時から開かれます。
コンサートの他、木工教室や飲食ブースなどが設けられることになっています。