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大地震に備え防災研修会
今後起こると予想されている南海トラフ地震などの大地震に備えた防災研修会が2日伊那市のいなっせで開かれ、伊那と木曽の自主防災組織などが発災時の対応について理解を深めました。
研修会には、伊那と木曽地域の自主防災組織の役員や消防団、自治体職員など120人が参加しました。
研修会では、都市防災学が専門で各地で防災教育を行っている坪井塑太郎さんが長野県の地形の特性を交えながら災害時の対応について話をしました。
研修会は国から南海トラフ地震の地震対策推進地域や、首都直下地震の緊急対策区域に指定されている長野県の36の市町村で作る協議会が毎年開いているものです。
研修会は今年初めてワークショップ形式で行われました。
上伊那地域で震度7の地震が発生して3日経過しているという想定で、時間の経過に沿って出てくる困りごとについて意見を出し合っていました。
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中央病院 消化器内科・腎臓内科拡充
伊那中央病院は、消化器内科・腎臓内科の診察室を拡充し、4月中旬から運用を開始する予定です。
1日伊那中央病院運営審議会が開かれ、本館の改修工事について説明がありました。
伊那中央病院は、2017年に完成した北棟への機能移転に伴い、空きスペースとなっている本館の改修事業を進めています。
消化器内科と腎臓内科は本館の旧健診センター・内視鏡処置室があった場所に整備されるものです。
消化器内科は拡充、腎臓内科の診察室は新設となります。
それぞれ医師の増員に伴い行われるもので、3月中に工事を終え、4月中旬から運用を開始する予定です。
また、今年度の事業収支見込みが6億2,300万円の赤字となる見通しであることが報告されました。
赤字の理由について伊那中央病院では、北棟の減価償却の影響や職員数増による人件費の増加が原因だとしています。
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フクシマを忘れない 10日にイベント
東日本大震災からまもなく8年となります。脱原発活動や平和運動などを行っている上伊那の32団体でつくる実行委員会は、「フクシマを忘れない3.10上伊那アクション」を10日に行います。
1日は伊那市内で実行委員会が開かれ、当日のスケジュールなどを確認しました。
去年の上伊那アクションの様子です。
当日は、午前10時30分から伊那市のいなっせ北側広場で集会が開かれ、脱原発を訴えるリレートークとパレードが行われます。
午後1時からは、チェルノブイリ救援・中部理事長の原富男さんと、理事の神野英樹さんが「菜の花で拓く放射能汚染農地」をテーマに講演します。
フクシマを忘れない上伊那アクションは、原発のない社会を目指して実行委員会が行っているもので今回で3回目になります。 -
天竜川漁協「連絡の不備に憤り」
先月27日に岡谷市の諏訪湖釜口水門の放流ゲートの不具合により天竜川の水位が上昇したことについて天竜川漁業協同組合の
小野文成組合長は伊那ケーブルテレビの取材に「連絡の不備に憤りを感じる」と答えました。
1日の取材に小野組合長は「ザザムシ漁がこの時期まだやってますし渓流釣りも解禁となっていますから時間帯によってはどうなっていたか分からない。」と話していました。
諏訪建設事務所の発表によりますとゲートの不具合が発生したのは先月27日の午後4時50分頃で6つある放流ゲートのうち2つが突然全開になったということです。
午後5時30分に水防警報を発令し不具合のあったゲートが全て閉じたのは午後7時30分だったということです。
今回の件について諏訪建設事務所の丸山義廣所長は「下流の住民をはじめ関係者に心配をかけて申し訳ありませんでした。
原因は調査中で分かり次第工事を行い再発防止に努めたい。
下流への連絡系統についても検討していきたい。」とコメントしています。
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巣立ちの春 伊那北卒業式
上伊那の高校のトップを切って伊那市の伊那北高校で卒業式が1日行われ、生徒たちは慣れ親しんだ学び舎をあとにしました
伊那北高校では今年度 男子127人・女子112人の合わせて239人が卒業を迎えました。
式では卒業生全員の名前が呼ばれ斉藤則章校長から代表の皆川彩夏さんに卒業証書が手渡されました。
斉藤校長は「社会では、しなやかで強靭な心で困難に立ち向かい、一人一人が持っている力を発揮し、活躍して下さい」と式辞を述べました。
卒業生を代表して小牧航輝さんは教職員や保護者、地域の人達へ感謝の言葉を述べ、後輩へは高校での時間を大切にしてほしいと呼びかけました。
式の後、各クラスでは最後のホームルームが行われました。
3年C組では、担任の有賀政春教諭から1人ひとりに卒業証書が手渡されました。
伊那北高校では、卒業生全員が進学を希望しています。
上伊那の高校では今年度およそ1,500人が卒業を迎え、卒業式のピークは2日となっています。
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県議選 定数2の伊那市区は現職2人新人1人
任期満了にともなう県議選の告示まで1か月となりました。
これまでに出馬を表明している
伊那市区と上伊那郡区の立候補予定者を表明順に紹介します。
定数2の伊那市区にはこれまでに現職2人、新人1人の合わせて3人が出馬を表明しています。
自民党の現職5期目で西町の向山公人さん76歳。
自民党の現職1期目で東春近の酒井茂さん66歳。
共産党の新人で前原の橋本明典さん62歳です。
定数2の伊那市区には3人が立候補を予定していて8年ぶりの選挙戦となる見通しです。 -
りんご学習伊藤さん夫妻に感謝
伊那市の東春近小学校の4年生は、りんごの栽培体験学習でお世話になった地域の人を招いて、感謝の会を、28日に開きました。
この日は、長年東春近小のりんご学習を受け入れている農家や、指導にあたった上伊那農業改良普及センターの職員を招き、感謝を伝える会を開きました。
畑とりんごの木を提供してきた伊藤一路さんが去年12月に91歳で亡くなり、この日は妻の豊子さんが出席しました。
児童らは、葉摘みや収獲など今年度の学習を振り返り「農家の皆さんの苦労が分かりました」「りんごを食べる時は育てることの大変さを思い出しながら味わいたい」と発表しました。
今年度は、つがるとふじおよそ1.4トンを収穫したということです。
伊藤一路さん・豊子さん夫妻は、24年前から毎年、東春近小のりんご学習を受け入れています。
一路さんは今年度、去年5月に学校で行った葉摘みの説明会のみ出席し、その後は体調を崩して入院していました。
入院したことを知った児童たちは、一路さんのことを思い千羽鶴と手紙を届けたということです。
児童たちは感謝の気持ちを込めて歌を歌いました。
りんご学習は来年度以降も続けられるということです。 -
女性活躍推進事業 報告書まとまる
伊那市と伊那商工会議所女子会プロジェクト委員会が連携して行っている女性活躍推進事業の報告書がまとまりました。
女性の活躍推進について賛成と答えた女性は79%だったのに対し、自身が活躍したいと答えた女性は43.6%にとどまりました。
アンケートは女性活躍やワーク・ライフバランスについて伊那商工会議所の会員企業と企業で働く女性や子育て支援センターの利用者に聞きました。
企業は360社、女性は291人から回答がありました。
企業に対し「女性の活躍推進についてどのように考えていますか?」との質問には66%が推進していると回答しています。
「女性が結婚や妊娠、出産の後も就業を継続させることについては80%が働き続けて欲しいと答えています。
一方、女性に対しての質問では活躍推進について79%が賛成と回答しています。
あなた自身は活躍したいかとの問いには、活躍したいが43.6%、管理職への打診があれば受けたいかの問いに、受けると回答した人は、21.6%にとどまりました。
女性の活躍を進める上での問題点として30%の女性が家事・育児の両立が難しい、19%が上司や同僚の男性の認識や理解が不十分だとしています。
結果をもとに来年度は、女性交流会の開催や企業の管理職者を対象にした女性活躍のための講演会などを開催する予定です。
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富県小の児童が麦踏み
伊那市の富県小学校の3年生は27日、学校近くの畑で麦踏み体験をしました。
27日は地元、貝沼の自然環境を守る会のメンバーと3年生26人がおよそ20アールの畑で麦踏みをしました。
去年10月にまいた小麦ハナマンテンは、およそ10センチほどになり、その上を子どもたちが踏んで歩きました。
麦踏みは、冬場の寒さで土が盛り上がってしまうため、踏むことで根をしっかり張らせるよう行うものです。
根を強くすることで収穫量が多くなるということです。
小学生たちは、会のメンバーから、教えてもらいながら踏んでいました。
今後は6月下旬に収穫をし、脱穀する計画です。
3年生は、収穫した小麦をピザやうどん、パンなどにして味わいたいと話していました。
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伊那北高陸上部OBが母校に寄付
伊那北高校陸上部のOBでつくる「陸上部薫友会」は、後輩のために使ってもらおうと26日、10万円を母校に寄付しました。
この日は、陸上部薫友会の堀正秋会長と黒河内浩事務局長が伊那北高校を訪れ、斉藤則章校長に寄付金を手渡しました。
2018年3月に発足し、母校のために何かできないかと、寄付を募ったところ10万円が集まりました。
2人は当時を振り返り、今のように陸上競技場がなく、野球部、サッカー部、ラグビー部と4つの部活合同でグラウンドを使っていたことなどを話していました。
堀会長は「陸上部のみなさんの役に立つものに使ってもらいたい」と話していました。
伊那北高校では、陸上部の生徒らと話し合い、備品の購入などに使いたいとしています。 -
高遠 開花予想4月3日
民間気象情報会社・ウェザーニューズは、今年3回目の桜の開花予想を26日に発表しました。
それによりますと、伊那市高遠町の高遠城址公園の開花は、4月3日となっています。
26日の高遠城址公園南側の桜の様子です。
まだ蕾は固そうですが、先が黄色に変わり始めているものもあります。
ウェザーニューズの発表によりますと、高遠城址公園の予想は、開花が4月3日、満開が4月9日となっています。
開花・満開ともに、2月14日に発表された第2回予想より1日早くなっています。
ウェザーニューズでは「現在のつぼみの生長は、去年の同じ時期とほぼ同じペースで進んでいて、今後東日本は、4月にかけての気温は平年並か高く、つぼみの生長は順調に進む見込みだ」としています。 -
市ブロック塀補助に32件
2018年6月の大阪北部地震でブロック塀が倒れ女子児童が亡くなったことを受けて伊那市が実施した危険ブロック塀の撤去補助は、これまでに32件あったことがわかりました。
伊那市のまとめによりますと、2月22日現在、相談を受けて現地確認を行ったのが61件で、このうち撤去工事の補助申請があったのが32件だったということです。
補助額はおよそ242万円となっています。
また、無料耐震診断の実施が40件で、実際に補助を使って耐震工事を行った家が9件ありました。
伊那市では、2021年度まで同様の補助を行う予定で、すでに来年度の無料診断希望が16件あるということです。
なお、同様のブロック塀の撤去補助を行っている箕輪町では、これまでに6件、南箕輪村では4件の申請があったということです。 -
高齢化社会に対応した公営住宅に
高齢化社会に対応した公営住宅など伊那市が整備する市営若宮団地建替事業の概要が25日開かれた伊那市議会全員協議会で示されました。
市営若宮団地は1968年に建設が始まり老朽化が進んでいることにより来年度から建替工事が始まります。
事業では高齢者向け住宅の整備として木造平屋建てバリアフリー構造の集合住宅1棟20戸を建設します。
建物には交流スペースが設けられるほか通報設備が設置されます。
また隣接して若宮団地全体や周辺地域を対象に介護サービスを提供する看護小規模多機能型居宅介護施設が建設されます。
伊那市では社会参加を通じて高齢者の介護予防を図り魅力ある団地や地域を目指すとしています。
市営若宮団地建替事業には来年度3億円の予算が計上されていて
高齢者向け住宅のほか一般公営住宅の建設や既存住宅のリフォームなどが計画されています。
伊那市議会全員協議会ではほかに伊那市観光株式会社が指定管理者となっている、みはらしの湯と
さくらの湯などについて上下水道使用料や燃料代などを伊那市が負担することにより安定経営に努めることが報告されました。
これにより平成31年度の伊那市観光株式会社の負担は1400万円軽減されるということです。
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つつむの語呂合わせ餃子デー
2月26日のつつむの語呂に合わせて26日、伊那市のベルシャイン伊那店で、餃子の日感謝デーが行われました。
店舗の外にブースが設けられ、伊那餃子会に加盟している4店舗が出来立てを提供しました。
通常は1人前400円から800円で提供されていますが、この日は300円で提供されました。
今回初めて、北九州から取り寄せた「福岡県八幡ぎょうざ」も販売されました。
また、イベントを通して伊那市をPRしようと、信州伊那谷ガレット協議会も参加しガレットを販売していました。
伊那餃子会では、2月26日をつ・つ・むの語呂に合わせた「餃子の日感謝デー」として位置づけ、7年前から毎年イベントを行っています。
昼時になると多くの人が買い求めていました。
伊那餃子会では、桜の時期に合わせて4月6日と7日に春日公園で伊那餃子まつりを開催する予定です。 -
市議会3月定例会開会
伊那市議会3月定例会が25日開会し、上新山の総合整備計画についてや来年度の当初予算案など36議案が提出されました。
上新山の総合整備計画は老朽化が進んでいる新山保育園の建設や、ふるさと体験館の改修、トンボの楽園の環境整備事業などを行うものです。
事業費は4億2,780万円で、期間は来年度から2023年度までの5年間です。
このほか、総額322億8,600万円となる来年度の一般会計当初予算案など合わせて36議案が提出されました。
3月定例会は、来月6日から8日までが一般質問、18日に委員長報告と採決が行われます。
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AI搭載乗合タクシー3月試験運行
伊那市が2021年度からの本格運行を目指しているAI自動配車システムを搭載したドアツードアの乗合タクシーについて、市は3月12日から高遠町と長谷地区を対象に試験運行を行います。
これは、25日開かれた伊那市議会全員協議会の中で報告されたものです。
ドアツードア乗合タクシーは、AI自動配車システムが搭載されていて、AIがリアルタイムで効率的な走行ルートを決め、車内のタブレット端末を通じて自動でドライバーに指示を出します。
試験運行の期間は、来月12日から16日、利用できるのは、高遠町の西高遠・東高遠・河南、長谷の非持山・非持・溝口の住民です。
期間中は市内3社のタクシー会社の協力のもと4台のタクシーが運行します。
住民はWEBまたは電話で乗車予約をし、迎えに来たタクシーで目的地へ向かいます。
利用には事前登録が必要で、22日までに51人が登録しているということです。
運行エリアは、利用対象者の居住地域と市街地の中心部で、運賃は無料となっています。
この試験運行は伊那市と東京都の株式会社オリエンタルコンサルタンツが共同で行います。
伊那市では、より利便性が高く効率的な公共交通の運行のためサービス導入に向けた取り組みを進めていて、2021年度からの本格運行を目指しています。
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歌舞伎の化粧を体験
伊那市長谷の中尾歌舞伎保存会は、歌舞伎の化粧の講座を24日気の里ヘルスセンター栃の木で開きました。
講座では、歌舞伎用のおしろいを使い、白塗りの化粧をしました。
参加したのは、一般2人と、中尾歌舞伎保存会の会員5人の7人です。
保存会で化粧係を務める大木島さや香さんが講師を務めました。
今回、一般の人に歌舞伎に興味を持ってもらうとともに、会員に技術を伝えようと初めて講座を開きました。
刷毛を使いムラなく白塗りを施すと、専用の化粧品を使って赤や黒の色を入れていきました。
参加者は、手本を見ながら隈取などに挑戦していました。
中尾歌舞伎保存会は、担い手不足などにより一度活動を休止していましたが、去年の春季公演で活動を再開しました。
中尾歌舞伎保存会では、4月29日に春季公演を予定していて、化粧などで携わるスタッフを募集しているということです。
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伊那市消防団音楽隊定期演奏会
伊那市消防団音楽隊の第8回定期演奏会が24日伊那市の伊那文化会館で開かれました。
伊那市消防団音楽隊は、地域の祭りやイベントでの演奏活動を通して防火・防災について意識を高めてもらおうと活動しています。
コンサートでは、予防消防の合言葉を披露し、火災予防を呼び掛けていました。
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伊那スターズ7人が卒団
伊那市の少年野球チーム「伊那スターズ」の卒団式が23日JA上伊那本所で行われました。
伊那スターズを卒団するのは6年生の7人です。
式のなかで尾針康修監督は「今まで厳しい練習に耐えやってきたことは決して無駄ではありません。これからの人生に役立ててください。」と卒団生を激励しました。
またそれぞれの活躍を称える記念品が贈られました。
式ではほかに宮島匡源キャプテンらが監督や保護者に感謝の気持ちを伝えていました。
伊那スターズの今シーズンの公式戦の成績は22勝21敗1つの引き分けで、2つの大会で優勝しています。
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いなテレスマホ イベント
伊那ケーブルテレビの格安スマートフォンサービス「いなテレスマホ」を2日間限定で大幅値下げし販売するイベントが24日までアピタ伊那店で開かれています。
イベントでは、スマートフォンやタブレットの特定端末を台数限定で大幅値下げし販売しています。
イベント期間中に申し込みした人を対象に、くじ引きで最大5千円分の商品券をプレゼントしています。
いなテレスマホは、伊那ケーブルテレビが2016年からサービスの提供を始めた格安スマートフォンで、音声通話コースの最も安いもので月額1480円となっています。
3月1日から始まる新しいインターネットプランの申し込みの他、テレビや固定電話加入もキャンペーン価格で受け付けています。
イベントは24日までで、時間は午前10時から午後5時、会場はアピタ伊那店1階休憩スペースです。
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信濃美術館所蔵の名品 高遠で
現在新築建て替え工事のため休館中の長野市の信濃美術館所蔵の名品展が、伊那市高遠町の信州高遠美術館で23日から始まりました。
会場には、中村不折や池上秀畝など伊那市ゆかりの作家をはじめ、県内出身作家の作品など60点が展示されています。
長野県信濃美術館は長野市にあり、所蔵作品は約4千点と県内最大規模の美術館です。
現在新築建て替え工事のため長期休館となっていて、その期間に所蔵作品を見てもらおうと、信州高遠美術館と共催で展示会が開かれました。
23日はオープニングイベントとして、信濃美術館の松本透館長が展示作品を解説しました。
この作品は、高遠町出身の日本画家池上秀畝の代表作「四季花鳥」で、1918年の第12回文展で特選を受賞しました。
信濃美術館所蔵名品展は3月31日まで信州高遠美術館で開かれています。
なお信濃美術館のオープンは2021年を予定しているということです。
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高遠町で平和の文化祭
伊那市高遠町の住民有志の作品などを通して平和について考えるイベント「平和の文化祭」が24日まで、高遠町総合福祉センターやますそで開かれています。
会場には絵画や写真、陶芸作品などおよそ100点が展示されています。
この作品は、1931年生まれで、晩年を高遠町で過ごし、2016年に亡くなった加川瀛介さんのイラストです。
イラストレーターとして雑誌の挿絵などを描く傍ら、ライフワークとして戦争を伝えるイラストを描いていたということです。
このイベントは、高遠町九条の会や上伊那医療生協などでつくる実行委員会が初めて企画しました。
実行委員会では「文化活動が楽しめるのは平和のおかげ。作品を見ながら平和について考える機会にしてほしい」と話していました。
イベントは24日まで開かれています。
24日は午前10時から子ども向けのアニメの上映やお菓子作りが行われます。
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洋らん300点並ぶ
上伊那を中心に中南信地域の愛好者でつくる「洋らんの花を楽しむ会」の展示会が、箕輪町の木下公民館で始まりました。
会場には、定番のカトレアやシンビジウムを中心に35種類、およそ300鉢の洋らんが展示されています。
洋らんの花を楽しむ会では、「会員46人が丹精込めて育ててきた花を楽しんでもらいたい」と来場を呼び掛けていました。
洋らんの展示会は24まで、箕輪町の木下公民館で開かれています。
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伊那市版タウンページ贈呈
NTTタウンページ株式会社は防災情報を盛り込んだ別冊「防災・防犯タウンページ」と伊那市版のタウンページを伊那市に22日、贈呈しました。
22日は、市役所で贈呈式が行われ、NTTタウンページ株式会社信越営業本部長の松永浩さんが白鳥孝市長にタウンページを手渡しました。
防災・防犯タウンページには、市内の避難所の位置や災害時に携帯電話と比べて電話がつながりやすい公衆電話設置場所などが記載されています。
また公衆電話のかけ方を知らない子どもが増えているということで、その使い方の説明もあります。
他に、4ページにわたり詐欺被害の注意喚起も掲載されています。
伊那市とNTTタウンページ株式会社は、防災情報発信などの相互協力に関する協定を2016年10月に結んでいます。
タウンページはおよそ3万2000部発行し市内全戸とすべての事業所に配布するということです。
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高校生が地域課題解決案を発表
伊那北高校の1年生は、総合学習で行ってきた地域課題解決に向けた研究のまとめを22日発表しました。
人口減少グループは地域と企業との接点を作り、その魅力を発信する事が大切だとしています。
22日は伊那公民館で研究発表会が開かれました。
伊那北高校の1年生は去年の10月から人口減少や中心市街地の衰退、自然災害など7つのテーマに分かれ、課題解決に向け聞き取りなどの調査を行ってきました。
人口減少について取り組んできたグループは「地元企業の魅力を知らず県外で就職する人が多い事が人口流出の原因の一つになっている」と分析し、その解決方法として「中学生や高校生のうちから職場体験などを通して地域の会社を知る機会を作る事が大切だ」と発表しました。
また、伊那谷の生活しやすい環境などをもっとPRして、他県から人を呼び込む事も必要だとしています。
伊那北高校では、来年度も引き続き、総合学習で地域課題解決に向けた取り組みを行っていくということです。
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旧井澤家住宅でひな人形展
伊那市西町の旧井澤家住宅で江戸時代から現代までの様々なひな人形の展示会が開かれています。
会場となっている旧井澤家住宅には7段飾りのほか吊るし雛など
170点が展示されています。
旧井澤家住宅を管理する伊那部宿を考える会では毎年この時期に
桃の節句にちなんだひな人形展を開いていて今年で14回目です。
市内外の一般住民から寄贈されたものや手芸サークルから借りた様々なひな人形が並んでいます。
江戸時代に広まったとされる這子人形は子どもの枕元に置き病気や災難を払い無事な成長を願ったといわれています。
伊那部宿を考える会の雛人形展は3月3日まで旧井澤家住宅で開かれていて入館料は大人200円、高校生以下は無料です。
また3月2日と3日は甘酒の振舞いがあるということです。
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いのちと献血俳句コンテスト 高遠北小5年 伊藤佑真君が所長賞
日本赤十字社が行う第13回赤十字・いのちと献血俳句コンテストで、伊那市の高遠北小学校5年の伊藤佑真君が長野県赤十字血液センター所長賞を受賞しました。
21日、長野県赤十字血液センターの職員が高遠北小学校を訪れ、所長賞を受賞した5年生の伊藤 佑真君に、表彰状を手渡しました。
5年生は9人で、普段から、生活の中で感じたことを俳句にしているということで、全員が、その中のお気に入りの1句をコンテストに応募したということです。
コンテストは、命の尊さや助け合い、心のぬくもりを感じてもらおうと開かれていて、今年は全国の小中高校生・一般から13万句を超える応募がありました。
伊藤君の作品は、各県から1人が選ばれる所長賞を受賞しました。
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伊那まつりテーマ「跳」へ
8月3日と4日に行われる今年の伊那まつりのテーマを「跳(はねる)」とする方針案が、21日に伊那まつり実行委員会で承認されました。
21日は、市内で開かれた実行委員会で、今年のテーマを「跳」とする実施方針案が承認されました。
勘太郎まつりから数えて62回目となる今年は、これまでの伝統を継承しつつ祭りを大きく成長させるため、踊りは活き活きと花火は高々と跳ね上がるように力を結束させようという思いが込められています。
実行委員長については、3月31日までは伊那市区長会長会会長の唐澤規夫さんが務め、4月1日からは次期会長が務めます。
上部組織の伊那まつり委員会会長の白鳥孝市長は、「紅白出場歌手で高遠の桜をテーマにした新曲を先月リリースした水森かおりさんに来ていただけるよう声をかけたい」と話していました。
「跳」とする方針案は、3月13日に開かれる伊那まつり委員会で決定されることになっています。 -
伊那華のみそ娘 初仕込み
伊那市東春近の農家の女性で作る伊那華のみそ娘加工組合は15日今年のみその初仕込みをしました。
15日は加工組合のメンバー5人が加工施設で作業に当たりました。
上伊那産の大豆を蒸してすりつぶしたものと上伊那産のコシヒカリを使った麹を混ぜあわせます。
それを樽に詰め、10か月間寝かせます。
農家の女性13人でつくる伊那華のみそ娘加工組合は、地産地消や食文化の伝承をしていこうと、毎年昔ながらの製法でみそを作っていて今年で20周年を迎えます。
来月12日まで作業は行われ、9トン分のみそを仕込む計画です。
出来上がったみそは伊那市と宮田村の小中学校や保育園の給食で使われるほか、Aコープなどで販売されます。
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市災害バイク隊が防災研修
伊那市の災害時に初動で被災地の確認などに出動する「災害バイク隊」は、素早く対策を考えるための研修会を、19日に開きました。
研修会には災害バイク隊のメンバー8人が参加しました。
研修ではクマの出没時の対応についてワークショップを行いました。
午後3時にクマが出没し、被害者が出ている中、日没の午後5時までにどのような対応を取るかを考えました。
メンバーらは現場の地図や、情報を元に、今後の状況を予測して、けが人の救出やクマの捜索など対策を考えていました。
あるメンバーは「バイクでの実地訓練だけでなく防災の知識を学び、活動をより充実させていきたい」と話していました。