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田楽座が高遠城址で伝統芸能披露
伊那市富県を拠点に活動する歌舞劇団・田楽座が、13日、高遠城址公園で伝統芸能を披露しました。 高遠城址公園内の桜は、まだ咲き始めです。 公演が行われた三の丸は、ほとんどがつぼみでした。 それでも、多くの花見客が訪れ、田楽座の演技に拍手を送っていました。 田楽座は、日本の伝統芸能・南京玉すだれや、獅子舞などを披露していました。 高遠城址公園の桜は、開花宣言が出された10日には、見ごろは15日・16日になると予想されていましたが、宣言以来気温は上がらず、現在も「咲き始め」の状態が続いています。伊那市高遠町総合支所によると、見ごろは週明けの17日・18日になると予想しています。
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新入社員対象 新戦力育成研修会
4月から企業に入社した新入社員対象の「新戦力育成研修会」が13日と14日の2日間、伊那市西箕輪の伊那技術形成センターで開かれています。 研修会には、上伊那の企業を中心に今年度入社した新入社員42人が参加しています。 講師は、全国で企業向けの研修を行っている株式会社学宣の鬼塚啓介さんが務めました。 研修会では、6人で1つのグループをつくり、テーマに沿って意見を出し合いました。 テーマとは、ある3人の男がレンガを積んでいたところ、ひとりの旅人に「何をしているのですか」と声をかけられました。 1人は「レンガを積んでいます」と回答し、1人は「塀をつくっています」と回答、最後の1人は「立派な校舎を作っています」と答えました。 この話をもとに、3人の意識の違いや態度について意見を交わしました。 鬼塚さんは「自分が仕事をすることによって会社や組織がどうなるか常に考えながら業務を行うことが大切です。仲間と共通の目標をもち、ゴールが何かを決めましょう」と話していました。
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未成年の飲酒防止を呼びかけ
県内の小売酒販組合が、高校生など未成年の飲酒防止を呼びかける街頭啓発をきょうJR伊那市駅前で行いました。 12日は、辰野町から駒ヶ根市までの6か所で未成年飲酒防止のキャンペーンがおこなわれました。 伊那小売酒販組合や伊那税務署、伊那警察署の署員ら、およそ60人が呼びかけを行いました。 このキャンペーンは、長野県内にある10の小売酒販組合が、通学、通勤中の生徒や会社員を対象に未成年の飲酒防止や、飲酒運転撲滅を訴えようと毎年行っています。 税務署によりますと、平成23年度に県内の高校1年生を対象に行った調査では、月に1回以上お酒を飲んでいる人の割合は男子が13.4%、女子が15.3%で、ともに全国平均を上回っています。 伊那小売酒販組合の池上明理事長は、「人生は長く、お酒は20歳を過ぎればいくらでも飲めるので、20歳になるのを待って欲しい」と話していました。
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伊那市社協 地域の助け合いの方法を冊子で解説
伊那市社会福祉協議会は、地域での助け合いの方法や体制づくりについて、写真やイラストでわかりやすく解説した冊子を作製しました。 「地域をお互い様で耕す本」と題し1,000部作製しました。 地域住民が集まり交流する場所「いきいきサロン」の立ち上げ方、福祉に関する住民学習会の開催方法、となり近所で助け合いの体制をつくる「あったかご近所ネット」のはじめ方などを図や写真で解説しています。 また、地域での事例を紹介するページでは、長谷の非持地域社協が、民家を会場に気軽に集えるまちの縁側づくりに取り組んでいる事などを紹介しています。 冊子は地域社協や民生委員に配布されるほか、社協窓口で閲覧できます。
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奇祭「やきもち踊り」の奉納に向け練習
伊那市山寺につたわる奇祭「やきもち踊り」の保存会のメンバーは、16日の奉納にむけ練習に励んでいます。 11日夜、踊り手おそよ30人が集まり練習を行いました。 やきもち踊りは、腕を大きくまわして手をたたき、足を振り上げて飛び跳ねる踊りです。 県の無形民俗文化財に指定されていて、毎年、春の例大祭で奉納されています。 この日は踊りの前に行う、当屋と呼ばれる踊りを主宰する当番の引き継ぎ式の練習も行われました。 去年の当屋から今年の当屋へ、記録を保存している当屋箱やちょうちんを引き渡すもので、その所作を確認していました。 やきもち踊りは山寺の白山社八幡社合殿で16日(日)の正午頃から奉納されます。
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伊那市西町 旧小松眼科医院の桜が見ごろ
伊那市西町の旧小松眼科医院跡地の桜が見ごろとなっています。
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やきもち踊り 当屋祭
16日に行われる伊那市山寺の奇祭やきもち踊りで使われる道具などを清める当屋祭が伊那市のきたっせで10日、行われました。 当屋祭は、やきもち踊りの6日前に行われるならわしとなっています。 10日は、保存会や区の役員、氏子など20人が出席しました。 当屋は、やきもち踊りの主宰者となる家を言います。 当屋祭では、白山社八幡社合殿と書かれた掛け軸ややきもち踊りの当番を引き継ぐ当屋箱などを清める神事が行われました。 昭和30年ころまでは、当屋の自宅で当屋祭が行われていたということです。 当屋祭の後、やきもち踊りで飲むどぶろくを飲み交わしていました。 やきもち踊りは、白山社八幡社春の例大祭で奉納されているもので、県の無形民俗文化財に指定されています。 保存会の会員が羽織、袴、白足袋で足を挙げ飛び跳ねるユーモラスな踊りを披露します。 踊りの合間にはアユの串焼きを肴にどぶろくを飲んだりキセルで刻みタバコをふかします。 踊りが終わると踊り手は一斉に鳥居の外に駆け出し、逃げ遅れると厄病にかかると言われています。 また9日には、地域住民が、ご神木に飾りつける大しめ縄作りを行いました。 やきもち踊り保存会のメンバーや山寺区の役員、氏子など30人ほどが作業を行いました。 しめ縄は太さ15センチ、長さは12メートルで、地元住民が用意したワラで作ります。 境内にある樹齢800年のケヤキのご神木に飾りつけるもので、毎年、やきもち踊りの奉納の前に作り替えています。 しめ縄作りは踊りの練習が始まる前の最初の作業となっていて、保存会では「奉納にむけ心を合わせていきたい」と話していました。 大しめ縄は、宵祭りの15日午前6時から飾りつけが行われ、やきもち踊りの奉納は16日の正午頃からを予定しています。
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伊那節まつり 歌い継ぎ後世に
伊那節を歌い継ぎ後世に伝えようと伊那市の伊那公園で伊那節まつりが10日、行われました。 伊那公園には「伊那節発祥の地」の石碑が建立されていて、毎年この時期にまつりが開かれています。 10日は、伊那節保存会が踊りを披露しました。 伊那節は、古くは「おんたけやま」と呼ばれ、江戸時代に権兵衛峠を行き来するときに歌われていた馬子唄です。 まつりは、伊那商工会議所などが行っていて今年で58回目です。 伊那商工会議所の、川上健夫会頭は「素晴らしい伊那の伝統文化を長く伝えていきたい」と話していました。
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高遠城址公園 開花宣言
伊那市は、さくら祭りが行われている高遠城址公園のタカトオコヒガンザクラの開花を、10日、宣言しました。 去年より、1週間遅い開花宣言となります。 日当たりがよく毎年一番早く咲く公園の南ゲート周辺です。 数輪の桜が咲き、開花が宣言されました。 高遠城址公園には、小ぶりで濃いピンクの花を咲かすタカトオコヒガンザクラが1,500本以上植えられていて、県の天然記念物に指定されています。 毎年地元や県内外から多くの観光客が訪れていて、去年の有料入園者数は15万8,274人でした。 園内の桜を管理する桜守によりますと、「今年は蕾の色が良く濃いきれいな花になるのではないか」と話していました。 園内の桜はまだ蕾で、伊那市では満開は週末から週明けと予想しています。 開花宣言に伴いあすから有料となります。 入園料は、大人500円、小中学生は250円で、伊那市民は無料です。 期間中は、14日まで熱気球体験が行われている他、獅子舞や篠笛の演奏が予定されています。
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信濃毎日新聞社 県縦断駅伝の大型ポスターを伊那市に寄贈
信濃毎日新聞社は、去年11月に行われた県縦断駅伝競走大会で上伊那チームが3連覇を果たしたことを記念して作った大型ポスターを4日、伊那市に寄贈しました。 寄贈された大型ポスターは、去年11月の県縦断駅伝で3連覇を果たした上伊那チームの丸山信一監督が、選手たちに胴上げされている場面を撮影したものです。 この日は、伊那市狐島の㈲山田新聞店の山田光洋代表らが市役所を訪れ、大型ポスターを寄贈しました。 上伊那チームが県縦断駅伝で優勝した2年前から、毎年寄贈しています。 ポスターは縦横およそ4メートルで、2週間程1階市民ホールに展示されます。
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上伊那地域 元気づくり支援金 選定始まる
長野県が、上伊那地域の元気を生み出すモデル的で発展性のある事業を支援する「地域発 元気づくり支援金」の選定が、10日から始まりました。 この日は、伊那合同庁舎で今年度初めての選定委員会が開かれました。 今年度、上伊那地域に配分された支援額は、例年とほぼ同じおよそ7,500万円です。 上伊那地域の要望状況は、60件、1億1600万円で例年よりも多くなっています。 事業内容の内訳は「特色ある地域づくり」に15件5,000万円、「教育・文化の振興」に11件1,100万円、「保健・医療・福祉の充実」に8件400万円などとなっています。 選定委員長の堀田文雄上伊那地域振興局長は「リニア中央新幹線の開業を見据えた地域づくりや、将来を担う人づくりを重点項目に選定を進めていきたい」と話していました。 採択事業は次回20日に開かれる委員会で決定し、4月末に内示されることになっています。
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クラシック音楽の祭典 初めての合唱練習
来年6月に開かれる「第1回クラシック音楽の祭典『バレエ音楽とドイツレクイエム』」の初めての合唱練習が、9日、伊那市のニシザワいなっせホールで行われました。 9日は、全員で発声練習を行ったあと、ドイツ語の発音を確認しました。 合唱団は、オーディションに合格した128人で、内訳は男性39人、女性89人です。 クラシック音楽の祭典は、去年終了した「手作りの演奏会」に代わる発表の場を求める声が多く上がったことから、ワンランク上の音楽会にしようと企画されました。 伊那フィルハーモニー交響楽団の演奏に合わせて、合唱団がブラームス作曲のドイツレクイエムを歌う他、公募で集まったバレエダンサーが共演します。 9日は発足式が行われ、北沢理光実行委員長は「完成度の高い音楽会を目指して新たなスタートを切りたい」と話していました。 本番は、来年6月10日を予定していて、月に2回のペースで練習していく計画です。
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老松場の丘・古墳公園 整備状況を東春近の住民が見学
平成26年度から3年間の国の交付金を受け地域住民が整備を進めてきた伊那市東春近の老松場の丘・古墳公園で9日に見学会が開かれました。 東春近の老松場の丘・古墳公園は、地元中組の住民有志20人が整備委員会を立ち上げ、平成26年度から公園化作業を行ってきました。 見学会は、3年間の国の交付金を活用した事業が一端終了した事から初めて東春近全域の住民を対象に開いたものです。 老松場の丘には、7つの古墳が確認されています。委員会ではこの3年間で周辺の樹木を伐採したほか、ウッドチップを敷いた遊歩道の整備、桑やキイチゴの植樹などを行いました。 見学会では、創造館学芸員の濵慎一さんが古墳について解説しました。 濵さんによると、東春近は上伊那でも古墳が多くみられる地域で時代もこの地域では一番古いものではないかという事です。 また、「調査や測量、整備を進めれば県の史跡にも指定されると思う」と話していました。
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伊那市山寺の南信森林管理署の桜 咲き始める
伊那市山寺の南信森林管理署の桜が咲き始めています。 南信森林管理署にはタカトオコヒガンザクラとコヒガンザクラがあり、市内でも早咲きの桜として知られています。 通りがかった人たちが足を止めて眺めていました。
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伊那谷名物珍味弁当 100食完売
伊那市の伊那公園で9日桜まつりが開かれ、その呼び物としてざざむしなどの昆虫や熊肉などのジビエが入った伊那谷名物珍味弁当が販売されました。 桜まつりが開かれた伊那公園では珍味弁当が1つ1,500円で100食販売されました。 珍味弁当にはカイコのさなぎ、オオスズメバチの幼虫、蜂の子、イナゴの佃煮、ざざむしの佃煮、寒ぶな、猪の肉煮、鹿肉のから揚げ、熊肉の味噌和えが入っています。
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伊那公園のコヒガンザクラ開花
伊那市中央の伊那公園のコヒガンザクラが、8日開花しました。 伊那公園内にある伊那東大社の前では、8日、コヒガンザクラが開花しました。 8日は、伊那公園桜愛護会のメンバーが、9日の桜まつりに向け準備を進めていました。 桜愛護会によりますと、去年より、1週間ほど遅い開花だということです。 見ごろは15、16日になりそうだということです。 伊那公園には430本、10種類ほどの桜が植えられていて、そのうち150本がコヒガンザクラ、100本がソメイヨシノです。 ソメイヨシノの開花は来週末ころになりそうです。 伊那公園の桜まつりは、9日午前10時からで、伊那節保存会による民謡ショーなどが行われます。
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高遠城址公園 観光客受け入れ始まる
一方、伊那市高遠町の高遠城址公園では、訪れた人たちの受け入れが始まっています。 高遠高校の生徒による観光案内所のガイドが8日から始まり、訪れた人たちに伊那市の観光パンフレットを配っていました。 ガイドをするのは、高遠高校の生徒会など3年生11人です。 生徒のガイドは、伊那市観光協会が今年初めて依頼しました。 伊那市の観光パンフレットを配る他、い~なガイドの会のアシスタントとして、道案内や写真撮影などを行います。 生徒のガイドは、9日と15日・16日に行われます。 8日の公園内の桜はつぼみで公園南側では、1輪花が開き、訪れた人が写真におさめていました。 三の丸では、伊那のご当地グルメが提供される「伊那のうまいもん大集合」が始まりました。 ローメンや餃子、ソースかつ丼のほか、今年はガレットが初めて出店しました。 伊那のうまいもん大集合は、16日(日)まで行われます。
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伊那スキーリゾート内の「きのこ王国」 営業始まる
きのこの収穫体験が楽しめる、伊那市の伊那スキーリゾート内にあるきのこ王国が、8日から今シーズンの営業を始めました。 伊那スキーリゾートのゲレンデ脇に2つのハウスがあり、ここできのこの収穫体験ができます。 この時期はシイタケが収穫でき、100グラム180円で持ち帰る事ができます。 営業初日のこの日は一人1本無料サービスとなり、大阪から訪れた親子がその場で焼いて味わっていました。 きのこ王国はオフシーズンのゲレンデを活用するため2015年にオープンし、昨シーズンは3万人ほどが訪れたという事です。 4月末にはゲレンデ部分に、食材の持ち込みが可能な有料のバーベキュースペースが新設されます。 きのこ王国の営業は11月26日までを予定しています。
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伊那市の春日公園で「伊那谷新酒祭り」
「伊那谷新酒祭り」が8日に伊那市の春日公園で行われ、訪れた人が地酒の飲み比べを楽しみました。 春日公園には、辰野町から飯田市までの8つの酒蔵と2つの酒造メーカーのブースが並びました。 祭り開始の午後1時前には30人ほどが列を作っていました。 7枚綴りのチケットが千円で販売され、1枚でグラス1杯の地酒が飲めます。 数量限定でお土産つきチケットも販売され、好きな地酒1本がプレゼントされました。 新酒まつりは、桜の咲く頃に地元の公園と地酒をPRしようと、商店主らでつくるルネッサンス西町の会が毎年この時期に行なっています。 今年は、横山のカモシカシードル醸造所が初めて参加し、地元産のリンゴで作った3種類のシードルを用意しました。 春日公園の桜はこの日はまだ蕾でしたが、訪れた人たちは飲み比べを楽しんでいました。
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分杭峠へのシャトルバス 今季の運行開始
伊那市は、花見シーズンに合わせて、7日から伊那市長谷の分杭峠へ向かうシャトルバスの運行を開始しました。 標高1424メートルの峠付近は、3月中旬の降雪で例年にない積雪量となっています。 伊那市では、分杭峠付近の交通の混乱を避けるため、峠に駐車場を設けていません。 そのため、観光客用に春から秋にかけ、シャトルバスの運行を行っていて、昨シーズンは2万1554人の利用がありました。 期間は4月7日から11月26日までで、時間は午前8時から午後3時までとなっています。料金は往復で650円です。
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西駒んボッカ 薪運びで復活
中央アルプスの西駒ヶ岳山頂直下の西駒山荘まで荷物を運ぶレース「西駒んボッカ」がリニューアルして再開されることが決まりました。 6日は「西駒んボッカ」を主催する西駒こまくさ会の事務局で西駒山荘管理人の宮下拓也さんが、完成したばかりのチラシを発送する作業を行いました。 西駒んボッカは、西駒山荘の建て替えに合わせて、建物に使うレンガを運んでもらおうと4年にわたり開催されてきました。 去年の大会でレンガが必要数に達したことから、大会を終了することにしていましたが、参加者から継続を求める声が多く寄せられ、荷物を変えて開催することを決めました。 参加者がレンガに変わって運ぶのは、長さ40センチほどの薪です。 山荘に設置される予定のストーブで活用するためのものです。 宮下さんは「山荘で役立つものでもなんでも良いから大会を継続してほしいといった声をたくさんいただいた。大勢の人に参加していただき“ぬくもり”を届けて欲しい」と話していました。 西駒んボッカは9月10日に開かれる予定で、受付は7月31日までご覧のところで受け付けています。
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一夜の城 一夜で築かれなかった可能性「高い」
戦国時代に織田軍が高遠城を攻略するために、伊那市富県につくったとされる一夜の城跡近くから、新たな堀が発掘されました。 この発見により伊那市は、「一夜の城が一夜で築かれたものではない可能性が高い」と発表しました。 7日は発掘現場で報道機関向けに説明会が開かれました。 発掘現場は、伊那市富県貝沼の私有地で家を建てる際に調査したところ、新たな堀が発掘されました。 堀は2段になっていて、水が溜まっている深い部分が古い堀の跡で、後から手前の土を削って「土塁」と呼ばれる城壁を高くした可能性が高いということです。 当時、堀の一番深い部分から土塁の一番上までは5メートルほどあったとみられ、戦で鉄砲が使われるようになり、その対応策として改修が行われたのではないかということです。 このことから、一夜の城は、昔から富県に住み着いていた有力者の城で、その城を織田軍が高遠城攻略のために改修してつかった可能性が高いということです。 創造館学芸員の濱慎一さんは「平成24年の調査でも2段になった堀は発掘されていた。今回2か所で確認されたことから、少なくとも堀は一夜で築かれたものではないことがわかった。調査を進めていけば、富県にどんな有力者がいたのかなど、地域の歴史も明らかになるかもしれない」と話していました。 これまでに周辺から織田軍に関する出土品はなく、織田軍が実際にこの場所を使ったという証拠はないということです。 伊那市では、今後、文化財の範囲を広げるよう県に申請し、さらに詳しい調査を行っていきたいとしています。
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剣道全国大会へ野溝さん・北原さん出場
今月29日から大阪で開かれる剣道の全国大会に、伊那市の野溝 浩明さんが選手として、北原 一正さんが、監督として出場します。 6日は、野溝さんら3人が市役所を訪れ、白鳥孝市長に、大会出場を報告しました。 野溝さんは、2月11日に開かれた県予選会の副将の部で優勝し、全国大会出場を決めました。 大将の部などそれぞれの部の優勝者が長野県の代表チームとして全国大会に出場し、団体戦で、ほかの県のチームと戦います。 野溝さんは、上段からの片手面が得意技だということで、白鳥市長にも構えを披露していました。 監督として出場する北原さんは、野溝さんの高校時代の恩師ということで、野溝さんは、高校では連れて行くことができなかった全国に、今度は一緒に行けると喜んでいました。 全国大会は、29日に、大阪で開かれます。
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傾斜を歩く「とことこカモシカさん」7日発売
伊那市の製造業でつくるご当地お土産プロジェクトでは、第5弾となる新商品、「とことこカモシカさん」を、7日に発売します。 とことこカモシカさんは、傾斜に置くと、重力と振り子の原理で、とことこと歩きます。 6日は、製造にかかわった企業などが参加して、記者を対象の新商品発表会を開きました。 伊那市の製造業で作るご当地お土産プロジェクトでは、回すと花弁が開くコマ「さくらコマ」や、傾斜で歩く「とことこイーナちゃん」などを開発・製造・販売していきました。 とことこイーナちゃんのパッケージに隠れるようにいたとことこカモシカさんは、シールにしたところ人気が出たということで、今回主役に躍り出ました。 1年ほど前から構想はあったということですが、実際に製造を始めたのは3週間ほど前だということで、プロジェクトのリーダーを務めるスワニーの橋爪良博社長は、工期が短くても対応できる製造業の底力を見せたいと話していました。 とことこカモシカさんは、1体税込みで950円。 7日から、伊那市通り町のタウンステーションいなまちで販売が開始されます。
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伊那市郷土学習読本「わたしたちのふるさと」完成
伊那市教育委員会は、子どもたちに伊那市の自然や文化、歴史などを知ってもらおうと、郷土学習読本「わたしたちのふるさと」を作成しました。 6日は、学習読本の編集委員長で伊那小学校の林武司校長らが市役所を訪れ、白鳥孝市長に完成を報告しました。 市内の教諭や学芸員でつくる編集委員21人が、2年かけて作成しました。 本に掲載されている内容は、その場所まで実際に足を運び情報を集めたということです。 本には、写真つきで伊那市の自然や文化、歴史などが紹介されています。 白鳥市長は「素晴らしいものが完成した。こういった調査はこれからも継続していくことが必要だ」と話していました。 伊那市郷土学習読本「わたしたちのふるさと」は1万冊作成され、市内の小学5年生から中学3年生までの子ども達に今年度から配布されるということです。 子ども達の手元に届いたあとは、社会や理科、総合的な学習の時間で活用される予定です。
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伊那市長谷黒河内の遊休農地で下草火災
5日午前11時頃伊那市長谷黒河内の遊休農地で下草を焼く火事がありました。 この火事によるケガ人はいませんでした。 伊那警察署の発表によりますと火事があったのは、伊那市長谷黒河内の遊休農地です。 火は土手など約4,850平方メートルを焼き午後0時10分に消し止められました。 火事の原因について伊那署では、下草を燃やしていた火が燃え広がったとみて調べを進めています。
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富県住民の寄付で井月句碑建立へ
伊那市富県の住民有志でつくる富県井月句碑建立委員会は、区民の寄付で火山峠へ続く県道沿いに井上井月の句碑を建立します。 5日は、委員会のメンバーや富県区内各地区の区長などおよそ15人が出席し地鎮祭が行われました。 句碑の建立は、井上井月顕彰会の前の会長の堀内功さんから「井月ゆかりのこの場所に句碑を建立してはどうか」との助言があり、平成25年から動きだしました。 俳句の愛好者や公民館などの協力を得て、平成27年に建立委員会を設置し、多くの人に親しんでもらおうと、区民の寄付により句碑を建てる事にしました。 区内の7割にあたる650世帯からおよそ100万円の寄付が集まりました。 句碑は高さ1.8メートル、幅1.2メートルの大きさで、「落栗の座を定めるや窪溜(くぼだま)り」の句が彫られるという事です。 句碑は、6月頃にお披露目されるという事です。
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小黒川渓谷キャンプ場 安全祈願
伊那市の小黒川渓谷キャンプ場は8日から今シーズンの営業を始めます。 5日はキャンプ場の事務所前で安全祈願祭が行われました。 安全祈願祭には市の職員と伊那市から業務委託を受けて施設を管理している株式会社伊那リゾートのスタッフが出席し、シーズン中の安全を祈りました。 小黒川渓谷キャンプ場は毎年およそ1万人が利用して、リピーターが増えてきているという事です。 今年度は、キャンプ用品のレンタルができる初心者向けや、料理がセットになったものなど、様々なニーズに対応できるプランを用意しているという事です。 支配人の鷲尾晋さんは「安全第一に、伊那市のファンを増やせるよう頑張りたいです」と話していました。 施設利用料は、テントサイトが1,050円からキャビンが12,400円からとなっています。
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伊那市の高遠北小学校で入学式
伊那市高遠町の高遠北小学校で5日に入学式が行われ、新1年生が学校生活をスタートさせました。 高遠北小学校には今年度、男子3人、女子5人の、合せて8人が入学しました。 志村昌之校長は、「朝は自分で起きる、挨拶をする、相手のために手伝いをする、後片付けをする、の『あ』から始まる4つの事を約束しましょう」と話しました。 児童を代表して青木謙太郎君は「2年生から6年生はみんな優しい友達です。一緒に楽しくすごしましょう」と呼びかけました。 式の後、初めての学級指導が行われ、机の上に置かれた新しい教科書や文房具を鞄に入れていました。 伊那市、箕輪町、南箕輪村では6日が入学式のピークとなっています。
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西春近防犯協会 幟旗を寄贈
伊那市の西春近防犯協会は、地区内にある小学校と高校に、防犯啓発に役立ててもらおうと4日、幟旗を寄贈しました。 西春近防犯協会は、登下校中の子ども達を犯罪被害から守るための一助になればと、西春近北小学校と西春近南小学校に15本づつ、伊那西高校には10本の幟旗を贈りました。 このうち、西春近北小学校では、西春近防犯協会の三澤一志会長が、大日野(だいひの)昭美校長に、幟旗を手渡しました。 三澤会長は、「旗を利用してもらい子ども達の見守りをお願いしたい」と挨拶し、大日野校長は「地域のみなさんと共に子どもたちを守っていきたい」と感謝していました。 西春近北小学校では、子ども見守り隊が登下校時に幟旗を活用するということです。