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高遠焼きの歴史知る 旧井澤家住宅で展示会
伊那市西町の旧井澤家住宅で高遠焼の展示販売会が16日から開かれます。 展示販売会には、高遠焼を伝承する浦野真吾さんの作品400点の他、今年は初めて高遠焼の歴史を知るコーナーが設けられました。 これは、江戸時代の末期に作られた土管です。 月蔵山から高遠城内に水を引くために岐阜県から職人を招き作らせた物で、高遠焼の始まりとされています。 こちらは大正から昭和初期に作られた物で、製糸工場で生糸を取るために繭を煮た釜です。 主に諏訪地域に出荷されていたという事で、釜にはかつて高遠にあった窯元の印がつけられています。 この他に、江戸時代末期に作られためるかめや徳利などが展示されています。 この高遠焼の展示販売会は地域に伝わる文化を発信し、身近に感じてもらおうと開かれていて、今年で5回目です。 展示販売会は18日までの予定で、18日には高遠焼の抹茶茶わんを使った野点の茶会が予定されています。
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コマレンジャーが中学生にスマートフォンの使い方指導
駒ヶ根工業高校の生徒でつくるコマレンジャー同好会のメンバーと高遠高校の情報ビジネスコースの生徒は、正しいスマートフォンの使い方を指導するキャラバンを16日、伊那市高遠町の高遠中学校で行いました。 はじめに、駒ヶ根工業高校の生徒でつくるコマレンジャー同好会のメンバー6人がショーを披露しました。 インターネットのウイルスに扮した悪役をコマレンジャーが倒すという内容です。 コマレンジャー同好会は、熊本地震の被災地に送るための募金活動をしたり地域に出向いて防犯や環境の啓発活動を行っています。 今回は、高校生の目線から中学生に正しいスマートフォンの使い方を学んでもらおうと実施しました。 ショーのあとは、スマートフォンを使うときに注意してほしいことを訴えました。 また、高遠高校情報ビジネスコースの生徒が、今年4月に実際に上伊那の高校生に広まった「メールを知り合いに転送しないと危険な目に遭う」という内容のチェーンメールを紹介しました。 高校生は「中学校を卒業したら多くの人がスマートフォンを持つことになると思うが、便利な反面多くの危険があることも知っておいてもらいたい」と話していました。
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伊那市出身高校生 バドミントン男子ダブルスで全国へ
愛媛県で、16日から開催される全日本ジュニアバドミントン選手権大会に男子ダブルスで出場する、ともに伊那市出身で蘇南高校の2人が、14日、北原秀樹教育長に、大会出場の挨拶をしました。 全日本ジュニアバドミントン選手権大会に出場するのは、共に南木曽町の蘇南高校の生徒で、伊那中学校出身で2年生の上條 昴樹(たかき)さんと、東部中学校出身で1年生の神田 元憲(ゆきのり)さんです。 二人は、8月16日と17日に松本市で開かれた県予選会で、37チームが出場する中優勝し、全国大会出場を決めました。 それぞれ小学校時代からバドミントンを行っていて、県内の強豪校・蘇南高校に進学しました。 下宿をしながら高校に通い、毎日4時間の練習を積んでいるということです。 全国大会は、愛媛県で16日から始まり、2人は、初戦、岩手代表と対戦します。
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東京芸大と共演 市民合唱団初練習
東京芸術大学の初代校長を務めた高遠町出身の伊澤修二の縁で、伊那市で毎年開かれている音楽祭で芸大の学生オーケストラと共演する市民合唱団の練習が、昨夜から始まりました。 14日夜は、上伊那から80人ほどが集まり、練習が行われました。 今回共演する曲は、マスカーニ作曲のカヴァレリア・ルスティカーナより、「オレンジの花は香り」です。 この曲は、以前にも音楽祭で演奏したということですが、そのときは日本語の歌詞でした。今回はイタリア語で歌います。練習でも、イタリア語の発音から確認していました。 伊澤修二記念音楽祭は、10月29日(土)に、予定されています。 一部と二部に分かれ開かれ、市民合唱団が出演する第二部は、午後2時から伊那文化会館で開かれます。 合唱団の練習は、本番までに毎週水曜日の夜、あわせて7回予定されていて、これからでも参加を受け付けるということです。練習では本番で指揮する学生による練習も予定されています。 なお今回の音楽祭は第30回の記念演奏会で、第2部では東京芸大の澤 和樹学長が指揮し、迫 昭嘉音楽学部長がピアノを弾く曲目も予定されています。
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ブータン王国のそば作り体験
ヒマラヤ山脈の東に位置するブータン王国のそば「プッタ」を体験するワークショップが15日伊那市高遠町で開かれました。 ブータンのそば「プッタ」は、そば粉と水を合わせ専用の道具を使い押し出してつくります。 プッタは、現地では特別な料理で、普段はそば粉をパンケーキのように焼いて食べるという事です。 このワークショップは、世界各地の山菜や野菜を調査している信州大学農学部の松島憲一准教授が企画しました。 松島さんは2005年から2011年までブータンの食について調査をしていました。 高遠そばが盛り上がりをみせている中で、日本から離れたブータンにも日本と同じような文化がある事を多くの人に知ってもらおうと今回のワークショップを企画しました。 15日はブータン産の2種類のそば粉と伊那産そば粉を使い、3種類のプッタを作り食べ比べました。 プッタは1分程茹でてから水の中にいれ冷やします。 ゆで上げ、唐辛子や山椒、塩、ニラ、卵焼きを乗せ、熱した油をかけて混ぜ合わせ完成です。 日本のものより麺が太く、押し出してつくる事で表面が荒くなり、調味料と絡みやすいのが特徴です。 ワークショップには、信州大学の学生や伊那市内の飲食店関係者などおよそ20人が参加しました。 松島准教授は、今後、一般向けの体験会も開きたいとしています。
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西箕輪小学童クラブ 来年度移転へ
現在 西箕輪小学童クラブが利用する建物 伊那市の西箕輪小学童クラブは来年度 現在の場所から西箕輪小学校に隣接する場所に移転します。 西箕輪小学童クラブは、現在小学校から数百メートル離れた元老人憩いの家を利用しています。 西箕輪小学校に空き教室が無い事から、平成25年度にこの場所に移転してきました。 しかし、敷地が狭い事や建物の老朽化、衛生面について保護者から不安の声が出ていました。 伊那市教育委員会では、西箕輪小学童クラブを小学校に隣接する西箕輪中学校の学校林に今ある建物を壊し来年度中に移転する事にしました。 施設規模などについては未定だという事です。 西箕輪小学童クラブには、今年度54人が登録しています。
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田楽座 稽古場公演22日~24日開催
伊那市富県を拠点に活動する歌舞劇団田楽座は22日から24日の3日間、恒例の稽古場公演を行います。 稽古場公演に向け2か月前から準備がスタートし本番を目前に控えた今は連日、稽古が行なわれています。 これは、長さ30センチ程の筒の中に五円玉を入れて作った銭太鼓です。 出雲地方に伝わる民俗芸能で中に入れた5円玉が触れ合う音を利用した楽器です。 保育園や福祉施設などでも気軽に披露できる事から今回挑戦する事にしました。 稽古では、動きや伴奏の太鼓のリズムを確認していました。 稽古場公演は、普段お世話になっている地域の人たちへの恩返しや、新たな演目への挑戦の場として毎年行われています。 今年は10の演目を披露する予定で、そのうち4つが初披露になると言うことです。 田楽座の稽古場公演は、22日から24日までの3日間行われます。 入場料は前売りで大人千円、小中高校生が500円となっています。 ■歌舞劇団 田楽座 電話78―3423
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歯のポスター 審査会
歯の衛生に関するポスターコンクールの審査会が14日伊那市内で開かれ、最優秀作品4点が選ばれました。 コンクールには、上伊那の小中学校33校から599点が寄せられました。 14日は、上伊那医師会や教育関係者17人が審査にあたりました。 審査の結果、小学校低学年で1作品、高学年で2作品、中学校で1作品の合わせて4作品の最優秀賞が決まりました。 小学校低学年の部最優秀賞は、赤穂東小3年の宮下千聖さんの作品が選ばれました。 高学年の部は、赤穂南小6年の城田承美さんの作品が選ばれました。 同じく高学年の部で東春近小4年の飯島嶺士君の作品が選ばれました。 中学生の部では、南箕輪中2年の追野彩夏さんの作品が選ばれました。 佳作までの入選作品50点ほどは、10月から市役所や図書館で展示されることになっています。
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演劇合同発表会 伊那西が8年連続県へ
第37回上伊那地区高等学校演劇合同発表会が11日開かれ、伊那西高校が上伊那の代表校に選ばれました。 伊那西高校が県大会に出場するのは8年連続14回目です。 発表会には、上伊那5つの高校の演劇部が参加しました。 伊那西高校演劇クラブはオリジナルの脚本「テロメアの結び」を披露しました。 都会の一角で、定住する家もなくネットカフェやテントで暮らす女性たちの物語です。 上伊那地区高等学校演劇合同発表会は、学生同士の交流と、クラブ活動のレベルアップにつなげようと、上伊那地区高等学校演劇連盟が毎年開いています。 伊那西高校が出場する県の発表会は10月に塩尻市で開かれます。
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福島合社で浦安の舞を奉納
伊那市福島にある福島合社の例大祭が10日行われ、地元の子どもたちが浦安の舞を奉納しました。 例大祭では地元の伊那北小学校に通う6年生の女子児童8人が舞を奉納しました。 福島合社の神職、唐沢光忠さんによりますと「浦安」とは心が安らかという意味で平和を祈る「心の舞」と言われているということです。 日本の初代天皇即位から2600年にあたる昭和15年にその区切りの年を祝い平和の祈りをこめて浦安の舞が誕生したとされています。 その年の11月10日に全国の多神社で一斉に舞われたのがはじまりで今日まで続いているということです。 福島合社は1914年大正3年に当時の福島村にあった8つの神社が一つになったもので毎年この時期に地区の平穏や五穀豊穣に感謝し例大祭が行われています。
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東京芸大が中学生に合唱指導
伊那市の西箕輪中学校の生徒が東京芸術大学の大学院生たちから13日、合唱指導を受けました。 高遠町出身で東京音楽学校、現在の東京芸術大学の初代校長を務めた伊澤修二の縁で毎年、記念音楽祭が伊那市で開かれています。 今年音楽祭が30回目を迎えることから記念事業の一環で合唱指導が行われました。 これまでは、市内の中学校の合唱部や吹奏楽部を対象に指導が行われていましたが、今回はより多くの生徒たちに音楽の楽しさを体験してもらおうと全校生徒が対象になりました。 西箕輪中学校には、佐野靖教授など3人が訪れ、文化祭で発表する学年合唱の指導にあたりました。 このうち2年生の指導には、大学院生の黒川和伸さんがあたり、歌う姿勢や声の出し方などをアドバイスしました。 黒川さんは、「歌詞に共感する事が大切です。自信を持って大きな声で伝えてください」と生徒たちに呼び掛けていました。 合唱指導は、依頼のあった市内3つの中学校で行われました。 26日からは、市内4つの小学校で打楽器の体験授業が行われることになっています。 伊那市では「子どもたちに音楽の素晴らしさを感じてもらえる機会になってほしい」と話していました。
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キャリアフェス11月に伊那中学校で開催
地域と企業が一体となってキャリア教育を推進するキャリアフェスが11月に伊那市の伊那中学校を会場に開かれます。 キャリアフェスは、伊那中学校の体育館を主会場に地域の企業が取り組みを紹介したり、ふるさとへの思いを中学生に伝えるというものです。 体育館に、およそ30のブースを設け、中学生たちが興味のある企業を回り、将来について考えます。 他に、シニア大学の卒業生たちが五平餅やおやきなどの郷土料理を振る舞う計画です。 12日は、1回目の実行委員会が伊那中学校で開かれ、イベント内容や名称について意見を交わしました。 実行委員会は、教育や企業・行政関係者など18人で組織しています。 委員長には伊那中学校の武田育夫校長が選ばれ「今後も継続していけるイベントにしていきたい」と挨拶しました。 伊那市では、およそ200の事業所が中学生たちの職場体験学習の受け入れをしています。 実行委員会には、若い意見も反映させようと伊那中学校の生徒も加わっています。 今後は、伊那中学校の通学区内の企業を中心にフェスに参加する30社を募集する計画です。 キャリアフェスは11月22日の午後1時30分から伊那中学校で開かれます。
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市長と語りた伊那 東部中生と意見交換
総合的な学習で「私たちの伊那市」をテーマに学んでいる伊那市の東部中学校3年生は13日、白鳥孝市長を学校に招き、意見交換を行いました。 東部中の3年生は、9月30日から始まる文化祭で総合的な学習の発表を行うことになっていて、発表の前に市長の話を聞こうと今回招いたものです。 意見交換では、生徒が「ICTを活用した授業の数が少ないと感じていますがどうお考えですか?」と質問しました。 白鳥市長は「教育は重点を置く分野でもあり、ICTを活用した授業の機会を今後増やしていきたいと考えています」と答えていました。 また、「林業整備を行うと伊那市の自然が破壊されてしまうのではないか」との質問に、白鳥市長は「手を入れるところとそのまま残すところを分けて行うので自然破壊せずに整備を進めることができます」と答えました。 白鳥市長は「伊那市は農業や酪農が盛んで働く企業もたくさんある。10年後就職する時はぜひ伊那市で就職してもらいたい」と話しました。 これを受けて代表生徒が感想を発表しました。 今年度、市長と中学生が意見交換を行うのは、伊那中学校に次いで2回目です。
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上伊那歯科医師会がアンサンブル伊那で歯科検診
地域での口腔保健指導などを行っている上伊那歯科医師会の地域保健部の歯科医師が、伊那市西箕輪のアンサンブル伊那を7日に訪れ、利用者の歯科検診を行いました。 上伊那歯科医師会の地域保健部に所属する伊那市内の歯科医師3人が、障がい者の就労支援を行っている西箕輪のアンサンブル伊那を訪れました。 アンサンブル伊那では、健康診断は受けても歯科診療所に行く機会の少ない障がい者の虫歯のチェックをしてもらおうと歯科医師会に検診を依頼しました。 検診は平成19年から毎年この時期に行われています。 この日は、施設利用者93人が検診を受けました。 障がいのある人は、痛みが出るまで口の中の不調を訴える事が少なく症状が悪化するケースが多いという事です。 歯科医師会では、伊那養護学校でも歯科指導や検診を行っていて、口腔保健指導を通して障がい者の社会参加や自立を支援していきたいとしています。
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西駒山荘石室登録有形文化財記念しプレートボッカ
10日は、西駒山荘石室が国の登録有形文化財となったことを記念し、登録プレートのボッカが行われました。 プレートは金属製で重さは4kgです。 この日は市役所で出発式が行われ、公募で集まった17人がプレートの重さを確かめていました。 午前7時、登山口となる桂小場に到着すると、桐の箱に入ったプレートを背負い、出発しました。 ボッカは、西駒山荘石室の国の登録有形文化財登録と、山の日制定を記念して伊那市が行いました。 西駒山荘へは5時間ほどで到着し、管理人の宮下拓也さんにプレートが手渡されました。 プレートは石室の前の台座に設置され、参加者を前にお披露目されました。 伊那市の国の登録有形文化財は高遠閣に続き2件目となります。
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伊那市長寿者訪問 100歳を祝う
19日の敬老の日を前に、100歳になる高齢者宅を伊那市の白鳥孝市長が13日訪問し、長寿を祝いました。 伊那市高遠町の北村忠治さん宅に白鳥市長が訪れ、祝状や肖像画を贈りました。 北村さんは、大正5年生まれの100歳です。 旧制伊那中学校を卒業後、陸軍に入隊し、落下傘部隊の指導に当たりました。 終戦後は、砂利採取業の信濃建材株式会社を立ち上げ、平成20年まで社長を務めました。 現在は娘夫婦や孫夫婦、ひ孫と一緒に暮らしていて、ぶどうやわさびの栽培をしているということです。 北村さんに長寿の秘訣を聞きました。 伊那市で今年100歳となる人は男女合わせて28人で、最高齢は男性が102歳、女性が108歳です。
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コーラスフェスティバル 180人が被災地の歌を合唱
上伊那の合唱団体が出演するコーラスフェスティバルが、11日、伊那市のいなっせで開かれ、宮城県の民謡を基につくられた歌を出演者全員で歌いました。 民謡「斎太郎節」は、宮城県の松島湾一帯に伝わる大漁祝い唄です。 作詞・作曲や音楽指導を行う箕輪町の唐沢史比古こさんが、構成・作曲して合唱曲にしました。 コーラスフェスティバルには、市内の中学、高校の合唱部7団体と、上伊那の合唱愛好者でつくるアルプス男声合唱団の合わせて8団体が出演しました。 斎太郎節は、コンサートを締めくくる合同演奏曲として歌われ、唐沢さんの指揮に合わせて総勢180人が迫力ある歌声を披露しました。 斎太郎節を作曲した唐沢さんは、東日本大震災の映像を目の当たりにして、「遠くにいても何か自分にできることはないか」と思い、被災地の民謡を基に曲を作りました。 斎太郎節は、震災の1か月後に完成した曲です。 今年7月末には、自身が指揮者を務める駒ヶ根市の合唱団と一緒に被災地に出向き、ボランティアコンサートを開くなど、継続的な活動を行っています。 コーラスフェスティバルを主催したNPO法人クラシックワールドでは、「合同での練習は公演前の1時間半ほどしかできなかったが、息の合った素晴らしい歌声が会場に響いた」と話していました。
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西駒んボッカ 今年が最後のレンガボッカ
中央アルプス将棊頭山山頂直下にある西駒山荘にレンガを運ぶレース西駒んボッカが11日行われました。 レースは今年で4回を数えレンガのボッカは今回で最後となります。 午前6時半、伊那市の鳩吹公園を参加者が一斉にスタートしました。 今回が4回目となるレースには県内外の男性193人、女性65人、合わせて258人がエントリーしま参加者は重さ2.5キロのレンガを背負って走ります。 ゴールの西駒山荘は中央アルプス将棊頭山山頂直下の標高2690メートルにありスタート地点との標高差は1750メートル、距離は11.6キロあります。 レースで1着となったのは箕輪町の佐々木跡武さんでタイムは1時間48分52秒でした。 運ばれたレンガは西駒山荘の石室の床に敷かれることになっていて4回のレース合わせて740個になります。 西駒山荘は1913年大正2年に暴風雨にあい11人が死亡した当時の中箕輪尋常高等小学校集団遭難を教訓に建てられたものです。 小屋は麓の住民が石を運び建てたことからその精神を受け継ごうと登山愛好者でつくる西駒こまくさ会がレースを企画しました。 西駒こまくさ会によりますとレンガのボッカは今年が最後ですがレース開催については検討中だということです。
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きのこ中毒を防ぐ 鑑別相談始まる
きのこ狩りのシーズンを迎え、県は毒きのこの誤食による食中毒を防ごうと、12日から、無料の鑑別相談を始めました。 初日の12日は、「知人に食べられると聞いたが不安だったので相談に来た」という伊那市の男性が伊那保健福祉事務所を訪れました。 7種類あるというホウキタケ科(ネズミアシ)のきのこの1つで、食べられるものは1種類だけだということです。 誤食が多い種類の1つで、食べると下痢や腹痛、嘔吐などの中毒症状を引き起こすということです。 期間中は、県から委嘱されたきのこ衛生指導員3人が交代で鑑別にあたります。 県内では去年、毒きのこ「ツキヨタケ」を食べた3人が食中毒症状を訴えました。 今年に入ってから被害はありませんが、県では「知らないきのこは絶対に食べない」「誤った言い伝えを信じない」など、知識の普及に努めたいとしています。 鑑別相談は、10月19日水曜日までの15日間で、時間は午後2時30分から4時まで、伊那合同庁舎1階の伊那保健福祉事務所で行われています。
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マスつかみ大会 子どもたちで賑わう
伊那市の天竜川と三峰川の合流地点で11日マスつかみ大会が開かれました。 マスつかみ大会は天竜川漁業協同組合の第3区支部が開いたもので天竜川と三峰川の合流地点には親子連れおよそ150人が集まりました。 川の一部がせき止められ250キロ分のマスが入れられると子どもたちが追いかけていました。
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車いすバスケットボールのパフォーマンス
伊那市社会福祉協議会のふれあい広場が11日、伊那市福祉まちづくりセンターで開かれ車いすバスケットボールのパフォーマンスが披露されました。 車イスバスケットボールを披露したのは信州大学車椅子バスケットボール部セローズのメンバーです。 現在開催されているリオデジャネイロのパラリンピックで注目を集めていることから障害者スポーツに関心を持ってもらおうと招待したものです。 セローズのメンバーは健常者で、車イスバスケは障害のあるなしにかかわらず楽しめるスポーツとして人気が高まっているということです。 メンバーは車イスを激しくぶつけあいながら迫力あるプレーを展開していました。 また会場に訪れた人たちにバスケットボール用の車イスを体験してもらう時間も設けられ鬼ごっこをしながら車輪を動かしていました。 伊那市社会福祉協議会では世代や障害を越えた交流を深めようと毎年ふれあい広場を開催していて今年が10回目となります。
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在宅医療と在宅介護の連携へ協議会発足
介護の必要な高齢者が最期まで地域で暮らし続けられるように、医療や介護が一体となった生活支援システムの構築を検討する協議会の初会合が6日伊那市役所で開かれました。 伊那市在宅医療・介護連携推進協議会は、今回初めて設置され医師や介護支援専門員など18人が委員に委嘱されました。 伊那市の人口に占める65歳以上の割合は、今年8月の時点では29.6%ですが、団塊の世代が75歳以上となる平成37年には32%になると予測されています。 介護が必要な状態となっても住み慣れた地域で最期まで生活できるように「住まい」や「医療」「介護」「生活支援」が一体的に提供できるシステムの構築が課題となっています。 委員からは、「在宅医療、在宅介護に関する専用の窓口を早急に作るべきだ」「連携するには、医療機関や介護事業所の一覧が必要だ」などの意見が出されていました。 協議会では、来年度中に在宅医療と在宅介護の連携の方向性をまとめ、伊那市は平成30年度からの介護保険事業計画に反映させることにしています。
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第49回伊那北高校合唱コンクール
第49回伊那北高校合唱コンクールが9日、伊那市の伊那文化会館で開かれ、3年A組が最優秀賞に選ばれました。 今年で49回目を迎えた伊那北高校合唱コンクールでは、1年生から3年生までの18クラスが発表しました。 審査の結果、最優秀賞にあたる金賞には、3年A組が選ばれました。 クラス発表のほかPTAや部活動、有志団体の発表も行われました。 音楽部合唱班は、3日に埼玉県で行われたNHK全国学校音楽コンクール関東甲信越ブロックコンクールに長野県代表として出場した際に披露した曲を歌いました。 第49回伊那北高校合唱コンクールの模様は、10月15日からご覧のチャンネルで放送します。
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クマ目撃の小沢で猟友会がパトロール
今週3回のクマの目撃情報が寄せられている伊那市小沢の山林で、猟友会が10日パトロールをしました。 猟友会員が大きな声を出し、熊を山奥へと追い払います。 10日は伊那猟友会伊那支部の会員10人が集まり、小沢の山林をパトロールしました。 この山林では、今週3件の熊の目撃情報が伊那市に寄せられていて、民家や畑が近くにあることから、伊那市と猟友会が相談し、パトロールを行いました。 伊那市によりますと、10日現在の市内の熊の目撃情報は22件で、去年は9月末までに29件でした。 伊那市では、「熊は冬眠に備え食べ物を求めてこれから活発になる。山際での農作業には注意をしてほしい」と呼びかけています。 なお、10日のパトロールで、熊を見つけることはできませんでした。
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伊那美術展 高校生と会員が語りあう
伊那文化会館で開かれている第92回伊那美術展で、入賞した高校生と美術協会会員が語り合う特別企画が10日に行われました。 展示会場に伊那美術協会の会員が集まり、高校生の入賞者3人から制作に関する話しを聞きました。 ジュニア大賞を受賞した伊那西高校2年生で美術部の赤羽日向さんは、伊那市坂下の路地裏で見つけた物置を題材に油絵を制作しました。 赤羽さんは実際の場所にはなかったゴミ袋を左下に描き加えましたが、会員からは「絵を圧迫しないようによく考えて付け加えた方がよい」とアドバイスがありました。 伊那美術協会の展示会には、毎年30点ほどの高校生の作品が寄せられるという事で、今回の特別企画は次世代育成を目的に初めて行われました。 伊那美術展は、9月11日まで伊那文化会館で開かれています。
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伊那文化会館が中学生対象に演劇ワークショップ
中学生を対象にした伊那文化会館の演劇ワークショップが10日に行われ、専門家から、楽しみながら芝居をするための指導を受けました。 ワークショップには、伊那市の春富中学校の演劇部と合唱部の部員20人が参加しました。 東京都在住の演出家で劇団を主宰する田上豊さんが講師をつとめ、楽しみながら芝居をするコツを指導しました。 田上さんは、イス取りゲームやジェスチャーを使った伝言ゲームなどをしながら、演劇をする上で大事な、伝え合う事、助けあう事、演じ合う事の3つのポイントを子ども達に指導していました。 ワークショップのまとめとして、一部のセリフが黒塗りで消された台本が配られ、生徒たちが自分たちで穴埋めして実際に演じていました。 ワークショップを行った伊那文化会館では、子ども達に演劇に興味を持ち、楽しみ方を知ってもらいたいと話していました。
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伊那中央ロータリークラブがバッティングマシンを寄贈
伊那中央ロータリークラブは、女子ソフトボールの普及と技術向上に役立ててもらおうと、小中高校生のソフトボール大会「い~なチャレンジ大会」の実行委員会にバッティングマシンなどを10日に寄贈しました。 伊那市内で贈呈式が行われ、伊那中央ロータリークラブの伊澤和男会長が、大会事務局で長野県ソフトボール協会の池上拓哉さんに目録を手渡しました。 贈ったのは、バッティングマシンのほか、ボール8ダース、ネットなどです。 伊那中央ロータリークラブは、今年創立30周年を迎える事から、地域でのソフトボールの普及と子ども達の健全育成を目的にバッティングマシンを寄贈する事にしました。 この日は、市内中学校のソフトボール部のメンバーなども贈呈式に参加し、マシンを使ったバッティングを体験しました。 「い~なチャレンジ大会」は、年に2回春と秋に伊那市で開かれています。 秋の大会は9月17日と18日に開かれる事になっていて、県内を始め、愛知県や山梨県、岐阜県などから54チームが出場します。
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ボルダリングジム10日オープン
伊那市美篶にあす手や足をかける突起物を埋め込んだ人工の壁を登るボルダリングのジムがオープンします。 ボルダリングのジムは伊那市美篶の国道361号沿いにオープンしジムの名称は「楽々登」といいます。 ジムの代表を務める松下広貴さんは5年ほど前から趣味でボルダリングをはじめ、仲間が集える場をつくりたいと空き家となっていた実家の建物を改装しました。 松下さんは介護福祉士として福祉施設で働いていましたが、ジムに専念するため今年3月に退職しオープンの準備を進めてきました。 ジムは吹き抜けの3階建てで高さはおよそ7メートルあります。 壁の下の部分はジャックと豆の木をイメージしたデザインで上の部分は空を表すブルーとなっています。 また奥は岩場と洞窟のようなつくりになっていて壁には色とりどりのホールドと呼ばれる手や足をかける突起物が埋め込まれています。 ジムにはカフェが併設されていて休憩することができるほか、介護福祉士としての資格や経験を活かした相談の場にもしていきたいと考えています。 不定休で利用料は1時間500円。 3時間1000円で専用シューズのレンタル料が300円。 チョークと呼ばれる滑り止めが100円となっています。 営業時間など問い合わせ070-3107-8510
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アマランサスの収穫と調理を体験
総合的な学習の時間で雑穀アマランサスについて学習している 伊那市の東部中学校の生徒が9日アマランサスの収穫と調理体験を行いました。 伊那市長谷のアマランサスの畑で東部中1年3組のおよそ30人が収穫作業を行いました。 クラスでは農業体験を通じて地産地消の意識を育て農業の大切さを知ろうとアマランサスについて学習しています。 アマランサスは南米原産の雑穀で栄養価が高いとされています。 また伊那市では地域おこしの活動として食品業者が特産品づくりに取り組んでいます。 収穫を終えると長谷の気の里ヘルスセンターに運び天日干しをしてから調理しました。 作ったのはアマランサス入りの餃子とパスタです。 およそ1時間半ほどかけて調理を終えると生徒たちが味わっていました。 このクラスではアマランサスについて研究している大学教授の話を聞いたり、栽培農家との交流などにより地域の食材としてさらに理解を深めていくとしています。
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狐島自主防災会 防災アンケートまとめる
伊那市の狐島自主防災会は、区民を対象に行った防災に関するアンケートの結果をまとめました。それによりますとアパートに住む人たちの意識向上や、家庭での備えなどの課題が見えてきました。 区長で狐島自主防災会の平澤理会長と、専門部隊長の北原正義さんです。 狐島区では、東日本大震災以降、自主防災会が中心となり防災意識向上を図ってきました。 震災から5年が過ぎた今年、各家庭での状況を知り、さらに多くの人たちが参加する地域防災を築いていこうとアンケートを実施しました。 アンケートは区内の全てのおよそ700世帯を対象に行い、回答はそのうち287世帯からありました。 項目は、日頃の備え、地震が起きた時の対応、防災知識を問う内容となっています。 家具の転倒防止対策をしていたのは25パーセントでした。 また、災害時の安否確認の方法については、75パーセントが携帯電話を使うと回答し、災害伝言ダイヤルの使用は20パーセント台に留まっていました。 2人が特に気にしているのは、狐島区の半数以上のおよそ400世帯がアパート暮らしだという事です。 狐島自主防災会では、10月に防災講演会を開き災害時の地域での対応について学ぶ事にしています。