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参院選 期日前投票 10代も
参院選は6月23日から期日前投票が始まりました。 選挙年齢が18歳に引き下げられる中、伊那市では、10代で投票した人はきのうまでの9日間で64人となっています。 伊那市役所では23日から期日前投票が行われています。 2日は朝から市民が投票に訪れ、中には10代の姿も見られました。 10代の投票者数は7月1日までで、伊那市が64人、箕輪町が29人、南箕輪村が7月2日正午現在で14人となっています。 全体の1日までの投票者数は、伊那市が3,614人、箕輪町が1,421人、南箕輪村が696人となっています。 前回の同じ時期は伊那市が2,140人、箕輪町が932人、南箕輪村が410人でそれぞれ増加していて、市選管では今回の参院選の関心の高さがうかがえるとしています。 また、2日から伊那市保健センターでの期日前投票が始まりました。 18歳に引き下げられたことを受け、高校生が立ち寄りやすいようにと、伊那北高校や上農高校から近い保健センターに今回初めて設置されました。 高遠町総合福祉センターやますそと長谷総合支所での期日前投票は6日からとなっています。 期日前投票は午前8時半から午後8時までです。
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お年寄り招き音楽会
伊那市の伊那東小学校の児童は1日、生協総合ケアセンターいなの利用者を学校に招き歌や演奏を披露しました。 1日は総合ケアセンターいなの利用者およそ50人が学校を訪れ児童の歌や演奏を楽しみました。 伊那東小の児童はお年寄りとの触れ合いを通して思いやりの心を育もうと季節の行事ごとに交流を深めています。 また普段から車イス講習を受けるなどお年寄りとの関わり方について学んでいるということです。 今回はこれまで練習してきた歌や演奏を披露しようと初めて利用者を学校に招きました。 学校を訪れたお年寄りは児童の演奏を楽しそうに鑑賞していました。 総合ケアセンターいなの関係者は「利用者の皆さんは子どもたちといると手足を動かしたり笑顔をみせてくれたりします。きめ細かい心遣いをしてくれるのでありがたいです。」と話していました。
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様々な業種の展示販売会「夢縁日」 西春近で3日まで
手作り雑貨で起業を目指す人や、飲食店、製造業など様々な業種の展示販売会「夢縁日フェスティバル」が伊那市西春近で、3日まで開かれています。 会場には、手作り雑貨や飲食、エステなど、約80のブースが並んでいます。 このイベントは、松本市に支部がある中小企業の異業種交流会、守成クラブに所属する有志が、企業のPRにつなげようと毎年この時期に開いていて、今年で3年目です。 普段趣味で雑貨を手作りしている人や個人的に美容関係の活動をしている人たちの起業のきっかけにしてもらう狙いもあります。 会場には、手作りした商品や美容の体験コーナーなどが設けられました。 夢縁日フェスティバルは、3日まで、伊那市西春近の住まいDEPOショールームで開かれています。
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路線価21年連続下落
相続税や贈与税を算定する基準となる路線価が1日に公開されました。 伊那税務署管内の最高路線価は21年連続で下落しました。 関東信越国税局によりますと、伊那税務署管内の最高路線価は伊那市荒井のいなっせ前で1平方メートルあたり4万3千円で去年に比べて4.4%下落しました。 管内の最高路線価の下落は、平成8年から21年連続となっています。 路線価は、道路に面する宅地の1平方メートルあたりの標準的な価格です。 相続税や贈与税の算定基準となるもので、毎年7月に国税庁が公開しています。 なお、県内全体では10ある税務署の最高路線価のうち、長野・上田・佐久は横ばいで、それ以外の7地域では下落したということです。
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真夏日 最高気温32.1度
1日の伊那地域は最高気温32.1度で真夏日となりました。 そんななか伊那市の西箕輪保育園ではプール開きが行われました。 プール開きが行われた西箕輪保育園では園児が初泳ぎを楽しんでいました。 伊那地域の日中の最高気温は平年を5.9度上回る32.1度で今年最高を記録しました。
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伊那市富県の吉澤祐愛さんが高齢者叙勲受章
伊那市議会議員を3期務め、長年市の発展に貢献したとして、富県の吉澤祐愛さんに高齢者叙勲が贈られました。 27日に吉澤さんが市役所を訪れ、白鳥孝市長から高齢者叙勲の伝達を受けました。 高齢者叙勲は、条件を満たしていながら春と秋の叙勲で勲章を授与されていない人に対し、88歳の米寿を迎えた時に贈られる叙勲です。 吉澤さんは、昭和54年から3期12年の間市議会議員を務めました。 建設常任委員会の委員として、昭和58年9月の台風の災害復旧に尽力した他、環状南線や平成大橋、伊那浄水管理センターの建設に尽力しました。 4月10日に88歳の誕生日を迎えたことから、今回叙勲が贈られました。 吉沢さんは「図らずも叙勲をいただいて光栄。大変感激している。」と話していました。
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ブルーベリーの収穫が最盛期
伊那市高遠町勝間の住民有志でつくる農業生産組合さんベリーの畑では、ブルーベリーの収穫が最盛期を迎えています。 30日は、組合員8人がブルーベリーの収穫作業に追われていました。 生産組合さんベリーでは、6品種を育てていて、現在、ブルージェイとスパータンという品種が収穫のピークとなっています。 ブルージェイは、粒が丸く甘みが強いのが特徴です。 スパータンは、平たい形で少し酸味があり程よい甘さです。 組合員によりますと、2品種とも生のまま食べるのが一番美味しく、5粒程手にとり一気に味わうのがオススメだということです。 今年は、春に暖かい日が続き、さらにここ最近雨が続いたため実の成長が早く、収穫も例年より2週間程早い6月20日から始まりました。 全体的に青く熟した実を一粒ずつ摘み取っていきます。 さんベリーが育てたブルーベリーは、JAや直売所に出荷されます。 7月1日から東京都の老舗フルーツ専門店「新宿高野」では、3年目のブルーベリーフェアが始まることになっていて、さんベリーが育てたものも店頭に並びます。 新宿高野のブルーベリーフェアは、7月15日までです。
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花ちりめん俳画塾 作品展
伊那市高遠町の画家、鈴木岬さんが講師を務める俳画の教室「花いちりん俳画塾」の作品展が、信州高遠美術館で開かれています。 会場には、鈴木さんと生徒の作品41点が並んでいます。 俳画は、日本画の部類に入る顔彩と木炭で描く絵で、優しくやわらかい色合いになります。 教室には、上伊那の60代から92歳までの40人が通っていて、月に1回1人ずつ鈴木さんから指導を受けています。 花や風景など、季節を感じる題材を決めて、配色を工夫しながら作品を仕上げているということです。 花いちりん俳画塾の作品展は、7月24日まで、信州高遠美術館で開かれています。
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「7月豪雨災害を振り返る」関係者が語る
10年前の平成18年7月豪雨について振り返り、その教訓を今後に活かしていこうと、伊那ケーブルテレビが制作する番組の中で今日関係者が意見を交わしました。 30日は、伊那ケーブルテレビのスタジオで、番組収録が行われ、国土交通省天竜川上流河川事務所の宮下良広副所長と、伊那市の池田建設㈱の北原良一専務、信州大学名誉教授の北澤秋司さんが、当時を振り返りました。 平成18年7月豪雨は、10年前の7月15日から21日にかけての梅雨前線による大雨で、天竜川では箕輪町松島の堤防が決壊したり土砂災害が相次いで起きました。 番組は、10年目の節目に18年豪雨を振り返り、その教訓を伝えていこうと制作しています。 収録の中で宮下副所長は、当時の国交省の取り組みについて、池田建設の北原専務は、箕輪町松島で天竜川が決壊した際に応急対応にあたった当時のことを振り返りました。 北澤名誉教授は、土石流を引き起こす要因について、耕作放棄地が影響していると話し、今後も土石流が発生する危険性を指摘し、自然林への転換を提言しました。 伊那ケーブルテレビ制作のこの番組「平成18年7月豪雨災害から10年」は、7月2日午後2時から、ご覧のチャンネルで放送します。
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「水害はどこで起きるのか」信大出前講座
出水期に合わせ、「水害はどこで起きるのか」と題した信大出前講座が、30日、伊那市のいなっせで開かれました。 講演を行ったのは、地形学を専門としている信州大学教育学部の廣内 大助教授です。 廣内教授は、伊那市内の地形図を用いて、どこに水害が起きやすいか説明しました。 廣内教授は、「ハザードマップは市民に公開されていて、どこが危険か確認することができる。その土地を良く知り、危険な地域には家を建てないことが大切だ。」と話していました。 信大出前講座は、まほらいな市民大学の一環で開かれ110人ほどが話に耳を傾けました。
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西駒登山前に トイレ学習
7月に西駒登山を予定している伊那市の西箕輪中学校で、西駒山荘で使用する「袋式トイレ」の説明会が29日開かれました。 29日は2年生62人が、西駒山荘管理人の宮下拓也さんからトイレの使用方法について説明を受けました。 袋式トイレは山の環境を守るために使われるもので、山荘の営業終了後にヘリで降ろし処分します。 平成9年に南アルプスの北岳の水場でし尿が原因と思われる大腸菌が検出されたという報道があったことから、西駒山荘では平成13年から袋式のトイレを使って処理を行っています。 宮下さんは「袋式は嫌なイメージがあるかもしれないが、我慢をすると体調にも大きく関わるので安心して使って有意義な登山にしてください」と話しました。 西箕輪中学校では、来月の28日と29日に登山を予定していて、28日に西駒山荘に宿泊する予定です。
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土砂災害想定 災害対策本部訓練
出水期を迎え伊那市は、大規模な洪水や土砂災害を想定した訓練を29日、市役所で行いました。 訓練には市や自衛隊、警察など100人が参加しました。 訓練は、平成18年7月豪雨災害と同様の規模を想定し、災害情報を職員らが共有しながら対策をとる「ロールプレイング方式」で実施しました。 まず、災害バイク隊の6人が高遠町や長谷の被害状況を把握する為出動しました。 また、庁舎では職員25人が、堤防の決壊に備え、土嚢300個を作りました。 災害の状況をまとめ、重要度を判定する災害対策本部情報連絡室では、入ってきた情報をホワイトボードや地図に書き入れたり、土砂災害などによる避難勧告の対応を確認していました。 伊那市では今回の訓練を今後に生かしていきたいとしています。
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南アと中アに山の図書館 開設へ
伊那市は、8月11日の山の日制定の関連イベントとして南アルプスの北沢峠こもれび山荘と中央アルプスの西駒山荘に山の図書館を開設します。 山の図書館にはそれぞれ50冊の本が置かれる事になっていて、本を貸し出す伊那図書館では準備が行われています。 山の図書館には、小説やガイドブック、随筆などのジャンルの本が用意され管理するためのシールが貼られます。 29日は職員2人が貸し出す本の確認をしていました。 伊那市では、8月11日が「山の日」として国民の祝日に制定された事を受け、山に親しむ機会を設けようと、9月までに11のイベントを開催します。 山の図書館もその一環として行われるもので、自然の中で本に親しんでもらおうと計画されました。 北沢峠こもれび山荘では来月25日から、西駒山荘では8月10日から設置されます。 伊那図書館では、来年度以降も入れ替えなどを行い、本の充実を図っていくとしています。
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伊那保育園の園児がネコバスで遠足
伊那市の伊那保育園の園児が29日に「ネコバス」の愛称で親しまれるボンネットバスに乗り、遠足を楽しみました。 この日は伊那保育園の園児21人が手作りの切符を持ってバスに乗り込み、伊那市新山のトンボの楽園にハッチョウトンボを見に行きました。 このバスは、伊那市坂下の小松良光さんが所有しているもので、「ネコバス」の愛称で親しまれているボンネットバスです。 ネコバスは昭和34年から43年まで乗合自動車として使われていました。 役目を終えた後20年以上山の中に野ざらしになっていたものを小松さんが平成元年に買い取り、1年半かけて復元したものです。 小松さんによりますと、現在ボンネットバスはおよそ120台残っていて、このバスはナンバー登録されている中で2番目に古く、ネコバスの原型をとどめているわずか2台のうちの1台だということです。 今回のバス遠足は、新山出身の小松さんがハッチョウトンボを子どもに見せてあげたいと保育園に呼びかけ企画されました。 トンボの楽園に到着すると、園児は地元住民の説明を聞きながら、ハッチョウトンボの観察を楽しんでいました。 伊那保育園では、今後も小松さんと相談してネコバスを使ったイベントを計画していきたいとしています。
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中央病院で看介護研修会
上伊那の医療・介護施設に勤める看護師・介護士を対象とした技術研修会が29日、伊那中央病院で開かれました。 この日は、22人が参加し食事介助とフットケアをテーマにした研修を受けました。 講師は、各分野の専門知識を持った中央病院のスタッフが務めました。 講習会はメディカルシミュレーションセンターで開かれ、鼻からのチューブの入れ方や、スプーンを使った食事介助の方法、足の爪の切り方を学びました。 伊那中央病院では、地域医療の向上を目的に、定期的に外部に向けた研修会を開いています。 担当者は、「それぞれの施設で困っている内容を一つでも多く解消してもらいたい。」と話していました。
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伊那バス労働組合が駅前で利用呼びかけ
伊那市の伊那バスの社員で作る伊那バス労働組合は、公共バスの利用促進を呼びかけるキャンペーンを27日に行いました。 この日は組合員およそ20人が伊那市や駒ヶ根市など5か所に分かれキャンペーンを行いました。 このうち伊那市駅前では、4人の組合員が通勤・通学中の人たちに高速バスの時刻表などが入ったクリアファイルを配り利用を呼びかけました。 伊那バス労働組合では、毎年この時期に公共交通利用キャンペーンを行っています。 このキャンペーンは日本私鉄労働組合総連合会に加盟する組合が全国で展開しているものです。 伊那バス労働組合では、「年々バスの利用者が減り、路線も減少傾向にあるので、啓発活動を続けて利用促進につなげていきたい。」としています。
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伊那中央病院7年連続黒字決算見込み
伊那中央行政組合は、伊那中央病院の平成27年度の決算が1億円の黒字見込みであることを、28日報告しました。 この日は、伊那市役所で伊那中央行政組合議会全員協議会が開かれ、伊那中央病院の平成27年度の決算見込が報告されました。 報告によりますと、収入は115億2千万円、支出は114億2千万円で、純利益は、およそ1億円となる見込みです。 黒字決算は、平成21年度から7年連続となる見込みです。 患者数は、入院が11万5,499人、外来が20万5,037人となっていて、入院・外来とも26年度より減少しています。 また、全員協議会では、3階東棟の回復期リハビリステーション病棟への病床転換についても報告されました。 在宅復帰を目指し行われる回復リハビリのための病床数が上伊那は少ないことから、28床を36床に増やす計画です。 開始時期は、7月1日からで、半年間データを集計し、その後高機能リハビリステーションにしていく計画です。
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井上さん紺綬褒章 受章
伊那市山寺の旧井上医院の元医院長、井上武雄さんは、公益のため私財を寄付し環境保全などに尽力したとして国から紺綬褒章を受章しました。 紺綬褒章の受賞は今回で2回目です。 28日は、伊那市役所で伝達式が行われ白鳥孝伊那市長から井上武雄さんに褒状が手渡されました。 井上さんは旧井上医院の元医院長で、90歳です。 28日は、長女で音楽講師の大山伸子さんと市役所を訪れました。 井上さんは去年、井上医院の跡地に公園を整備し伊那市に土地と公園施設を寄贈しました。 中心市街地の活性化と環境保全に尽力したとして去年12月に公園の土地の寄付に対して紺綬褒章を受章しています。 今回は公園施設の寄付に対して3月30日付けで紺綬褒章を受章しました。 公園の広さはおよそ690平方メートルで人工芝が敷かれている他、桜やバラなども植えられています。 白鳥市長は「人工芝がとても綺麗で電車が通ると風情があり、段々素敵な公園になってきている。今年は、伊那まつりなどでも活用させていただきたい」と話していました。
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伊那市寄付マルシェプロジェクト始まる
地元の商店や企業が寄付付きの商品を販売し、その売り上げの一部を寄付するファンドレイジングの手法を取り入れた募金活動「伊那市寄付マルシェプロジェクト」が始まります。 27日は、伊那市福祉まちづくりセンターで会議が開かれ、ファンドレイジングについて詳しい横浜市の社会福祉士須田洋平さんが今後の活動の展開について話をしました。 伊那市内で計画されている寄付マルシェは、まず市民が寄付付きの商品やサービスを購入し、事業者がその売り上げの一部を赤い羽根共同募金会へ寄付します。 赤い羽根募金は、地域福祉の課題解決のために使用されていて、市民、企業、地域が寄付マルシェを通して繋がる仕組みです。 須田さんは、「営利を求める企業と社協が繋がることは難しかったが、これからは商品を売れば売るほど地域貢献に繋がる」と話していました。 この取り組みを企画した伊那市寄付マルシェプロジェクト協議会は、市内の企業や店舗、商工団体などから15人で組織します。 同様の取り組みは、平成24年から山口県で始まっていて、県内では初めてです。 今後は、寄付額や商品の選定、プロジェクトの周知を図り、赤い羽根共同募金が始まる10月1日を目途に賛同企業で商品の販売を始める予定です。
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みすずそばの会がふるまいそば
伊那市美篶のそば打ち愛好家でつくるみすずそばの会のメンバーが20日に地区の老人保健施設すずたけで自分たちで打ったそばをふるまいました。 この日はメンバー4人が施設を訪れ施設利用者150人分のそばをふるまいました。 みすずそばの会は13年前に地区のそば好きが集まって地元のそば粉を使ったそば打ちをしようと発足しました。 4年前から、地元産のそばのおいしさを知ってもらおうと、毎年すずたけでそばをふるまっています。 すずたけでのそばのふるまいは施設利用者に好評で、秋にもおこなわれるということです。
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富県写真クラブ 伊那谷の四季を写した作品展示
伊那市の富県写真クラブの写真展「ふるさとの四季」が、27日から、伊那市のいなっせで始まりました。 会場には、富県写真クラブの会員13人の作品およそ50点が並んでいます。 辰野町から下伊那地域で撮影された風景や草花などの作品が季節ごとに並べられています。 富県写真クラブは、今年で13年目を迎える愛好者の集まりで、月に1回公民館に集まり活動しています。 指導する伊藤眞さんは、「加工技術をなるべく使わず、ありのままを写した作品を見てもらいたい」と多くの来場を呼び掛けています。 写真展は7月3日まで、伊那市のいなっせで開かれています。 なお、この写真をバックに使用するコンサート「ふるさとの四季」が、7月1日にいなっせで開かれます。
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上伊那から甲子園!の会設立
地元の公立高校から甲子園出場を目指す集まり「上伊那から甲子園!の会」の設立総会が26日、伊那市内で開かれ、12月に第2回上伊那ベースボールサミットを開催するなど今年度の事業計画を決めました。 設立総会には、行政や産業界、中学・高校の野球指導者などおよそ20人が集まりました。 会では、上伊那の公立高校が甲子園に出場することを目指し、指導者のスキルアップと野球人口拡大のための取り組みを行います。 今年度は、これからの野球について意見を交わしたり、野球人口拡大に向けた取り組みの事例発表などを行う「第2回上伊那ベースボールサミット」を、12月に伊那市内で開きます。 当日は、小学生から高校生がキャッチボールの回数を競う大会や、野球指導者向けの講習会を同時開催します。 「上伊那から甲子園!の会」の向山公人会長は、「まずは子ども達に野球をやりたい、楽しいと思ってもらうことが大切。10年を目途に甲子園出場を目指したい」と話していました。
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伊駒流舞踊会が発表会
伊那市狐島に住む伊駒寿宜さんが宗家家元をつとめる、伊駒流舞踊会の発表会が26日、伊那文化会館で開かれました。 伊駒流舞踊会は伊那市、飯田市、諏訪市に17の教室があります。 この日は教室の生徒67人が56演目を披露しました。 伊駒流は、演歌に合わせて踊る現代舞踊です。 歌詞に歌われている情景や心情をオリジナルの振り付けで表現しています。 日本舞踊を現代風にアレンジした舞踊芝居で物語のようにお踊り手が演じるのが特徴だという事です。 伊駒さんは、「歌詞をそのまま仕草で表しているので感動も伝わりやすと思います」と話していました。 伊駒流舞踊会は伊駒寿宜さんが平成元年に創設し発表会は2年に1度開かれています。
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自然や歴史の魅力を再発見 東春近でハイキング
自然や歴史に触れながら地区内を歩くイベント「東春近ハイキング」が、26日に行われました。 ハイキングは、東春近の自然や歴史に触れながら魅力を再発見してもらおうと毎年行われていて、今回で35回目です。 この日は1歳から70代までおよそ120人が参加しました。 毎年コースを変えて行っていて、今年は下殿島と田原のコースを歩きました。 コースには5つのポイントが設けられていて、このうち天王社では、下殿島分館の北條常義さんが、お宮の隣にある石仏について解説しました。 主催した東春近公民館では「地区の歴史に思いを馳せながら東春近の魅力を感じてもらいたい」と話していました。
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諏訪形御柱騎馬大将に菅沼雄一君
7年に一度行われる伊那市西春近諏訪形の御柱祭の騎馬行列の大将に、西春近南小3年生の菅沼雄一君が選ばれました。 25日は諏訪形御柱祭の長沢進一実行委員長ら3人が菅沼陽一(よういち)さん宅を訪れ、息子の雄一君が大将に選ばれたことを伝えました。 10月の御柱祭里曳きで行われる騎馬行列は、伊那市の無形民俗文化財に指定されています。 騎馬大将は、行列全体を指揮するもので、諏訪形では代々長男が務めるのが習わしとなっています。 父親の陽一さんは、「楽しみながら立派に務めてほしい」と話していました。 諏訪形御柱祭の騎馬行列は、10月1日の里曳きの日に行われます。
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竹澤長衛を偲ぶ第58回長衛祭
南アルプスの開拓者として知られる竹澤長衛を偲ぶ第58回長衛祭が25日に北沢峠で開かれました。 この日は、伊那市、山梨県南アルプス市などから、山岳関係者や一般登山客およそ250人が参加し、献花台に花を手向けました。 竹澤長衛は伊那市長谷出身で、登山道の整備や山小屋の建設など南アルプスの開拓に尽力しました。 長衛祭は、その功績をたたえ伝えていこうと実行委員会が毎年開いています。 最後に全員で黙とうを捧げ登山の安全を願いました。 会場では、猪や鹿の肉が入った成敗汁が訪れた人に無料で配られました。 26日は仙丈ケ岳の記念登山が行われます。
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伊那北高校「第62回ペン祭」
伊那市の伊那北高校の文化祭「第62回ペン祭」の一般公開が25日から始まりました。 今年のテーマは「symphony」で一人一人の想いを合わせて大きなものを作ろうという想いが込められているということです。 校内では3年生や各部活による食べ物の出店や、オリジナルのタオル、うちわの販売などが行われています。 漫画研究部は、アニメキャラクターのキーホルダーなどを販売しています。 2年A組とE組の教室では、これから修学旅行で訪れる広島について下調べした情報や段ボールで作った原爆ドームの展示をしています。 第62回ペン祭の一般公開は26日まで行われています。
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第57回弥生祭始まる
伊那市の伊那弥生ケ丘高校の第57回弥生祭が始まりました。 24日は明日からの一般公開を前に校内祭が開かれました。 各クラスが弥生祭に向けて練習してきたダンスや劇のパフォーマンスを競い合いました。 このうち、3年B組は結婚式をテーマにダンスを披露しました。 今年の弥生祭のスローガンは、「笑顔!Smile!主役は自分」です。 弥生祭を通して笑顔の輪を広げようという思いが込められているということです。 第57回弥生祭の一般公開は、 25日、26日の二日間で、各部活の出し物やクラス展¥などが行われます。
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高遠高校の生徒が小学生に習字指導
高遠高校の芸術コース書道専攻の生徒が24日に高遠小学校の3年生児童に習字の指導を行いました。 この日は、高遠高校の芸術コース書道専攻の生徒16人が高遠小学校を訪れ、高遠小学校の3年生児童36人に習字の指導をしました。 習字指導は、高遠小学校でこの時期に行う「七夕習字教室」に合わせて生徒のコミュニケーション能力の向上や自信に繋げてもらおうと毎年行われています。 この日は漢字の大の字のはねや止めなどの基本的な書き方の指導を行っていました。 高遠高校では、今後は市内の中学校にも指導に出向く予定です。
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減塩レシピ集で食育推進
伊那市食育推進会議が23日、伊那市役所で開かれ塩分を控えた料理をまとめた減塩レシピ集を活用した事業を進めていくことが決まりました。 減塩レシピ集は食生活の中に塩分控えめの料理を取り入れてもらおうと伊那市食育推進会議が作ったものです。 料理の写真に材料や調理方法、塩分やカロリーが表示されています。 このレシピ集は学校給食や食育推進会議の料理講習会などで作られたものを紹介していて塩分を控えるためのポイントも掲載されています。 昨夜伊那市役所で開かれた会議には学校給食の関係者などおよそ30人が集まり、今年度事業について協議しました。 出席者からは「食育は長く続け継続的な指導につなげていきたい。」といった意見や「出前講座では子どもにも興味を持って聞いてもらえるような方法の検討が必要だ。」といった声が上がっていました。 伊那市食育推進会議では今年度事業として保育園、幼稚園の食教育の充実のほか市報やホームページによる情報発信につとめていくとしています。