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学童クラブ指導員 スキルアップ交流会
放課後に小学生をあずかる学童クラブの指導員を対象としたスキルアップ交流会が30日伊那市の創造館で開かれ、発達障害のある児童の支援について学びました。 スキルアップ交流会は、学童クラブ運営の参考にしてもらおうと伊那保健福祉事務所が毎年テーマを変えて開いているもので、30日は上伊那から80人が参加しました。 去年の交流会後のアンケートで「発達障害のある児童への指導法を知りたい」という要望が多く、今回はこのテーマとなりました。 長野県南信教育事務所特別支援教育推進員の柴田惇さんが話をしました。 柴田さんは、発達障害の特徴について説明し、「児童が何に困っているのかを理解し、一人一人の違いに応じた支援をすることが大事。できることが増えると自信につながり、主体性を持って取り組めるようになる」と話していました。 参加者が8つのグループに分かれ、情報交換をしました。 参加者は、「預かる前に保護者にアンケートをとることで事前に対応を考えられよかった」などと情報交換していました。
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マツタケ大豊作 バイキング販売盛況
今年はマツタケの当たり年です。 伊那市の産直市場グリーンファームでは客が好みの物を選んで購入する「バイキング形式」での販売が行われています。 グリーンファームの一画には今年もマツタケの販売コーナーが設置されました。今年は8月下旬から入荷が始まり、9月中旬からは、例年の2倍となる約200キロのマツタケが毎日、持ち込まれているという事です。 30日も上下伊那で採れたマツタケがたくさん持ち込まれていました。 通常は、数本ずつまとめ、数千円~2万円前後で販売をしています。 今年は持ち込まれる量が多く、品だしが追いつかない事から、量り売りのバイキング形式での対応となっています。 値段は、1キロあたり3万円から4万円と例年の半値から7割となっていて、訪れた客は手に取り品定めをしながら、気に入った物を選んでいました。 マツタケの入荷は、ここ数日気温が下がってきた事もありピークを過ぎましたが10月中旬まで続きそうだという事です。
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みはらしの湯 ポンプ故障長期化値引き営業へ
伊那市の日帰り入浴施設みはらしの湯は、源泉ポンプの故障が長期化することから、あすから当面の間、大人料金を600円から150円値引きし450円で営業します。 みはらしの湯では、源泉をくみあげるポンプが21日から故障しています。 これまでは、タンクに貯めた温泉に水道水を加え営業していましたが、30日までに全て無くなる見込みだという事です。 10月1日から源泉ポンプが復旧するまでの間は、水道水のみを加熱し営業する事にしました。これを受け、大人の入浴料を600円から150円値引きし、450円とします。大人用の回数券を利用する人については、1枚につき150円分の施設利用券をプレゼントします。 みはらしの湯では「お客様にご迷惑をかけ申し訳ない。一日も早い復旧を目指したい」とコメントしています。
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小林武さん宅のエンジェルトランペットの花見頃
伊那市西箕輪梨ノ木の小林武さん宅の畑で、エンジェルトランペットの花が見頃を迎えています。 小林さんの敷地内にある畑には、6本のエンジェルトランペットの木が植えられ、現在花が見頃を迎えています。 エンジェルトランペットはナス科の花で、春から秋にかけて4回花を咲かせます。 小林さんの花の木は6代目で植えて5年になりますが、ここまでたくさんの花を咲かせたのは初めてだということです。 花はあと3日ほど楽しめそうだということです。
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まほらいな市民大学・大学院修了証書授与式
まほらいな市民大学第16期生と大学院第1期生の修了証書授与式が29日、伊那市のいなっせで行われました。 市民大学は、県内在住の60歳以上の男女を対象に、高齢者の社会参加や生きがいづくりを図ろうと、県長寿社会開発センターが行っています。 今年度、まほらいな市民大学を卒業するのは56歳から86歳までの67人で、大学院を卒業するのは64歳から74歳までの11人です。 修了生を代表して福沢勉さんは「経験や経歴の違う人と学ぶことで今まで知ることのなかったことが知れて有意義な学生生活を送れた」と話しました。 大学院生を代表して小林智子さんは「今まで曖昧だった知識を改めて学ぶことができた。大学院で得た絆や知識を活かして地域の発展に努めたい」と話しました。 市民大学は、2年間で50単位取得を目標に地域の歴史や文化などを学びました。 大学院は昨年度初めて開講され、歴史コースと自然科学コースに分かれて月2回受講してきました。
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山紫 今年はワンランク上のプレミアムワインを
伊那市が信州大学農学部と連携して開発したやまぶどうワイン「山紫」。 今年は新たに、特別醸造によるワンランク上のプレミアムワインを作ります。 29日は、西春近の城倉友幸さんの20アールの圃場に、伊那ワイン工房代表の村田純さんが訪れ、ぶどうの糖度を図るなど生育状況を確認していました。 市では、平成18年からヤマブドウワインの生産に取り組み、平成26年に初めて販売しました。 去年9月には、市内で初となるワインの醸造施設「伊那ワイン工房」が美篶にオープンし、オール伊那産のワインとして売り出しています。 今年は新たに、醸造の工程を変えたプレミアムワインも販売する計画で、村田さんは「手間暇かけた分コストもかかるが、さらに上質なワインが期待できる」と話します。 収穫は10月上旬から行い、去年より300キロ多い900キロを予定しています。 ワインの完成は、来年6月末から7月上旬になるということです。
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いなご収穫量減少 つかはらでは1か月待ち
伊那谷の秋の珍味いなごは収穫量数が大幅に減少し、販売店では1か月待ちとなっています。 伊那市上新田のつかはら信州珍味です。 毎年稲刈りシーズンになると入口前には予約客用に販売する生きたいなごでいっぱいになりますが、今年はほとんど入荷していないということです。 生きたいなごが入ってこないため、今年は1日に60キロほど冷凍したものを山形県から仕入れて対応しているということです。 それでも、29日までにおよそ150キロの注文がはいっていて、現在は1か月待ちの状況ということです。 つかはらの塚原保治さんは、台風18号と長雨の影響ではないかとみています。 つかはらでは、11月中旬まで予約を受け付けていて、「毎年楽しみにしてくれている方が多いので期待に応えたい」と話していました。
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マツタケ大豊作 山の手入れ方法学ぶ
伊那市新山のマツタケ博士藤原儀兵衛さんから山の手入れ方法を学ぶマツタケ教室が、29日、開かれました。 藤原さんによると、今年は数十年ぶりの大豊作ということです。 伊那市新山の藤原さんが管理する山です。 斜面にはマツタケが群生していて、マツタケの香りが漂います。 29日は、山の手入れ方法を学ぶマツタケ教室が開かれ、近隣住民などおよそ40人が集まりました。 マツタケで生計をたてて半世紀という藤原さんは、自らの山の一部に人工的な「しろ」をつくっています。 「しろ」は、マツタケの菌糸とアカマツの根が一緒になった固まりです。 教室は、マツタケの生産技術向上と地域活性化を目的に年に2回開かれていますが、シーズン中の開催は初めてです。 参加者は、自分の握りこぶしと比べて大きさを確認したり、写真をとったりしていました。 藤原さんは、「荒れた山を整備してもらいやがては富県の山が大生産地になればうれしい」と話します。
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伊那節コンクール 最優秀賞に湯田さん
伊那節のうたごえを競う唄い手コンクールで伊那市山寺の会社員・湯田真琴さんが最優秀賞を受賞しました。 コンクールは長野県を代表する民謡のひとつ伊那節を次世代に歌いついでいこうと、上伊那の伝承芸能団体で組織する実行委員会が2年に1度開いています。 唄い手コンクールには20代から80代まで上伊那を中心に県内各地から30人が参加し発声や姿勢、歌の情緒が出ているかなどが審査されました。 歌詞は自由となっていて、参加した人達は地域に歌い継がれる歌詞を歌っていました。 最優秀賞には伊那市山寺の湯田さんが選ばれました。 湯田さんは、和楽器バンドの曲をきっかけに、三味線や民謡に興味をもつようになり、7月から本格的に民謡を習い始めたという事です。 コンクールの他に、第二部のふるさと芸能祭では、伊那市長谷のざんざ節保存会や、南箕輪村の御嶽山保存会などが、踊りを披露しました。
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新体操クラブ 全国優勝の演技披露
8月のインターハイで団体、個人ともに全国優勝した伊那西高校新体操クラブの優勝記念演技発表会が28日、伊那市民体育館メインアリーナで開かれました。 伊那西高校新体操クラブは8月に大阪で開かれたインターハイの女子団体で長野県勢として初優勝を果たしたほか女子個人でも3年生の猪又涼子さんが優勝しています。 クラブ長で優勝メンバーの河野夏苗さんは優勝について「よい結果が出たのは支えてくれた人たちのおかげです。緊張もありましたが踊れることへの嬉しさや楽しさを感じることができました。」と話していました。 個人優勝した猪又涼子さんは「練習は苦しいことや辛いこともありましたが本番は自信をもって演技することができました。」と話していました。 優勝記念演技発表会には伊那西高校の生徒や保護者が集まり新体操クラブの演技に拍手や声援を送っていました。 クラブのメンバーは「結果に満足するのではなく謙虚に受け止め次の目標に挑戦していきたい。」と話していました。
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防火ポスターコンクール 入選作品決まる
上伊那の小学生を対象に募集した防火ポスターの選考会が28日に開かれ、最優秀賞に箕輪中部小の中野ほのかさんの作品が選ばれました。 最優秀賞に選ばれたのは、箕輪中部小学校5年の中野ほのかさんの作品です。 優秀賞には、箕輪東小学校5年の三谷太陽くんの作品が選ばれました。 防火ポスターコンクールには、上伊那の小学校22校から400点の応募がありました。 これまで伊那と伊南の防火管理協会がそれぞれ行っていましたが、消防の広域化に伴い、今年から上伊那防火管理協会として実施する事になりました。 最優秀賞、優秀賞の他に入選作品14点が決まり、11月9日から始まる秋の全国火災予防運動に合わせて市内で展示される事になっています。
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長野県南部防災対策協議会 天竜川沿いのごみ拾い
南信地域の建設業者でつくる長野県南部防災対策協議会は、28日、天竜川や三峰川の環境美化活動としてごみ拾いを行いました。 飯田、駒ヶ根、伊那の3地区に分かれ環境美化活動が行われ、伊那地区には、15社から30人が参加しました。 長野県南部防災対策協議会では、毎年この時期に「ラブリバー天竜の日」と名付けた河川清掃を行っていて、今年で25回目となりました。 天竜川の殿島橋から新水神橋までと、三峰川の合流点から榛原河川公園までの川沿いを歩き、ごみを拾いました。 10年ほど前までは、家具や家電などの不法投棄が多かったという事ですが、近年はペットボトルや空き缶などのごみが目立っているという事です。 午前中いっぱい作業を行い、ごみ袋36袋分が集まったという事です。 協議会では、「ごみを捨てる人がいなくなるよう活動を続けていきたい」と話していました。
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伊那谷アウトドアフェス賑わう
山と自然を活用して地域活性化を目指すイベント「アルプス伊那谷アウトドアフェス」が27日、伊那市創造館で開かれました。 イベントは、南アルプス、中央アルプスの2つのアルプスに囲まれた伊那谷の、山と自然の魅力を発信し、地域振興につなげようと開かれたもので、今年で2年目です。 伊那市を中心とした20代から40代前半の若者でつくるアスタルプロジェクト実行委員会が企画したものです。 会場には、ロープを使わずに登るボルタリングやベルト状のラインを利用したスポーツスラッグラインを体験できるコーナーが設けられていました。 中でも、ロープを使い高さ6mまで登るツリークライミングは子供たちに人気でした。 この他、伊那市内の飲食店などのブースでは、地元の食材を使った料理が販売され昼時には多くの人で賑わっていました。 実行委員会によると今年は去年より13多い、36のブースが出展したということです。 実行委員会によりますと、去年よりおよそ1300人多い2500人が訪れたということで、今後も継続してイベントを計画していきたいとしています。
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富県の子供たちが蜂追い体験
伊那市富県の子ども達が伊那谷の秋の伝統文化「蜂追い」を今日、体験しました。 蜂追いを体験したのは富県公民館が開いている、いきもの探検隊の子ども達です。 子ども達に外で遊ぶ楽しさや伝統文化を伝えようと開かれました。 27日は伊那市地蜂愛好会のメンバーに協力してもらい、美篶笠原で地蜂の巣をとる蜂追いを体験しました。 地蜂と呼ばれるクロスズメバチを餌の生イカでおびき寄せ目印をつけて再び山に放ち後を追いかけます。 27日の、午前中は気温が低かったことから蜂の数が少なく思うようにはいきませんでした。 蜂追いを初めて1時間、地面の中に作られた巣の場所を探し出しました。 愛好会のメンバーが蜂を眠らせるため煙幕を入れて巣を取り出しました。 およそ、1.3キロの巣を取ることが出来ました。 取ってきた蜂の子は、甘露煮とご飯にして全員で味わいました。 子ども達からは美味しいと好評でした。 中には、なかなか箸が進まない子供の姿も見られました。 富県公民館では「取る楽しさ取ったものを食べた時の美味しさを知ってもらいたい」と話していました。
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十五夜にお供え「おからこ」づくり
伊那地域に伝わる十五夜のお供え餅「おからこ」づくりが27日伊那市の旧井澤家住宅で行われました。 伊那部宿を考える会では、地域の風習を伝えていこうと10年前から毎年十五夜に合わせ石臼と杵を使い、おからこづくりを行っています。 完成した団子は、近くの畑から取ってきた里いもの葉に乗せ、カボチャやネギ、クルミなど今年とれた野菜と共に縁側に並べました。 伊那部宿を考える会の中村國義会長は、「おからこを月に供え、収穫の喜びや感謝してきた先人の営みを若い人たちにも伝えていきたい」と話していた。 おからこは、一晩月に供えた後、28日に「おからこ汁」にして味わうという事です。
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古い地名調査 3グループが報告
伊那市が進めている古い地名調査の中間報告が26日行われ、代表グループが地名の由来などについて報告しました。 報告会では、伊那市日影、高遠町藤沢、長谷溝口の3つのグループが報告をしました。 調査は、古い地名を調べることで地域の歴史や先人たちの暮らしを後世に残していこうと伊那市が進めているものです。 長谷溝口の調査グループは、「溝口」という地名について「三峰川の入り口で中ごろに位置するため、溝の口から溝口になったなどという説があり、地形が由来の地名だと断言できる」と話していました。 また、美和湖左岸にある「こはくび」という地名については、「この地域にある「雨漏りを怖がる首の化け物」という言い伝えから、「怖がる首」となり、「こはくび」と呼ぶようになった」と話していました。 高遠町藤沢の調査グループは、「片倉地域の地名を調査する中で、明治7年に作られたとされる絵地図を発見した」と報告しました。 日影の調査グループは、「これまでに区内のお年寄りを招き、古地図などを見て聞き取り調査をした。今後は、地名を種類ごと分類し特徴を調べていきたい」と話していました。 地名調査は、市内81グループが取り組んでいます。 これまでに44の報告書が提出されていて、今後は報告書のデータベース化や図書館での閲覧も行っていきたいということです。
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南信工科短大開校前にシンポジウム
来年4月の県南信工科短期大学校の開校を前に、ものづくり産業の振興と魅力を発信するシンポジウムが、26日、伊那市のいなっせで開かれました。 シンポジウムは、未来を担う若い世代に科学技術やものづくりについて興味を持ってもらおうと、上下伊那の130以上の企業でつくる南信工科短大振興会が開いたものです。 元男子バレーボール日本代表監督の植田辰哉さんによる特別講演が行われ、結果を出すために大切なことなど自身の経験を交えながら話しをしました。 他に、ロボット技術を用いた電動車いすの制作や、宇宙研究など、南信地域の3つの工業系高校の生徒が研究の成果を発表しました。 このうち箕輪進修高校の生徒は、3Dプリンターを使った立体設計図の制作について話しました。 南信工科短大は、来年4月開校予定で、定員は機械生産と電気制御技術科のそれぞれ20人ずつとなっています。 推薦入学試験は、11月5日から始まります。
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信大の最新研究から異業種交流のヒント学ぶ
伊那商工会議所の伊那異業種交流研究会は、25日伊那市のいなっせで公開全体例会を開きました。 信州大学の最新研究を聞き、異業種交流の新たな可能性を探りました。 最初に、電気自動車に使用する次世代電池の材料などを研究している手嶋勝弥工学博士と、国際ファイバー工学研究所の所長で、医療分野に特化した繊維素材など様々な分野でのファイバーの可能性を研究している高寺政行工学博士が講演しました。 手嶋さんは、新時代を拓く環境・エネルギー材料科学をテーマに講演し「今までの研究で培った技術をオンリーワンに極めることで、様々な可能性が無限に広がる」と話していました。 パネルディスカッションでは、異業種交流研究会に3つあるグループの代表が加わり、「最先端領域の活用と異業種交流の可能性」をテーマに意見を交わしました。 会場にはおよそ80人が訪れ、研究機関と地元企業の関わり方などについて耳を傾けていました。
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10月から訪問看護事業
伊那中央病院は在宅医療の希望者増加にともない10月1日から訪問看護事業を始める計画です。 訪問看護では緊急時を考慮し24時間連絡対応体制が整えられます。 25日は伊那市役所で伊那中央行政組合議会が開かれ訪問看護事業に関する条例案が全会一致で可決されました。 訪問看護は退院してからも在宅医療が受けられるもので、リハビリテーションや緩和ケアのほか医師の指示による医療処置が行われます。 専属の看護師3人が看護にあたり1人当たり月に40件の訪問をすることを目標としています。 業務を行う地域は伊那中央行政組合構成市町村の伊那市、箕輪町、南箕輪村で当面は伊那中央病院を退院し在宅医療を希望する人を対象とします。 時間は午前8時30分から午後5時15分までで緊急時も考慮し24時間連絡対応体制を整えるとしています。 伊那中央病院ではこれまでに段階的に「みなし指定」として訪問看護事業を行っていて7月には114件を訪問したということです。 伊那中央病院ではほかに入院患者の寝たきり防止や家庭復帰を推進するための回復期リハビリテーション病棟をつくり、新たに24床を設置する計画です。 専任の医師のほか看護師を配置し開設は平成28年5月以降を予定しています。 伊那中央病院の平成26年度の決算はおよそ2億8000万円の黒字で6年連続の黒字となっています。 伊那中央病院では地域の中核病院として住民が24時間安心して最適な医療サービスを受けられる体制を整えたいとしています。
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酒造りに適した酒米の開発 収穫作業
酒造りに適した酒米の開発を目的とした試験品種の収穫作業が、20日、伊那市御園で行われました。 20日は、御園の田畑毅さんの37アールの圃場で5月に植えた試験品種の収穫が行われました。 試験品種の栽培は、長野県の酒蔵の有志でつくる「酒米研究会」と県農業試験場が酒造りに適した新たな酒米を開発しようと行っているもので、上伊那では今年で2年目です。 試験場が所有する品種のなかで、穂が短くて倒れにくく粒が大きい醸造に適したものを、今年の5月に植えました。 今年は、50俵ほどの収量を予定していて、全て高遠町の仙醸が買い取り、来年1月に純米吟醸用の原料米として使用します。 その後、この地域に適した酒米かどうかデータを取って調べるということです。
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亜細亜大学生が伊那の地域性を学ぶ
東京の亜細亜大学の学生が13日伊那市美篶青島の矢島信之さんの案内で伊那の歴史や食文化に触れました。 伊那を訪れたのは亜細亜大学の夏目重美教授のゼミを受けている37人です。 夏目教授が井月俳句大会に俳句を投稿したことが縁で井上井月顕彰会の矢島さんと知り合いになりました。 伊那市高遠町でゼミの合宿が行われその中で矢島さんの話を聞くことになりました。 矢島さんは川の氾濫による被害を少なくするための霞堤防などについて話をしました。 また伊那の食文化を知ってもらおうと用意したイナゴやサナギなどを学生に振る舞いました。 学生は地元の人から直接話を聞くことでこの地域について理解を深めていました。
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通称「ビリギャル」の著者、坪田信貴さん講演会
通称「ビリギャル」の著者、坪田信貴さんの講演会が、24日、伊那文化会館で開かれました。 学年最下位の女子高校生が1年間で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した実話を書いた本、通称、ビリギャルの著者、坪田さんが県内で講演を行うのは今回が初めてです。 坪田さんは、「勉強ができない事で自信をなくしてしまう子供がいるが、勉強は正しい方法で一生懸命やればできるようになるもの。」と話していました。 講演会は、伊那市西町のcafe tiesと、県内の若手経営者でつくる伊駒考動倶楽部などが実行委員会を作り開いたものです。 cafe tiesは、人と人とのつながりをコンセプトに今年4月にオープンしてから半年を迎えた事から、地域への感謝の気持ちを込めてこの講演会を企画したという事です。
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東部中学校吹奏楽部定期演奏会
伊那市の東部中学校吹奏楽部の定期演奏会が24日伊那文化会館で開かれました。 演奏会には、1年生から3年生までの部員83人の他、OBやOGも出演しました。 東部中学校吹奏楽部では、練習の成果の発表の場として、年に一度定期演奏会を開いています。 今年は中部日本吹奏楽コンクールの県大会で金賞を受賞し、来月開かれる本大会に長野県代表として出場します。 演奏会では、コンクールの課題曲の他、JPOPやアニメソングなどを披露しました。 演出も生徒が考えたということで、一年生が踊って会場を盛り上げる場面もありました。 3年生は今回の演奏会で引退になるということで、「3年間の想いをこめて演奏をしたい」と話していました。
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今年は5週連続そば三昧
信州そば発祥の地をPRしようと、毎年秋に、毎週にそばイベントを開催してきた伊那市ですが、今年は5週連続のそばイベントを開催します。 伊那市ではこれまで、4週連続でそばイベントを開催してきましたが、今年は5週連続にするとしています。 これまでの、内の萱の行者そば祭り、農業公園みはらしファームの信州伊那新そばまつり、高遠城址公園の山麓一の面会同フェスタ、高遠そば新そば祭りに加え、今年は伊那スキーリゾートのきのこ王国とコラボした西春近新そば&きのこ祭を行うとしています。 白鳥市長は、信州3大そばの産地の一つとされる長谷・入野谷の原種のそばを復活させる取り組みを紹介し、「数年かかるが、江戸時代に食べられていたものが味わえるようになると思う。」と今後に期待していました。
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伊那市高遠町で燈籠祭
伊那市高遠町で燈籠祭が行われ、本祭りの23日は、山車や高遠ばやしが商店街を練り歩きました。 高遠ばやしは、霜町、相生多町、新町の3つの連が練り歩きました。 山車は、仲町と本町の2つの連が巡行しました。 ご祝儀をもらった店の前では、威勢のいい三三七拍子が響いていました。 燈籠祭は、豊作と無病息災に感謝する鉾持神社の例祭として行われています。 稲穂に見立てた赤いほうずき提灯が並び、商店街を彩っていました。
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伊那バス観光が南アジオパークの旅
伊那バス観光株式会社は、南アルプスジオパークガイドの会と連携して初めての一般向けツアーを20日に行いました。 伊那市高遠町の板山露頭です。 ここでは、南アルプスの山中を北から南へ一直線に走る中央構造線の断面をみることができます。 ツアーには、地元を中心に約20人が参加し、南アルプスジオパーク認定ガイドの北原滋夫さんから説明を受けました。 昨年9月に開催された日本ジオパーク南アルプス大会で、7つのコースのジオツアーが大会参加者を対象に行われました。 そのうちの展望コースが今回一般向けに民間の旅行会社により初めて行われました。 中央構造線板山展望台では、西側がけわしく、東側がなだらかな地形を上からながめました。 参加者たちは、秋晴れのもと、行楽気分でジオパークの魅力に触れていました。
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美篶バトミントン主催 B-1大会
美篶バドミントン主催のバドミントンNo.1を決めるB―1大会が、20日、伊那市民体育館メインアリーナで開かれました。 今年で8回目となる大会には、南信地域の高校生から60代まで208人が参加しました。 美篶バドミントンは、美篶小学校の体育館で週1回練習をしていて、大会は競技人口を増やすことを目的に毎年この時期に開かれています。 参加者に1試合でも多く楽しんでもらおうと、1チーム最低3試合が組まれ、男子と女子に分かれてダブルスで勝敗を競いました。 参加者の7割が高校生ということですが、大人も負けじとハツラツとしたプレーで盛り上げていました。 美篶バドミントン代表の松下始さんは、「参加者同士交流の場にもなっているので、これからも続けていきたい」と話していました。
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旧井澤家住宅で野点の茶会
伊那市西町の旧井澤家住宅で20日、野点の茶会が開かれました。 茶会は、日本の文化に触れてもらおうと、旧井澤家住宅を管理する伊那部宿を考える会が開いたものです。 伊那市山寺の福澤登美子さんが指導する表千家の教室の会員らが、抹茶と和菓子を振舞いました。 また抹茶茶碗は、20日まで旧井澤家住宅で展示を行っていた浦野真吾さんの高遠焼を使用しました。 伊那部宿を考える会の中村國義会長は、「天気にも恵まれ最高の雰囲気の中で行えてよかった」と話していました。
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国体出場伊那市在住の選手・監督 壮行会
26日から和歌山県で開かれる第70回国民体育大会に出場する伊那市在住の選手の壮行会が17日、市役所で開かれました。 この日は、国体に出場する伊那市在住の選手と監督11人が市役所を訪れ、林俊宏副市長と北原秀樹教育長に出場の挨拶をしました。 壮行会に参加した選手と監督は、陸上、サッカー、バレーボール、バスケットボール、軟式野球、弓道の競技に出場します。 選手はそれぞれ、「1回戦を突破したい」「自分の力を精一杯発揮したい」「応援してくれる人の思いを背負って頑張りたい」など決意を述べました。 林副市長は「今まで培った力を発揮して目標が達成できるように頑張ってください」と激励しました。 第70回国民体育大会は、26日から和歌山県で開かれます。
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伊那谷住宅建築展
伊那市などに住む建築士による住宅建築展が19日から伊那市の伊那図書館で始まりました。 会場には、伊那谷の建築士の仕事を紹介したパネルや模型などが展示されています。 「逆手に取る」がテーマで、「土地が狭い」「日当たりが悪い」「予算が少ない」などといった悪条件をうまく活用した建築のアイデアをパネルで紹介しています。 建築士の仕事を多くの人に知ってもらおうと開かれているもので、伊那市などの建築士11人が参加しました。 会場内には、高さ3メートルのグリーンウォールも展示されています。 間伐した際に出た不要なスギの葉を利用して制作されました。 20日は午後1時半から酒屋に飾られ新酒ができたことを知らせる「杉玉」を作るワークショップが行われます。 伊那谷住宅建築展は27日(日)まで、伊那市の伊那図書館で開かれています。