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上伊那の地域づくりを考えるフォーラム 阿部知事が参加
しあわせ信州移動知事室最終日の17日、阿部守一長野県知事は地域の魅力について考える「上伊那地域づくりフォーラム」に参加し、民間団体と意見交換しました。 フォーラムには、市町村職員や観光関係団体などおよそ170人が参加しました。 地域づくり活動への理解と団体同士の交流を深めようと行われたものです。 「地域づくりに取り組む上で大切なこと」と題し行われたパネルディスカッションでは、商店街や地域の活性化に取り組む人など4人がパネリストを務め、コメンテーターとして出席した阿部知事と意見を交わしました。 このうち、伊那まちの再生やるじゃん会の平賀裕子(ゆうこ)さんは、県産財の魅力を発信し商店街の活性化を図る「木のショールームプロジェクト」について話しました。 他に、去年5月に東京都から箕輪町に移り住み地域おこし協力隊として活動している橋本浩基さんは、自身が取り組んでいる農業支援について話しました。 阿部知事は、「それぞれの団体ごと横の繋がりを大切にしてほしい」とまとめました。
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新春書画・干支展
新年や干支のひつじにちなんだ作品が並ぶ「新春書画・干支展」が17日から、伊那市の旧井澤家住宅で開かれます。 会場には、伊那部宿を考える会の会員が所蔵する書画や掛け軸と、伊那市長谷の手芸サークル 「美里会」の会員が制作した木目込み作品など44点が並んでいます。 また、橋爪まんぷさんによる「筆字絵展」も開かれます。 新春書画・干支展は、17日から伊那市西町の旧井澤家住宅で開かれます。 入館料は、大人200円小中学生は100円です。
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クリーンセンター八乙女最終処分場 堀り起しはせず
上伊那広域連合は、クリーンセンター八乙女最終処分場の堀り起しは行わず、新ごみ中間処理施設から排出される残さの埋め立てのみを行うとの方針を、16日に示しました。 上伊那広域連合議会全員協議会で報告されたものです。 当初は、箕輪町のクリーンセンター八乙女最終処分場を掘り起し、新ごみ中間処理施設から排出される残さを埋め立てる計画でした。 しかし上伊那広域連合は、最終処分場の掘り起しを行わないとする方針を、16日に示しました。 理由として、処分場に敷かれている遮水シートを破損するリスクをあげています。破損による水漏れなどで地下水に影響が出た場合、破損個所の特定が非常に困難だとしています。 また、焼却処理が不可能なものが埋め立てられている事やコスト高も理由としてあげています。 掘り起しを行わない事で、埋め立て可能年数が短縮されますが、埋め立てられる容量を増やす届出を県へ行うことで、延長が可能だとしています。 広域連合では、この方針に基づいて新しいごみ中間処理施設の整備を進めていくとしています。
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人材育成について意見交換
阿部守一長野県知事は、16日伊那市の伊那商工会館で開かれた県政タウンミーティングで、ものづくり企業の経営者2人と意見交換しました。 移動知事室4日目の16日は、伊那市の伊那商工会館で県政タウンミーティングが開かれました。 会場には、企業経営者や一般など130人が訪れました。 阿部知事と意見交換したのは、KOA株式会社の向山孝一会長、有限会社スワニーの橋爪良博社長です。 上伊那のものづくりの強さの秘訣について話をし、向山さんは、「上伊那のものづくりを継承し発展させるためには、先祖や先輩たちが築いてきた歴史を学ぶ必要がある」と訴えました。 平成28年4月に開校する県南信工科短大への期待や役割については、チームプレーや人間力を高める教育を期待していました。
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ざんざ亭の長谷部晃さん 鹿の活用漫画で発信
鹿肉を使ったコース料理などを提供している伊那市長谷のざんざ亭の長谷部晃さんは、鹿の活用についてわかりやすく解説した漫画を作成しました。 元々猟師だった長谷部さんは、地元にあるものを有効活用しようと、7年前に鹿肉を使った料理を提供する飲食店を始め、2年前からは鹿一頭丸ごと活用する方法を研究しています。 漫画は4ページで、一般用と、ふり仮名を多くした子供用があります。 伊那市富県のイラストレーター伊藤真美さんがイラストを担当しました。 増えすぎた鹿による農林業被害の現状、日本では古くから食べられている歴史、高たんぱくで低カロリーな栄養面、革や骨の活用など、様々な面から鹿にまつわる情報を紹介しています。 長谷部さんは、鹿肉料理のワークショップなどでこの漫画を参加者に配布し活用していくという事です。
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阿部知事 飯田線の活性化策に「観光利用」を
しあわせ信州移動知事室で上伊那に滞在中の阿部守一長野県知事。 3日目の15日は、飯田線を使って伊那合同庁舎へ登庁し、「飯田線の活性化策として観光での利用を県としても考えていきたい」と話しました。 14日に飯島町内で宿泊した阿部知事は、飯島駅・午前7時40分発の電車に乗り、午前8時19分に伊那市駅に到着しました。 高校生や地元住民の足として使われている飯田線での、駅の無人化や利用者の現状を知るための視察です。 車内では、伊那市の職員とアイディアを出しながら飯田線の活性化について話をしてきたという事です。 阿部知事は「周辺の風景の写真などを車内に掲示するとか、その土地のアナウンスをしてもらうなど、色々なアイディアがある。地域の生活の足としても使いやすいような工夫もできるのではないか」と話しました。 また「地域の皆さんも色々なイベントを行っている。県としても政策研究のひとつとして取り組んでいるので、アイディアを着実に具体化していけば多くの人に利用される飯田線になっていくのではないか」と話していました。
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西箕輪上戸 大文字(でえもんじ)建て
伊那市西箕輪上戸で、小正月の伝統行事「大文字(でえもんじ)」が14日早朝に行なわれました。 午前4時半、大文字の開始を告げる太鼓が始まると区民それぞれが作った巾着飾りを持って集落の中心部の三ツ辻に集まります。 長さ12メートルあまりの「大文字柱」が辻まで担ぎ出され、巾着袋や役員たちが事前に色紙で作った花、酒樽が飾り付けられていきます。 大文字(でえもんじ)は、鎌倉時代末期にはじまり、松本方面から辰野・箕輪・伊那に伝わったとされています。 厄落としと、1年間の無事を祈っての道祖神まつりの行事で、過去に一度この祭りを中止したところ村に疫病がはやり死人も出たと言い伝えられています。 飾りつけが終わるといっきに柱を建てました。 今年は、電線などにかかることなく、大文字建ては、無事終了。 1月20日の早朝までこのまま飾られます。 柱の脇にある作業小屋では、区民らがお神酒を酌み交わし、今年1年の無事を願っていました。
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しあわせ信州移動知事室 2日目は各種団体と懇談
「しあわせ信州移動知事室」2日目の14日、阿部守一長野県知事は、伊那小学校でのあいさつ運動を皮切りに、各種団体関係者と懇談しました。 朝7時半、阿部知事は伊那小学校の校門に立ち、登校する児童に「おはよう」と声をかけたり、握手をするなどしました。 これは、大人から挨拶をする事で子供達の健全育成につなげようと県が今年度から進めている「信州あいさつ運動」の一環です。 上伊那では小中学校で教諭やPTAを中心に行われているという事です。 ある児童は、「初めて阿部知事にあいました。テレビで見るより大きくてびっくりしました」と話していました。
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親子スキー教室で楽しく滑る
伊那市民を対象にしたスキー教室が5日、伊那市西春近の伊那スキーリゾートで開かれました。 伊那市教育委員会が毎年開いているもので、親子6組、13人が参加しました。 教室では伊那市体育協会スキー部のメンバー2人が、初心者コースと中級者コースに別れて指導にあたりました。 このうち初心者コースには初めて滑る子供など、5人が参加し、子どもたちは板の履き方を教わったあと、なだらかな斜面で滑りました。 しばらくすると、リフトに乗り、上からスキー板をハの字にして滑っていました。 教室は午前と午後行われ、参加した子どもたちは「楽しかった、これからもっと上手に滑れるようになりたいです」と話していました。
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JR飯田線について考えるシンポジウム
JR飯田線とまちづくりについて考えるシンポジウムが、12日、伊那市のいなっせで開かれました。 シンポジウムは、飯田線の活用について考えるJR飯田線活性化期成同盟会が開いたものです。 12日は、パネルディスカッションと基調講演が行われました。 このうちパネルディスカッションでは、駅舎の美化活動を行っている人や利用者などの4人が「伊那谷の未来を考える」をテーマに話しをしました。 無人化となった沢渡駅に壁面絵画を設置した伊那西高校美術クラブの有賀睦さんは「季節にあった作品を展示するなど駅舎をギャラリースペースとして活用し、常に変化のある場所にしていきたい」と今後の活動について話しました。 また、パネルディスカッションにアドバイザーとして参加した鳥塚亮さんは、様々な経営活性化策を実行し千葉県のいすみ鉄道を廃止の危機から救った経験から「飯田線はローカル線の横綱級。地域の財産と思ってほしい」とまとめました。
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移動知事室 伊那市で始まる
阿部守一長野県知事は、県庁を離れて一定期間一つの地域で知事として執務を行う「しあわせ信州移動知事室」を13日から伊那市でスタートさせました。 移動知事室は阿部知事が公約に掲げた事業の一つで、知事が課題や要望を住民から直接聞いたり、現地機関職員との連携を深めようと初めて行われたものです。 13日は、伊那合同庁舎3階に県産材を使った看板を阿部知事らが設置しました。 講堂に集まった職員150人を前に阿部知事は「長野県は地域が特色をもって発展している。県民との共感や対話の先頭にたっていくので一緒に進めてほしい」と話しました。 午前中は、伊那保健福祉事務所、伊那建設事務所など現地機関12の所長らと懇談し力を入れて取り組みたい課題などについて意見交換しました。 また、お昼には20代の若手職員10人と昼食をとりながら仕事をするうえで困っていることや職場環境の改善などについて意見を交わしました。 午後は、伊那中央病院を訪れ去年6月に開設したメディカルシミュレーションセンターなどを視察し担当の医師から説明を受けました。 移動知事室は17日までの5日間で、期間中は農林業関係の施設など各地の主要施設を訪問し、市民や商工関係者などと懇談を行う計画です。
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リニア中央新幹線現地推進本部第2回会議 取り組み状況等報告
リニア中央新幹線現地推進本部第2回会議が13日、伊那市の伊那合同庁舎で開かれ、上伊那、下伊那、木曽の地方事務所長が取り組み状況などを報告しました。 会議には、阿部守一知事や上下伊那の地方事務所長などおよそ40人が出席しました。 リニア中央新幹線現地推進本部は、上伊那、下伊那、木曽がリニアの整備効果を地域振興に生かしていくために連携を図る目的で去年4月に初会合が開かれました。 この日は各地方事務所からリニア関連道路の整備についてや、取り組み状況などが報告されました。 上伊那地方事務所の青木一男所長は「移住定住の促進に向けて一丸となって取り組みたい」と話しました。 阿部知事は「伊那谷の人口のおよそ85%を東京圏域90分とするのが目標。早急に整備を進め地域のみなさんと思いを共有しながらしっかりとした対応をしていってもらいたい」と話しました。
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西箕輪の重盛さん宅で寄席
伊那市西箕輪の重盛さゆりさん宅で10日、東京都出身の落語家古今亭(ここんてい)菊生(きくしょう)さんの寄席が開かれ、訪れた人が初笑いを楽しみました。 寄席には20人ほどが訪れ、菊生さんの小噺を楽しみました。 伊那市西箕輪の重盛さんは、寄席を聞きに行った際に菊生さんと知り合い、個人宅で気軽に落語を楽しんでもらう機会を作ろうとイベントを企画していて、今回で2回目です。 菊生さんは正月にちなんで、酒に関する落語を披露していました。 重盛さんは、「ホールとは違うアットホームな雰囲気の中で楽しめる落語を今後も企画していきたい」と話していました。
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長谷小児童が効果音のレコーディング体験
長谷小学校の児童は、自転車のベルや車輪の音などの効果音のレコーディングを10日に体験しました。 伊那市山寺の自転車店CLAMPの店内に作られたギャラリースペースでレコーディングが行われました。 これは、CLAMPの武村信宏店長と伊那市を中心に活動する歌手深瀬人寛さんが、曲作りの楽しさを知ってもらおうと企画したものです。 レコーディングでは、児童が自転車のベルを鳴らしたり車輪を回していました。 この効果音は、児童と深瀬さんで作った曲「虹色の雲」で使われます。 歌詞は、児童が書いた言葉をもとに、深瀬さんがまとめました。 自転車の効果音の入った「虹色の雲」は今後深瀬さんのHPで公開され、250円でダウンロードできるようになるということです。
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野口さんがラブジョイ彗星の撮影に成功
伊那天文ボランティアすばる星の会代表の野口輝雄さんが、「ラブジョイ彗星」の撮影に成功しました。 野口さんは、8日の夜に伊那市西箕輪の畑で撮影に成功しました。 ラブジョイ彗星は、去年8月にオーストラリアのアマチュア天文家、テリー・ラブジョイ氏が発見したものです。 現在は4等級ほどの明るさで、日没後から南東の空・オリオン座の近くに見ることができます。 地球に最も接近したのは7日、太陽に最接近するのは30日、見ごろは20日頃だということです。 ラブジョイ彗星が太陽に近づくのは1万1千年に1度だということです。 すばる星の会では、17日土曜日にラブジョイ彗星の観察会を開く予定です。
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地域防災の要としての意識高める
伊那市出初式が11日行われ消防団員や赤十字奉仕団などが堂々とした分列行進を披露し地域防災の要としての意識を高めました。 中心商店街で行われた分列行進には消防団員などおよそ900人が参加しました。 団員らは市民が見守る中、堂々と行進し白鳥孝伊那市長と三澤俊明団長の観閲を受けました。 三澤団長は「日頃の予防消防に対する献身的な取り組みに感謝する。市民を守るという崇高な使命を全うしようとすれば、つらいことが多いかもしれないが、きっとどこかで市民は我々の姿を見ていてくれるはず。今年も切磋琢磨しプライドを持って消防団活動に励まれることを期待する。」と訓示しました。 伊那市では去年1年間に27件の火災が発生していて被害額はおよそ7,500万円。 団員の出動は延べ3,376人となっています。
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いなっせ5階 青パパイア実る
伊那市のいなっせ5階の生涯学習センターでは、熱帯地域原産の青パパイアの実がなっています。 いなっせ5階の生涯学習センターの事務室です。 部屋の奥には、青パパイアの実がなっています。 生涯学習センターの北沢理光さんが、沖縄県の南大東島との交流を機会に7年前に50センチほどの苗木を購入し育ててきました。 毎年小さな実がなるということですが、ここまで大きくなったのは初めてということです。 北沢さんによると、青パパイアを育てるには18度から30度の温度が最適で寒い地域で育てるのは難しいということですが、この場所は日当たりがよく 1年中気温が高いのが良かったのではないかと話します。 青パパイアの実は、3月上旬ごろまでには3倍ほどの大きさになるということで、開館中ならいつでも見に来られます。 定休日 水曜日 時間 午前8時30分~午後9時
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伊那市美篶笠原でまゆ玉づくり
15日の小正月を前に、各地で伝統行事が行われました。 伊那市美篶笠原の北村地区では、無病息災や五穀豊穣を願うまゆ玉づくりが行われました。 10日は、地区の小学生6人とPTAや近くに住むお年寄りおよそ20人が廣得館に集まりました。 まゆ玉は、蚕に感謝し無病息災や家内安全を願う小正月の伝統行事です。 ふかした米の粉を着色し、まゆの形にしてそよぎに刺します。 養蚕が盛んだったこの地域では、40年ほど前までは各家庭で作られていたということです。 伝統のまゆ玉作りを後世に引き継いでいこうと、15年近く中心となって行事を実施している諸田秀さんです。 諸田さんは「伝統行事の継承は大変なことだが絶やしたくない」と話します。 そよぎには、まゆ玉の他に願いごとなどが書かれた短冊も飾られていました。 まゆ玉は、11日に行われるどんど焼きで焼いて食べるということです。
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伊那と高遠の剣道クラブ 活動スタート
伊那少年剣道クラブの鏡開きが10日、伊那市の伊那東小学校体育館で行われました。 式では、飯島浩代表ら4人が金槌で餅を割りました。 伊那少年剣道クラブは、園児から中学生までのおよそ30人が週に2回練習を行っています。 式では、6年生の児童2人が誓いの言葉を述べました。 この後、今年初めての稽古が行われました。 今年度入部した9人が素振りで練習の成果を披露した他、合同稽古を行いました。 飯島代表は「個々に目標をもってそれにむかって取り組んでほしい」と話していました。
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井月顕彰会 堀内会長死去
俳人、井上井月の研究者や愛好者らでつくる井上井月顕彰会の堀内(ほりうち)功(つとむ)会長が9日、東京都新宿区の病院で亡くなりました。 94歳でした。 顕彰会関係者によりますと、堀内さんは、9日昼過ぎに、打ち合わせを予定していた新宿区のホテルで倒れ、東京医科大学病院に運ばれましたが、午後1時57分死亡が確認されたということです。 打ち合わせを予定していた井月を題材にした映画「ほかいびと」の北村皆雄監督は、「発見した時は、すでに心肺停止状態だった」と話し、「親と同等のおつきあいをさせていただき、1週間に一度は会っていた。堀内さんがいなかったら、「ほかいびと」は生まれていなかった」と突然の死を悼んでいます。 堀内さんは、顕彰会会長として、2008年から句集の発行や句碑の建立などに尽力しました。 堀内会長とは20年来の付き合いだったという顕彰会副会長で井月研究家の竹入弘元さんは、「井月の足跡や魅力の発信に大きく貢献された」と堀内さんの死を悔やんでいます。 2012年に発行された井月編俳諧三部集は、井月が1400人の俳人の句を載せたもので、すべて井月の自筆で書かれていて、交友関係もわかります。 竹入さんが解読しましたが、採算がとれないと出版に踏み切れないでいたところ、堀内さんが資金援助しました。 通夜は、19日午後6時~、告別式は、20日午前10時30分~ 場所は、上野寛永寺輪王殿 喪主は、堀内泰司さん(長男) 詳しくは、井上井月顕彰会090-8200-4590(平澤さん)
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春近し 春近神社で合格祈願
伊那市東春近の春近神社で、春富中学校合格祈願祭が9日行われました。 9日は、受験を控えている春富中学校の3年生全員、151人が3回に分かれて合格祈願をしました。 合格祈願祭は、「サクラサク」春が近い神社ということで、神社の祭典委員らが学校側に働きかけ実現したもので、今年で4年目になります。 花畑樹彦宮司が祝詞を読み上げ、生徒代表4人が玉串を供え拝礼しました。 花畑宮司は、「多くの人に支えられて受験を無事迎えられる。悔いのないよう取り組んで、合格の便りを春近の神に届けてほしい」と話ました。 春近神社祭典委員長の飯島宗夫さんは、「受験の成功はもちろん、地域のために働ける人に育っていってほしい」と中学生に期待していました。
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ワイン醸造順調です
伊那市美篶の伊那ワイン工房社長、村田純さんは、順調に醸造作業が進んでいることを9日白鳥孝伊那市長に報告しました。 村田社長は、醸造第1号で去年12月17日に発売した2014ナイアガラ辛口を持参し、順調な仕上がりを報告しました。 2014ナイアガラ辛口は、箕輪町のぶどう園、雅秋園産のナイアガラを使い、去年秋に仕込み、375ミリリットル入りのワイン1,500本が出来上がりました。 1本1,080円で販売されています。 去年9月にオープンした伊那ワイン工房は、伊那市内では初めてのワイン醸造施設です。 30年にわたり醸造に携わってきた村田社長。 その経験を活かして、やまぶどうワイン「山紫」の仕込みも請け負っていて、今年6月に出荷の見込みです。 白鳥市長は、「前々から伊那市にワイナリーが欲しかったので大変うれしい。」と喜んでいました。 伊那ワイン工房は、1月末にはリンゴのワインやシードルを発売予定で、村田社長は、「多品種、少量生産で、同じものは2度とない醸造を心掛けていきたい」と意気込んでいます。
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天然リンクでスケート授業
伊那市の伊那西小学校は、学校近くの天然リンク、伊那西スケート場でスケートの授業を行っています。 今朝も1年生から6年生までの全校児童60人が氷の感触を楽しみながらスケートを学んでいました。 伊那西小学校では、身近にあるスケート場を活用し、冬場の体力増進につなげようと、毎年スケートの授業を行っています。 学校関係者によりますと、入学から毎年続けることで、6年生になると上手に滑ることができるようになるということです。 伊那西スケート場は、連日の冷え込みで、7日の夜から滑走可能になりました。 スケートの授業は、翌日の8日から始まっていて、来週も行われます。 9日は、飯田市から訪れたという男性もいました。 1周300メートルの伊那西スケート場は、近くの武田用水組合が管理していて、昨シーズンは19日間の営業で延べ1,200人余りの利用がありました。 今シーズンは、2月8日頃までを予定しています。 営業時間は、午前の部が7時から10時まで、午後の部が6時から9時までで、料金は1人200円です。
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110番の日に合わせて 正しい利用呼びかける街頭啓発
1月10日は110番の日です。 伊那市のJR伊那北駅では伊那警察署の署員がチラシを配り正しい110番の利用を呼びかけました。 9日は、伊那警察署管内の高校に通う生徒の登校時間に合わせて、辰野町から伊那市までの各駅5か所で啓発活動が行われました。 このうちJR伊那北駅では署員5人と県警マスコットキャラクターライポくんがチラシを配り、正しい110番の利用を呼びかけました。 伊那警察署によりますと、去年県内で110番にかかってきた件数はおよそ9万6千件で、このうち急を要さない電話はおよそ1万5千件だということです。 管内では去年よりおよそ500件多い3,400件の電話があり、このうち500件が急を要さないものだったということです。 伊那警察署では、「110番への通報は慌てずに落ち着いて状況を話してほしい。急ぎでない場合は♯9110にかけてもらいたい」と話していました。
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伊那市地域公共交通協議会 来年度から13路線の総合的な見直し
伊那市地域公共交通協議会は、来年度から5か年計画で市内の循環バスなど13路線の総合的な見直しを実施します。 来年度は利用者の減少傾向にある新山地区などから着手する計画です。 伊那市やバス運行会社、住民代表などでつくる伊那市地域公共交通協議会で、来年度から実施する見直しの計画が示されました。 利用者が減少する中、持続可能な公共交通を確立するため、協議会が運行している13路線を来年度から5年間かけて見直すものです。 1年に2路線ほどの見直しを実施し、来年度は新山地区循環バスと、小沢・横山・平沢などを回る伊那西部地区乗合デマンドタクシーが対象です。 特に、週2日運行している新山地区循環バスは、1便当たりの乗客数が平成21年度が6.7人だったのに対し昨年度は4.8人まで減少しました。 協議会で定めた路線の廃止基準5人を下回り、減少傾向にあります。 人口増に向けた田舎暮らしモデル地域に指定されている新山地区で、バス路線を維持しながら利用促進策を検討していくという事です。 協議会では、見直しにあたり実施した住民アンケートを基に、運行コースの変更、高齢者、障害者、学生などの交通不便者にターゲットを絞る事などを、利用者の増加策としてあげています。 協議会では、利用者への聞き取り調査やニーズを把握し、地域住民と懇談しながら各路線の見直しを行っていくということです。
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伊那三曲協会 東春近小学校で演奏
上伊那で活動している伊那三曲協会は、8日、伊那市の東春近小学校で、琴や尺八などの演奏を行いました。 3学期の始業式に合わせて、新年を祝う慶祝音楽鑑賞会が開かれました。 伊那三曲協会は毎年東春近小学校で演奏を行っていて今年で25回目です。 メンバー19人が訪れ、焼き物のタヌキの姿かたちから人が学びとるべき事を歌った曲「信楽狸」を披露しました。 狸の腹は物事の決断を、尾は最後まで成し遂げる事などを歌っています。 伊那三曲協会では、日本の伝統音楽に触れ、学んで欲しいと話していました。
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南宮神社初祭り 山車飾り完成
箕輪町の木下山車飾保存会は、10日から南宮神社で開かれる初祭りの、山車飾りの製作を急ピッチで行っています。 山車飾りの製作は、11月から始まりました。 木下山車飾保存会は、30人ほどで、8日は14人が作業にあたっていました。 この山車は、倒幕計画が漏れて隠岐島へ流された後醍醐天皇が脱出し、海岸に上陸した場面です。 木下山車飾保存会は、明治の初めに高遠から木下に養子に入った青年が、高遠の山車飾りのようなものをお祭りに飾ったらどうかと提言したことが始まりとされ、昭和63年に箕輪町の無形民俗文化財に指定されています。 今年の山車飾りは、全部で6つの舞台が作られます。 南宮神社の初祭りは、10日・11日の2日間となっています。
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第12回漸進展 12日まで
伊那市出身・在住の作家による現代絵画の作品展、「第12回漸進展(ぜんしんてん)」が、8日から、伊那市のいなっせ2階展示ギャラリーで始まりました。 漸進展は、いなっせ2階展示ギャラリーが出来た時に、こけら落としで開かれ、今年で12回目になります。 会場には、6人の作家がこの1年で制作した、国展に出品又は出品予定の近作14点が展示されています。 全員が、県展をはじめ国展などの全国規模の美術展で入賞経験があります。 作品は、油彩画、水彩画、アクリル画とジャンルも様々で、テーマも設けていません。 大きなものは1m60センチの100号で、大作が並んでいます。 6人は、新しく美しい造形を開拓しながら前に進んでいくとの意味をこめて「漸進」を展覧会の名前にしています。 伊那市出身、在住作家による作品展「第12回漸進展」は、12日(月)まで、伊那市のいなっせ2階展示ギャラリーで開かれています。
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山と生きる会 炭出し作業
伊那市高遠町の山と生きる会は、去年の年末に火入れした炭窯から8日、炭を出しました。 伊那市高遠町の山と生きる会は去年の年末に火入れを行った炭窯から8日炭出し作業を行いました。 山と生きる会は、自然に親しみながら、地域の伝統を受け継ごうと活動していて、山での作業ができなくなるこの時期に何かできないかと、炭作りに初めて挑戦しました。 炭作りは、40基以上の炭窯を作った経験がある、伊東修さんから指導を受け、去年12月24日に初めて火入れをしました。 火は2日間焚き続け、3日目からは窯の中の木が燃焼し終わるまで待ちました。 この日は、代表の盛太志さんが窯の中に入り、炭になったアカシヤなどを出しました。 アカシアの炭は、燃焼時間が長く、バーベキューやこたつの炭として最適だということです。 この日取り出した炭は、近所の人に分けるということです。
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上戸 大文字(でえもんじ)の飾り物づくり
伊那市西箕輪上戸の小正月の伝統行事、「大文字(でえもんじ)」を前に、飾り物作りが、6日の夜、上戸公民館で行われました。 この日は、大文字を運営する、実行部の役員14人が集まり、道祖神に飾るしめ縄や、竹ひごに色紙を巻きつけた花飾りを作りました。 上戸のでえもんじは、300年前から行われているといわれ、1年間の厄よけや、家内安全、五穀豊穣を願うものです。 しめ縄作りは、ベテランの人から、左回りに縄をなうなどの手ほどきを受けながら行われました。 花飾り作りは、手馴れた様子で作業を行っていました。 これらは、でえもんじを建てる14日の早朝に飾られます。 大文字には巾着袋も飾られ、当日までに各戸で作ることになっています。 上戸のでえもんじ建ては、14日の朝5時から行われ、20日までの1週間、上戸区の辻に飾られることになっています。