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伊那中生ローメンでギネス挑戦めざし調理
伊那市の伊那中学校の生徒有志は、ローメンでギネス認定挑戦を前に、15日に開かれた伊那ローメン夏まつりで調理に挑戦しました。 伊那ローメン夏まつりは、伊那ローメンズクラブが毎年この日に開いていて今年で3回目です。 今年は、ローメンでギネス認定を目指す伊那中学校の生徒有志30人ほどが、祭りに参加しました。 生徒達は、ローメンズクラブの提供を受けて、150食を作りました。 伊那中では、今年の文化祭の中で、全校生徒が参加し、ローメン100グラムを何皿つくれるかというギネス記録に挑戦します。 祭りへの参加は、実際に調理することで、当日もスムーズに段取りや役割分担ができるようにと行われました。 作った150食は訪れた人たちに無料で振舞われました。 ギネスの認定を受けるには、費用が必要なため、会場には協力を呼びかける募金箱や、廃品回収スペースも用意されていました。 伊那中学校のギネス認定挑戦は、9月28日の文化祭の中で行われる予定です。
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津野祐次さん 南アルプスの写真を伊那市に寄贈
長谷在住の山岳写真家、津野祐次さんは、7月に初めて南アルプスの赤石岳に登って撮影した写真2枚を伊那市に寄贈しました。 22日、津野さんが伊那市役所を訪れ、白鳥孝市長に写真2枚を贈りました。 津野さんは、南アルプスの北部に位置する仙丈ケ岳などの撮影をライフワークにしていて、赤石岳周辺での撮影を行ったのは今回が初めてです。 贈られたのは、荒川前岳で撮影した「花畑と赤石岳」と小赤石岳で撮影した「霧に霞む荒川前岳」の2枚です。 津野さんは、今年7月中旬に3日間かけて赤石岳を含む周辺6峰の撮影を行いました。 来年南アルプスが国立公園に指定されて50周年を迎えることから豊かな自然を多くの人に見てもらいたいと、2009年に亡くなった伊那市の山岳写真家、中山秀幸さんが撮影していた赤石岳周辺の撮影を決意したということです。 白鳥市長は、「南アルプスの素晴らしさを、写真を通しても発信していきたい」と話していました。 贈られた写真は、道の駅南アルプス村はせのビジターセンターなどに展示するということです。
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第4次ごみ処理基本計画の素案を中間報告
上伊那広域連合廃棄物政策審議会はごみの減量化などを進めるための第4次ごみ処理基本計画の素案について、白鳥孝上伊那広域連合長に中間報告をしました。 21日は廃棄物政策審議会の白鳥嘉文会長が伊那市役所を訪れ、白鳥連合長に中間報告をしました。 白鳥会長は、「上伊那は全国でもごみの量が少ないが、さらに減量化する目標を設定した」と話していました。 白鳥連合長は、一人あたりのごみ排出量が自治体ごとで差があるとし、「自治体ごと検証をして目標を達成したい」、さらに「家庭用の生ごみ処理機を導入する人に補助をするなど焦点を絞って取り組んでいきたい」と話していました。
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高遠おやきの会 園児と手作り
伊那市高遠町の主婦でつくる高遠おやきの会は21日近くの保育園でおやき作りをしました。 21日は高遠おやきの会の会員4人が高遠第一保育園を訪れ、年長園児18人とおやき作りをしました。 園児に郷土食を知ってもらおうと保育園が依頼し初めて行ったものです。 高遠おやきの会は伝統食を後世に伝えていこうと去年発足し、手作りのおやきを地域のイベントなどで販売しています。 園児は生地を伸ばしてあんこを包んでいきました。 10分ほどで蒸しあがると、園児はできたてのおやきのにおいをかいでいました。 作ったおやきは、おやつに園児全員で味わいました。
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賠償早期解決へ 伊那市が民事調停申し立てへ
伊那市は、平成22年11月に、伊那市農業公園みはらしファームで起きた、落馬事故について、被害者との賠償問題を早期解決するために、民事調停を申し立てる考えです。 市によりますと、被害女性は、現在完治しているという事ですが、女性が求める賠償金と、市が提示している額に、開きがありこれまで解決に至っていないという事です。 市では、裁判所に民事調停を申立てる事で、その和解案を基に、被害女性と話し合いを進めていきたいとしています。 民事調停申立てに関する議案は、今月27日に開会する市議会9月定例会に提出される予定です。
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ゆめわーく 封入作業で工賃向上へ
伊那市の「障がい者社会就労センターゆめわーく」は、利用者の工賃向上をはかろうと新たにダイレクトメールなど郵便物の封入作業を始めました。 作業は、佐川急便伊那店から依頼を受け行うもので、9月末までに8千通の作業を予定しているという事です。 この日は、佐川の社員から宛名シールの位置やチラシの入れ方を教わると4人で分担し作業をしていました。 佐川急便では、これまでダイレクトメールなどは、封入済みの物を顧客からあずかり、発送していました。伊那店では、地域貢献の一助になればと、新たに、顧客から封入の仕事を受け、ゆめわーくに発注します。 作業をした利用者は「まっすぐにシールを張る事、封を止めるところが難しい」と話しながら手を動かしていました。 佐川急便株式会社伊那店の五十嵐重行店長は封入作業について「地域の企業の協力があれば、継続した仕事として可能性はおおいにあります」と話していまいた。 県の発表によりますと、昨年度、県内の障害者の一人あたりの月額工賃の平均は、およそ13,700円でした。ゆめわーくは、10,500円で県平均より3千円余り下回っています。 ゆめわーくでは、封入作業が、他の作業と比べ単価が高い事や、景気の影響を受けにくく、安定した仕事量を確保できる事から工賃アップにつながればと期待しています。 ゆめわーくの石川美佐子所長は「これがきっかけとなり、より多種の仕事につながり、安定した仕事量を確保していきたい」と話していました。 ゆめわーくでは、工賃向上とともに、生活の中で身近な仕事をする事で、利用者の働く意欲を高めるきっかけにしたいとしています。
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ご当地スマートボールお披露目
伊那市のますみヶ丘の間伐材を使って製作したご当地スマートボールが14日、地元住民にお披露目されました。 スマートボールを製作したのは、ますみヶ丘の建築士と木工職人でつくる地域環境デザインMOCです。 子どもたちにますみヶ丘の自然や山林整備の必要性を知ってもらおうと製作したもので、地元の夏祭りで披露されました。 ボールを弾いて得点のスペースに入れて遊ぶもので、公民館やスケート場、神社などますみヶ丘の地図を再現しました。 材料は、ますみヶ丘のマレットゴルフ場で間伐したアカマツやカラマツなどが使用されています。 この日は、子どもや大人たちが実際に触れてスマートボールを楽しんでいました。 地域環境デザインMOCでは、「こうした遊具に地域の特徴を盛り込むことで子供や大人に楽しみながら地元への愛着を感じてもらいたい」と話していました。
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上伊那の小中学校で2学期スタート
長い夏休みも終わり、上伊那の小中学校では20日から2学期が始まりました。 伊那市の西箕輪小学校でも20日から2学期がスタートしました。 教室では児童たちが夏休み中の宿題や日記、工作などを提出していました。 3年生の教室では、夏休み中の思い出などを発表していました。 始業式では全校児童389人が日焼けした顔で体育館に集まりました。 式の中で、3年生と5年生の代表児童が2学期に頑張りたいことを発表しました。 小木曽勝俊校長は「毎日あたり前の事を大切に授業や清掃などを頑張ってください」と児童に呼びかけていました。 上伊那の小中学校の始業式は21日にピークを迎えます。
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お盆成人式 旧伊那市地区707人が節目
伊那市の旧伊那市地区成人式が、14日と15日、公民館単位の8会場で行われ該当する707人が成人を迎えました。 このうち、JA上伊那本所では、美篶・手良地区を除く東部中学校区の成人197人を対象に式が行われ138人が出席しました。 主催する伊那公民館の館長の挨拶のほか、白鳥孝伊那市長からのビデオメッセージが披露されました。 小中学校時代の担任からは、「現在は、自分の能力に限界を感じ始めている頃だと思うが、限界を知り、与えられた仕事に満足し、精一杯の努力することが大切」などとエールが送られました。 成人を代表して、登内理紗さんは「大人としての自覚を持ち、責任ある行動をする決意を誓いたい。社会の一員として、地域や国、世界に目を向けていきたい」と挨拶しました。 旧伊那市地区では、今年、男性339人、女性368人の合わせて707人が成人を迎えました。 なお、伊那市では、旧高遠町・長谷地区では、正月に成人式が行われています。成人式のあり方について、従来どおり中学校単位が良いのか、市全体で行った方がいいのか現在、検討が行われています。
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伊那市西箕輪大萱伝統の「百八灯」
伊那市西箕輪大萱の伝統行事「百八灯」が16日に大萱グラウンドで行われました。 大萱グラウンドの周りにつるされた108つの布製の玉に火がつけられました。 百八灯は盆に迎えた霊を送り返す大萱の伝統行事です。 108つの火の玉には煩悩を絶つという意味も込められているということです。 江戸時代から伝わるとされていて、この日は地区在住の中学生が次々に火を灯していました。 会場では、訪れた人たちが火の玉に見入っていました。
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伊那市坂下で精霊流し
天竜川に灯ろうを流して先祖の霊を供養する精霊流し大法要が16日伊那市の坂下駐車場で行われました。 この日は新盆を迎えた家族を中心におよそ300人が集まり、150基の灯篭を流しました。 精霊流しは、伊那仏教会と坂下商工会が毎年行っているもので、今年で60回目です。 戦後に戦没者の霊を慰めようと行われたのが始まりだということです。 参列者は天竜川を下っていく灯ろうを見つめていました。 60回の節目を迎え、法要も一区切りがついたとして、伊那仏教会と坂下商工会が主催する精霊流しは今年で終了するということです。
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山寺区盆踊り大会
伊那市の中心市街地が歩行者天国となった15日、山寺区の盆踊り大会が開かれました。 これは、伊那節を継承し、広げていきたいと、山寺区が去年から開いているものです。 盆踊り大会では、伊那節振興協会の生唄に合わせて、区民が丸くなり伊那節と勘太郎月夜唄を踊りました。 歩行者天国に訪れた人が入り混じって踊る姿も見られました。 今年は、区民が伊那節の生唄にも挑戦しました。 今年4月から有志16人が毎月1回練習を重ねてきたということです。 祭り責任者の小坂 恭央さんは、「踊りを通して区民が一体になれる場。伊那節の継承にもつながれば」と話していました。
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高遠小と石巻の児童が交流
東日本大震災の復興支援活動として19日、伊那市高遠町の山室川で高遠小学校児童と石巻の児童の交流会が開かれました。 交流会は去年に引き続き2回目で被災地の人達とふれあう事で、今後の復興支援活動を考えるきっかけにして欲しいとNPO法人フリーキッズ・ヴィレッジが開いたものです。 交流会は高遠小6年西組児童15人と石巻の児童9人が参加して、19日と20日、川遊びや肝試しなどをして交流します。 高遠小6年西組ではアルミ缶や古本などを換金したお金で大工道具を購入し石巻へ送る活動をしています。
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田楽座で盆踊りNight
伊那市富県の歌舞劇団田楽座の盆踊りナイトが14日に田楽座の稽古場で開かれ、訪れた人たちは全国各地の盆踊りを楽しみました。 このイベントは、若い人達に盆踊りを楽しんでもらおうと開かれたもので、今年で3年目です。 稽古場にはやぐらに提灯がつるされムードを盛り上げます。 イベントには、県内を始め遠くは福岡県からも参加していました。 参加者は生唄、生演奏に合わせて踊っていました。 参加した男性は「なかなか踊る機会がないので良い経験になりました」と話していました。 この盆踊りナイトは、24日にも開かれることになっていて、田楽座では「お盆に踊れなかった人は是非参加してほしい」と話していました。
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春富中生が棒高跳びで全中陸上出場へ
伊那市の春富中学校3年の前田貴滉君が中学生棒高跳び県大会で 標準記録となる4メートルを突破し全国中学校陸上競技選手権出場を決めました。 前田君は1年生の夏から棒高跳びを始め、県大会では4メートル25センチを飛び全国大会出場を決めました。 12日は大会に向け、伊那市で合宿中の高校生や大学生に交じり、助走や踏み切るタイミングの調整を中心に練習していました。 身長163センチ、体重54キロと細身で小柄ながら体幹の強さを武器に全国に挑みます。 松澤治コーチは「春富中の2つ上の先輩が全国優勝していることが励みになっている。背が低いというハンディを補うため使っている、固めのポールをどこまで使いこなせるかがカギ」だと話していました。 全国中学校陸上競技選手権棒高跳びは愛知県で8月20日に行われます。
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中央区商店会が初の朝市
地元産の果物や野菜を販売する伊那市中央区の朝市が11日、中央区本通りで開かれました。 朝市は地域活性化や住民の交流の場として中央区商店会が初めて開いたもので、国の地域商店街活性化事業に認定されています。 会場には地元生産者が持ち込んだ野菜や果物などが並び、訪れた人たちが買い求めていました。 朝市では、東日本大震災の復興支援として岩手県普代村の特産品「すき昆布」も販売されました。 普代村は過去の津波の経験により高さ15.5メートルの水門を設置していたことから住宅への浸水はありませんでしたが、漁業施設に大きな被害が出たということです。 中央区商店会では16日に盆踊りを開くことにしていて住民同士が触れ合える場にしたいと話していました。
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上農高伝統の盆花市に行列
上伊那農業高校伝統の盆花市が12日、伊那市のいなっせ前などで開かれ、会場は行列ができる賑わいとなりました。 今年は去年より販売開始時間を30分早め、午前9時としましたがすでに100人ほどが列を作っていました。 上農の盆花市は今回で61回目を数える伝統行事です。 いなっせ前と伊那北駅前の2か所で開かれ両会場合わせて生徒およそ20人が販売にあたりました。 花は上農高校の畑で育てたもので、アスターやオミナエシ、小菊などが1束500円と安価で物がよいことから毎年人気となっています。 会場に用意した花はすぐに足りなくなり追加分はトラックで運ばれました。 1人2束まで購入することができますが、最後は足りなくなり1人1束での販売となりました。 盆花市は昭和20年代から始まり当時はリヤカーに花を乗せ売って歩いたということです。 販売開始からおよそ20分で用意された460束の盆花は売り切れとなりました。 上農高校では「肥料を改善したり、草取りをマメにすることで去年を160束ほど上回る花を用意できた。今後は並んでくれた人全員の要望に添えるような盆花市にしていきたい。」と話していました。
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春富土地改良区が農業用水路の水源
伊那市春富土地改良区は東春近地区と富県地区の農業用水路について知ってもらおうと10日、施設水路親子視察会を開きました。 視察会は毎年この時期に開かれていて、今回は夏休み中の小学生とその保護者、およそ25人が参加しました。 春富土地改良区で管理している幹線水路の延長は23kmで、かんがい面積、およそ840haの水源となっています。 この日は、富県ふるさと館を出発して水源の高遠ダムまでをさかのぼりました。 春富土地改良区理事長の織井秀夫さんは、「住人の皆さんに農業用水路の水がどのような経路で来ているのかを知ってもらえるいい機会になった」と話ていました。
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少林寺拳法全国・世界大会へ
伊那市の少林寺拳法伊那支部に所属する選手11人は、17日から香川県丸亀市で開かれる全国大会と、24日から大阪府大阪市で開かれる世界大会に、それぞれ長野県代表として出場します。 7日は、少林寺拳法伊那支部に所属する選手と支部長ら11人が伊那市役所を訪れ、白鳥孝伊那市長に全国大会と世界大会出場の挨拶をしました。 第7回中学生少林寺拳法全国大会には、5月に開かれた少林寺拳法長野県大会で準優勝した、西箕輪中学校3年の西村貴博くんと東部中学校3年の小池清隆くんが去年に続き出場します。 4年に一度開かれる2013少林寺拳法世界大会は22カ国から3500人が参加予定で、伊那市内からは高校生5人と社会人2人が参加します。 白鳥市長は、「代表としていい成績が残せるよう頑張って下さい」と声をかけていました。
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今年度からの教職員が上農高校で農業体験研修
今年4月から上伊那の小中学校で働いている教職員を対象にした、農業体験研修が7日、上伊那農業高校で行われました。 この日は、今年度から市内の小中学校に赴任している21人の教員が、研修を受けました。 これは教育委員会などで作る上伊那初任研推進委員会と上伊那校長会が毎年行われています。 野菜栽培の研修では、上農高校の生徒に教わりながらブロッコリーやハクサイの種を蒔きました。 初任研推進委員会では、教職員自らが農業体験をすることで、指導力の向上に繋げてほしいと話していました。
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あさみちゆきさん伊那でコンサート
伊那市の観光大使を務める歌手のあさみちゆきさんが10日、伊那市の伊那文化会館でコンサートを開きました。 あさみさんが伊那市でコンサートを開くのは今年で7年目です。 あさみさんは、東京都の井の頭公園の歌姫と呼ばれています。 公園ライブであさみさんのファンになった伊那市の会社役員の紹介をきっかけに2007年から毎年伊那まつりに参加するなど関係を深めています。 この日はあさみさんの歌を聴こうと、およそ700人が来場しました。 コンサートの中で、来年4月に移転が決まっている児童養護施設たかずやの里の移転建築費用に役立ててもらおうと、埋橋良和理事長に目録が手渡されました。 今回のコンサートチケット代やCDの売上の一部だということです。 あさみさんは「伊那市はとても良いところでもっと力になりたい。子どもは地域のみんなの子どもという気持ちです」と話しました。
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有賀さん旭日単光章伝達
昭和54年からおよそ12年間南箕輪村議会議員を務めた田畑の有賀助雄さんは、村政の発展に尽力したとして、旭日単光章を受章しました。 7日は、有賀さんが南箕輪村役場を訪れ、唐木一直村長から表彰状が伝達されました。 有賀さんは、大正14年生まれの88歳。 昭和54年から平成3年まで3期およそ12年間に渡り、村議会議員を務めました。 昭和62年から副議長、平成元年から3年までは議長を務めたほか、平成9年に完成した南箕輪浄化センター建設などに尽力しました。 唐木村長は、「これからも体に気をつけ、地域の為に活躍されることを願います」と話しました
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男性の料理教室
伊那市食生活改善推進協議会による、「男性の料理教室」が6日、伊那市保健センターで開かれました。 伊那市食生活改善推進協議会では、4年前から男性の料理教室を開いていて6日は16人が参加していました。 作ったものは稲荷寿司など5品で全て塩分控えめになっています。 参加者は慣れない手付きで料理をしていました。 食改では夕飯の支度など夫婦で協力して欲しいと話していました。
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川村葵山さん・あつみさん 箏と尺八のコンサート
尺八と箏の演奏家川村葵山さんとあつみさん夫妻のコンサートが伊那市のいなっせで11日開かれました。 川村葵山さんとあつみさん夫妻は、祖父母が伊那に住んでいることが縁で、今回初めて伊那市でコンサートを開きました。 コンサートでは、葵山さんが今日のために作曲した「伊那によせて~2013夏~」など5曲が演奏されました。 この曲は伊那の情景や幼い頃遊びに来た思い出をイメージしたということです。 葵山さんは、「伊那の皆さんに感謝と伝統的な楽器の素晴らしさを伝えたい」と話していました。
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セミの抜け殻で環境変化を調査
セミの抜け殻から地球温暖化による環境の変化を調べるイベントが10日、伊那市内で開かれました。 イベントは、長野県環境保全研究所が去年から県内各地で開いているもので、上伊那では初めてです。 10日は、伊那市を中心に親子7組20人が参加しました。 地域に生息するセミの種類を調べることで、身近な自然に地球温暖化の影響がどのように表れているかを調査していこうというものです。 参加者らは、伊那市の春日神社を訪れ、木の幹や地面に落ちているセミの抜け殻を探しました。 中には1人で30個以上見つけた児童もいました。 創造館に場所を移し、採取した抜け殻を観察してセミの種類を判別していきました。 およそ30分で137個を採取し、最も多かったのは県内の広い範囲で生息しているヒグラシの抜け殻でした。 西日本の暖かい地域に多く生息していて、近年温暖化の影響で北上しているとされているクマゼミの抜け殻は見つかりませんでした。 県環境保全研究所では、セミの抜け殻の他にも草木や鳥などを対象に季節ごとの変化について調べていくとしています。
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青少年のための科学の祭典伊那大会
科学のおもしろさを体験して興味をもってもらおうと、10日から南箕輪村の信州大学農学部で「青少年のための科学の祭典伊那大会」が開かれています。 青少年のための科学の祭典は、日本科学技術振興財団が全国各地の大学などを会場にして開いているもので、県内では信州大学の5つのキャンパスで順番に開かれています。 実験や体験を通して子ども達に科学に興味や関心を持ってもらおうというものです。 今年の伊那大会には、温度により液体から固体に変化する性質を学ぶ手作りグミ体験や手描きのミニプラネタリウムを作るブースなど、体験やものづくりを中心に54ブースが並んでいます。 青少年のための科学の祭典伊那大会は、11日まで開かれていて、時間は午前10時から午後3時までとなっています。
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伊那市ボランティア研究集会
伊那市社会福祉協議会による第8回伊那市ボランティア研究集会が10日、伊那市福祉まちづくりセンターで開かれました。 これは今年11月に行われる「伊那谷縦断、地域をつなぐイベント列車」でのボランティア活動に役立てようと、伊那市社会福祉協議会が開いたもので、関係者およそ50人が参加しました。 イベント列車は障害者が一人で電車に乗り、遠出することが難しいことから、ボランティアが一緒に列車で旅をしてふれあい、語り合うことを目的としています。 集会では障害者に普段の生活で支援して欲しいことや、11月に行われるイベント列車でのコミュ二ケーションの取り方などについて話しを聞きました。 その中で、視覚障害者の中山讓さんは「外出には杖を持っているが、声をかけて誘導や案内をしてくれるとありがたい」と話していました。 また、聴覚障害者の田中みえさんは、「言葉が通じない時もありますが、口の動きやジェスチャーで理解できることも多いのでゆっくり声をかけて欲しい」と話していました。 参加者は、簡単な手話をマスターするなど、今日聴いた話しをイベント列車で役立てたいと話していました。
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カヌーやボートの無料体験
伊那市高遠町の高遠ダム湖でカヌーやボートの無料体験会が9日と明日の2日間開かれます。 9日は親子連れが訪れ、カヌーを体験しました。 無料体験は、B&G海洋センターが海のスポーツの普及のため毎年行っているものです。 子ども達はライフジャケットをつけ、カヌーを楽しんでいました。 カヌー・ボートの無料体験は明日も行われます。 9日の伊那地域の最高気温は34.6度と真夏日となりました。 長野地方気象台によりますと、この暑さは今後2週間ほど続くということです。
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透明樹脂を使ったオーナメントづくり
小学生を対象にしたオーナメントづくりが今日伊那市高遠町の高遠閣で行われました。 9日は市内を中心に40人の児童とその保護者が参加しました。 これは信州高遠美術館が行っているもので、東京芸術大学の学長が信州高遠美術館で作品を展示したことなどが縁で毎年学生を講師に迎えています。 オーナメントは、夏らしく涼しげなものにしようと学生らが考えたもので、ねんどで作った型の中に透明な樹脂を流し込んで作ります。 子どもたちは思い思いの形に型を作り、絵を描いたり貝殻を入れていました。 樹脂の流し込みは学生が行い、子どもたちは作品にやすりをかけて形を整えました。 学生は、「子どもたちに工作の楽しさを知ってもらえたら嬉しい」と話していました。
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公衆衛生専門学校症例研究発表会
伊那市荒井にある長野県公衆衛生専門学校は7月31日、地域住民も参加できる公開授業を初めて行い、学生が実習の成果を発表しました。 公衆衛生専門学校では、歯科衛生士を養成するための教育内容を広く地域の人たちに知ってもらおうと、初めて学校公開を計画しました。 この日は地域住民などが学校を訪れ、1、2年生と共に3年生の実習の成果発表を学しました。 3年生は、今年2月から5月まで家族に4回学校に来てもらい、模擬患者として症例研究を行いました。 1回目は口の中の検査をして症状を分析し、2回目以降は学校内の実習室でブラッシングの指導や歯石除去を行いました。 発表後は、下級生から「患者にパネルを使って説明をしていて親切。反省点が明確になっていて良かった」などの意見が出ました。 歯科衛生士の橋爪由美子さんは「2カ月間の実習は人生で見ると短期間だが、そこからがスタート。患者とコミュニケーションを取って信頼関係を築くことが一番大事」とアドバイスをしていました。