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伊那西3年細野さん 全国コンクールで最優秀賞
伊那市の伊那西高校3年の細野志織さんは、全国高校文芸コンクール短歌部門で1位にあたる最優秀賞を受賞しました。
「薄闇の 坂の途中に 立ち止まる 頬をかすめし 沈丁花の香」
24日は、細野さんら4人が伊那市役所を訪れ、白鳥孝市長に受賞を報告しました。
細野さんは、学校の帰り道何気なく香った沈丁花の匂いが印象的でこの作品が思い浮かんだと話します。
普段からメモを持ち歩いていて、頭に浮かんだ句を書き留め作品にしているということです。
文芸クラブの部長を務める細野さん。
入賞を目指してきた全国大会での最優秀賞受賞を喜んでいます。
伊那西高校の短歌部門での最優秀賞受賞は、2回目ということです。
白鳥市長は「感性豊かな作品。伊那西高校の名を全国に轟かせた」と話していました。
この日は他に、東洋大学が主催する現代学生百人一首で入選した唐澤春奈さんも、喜びを報告しました。 -
上伊那と安曇野の住民 景観形成について意見交換
地域の景観形成に取り組んでいる上伊那と安曇野市の住民は25日、お互いの活動について意見を交わしました。
25日は、伊那市と駒ヶ根市で景観形成に携わる代表者6人が、安曇野市のNPO法人信州ふるさとづくり応援団安曇野支部のメンバー4人とお互いの地域の特徴や課題などについて意見を交わしました。
意見交換会は、安曇野支部のメンバーが提案。県の職員の仲介で実現しました。
安曇野市は、自治体が独自に景観計画を策定することができる景観行政団体に、平成22年に移行しました。
伊那市は、平成25年度中の移行を目指し取り組んでいます。
参加者は「景観形成を観光につなげていく必要がある」などと話しました。
伊那市からの出席者は「離れた地域で取り組みは異なるが、参考になった。今後の活動に活かしていきたい」と話していました。 -
【カメラリポート】「負けないで東北」被災地に千羽鶴
伊那市西春近南小学校の学童クラブは、被災地を応援する千羽鶴を作りました。
学校近くにある学童クラブ。授業を終えた子ども達が、放課後、保護者が迎えに来るまでの時間を過ごします。
現在22人の子どもたちが、宿題をしたり、校庭であそんだりして放課後を過ごしています。 -
ものづくり伊那をアピール
伊那市内の町工場と伊那市などが協同で開発したメイドイン伊那のお土産「サクラコマ」の試作品がこのほど完成し、2月7日に発売されることになりました。
サクラコマは、閉じているサクラの花びらが遠心力で外側に開き、回転が弱まると再び閉じるユニークなコマです。
全国の製造業者が参加するコマの大会に出場している伊那市富県の設計デザイン会社、(有)スワニーが設計しました。
スワニーは、市内の金型製造やプラスチック成型、金属加工を得意とする町工場などとともに「製造業ご当地お土産」プロジェクトを去年スタートさせました。
ここに市役所や商工会議所、社会福祉協議会も加わり改良を重ね、ご当地お土産第一弾となるサクラコマが完成したのです。
スワニー社長の橋爪良博さん。
伊那のものづくりの力を全国に発信したいとプロジェクトを立ち上げました。
橋爪さんは、このコマを量産するにあたり、障害者が働く輪っこハウスやコスモスの家で組み立てをしてもらおうと考えています。
障害者が作業しやすいようにと、組み立て方にも改良を加えました。
立ち入り禁止のこの部屋は、14人のスタッフが3次元データを制作しています。
スワニーの会社の目標は、「地元に設計者が根づくこと」
伊那の地に仕事があれば、優秀な設計者が生き残れる。
サクラコマには、そんな思いがこめられています。
サクラコマの発売は、2月7日。高遠サクラホテルなどで購入できます。
価格は、未定ですが、1,000円以下を予定しています。
発売翌日の8日には、東京の大田区で、コマの全国大会が予定されていて、スワニーは、メイドイン伊那のご当地土産、サクラコマで参戦するということです。 -
たかずやの里チャリティー展3月開催
伊那市富県の児童養護施設たかずやの里の移転改築を支援しようと、3月下旬にチャリティーアート展が企画されています。
24日は、たかずやの里でチャリティーアート展実行委員会の初会合が開かれました。
展示会は、伊那美術協会、信州美術会伊那支部・伊那市民美術会などが、一般から募った作品をチャリティー展で販売し、その収益を、施設の移転改築に役立ててもらおうと企画したものです。
24日は、それぞれの美術会の代表者があつまり、作品の募集要項などを検討しました。
たかずやの里移転改築支援・チャリティーアート展は、3月29日から4月2日まで、伊那市のいなっせ2階ギャラリーで開かれます。
実行委員会では、プロ・アマ問わず、趣旨に賛同する人から作品を募集しています。
展示会での売り上げは、たかずやの里の移転新築に役立てられることになっています。 -
氷上運動会
伊那市ますみケ丘の天然リンク、伊那西スケート場で、第5回氷上運動会が20日に開かれ、漬物石をストーンにしたカーリングを楽しみました。
氷上運動会には、小学生の部に14チーム56人、一般の部に7チーム28人が出場しました。
久保村清一伊那市教育長の始球式に続き競技が始まりました。
競技は、漬物用の2.5キロの石をストーンにして、6メートルはなれた円の中心をめがけて滑らせます。
中心から近い順に20点・5点・1点となっていて、1チーム4人の合計得点で競います。
リンク中央部分の特設会場で競技を楽しみました。
高得点が出たり、ストーンが中心から外れてしまうと、参加者からは、大きな歓声が上がっていました。
この氷上運動会は、伊那市体育協会スケート部が毎年開いていて、今回で5回目です。 -
公立高校生の就職内定率 南信は89.0%
この春、南信地域で公立高校を卒業する生徒の就職内定率は、去年12月末現在89パーセントとなっています。
これは24日長野県教育委員会が発表したものです。
南信地域の就職希望者数は1060人で、内定者数は943人となっています。
内定率は89.0パーセントで、県内4地区のうちで一番高くなっています。
しかし、93パーセントだった去年の12月と比べると4ポイント下回っています。
県全体では、公立高校卒業予定者のうち、就職希望者は2,883人で、そのうち内定者は2,541人です。
内定率は88.1パーセントと、前の年の同じ時期と比べ、0.2ポイント減少しました。 -
ナイスロード沿いに春の高校伊那駅伝の看板設置
伊那市美篶のナイスロード沿いには、春の高校伊那駅伝の旗と看板が立てられています。
今年の春の高校伊那駅伝は、3月24日日曜日に開催されます。 -
ハリソン君 送別会
ニュージーランド出身で去年8月から留学しているハリソン君の送別会が20日伊那市のいなっせで開かれました。
17歳のハリソン君は、国際的な高校生の留学機関AFSの留学生として去年8月から松川町に滞在し、松川高校に通学していました。
送別会では、ホストファミリーの宮下さん一家に感謝状を贈呈。
松川高校から三浦章校長と担任の中村邦彦教諭もかけつけました。
三浦校長は、「私が果たせなかった海外留学の夢を海外の生徒を受け入れることで果たそうと力を入れている」とういさつ。
担任の中川教諭は、「ハリソン君のおかげでクラスの雰囲気ががらっと良くなった」と話しました。
AFSを通じて、2月には3人が海外留学を予定しています。
AFS長野飯田支部は、飯田から松本地域で活動していて、1999年の支部発足以来、60人余りの高校生を海外に留学させている一方で、年間40人を海外から受け入れています。 -
伊那市駅を含め利用、活性化検討
伊那市の白鳥孝市長は、JR東海が示している飯田線の無人化について、「伊那市駅を含め、利用や活性化の検討を進めていきたい」との考えを示しました。
これは、23日は、市役所で開かれた定例記者会見の中で、記者の質問に対し白鳥市長が答えたものです。
白鳥市長は、「市内で無人化される伊那北駅や沢渡駅ばかりでなく、伊那市駅も含めそれぞれが持つ個性や役割を考え対応を協議していきたい」と話していました。
駅の活用については、伊那北駅を例にあげ、「利用の中心は高校生。街の活性化を図りながら、若者の活動を支援する場にできれば」と話していました。
白鳥市長は、伊那北駅と沢渡駅について、市が負担し有人駅にするかとの質問に対しては、「今の段階では答えは出ていない」と答えていました。
市では来週中に、地元商店街や高校の教員などでつくるJR飯田線伊那市利活用検討協議会を開き、年度内の早い段階で判断をしたいとしています。
無人化の対象となっている伊那松島駅のある箕輪町では、無人化は避けたいとして、具体的な人員の配置や駅舎利用について、来月下旬に方向性を示したいとしています。 -
親孝行の讃歌 最優秀賞に後藤さん(西春近南小)
両親への感謝の気持ちなどをつづった手紙のコンクールで、西春近南小学校5年後藤あゆ美さんの作品が小中学生の部で最優秀賞に選ばれました。
18日には市役所で、二次審査が行われ、審査委員長の松田泰俊伊那市教育委員長など審査員6人が審査を行いました。
審査の結果、小中学生の部では、47点が入選し、最優秀賞に西春近南小の後藤あゆ美さんの作品が選ばれました。
一般の部では27点が入選し、最高賞にあたる孝行賞に、伊那市美篶の吉田玲子さんの他2人が選ばれました。
コンクールは、伊那市長谷地区に江戸時代から伝わる孝行猿の民話にちなんで伊那市などが実施したものです。
親孝行の賛歌と題したこの事業は、旧長谷村で平成11年から5年間行われていたものをリニューアルし、伊那市が今年度から再スタートしました。
市では、入選した作品を集めた文集を今年度中に発行する事にしています。 -
富県小学校 スキー・スノーボード教室
伊那市の富県小学校のスキー・スノーボード教室が23日伊那スキーリゾートで開かれました。
教室には3年生から6年生100人ほどが参加し、初級、中級、上級のグループに別れ、指導を受けました。
富県小学校では、冬の体育の一環として、雪に親しんでもらおうと毎年スキー教室を開いています。
初級のグループでは、ゆっくりとすべりながら、止まる練習などをしていました。
5,6年生の中にはスノーボードに挑戦するグループもあり、体重のかけ方や安全な転び方などを教わっていました。
ある児童は、「止まるのが難しかったけれど、うまく滑れるとうれしいです。面白かったのでまた来たいです」と話していました。 -
かんてんぱぱ小学生絵画コンクール表彰式
第8回かんてんぱぱ小学生絵画コンクールの表彰式が19日伊那市西春近のかんてんぱぱホールで行われました。
最高賞のかんてんぱぱ賞には美篶小学校5年の柴美透さんの作品が選ばれました。
柴さんは、美篶小学校に併設されている木造の資料館を描きました。
19日は入賞した23人が伊那食品工業株式会社の塚越寛会長などから賞状を受け取りました。
かんてんぱぱ小学生絵画コンクールは絵を描くことでふるさとを愛する心を育ててもらおうと伊那食品が毎年行っているものです。
塚越会長は、「作品から生徒のみなさんの一生懸命な気持ちが伝わった」と話していました。
コンクールには、市内16の小学校から935点が集まりました。
入賞作品も含めたすべての応募作品は、27日までかんてんぱぱホールで展示されます。 -
プリムラポリアンサ 出荷作業
冬から春にかけて咲く花プリムラポリアンサの出荷作業が、伊那市東春近の花卉農園導楽園で行われています。
「プリムラポリアンサ」
花言葉は、「運命を開く」「可憐」です。
導楽園では、バラのように咲く品種「プリンセス・オブ・ローズ」の出荷作業に追われています。
導楽園では10年ほど前から栽培していて、4つのオリジナル品種を中心に出荷しています。
中でも、1つの株で複数の色の花を咲かせるものの人気が高いということです。
広さ2,000坪の温室では、従業員18人が出荷に向け花の手入れや来シーズン用に交配作業を行っていました。
花は、愛知県を中心に関西や九州方面に出荷されるということです。
出荷作業は、2月上旬まで行われます。 -
伊那まちバラ咲く街角委員会発足
バラによる商店街の活性化に取り組んでいる住民らは21日、新たな組織「伊那まちバラ咲く街角連絡協議会」を発足させました。
21日は、伊那市のタウンステーション伊那まちで初会合が開かれ、会のメンバーら14人が参加しました。
これまで、中心市街地の活性化に取り組む伊那まちの再生やるじゃん会のバラ咲く街角委員会が主体となり活動してきました。
平成22年度から県と市の補助金を活用し西町から山寺までの商店街をバラで飾りました。
連絡協議会は、補助金の交付が今年度、終了することから、自立して取り組んでいこうと発足しました。
会長にはバラ咲く街角委員会委員長だった中村弘人さんが選ばれました。
組織は、西町、荒井、山寺などの7つのバラ愛好会で構成しされています。
協議会では、これまで通りバラまちフェスタなどのイベントを実施していくとしています。
会では、バラを通して地域の人たちに愛され会話と賑わいが生まれるような商店街にしていきたいとしています。 -
西春近北小 味噌作り
伊那市の西春近北小学校の2年生は22日、自分達で育てた大豆を使って味噌作りをしました。
西春近北小の2年ひのき組では、生活科の時間を使って大豆の生産を行っています。
収穫した大豆で何ができるかを話し合い、五平餅に使う味噌を作ることになりました。
22日は、学校近くに住む唐木安夫さん佳世子さん夫妻を招き指導を受けました。
唐木さんの住む集落では、昔味噌作りが盛んで、今回使った機械もこの集落で貸し出したものです。
圧力鍋で大豆を1時間ほど茹で、指でつぶれるほどの柔らかさになったら潰します。
味噌を作ったことのない児童がほとんどで、1つひとつの作業に歓声をあげていました。
大豆を潰した後、麹と塩を混ぜ合わせ丸めました。
唐木さんは「市販の味噌を使う家庭がほとんどなので、手づくりの良さを知ってもらいたい」と話します。
味噌は、10か月ほど寝かし五平餅につけて味わうということです。 -
県保健医療計画案を示す
長野県保健医療計画上伊那圏域連携会議が21日、伊那合同庁舎で開かれました。
会議では、人口10万人当たりの医師数を平成22年度の205人から平成29年度までに230人以上を目標とする県保健医療計画案が示されました。
会議には、医師や行政関係者など23人が出席しました。
計画は、県が来年度から5年計画で県民の健康増進や医療提供体制の確保を図るため策定するものです。
県の計画では、県全体の人口10万人あたりの医師数を平成22年度の205人から平成29年度までに230人以上とすることを目標としています。
また看護師数を平成22年度の839人から平成29年度には911人以上とすることを目標としています。
医師の養成、確保については、信州大学医学部や県立病院と連携し、医師確保対策に務めていきたいとしています。
看護職員については、地域の看護師の確保や離職防止、再就業支援などを促進したいとしています。
上伊那圏域会議会長で医師の神山公秀さんは、上伊那の医師や看護師不足していることから「上伊那地域に特に力をそそいで欲しい」と要望していました。
上伊那広域連合長の白鳥孝伊那市長は「数値目標は年度別にチェックすることが必要」と県に要望しました。
第6次保健医療計画案は2月1日に阿部守一県知事に答申される計画です。 -
長谷杉島で作業小屋を焼く
21日午後4時15分ころ伊那市長谷杉島の伊東昌幸さんが所有する作業小屋から火が出て、建物を全焼する火事がありました。
この火事によるけが人はありませんでした。
火事があったのは、伊那市長谷杉島の伊東昌幸さんが所有している作業小屋です。
午後4時15分頃出火しました。
建物は、全焼しましたが、人畜に被害はありませんでした。
出火原因については警察と消防で調べを進めています。 -
オペラ春香出演者 コンサート
去年6月に64年ぶりに上演されたオペラ春香の出演者によるコンサートが20日、伊那市のいなっせで開かれました。
20日は、主役を演じた永吉伴子さんら出演者3人が、オペラ春香で歌われた歌などを披露しました。
春香は、韓国版ロミオとジュリエットともいわれる純愛物語で、伊那市の名誉市民故・高木東六さんが作曲しました。
コンサートは、出演者の生の歌声をもう1度聞いてもらおうと開かれたものです。
高木東六さん作曲の歌など15曲が披露され、訪れた人を魅了していました。
永吉さんは「オペラを通して人と人の繋がりや絆を感じた。再びみなさんの前で歌えることを幸せに思います」と話していました。 -
伊那市議会が継続審査案件を協議
伊那市議会総務委員会は、12月定例市議会で継続審査とした高遠町と長谷地区の地域協議会の委員の任期を4年から3年にする件について21日に協議しました。
3月定例市議会前の協議会で再度方向性を確認する方針です。
高遠・長谷両地区の地域自治区長や地域協議会の会長から意見を聞きました。
高遠町と長谷の地域協議会は、平成18年の合併に伴い、合併特例法に基づいて平成28年までの10年間の設置が決められました。
委員の任期も議会議員に準じて4年と定められています。
ただ、高遠町からは、去年6月に、長谷地区からは平成22年12月に委員の負担軽減などを目的に委員の任期を4年から3年に短縮するよう建議書が提出されていて、市側が去年の12月定例市議会に条例改正案を提出しました。
これに対し議会側は、地域協議会のあり方も含め包括的な議論が必要として継続審査にしました。
今日市役所で開かれた市議会総務委員会協議会で、高遠・長谷両地区からは、アンケート結果などから改めて任期を3年にする妥当性が示されたほか、平成28年以降も地域協議会を継続するよう要望が出されました。
飯島進総務委員会委員長は、「任期に関してはそれ自体で純粋に考えるべき。平成28年以降の地域協議会のあり方は、これから検討が必要。」と話しました。
伊藤泰雄市議会議長も、「地域協議会のあり方を検討しなければならない良いきっかけになった」と話しています。
総務委員会では、3月定例市議会を前に再度協議会を開いて条例改正案に対する方向性を確認する考えです。 -
伊那市防災備蓄倉庫敷地内で労災事故
21日午前9時ころ、伊那市下新田の伊那市防災備蓄倉庫敷地内で宮田村の男性会社員が大けがをする労災事故がありました。。
伊那警察署の発表によりますと、この54歳の男性会社員は、伊那市に融雪剤を納入するためトラックの荷台からトラック搭載型クレーンで融雪剤をおろしていたところ、あやまって荷台から転落したということです。
男性は、肺挫傷などの大けがを負いました。
原因については、伊那署で捜査を進めています。 -
みはらしファームでせいの神
伊那市西箕輪の農業公園みはらしファームで20日、正月飾りを燃やして無病息災を願うせいの神が行われました。
みはらしファームでは、毎年地元の羽広区と合同で行っていて、20日はおよそ200人が集まりました。
せいの神は歳神がなまったもので、一般的にはどんど焼きなどと呼ばれる小正月の火祭りです。
集まった人達は、おき火で餅やマシュマロを焼いて味わっていました。 -
大寒 でえもんじおろし
20日は二十四節季の一つ大寒。寒さが最も厳しくなるころとされています。
伊那市の最低気温は、マイナス7.2度とほぼ平年並みの寒さとなりました。
そんな大寒の早朝、上伊那各地で小正月の行事、でえもんじおろしが行われました。
伊那市西箕輪上戸区。
でえもんじ柱は、14日に建てられました。
あたりがまだ暗い午前5時をすぎると、柱が建てられている三つ辻に区民が集まってきました。
三方のロープを緩めると、柱はゆっくりと傾いていきました。
柱に飾られていた花と巾着がはずされると訪れた人たちが先を争うように気に入った飾りを持ち帰りました。
1年間、それぞれの家の玄関や神棚に飾られます。
でえもんじおろしが終わると、作業小屋に集まり、お神酒を酌み交わします。
今年の責任者、有賀博さんは、「五穀豊穣で区内が安全な1年になってもりらいたいです」と話していました。 -
寒ざらしそば復活へ大寒仕込み
江戸時代に高遠藩が将軍家に献上したとされる寒ざらしそばを復活させようと高遠そば組合は、猪鹿沢に玄そば45キロを沈めました。
寒ざらしそばは、1月20日の大寒に水につけ、2月3日の節分に引き上げます。
その後、天日干しにして乾燥させるとアクが抜け、甘みがあるまろやかな味になるということです。
昔ながらの保存方法で、夏場でも美味しいそばを味わうことができることから殿様や一部のそば通のみが口にできたということです。
20日は、高遠そば組合のメンバーが、小原の高遠そば加工施設で玄そば45キロを水に浸すことができるようビニールのネットに入れました。
猪鹿沢は、水道水源にもなっている清流です。
メンバーたちがロープで川に下ろしました。
高遠の寒ざらしそばは、一度復活しましたが、途絶えてしまい今回約10年ぶりの復活です。
この日水に浸した玄そばは、節分に引き上げ、乾燥させ製粉しその出来を調べることにしていて、うまくいけば、6月頃に食べることができそうです。 -
さつき亭 3つの星レストランに
伊那食品工業が経営するさつき亭が食育を発信する3つの星レストランに登録され、18日プレートが交付されました。
さつき亭が3年前から提供している伊那谷弁当が、県の定める野菜の量や塩分などの基準を上回り、上伊那では7店目、県内では61店目の3つの星レストランに登録されました。
伊那谷弁当は、2段の重箱になっていて、上伊那で育ったアルプスサーモンの刺身やフレークが乗った酢飯、かんてんぱぱ農園でとれた野菜の煮物やあえものなど10種類の地元野菜が豊富に使われています。
店長の横山さんは、「自分も野菜不足を感じている。若い人たちにも食べてもらいたい」と話しています。
長野県では、外食からも食育を発信しようと、健康・食文化・環境の3つに総合的に取り組んでいる飲食店を3つの星レストランとして平成22年度から登録しています。
さつき亭では、メニューでも登録されたことをアピールして伊那谷弁当をさらに広くアピールしていきたいとしています。 -
ネクスト+信州新世代のアーティスト展
県内の若手芸術家の作品が並ぶネクスト+(プラス)信州新世代のアーティスト展が19日から伊那市の伊那文化会館で始まりました。
会場には県内の若手芸術家8人の作品およそ300点が展示されています。
この展示会は、長野県が行う若手芸術家支援事業「ネクスト」の一環です。
ネクストでは学芸員の推薦により登録された芸術家を知ってもらおうと、県の文化施設などを発表の場として提供しています。
芸術家は現在100人ほどが登録されています。
今回の展示会はほかの企画とコラボレーションした作家を取り上げています。
この作品は、おととしから去年にかけて信濃毎日新聞で井上井月に関する挿絵を描いていた田嶋健さんの作品です。
田嶋さんは、栄村支援として、栄小学校の児童と一緒に作品を作るワークショップを行い、その中で10メートルの大蛇を作りました。
伊那市在住の陶芸家、伊藤真一さんは、軽井沢の旅館とコラボレーションして食器を制作しています。
皿や急須など、近作30点ほどが展示されています。
ネクスト+信州新世代のアーティスト展は2月3日まで伊那文化会館で開かれています。 -
上伊那教育会 研究発表会
上伊那教育会郷土研究部の研究発表会が19日伊那市のいなっせにある上伊那教育会館で開かれました。
発表会には50人ほどが参加しました。
19日は自然の部と人文の部で発表があり、自然の部では中央アルプスの植物や動物などについて研究結果が発表されました。
このうち辰野東小学校の大木島学さんは、去年の夏に行った中央アルプス高山帯での野鳥の調査について発表しました。
上伊那教育会の自然の部では、上伊那郡誌自然編の改訂に向け、調査研究を行っています。
自然編は発行が50年ほど前のため、現在の事例と異なるものもあり、新たに研究調査を行っていて、平成29年の刊行を目指します。
大木島さんは、「おととしの調査より多くの種類の鳥を観察することができたが、ライチョウの生活痕は発見できなかった。ライチョウが戻ってきてくれることを期待して調査を続けていきたい」と話していました。 -
受験シーズン本番 センター試験始まる
大学入試センター試験が19日から全国一斉に始まりました。
南箕輪村の信州大学農学部では、受験生が担任から激励を受け試験会場へと向かっていました。
県内では13会場で試験が行われ、南信地域の受験生は信大農学部と駒ヶ根市の県看護大学で受験することになっています。
今年のセンター試験には、全国でおよそ57万人、県内では、昨年度とほぼ同じ1万500人ほどが志願しています。
会場の入口では、教師が生徒たちに「がんばれ」、「落ち着いて」などと声をかけていました。
また、受験生を応援する手作りの横断幕を持った、信大生たちの姿も見られました。
信大生は「応援を見て少しでも緊張をほぐすことができたらと思い実施した。自分を信じて頑張ってほしい」と話していました。
試験1日目は、地理歴史、公民、国語、外国語が行われ、あすは、理科、数学(1)、数学(2)の試験が行われることになっています。 -
春が近い神社で受験生が合格祈願
高校の入学試験を前に伊那市の春富中学校の3年生は18日、学校近くの春近神社を訪れ、受験の合格を祈願しました。
放課後、春富中学校3年生の希望者およそ140人が春近神社を訪れました。
春が近い神社と書く春近神社で縁起を担ごうと、春富中学校では去年から合格祈願に訪れています。
生徒達は本殿に入るとお払いを受け代表者が玉ぐしを奉納し全員で合格を祈りました。
花畑樹彦宮司は「地域に生まれたみなさんが、それぞれの道に進み活躍すること、合格の便りが届くことを祈ります」と話していました。
祈願祭を企画しているのは、地元有志でつくる春近神社祭典委員会のメンバー10人です。
地元の受験生を、地域をあげて応援したいとの思いから始めました。
祭典委員長の原正博さんは、「全員の合格はもちろん、地域への愛着を深め郷土への誇りを持ってほしい」と話します。
県立高校の入試は、前期選抜が2月12日、後期選抜が3月12日に実施される予定です。 -
箕輪南小恒例の百人一首大会
箕輪南小恒例の百人一首大会が18日開かれ、熱戦が繰り広げられました。
箕輪南小の百人一首大会は、1対1で競い合う対戦方法です。
20枚の札を読み上げ、とった枚数の多いほうが勝ち進みます。
3年生以上は、学年の枠を超えての対戦です。
毎年この時期の恒例行事となっていて、中には休み時間に上級生と対戦して腕を磨いたという児童もいました。
勝ち進んでいる児童同士の対戦では、上の句が読まれただけで素早く札をとっていました。
箕輪南小では「正月の伝統的な遊びを楽しむと同時に、古典にふれ集中して聞く力を養ってほしい」と話していました。